2019年02月27日

魔王を倒した俺に待っていたのは、世話好きなヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。


著者:かじいたかし
出版社:HJ文庫
魔王を倒した俺に待っていたのは、世話好きなヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。

かつて魔王を倒した勇者イザヤは、魔王から受け継いでしまった膨大な魔力を隠して、一人暮らしていました。ある日森の中で、錬金術師の少女・ヨーメリア(ヨメ)を助けます。ヨメは、イザヤが持つ膨大な魔力に気づき、同居をせがまれることになります。
ヨメは、錬金術師として一流であるものの、魔力が少ないため、どうしても精製できるものに限界があります。イザヤは、魔力を分け与えられるため、その能力に目をつけたことになります。魔力を渡し唯一の方法はスキンシップ。それも接触範囲が広ければより融通できるなど、イチャイチャな流れになる設定がしっかり出来ています。(この手の設定だと、粘膜が一番効率がいいというエロコメが多いんですけどね)
「じゃ、手握るぞ」「あ、もう、イザヤさんっていつも突然なんですから」照れ臭く、恥ずかしく、でも嬉しい日々が始まり――。

元勇者と魔力の少ない錬金術師のイチャラブコメディとなっています。ヨメは、魔力が少ないことを除けば、その能力はトップクラスの錬金術師。それだけに、魔力を渇望しており、目の前に現れたイザヤを逃がす手はなかったのですが…元々「仕事上のパートーナー」として同居しているはずですが、いつの間にか異性として惹かれていくのは、当然の帰結ですね。なので、朝起きたら必ず魔力補填をする=イチャイチャすることを、習慣化しようと画策するなど、魔力補填が目的なのか、イチャイチャするのが目的なのか、途中から分からなくなってきます。二人の甘々生活だけでも、ラブコメとして成立しているのですが、後半はヨメのライバルが登場し、そちらもイザヤに興味を持つということで、さらにラブコメが面白くなっています。ヨメのかいがいしさと、イザヤの唐変木のようで、実はしっかり相手を見ているという姿で、最強イチャラブ小説になっています。

久しぶりに、転げ回る激甘ラブコメに出会いました。それも、エロには転げず、イチャイチャだけでこのクオリティ。続編が楽しみですね。

★★★★
posted by あにあむ at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | HJ文庫

2019年02月20日

女神の勇者を倒すゲスな方法(5) 「そして日常へ……」


著者:笹木さくま
出版社:ファミ通文庫
女神の勇者を倒すゲスな方法(5) 「そして日常へ……」

ついに女神Vs.ゲス参謀の闘いが決着します。
魔王の機転により、女神の襲撃から逃れ魔界にたどり着いた真一たちは、反撃の糸口を探します。しかし古い文献をあたっても女神の存在は見当たらず、代わりに判明したのは太古より存在する赤竜の眠る場所でした。しかしアリアンの父であるはずの赤竜は、娘を前にしても眠るばかり…ゲス参謀の策はどこまで通じるのか?

アリアンの父親である赤竜が登場します。非常に強大な力を持った存在のはずですが、真一の手にかかると、情けないおっさん扱い。アリアンを前にしても、目覚めないのではなく、たぬき寝入りをしていると看破します。理由は、アリアンが生まれるようなことをしているにも関わらず、父親としてなにもしていないから…そんな事情にまで気がついた真一がとったのは、アリアンの首筋の鱗を舐めること…イメージ的には、父親の前でSEXを始めたようなものだそうで、さすがの赤竜もたぬき寝入りを諦めます。なんというか、かわいそうな父親ですね。その赤竜から、女神に関する情報を聞き出した一行は、女神との最終決戦に挑みます。

というのが、ストーリーの流れですが、赤竜から得られる情報が多すぎ、ダレてしまいます。もう少しテンポがいいとまだ読めますが、あまりにも平坦に情報が提示されるので、飽きてしまいます。後半は、真一のゲス参謀爆裂しており、非常に面白い流れになっていたので(本音が出すぎているような気もしますが)残念です。

相変わらずリノの年齢がよくわかりません。まあ今回は、アリアンがメインヒロインの座を占めており、リノが割り込む隙間がなかったのですが…

今回で、本編としては終了のようです。あと1巻(すでに発売されています)後日談などが公開されるとのこと。メインヒロイン争いにも決着をつけるそうなので、楽しみな反面、読者の想像に任せて欲しかったなという気持ちもあります。読了後の感想は、どうなるでしょうね。
posted by あにあむ at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫

青春敗者ぼっち野郎、金髪尻軽ギャルのお気に入りになる


著者:刑部大輔
出版社:スニーカー文庫
青春敗者ぼっち野郎、金髪尻軽ギャルのお気に入りになる

高2ぼっちの主人公・一条純。昼休みに教科書ばかり開いているうちに、成績だけは上がる一方。そんなある日、クラスの陽キャラ・美少女である、橘かれんが勉強を教えて欲しいといいだす「にしし、童貞、この問題おせーて?」彼女は「気に入った男は食う」と噂されるビッチ? オタク集団からもハブられている純とかれんが二人きりで勉強することに…気がついたら、放課後に一緒に帰ったり、デートしたり、クラスの陽キャラ集団からは「付き合っている」とまで言われはじめ…「いろんな噂流れてるらしいけど、あたしキミがいちばん仲良い男の子だよ?」「ふつーにカッコいいし」「そういうとこ、ちょー好き。好き過ぎ」「・・・・・・こんなの見られたら、ラブラブだって思われちゃうかもね」

積極的にアプローチしてくる橘かれんと、ぼっち気質な純によるラブコメです。内容的には、二人のイチャラブなんですが、なぜだろう素直に転げ回ることが出来ない内容でした。かれんがビッチという噂の割には、純情だったというのがありがちなんですが、そもそもなぜかれんがビッチといわれていたのか、よくわかりません。普通に積極的な女の子というだけのような気がします。(可愛いという自覚はある模様)またサブキャラたちの存在価値がよくわからない。特に引きこもりの妹。どうやらブラコンのようですが、物語を動かす影響力なし。他のクラスメイトたちもそう。もしかしたら、これから先なにか影響力を与えていくのかもしれませんが、2巻を読む気にはなれなかったなあ。

★☆
posted by あにあむ at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | スニーカー文庫