2017年08月31日

大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?(2)


著者:櫂末高彰
出版社:MF文庫
大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?(2)
英雄嫁を増やすのも皇帝の大事な仕事です。

「ウチ、大国だから」
主人公は、グロリア帝国の替え玉皇帝として、異世界召還された常信。暗殺された皇帝にうり二つというだけで、異能も使えず、チート能力もなし。さらに召喚された異世界は、剣と魔法の世界でありながら自動車も存在しており、通信ネットワークや2ちゃんねる風掲示板まである始末。つまり、常信は異能でも能力でも、さらには現代社会知識でも無双することができない状態。そんな常信はグロリア帝国の圧倒的物量を屈指して、連合軍を退けます。そしたら、今度は「七勇者神姫」の残り5人が立ち上がり…常信は勝つことができるのか?

といいながら普段は、迫り来る4人の嫁に悩んでいたり。物量を武器に連合軍を退けた常信だったが、彼の目下の悩みは迫り来る四人の嫁だった。「むーっ。みんな、へーかの嫁だけど、わたしが一番なの!」「正妻として、陛下に一番に愛していただくのは私でなければなりませんわ」 なんかもう無茶苦茶リア充じゃないですか。パオラがかけた隷従魔法により、常信の命令に背くと、激しい性的快感を得る…帝国の捕虜となった「風の姫」ロザリンド。前巻で、あまりの快感に「おちた」と思われていましたが、まだ頑張ってはいたようです。ロザリンドを助けるために、立ち上がる5人の姫ですが、これがまたとんでもないやつらばかり…「彼女を虜囚とし、あんなことやこんなことや、あまつさえそんなことまで……? 一国の姫だぞ!? 一国の姫に、まさかそんなことまでやるだなんて……この、破廉恥外道皇帝!」と勝手に盛り上がるヤツやら、瞬間移動で、常信の膝に現れるロリ娘やら… ネット掲示板では、どんどん皇帝の威信が崩れていく…なんとかしようとロザリンドに「ひどい扱いは受けていない」ことを宣言させようと、動画撮影したら、隷従魔法のせいで、放送できないレベル(完全AV)に…剣の力をもたない常信のとった方法は?

って、どんどん掲示板中心としたストーリーになってしまっているじゃないですか。せっかく、ヒロインに個性があり面白かったのに…ネットスラングが入ると、すごく閉じた世界になってしまいます。これだけ個性的なヒロインがいるんだから、もっとリアルな人間を描いて欲しいですね。そのほうが、ラブコメとしても面白くなると思うので。

★★★
posted by あにあむ at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

回復術士のやり直し


著者:月夜涙
出版社:スニーカー文庫
回復術士のやり直し 〜即死魔法とスキルコピーの超越ヒール〜

陵辱小説ということですが、いろいろ中途半端。駄作。

タグ: 地雷
posted by あにあむ at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | スニーカー文庫

2017年08月29日

中古でも恋がしたい!(10)


著者:田尾典丈
出版社:GA文庫
中古でも恋がしたい!(10)

ついに二桁突入。前回の続きで修学旅行がメインエピソード。昨日京奈良ということで、奈良編になっています。京都で古都子とのデートに失敗した清一。謝罪するために、女子部屋へ突撃し、結果としてみっちり説教された朝から物語はスタートします。
最初は優佳のターン。奈良で別行動という名のデートに。古都子とのデートには、協力的だったグループメンバー(含む四馬鹿)も、相手が優佳となると違うようで、特に男子からは強烈な殺気を浴びせられる清一。今まで人前では決して名前呼びしていなかったのに、ついに優佳と声を掛けてしまい…まあ疑惑ではなく、完全二股状態なんですが、二股されている二人が納得している(少なくとも表面上)ということで、外野もあまり強く出られないもどかしさがあります。

優佳とのデートは、彼女の積極的なアプローチに清一がタジタジに。古都子に幸せになって欲しいけど、自分もあきらめないというスタンスなんですね。一方の清一は、古都子との一回目デートについて相談…なんだろうこいつ、イラっとしますね。このデートシーンで将来への伏線と思わしき部分があります。っていうか、まだ波乱が起こるのね…

古都子とのやり直しデートは、ほぼうまく行ったものの、最後の古都子の表情がひっかかる清一。このあたりは、すごく人の心を読むのがうまいんですよねえ。でもまわりいい人ばかりだな。大人も含めて…これだけ親身に相談にのってくれる人がいれば、大丈夫ですよ。今回清一が何度か口にする「どんな選択肢を選んでも、それを後から正しい事にしていけば良い」という考え方はいいですね。「自分で選んだ以上精一杯生きる」ということですよね。いいなあ。

最初は、かなり変人として描かれていた清一。どんどん成長して青春しています。一番傷つき、傷つけられる年齢を生きているんだなあ。

今回、修学旅行回ということで、あの妹は出てきません(最後に少し) なんかほっとします。高校生たちだけを描いてもらったほうが、いろいろ輝いたストーリーになりそうです。

★★★☆
posted by あにあむ at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫