2017年03月30日

最強の種族が人間だった件(3)


著者:柑橘・ゆすら
出版社:ダッシュエックス文庫
最強の種族が人間だった件(3) ロリ吸血鬼とのイチャラブ同居生活

謎めいた魔族・グレイスを余裕で退けたヨージこと雨森葉司は、新たに仲間となった吸血鬼のカノンやエルフのリアたちとイチャラブな日々を堪能していた。最大の敵は帝国軍ということで、リアの提案により「人間軍」の総帥となり、勢力拡大を図ることに…

美少女たちとイチャラブ生活を続ける葉司。この世界「アーテルフィア」では、人間が最強の種族であり、その老廃物や体液は最高の増強剤。さらに体液には媚薬としての力もあるようで、彼女たちは毎朝・毎晩彼にキスをせがむことに…かなり媚薬としての力も強いようで、数分から5分ほどで気絶してしまう(性的に)ようです。体液でも精液は特に媚薬としての力が強いようで、前巻ではリアが昇天してしまっています。ってことで、キスだけだと思うんだけど、今回の描写では「一人の女の子が満足したら、他の女の子。そちらの相手をしていたら、復活した女の子が再び…身体が持たない」ってことなので、もう一線越えまくっているのかなあ。

てなことはさておき、今回は帝国軍との戦いがテーマとなっています。帝国軍に対抗するため、まずは味方を増やそうということで、近隣の種族を配下に従え、アジトの防御力を順調に高めていきます。そんな時、王都から騎士団が「人間討伐」のために、騎士団が派遣されることに。最大のピンチを葉司たちはどう退けるのか?

例によってアジト地下の秘密が一つ解除されています。今回はワープ装置。っていうか、完全に自動券売機と自動改札。てっきり券売機で「行きたいところ」を選んで切符を買うというパターンで、守護ゴーレム(アオザイ美少女、ただしドジッ娘)のドジによって、変なところに飛ばされると思いきや、改札くぐる時に想像していたところへ飛ばされるという…葉司が考えていたのは…

少々パターン化してきて、中だるみですねえ。「生徒会」のように、まったく事件が起こらない日常系ではなく、一応ストーリーが進んでいるので、少々飽きてしまうのかな? もう少し主人公がピンチになるか、いっそ無双してくれたらいいんだけど、いつも中途半端なピンチで終わっているし。あとリアがもっと自分の感情を出してくると思ったんだけどなあ。前巻では、抜け駆けでラブホ連れ込んでいるくらいだし…

サブタイトルになっている、ロリ吸血鬼の出番はあまりありません。このシリーズは、サブタイトルに名前が載ると、活躍できない縛りがあるのかな?

★★☆
posted by あにあむ at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ダッシュエックス文庫

2017年03月28日

俺が好きなのは妹だけど妹じゃない(2)


著者:恵比須清司
出版社:ファンタジア文庫
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない(2)

何度もラノベ新人賞に応募しているものの、一次選考で落ちてばかりの氷見祐。ツンデレ妹が書いた「お兄ちゃん大好き!」なラノベが大ヒット。ただラノベ作家になることは、両親から許されるわけがないという理由で、祐が作者ということに。ラノベ作家を目指す兄が妹に負けた瞬間です…

前巻では、妹・涼花が「兄に厳しい妹」を演じているだけで、実は「お兄ちゃん大好き!」で、小説はそんな涼花がお兄ちゃんにして欲しいことを妄想して書いたものだったことが明かされています。今回は、祐の同級生でもあるラノベ作家の氷室舞から「本当に祐が永遠野誓なのか?」疑われてしまうことから物語が始まります。原因は祐が自分が書いた作品を推敲するため、学校に持っていったのを、舞が見つけた(鞄から勝手に取り出した)こと。当然涼花は「お兄ちゃんはどこまで迂闊なんですか…っ!」と怒るのですが、彼女の中でいろいろシミュレーションされたらしく「逆にチャンスなのでは…?」とうれしそうになり、「お兄ちゃんは、私とイチャイチャしてください!」と結論を出してくる。果たして?

今回は、舞にばれそうになったことを逆手にとって、涼花が祐とイチャイチャしようとするストーリーです。ショッピングモールでのお買い物では、お約束として下着選び。さらに海でもイチャイチャ。まあ王道な進め方になっています。ただ涼花の「お兄ちゃん大好き!」がどんどん病的になってきており、正直引いてしまうレベルです。ていうか、もうツンをどっかに忘れていますよ。この娘。もうデレしかないじゃないですか。これでなぜ祐は気がつかない? まあ祐にとって涼花は「妹」そんな気持ちを持ったらダメな相手というのが、染みついているからということなんでしょうが、それにしてもねえ。まあ前巻でもパンチラの考証ということで、祐にパンチラを見せていた涼花ですし、そのあたりは、平常運転の変態なのかもしれませんが…どうやら祐はテクニシャンなようで、舞にサンオイル塗ったら、舞は事後のような状態(Wピース先生談)に…涼花も似たような状態で…

それはさておき、今回永遠野誓の作品がアニメ化されるという話がでており、その妹(ヒロイン)候補の声優が登場したのですが、登場シーン以降まったく無視。なんだったんでしょうね? 次巻以降の伏線(涼花・舞の闘いに参戦)なのか、忘れ去られたのか…

★★
posted by あにあむ at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫

2017年03月27日

嫁エルフ。


著者:あさのハジメ
出版社:MF文庫
嫁エルフ。 〜前世と来世の幼なじみから同時にコクられた俺〜

異世界を救った功績を評価され、転生者見習いたちの教師をすることになったルミナが主人公。異世界での能力が封印され1/10になっているとはいえ、一般人からすれば脅威の力。それを知らずに喧嘩を売ってくる生徒を一なですると、生徒はボロボロ。それが原因で、ルミナが担当するのは、エルフの女神・ハイネと現世で死に別れた幼馴染み・千雨の二人のみ。ルールとして、ルミナは千雨を知っていることを明かすことはできない。果たして?

なぜか最初からハイネは、デレまくっています。「ハイネはあなたの嫁です!」と迫ってくるし、もうなんならいっそ身も心もすべて捧げます状態。一方、千雨は前世でいつも一緒にいてくれた幼馴染みであるおにいちゃん(=ルミネ)に会うのが夢。なんか哀しいですね。ところが、ルミナの優しさに触れて、千雨まで告白してきます。「わたし、このアホ女神だけには負けたくない!」 二人の間で始まるラブコメかと思いきや、なんとこの二人は同一人物らしい…このあたりから、ややこしくなってきます。転生する際のミスやトラブルにより、時空がおかしくなってしまったようです。さらに転生を扱っているのに、タイムパラドックスを表現しようとしたため、なにがなんやら…
ルミネ:現代社会で事故死⇒ファンタジー世界へ転生⇒中継点へ転生
ハイネ:ファンタジー世界で死亡⇒中継点で数百年眠る⇒中継点で目覚める
千雨 :現代社会で病死⇒中継点へ転生
なら問題ないのですが、千雨はハイネの前世だと…つまり千雨は現代社会で病死した後、数百年前のファンタジー世界にエルフ(ハイネ)として転生したことに…じゃあ、今いる千雨は?

ルミネの転生にも秘密があるので、時系列をまじめに考えるとよくわからなくなります。なので、この作品を楽しむ方法は「パラドックスなんて忘れて、同一人物によるラブコメ」と考えることです。ストーリー上「千雨がエルフとして転生しないとパラドックスが」とか書かれていますが、見なかったことにすべきです。

その前提でいうと、背中がむずかゆくなるラブコメとして楽しむことができます。

最近の転生は、ダイレクトに転生するのではなく、受付のような施設を経由するパターンが増えましたね。

★★★☆
posted by あにあむ at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫