2015年11月09日

彼女が捕手になった理由


著者:明日崎幸
出版社:一迅社文庫
彼女が捕手になった理由

主人公は、中学野球チーム「白倉柏シニア」に所属する左利きのショート・本摩敬一。このチームは、守備範囲は広いけど弱肩のセンター、豪打だけどリードが出来ない捕手などちぐはぐで万年二回戦どまり。そんなチームに突然、元名門チームのキャッチャー・梶原沙月が入部してきます。しかも全権監督として…

タイトル通り、ヒロインはキャッチャーです。で、ラブコメもあるものの基本スポ根ものとなっています。異界や異能は出てきません。ラッキースケベもありません。純粋に野球やってます。ちぐはぐであるため、弱かったチームを沙月が大胆なコンバートによって変えていくというのがストーリーのすべてになっています。その中で、ヒロインと主人公が異性としても少し距離を詰めていくという物語。決勝は100ページほどが割かれています。まあ一試合が異常に長くなるのは、過去の野球漫画を見ればよく分かるのですが、ラノベでこれは……

熱血していて、ヒロインも女の子らしさが描かれており、悪くないんですよ。でももう一ひねりあって欲しかったなあ。万年二回戦どまりということですが、あれだけの豪打があれば、相手粉砕できたのではないかなあ。他のナインも、それなりにバッティングよかったようですし。確かに左利きのショートは、不利ですが、後半描かれるほどの能力がある選手でかつ中学生レベルならば、もう少しなんとかなったような気もします。

全員が男だとむさ苦しくなるということで、ヒロインが登場したのかも知れませんが、こちらも生かし切れていないなあ。もう少しなぜ女の子を登場させる必要があったのかを、理解できるエピソードが欲しかった。

悪くないだけに残念でした。

★★☆
タグ:★★☆
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2015年10月01日

妄想少女は魔法を使えない


著者:櫻木れが
出版社:一迅社文庫
妄想少女は魔法を使えない

小学校時代から中二病をこじらせ完治しないまま「最強の武器や防具、されにキャラクター」を妄想し、ノートに記録している高校一年生・雛河瑤が主人公。
そんな彼の前に現れたのは、魔女が造った三十二体の魔物を、その身体に封じる宿命を負った美少女・似鳥芽依。戦いに巻き込まれてしまい、いきなり魔物に喰われてしまった瑤は、芽依の力により、失った肉体を補填されるとともに、妄想を現実に顕現させる力を右手に宿すことになります。まさに中二病な世界に、飛び込んでいく瑤。

完全に中二病な世界となっています。瑤は、もともと右手に包帯を巻いて生活しているような人間。そんな彼が、このような事象に出くわせば当然喜んで参加していきますよね。でも、現実は甘いものではなく……

中二病な世界観がお好きなら、ついていけるのかも知れませんね。文章自体はすごく読みやすい作品になっています。でも、瑤の行動原理が今ひとつ理解出来ません。それと、芽依はとこかく瑤が中二病な能力をあっさり使えてしまっているところがよくわからない。こういった世界の「お約束」を理解していないと、入っていけないのかも知れません。

★★☆
タグ:異能 ★★☆
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2015年09月01日

不遇職な俺とポンコツパーティが罠とか作って無双する


著者:藤谷ある
出版社:一迅社文庫
不遇職な俺とポンコツパーティが罠とか作って無双する

魔物の討伐や古代文明の遺産発掘で一攫千金を狙う冒険者達の世界が舞台。主人公・クロウは、知る人も少ないマイナーな「罠士」パーティが組めなければ、冒険に出ることも出来ず、収入がなくなる世界。しかも魔道士や聖職者といった魔法が使える職業が一番人気の世界で、罠士は知名度も人気もない。そのため、食費にも困る有様。

そんな中クロウは、回復魔法が使えない聖職者、装備が買えない貧乏剣士、1種類の魔法しか使えない魔道士たちと出会います。3人は美少女なんですが、なぜかクロウのことが気に入ったようで、押しかけ女房ならぬ押しかけパーティメンバーになろうとします。うやむやのうちに、3人とパーティを組むことになったクロウですが、当然正攻法では勝ち目がない。そのため、クロウの罠士としての能力を生かし、心理戦を挑んでいきます。

ってことなんですが「無双」してませんねえ。せこい手を使って汚く生き残っているという印象しか受けませんでした。それはそれで面白いんだけど、タイトルとのアンマッチがなあ。それぞれのキャラが特技を持っており(本人は自覚していなかったけど)それをクロウが、まとめていくというある意味王道ではあります。タイトルがもう少しマッチしたものだったら、★増やしただろうな。

★★
タグ:★★
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2015年07月22日

海でおぼれて漂流したら謎の島へたどり着いた件について


著者:マナベ・スグル
出版社:一迅社文庫
海でおぼれて漂流したら謎の島へたどり着いた件について

先にいいます。地雷です。
海で遭難し、流れ着いたところは、妖怪と人間が共存する日本から隔絶された謎の島だった。そこでは真の名前は隠され、与えられた島民番号から作られた呼称で互いを呼び合っていった。主人公は、コトコと名乗る少女に出会い、島長から1510番という番号と、イクトという呼称をもらいます。しかも、一人暮らししているコトコと同居することに…普通ならば、ラッキーな環境ですが、コトコの性格故、苦労するイクト。少しでも早く島から脱出しようとするイクトですが「困っている人を無視できない」という「いい人病」のため、島で起こる事件に次々巻き込まれていきます。

田舎の事件、妖怪島コメディということなんですが、なんせ文章にまとまりがない。各キャラの性格付けをしたのはいいけど、生かせていないんです。この作者さんの過去作もそうでしたが、意味のないシーン転換が多すぎるため、ストーリーが落ち着かず「結局なにが言いたいの?」になっています。さらにヒロイン・コトコに魅力がまったくないため、かばう部分が見つからないまま読み終わってしまいました。こりゃ、作者ごと地雷認定するしかなさそうですね。

タグ: 地雷
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2015年07月10日

にっちもさっちも恋愛許可証


著者:和巳奈純
出版社:一迅社文庫
にっちもさっちも恋愛許可証

主人公は、坂上善治郎。熱烈な求愛をしてくる幼なじみ・天野みはしから逃げるため、男子校に進学します。ところが、2年に進級する際、善治郎が通う学校が突然閉鎖され、みはしと同じ学校(元女子校)に通う羽目に。当然の帰結として、同じクラスに…共学化直後の混乱を避けるため、恋愛禁止を掲げる学校でしたが、生徒会長の暗躍で「恋愛許可証」の交付を認めさせます。この恋愛許可証=ライセンスを持っていれば、恋愛することが出来るというもの。当然みはしは、このライセンスを狙いますし、善治郎も始業式で一目惚れした少女のためにライセンスを狙うことに……

ライセンスの発行基準は、成績優秀やその他秀でた実績を残したもののみ。途中で生徒会長の我が儘により「1名のみ」に変更され、ライセンスの奪い合いになります。つまり、この学校で恋愛を成就しようとすると、まずは学園1位の好成績を収め、ライセンスを入手。かつ、次のライセンス保持者が出るまでに、相手を落とさないといけない… って、あれ?この方式だったら、たとえ成就してもライセンス剥奪されたら、終わりじゃないのか?

今回も幼なじみヒロインは、最初から主人公に対して好感度MAXです。しかも、主人公が他の女の子からアタックされても、嫉妬しません。というか「どうせ私が一番!」と思っているようで、主人公が「もてる」ことは、自分にとっても誉れと考えているようで…

最初から最後まで、ドタバタコメディになっています。が、どうもね。まとまりがなさすぎるかな? 善治郎が好きになった少女・礼央奈。彼女には秘密があるようですが、はっきり言って、最初からバレバレです。ヒロインズの中では、轟が一番ヒロインらしかったかも知れない。

恋愛許可証に強制力をつけなかったため、後半は有名無実な状態になっていますね。たぶん、この騒ぎの裏ではカップルがいくつも誕生しているのではないかな?

★★
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2015年06月18日

彼女たちのどうでもいい秘密


著者:神尾丈治
出版社:一迅社文庫
彼女たちのどうでもいい秘密

主人公は、平凡な高校生・音無武士。学校からの帰り道に、誰かにつけられていることに気がつき、公園へ。振り向き様にスマホのライトで照らし、犯人を突き止めようとしたところ、そこにはクラスメイトの完璧美少女・新井凛だった。しかも、凛は恐怖のあまりお漏らしをしてしまう…本来、ストーキングをしていた凛のほうが悪いはずだけど、こういったことが起こった際不利になるのは、男のほうで、武士もなぜか彼女に脅されることに…秘密をばらさないことを担保するため、なぜか生徒会長を務める凛の片腕としてこき使われることになってしまいます。なんだかんだで、美少女に頼られることにまんざらでもない武士。しかし、今まで接点のなかった二人がよく一緒にいることを周りが疑いだします。それが原因で、凛の秘密がバレてしまうかもしれない。そこで凛が提案したのは「少しの事実をまぜて嘘をつく」ということ。つまり、凛がトイレに入っているところに、武士が誤って扉を開けてしまい、彼女の放尿シーンを目撃したと…これって、武士の人生が終わりそうですが、凛にもダメージが大きいような気がします。

さらに、オシャレでかつ年上彼氏がいていろんなことをしているという噂の長篠あかねにも目をつけられることになり…実際には、彼氏などいないにも関わらず、その場のノリで彼氏がいることにされ、さらにそれがエスカレートしていってしまったため、秘密がバレたら人生終わりということで、武士を「ニセ彼氏」に仕立て上げ「年上」ということだけが嘘だったということにしたいとのこと。可愛い女の子からの頼みということで、武士も協力することになるのですが、なぜか凛がちょっかいを出してきます。

最初はフェイクだったはずの美少女二人との関わり。それが、いつの間にかどんどん現実に変わっていくというラブコメ。二人の女の子の思わせぶりな言動に、モヤモヤさせられる武士が面白いですね。

さらにこの作品にスパイスを与えているのは、武士の妹。元々かわいらしい声だったのが、風邪をこじらせた時に低めの声になり、それを武士に笑われたという理由で、武士の前でほとんど口をきかない彼女。でも兄妹仲が悪いわけではなく、二人の間ではモールス信号やらハンドサインなどで会話が成り立ち、ある意味普通の兄妹より仲がいいようです。この妹が、妙にハイスペックで面白い。

この作品は続編があるのかなあ? この作者さん、かなり遅筆ですからねえ。

★★★☆
タグ:ラブコメ
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2015年06月12日

姫騎士くえすと


著者:高尾瑞夫
出版社:一迅社文庫
姫騎士くえすと

主人公は、少年騎士・ヒート。魔王復活の時が近づきつつあることを察知した王国騎士団は、ヒートとヒートの飼い主を自称する姫騎士・クリス=ローザに、魔王殺しの魔剣の封印を解く任務を与えます。その方法というのが、100人分の姫騎士のマナを吸うこと。そのマナにより、魔剣を覚醒させることが出来る。マナを吸うためには、姫騎士を性的に絶頂させる必要があるということで、エロ一直線ですね。この「性的絶頂」をネタにしたラノベは今までも多々ありました(というか、最近無茶苦茶多い) この作品は、その手のシーンだらけになっているというのが特徴ですね。

まず、クリスはヒートにベタ惚れ。にも関わらず、ヒートが姫騎士とそういうことするのは、仕方なしに許しているようです。ただし本番は絶対ダメと……姫騎士ごとに性格や年齢が異なるということで、いろんなパターンでマナを吸っていくヒート。さらには、以前仲間だった姫騎士も登場してラブコメも……

この作品、どう考えてもレーベル間違いです。ただ18禁レーベルとしてだったら、あまりにもレベルが低すぎて出版出来なかったかな? いずれにせよ中途半端ですね。それぞれの姫騎士の描きわけなど、基本しっかりしたストーリーになっているだけに惜しいなと。まずエロシーンを設定して、そこにストーリーを持って行こうとしているようで、エロシーン前から、ストーリー展開が強引になっているんです。別にこのシーン、すっ飛ばしてもよかったのでは? エロコメは、寸止めが面白いのであって、この作品みたいに最後までいたしてしまうと、面白さは半減してしまいます。特に後半は、本番シーンだらけだし……

読書メーターでは、案外人気高いんですよねえ。そういった作品が好きな人ほど、頼りなく感じると思ったんだけどなあ。

★☆
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2015年06月03日

魔王が迷宮から出られなくなり勇者に助けを求めたようです


著者:手島史詞
出版社:一迅社文庫
魔王が迷宮から出られなくなり勇者に助けを求めたようです

またまた長いタイトルの作品です。主人公は勇者・アレクサンドル(通称アレックス)
舞台はケテル王国にある(上空に浮いている?)迷宮都市ケテルベルグ。魔王ヴィーチェッスラヴァ(通称ヴィーチェ)により、住人ごと捕らわれている都市です。

都市は7層に分かれており、それぞれの層で人間の「7つの大罪」が強調されるという仕組み。傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲ですね。迷宮に潜った冒険者も、それらにより仲間割れしたりして、魔王の元にたどり着けないでいたというのが、過去の話。それをアレクッスは、くぐり抜け魔王を倒すことに成功します。そのことで人々も解放されるはずだったのですが、なぜか迷宮は存在しつづけ、さらにアレックス自身も大罪人として指名手配されることに……さらに、力を失った元魔王である少女ヴィーチェもアレックスの前に現れ…… とりあえず再度最奥にいかないと解決しないということで、再び迷宮に望む勇者たち。

いろいろ残念なお話でしたね。力を失い、魔王自身も迷宮から出られなくなったというのは、面白い設定ですが、それに付随するものがついてきていなかった。せっかく7つの大罪と組み合わせて、7階層の迷宮にしたのに、階層ごとに温度差があり(たぶん、ネタ思いつけたかどうか)設定を生かし切れていない。脇役キャラも使い回し感があり、生き生きしていない。登場時は、ヤンデレだとかインパクト重視の性格設定されているのに、最終的に「いい人」になっている。

あと少しひねりがあったら、面白かったのになあ。

★★
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2015年06月02日

プリンセス・プリズン!


著者:不動准
出版社:一迅社文庫
プリンセス・プリズン!

無実の罪で、異世界の牢獄「グラン=ガルバリエ牢獄」に収監された祝太ですが、一瞬の隙をみつけて脱獄を試みます。不思議なことに、牢獄内にいるのはかわいいお姫様ばかり。しかも、それぞれのお姫様の好みに合わせてか、豪華な内装になっています。そこで妙に歓待(主に性的な意味で)されたり、元気なツンデレにあったりしますが、結局捕まってしまいます。結果して、強制労働=看守をさせられることに……
この牢獄は、いろいろな理由で国から逃れた(自主的含む)お姫様たちが暮らす場所。暗殺などを防ぐため、牢獄を利用しているとのこと。もともとメイドさんが、お世話をしていたんだけど、お姫様たちの我が儘や労働条件の悪さに全員が退職してしまい「決して辞められない」祝太を看守として利用することになったらしい。

開き直った祝太は一生懸念働き、看守というよりは執事のような働きをし、お姫様の信頼を得ることになります。さらに、信頼だけでなく「異性」としての愛も受けるように……特に花の王国フロレニアの王女・ピアとは、かなりいい雰囲気に……ついでに牢獄主からも、性的に迫られたり(天井のシミを数えているうちに終わる……って逆だ)ずっといて欲しいと言われるようにまでなります。しかし祝太は、異世界の住人。元世界には、家族や友人もいるため、なんとか戻りたいと考えているわけで…

牢獄の生活に慣れてきたころ、ピアを奪いに襲撃した軍隊(王様がピアを見初め、嫁にしたいと攻めてきた=ロリコンだな)が現れ、獄中は大混乱に。その隙に、謎の少女カスミ(そもそも祝太を異世界に連れてきた張本人で、無実の罪をかぶせた人)の手引きで脱獄を図ろうとします。

しかし、軍隊の力は想像以上に強く、ピアが奪われてしまいます。その際ピアは祝太に冷たく当たりますが、その真意は?

ハーレムものの皮を被ったファンタジーですね。なかなか面白い作品でした。お姫様たちのキャラもしっかりしており、個々の存在が明確。会話もテンポよく楽しめます。ただ、祝太が異世界に来た理由が、最後のほうまで描かれないので、とまどいが大きく前半物語に入り込めなかったのも事実。最後まで情報を明かさないことに意味はなかったと思われますので、前半でバックボーンは説明して欲しかったですね。そこが残念です。

★★★☆
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2015年05月29日

うちの巫女が一番かわいい!


著者:早矢塚かつや
出版社:一迅社文庫
うちの巫女が一番かわいい!

超常なる力を持つ神と人間の混血「デミゴッド」 そのデミゴッドと彼らに使える巫女が集う神座州学園の二回生・新堂碧人が主人公。彼の能力はラッキースケベを巻き起こすこと。そのため、他のデミゴッドや巫女からは「穢れ」と忌み嫌われています。

そんな碧人が、当代一位とも言われる姫巫女・咲夜を、手違いから穢してしまい……って、まあ要するにラブコメ主人公的なことをしてしまったという訳ですが。なぜか咲夜は、穢されたことで、碧人を真の神に育て、神々の祭典・デイバインピックで優勝させようとします。そのために彼女は、碧人と同居することにし、彼の信者を増やすため海の家を経営することに……
って、普通にうらやましいくらい甲斐甲斐しいですね、咲夜。食事の準備はもちろんのこと、掃除洗濯といった家事全般。さらにはお風呂では、髪を洗ってくれるなど……どうやら、マッサージの腕もすごいようで、碧人は「もうだめ…なんかでりゅう!」と叫んでおります。

なんだか、どんどんバカップル化していく二人の周りにいるのも、変なデミゴッドばかり。はじめは、デイバインピックのライバル的立ち位置だったはずが、途中からは碧人を巡るラブコメになってきています。まあ、碧人が「いい人」ですからねえ。

一部異能バトルもあるラブコメですが、倫理規定をどこかに忘れてきてしまったようで、かなりエロコメになっています。ヒロインズが触手攻めに遭うのはお約束ですし、そこまではセーフということにしましょう。しかしながら、碧人の友人デミゴッドは、彼に仕える巫女と森の中でドッキングしております。未遂ではありません。最後までしております。もうね、こうなるとラノベとポルノの差が……

バカップルを題材にした、いいラブコメなんです。お薦めしたいのですが、エロシーンが強烈すぎて万人にお薦めできない……もう少し自重して欲しかった。

★★★
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2015年05月14日

究極残念奥義―賢者無双―


著者:松山剛
出版社:一迅社文庫
究極残念奥義―賢者無双―

主人公は、カゲウス・インビジブルという「世界一影の薄い男」 生まれつき魔力が少ないため、何をしても誰にも気づいてもらえないという不幸な人物。食堂に入っても、いつまでも注文を取ってもらえない。などなど……ちょっと無茶な設定ですけどね。根は善人なので、悪事を働くということも出来ず、家のとなりに出来た銭湯を覗く(というか、堂々と女風呂に入っていく)日々。
そんなある日、浴場で旅の盗賊。サンディにバレてしまいます。彼女が持っていた「真実の七鏡」というアイテムのせい。あまりにも残念なカゲウスを更正するという理由で、彼を「真実の七鏡」集めの旅に同行させようとします。ってこの時のサンディのつぶやきは、伏線というにはあまりにもあからさまでした。さらに、カゲウスの妹も同行すると言いだし、途中からはサンディの妹分も登場。美少女3人+αという不思議なパーティで、ファンタジーの王道を行く、アイテム集めの旅が始まります。

主人公は適度にすけべだし、ヒロインズの好感度も高いし、会話も軽快。すごく読みやすい作品です。ただアイテムを回収するエピソードが短すぎるのが欠点ですね。ページ数の問題なのでしょうが、あまり盛り上がりがなく集まっており、冒険譚としての楽しみがそがれています。一冊で一個程度のペースでないと、盛り上がれないですね。まあ、そうすると、それぞれのエピソードを差別化しないといけなくなるから、難しいのかな? 基本的に能力が限られたパーティですからね。

この作品のタイトルの意味…これが出てきたときは、腰が砕けました。まあね、賢者タイムとはいいますよ。でもそれを異能の具現時間に変換するってのは… 最近のラノベは、女の子が「イク」というのが、普通に表現されるようになっていますが、男のほうは、ぼかしていました(っていうか、下手すると問題になるから) この作品は、女の子のそういったシーンはまったくなく、男のシーンが多数。それもソロで……なんか諸行無常といった感じを受けますね。

なおタイトルには「〜俺が悪いんじゃない、俺のことを無視するおまえらが悪いのだ〜」というサブタイトルがついております。

★★★
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2015年04月27日

俺と巫女たちの方陣輪舞


著者:浜倉修
出版社:一迅社文庫
俺と巫女たちの方陣輪舞

主人公は、男なのになぜか水の精霊術の才能があるとして、巫女を養成するトロッケン精霊学院にたった一人の男子生徒として通うことになったリューズ。天真爛漫な火の精霊術士であり、リューズの妹・ルビィ、自信のない優等生である土の精霊術士・ティータ、お調子者の風の精霊戦士・シェイラとともに、精霊たちが起こすトラブルに対処していきます。この世界では、地水火風の精霊の力を操る精霊術が確立しています。4精霊の力の均衡が崩れると、精霊が暴走してしまい、それを防ぐのが精霊術士たちの役割となっています。

術士の数がバランスとれていたら問題ないのですが、この地方では水の精霊術士が極端に少なく、そんな中才能があるリューズは、非常に大切な存在。そのため、本来女子校である学院に特例として通わせることになります。

全体を通して「調和が大切」というテーマが流れているようで、それは4精霊の力だけでなく、主人公とヒロインズの関係でもそう。誰かが、抜け駆けすると、バランスが崩れおかしなことになる…でもそれだと、永遠に近づけませんよね。どうすんだろ?

ヒロインズは、個性豊かで、それ以外の登場人物もきちんと動いております。4精霊の特徴(ステレオタイプですが)も描きわけられており、面白い。ラブコメも悪くない展開になっています。

しかしながら、物足りない部分も。それは主人公の成長という側面。もともと「サボり癖がある」という話だったはずなのに、学院に入ってからは黙々と授業を受けている。この心変わりが描かれていない。また精霊術士として成長していく過程も描かれておらず、気がついたら強くなっていたという感じです。せっかく初級・中級・上級・免許皆伝などのレベル設定したのだから、この部分をもっとピックアップすれば、さらに面白くなったのになあ。

★★★
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2015年03月30日

黙って私の騎士になれ!忠誠の証は初めてのキス?


著者:早矢塚かつや
出版社:一迅社文庫
黙って私の騎士になれ!忠誠の証は初めてのキス?

世界は武士道と騎士道が残る現代。主人公は、名門武家から離反した黒井健悟。フォルトルテ公国からの留学生であるエミリア=エルフィンホークと出会い、一目惚れしてしまいます。彼女は、名門騎士の一族であり、実家から離反した健悟とは身分が違い過ぎる…… そんなある日の放課後、エミリアは健悟に「アシシの…に、キスしてみない?」と想定外の提案をしてきます。健全(普通より強い)な青少年たる健悟は、申し出に躊躇なく首を縦に振る。ところが、キスをするのは、健悟が想像していたものではなく……

エミリアの「犬」になった健悟を中心としたラブコメに、武士道と騎士道を絡めようとした作品。途中からは、健悟の幼なじみ(結婚の約束をしていた)が登場します。彼女は、お約束に則って、美少女に成長しており、さらに小さい頃健悟に「エロいのが好き」と言われたことを忠実に守り、そちら方面でも健悟に迫っていきます。

この作品もありがちな「中途半端」なエロのために、当初描こうとしていた世界観がどっかに消えてしまっています。エロかコメディか、あるいはバトル。どれかに軸足をおかないと、どうしても盛り上がりに欠けてしまいます。主人公も少々中途半端。この作品のヒロインズに対抗するには、もっと芯があるか、もしくはもっと弱い女好き(諸星あたるのような)でないと難しいのでは? 特に中盤から後半は、主人公が弱いためストーリーがダレてしまっています。残念だなあ。

★★
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2015年03月26日

アウトランド・ヴァンガード〜俺、辺境警備に着任しました


著者:マサト真希
出版社:一迅社文庫
アウトランド・ヴァンガード〜俺、辺境警備に着任しました

タイトルからは、ファンタジーを想像しますが、まったくもってファンタジーとは関係ありません。いわゆる日常系です。田舎を舞台にした作品は、他にもありますが、比較的現実に近いお話で、飲み込みやすかったですね。

主人公は、高天神雄大。高校でドロップアウトして、エリートニート(要するに引きこもりで、FXで小銭を儲けていた)として生活していた高校生。ある日突然、田舎に放り込まれてしまいます。なんの説明もないまま、気がついたら茶畑以外なにもない駅前に放置されていた… そこは、雄大の祖母が暮らす田舎でした。不思議なのは、祖母とまったく面識がなかったということですね。茶畑しかない田舎=ネットにも繋がらない生活にカルチャーショックを受ける雄大。少しでも早く都会へ戻りたいと、考えていたのですが、時代遅れのヤンキーに憧れる美少女・桜や、お茶オタクだけど、天然系爆乳美少女中学生・みみな、「死んだ生き物」が大好きな、美少女ロリッ娘・えみるや、おおらかな田舎の人たち、さらには家畜たちと触れあううちに、新しい生き方に馴染んでいきます。

雄大が、基本真面目なこともあり、嫌みのないラブコメになっています。古き時代のおおらかさを体現した三人娘。決して恥じらいがない訳ではないけど、必要以上の距離もとらない。それが一番現れたシーンが、お風呂のシーンでしょうね。親戚の家で、いとこ達と過ごすような雰囲気。

さらに家畜の扱いも現実的。生物が生きていくということは、他の生命をいただくということ。それを妙に感動的にするのでもなく、かといって機械的に処理するのでもなく、正面から向き合っている姿も心地よいものでした。

ラブコメとしても、田舎日常系としても楽しく読むことができました。唯一残念だったのは、タイトルですね。このタイトルだけだったら、手に取らなかっただろうな。

★★★☆
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2015年03月20日

恋すると死んじゃう彼女に愛されすぎると俺が死ぬ


著者:西型一央
出版社:一迅社文庫
恋すると死んじゃう彼女に愛されすぎると俺が死ぬ

長いタイトルの作品は、たいてい駄作。残念ながらこの作品もそのとおりでした。特に〆切直前にタイトルが決定された作品は、ほぼ確実に…

主人公は、非モテ高校生・修司。テンプレとして、快活な幼なじみがいます。両親は、家にいないというのもテンプレ。
ある日、学園のアイドルである超絶お嬢様・天之川美月にいきなり告白される。彼女は、恋をすると発症し、愛されていると感じられなければ死んでしまう「恋死病」という奇病に冒されている。恋をしてしまい、発症した以上、彼女の命を救うには、相手に愛してもらうしかない。そのため、天之川家あげて、なんとかひっつかせようとします。美月は、美少女で、実家は超金持ち。ある意味逆玉。しかも相手の両親・祖父母も大歓迎。というより、早く一線を越えさせようとする。ところが、修司も、女の子に触れられると吐血し、キスすると生命の危険が、それ以上のことをすると死に至るという奇病「女死病」に罹患しており……

美月が修司の病気を知ってしまうと、身を引く=死んでしまうため、なんとか隠そうとするのですが、それは修司の幼なじみも巻き込むことなってしまい、ラブコメのようなものが展開されます。

設定はともかく、美月に魅力がないんですよね。「恋死病」というわけのわからん病気はともかく、慎みがない。いくら婚約したとはいえ、平気でぱんつを見せようとしたり、脱いだり。さらには風呂に入ってきたり…サービスシーンのつもりかも知れないけど、やたらと絶頂している……いろんな過程があって、そういうシーンならいいけど、脈絡なく「はううん」とかやられても、エロさがまったくない。どっちかつーと「この人大丈夫ですか?」となる。

そういった意味で、幼なじみが常識人なんだけど、結局最後まで存在価値がないまま。いや、何度もメインヒロインになりそうな流れはあるんです。でも、そのあとほったらかしになっていて…… 修司の気持ちも、よくわからないし。すべてが中途半端なままなんです。ラストも尻切れトンボ。

盛り上がりがまったくないまま、終わってしまいました。

タグ:ラブコメ
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2015年03月19日

べつに異能とかいらんです


著者:葉原鉄
出版社:一迅社文庫
べつに異能とかいらんです

主人公は、平凡(かつヘンタイ)なリク。近江の小島に建てられたボロアパート「くろむ荘」で親元を離れて暮らすことになる。くろむ荘は、異次元からの侵略者と闘う異能者たちの女子寮で……ということで、異能と闘う少女たちを中心としたハーレムというか、ラブコメです。

まず問題点。異次元からの侵略者が唐突で、バックボーンを理解するのに苦労します。くろむ荘にいる少女たちは、異能を使える代償として、日常生活に規制がかかっているのですが、説明が少なく理解が難しい。足が動かないという夜水はまだわかりやすいほう。それ以外の2人はよくわからない…… とくにロレッタの制約は「触られると、相手に自分の過去がすべて知られてしまう」といったものですが、これって、相手を信用できれば、別に制約にならないのでは? というか、実際後半ではこの制約どっか行っています。じゃあ、なんのための制約なんだろう?

物語は、リクのまっすぐな(特に欲望に関して)生き様を中心に、少女たちの葛藤が描かれます。狂言回しとして、裸の胸を見ても、まだ性別がわからない年齢の少女・メルっちがうまく機能しております。関西ノリのテンポいい会話。自らのぱんつどころか、大切なところを見られても平気そうなノリが、明るい少女という感じで、全体の雰囲気をよくしています。 本来、くろむ荘の少女たちは、目の前で侵略者の蹂躙を見た生き残り=過去にとてつもなく辛い思いをしているため、もう少し暗くなっても、おかしくないのですが、それをメルの存在が救っています。

一巻完結作品のようですが、もう少し続きを読みたい気がする作品ですね。

★★★☆
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2015年03月05日

高度に発達したラブコメは魔法と区別がつかない


著者:宮澤伊織
出版社:一迅社文庫
高度に発達したラブコメは魔法と区別がつかない

タイトル長いです。ということは…
その樹の下で告白した二人(両思い)は結ばれるという噂のある「伝説の樹」の下で、大げんかをした黒船蓮司と甘紙伊月。次の日からヘンな出来事が起こるようになってしまいます。いぶかしむ蓮司の前に、恋の魔法使いと名乗る少女が現れ「れはね、少年。恋の“魔法”だよ」と告げる。彼女が言うには、伝説の樹にかけられた恋の魔法が暴走し、蓮司と伊月を強く結びつけようとしているらしい。暴走を止めるためには「二人が別れる」ことが必要だといわれ、魔法使いに協力してもらって、奔走する蓮司。ところが、まわりの女の子も巻き込む形で事態は混沌としていき…

素直に読めば、どたばたラブコメです。ヒロインたちもしっかり動いており、ラブコメも楽しい出来になっています。幼なじみが不遇なのも、甲斐甲斐しい妹がいるというのも、テンプレながら、いいアクセントになっています。

惜しいのは、後書き。本編を楽しく読み終え、後書きを読むと、なんかすごくイラついてしまいました。ロジックの説明になっているのですが「これいる?」というのが正直な感想。これがあるが故、続きがあっても読むの不安になってしまいます。ラブコメにロジックは不要です。

★★☆
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2015年02月18日

恋詠クロニクル


著者:田渕リョウ
出版社:一迅社文庫
恋詠クロニクル

男女の校舎が高い壁で阻まれた「恋愛禁止」の弥勒院学院が舞台。学院には、百人連続で「誰にも見られず」恋文を結び続けたら想いが叶うという「宿願の樹」があった。主人公・高村集は、女の子に興味がないが、100日目に風邪で倒れた友人の頼みで恋文を結ぶ。しかしそこを、黒髪も美少女・藤原恋詠に見られて...彼女に強引に誘われる形で、短歌部(裏の顔は、学校非公認の片想い部)に入部させられ…そこには、様々な美少女たちが集まっており…ハーレム片想いラブコメだそうです。

非常にテンプレですが、ゆるいラブコメ。おっとりとした(しかしその実怖い)ヒロインや、小動物系の後輩、廃人系の美少女などが登場します。歌会と称して、一緒に遊園地にいったりと、実はリア充な物語になっています。超常的な能力は、あまり出てこず、少し変わった校則のある学校を舞台にした日常系であることが成功の要因ですね。ここで、異能が絡み出すと、面白くなくなってしまう。女の子たちが、素直というのもいいのかも。武闘派なのに、ファンシーなものが好きなど、テンプレであるが故に安心して読むことが出来ます。
★★★☆
恋詠クロニクル (kindle版)
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2015年01月30日

勇者よ、魔王にデレるとは情けない!


著者:高尾瑞夫
出版社:一迅社文庫
勇者よ、魔王にデレるとは情けない!

ほんと最近勇者・魔王多いな。
主人公は、幼なじみの大智と理奈。16歳の誕生日に、突然愛し合っているにもかかわらず、勇者と魔王として殺し合わなければならなかった前世の記憶を取り戻します。しかも二人が勇者と魔王だった異世界「ベル」と現世がつながってしまい… それから一年、こちらの世界では思う存分いちゃつけると思っていた二人ですが、前世で理奈(リーナ)が使っていた聖剣(変身するとロリ巨乳)が、二人の恋路を邪魔しにやってきて…

前世のことは忘れて、幸せな人生を歩みたいと考える二人ですが、ベルの住人がいろいろ問題を起こしたり、異世界に憧れる生徒会長・勅使河原紗耶香に巻き込まれる形で、二人は勇者と魔王としての力を取り戻していきます。それでも、なんとか愛し合おうとする二人なんですが…

タイトルは「デレる」となっておりますが、最初から理奈は大智にデレデレです。もう小さい時から…小六の時に、蟯虫検査をしなければならなかった理奈は、父親に見せるのも恥ずかしいし、自分でも出来ないので、大智に頼んだとか、年長さんまで、大智は理奈と一緒でなかったらおしっこ出来なかったとか… 一応表向きは、大智が理奈に告白して、振られたことになっています(高校を卒業した時に、大智に好きな人がいなければ、改めてという形で) ですが 紗耶香たちと温泉旅館に泊まりにいった際、二人で貸し切り風呂に入ろうとしたところを、紗耶香たちに見つかり、拉致された理奈が白状した内容といい…(いかに大智のことが好きか)

基本、大智と理奈のイチャイチャが描かれております。後半に、理奈に危機が迫りますが、その深刻さと相反するような展開が待ち受けており、シリアスにはならないまま,
ギャグとエロがぎゅうぎゅうつめ。さらに最近は規制が緩くなったのか、寸止めじゃない部分がいくつか… どうも理奈のほうが、大智を求めているようですね。大智はなんとか理性で抑えようとしていますが、理奈は案外自分の欲求に忠実なようで、よく大智のことを思いながら、自分を慰めているようでして。そんな二人の気持ちを理解できなかったのが、理奈が使っていた聖剣。理奈の一番でないと嫌だということで、何度も二人の仲を裂こうとします。しかし彼女の兄にあたる大智が使っていた魔剣によって諭され(いや、あれは諭すというものではない。相姦というやつではないかい?「先っぽだけではなく、奥まで来ていた」ということだし…

軽いテンポで気軽に読める作品でした。

★★★
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2015年01月26日

清楚なあの子とビッチな彼女


著者:綾野陽一
出版社:一迅社文庫
清楚なあの子とビッチな彼女

主人公は、高校生・皆野イクオ。自分のことを「ブサメン」と思っている。ネットゲームであるラブマス(アイドル養成ゲーム)で、クラスメイトであり想い人・千代田晴子似のアイドルを育てるという、ちと危ない奴。好みはニーソでお子様ぱんつ。そんなオタクでも、なぜか美少女友人がいるという不思議。ちんまりした元気娘・リコは、ラブマス仲間。いつもじゃれついてくる子犬のような存在。この時点でリア充ですな。

そんな彼が、ジュースを買おうとした瞬間に停電が発生し、なぜかスマホに「ネット上の神様=ネ申」が降臨。神様たちが、人間の夢を使って行っている「人類ゲーム」がなぜか現実世界でも発生し、その力でイケメンに返信できるようになるイクオ。その力を使って、晴子にアプローチしようとするのだが、空回り。それどころか、カードの力を使って助けた美少女・千歳飴美から猛烈なアプローチを受けることになり。

スマホに神様が降臨するってのはよくあるし、神様が人間を使ってゲームをするのもよくある。でも、この作品は組み合わせ方がうまく、新鮮味がありました。ただ飴美の性格が少し破綻しているのが気になるなあ。危ないところを助けてもらって、その人を好きになるのは、わかる。でもいきなりキス(ディープキス)をするってのはどうだろう? 他にはクラスメイトに「秘めた」目標を持っている人が多すぎ。

そのためか、ラストがバタバタ。いろんな伏線を無理矢理回収しているんですけど、抜けが多く、それまでのストーリーが崩壊しています。ここまで要素を詰め込むんだったら、複数巻対応すべきだったのでは?

キャラが魅力的だっただけに、少々残念です。

★★★
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2015年01月14日

僕と先輩たちは主にハッケンしています。


著者:菊池仁
出版社:一迅社文庫
僕と先輩たちは主にハッケンしています。

何をしているかわからないため、いつも遊んでいると思わる部活「大自然および博物学総合研究部」−略して「大博研」が舞台。恒常的に部活動に参加しているのは、主人公とその幼なじみで先輩かつ部長の竜子。南米から来た褐色娘・アテナ。そして幽霊部員ならぬ、幽霊少女のゲンカク。

学園部活ラブコメということですが、ラブ部分ほとんどなかったよな。主人公が竜子のことを意識しているのはわかりますが、特にライバルがいるわけではなく、そういった方面に話が行くこともなく・・・最初から最後まで、つかみ所がないというか、なにが言いたいのかわからないままでした。

竜子が博物学を極めた天才という設定なんですが、少し変わっているけど常識人ということを強調したいのか、非常に中途半端なキャラになっています。ゲンカクも、なぜそこにいるのかが明瞭でなく、博物学と相対する存在のまま。

博物学の研究にしても、たいしたことはしておらず、そりゃ高校部活としては「何をしているんだ?」と言われてもおかしくない。

どれか一つでいいから、もう少し掘り下げてもらったら、作品になったんでしょうが、全体を薄めすぎて、希薄になっています。それと、文章が読みにくいというのも欠点ですね。薄い本の割に、非常に疲れました。

★☆
タグ:★☆
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2014年11月20日

三丁目の極悪人


著者:川波無人
出版社:一迅社文庫
三丁目の極悪人

いろんな意味で稚拙な作品ですね。
主人公は、高校生の志。ある日、幼なじみの天橋聖に「あのね、悪人になってほしいの」と言われるシーンが導入部。聖は「天界人」の血をひいており、善と悪の調和がとれた世界にしか存在が許されないという設定。彼らが住んでいる街が、善に傾きすぎているため、存在が危うくなってきた。だから「悪事を働こう」という流れなんですが…
ここで、稚拙な点一つ目。天界人という突拍子もない設定を志が簡単に受け入れすぎ。普通、もっと疑問を持つはず。ついでに「善と悪」のバランスが「住んでいる街」という、どう考えても天界と関係のない「境界」で区切られているのも説明出来ていない。

それはさておき、二人で悪事を働くのですが、ここも中途半端。善人が「悪事」を働こうとするが、結果として「善事」になってしまったというパターンではなく、悪事ではあるものの、効果がない(薄い)という流れ。ここでも「善・悪の効果は、どうやって決まるんだ?」という疑問が解決されない。スーパーを壊すというのは、完全に悪だろう。それで、どれだけの人が苦しむんだ? にもかかわらず効果なし。ところが、ゴミを捨てるといったことが効果があったり…その場のノリで決めているとしか思えない。

二人が悪事を働く時に変身することになっていますが、その方法が「聖の脱ぎ立てぱんつ」ってのもなあ…お約束としてはいいのかも知れないけど、必然性がないなあ。

なんとなく変身したら面白い⇒変わったアイテムで変身だ⇒女の子のぱんつ出せば受けよさそう で本筋どうしよう? てな感じで作られたような気がします。それぞれの事象に納得出来る説明がなされていないことが、中途半端な原因ですね。

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2014年10月20日

軽口紳士と、カミサマかもしれない猫


著者:小椋正雪
出版社:一迅社文庫
軽口紳士と、カミサマかもしれない猫

舞台は、南鳥島よりも遠いところにある架空の離島。子供の頃に住んでいたものの、親の仕事の都合で東京へ引っ越した太一が主人公。その離島には、幼なじみがいて、引っ越す前に二人で子猫を助けたことがある。そんな太一が、再び離島に戻ってきてみると…

基本は、久しぶりに幼なじみと再会すると、幼なじみが可愛くなっていたというラブコメ。そこにファンタジー要素を入れてみました。というありがちな設定になっています。

太一が島を離れていた7年間で、子猫はまったく成長しなかった。ところが太一が戻ってくる直前に急に成長し、ムササビのごとく空を滑空するようになっていた。そのネコは、普通のネコではなく伝説の猫竜。その保護をするために、手段と目的をはき違えたような「教授」との戦い。そういったものが描かれています。

が、全体に薄っぺらいんですよね。軽いラブコメで行くのか、ファンタジーにするのか、SFなのか、不条理ギャグに徹するのか? それを決めないまま勢いで書いてしまい、推敲していませんという感じ。せっかくの盛り上がりを、くだらないネタで台無しにしてしまったり、知識のなさが露呈されるようなネタがいっぱいあったり……

主人公とヒロイン以外の登場人物が、いてもいなくてもいい存在というのも残念。もう少しキャラを深掘りしておかないと、キャラは動いてくれません。

そうそう、最後まで「軽口紳士」の意味がわかりませんでした。

★☆
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2014年10月14日

モテってこんなに大変だったのか!?


著者:三葉
出版社:一迅社文庫
モテってこんなに大変だったのか!?

主人公は非モテ男子・笠下悠真。なんとかモテたいと「絶対に彼氏・彼女が出来る」という噂のある聖隷青嵐高校に入学したものの、3ヶ月経っても彼女が出来る気配がまったくない。リア充爆発しろ! とトボトボ学校を出ようとすると、同じ中学校出身の先輩・荒崎稲葉が待っていた。彼女に丸め込まれる形で「交友部」という怪しげなクラブに連れてこられると、そこには唯一まともに会話したことのある異性・長村奈央がいた…

交友部とは、まああれですね。援交だ。もしくはJK散歩かな? 恋人がいない生徒の要望により、交友部の部員が疑似恋人としてデートをするというもの。いちおうキス以上はダメということらしいけど、もうこれはね。

稲葉の指導のもと、交友部部員としての訓練を行う悠真と奈央。自転車の二人乗りや、呼び名の練習。さらにはデート体験や、告白の練習まで。交友部が設定がなければ、初々しいカップルのムズかゆいラブコメ。そう捉えると、特徴がないまでもサクッと読める作品ではあります。

が、この作品の問題は登場人物の整理が出来ていないこと。交友部のメンバー(稲葉以外)も存在価値がまったくないし、悠真のクラスの委員長もまったく意味がない。稲葉の立ち位置もよくわからない。なんとなく、悠真に気があるようなんだけど。悠真と奈央のラブコメにするならば、そういったメンバーが引っかき回さないと、面白くならない。全体に中途半端ですね。

★★
タグ:ラブコメ
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2014年08月04日

パンツではじまる世界革命


著者:綾野陽一
出版社:一迅社文庫
パンツではじまる世界革命

駄作。地雷作品でした。

舞台は「レベル」によってすべての価値が決まる異世界「アイランド」 そこに男子高校生が飛ばされたことで物語が始まるのですが… この主人公最後まで名前が出てきません。冒頭から、女子高生を「観察」するシーン。いわゆる変態さんですね。まあ本のタイトルが「パンツ」ですから、そういった登場人物が出てくるのは想定内。異世界ものなのもOK。でも、導入部がまず無茶苦茶。電車内で女子高生を観察していたら、突然異世界へ飛ばされてしまう。さらにご都合主義な記憶喪失になるが、なぜか女の子への「熱い」思いは変わらない。

異世界に飛ばされた女子高校生と一緒に帰る方法を探そうとしたところで、スライムに遭遇。なんとかスライムの「弱点」を探り当てて主人公が勝つのですが、そこはエロコメ。どうやら「弱点」というのは、女の子のあの部分だったようです…。負けたスライムは、いきなり主人公に服従。しかも元の姿は美少女。さらにパンツを穿いていない… この世界は女の子ばかりで、しかもパンツを穿いていない…というかパンツが存在しない。主人公は「俺は…この地にパンツを発明する!」とよくわからない行動を…

この作品が「地雷」なのは、その設定ではなく、文章そのもの。徹頭徹尾、説明調の台詞が続きます。その割に、それらの設定がまったく生かされることはなく、すべてご都合主義で解決。よくこのレベルで商業出版できたなというもの。

途中でゴミ箱へポイ(比喩ではなく)というかたたき込んでしまいました。

タグ: 地雷
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2014年07月22日

強気な姫騎士さまのしつけ方(2)


著者:マサト真希
出版社:一迅社文庫
強気な姫騎士さまのしつけ方(2)

限りなく地雷に近いというより、地雷ですね。設定が無茶苦茶というのは一巻から続いているのですが、さらに酷くなっています。さらには、細かい章割りで動きをだそうとしているようですが、細切れになっているだけで、スピード感もまったくなく、ぶち切れ感しかありません。前巻で「地雷というほどではないですが、次作を読む気にはなれないです。」と感想を書きましたが、今回はモロ地雷かなと。

これはもう作者ごと無視すべきなのかもしれない。そこまで合わないということです。

ちなみに内容は、なぜか回転寿司屋で女体盛りとか、戦国メイド喫茶とか、前後の脈絡のないどうしようもないエピソードが続いております。というかもう覚えていないや。

地雷設定です。

タグ: 地雷
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2014年07月14日

絶対騎士の嵐天刃


著者:神尾丈治
出版社:一迅社文庫
絶対騎士の嵐天刃

「パンツブレイカー」の作者さんによるファンタジー系作品。

本当は相応の実力があるのに、史上最弱の騎士を自負する少年ジャックが主人公。その言動から「嘘つきジャック」と蔑まれています。もっとも、そちらも本来の姿ではなく、自ら有利な状況を作り出すための方策。一方、幼なじみの少女・クラリスはまっすぐな正義感と、その「力」により、「剣姫」と賞賛される存在。正反対の二人が、どのように時代を乗り越えていくのか?

この作品での騎士は、霊宝石(ジュエル)に宿る「力」を武器として操る存在=ドライバーという位置づけになっています。ある意味、財力が「力」の強さを決定する一因になる世界ですね。

本来の力を隠して、最弱を名乗る。隠密行動を行う部隊では、よくある話です。そこが、この作品の弱いところなのかも。パンツブレイカーは、一定範囲のぱんつを消し去るという、バカバカしい力でしたし「Re:俺のケータイなんてかわいくない!」では、携帯電話の擬人化という、よくわからないもの。どこか尖ったところがあったんですが、この作品は非常にマイルドになっています。

もっとも、主人公が「実は無茶苦茶強かった」という設定ではなく「そこそこ強いけど、まだまだ成長過程」となっていることや、ひねくれた性格という訳でもないところが、この作品の強み。それ故、最後まで読むことができました。あとは、もう少し尖った異能が出てくると、さらに楽しくなりそうですね。

★★☆
タグ:異能 ★★☆
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2014年07月07日

はぐれ聖者の神剣勝負


著者:葉原鉄
出版社:一迅社文庫
はぐれ聖者の神剣勝負

ファンタジーです。ラブコメなのかな? 異端の鎮護僧・ケインが、古代遺跡の中で、近隣の失踪事件を調査していた騎士の少女・フィオレンツァと出会ったことから物語がスタートします。この騎士様、考え無しに行動する癖があり、罠発動させて、退路を絶ってみたり、窮地に追い込まれてみたりというのが趣味のようになっています。
遺跡奥でも、この趣味が原因で、しっかり罠にかかり、魔族を呼びだす呪い・魔王痕を刻まれてしまいます。この魔王痕を消すのが鎮護術。これ幸いと、ケインに呪いの解除を依頼するフィオですが... その方法が、フィオの身体を触りまくることだったという設定。なので、鎮護術を受ける相手は、性的な快感を得るというエロ設定になっています。

で、これがアクセントであり、メインストーリーがしっかりしていれば、いいのですが、どうもこの「設定」がすべてのようで、他に盛り上がるシーンが見つかりません。さらに世界観が説明されていないので、なにが正しいことなのかもわからない状況。

続刊があっても、読み続けるのは辛いなあというレベルでした。地雷というほどではありませんが、限りなくそれに近いものでした・

タグ: エロコメ
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2014年04月28日

戦女神の異界決戦


著者:糸緒思惟
出版社:一迅社文庫
戦女神の異界決戦

最近よく見る「ヴァルキリー」ものです。主人公が突然異世界・アースガルズに迷い込んだことで物語がスタートしています。いつも思うんだけど、異世界に召喚された主人公って、あっさりその境遇を受け入れるんですよね。普通、元いた世界に帰れそうにない(方法がわからない)ということになれば、かなり慌てることになると思うんだけど...

今回の主人公も「数十年に一度現れるというオーディン」という立場をあっさり受入、ヒロインズが通うヴァルハラ学園での生活を満喫しています。召喚直後に、異界からの侵略者であるムスッペルに襲われたということも影響しているのでしょうが、元いた世界のことは、ほとんど語られません。戸惑いはあるようですが、ヴァルキリーであるミカナたちとの日常に入っていきます。学園に男子生徒は一人ということで、当然のことにハーレム展開になっており、ヴァルキリーの能力を高めるのは「オーディンの愛」という展開へ。メインヒロイン・ミカナを中心に、10人のヴァルキリーに「等しく」愛を注がなければならいないという設定になっています。ので、ラブコメ展開が楽しめそうです。

ところでこの作者さんは、別レーベルで、かなり変態な小説を上梓されています。元々同人エロソフトをノベライズ(一般レーベル)した作品では、小学生が裸マントで出てくるなどやりたい放題。あげくは3人の少女が並んで野外放尿...というとんでもないもの。同じ作者なので、若干の不安があったのですが、こちらのレーベルでは、比較的おとなしめになっており(お約束的に放尿シーンはあるんですが)、ストーリーを楽しむ作品になっているようです。

この作者に求めるものはこれではない! という意見もあるようですが、ラブコメ(少々エロ)として、充分に楽しめる作品ではないでしょうか?

★★★
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2014年02月20日

小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている(2)


著者:むらさきゆきや
出版社:一迅社文庫
小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている(2)

二冊続けて、むらさきゆきやさんの作品。こちらはゆるゆるとストーリーもなく、日常(?)を切り取った四コマ漫画のような作品。各章も5ページしかなく、一応時間軸はあるものの、別にどの順番で読んでもなんとかなりそうなエピソードばかりです。

今回の季節は夏! 海だ!山だ!ということにはならず、相変わらず舞台は主人公・綾人の部屋。まあヒロインズが、アイドルという設定なので、海や山には行けないな。その分、綾人の部屋で水着になる(4人)だとか、暑いからと真っ裸で寝ている(洋琴)だとか、なぜか裸のイラストが描きたくなって、綾人だけ脱がすのは悪いと自分も脱ぐ(風子)とか、着物を着てきて、下着を忘れてきた(麗韻)とか、なんだろう、綾人爆発しろ! といいたいシーンばかり。さらに、麗韻に後ろから抱きつかれたり、と綾人くん、どうするおつもりですか?

妹の鈴華は今回も、いい感じにツンデレしています。「洋琴にお兄ちゃんとられた」と泣き出すところなんかは、もう可愛くて仕方がないですね。4人の中で、一番純粋な子なのかも知れません。

麗韻は前巻で、沈着冷静なお嬢様な側面と、百合百合なところを見せていましたが、今回は「年相応に見られたい」という甘えん坊なところも発見。

洋琴は、相変わらず「神」でしたが、アイドル家業に悩みがあるようです。それが原因なのか、綾人にも「想い」があるようで...平気で裸になる天真爛漫な子供から、少しずつ少女に成長しているのかも知れません。

風子は、よーわからん。ぽわぽわしたなんの警戒心もないロリ娘のようで、実はいろいろ考えているようでもあります。こちらも平気で服脱いだり、綾人にスキンシップを求めますが、天真爛漫というだけでないような...

綾人の呼び名は、師匠・下僕・アニキ(お兄ちゃん)・パパ...最後のはダメだろ。なんだか、いろいろ誤解を生みそうだな。

ストーリーが取り立ててないので、ゆったり読むことができます。舞台が変わらない・各章が基本独立しているという小説は他にもありますが(生徒会シリーズや、GJ部など)少し毛色が違って、楽しむことができます。細く長く続いて欲しいな。

★★★★
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2014年01月23日

ヒーローから転職した俺の使い魔な生活(2)


著者:神尾丈治
出版社:一迅社文庫
ヒーローから転職した俺の使い魔な生活(2)

主人公は水野犬斗。彼は、2年前に発生した大規模連続テロ事件のテロリストたちと、人知れず戦っていたヒーロ−。家族や仲間を喪う殺戮の中で「正義」に対する価値観がずれ、強化服も失い、新聞奨学生として暮らしていましたが、魔法少女カトリーナとの出会いにより、なし崩しにテログループとの闘いに巻き込まれます。

そんな闘いから数ヶ月。ラプター将軍一味も人間界での暮らしに溶け込むようになり、日常が戻りつつありました。現実世界と魔法世界がつながる「ゲートアクティブ」まで数日と迫った時に、黒いA-Dressが現れ...

ということで、魔法少女と使い魔による学園バトルアクションの第二弾...なんですが1巻での感想にも書きましたが、すごく重い。魔法少女を入れる意味がよくわからないくらい重い。さらに、超圧縮バージョンで書かれているため、展開がさっぱり読めない。重い設定と軽い設定が混在し、読みにくさに拍車がかかっています。この作者さんの作品は、かなり中二設定が多いんですが、それも読みにくさの原因かなあ。いろいろあって、無理矢理詰め込んだ感じがありあり。久しぶりに読みにくい小説だったなあ。

ラノベだから「軽い」、純文学だから「重い」という区分けは無意味ですが、もう少し読みやすい作品にして欲しかったな。

タグ:異能
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2013年12月20日

強気な姫騎士さまのしつけ方


著者:マサト真希
出版社:一迅社文庫
強気な姫騎士さまのしつけ方

限りなく地雷に近かったな...

主人公は、フツメン高校生・高天征司の家に、突然公爵家の姫君・マリアンヌ・ド・ラ・トゥーレ・ドーバルニュが現れということでスタートする「ドタバタ主従ラブコメ」とのことですが、すべての面で中途半端な作品になっていましたね。

まず、マリアンヌが征司の家に来た理由がよくわからん。さらに妹のような存在であるという同居人・彩花の存在も中途半端。一応、征司を巡っての三角関係を描きたいから出したキャラなんだろうけど、まったく動いていない。

そもそも設定がむちゃくちゃすぎて、ついていけないというのが一番の問題なんだろうな。タイムスリップ、ファンタジーなお姫様、世間知らず、ツンデレ、敵が身内...いろんな要素を取り入れすぎて、どれもこれもまったくといっていいほど生きていない。さらに幼なじみ(というより妹)の特殊設定(過去)の入れ方も、前後の脈絡がまったくない。で、その設定は最後まで生かされないまま... 脇役の歴史研究同好会部長も、濃いキャラを演出しようとしてすべっているし...

結果として、まったく収拾がつかないまま物語が破綻してしまったという感じですね。地雷というほどではないですが、次作を読む気にはなれないです。

タグ:
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2013年12月18日

白河氷翠のひめごと


著者:葉原鉄
出版社:一迅社文庫
白河氷翠のひめごと

そっか。作者さん、エロ小説書いてたな...なんのことやらの書き出しですが、この作品、少しずれたらジュブナイルポルノになりそうなんですよね。どうももともとエロ小説の設定を使われたようなので、さもありあんってところです。

妖怪や人外の存在が受け入れられるようになって数十年たった世界が舞台。主人公は、1円でなんでもやってくれる「1円コンビニ」こと紅城輝明。彼も炎熱(タルボット結晶)を操る存在ですがクラスでは凡庸な学生として認識されています。
輝明のいるクラスに雪女の白河氷翠が転校してきます。彼女は、クールかつ妖艶な雰囲気をまとっていますが、実は友達が欲しいドジっ娘。熱にさらされると、身体が火照ってとろとろになってしまう...輝明は、触れた相手にぬくもりを与える...ということは? てな設定になっています。

氷翠の本当の姿を知った輝明が、なんとかして彼女の夢を叶えようとがんばるのがメインストーリー。そこに、氷翠の力を狙う羅刹・ムガが現れ、さらに輝明を追いかけてきた、タルボットの中でも、特に強力な能力を持つ存在である「王君魔生(オーバーロード)」ムラサキも現れます。このムラサキも美少女のようでして、黄色い帽子と吊りスカートが似合いそうだそうです。

この世界では、雪女など妖怪や人外といわれる存在も、もともとは人間で「タルボット」と呼ばれる結晶を身体に宿すことで、異能が使えるという設定のようです。で、
・タルボット=自らは、異能が使える人間
・羅刹=人間より高次な存在と思っている人間(妖怪)
・王君魔生=上記より能力が高く、どちらにも属さない
という括りになっているようです。タルボットが「正規軍」で羅刹が「反乱軍」ですね? って違う? そうすっと「雪女」としての矜恃を護ろうとする氷翠は? ということになるのですが...

氷翠をクラスに溶け込ませることに、輝明の幼なじみの悠子も尽力します。クラスメイトからは「公認夫婦」として扱われているようですが、ラノベの特性として「当て馬」にされる可能性がありそう。がんばれ悠子。

氷翠が、あまりにも世間知らずなことと、実際の性格と真逆のキャラを演じようとしているがため、なかなかクラスに受け入れられないのですが、羅刹が出てきたことで、うまい具合に話が転がり出したという感じです。

輝明は、見た目茫洋としており、1円が好き(アルミは溶けやすいから)という不思議な嗜好をしていますが、実際はとてつもなく、能力が高いようです。過去に自らの能力をコントロールできなかったことがあるため、普段は平静を装っていますが、その実好戦的な性格のようです。強さは、王君魔生であるムラサキ(紫冥無紫霞無明童子)と過去に闘ったことがあり「今も生存している」ということが証明しています。それ故、ムラサキにも好かれている(輝明の血肉はおいしいらしい)ようですし、氷翠も完全に落ちています。幼なじみの悠子も含めて(一人、好意の意味が違うような気もしますが)ラブコメとしても、面白くなりそう。

続刊が出て欲しいですね。

★★★
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2013年10月18日

わたしのスライムになりなさい!


著者:糸緒思惟
出版社:一迅社文庫
わたしのスライムになりなさい!

主人公は、現実世界ではぼっち属性の高校生・笠間爽司。時代は2020年と近未来。開発途上のヘッドセット型ゲーム機で、体感型ハンティングゲームを開始。オートでキャラを作成したら「スライム」に...最弱ではあるものの、あまりのかわいさにそのままプレイ。ハンティングを助けてもらううちに、アニキと慕うようになったアバターとリアルで会ったところ、なんとクラスにいる美少女・宇宙(ソラ)だった...彼女は、完璧オーラを発しているがため、実はボッチ属性...しかもゲームにはまっており、爽司を無理矢理連れ込んで、学校でオンラインゲームをやるための部活を作ることになります。

ということで、ゲームを舞台としたラブコメになっています。うーん、どうなんだろう?ゲームと現実のバランスは悪くないと思います。ゲーム廃人になっている訳でもなく、気がついたらリアルでも仲間になっていくという筋立ては面白い。ただねえ、少々下品が過ぎるような気もします(まあ、作者さんがそういう人だから、仕方ないのかな?)

所々に挟まるヒロインズによる「えっち」な発言。これが、少々鼻につくんですよね。現実の女性はそんなものかもしれませんが、爽司と出会ってさほど時間が経っていないんだし、もう少し控えたほうがいいんじゃない? こういう女性は苦手だ...特に、耐久型イベント内での、トイレ問題。野郎同士ならば、ありえる展開かもしれないが、これはないだろう...ペットボトルでの女の子の用の足し方なんていらないから。まあこっちも、作者が作者だからなあ。

ラブコメするなら、もう少し上品にして欲しい。もしくは下品に特化して、そういう需要を開拓するか...なんか中途半端でした。

タグ: エロコメ
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2013年10月09日

俺ンタル! レンタル男子はじめました


著者:水内あかり
出版社:一迅社文庫
俺ンタル! レンタル男子はじめました

主人公は、奥手な少年・有馬要。家族とともに、アメリカに渡ったけれども、引っ込み思案な性格などが災いして、引きこもり生活をする羽目に。そんな時、救いの手をさしのべてくれた叔母を頼って単身日本に戻ってくることに。そこで待っていたのは、穏やかな日常でありませんでした。

叔母・美波は、子供の頃から要を女装させて楽しんでいました。女顔であるがゆえ、見た目は美少女。そんな特性を生かして(?) 要が転校させられたのは「名門お嬢様学校」なぜか、クラスメイトにも気づかれず乙女として過ごすことになってしまいます。

彼の秘密を知っていた生徒会長・ほのかが、要を「レンタル男子」として派遣する新制度を発表。ある意味最大のモテ期を迎えることになる要。でも学校では女の子として過ごさなければならない...さらに最初に仲良くなった結花に男であることがバレてしまいます。結花は男嫌いだったので、避けられてしまうようになり...

一応断っておきますが、要は女装趣味があるわけではなさそうです。それよりも「女の子にモテたい」という健全な男子高校生です。子供の頃の女装写真などをネタに脅迫されて、仕方なく女装しているということになっています。その割に、女子高でうまくやっているようですが...

ラブコメとして、ありがちな設定です。でも結花をはじめとしたキャラが立っているので、楽しく読めました。

★★☆
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淫魔に狙われた俺のDTが危険なんだが


著者:瑞嶋カツヒロ
出版社:一迅社文庫
淫魔に狙われた俺のDTが危険なんだが

もうね、これラノベでいいんですか? タイトルからしてやばすぎなんですが。

貞操観念が異常に強い高校生・伊佐狩雄太(さかりって...)が主人公。彼の貞操観念が異常になった原因は、性に対して奔放すぎる両親をみて育ったため。いまだに愛人を作っては、いろいろな街で別居している両親...ああはなるまいと思いたいよなあ。

そんな雄太の元に、魔界から四姉妹がやってきます。彼女たちは淫魔で、雄太は「淫魔王」が転生した存在で、体内に眠る魔力を手に入れたいとのこと。その方法は、雄太とエッチをすること(先着一名=つまりあれだ、初めての相手でないとだめなんだ)。四姉妹はなんとかして、雄太と合体しようとするのですが、雄太は病的な女性恐怖症で、性的なことを考えると、心臓が飛び出すほど苦しくなってしまう。雄太のDTと生命は護られるのか?

えー、おバカなエロ小説ではあります。でも淫魔でありながらエッチなことが苦手なカナンがいるが故、単なるエロ小説ではなく、純愛ラブコメの要素もあり、なかなか楽しい作品に仕上がっています。まあ、根っこは「エロ」なんで、そっち方面に嫌悪感がある方には、お薦めできません。添え物として、受け入れられる方であれば、ラブコメとしても楽しむことができるのではないでしょうか?

難しいストーリーはありません。サクッと読める軽いお話です。息抜き作品として楽しむことができるのではないでしょうか?

★★
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2013年09月26日

奈々原七瀬のソシャゲー講座


著者:天草白
出版社:一迅社文庫
奈々原七瀬のソシャゲー講座

ソーシャルゲームを道具にしたラブコメ。
主人公は、妙にくじ運のいい男子高校生・拓実。商店街のくじで旅行が当たるとか、雑誌やコンビニの懸賞でもレア商品があたるという運の持ち主。最近始めた「ストライクソーサリー(SS)」というソーシャルゲームでも、超レアカードを開始三日目に入手したり、イベントのたびにレアカードを入手。課金ユーザーをあざ笑うかのような引きの強さ。さらに、ヒロインに好意を持たれるのまで速い! なんかもう一目惚れ状態で次々落としていっていますよ? この人。

メインヒロインは、完璧美少女である奈々原七瀬。完璧であるが故、周囲の人を遠ざけてしまうオーラを放ち「奈々原ゾーン」と呼ばれている...そんな七瀬と仲良くなったのは、ソシャゲー。でもバス内で胸に突っ込むとか、ある意味最悪の出会いだったはずなのに、なぜか翌日には「七瀬」「拓実くん」と名前で呼び合うように...おかしいだろ。毎日一緒に下校したり、お昼休みにお弁当作ってきたり、屋上でお話したり...他の女の子と仲良くすると焼き餅焼いたり...はい、落ちました。

他のヒロインも、今回初めて出会った女の子ばかり。いずれも七瀬のソシャゲー仲間。まずは中二病の中学生美少女(そのままやな)である本条ユナ。ツンデレさんだけど、なぜか空回りしている可愛い子。もともと「すべて勝利が優先」という考えだったようだけど、拓実に楽しもうといわれ、少しずつ考えを変えていきます。その中で、拓実が異性として気になるように...ええ、落ちています。「笑っているほうが可愛い」っていう言葉が決めてかな?

お姉様キャラの波乃島蓮華。こちらも美少女。女子高に通っているため男子に興味津々。最初から拓実に好意的。高校の友人に拓実を彼氏と間違えられても、誤解を解こうとしないばかりか「私じゃ駄目?」と聞くなど、落ちているような。積極的な言動ですが、ゲームで勝利して思わず抱きついた時、突然照れるなど、実は純情なようです。他の二人に比べると一歩引いているようですが、隙あらば突撃するのかな?

ソシャゲーが道具になっていますが、各キャラ(特にヒロインズ)が魅力的であるため、ラブコメとして楽しむことができます。ソシャゲーに興味がなくても、充分楽しむことができる。エンターテインメントとして優れた作品の一つでした。

★★★★
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2013年08月22日

女子率の高すぎる水泳部で色仕掛けに負けた俺


著者:三葉
出版社:一迅社文庫
女子率の高すぎる水泳部で色仕掛けに負けた俺

ヒロインは複数ですが、珍しく幼なじみ押しの作品。主人公は、幼稚園から中学まで男子校育ちで、女の子への免疫をつけるため、元女子校で今年から共学となった「私立喜多学園」に入学。入学式で水泳部の瀬戸奏先輩に一目惚れ。でも彼には、水泳をやりたくない理由があって...

ハーレムではなく、幼なじみとひっつくよう、周りのヒロインが画策するシナリオになっています。後書きによると、作者の実体験に基づく部分が多いそうなんですが、どうもね、現実感が希薄なんだなあ。幼なじみである葉月が、主人公に見せる好意もいまいちはっきりしないし、水泳部の先輩たちの行為の必然性がもっとわからない。

ストーリーとしては、つぶれかけた水泳部に主人公を入部させるため、3人の先輩が色仕掛けを行い、主人公を陥れるというもの。まずは、部室で着替えをしているシーンを覗かせるため、双眼鏡をおいておく。さらに、双眼鏡を覗いているシーンを録画する...この時、友人が着替えシーンに気づいたのですが、双眼鏡でみなければわからない程の距離で着替えしているのって、なぜわかったんだろう? 部室に連行されると先輩たちがスカートをたくし上げ、ぱんつを見せつける... もうなにがなんだか。いくらエロコメだって、もう少し必然性を持たせて欲しい。途中から、ハンドボール部の部長が絡んでくるのも、よくわからん。溶ける水着もね...

先輩たちの行動が「部をつぶしたくない」ということに特化していれば、もう少しわかりやすかったんだろうけど、そうすると葉月の存在が邪魔になるのか...

★☆
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2013年08月13日

剣と拳の闘婚儀 黙って俺のヨメになれ!


著者:葉原鉄
出版社:一迅社文庫
剣と拳の闘婚儀 黙って俺のヨメになれ!

剣術・武術・気功が広まった、別の歴史。ライセンスをとれば、誰でも「闘技」ができる世界が舞台。主人公は、格闘技の達人...というわけではなく、女顔でかつ事情により闘技ができない宇上嵐太が主人公。ヒロインは、剣術の達人であり、美少女の岬白葉。ちょっとした勘違いから、白葉と嵐太が試合を行うことになり、白葉の妖刀により荒太の気脈が損傷。両腕が動かなくなってしまいます。白葉は責任をk菜時、日常の世話をするようになるのですが...

まず、嵐太の性格が受け付けない。無駄に斜に構えたその態度。イライラさせられます。白葉も、よくわからないですねえ。このあたりを受け入れられれば、話のテンポも悪くないのかもしれませんが、どうもね。

ストーリー自体は、単純なラブコメ+格闘技です。嵐太がまわりから敵視されるのは、嫉妬心が原因ですし、さほど込み入った感情が入り込む余地はありません。後半は、嵐太がまっすぐになってくるので、読みやすくなりますが、一本道ストーリーのため、あまり記憶に残らなかったなあ。

全体として、バランスは悪くないんですが、いまいち盛り上がれないまま終わってしまいました。

タグ:ラブコメ
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2013年08月05日

小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている


著者:むらさきゆきや
出版社:一迅社文庫
小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている

主人公は、火々野綾人。本編では一切名前が出てこなかったんですが...突然義妹ができて、その義妹は非常に可愛い中学生アイドル。もうとってつけたような設定なんですが、さらにこの義妹は綾人に懐いている(ツンデレ)ようで、なぜか綾人の部屋で、マンガを読んだりお菓子を食べたり、さらに最近では、アイドル仲間(全員美少女中学生)も、綾人の部屋をたまり場にするようになって...

ヒロインズが中学生だったり、異能が出てこなかったりと、この作者さんらしくない作品となっています。短編集となっており、とりたててストーリーはありません。どこから読んでもさほど影響がない、ゆるい小説。作者曰く「女の子がかわいいだけの、ほんわかした日常モノ」だそうです。

綾人は、幸せなんだろうか? 少々疑問を感じなくもないですね。美少女たちに囲まれる生活は「爆発しろ!」ですが、プライベートがあまりなさそうだもんな。まあ、ネコ耳に対する思い入れが妙に強いとか、変ではあります。

妹の鈴華は、典型的なツンデレさん。お兄ちゃん大好きといいたいのに言えず、周りに振り回されているところが可愛いですね。

・和泉原洋琴
 これで「ぴあの」って読むそうです。中二病なアイドルで、自らを「神」と呼んだり、綾人を「下僕」と呼んだり...アイドルとしての「キャラ」ではなく、素なのが残念。強気な言葉とは裏腹に、鈴華に弱いなど可愛いところもあります。

・風祭風子
 ぽやぽやしたロリ娘ですが、どうもかなり腹黒な模様。綾人のことを「パパ」と呼びますが、なんか別の意味がありそうな...いつもお絵かきしていますが、テーマは「こころのやみ」...怖いよう

・森原麗韻
 れいんです。お嬢様なようです。ただ気弱で妙に卑屈。この子もおかしいです。明らかに18禁な方向に暴走しています。

最近よくある、日常系とアイドルを融合させた作品。短編にしてストーリーに意味づけをしなかったことが、成功ですね。ゆるく読むことができました。でも、いろいろあるのかなあ。ヒロインズの年齢が少しずつ上昇している...

★★★☆
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2013年07月23日

チューするだけの簡単なお仕事です【支配者】(2)


著者:新木伸
出版社:一迅社文庫
チューするだけの簡単なお仕事です【支配者】(2)

なんせ、一迅社文庫。かなりきわどいエロコメになっています。
主人公は、光合成男子・五領大紀。大紀が異能を使うためには、しもべから力をチャージしてもらう必要があり、その方法は「ちゅー」 本当は「交合」のほうが効率がいいそうなんですが、それやってしまうと、ラノベじゃなくなるので「ちゅー」 R/L/Poという3人のしもべとチューをし続けた一巻。ラストでは、妹と幼なじみも巻き込んで、かなりエロいことになっていましたが...

今回は、メインヒロインをRに絞ったエピソードになっています。もちろん、他のヒロインズも登場(前回でてきた、女性総理大臣も再登場)していますが、ストーリーはRを中心に進んでいきます。単に「しもべ」として、大紀に服従するだけでなく、大紀を異性として見てしまうという女の子らしさも披露したりと、もうこれは「本懐を遂げる第一候補」かと思えてきます。Lは鳥頭だし、Poは幼女だし...

ところが今回なにげに本懐を遂げそうになったのは、、空気嫁ポジションに落ち着きつつある、幼なじみのゆかり。大紀の妹の協力もあり、裸エプロンにお風呂でのご奉仕(身体を使って、大紀を洗うなど)、かなり強力にプッシュしています。途中でRが乱入しなければ、もう完全に本懐を遂げていたというシーンもあったり...

基本、大紀は光合成男子です。なので、ヒロインズにあんなことや、こんなことをされても、とある部分が「おっき」する以上の行為には至っていません(発射直前まではいった) その割にヒロインズは、かなりエロいシーンが多いよな...とある部分が「濡れる」のは当たり前、触られ絶頂してしまうってのもあり。いいんだろうか? 一番の問題は妹だな。12歳のはずだけど、大紀とお風呂入って「前を洗う」と息子さん(おっき状態)を見てしまう。それだけでなく「性欲があり、自ら慰めないと寝ることができない」と発言するなど。

今回も大紀はある意味すごいですね。途中理性が飛んで、支配者モードになり、ヒロインズをイカせたりしているくせに、最後の一線はなんとか護っています(本当に寸止め)
光合成男子というのではなく、枯れた男子なのかもしれない。

ってこの作品、どこまで暴走していくのでしょうか? 少々心配になってきました。

★★★
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2013年07月16日

僕がお嬢さまのペットになった理由


著者:栗栖ティナ
出版社:一迅社文庫
僕がお嬢さまのペットになった理由

忠犬飼育学園ラブコメだそうです。
主人公は、松永大輔という高校生。幼なじみであり後輩の星ひよりによって、学園の才媛と名高い天城院・L・静流に引き合わされることで物語りがスタート。彼女は、飼育部の部長であり、容姿からすれば、彼女とお近づきになるため、飼育部は部員が多そうなものだけど、実際は静流とひよりの二人だけ。なぜなら、静流には「一般常識」が欠落しており、普通の飼育では満足しないという問題があったから。一般人なら思いつくだけで、実行できないことも、静流の資金をもってすれば可能。学校の飼育部で熊の飼育を実施しようとしたりするものだから、部員は全員逃げてしまった... そのため、生徒会からは廃部を勧告されており、ラストチャンスとして「部活動として、飼育日記を作成すること」を命じられている。

そんな飼育部に大輔が連れてこられた理由は、大輔を「ペット」として観察日記の対象にするため。静流から「私の目に狂いはない!大輔、この部にはお前が必要なのだ。だから、頼むっ」と言われ、内容も確かめずにOKをした大輔を待っていたのは、首輪...

なんせ静流は世間一般常識が欠落しているため、大輔は大変な目に巻き込まれていきます。でも静流は大輔にとって「憧れの君」 なかなかNOと言えない日々が続いていくうちに、静流の優しさや寂しさに気づいていきます。

ひよりは、幼なじみ枠として、ラブコメ上はかわいそうな位置にあるはずなんですが(大輔を好きなのは明白)、彼女も常識が欠落しているところがあり、静流とともに大輔を混乱させる要因を作ります。そりゃ「ペット」にされるとわかっていて、好きな人を差し出さないわな、普通。

仕掛けはおもしろいのですが、静流の世間知らずがひどすぎ、引いてしまうシーンが多々あります。そのため、純粋なラブコメとして楽しめないのが残念。せっかくひよりという狂言回しがいるんだから、もう少しラブコメを強調してもらえたら、もっと楽しめたかも。

★★☆
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2013年07月10日

Re:俺のケータイなんてかわいくない!(3)


著者:神尾丈治
出版社:一迅社文庫
Re:俺のケータイなんてかわいくない!(3)

携帯擬人化小説3巻。2巻発刊から1年4ヶ月後に発刊されたため、時代がガラケーからスマフォに変わっております。そのため、スマフォ幼女が登場。白い犬のスマフォみたいですね。

前巻で青山が告白(のようなもの)をしてから、進展があったような、なかったような九郎を巡るヒロインズですが、そこにまつりが正式参戦。さらにシロちゃん(スマフォ幼女)も紛れ込んでくるようで、混戦がさらにひどくなっています。

シロちゃんは、おなかがタッチスクリーンなようです。なので、ワンピースを元気よくまくし上げて、ぱんつ丸出しにしないと操作できない。着信シーンはなかったんですが、どのように受話するんでしょうね? ワンピースの裾から手をいれて、スワイプ?...ああ、使いにくそう。でも、画面のないスマフォって役に立つんだろうか? ゲームもできないな。

この作品では、擬人化娘たちが人間と同じメンタルをもった、思春期の女の子(一部前後にずれている人もいますが)として描かれています。血が通った存在なんですね。それが作品をおもしろくしているんですが、べるのの苦悩もそこに原因があるようで...

1巻から引っ張るネタとして「充電コネクタ」がどこにあるのか? は今回も健在。シロもバッテリー切れの時、太ももに充電器をハンカチで結んだということなんで、やっぱり? でも今回、シロがおもらしするんですよね。べるのは食事とらないし、当然トイレ関係も不要みたいだけど、シロは違うのかな?

原作(というか18禁Ver)では、携帯だけでなく冷蔵庫、ポット、人工衛星などが擬人化娘として登場していますが、こちらではあまり種類は増やさない予定とのこと。確かに、下手に増やすと、収拾がつかなくなりそうですもんね。

今回から、絵師さんが変わっています。絵師さんには詳しくないのですが、少々角張りすぎのような気がします。そのため無機質感が漂ってきています。物語の雰囲気からすると、もう少し丸っこい感じのほうがしっくりきますね。

★★★
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2013年07月09日

満月の人狼と半月の吸血姫


著者:真慈真雄
出版社:一迅社文庫
満月の人狼と半月の吸血姫

主人公は、普通...ではなく人狼な高校生・大槻良。人狼でも風邪はひくらしく、発熱して保健室で休んでいたところ、ふと目を覚ますと同じベッドに下着姿の女の子が。しかも彼女は吸血姫らしく...オカルティック学園ドタバタラブコメディというジャンルらしいです。

純血種の人狼である良とヴァンパイアハーフである霧生小夜。人外の存在である二人が織りなすラブコメは、シリアスやホラーはなく軽いノリで進んでいきます。なんせラスボスですら、○○なんですから...最近のトレンドである日常系のような、軽いノリのため、盛り上がらないまま終了してしまった感が強いですね。特にラストは、力尽きたのか、いい加減でしたし。日常系と捉えると普通なのかな?

小夜は若干ツンデレ気味に描かれていますが、対人スキルがないわけではなく、感情に乏しい訳でもない。少々頑固なところがある普通の女の子として描かれているので、親しみやすさはあります。もっともそれが「特徴がない」ことにつながっているのですが...
各キャラクタが動こうとするのを、作者が押さえつけているような感じがあり、そのため記憶に残りにくい作品になっているのでしょうね。会話のテンポは悪くないので、もう少しキャラクタを自由にしてあげれば、かなりおもしろい作品に化けるように思います。

今回は、人狼、ヴァンパイヤ、マーメイドが登場していますが、こういう人外の存在はまだまだいそうですからね。

★★☆
posted by あにあむ at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 一迅社文庫

2013年07月04日

Re:俺のケータイなんてかわいくない!(2)


著者:神尾丈治
出版社:一迅社文庫
Re:俺のケータイなんてかわいくない!(2)

携帯擬人化その2。元がエロゲーでもあり、著者自身が18禁レーベルからノベライズ版を出していることもあり、迷走気味だった1巻。18禁用設定をそのまま使っていたため、中途半端になっていました。

今回も、設定は変わっていない(あたりまえ)のですが、軸足をラブコメ+青春ドラマに移したことにより、すっきりとしたストーリーになっています。そんな中で「携帯電話」が美少女化したべるのの、アイデンテイィも明確に描かれるようになっており、物語に膨らみがでてきました。ようやく、一般レーベルとして、設定を生かせる道が見えてきたのかな?

今回は、海が舞台。車の免許をとった葵発案により、擬人化娘たちも一緒に一泊旅行へ。そこで巻き起こった騒動が描かれます。美少女たちに囲まれてうれしいシチュエーションのはずなんですが、べるのの焼き餅や、実は面倒くさいオンナだった青山さんの行動で九郎は苦労します。どんどんハーレム化してきていますが、九郎はまつりとべるの、どちらを向いているのでしょう?

前回もそうでしたが、1巻にエピソードを詰め込みすぎで、消化ができていない感がありますね。そのため、あらすじをまとめられない。いろいろあった割には、なんも進んでいないようで、まだ迷走中なのかなあ。すでに4巻まで出ている作品ですが、実際の発売日では次の3巻まで1年以上かかっています。絵師さんも変わるなど、迷走が続いているようです。作者さんの模索が続いているのかな?

あまりラブコメ一辺倒になると、擬人化という設定が意味をなさなくなってしまう。原作は「xxルート」という形で、ヒロインごとのストーリーがあるはずですが、小説もそんな形にするのかな?

★★★
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2013年06月24日

Re:俺のケータイなんてかわいくない!


著者:神尾丈治
出版社:一迅社文庫
Re:俺のケータイなんてかわいくない!

主人公は、赤井九郎。名前で苦労している高校生。5年使い続け、電池の減りが激しくなった(朝充電しても、学校に着く頃には30%)ため、携帯を買い換えることにします。訳あって、姉と二人暮らしの九郎は、姉にと一緒に携帯を買いに行ったところ、ロリ娘店員さんに「スペシャルでデラックスなケータイ」を薦められることに。なぜか、新しい携帯をとりに行った先は教会で、そこには、ウェディングドレスを着た美少女が...それが新しい「携帯」。携帯できないツンデレさんな携帯だった...携帯の擬人化が現実のものとなった瞬間ですね。右のおっぱいが「通話」ボタン、左のおっぱいが「終了」ボタン。電話番号は、おなかで入力可能だけど、頭の中で入力可能。ってじゃ、通話もボタンいらないじゃんというのは置いておいて...

この作品は「Like Life(HOOKSOFT)」という美少女ゲーム(エロゲー)の世界観を踏襲しているとのこと。実際同作者によって18禁レーベルから、ノベライズ版が出ております。
元作品はエロゲーということもあり、ラブコメ+エロ+ハートフルになっているのですが、こちらは一般レーベル。1巻を読むだけでは、まだどの方向に進めるのか見通しが立っていないように感じます。そのため、ストーリーがふにゃふにゃしてしまっていますね。
ヒロイン・べるの(携帯)は、典型的なツンデレさん。最新型携帯が擬人化されたものなのに、なぜか普通の携帯機能も扱えないへっぽ娘。でも契約者である九郎に対する愛はかなりのもののようで、なぜかお古の携帯まで擬人化(お約束の美少女)した際、焼き餅から九郎と喧嘩したりしながら、二人の距離が縮まっていく。

というのがメインストーリーなんですが、携帯の擬人化という設定をうまく消化できていないようです。通話ボタンがおっぱいという設定や、充電器を差し込むのが、どうやら女の子にしかない大切な場所であるという設定(彼女たちが充電器を差し込むところを見せないから不明だけど、モバイルバッテリーを太ももに貼り付けているところや、えっちと言われたことから類推)も、どこまで深掘りしてもいいのか探り探りといった感じ。いっそ、そういう設定外してしまって「美少女化した携帯」という設定だけでもよかったのでは? 元設定は、18禁に任せてしまえばいい。そちらなら、どうとでも展開できるでしょうしね。

すでに続刊は出ています。どのように転がっていくのでしょうか?
★★☆
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2013年03月25日

うちの猫の手は借りたくない


著者:水無瀬さんご
出版社:一迅社文庫
うちの猫の手は借りたくない

地雷。久しぶりに途中で投げ出してしまいました...
主人公・九十九良介が道端で一匹の捨て猫と出会う。ずぶ濡れの猫に懐かれ、家で面倒を見てやることに。ところが、余分な猫の食糧はない。偶然目の前に「宇宙牛乳」という怪しげな自動販売機が...その牛乳を猫に与えて、リビングでくつろいでいると...見知らぬ全裸の女の子が目の前に...
「猫の恩返しドタバタコメディ」ってことですが、猫は恩返ししません。別に仇で返しているわけでもなく、なにがしたいのやら...幼馴染ヒロインやら、怪しげな研究している先輩もいますが、どこを向いているのかさっぱり...

一応、猫・凛が人間になった理由を探る=宇宙牛乳の秘密を探るというのが、骨子なんでしょうが、本気さが感じられません(理由を探って、どうしたいのかが描かれていない)勢いがない文字の羅列といった感じで、1/3ほどを残してギブアップ。読み進める理由を見出すことが、まったくできないままでした。地雷作品でも、面白い部分の一つや二つあることが多いのですが、この作品については、それすらなかった...さらに突っ込みどころもないので、よけい辛い...

タグ: 地雷
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2013年03月14日

ヒーローから転職した俺の使い魔な生活


著者:神尾丈治
出版社:一迅社文庫
ヒーローから転職した俺の使い魔な生活

つ、疲れた...読後感です。著者名、レーベルさらにタイトルから、かなり軽いノリと思っていたのですが、そうじゃなかった。結構ハードなお話でした。

主人公は、新聞奨学生として生活する少年・水野犬斗。そんな彼の前に突如魔法少女・カトリーナが現れ、なし崩しで戦いに巻き込まれてしまいます。犬斗は2年前に発生した大規模連続テロ事件のテロリストたちと、強化服をまとって人知れず戦ったヒーロー。家族や仲間を失う壮絶な殺戮の中で「正義感」に対する価値観が少しずれてしまった少年。一方カトリーナは、一本気な正義感の持ち主。そんな彼女の「使い魔」として一緒に異次元からきた敵と戦うことになるのですが...

敵も一方的な殺戮を行うのではなく、彼らなりの正義感のもと動いています。そのため一本調子な戦いにならず「心」を柱とした戦いが続くことになります。そうかなりシリアスな話になっています。犬斗の過去も、一言で片づけられないほど重いものですし...

ところが、カトリーナとの契約方法が、お互いが裸になって魔法陣の中で、宣誓をするというものだったり、魔法少女のステッキを持っているのに、投擲武器として使うなど、少しずれているところはコメディタッチ。

そういえば、神尾さんの作品って「パンツブレイカー」にしても、半径2m以内に近づいた人の下着を消滅されるというおバカな設定の割に、主人公が抱えている過去は重かったなあ。この方の特徴なのかな?

登場人物がしっかり作りこまれているので、小説としておもしろいです。ただタイトルから想像するような、軽いノリはあまりありません。そういった意味で疲れる小説でした。
★★★
タグ:異能 ★★★
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2013年02月20日

恋人にしようと生徒会長そっくりの女の子を錬成してみたら、オレが下僕になっていました(2)


著者:月見草平
出版社:一迅社文庫
恋人にしようと生徒会長そっくりの女の子を錬成してみたら、オレが下僕になっていました(2)

長いタイトル...なんだかんだいいながら、長いタイトルの作品読んでいるなあ(-_-)
錬金術が普通に存在する世界を描いた、ラブコメ? 異能バトル? 作品。前巻で主人公が「錬成」した、美少女アメリア。主人公憧れ(理想)の女性・パメラをモデルにしているため、パメラそっくり。ところが、知識が中途半端なのはともかく、気が強く主人公のほうが下僕にされてしまう始末。そんな主人公も、ある特殊な能力があるらしく...

今回は、主人公の能力を調査しようとするパメラがメインとなっています。登場時は、エリートとして描かれていた彼女が、実はいろいろ残念なところがあることが暴かれるターン。...なんですが、1巻のような勢いがなくなってしまっています。アメリアは、相変わらずですし、もう少しうまく動かさないと、ラブコメが機能しないのでは? 一応主人公は、ラブコメ主人公らしく、フラグ立て、らっきーすけべに余念がありませんが、テンプレートすぎて、盛り上がらない。さらにヒロインズが中途半端なため、女性陣からの動きも弱い。

次巻以降復活してくれるか?

★★
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2013年02月16日

可愛い女子が勉強を教えてくれると思った俺がバカでした


著者:熊谷雅人
出版社:一迅社文庫
可愛い女子が勉強を教えてくれると思った俺がバカでした

タイトル長いです(^^; ということで...微妙でした。
主人公は、武蔵愁という高校生。成績はよろしくないという設定ですが、最下位近辺というわけでない。でも、会話内容からいくと、最下位でもおかしくないレベル。うーむ。

そんな愁のもとに、美少女転校生・桜見和紗が。愁の成績を心配した母親は、母親同士が親友ということで、和紗に家庭教師を依頼します。美少女に勉強を教えてもらえる(しかも同級生)ラッキーというはずが、和紗は大変厳しく...そこに、ブラコン妹や幼馴染・千景が絡んできての、ラブコメになるのですが、いろいろ突っ込みどころが多くて。和紗の教え方は「公文型」これって、高校レベルの学習方法としては間違っていると思う。基礎学力がない状態なんで、砂上の楼閣になっている。

ま、そんなことはいいとして、千景と幼馴染といいながら、千景の家が「要塞」のように大きいということを知らないとか、妹のブラコン度が激しい割に、ストーリー上の必要性が少ないとか...

全体に設定が生かし切れていないんですよね。ラストエピソードも、小学生並みのいやがらせをしてきたクラスメイトが「なぜそうしたのか?」や「その後どうなるのか?」が、まったく描かれていない。地雷認定しかけましたが、中盤まではそれなりに読めるので回避。

全体に中途半端感が否めないまま、終わってしまいました。続きあるのかもしれないけど、もういいや

タグ:ラブコメ
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