2019年02月20日

青春敗者ぼっち野郎、金髪尻軽ギャルのお気に入りになる


著者:刑部大輔
出版社:スニーカー文庫
青春敗者ぼっち野郎、金髪尻軽ギャルのお気に入りになる

高2ぼっちの主人公・一条純。昼休みに教科書ばかり開いているうちに、成績だけは上がる一方。そんなある日、クラスの陽キャラ・美少女である、橘かれんが勉強を教えて欲しいといいだす「にしし、童貞、この問題おせーて?」彼女は「気に入った男は食う」と噂されるビッチ? オタク集団からもハブられている純とかれんが二人きりで勉強することに…気がついたら、放課後に一緒に帰ったり、デートしたり、クラスの陽キャラ集団からは「付き合っている」とまで言われはじめ…「いろんな噂流れてるらしいけど、あたしキミがいちばん仲良い男の子だよ?」「ふつーにカッコいいし」「そういうとこ、ちょー好き。好き過ぎ」「・・・・・・こんなの見られたら、ラブラブだって思われちゃうかもね」

積極的にアプローチしてくる橘かれんと、ぼっち気質な純によるラブコメです。内容的には、二人のイチャラブなんですが、なぜだろう素直に転げ回ることが出来ない内容でした。かれんがビッチという噂の割には、純情だったというのがありがちなんですが、そもそもなぜかれんがビッチといわれていたのか、よくわかりません。普通に積極的な女の子というだけのような気がします。(可愛いという自覚はある模様)またサブキャラたちの存在価値がよくわからない。特に引きこもりの妹。どうやらブラコンのようですが、物語を動かす影響力なし。他のクラスメイトたちもそう。もしかしたら、これから先なにか影響力を与えていくのかもしれませんが、2巻を読む気にはなれなかったなあ。

★☆
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2019年02月14日

私立幼なじみ学園 いちゃらぶ学科で恋愛チャレンジ!


著者:番棚葵
出版社:MF文庫
私立幼なじみ学園 いちゃらぶ学科で恋愛チャレンジ!

今から少しだけ未来な世界。少子化が進んだ日本で、思春期となる高校生に対して、積極的な恋愛を推奨する政策を取り入れていました。そんな中「幼なじみとの恋愛」を推奨する「私立幼なじみ学園」に主人公・武藤優真は3人の幼なじみとともに入学した…優真と幼なじみたちは「いちゃらぶ学科」という特殊な学科に所属することになって…

かなり頭悪い設定ですが、内容も頭悪いものになっています。というか、いろいろ分かっていないなあ…というのが本当。幼なじみの根拠がよくわかりません。普通幼なじみというと、小学校低学年までに出会った友人を指すことが多いと思うのですが、この作品の幼なじみのうち一人は中学校の3年間一緒にいた若林カナ。って、設定が高校生なんだから、それは幼なじみではなく、単なる同級生ではないか? あと二人は、幼稚園から小学校2年までの伊集院鷹華、小学校3年から6年までの御影あゆな…この二人はぎりぎり「幼なじみ」と言えるのかな? でも、なぜ仲良くなったのかなどの説明は一切なし。イチャラブといいながら、たいしたことはしておらず、ちょっと仲のいい友達といった関係性(一部ラッキースケベはあったけど) 冒頭シーンが一番ピーキーという典型的な出オチになっています。

特に後半からは「ミーツ会」という謎の存在が出てきて、余計にストーリーが混沌としています。boy meets girlがあったから、幼なじみという関係性ができあがるわけで、本来相反しない事象のはずなんですよね。特に中学で知り合ったカナを「幼なじみ」と捉えるのであれば、さらに差はなくなります。幼なじみ3人の関係性もよくわからない。途中でゲームのような指数も出てきますが、その設定も結局生かされていない。

ようするに、設定が薄っぺらいんですね。MF文庫だし、もう少しいちゃらぶストーリーだと思ったのですが残念でした。

★☆
posted by あにあむ at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2019年02月12日

魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始めるのはそんなにおかしいだろうか


著者:いかぽん
出版社:ファミ通文庫
魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始めるのはそんなにおかしいだろうか

魔術学院を首席で卒業したウイリアムは、高給と安定のエリート街道が開かれていたのにそれを捨て、自由と可能性に満ちた冒険者の道を選びます。父親からも貶され、主席としての立場を捨ててまで冒険者を目指すウィリアム。社会ルールとして、冒険者はFランクから、コツコツと実績を積んでいかないとレベルが上がらない。そもそもFランクにくる依頼がほぼない。そのため、彼は冒険者たちとパーティを組むことで、クエストを受注する道を選びます。彼が選んだのは、盗賊・神官・侍の少女三人。ウィリアムの高い魔法能力と、頭脳的な戦い方で簡単にクエストをこなしていきます。

冒険者がランク下の職業と見なされている世界。というか、ファンタジー世界では、普通の設定ですね。冒険者は、なんらかの理由で職に就けなかった(つかなった)あらくれがなるもの…西部劇の荒野の荒くれ者というイメージが浸透しているんでしょうか。魔術学院を卒業したものは、普通宮廷魔術師などの高給安定の職業が待っています。特にウィリアムのように、主席だとなおさら。でも彼はそのうような生活を良しとせず、自ら未来を切り開いていく道を選択します。まあ、チートレベルな能力を持っているから出来ることなのでしょうが。偶然声をかけられた少女についていき、パーティを組むことになりますが、実は少女たちもそれぞれ、かなりの実力をもっています。まだ駆け出しでクエストもそれほどクリアしていないということですが、その割に実戦慣れしています。そこにウィリアムの頭脳と魔力が加われば、強力なパーティになることは間違いないですね。

パーティ仲間の少女たちと、幼なじみのボクッ娘王女によるラブコメも楽しめそうです。ウィリアムが冷静すぎて、少し鼻につきますが、他人を見下すタイプではないので、疲れずに読むことが出来ます。

★★★
posted by あにあむ at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫