2017年05月02日

俺色に染めるぼっちエリートのしつけ方


著者:あまさきみりと
出版社:スニーカー文庫
俺色に染めるぼっちエリートのしつけ方

第21回スニーカー大賞〈特別賞〉受賞作。学年一のイケメン紳士と思われている・東雲甲が主人公。彼には裏の顔があった…
物語冒頭で、太陽のような笑顔で家庭的かつ優しい美少女・七海さんと付き合うようになる甲。二人の仲は、まわりもうらやむようなさわやかなもの。でも付き合いだして一週間ほどでコウは本性を現す。部屋で七海を目隠しして拘束。そこで「光速」で動くハンドテクニックで、性的いじめを敢行。恥ずかしがりながらも堕ちていく女の子を見て悦ぶという、いわば変態さん。でも、不思議と被害者の女の子はコウのことを嫌いにならず、彼が正しい恋愛ができるよう見守ってくれるという不思議。イケメンはなにしても許されるか!といいたいところです。

ある夜、エロゲ好きの小学生(?)レナトと出会います。ひきこもりの彼女の夢は、コスプレで夏コミ参加。なぜか、彼女の兄(コウの同級生)から頼まれ、彼女と同棲してひもりから抜け出させることに。コウが行ったトレーニングは「SADS(紳士&サディスト)」 レナトからも信頼され、彼女は少しずつ引きこもりを脱していきます。でもそんな彼女を妬む集団も現れ… コウは彼女を助けることができるのか?

というイチャラブハーレム的レブコメです。コウの技は、女の子を拘束していたぶること。まあ別名「犯罪」ですね。でも、そこに「愛」があるのか、なぜか女の子に嫌われない不思議な男。でも犯罪者です。さらにロリです。たぶん…レナトを小学生と認識しているにもかかわらず、SADSを発動しているし、幼馴染み(もと許嫁)にも小学生の頃から性的イタズラしているようですし。つまり小学生の頃から、女の子を(性的に)虐めて、女の子が堕ちていく姿を楽しんでいた訳ですね。とんでもないヤツです。

でも、なんか憎めないヤツではあるんですよね。性的嗜好は別にすると、誠実なヤツなんだと思います。イラストも相まって、やわらかい雰囲気が全体を覆っている作品になっています。登場するキャラが、みな意思をもって行動しているのもいいですね。

★★★☆
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2017年03月24日

縛りプレイ英雄記 奇跡の起きない聖女様


著者:語部マサユキ
出版社:スニーカー文庫
縛りプレイ英雄記 奇跡の起きない聖女様

主人公は、凶暴すぎる見た目以外は普通の高校生・仁王院陣。その見た目で苦労する日々を送っていましたが、ある日不幸な事故で死んでしまいます。気がつくと、そこは異世界。ひとまず小鬼に襲われていた美少女を助けたところ、それはシスターだったらしく、彼女はお礼に傷の治療をすると申し出ます。魔法の登場とファンタジー世界に感動する陣でしたが、彼女がとった行動は、傷を自らの下でなめようと…「いや、舐めるってのは医療行為として間違ってるから!」といいながらも、彼女の必死さにすべてを委ねる陣。さすがに、ズボン脱ぐのは拒絶したようですが… 彼女の名前はマリーベル。強力な光魔法(回復魔法)が使えた聖女。それが、あるときから突然治療魔法がまったく使えなくなり(彼女だけでなく、世界から治療魔法が消えた)、その原因を探るために巡礼中でした。

治療魔法に頼り切っていたこの世界では、医療技術は完全に廃れており、今までは助かった生命も簡単に消えてしまう状況。そのため、光魔法の修道士は、逆恨みされており…

最初は、陣の現代医学知識によって無双する物語になるのかと思っていたのですが、そうでもなく(まあ、彼は普通の高校生だし、知識としてもたかがしれていますしね)、回復魔法を使わず(使えない)聖女とともに冒険をしていくというお話でした。陣も、魔法(召還)が最初から使え、バールなどを召喚しております。この召喚術。そのときに便利な道具を召喚できるようなんですが、同時に前世でのトラウマも連れてくるようで、召喚のたびに陣はへこむことになります。

マリーベルが聖女らしくまっすぐで、陣の見た目に惑わされることもなく、彼の優しさを気に入るなど、前世では異性と普通に話をすることなど夢物語だった陣が、異世界で青春をしています。ただ、二人ともまじめすぎるので、二人だけだとなにも進展しそうにありませんが、サキュバスのユメ(陣の召喚獣1号)が、いい風に二人を導きそうです。サキュバスだけあって、人間の好意や快感が好物のようですし、この若い二人だったら、これからいろいろ経験していきそうですしね。

作品としては、このユメの存在が物語を広げています。当初は耳年増なロリッ娘として、登場しますが、後半は頼れるお姉さんに。ラブコメとして楽しめる作品ですね

★★★
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2016年10月24日

四億円当てた勇者ロトと俺は友達になってる(2)


著者:新木伸
出版社:スニーカー文庫
四億円当てた勇者ロトと俺は友達になってる(2)

ヒキニートなろととの共同生活(別名保護者)を始めたトレボー。ろとがロトで当てた4億円を節約しながら、まったりネトゲをする日々。最初の危機であるアパートの取り壊しは、ゲーム仲間のゾーマ、ワードナーに助けてもらい(ゾーマの会社で一棟買い)、ずっとまったりした日々が続くかと思っていた時、突然ろとままが訪ねてきます。その「ろと」を生んだはずの女性は、ろと以上にJSっぽく、そういうことするのは、絵面的にNGな感じ。っていうか、そもそも何歳なんだ? さらにまったりネトゲーについに「サービス終了のお知らせ」が。彼らの日常が続くことはある得るのか?

ろとままが登場します。大人な女性ではなく、ろと以上にJSっぽい女性。トレボーは、ろとままに「お兄ちゃん」と呼ばれうろたえたり。どう見ても、そういう経験なさそうな容姿ですが、なんと彼女曰く「そういった経験はない」と。ではろとはどうやって生まれた? 天才科学者であるろとままは、自らのコピーがあれば研究がはかどると考え、研究仲間から精子の提供を受け、人工授精したと。で、身体が出産に耐えられそうにないから、帝王切開でろとを生んだと。へー、ほー、はー。じゃあなぜろとをきちんと育てなかった。なぜネグレクトしていた? という問いにも答えはあり、さらにろと自身が気にしていないようなので、しぶしぶ怒りを収めるトレボー。

ろとままも加えて、また日常が戻りますが、今度は「サービス終了のお知らせ」が…どうしようもなく、トレボーは代わりのネトゲを探そうとしますが、時代は月額無料の課金制が主流。定額でまったり遊べるゲームは皆無な状態。そもそもろとは、ネトゲが続けたいのではく、トレボーと出会った今のネトゲを続けたいのであり…今回ばかりは手詰まりかと思えましたが、またもや。

まったりネトゲな日常が描かれる当作品。別にいつまででも続けられそうな作品でした。この作品が終わるとしたら、ろととトレボーが一般的な意味でひっついた時かな? と思っていたのですが、なるほどこういうイベントもあったんですね。

この作品は、ラノベにしては登場人物の年齢が高め。ろとも20歳は超えているようですし、ワードナーとゾーマは40歳前後。トレボーも20代後半のようですし、ラノベ主人公にしては珍しく「童貞」ではないようで、ワードナーとゾーマもそういう関係のようですし、ろとままも見かけはともかくママなんですし。
個人的には廃人(ゲーマー)が理解できないので、ろとの言動にいらつかされました。その分、作者の他4コマ小説に比べて読みづらいところがあったのは事実です。トレボーも世間知らなすぎるし、ゾーマの会社経営も常識からずれてしまっています。Win-Winな関係ってのは、わかるけど、会社買収はお金だけで解決しないことが多いんですけどね。

★★★☆
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2016年09月15日

薪割りスローライフをはじめますか?(はい/いいえ)


著者:新木伸
出版社:スニーカー文庫
薪割りスローライフをはじめますか?(はい/いいえ)

小説家になろうからの文庫本化作品。掲載時は、Twitterでの投票により物語が分岐するという形態だったようです。
主人公は、別世界で魔王と闘い、相打ちになって死亡した模様。今までの行いがよかったので、勇者はいやで「普通の生活がしたい」という希望が聞き入れられ、転生したようです。でもいきなり5歳って?

「……ここはどこ? ぼくはだれ?」
辺境の村にぽつんと立ってた"ぼく"は、村長さんから薪割りの仕事をもらった。
試しに薪を、割ってみますか? [はい/いいえ]
→[はい]ぱっかん。ぱっかん。オバちゃんたち、村人みんなに喜ばれて、またぱっかん。
てなスローライフが始まります。いろいろ突っ込みたいところではありますね。5歳でいきなり薪割りできるのかい? と。まあそこは、転生するときに前世の能力がついたままだったのでしょう。

で、この村で最初に出会った同い年の男の子、マイケルの案内で、同い年(一部お姉さん)の女の子たちと出会っていきます。その出会いには感動的なものはなく、二言三言会話(って主人公は、基本はい/いいえしか言わない)するだけで、女の子たちは主人公に好感度Upというチートなことになっています。キサラはテンプレなツンデレ状態だし、べた惚れな女の子もいたりして。でも主人公は、朴念仁。なのでなんの進歩もない。

マイケルは、もう見事な男の子で、女の子のぱんつを見るのが大好き。二言目には「おしり触らせて」とエロガキ一直線。まあじめじめしていないから、女の子たちも受け入れているんでしょうね。でもマイケルは爆発しなさい。

Twitterでの投票を元に「はい/いいえ」で分岐していくということですが、最後に出ているNG選択(本編と逆を選んだ場合)を読んでも、結局は同じ状況になっています。そういう意味では、あまり自由度はないのかな?大惨事になるかもしれませんが、もっと選択によってストーリーが変わるほうが面白いですね。

★★★☆
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2016年08月05日

四億円当てた勇者ロトと俺は友達になってる

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著者:新木伸
出版社:スニーカー文庫
四億円当てた勇者ロトと俺は友達になってる

作者得意の日常小説…なんですが、GJ部やCマートに比べると、一ランク落ちるかな? 物語は、主人公目線で進みます。

閑古鳥がなくオンラインゲームで、相棒のとれぼー(美少女エルフ)と、ろと(おっさん戦士)。リアルではまったく面識がなく、そもそも中の人の性別もわからない状態。そんなある日、チャットで
『ねー。とれぼー』
『なんだ? ろと』
『ぼくねー。四億円当たっちゃったー。島買ったほうがいいかなー?』
尋ねてきます。ゲーム内での言動から、ろとは日常生活能力が皆無なのは丸わかり。ほっておくと身の破滅になると即断したとれぼーは、ろとに直接助言することに。で、ろとの家を教えてもらい、向かったところ、そこにいたのは、中年おっさんではなく、残念系美少女(ロリ属性)でした。四億円の管理役として、少女に永久就職(別名ヒモともいう)青年のぽんこつスローライフが描かれます。

二人で暮らすようになっても、相変わらずゲーム三昧な生活は変わりません。年齢は明記されていないのですが、とれぼーは20代前半、ろとは20歳くらい? といい歳の異性が六畳一間で暮らしているのに、色っぽいことはなにもなし。それもこれも、ろとが現実離れしているからなんですが…で、一ランク落ちるといった原因は、このろとの「現実離れ」したところに原因があるんです。いくら引きこもりニートな生活をしていたにしても、やはり女性は女性。もう少し恥じらいがあってもおかしくないだろと。羞恥心が欠落しているわけではないよう(トイレの臭いなど)ですが、とれぼーに「身体洗って」と頼んだり…よくとれば、それだけとれぼーに懐いているんですが… その警戒心のなさに違和感を覚えてしまうのです。これ、読み続けていたら慣れてくるのかなあ。

それ以外も、登場人物の能力がチートすぎます。下手に日常系であるがゆえ、そういった「非日常」な部分が目立ってしまうのかも。

もう少し読み続けないと判断出来ないな。

★★★
タグ:ラブコメ
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2016年03月16日

艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 瑞の海、鳳の空(3)


著者:むらさきゆきや
出版社:スニーカー文庫
艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 瑞の海、鳳の空(3)

艦隊これくしょんノベライズの第三巻。ついに艦これ改をプレイし始めたので、今までよりストーリーがわかりやすくなりました。でも知らなくても十分に楽しめたと思えます。
冒頭は、鎮守府での運動会! 基礎体力向上のための陸上演習だったはずが、なぜか艦娘たちが体操服で登場。龍鳳はブルマで、千歳が短パン。総合司会は那珂ちゃんじゃなかったです。
そんな風に、まとまりがよくなってきた鎮守府に、司令本部から「恋愛禁止令」が下されます。アイドルに手を出すな! ってことですね。瑞鳳の気持ちは揺れ動き、提督の気持ちも揺れ動きます…その中、提督に「深海棲艦の前線基地を攻略せよ」という作戦が発令されます。無線が傍受されている可能性があるということで、ダミーの命令が下される裏、文書で命令が届けられるのですが……深海棲艦の前線基地を攻略するためには、鎮守府のほぼすべての艦娘を前線に送り込む必要があります。すなわちその間、鎮守府の守りが薄くなることに。そこに深海棲艦は目をつけ……

若き提督と瑞鳳の恋模様を中心に、前線基地の日々が描かれます。そこにいるのは、艦娘という「兵器」たち。でもそれぞれに心があり、普通の乙女のような日々を過ごしています。兵器であるにもかかわらず、いや兵器であるからこそ彼女たちは、日々一生懸命生きています。

この作品がきっかけになり、艦これに興味を持ちました。それまで、擬人化ものに興味を持てなかったのですが(いろいろと、無理が生じるため)、この作品はそういった部分なしに楽しむことができました。

★★★★
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2015年08月24日

艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 瑞の海、鳳の空(2)


著者:むらさきゆきや
出版社:スニーカー文庫
艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 瑞の海、鳳の空(2)

艦隊これくしょんノベライズの第二巻。相変わらず、艦これプレイしておりませんので、通常小説として読ませていただきました。

鎮守府に着任した新人提督。なんとかあ号作戦に勝利しますが、北方海域で苦戦を強いられ、秘書艦・加賀が入渠してしまいます。代わりに秘書艦に任命したのは、努力家の五月雨。けれども彼女はドジッ娘でした… それもラッキースケベ方面にドジをするため、加賀たちにあらぬ疑いをもたれてしまいます。そんなこんなで苦労する、提督をねぎらおうと瑞鳳は、玉子焼きを作ろうとするのですが、なかなかうまく行かず…

と相変わらず瑞鳳と提督のラブコメを中心にしてストーリーが展開していきます。なんだかすでに、擬人化がどうでもよくなってきております。普通に若き提督と年頃娘たちのラブコメでいいじゃないかと。まあそうすると艦これファンの方達を引き入れられないんですけどね。ファンな方の気持ちはわかりませんが、そうじゃない(というより理解出来ない)私でも楽しめるというのはすごいですね。いや、擬人化が嫌いな訳ではなく、元ネタがさっぱりわからないということなんですが、それでも各艦娘たちが魅力的なので、楽しむことが出来ます。

次巻が最終刊になるとのこと。どうやらこのままニヤニヤと楽しい作品のまま、終わりそうですね。

★★★☆
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2015年07月01日

艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 瑞の海、鳳の空


著者:むらさきゆきや
出版社:スニーカー文庫
艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 瑞の海、鳳の空

艦隊これくしょんのノベライズ。私、艦これプレイしたことありません。ついでに艦船にも興味ありません。それ故、ノベライズやコミカライズされた作品にも手を出していなかったのですが、作者買いで思わず購入。結果、一部ひっかかりはあるものの、ラブコメとして充分楽しめる作品でした。

主人公の乗艦が「深海棲艦」に攻撃され、戦友を失い自らも死を覚悟します。しかし、突如として現れた九九式艦爆によって窮地を救われます。その際彼が目にしたのは、洋上で弓を引く美少女−瑞鳳の姿。後日、特殊な理由により鎮守府の提督に抜擢されることになります。そこは艦娘という少女たちがいる特殊な鎮守府。その少女たちと共に、深海棲艦に立ち向かっていく姿を描いていきます。

ノベライズということで、プレイ日記のようなシーンもあります。資源を渡して、しばらくすると武器や艦娘が建造される。しかも、同じ資源量でも別のものが作成されたりするという、ガチャのようなものや、提督は戦場に赴けず、モニタ画面を通して「進軍・撤退」などの簡単な命令しか出せないなどなど。

それだけだったら、途中で読むのをやめていたでしょうね。しかし、この作品は、艦娘と新米提督のラブコメに主眼をおいており、艦娘たちが、人間の少女のメンタリティを持った存在として描かれています。そのため、元ネタを知らない人でも、楽しめる作品に昇華されているのです。

ノベライズというカテゴリである以上、仕方ないのでしょうが、ゲーム内用語と思われる用語が大量に使われているのが、少々残念。別にその言葉なくてもよかったのでは? と思われるシーンもありました。

それでも瑞鳳と、新米提督の淡い恋の行方が楽しみになる作品ですね。

★★★☆
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2015年05月07日

長門有希ちゃんの消失 とある一日


著者:新木伸
出版社:スニーカー文庫
長門有希ちゃんの消失 とある一日

先にいいます。ハルヒシリーズ、まったく読んだことありません。アニメも見たことありません(いつ放送されていたのかも、知らない) そんな人間がなぜスピンアウト作品に手を出したのかというと、作者買いしたから。元作品をまったく知らないので、「長門有希」ってのが、ハルヒシリーズの登場人物ということも知りませんでした。普通に、新木さんの新作だと思って…

作品は、4コマ小説です。なので、あまりキャラクターの関係性に深く踏み込むシーンはなく、元作品を知らなくても、案外読みやすいものでした。そうはいっても、キャラクターの性格もわからないので、なにを言っているのか不明なシーンもあります。まあ元作品を知っていて、そのファン向けに書かれた作品なのだから、当然ですよね。

あっという間に読み終わりましたが、やはりなにも残りませんでしたね。スピンアウト作品は、元作品を読んでからという当たり前の結論になってしまいました。

★の数は、知らなくても楽しめた部分もあるということでプラス。元作品への興味が湧かなかったという点でマイナスしております。

★★
タグ:★★
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2014年10月28日

愛だ恋だを取り締まる俺に、春がやってきたので無秩序 (1)


著者:竹井10日
出版社:スニーカー文庫
愛だ恋だを取り締まる俺に、春がやってきたので無秩序 (1)

長いタイトルはダメだって… やはり私にとって地雷でした。
遺伝子レベルの相性指数のみでカップルが成立し、自由恋愛が禁止された世界が舞台。自由恋愛をすると、劣った遺伝子の子供が出来て、人類が滅びるからといった理由らしい。その世界で、恋愛の取り締まりをしている学生捜査官・片城統吾と砂田橋天音が主人公のよう。その二人が、超マイペースな恋ヶ窪恋姫に振り回せるコメディ。恋愛捜査官なのに、恋愛フラグが林立するという状況。

結局なにがいいたいのかさっぱりわからん。設定自体も、60-70年代のSFでありがちなもの。ま、SFに限らずいろんなジャンルでありますね。別に目新しい設定が欲しい訳ではないので、そこはいいんだけど、登場キャラがおバカすぎて、ついていけない。これがこの作者の色なんでしょうね。劇薬な作品なのかも知れません。気に入る人には中毒性があるようですから。幸い(なのか?)私には効かなかったようです。

タグ: 地雷
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2014年10月03日

闇堕ち騎士がダンジョン始めました! !(2)


著者:東亮太
出版社:スニーカー文庫
闇堕ち騎士がダンジョン始めました! !(2)

2巻で完結してしまいました。まあ妥当でしょうね。1巻では非条理ギャグになりかけていたのに、わざわざ「現実」にフォーカスしてしまったがため、行き詰まったという感じ。闇落ちしたナオハルが、人族に戻るかどうかの葛藤を中心に描いていけば、もう少し続いたような気がします。

ナオハルと冒険者・リオーネが会っていることが魔族の上層部にばれ、フェリスの代わりにエリート魔族が獅子竜迷宮の統括を行うことに。ところがこいつがどうしようもないやつで、パワハラ・セクハラの連続。それまでのほのぼのした雰囲気が一気に崩れ...

そんな環境を打破するためにナオハルがとった「禁断の」方法というのが、ストライキ。うーん、なんか違うんだよなあ。ストの意味と方法を間違っているというのはまあいいとして、この物語に現実を持ち込んだら、一気に陳腐になってしまうことが理解されていない。結局、ナオハルの悩みも、どこかに行ってしまっているし、闇落ちとかダンジョンといったファンタジー設定が無用の長物になっています。どうも最近のスニーカー文庫は質が落ちてしまったなあ。
ラストの処理についても、まあなんというか残念です。すべてが台無しになってしまったような。

★☆
タグ:ラブコメ
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2014年09月24日

新妹魔王の契約者(6)


著者:上栖綴人
出版社:スニーカー文庫
新妹魔王の契約者(6)

5巻読んでいない(買っていない)のに6巻。短編集でした。
4巻で「バランスが悪い」と書いておりましたが、この短編集は完全に官能小説に舵を切っております。もうね、無茶苦茶。
第一章では、刃更と澪と柚希によるスク水3P。なんかもうラノベだということを忘れたとしか思えない描写になっております。第二章は、万理亜と澪。淫夢だとか、パンツを食べるだとか、バナナがお食事だとか? 第三章は刃更とゼストと胡桃による絡み。胡桃ですら絶頂しまくる描写があります。ついでに刃更のナニを口でナニする胡桃だとか。はい。第四章は長谷川先生。こちらはパイズリだの素股だの、最後は「もうやっておるだろう」というシーンの連続。1巻の頃は、一応寸止めだったはず。設定の都合上、ヒロインは絶頂していたものの、そこもボカしていました。それが巻数が進むにつれ、ヒロインズの絶頂や大切なところの状態描写が増えてきていました。それでも刃更はあまり決定的なシーンはなかったはず。それが今回は、何回出した?

ということで、5巻を読まないまま、このシリーズからはさよならします。ラブコメや異能バトルなら、もっと面白い作品あるし、官能小説なら専門レーベルのほうがいい。なんども書くけど、レーベル変えてしまったほうが足かせがなくなって、おもしろくなると思うよ。

★☆
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2014年07月01日

闇堕ち騎士がダンジョン始めました! !


著者:東亮太
出版社:スニーカー文庫
闇堕ち騎士がダンジョン始めました! !

街中にダンジョンがあり、その攻略を行っている冒険者(人間)がたくさんいる世界。そんな一人のナオハルが主人公。彼には、冒険者として高レベルな幼なじみがいて、彼女にふさわしくなろうと、魔剣を手に入れようとダンジョンを攻略しています。この世界でのダンジョンは、Rougeのように入るたびに敵(魔族)や罠・宝箱がランダムに配置されるもの。何度も挑戦しているうちに、偶然最下層にたどり着き、偶然魔剣を入手します。ところが、その魔剣には「呪い」がかけられており、彼は魔族に転生してしまいます。ま、ファンタジーでは、ありがちですね。
「ゲーム脳」なラノベですね。ダンジョンは、魔族が「生活」のために作ったもので、冒険者(人間)が、身の安全(一定ダメージを受けると、安全に脱出できる)のため購入する「オーブ」が収入源になっています。ダンジョンのモンスターは、雇われた魔族か、市場で購入されたモンスター。罠や宝箱も市場で購入したもの。もちろんモンスターたちも「身の危険」はなく、一定のダメージを受けると、バックヤードに自動転送されるという設定。一種のテーマパークですね。

当然、ダンジョン間には競争があり、いかに冒険者に来てもらえるかが勝負。しかも「魔族にはダンジョン以外の働き口はありません!」という状況で、魔族になってしまうと、働きかたも選べません。さらに元人間は、魔族社会では「最下層」の扱いなため、就職もままならない状況。ナオハルも、仕方なくダメダメ魔族のフェリスとともに、新規ダンジョンを立ち上げることに。一緒に働くのは、セイレーンのセレナ(水場がないと、戦えない)や、脳もかなり腐っているグールの少女・タニヤ。お金がないので、モンスターは大ネズミと、歳をとって石化出来なくなったコカトリスという「使えない」連中。果たして、生き残ることはできるのか?

ありがちな設定になっています。ナオハルの周りの魔族が美少女ばかりなのもお約束ですね。グールのタニヤも本体(魂)は美少女というお約束もあります。

ネタバレ気味ですが、冒頭でわかることなので書きますと、ナオハルは現代世界(現代日本)から、この世界に転生しています。しかもそのときの記憶が一部あるようです。これが、後半の伏線になっていくのですが、うまく生かせていないですね。別にこの設定なくして、ドタバタラブコメにしたほうがよかったのでは? 各キャラの個性は悪くないので、設定を複数混ぜようとして失敗しているのが残念です。

でも、最近この手のゲーム世界を舞台にした小説が多いですねえ。でも不条理感では、かなり以前に出版された火浦功さんの「ファイナル・セーラー・クエスト」に勝てないなあ。これを超える不条理コメディを期待。

★☆
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2014年01月21日

新妹魔王の契約者(4)


著者:上栖綴人
出版社:スニーカー文庫
新妹魔王の契約者(4)

エロコメ異能バトル...というかエロ+異能バトルの4冊目。前回、大きくバランスが崩れて、出来の悪いエロ小説になったと書いておりますが、今回もその崩れは戻っておらず、三文ポルノのようなイントロです。

ゾルキアを倒した、刃更たちが次に目指すのは「体育祭」を成功させること。学園異能バトルの日常シーンとして悪くはないエピソードです。でもねえ、体育祭を成功させるVs破壊するという、対立の構図は、前巻までの規模に比べて小さすぎるのではないかい? しかも刃更たち主人公ではない存在が、解決しており、そもそもこのエピソード必要だったのか? という感じも受けます。

今までは、同年代もしくは年下需要だったのが、今までも登場はしていた長谷川先生が「大人の魅力」で、刃更に迫っています。というか、ほぼなんかしてしまったようです。

英雄色を好む。まあ昔から言われていますが、刃更の好み方は少し異常な気もします。主従関係の契約とか、そんなエクスキューズが完全にふっとんでしまっていますね。今までは、女性側の描写しかなかったのですが、今回先生に対しては、発射してしまったみたい...もういっそレーベル変えて、そっち訪問で押していけば...

バランスが崩れたままの4巻。うーむ。

★☆
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2013年06月17日

新妹魔王の契約者(3)


著者:上栖綴人
出版社:スニーカー文庫
新妹魔王の契約者(3)

エロコメ異能バトルな三冊目。っていうか、今回の冒頭部分完全にエロ小説です。それも出来の悪い...なんだろ? この残念な気持ち。設定が中二なのはともかく、異能バトルとラブコメがバランスしていたと思うのですが、ここにきてバランスが崩壊してしまっているような...せっかく異能バトルのほうは佳境に入ってきているのに...

勇者たちから、澪を守り切った刃更。今度は、魔界からゾルギアが澪を狙ってくる。現状戦力では心許ないということで、澪の強化のため、あんなことやこんなことをさせる万里亜。さらに対抗心から幼なじみの柚希も、刃更と主従関係を結ぶことに。柚希の刃更への信頼感のせいか、主従関係を結ぶと同時にパワーアップまで果たしてしまう。それを見て澪は...って刃更さん爆発してください。
でも、このシーンって必要あるんだろうか? 澪は「9回」耐えたからそれ以上耐えてみせるという柚希。9回の意味が最初わからなかったんですが、これって女性がああなった回数なんですかねえ...

今回万里亜の動きがキーになります。ゾルギアの陰謀、絶体絶命となる刃更兄妹。そこに滝川のフォローでなんとかという展開。その過程で、ゼクスにもフラグがたったとか...

メインストーリーはおもしろいんですよね。でもバランスが...どうしようかなあ?

★★☆
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2013年03月29日

新妹魔王の契約者(2)


著者:上栖綴人
出版社:スニーカー文庫
新妹魔王の契約者(2)

シリアス展開とエロ展開が交互にくる、不思議な作品。
主人公・刃更は元勇者。とある出来事が原因で、里を追放された過去を持つ。その際も唯一彼の味方になってくれた父親が「妹だ」と二人の美少女を連れてきたのが前回。そのうち澪と主従関係を結ぶことになったが、サキュバスでもある万里亜のミス(?)により、刃更が主人・澪が従者として契約が成立してしまう。仲介したサキュバスの特性により、従者が主人に逆らうと、性的な罰が与えられる...そんなドタバタ主従の前に、刃更の幼馴染・柚希が澪への刺客として現れる...

根幹となるストーリーは、澪たち魔族を狙う「勇者の里=刃更の幼馴染たち」と刃更の戦い。「家族を守る」という気持ちと「勇者としての使命」の間で葛藤する若者たち。澪と刃更は「家族を守る」ため、主従関係を強固なものにして、戦いに挑む... ここだけみると、シリアスなバトルものです。
ところが、そこにサキュバスが絡んでくるので、エロ展開が...主従関係を強くするための方法が「より強烈な性的快感を得ること」...頭痛い...なので、そのシーンだけとりだすと、ポルノに近いです。

シリアスとエロ、さらにラブコメがバランスしているという作品ではありますが、ここまでエロ入れる必要あったのかなあ? レーベル考えると無茶できないんだし、エロシーンでページとらなくても...

とはいえ、燃える展開と萌える展開、さらに○ける展開が楽しい作品です。

★★★☆
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2013年03月12日

僕の欲望は手に負えない


著者:天音マサキ
出版社:スニーカー文庫
僕の欲望は手に負えない

スニーカー大賞 特別賞受賞作品。「欲望」は「ヒロイン」と読ませたいようですが、それは無理だろ。

主人公は、にわかオタクのヒイロ。両親姉妹が筋金入りオタクだったようで、一部素質を受け継いでいるようです。高校では、オタク研究会の会長をしている模様。そんなヒイロのもとに『貴方は選ばれました!どんな願いでも叶えます!』という手紙が届きます。彼は、『二次元の彼女がたくさん欲しい』と書いて、同封されていた封筒で返送(住所はなかった)ゲーム出身の久檀梨香、アニメ出身の奏、ラノベ出身の咲姫という三人の美少女が現れます。さらに、彼女たちと同じお屋敷に住むことに...典型的なハーレムラブコメですね。さらにヒロインがラブコメ創作物出身ということで、ややこしくなっていますが...
メインヒロインは梨香。出身のゲームでは、他ヒロインの攻略を手助けする役割で、自分が攻略されるシナリオでは、バグにより途中で終了してしまうというかわいそうな役回り。こちらの世界では、テンプレートなツンデレさんです。奏は、原作では九の一。こちらではメイドさんで、梨香を助けるような存在。ヒイロへの好意もあるよう。咲姫は、本来ならばヒイロに好意を持つべきところ、なぜか美少女大好き! なことに。もしかしたらヒイロを女性化したような存在なのかな?

彼らが通う学校も、まるでラノベのような学校となっており、クラスメイトたちも変なヤツばかりです。

今回は導入部のような形になっており、あまりストーリー的進展はありません。梨香-ヒイロを中心に、ハーレムラブコメになっていくのかな?

★★★
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2012年12月26日

新妹魔王の契約者(1)


著者:上栖綴人
出版社:スニーカー文庫
新妹魔王の契約者(1)

スニーカー文庫です。つまり中二設定山盛りの作品です。でも、案外それが楽しくなるんだから困ったものだ。

主人公は、高校二年の東城刃更(バサラと読む。ほらね)。彼は、以前勇者だったものの、とある出来事が原因で、隠里から追放され一般人として生活しています。一緒に生活しているのは、破天荒な父親。彼も元は勇者でしたが、刃更が追放された時に、彼を護って勇者を止めたという、男気のある父親。そんな父親が突然再婚を宣言し、義理の妹なる美少女二人と会わせるといいだしたところから、物語がスタート。

ファミレスで、二人の「妹」澪・万里亜と会うことになるのですが、トイレに入っている姿を見てしまうという、最悪の出会い方をします。その後父親が海外出張に出てしまったことにより、妹2人と共同生活を始めるのですが、実は新米な魔王とサキュバスで、主従関係を結ぶ儀式をされてしまうのですが、その際ミス(もしかしたらわざと?)主従関係が逆転し、刃更が主人、澪が従者として契約が成立してしまいます。しかもサキュバスの能力を使って契約したもので、主人に反抗すると、性的快感を得てしまうという罰なんだかよくわからん呪いがかかります。この呪いを解くのには、主人への服従を心から誓うことが必要ということで、かなりエロいシーンが続くわけですが...後半では、自力で復活していたから、この設定はどうでもよかったんかな?

妹もの、幼なじみ、異能バトル、ラブコメ、エロコメの要素をぶち込んだストーリーです。中二設定が満載なことに耐えられれば、展開も速く面白い作品かも知れません。後半の刃更もかっこいいですしね。まだまだ続くようなので、楽しみではあります。

★★★☆
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2012年12月17日

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している(2)


著者:春日部タケル
出版社:スニーカー文庫
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している(2)

長いタイトル... 脳内に「ひどい」選択肢が現れ、そのどちらかを選択しないとひどい頭痛がするという設定。
自称神の使いこと、役立たず美少女ショコラと同居することになった主人公奏。ショコラは、奏でのお世話ペットという扱いで同じクラスに転入してくることに。絶対選択肢のせいで、変態扱いされている奏の立場がさらに悪くなる...

そんな中「お断り5Vs表ランキング」のお祭りイベントが開催されることになります。そんな折、奏の幼なじみである箱庭ゆらぎが登場。彼女は美少女ながら、妹であることに絶対的な存在意義をもっており、周りの人間みなの「妹」として振る舞うという面倒な性格。そんな彼女もイベントに参加することになります。
奏に妹して、変態的愛を捧げるゆらぎに対して、謳歌やふらのがジェラシーを感じるようになったみたいで、ラブコメ度が高くなってきています。

中二設定はともかく、ラブコメ部分は面白くなってきていますね。問題なのは、登場人物ほぼ全員が、どこかおかしい人ばかりで、まともな人がいないこと。今のところ、なんとかストーリーが進んでいますが、下手したら完全に停滞してしまいそうな雰囲気があります。これ以上人数増やすのもどうかと思いますが「まとも」な人物を、狂言回しにしておかないと、崩壊しそうです。

★★☆
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2012年11月16日

彼女たちのメシがマズい100の理由


著者:高野小鹿
出版社:スニーカー文庫
彼女たちのメシがマズい100の理由

新人賞受賞作品。主人公は、一人暮らしをすることになった高校生・愛内葉介。掃除・洗濯・炊事は、隣に住む幼なじみの美少女・香神紅緒がやってくれることになるという、なんというか非常に恵まれた高校生です。
「美少女幼なじみに甲斐甲斐しく世話してもらいました」では、もちろんお話としてふくらみませんから、そこには落とし穴がある訳です。タイトルからもわかるように、彼女が作る料理は「凶器のようにまずい」ということ。彼女の味覚自体がおかしいようで(母親譲り?)、彼女自身はおいしいと食べるのですが、葉介にとってはとんでもないもの。
その後登場するヒロイン達、金髪美少女のリリィ、同級生の花菱カロンの作る料理もまずい...そんな彼女たちに囲まれた葉介の生活は...

根本の設定は面白いものです。が、新人さん故か、残念なところが。ヒロインの行動の理由が明確になっていない(というか表現しきれていない)ところがあります。またラストも唐突すぎますね。無理矢理「続く」にしてしまっているとしか思えない。受賞時には、完結していたのでしょうから、著者の責任ではないのかも知れませんが...

今回のヒキでは、次回読もうという気が失せてしまいますね。それまでの雰囲気がすべてなくなってしまっているというか...

★★☆
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2012年10月25日

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している


著者:春日部タケル
出版社:スニーカー文庫
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している

久々に読む、スニーカー文庫。最近読みたいと思う作品がなかったんだよなあ。で、この作品。またタイトルが長いです...

主人公は、天草 奏という男子生徒。なぜか脳内に2択の選択肢が現れ、どちらかを選ばない限り頭が締め付けられるような痛みが続くという症状を持っています。2択は、どちらを選んでも酷いもので、道ばたにエロ本が落ちているのを見つけた時は、「(1)顔に押し付けて臭いを嗅ぐ」「(2)食べる」というもの...端から見れば「残念な人」になりますよね。ある日、突然美少女が空から降ってきて、奏のサポートをするためにきたという彼女は、記憶喪失。名前すら忘れていたので、とりあえずショコラと呼ぶことになります。
ヒロインは、雪平 ふらの(美少女だが、毒舌と猥談でお断り5の一員)、遊王子 謳歌(小動物のような可愛さと無邪気さがあるけど、度が過ぎておりお断り5の一員)、道楽 宴(担任。見た目はロリな先生。ただし毒舌。昔、絶対選択肢を持っていた)、柔風 小凪(美少女で、校内人気ベスト3に入る。ただし男性に免疫がない)
彼女たちを中心に、奏の絶対選択肢によるドタバタが描かれるラブコメです。まあ中二病設定満載なお話ですね。

絶対選択肢は、ある年齢を迎え、神様からのクエストに成功するとなくなってくれるけど、一つでもクエストに失敗すると、永遠に続くという設定になっており、後半は奏が、クエストに挑戦していくストーリーになっています。まあ、当然まともなクエストはなく、「小凪のぱんつを、穿いている状態で見る」といったものです。それをショコラのサポート(?)で、達成していくというもの。

中二病満載なので、心に余裕があるときでないと、読むの疲れます。悪くはないんですけどねえ。

★★
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2010年10月08日

ぼくこい


著者:森嶋ビンゴ
出版社:スニーカー文庫
ぼくこい

作者の名前はビンゴですが、大はずれでした。ストーリーにリアリティがまったくないんです。結局は、出来の悪いギャルゲーの劣化コピーにすぎない。それぞれの登場人物が「死んで」しまっているというのが印象です。

仲のいい友人と、引きこもれる楽園を取り上げられそうになり、交換条件「恋人をつくる」を実行しようとする4人。(実際に動くのは2人だけだけど) 一人はクラスのマドンナ的存在へアタック。もう一人(これが実質主人公)は、クラブの後輩を落とそうとする。それまで、なにもしていなかった彼らにとっては、人との付き合いを考える、良い経験になったのでしょうが、どうもね。まず同級生のほう。まあ「魔性の女」ってのは、実際にいますが、はっきりってそうではない。血が通っていないというか、表面上の美少女というか...クラブの後輩も変。まあオチはよくあるパターンですが、それまでの伏線が弱いため、唐突すぎます。
恋人を作ろうとする彼らの行動は、理解出来ます。まあ本当の好意だったかはわかりませんが、それもよくあることでしょう。でも、女の子が全員うすっぺら過ぎる。よくあるマニュアル本に箇条書きされているものから、適当にとっただけという感じで、一個の人間として個性がまったく見えてきません。笑いどころも、泣き所もないまま終わってしまった感が強いですね。

タグ: 地雷
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2009年12月17日

妄想少女 そんなにいっぱい脱げません!?


著者:東亮太
出版社:スニーカー文庫
妄想少女 そんなにいっぱい脱げません!?

スニーカー文庫のラブコメ。あまり期待はできなかったのですが、表紙に惹かれて購入してみました。主人公である光宏は、萌え系イラストを愛しているけど、二次専ではなく、普通の女の子にも興味を持っている高校生...ってこの時点で妙なことに。その光宏がお気に入りのイラストレーター(CGです)の新キャラを見て「こんな子が現実にいたら」と妄想しながら就寝したら、朝そのイラストが実体化していた。で実は絵師さんは...っていうストーリーです。

この作品はラブコメではありません。ラブもコメも要素にありません。かといってエロでもない。中身がないんです。あまりにも...

まず、イラストが実体化する仕組みの説明がありません。それだけでなく。実体化したイラストの説明もよくわからない。さらに、実体化出来るのは光宏だけではないようで、妄想が強ければいいみたい。ってことは、彼が主人公である意味がまったくありません。

妹の存在が意味不明。双子とのことですし、ツンデレを表現したいのかも知れませんが、単なる嫌がらせ(というより虐めに近い)になっています。

ワンパターン。光宏が妄想する − イラストが実体化する − 邪魔が入る − 中途半端なエロシーン − 絵師である歌川みうが介入。というのが延々続きます。その間に、みうと光宏にラブコメ要素でもあればともかく、なにもなく延々... さらにこの邪魔をする人物の行動理由がまったく不明。

他にも細かな点は多々。なんというか「萌え絵をつけて、適当にエロまぜたら売れるんじゃない?」って感じで発刊されたと思われても仕方ない出来。「萌えとエロは違う」という台詞がありましたが、一番分かっていないのは作者なんじゃないかと。「可愛い絵をみてはぁはぁする」といっても、本当にそっち系の行動に出てしまったら、それは単なる「変態」です。

表紙買いはやはり危険だ。

タグ: 地雷
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2009年07月25日

バスカッシュ! Vol.1 レジェンド・イズ・デッド


著者:小太刀右京
出版社:スニーカー文庫
バスカッシュ! Vol.1 レジェンド・イズ・デッド

正直にいいます。この本、間違って購入してしまいました。よくあるパターンとして「
読んでみたら面白かった」というのがありますが、残念ながら私には、まったく合いませんでした(それでも一応頑張って読んでみたのですが...)

舞台設定がよくわからないのですが、主人公ダンが住んでいるのは、スラムのような場所みたいです。で、謎のペットであるスパンキー(小動物を丸呑みにする)だとか、単に性格が暗いだけ? の妹ココとか、絵に描いたような悪役だとかが出てきます。
で、大型ロボットでバスケのまねごとをするというもの。たぶん、全然違うと思います。
月に住む人種との、貧富の差とか、そんなものがバックにあるようなんですが、全部が薄っぺらいんですよね。文章も切れ切れで、心情描写?なにそれ? ってな感じで進んでいきます。各キャラの行動理由がまったくわからず、バスケシーンも抽象的な表現で、なにがなんだか...

結局最後まで、サブタイトルの意味が理解出来ませんでした。「レジェンド」と呼ばれるほどのことが存在しているのか? も理解できていないのですが、それが「死んだ」。古い伝説が崩れ、新しい伝説が生まれたってことなんでしょうか?

全体に下品な文章で、残るものがなにもありませんでした。

星なし=0点
タグ:地雷
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2009年04月16日

ストライクウィッチーズ 弐ノ巻 スオムスいらん子中隊恋する



ストライクウィッチーズ 弐ノ巻 スオムスいらん子中隊恋する

著者:ヤマグチ ノボル
出版社:スニーカー文庫

一冊があまりにも薄かったため、連続で2巻も読んでみました。これで、普通の一巻分(少し少なめ)のボリュームかな?
今回もヒロインは智子。時代の移り変わりについていけず、旧機種に執着する姿が描かれます。愛機が全損しても、新機種に乗り換えられない。その執着をどうやって乗り越えるのか? まあなんとも簡単な方法で乗り越えることになります。まあこれがオチに繋がっていくのですが...
謎の敵はさらに謎になってきました。空戦だけではなく陸戦も描かれているのですが、ビルを利用した要塞ロボットのようなものまで出てきて、もうなにがなんだか...

1巻では、智子にはぐらかされたハルカが本懐を遂げることが出来るのか? といった百合要素もあります。こちらは1巻よりかは、マシになってきたかな? 状況描写は当然ありませんが(あれば違うジャンルになってしまう)、心情描写がされるようになって、そのぶんすっきりした流れになります。とはいえ、道路でそれはないだろといいたいシーンもありますが...

敵の正体がよくわからないので、戦争をしている理由がさっぱり見えてきません。侵略された街の描写もこれまた中途半端なので、思い入れがしにくい。もう少し敵の姿を明確にしてもらったほうが感情移入がやりやすいです。1巻よりかは分かるようになってきたかな? 次巻はもう少し楽しめるかも。

★☆
タグ:★☆
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ストライクウィッチーズ―スオムスいらん子中隊がんばる


著者:ヤマグチ ノボル
出版社:スニーカー文庫
ストライクウィッチーズ―スオムスいらん子中隊がんばる

戦闘機を擬人化したような小説。もともとメディアクロスで企画されているため、本来はOVAを見てから、補完的な意味合いで小説を読むようですが、私はOVAはまったく見ておりません。ので、設定がよくわかりませんでした。ミリタリマニアでもないため、兵器もよくわからない。さらに設定もよくわからないと、正直読むのが辛かったのですが...このシリーズ非常に薄いです。ということで、読んでみることにしました。

出てくるのは、少女ばかり。時代は第二次世界大戦の頃でしょうか? 登場人物それぞれの出身国は現実のモデルがあるようですが、敵は「正体不明の世界の敵ネウロイ」ということで、よく分かりません。戦場で戦うのは、機械化航空歩兵の少女なんですが、これは生身の少女にアタッチメント(飛行用)を取り付け「魔力」で飛ぶというもの。よくある設定として、魔力があるのは少女だけということなんでしょう。

どうもアニメのほうでは「ぱんつアニメ」などと言われているようですが、小説のほうではあまりそこには触れられていません。若干百合要素が入っているようですが、まあそこはラノベ。大したものではなく、まねごとに過ぎないレベルです。

ストーリーは、スオムスという辺境地に集められた「いらん子中隊=各部隊での問題児」の成長を描くもの。「撃墜数がすべて」と個人プレイに走っていたエースが、一人ではとうてい勝てない敵と遭遇し、仲間と協調して戦うことを覚えていく過程が描かれております。なんせ薄いので一気に読めてしまうのですが、ストーリーも非常にUpテンポです。ある程度兵器に興味があれば、もっと面白く読めるのかな?

タグ:
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