2019年04月22日

美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!! (5)


著者:春日部タケル
出版社:スニーカー文庫
美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!! (5)

業界最強(最凶?)のカリスマ編集者・鳴海は、新レーベル創設を宣言し、天花、ひよこ、ソレイユなど清純が担当するクリエイターに次々と引き抜きの声をかけていきます。さらには、編集部にまで現れ、清純以外全員を「編集者」としてスカウトしていきます。清純には、編集者としてではなく、クリエイター・棗としてスカウトをかけてきます。天花は、「究極の創作物」を最優先する鳴海の影響で、すべてを捨てて創作にのめり込む異常事態に。天花を救うため清純は、もう一度だけ小説を書く決意をします。

前巻で、新しいキャラとなるJSが登場してきたので、もう少し続くのかな? と思ったのですが、最終巻になりました。後書きで作者は「悔しさ9割」と書かれていますが、確かにもう少し続いてもよかったかなあとも思います。無理矢理1巻にまとめたからか、後半が駆け足になっていますし、ひよこがクリエイターとして独り立ちするのかどうかなど、置き去りにされてしまったエピソードも残っています。

鳴海との対決は読み応えがあるシーンの連続になっているのですが(ギャグという意味で)ラストは、あまりにもスピリチュアルになってしまっており、少々怖いです。何度も「薬はやってません」というサブタイトルが出てきますが、本当「なんか変なもの、使っているんでは?」という流れが続きます。はっ、彼らはニュータイプだったんだ!

後半のドタバタがなければ、もっと面白かったんでしょうけどねえ。最後の数ページの展開は、非常に好みです。まさにラブコメという展開。評価が難しい作品になってしまいました。

★★☆
posted by あにあむ at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | スニーカー文庫

2019年04月17日

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(6)


著者:花間燈
出版社:MF文庫
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(6)

書道部なのに、書道をほとんどしていないという至極当たり前な指摘を生徒会から突っ込まれた、主人公with変態娘たち。それだけなら、なんとかごまかす方法はあったのでしょうが、さらには部長(及び全員)による、部費の使い込み(バニーガール衣装代)が発覚してしまいます。部長以外の3名は、自らのお小遣い等で補填できたのですが、部長はすでに前借りが限界にきており、自ら稼ぐしかない状況。そのため、バイトをすることになるのですが、部長が働けるのか? さらにペナルティとして、慧輝は生徒会に人質として出されます。生徒会では、愛梨に冷たい視線を向けられ、彩乃からは執拗に匂いをかがれながらも、臨時役員として奔走します。なんせ生徒会も美少女揃い。彩乃はアレだけど、書道部娘のように変態は少ないかも。

今回は、ほぼ生徒会での出来事となっています。なんだかんだでスペック高めの慧輝。書道部娘たちの、いろんなアプローチにより、実は女の子扱い慣れてきています。生徒会は副会長の彩乃は、匂いフェチな変態娘だけど、愛梨は男嫌いということを除けば、普通の女の子、さらに新キャラ…書記の凜はちょっと羞恥心が足りないけど、元気な娘。と、実は居心地がいいのも事実。教育係となった彩乃との仲は、どんどん進んで、端から見れば「バカップル」の様相を呈してきます。もともと彩乃を危険視していた書道部娘たちは、あの手この手で慧輝奪還を試みますが、ことごとく失敗します。

今回も、彩乃さんによる「くんかくんか」だけでなく、瑞葉までがくんかくんか…さらにはとあるメンバーとの「目隠しプレイ」などなど、変態オンパレードとなっています。というか、瑞葉の変態度が巻数が増していくにつれ、酷くなっていますね。露出狂(ぱんつをすぐ脱ぐ)というだけでなく、匂いフェチという性癖まで露わにして…いくらムラムラしていても、それはヤバいよね。

なんだかおもしろさが増したようです。
★★★☆
posted by あにあむ at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

JKでエロラノベ作家ですが何か?


著者:わかつきひかる
出版社:講談社ラノベ文庫
JKでエロラノベ作家ですが何か?

ジュブナイルポルノ(エロラノベ)で有名な、わかつきひかるさんの作品。エロラノベ業界の話となっており、内容的にはさほどエロは入っていません(まあ、エロ期待するなら、そちら用レーベルでいいしね)
主人公は、官能小説大手イタリア書院に勤める23歳契約社員・鈴木遼平。彼は上司命令により、鬼畜系ポルノ作家・美月トオルに萌え系学園ラブコメを依頼することになります。ところが、美月トオルの正体は、17歳の女子高生で萌え作品以前に、編集者を頑なに拒否します。成功報酬として正社員の座と特別ボーナスをちらつかされ、なんとか萌え小説を書かせようと奮闘します。美月の心を開くことは出来るのか?

鬼畜系ポルノ作家として、スマッシュヒットを出している女子高生作家に「萌え系ラブコメ」を書かせようというのがメインストーリー。しかしながら、美月は編集者にトラウマを持っているようで、言うことを聞いてくれません。遼平はあの手この手で、彼女の心を開こうとし、当然の帰結として、彼女の恋していきます。まあそりゃね。

多くの小説を書いておられる方なので、読みやすい文章になっています。一部編集者の行動が「それはないだろう」というもので、読者に怒りを共有させ、ストーリーに入り込ませようということなのでしょうが、常軌を逸した行動で、さすがにそれはないだろう、と逆にストーリーが不自然になっているのは残念ですね。前半の膠着した状態から、突然後半ストーリーが急速に展開していくのもちょっと…前半あまりに膠着していて、読むの諦めようとしました。後半は,展開も早くおもしろいですよ。

エロ成分としては、美月が書いたというポルノ小説が章ごとに挟み込まれていますが、少し浮いた存在になってしまっています。あとは美月に勉強を教えるシーンで、膣などの漢字書き取りや、この方が大好きな子宮頸管粘液だとかの淫猥な単語が、なんの前触れもなく出てきます。特に意味は持たされていないのですが…

レーベル名や出版社名は、仮名になっていない状態です。大丈夫なんでしょうか?

★★
posted by あにあむ at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫