2012年08月21日

うさぎロボ(1) 謎の妹と俺たちのUFO探索記


著者:佐藤了
出版社:ファミ通文庫
うさぎロボ(1) 謎の妹と俺たちのUFO探索記

「世界の危機はめくるめく」の佐藤了さん作品。
主人公は、元厨二病(重度)だった高校生・篠原隆介。なんとか過去の黒歴史を消し去ろうと、普通の高校生活を送っていたところに、ウサ耳少女な転校生 カリンが現れます。彼女は、自らを「異星人」といい、隆介を「生き別れの兄」と名指しします。そのため、消し去れていなかった厨二病疑惑が再燃。
といいながら、隆介が所属するのは、幼なじみが始めた「UFO研究会」に属するなど、結局は厨二病が続いているんではないかい? まあハーレム状態のサークルみたいだから、止められないのかも知れないけど...

その後、カリンの言葉を信じて「裏山のUFO」を探すことになる研究会。ところが、村の大人から強く止められて...というストーリーになっていくのですが、このあたりがもうダレダレすぎて、何度読むのを止めようと思ったか...UFOの存在が、カリンの妄想に過ぎないとしか思えない展開で、冒頭にあったコメディの雰囲気がなくなり、かといってシリアスにもなれず(与えられる情報が少なすぎて、謎解きをしている感覚がまったくない)中途半端。ラストに向けての展開も、テンポが悪いため、緊迫感がまったくないまま、進んでしまいます。

すでに発行されている2巻までは購入してしまったけど、改善が見られないようならば、読むの止めようかな?

タグ: 地雷
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2012年06月28日

はなぢ店長じゃ、だめですか?(1)


著者:新木伸
出版社:ファミ通文庫
はなぢ店長じゃ、だめですか?(1)

「GJ部」の新木伸というのが、世間の評価なのかな? 私は読んだことないのですが...(レーベルが合わないから手を出していない)私にとっては「明るい家族砲計画っ! 」の新木さんです。

まあ「明るい...」も、きわどい話題がありましたが、今回は猥談爆裂。なんせ初っぱなから、
「言いかたなんてどうでもいいのよ。あたしは射精が気持ちいいかどうかを訊いてるの
「頼みますから、ひどく答えにくいことを訊かんでください」
「いまちょっと出してみよっか?」
ですからねえ。これ聞いているほうは、どうみても12歳程度にしか見えないロリ娘(精霊なんで、1万+12歳=本人談)。聞かれているのは、男子高校生である主人公の紫東陸(なんか、危うい名前だな)

元々Hマンガが好きで、Hマンガ専門店マーベラスの常連だった陸。そこは、ロリ娘「チロリ=痴女ロリ」、Hマンガの氣を感じられる武人ぽい、関羽さん。お嬢様風だけど、実は腐女子のヤオイさんといった、個性あふれる店員がいるお店。ある日、Hマンガを購入しようとレジに並んだところ、そこにいたのは、同級生で学級委員の朝倉綾乃。綾乃は、エッチな話題が苦手で、すぐに鼻血を出してしまう。そんな綾乃を助けようと、マーベラスでバイトとして働くことに。

基本、マーベラス店内での日常会話(主に猥談)が中心になっています。それぞれのキャラがしっかりしており、猥談だけでなく、ラブコメもあり、楽しい作品になっています。ギリギリのバランスで成り立っているのでしょうね。これ以上猥談に振ってしまうと、面白くないでしょうし...

しかし、陸のバイト料。現物支給ということで、時給一冊ということですが、これって案外分がいいバイトなんじゃないかな? Hマンガって、千円前後だし... でも同級生(それも可愛い女の子)がいる店で、Hマンガ現物支給っては、かなり辛いな。

★★★☆
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2012年06月26日

ナイトウィザード The 2nd Edition リプレイ 星空のラストリゾート


著者:齋藤幸一/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
ナイトウィザード The 2nd Edition リプレイ 星空のラストリゾート

「蒼穹のエンゲージ」に続編リプレイ。こちらも元々はWebで公開されていたものを加筆修正したもののようです。
今回は、PC1が砕からサクラに変更になっています。キャンペーン中にPC1が「死亡」以外の理由で変わるのは、珍しいかも。

世界を滅ぼしながら進む、亡者の船ナグルファルに挑むサクラをはじめとするファイアフライを描いたエピソードになっています。

GMが元自衛官ということで、前巻ではかなり軍事ネタが多く読みにくい印象があったのですが、今回はPCたちの魅力のほうが勝ってきており、バランスのいいリプレイになっていました。やはり「殺意様」のPCは面白いですねえ。本来おしとやかな女性キャラだったはずなのに、なぜかピアニィが重なって見えてしまいます。しかし、ヒロインが殺意でサポートするってのは、アリなんでしょうか(笑)

今回でこのシリーズは完了のようです。ようやくうまく回り始めたところなんで、非常に残念ですね。もう少し続けて欲しかったです。

★★★
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2012年06月22日

7秒後の酒多さんと、俺。(2)


著者:淺沼広太
出版社:ファミ通文庫
7秒後の酒多さんと、俺。(2)

7秒先の音が聞こえる(ただし対象者に限る)面堂朗が主人公。前巻では、この能力を使える対象=酒多さんに隠していましたが、いろいろあって彼女に明かしたことで、どじっ娘酒多さんのフォローが楽になるかと思いきや、なぜか縁の7秒先の音も聞こえるようになって...

今回は、酒多さんが朗にツンデレします。って、ここまであからさまにやったら、好意ダダ漏れで、どんな朴念仁でもその好意に気がつきそうなものですが、朗はまったく気がつかない...というか、気がついているのに「今の状態」が心地よいが為、あえて無視している? なんかラブコメという感じがしませんね。
未来が聞こえるようになった、縁との距離が近づいていっているので(罵詈雑言は相変わらずですが)、そのあたりからラブコメさせたほうが面白いのでは?

7秒後の音が聞こえるという異能を、ストーリーにうまく生かし切れていないように感じます。1巻のほうが、もう少し生きた設定になっていたかな。酒多さんと縁というダブルヒロインは、それなりにキャラ立ちしているのですが、今回登場した女子大生・晴美さんは、存在感がない。ストーリー上の必要性が曖昧です。逆にハイスペック川原は、そのスペックが凄すぎて、主人公の異能がかすんでしまっています。っていうか、本当川原のほうが「異能」だろう。

最後にヒキがありますが、1巻と似たような感じですね。このシリーズはここまでかな?
★☆
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2012年06月18日

アルシャードガイア リプレイ 本当のRPG


著者:齋藤幸一+田中信二/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
アルシャードガイア リプレイ 本当のRPG

アルシャードガイアリプレイとなっていますが、イロものというか、ネタ本ですね。商業ベースではなく、同人ベースのノリに近いと思います。なので、一般読者がこの本を「標準的なTRPG」と思ってしまうと、悲劇がおこりそう。

1話目は、TRPG大好きな女子高生たちが「アルシャード世界」に召還されてしまったら? というネタ。この女子高生たちが、そもそも四コマ漫画「くいっくすたーと」内のキャラなんで、二段オチ的なセッションになっています。
2話目は、ラグナクロク発動中のユグドラシル宇宙の片隅で日常をおくる「お頼りさん」たちの姿を描いた「非日常内の日常」セッション。痛天使羽生じゅりあが初登場するセッションでもあります。

いずれもネタオンリーなので、元ネタがわからないと楽しめません。実際私は1話目がまったく理解不能だった。2話目については、ヒーローたちの日常(かなり偏った世界観ではありますが)を描いたものなので、それなりに楽しめたかな?

いずれにしても、楽屋落ちの作品です。

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2012年05月22日

アルシャードガイア リプレイ(2) 美少女★女神と伝説の愛天使


著者:藤井忍/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
アルシャードガイア リプレイ(2) 美少女★女神と伝説の愛天使

アルシャードガイア クロスオーバーシリーズの藤井版完結編。アルシャードトライデント計画とやらの一部らしく、ブルースフィアの危機についてはスルー(というか、サプリメントのシナリオを使って、ユーザー自ら解決してくれというスタンス)。

従来のF.E.A.R.リプレイとスタンスが異なるようですが、GM藤井さんのマスタリングや、PCたちのロールプレイによって、TRPGを遊んだことがなくても、十分に楽しい「いつもの」F.E.A.R.リプレイに仕上がっています。特に、今回新たにPCとして参加することになった羽生じゅりあを演じる緑谷明澄さんがすごい。一瞬にして、場を「じゅりあ一色」に染めてしまいますが、世界観はしっかり保持したまま。このバランスが最高でした。

今回ブルースフィアの危機はスルーされていますが、ちゃんとアルシャードらしく「世界の危機」は一杯転がっています。少し間違うと、収拾がつかなくなりそうなシナリオなので、レベル(経験)の高いプレイヤーとGMでないと、難しいでしょうね。

次のクロスオーバーでは、藤井さんがプレイヤーとして参加される模様。はにゃあがたくさん聞けるのかな?

★★★☆
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2012年04月27日

クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門


著者:石川博品
出版社:ファミ通文庫
クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門


なんていうんでしょう。文章・構成ともども、読みにくさの極限でした。
自らの世界を救うために、27世紀からやってきたカマタリさん(美少女らしい)。主人公にいきなり『中野太一さん。キング・オブ・クズであるあなたに、曽我野三姉妹を攻略していただきたいのでシテ』と頼むことで物語がスタートします。なんでも、攻略することで未来が変わるとか...
それまで女性と付き合ったことのない、太一は何度も失敗しながら(ゲームのように、セーブポイントに戻ってやり直すことができる)彼女たちを攻略しようと奮闘するラブコメです。

構成がよくわからない。しかも文章が読みにくく、かつパンクバンド(じゃないのも混じっていたけど)を延々出すだけの会話とか、小学生作文レベル。人の心って、そんなもんじゃないだろといいたい部分も多々。

地雷作品でした。

タグ: 地雷
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2012年04月02日

明るい家族砲計画っ!(5)


著者:新木伸
出版社:ファミ通文庫
明るい家族砲計画っ!(5)

幼なじみから恋人へ。順調に愛を育んできた拓真と美菜。喧嘩することはあっても、キスで仲直りをするというバカップルへ成長していました。
そんな平和な新城家でまた一騒動が。ヒカリが「弟か妹が欲しい。いま作って」と言いだし、あたふたする二人。自我がある説明書セッちゃんは冷静に「今仕込んでも、出来るのは10月10日後」とか書き出すし。そんな騒ぎの中、白うさぎ便で荷物が二つ届きます。「一度に受け取れる荷物は1つだけ」という規程のため、まずは小さい箱を受け取る拓真。その中には、中学生の美菜が...彼女は、拓真は中学に入った頃に事故で死んでしまったといいます。後日受け取ることになる、大きな箱に入っていたのは大人Verの美菜。彼女も拓真は、事故で死んでしまったといいます(酷い表現で「500個に分かれて帰ってきたんだよ」って)
そんな3人の美菜と過ごす中で、もともとの美菜との間に亀裂が入ってしまい...

今回は美菜大人Verが登場することもあり、かなり直接的な表現が多くなっています。そっち方面の経験豊富な美菜による直接的アプローチが、ねちっこく描かれます。別にこのシーン、なくても本筋に関係なかったのじゃないかな?

今回でシリーズ完結なんですが、作者曰く「ネバーエンディグストーリーが好き」ということで、続けようと思えば続けられる終わり方になっています。そのためか、伏線の拾い忘れがあり、消化不良なシリーズになってしまいました。

★★★
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2012年03月24日

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc6


著者:田尾典丈
出版社:ファミ通文庫
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc6

ギャルゲーの世界が、現実世界に投影されたことにより発生したラブコメ...だと思っていたのですが、どんどん異能バトル化してきています。当初は、投影させた張本人(=主人公)である都筑武紀と、ギャルゲーのヒロインたち、それに現実世界のヒロインが絡む軽いノリのラブコメでした。武紀の「誰かを選ぶのではなく、全員を幸せにする」というハーレム思想をキーとして、女の子たちとの関係を描くもので、現実の人間関係でも起こりうる葛藤が楽しい小説でした。それが、ヒロインたちが出自を認識(現実の存在ではなく、虚構であること)したあたりから、どうしようもない悲しい出来事が増えてきて...
武紀のハーレム思想も、女の子のことを考えているようで、実はかなり自己中心的なものなので、余計に辛くなってきています。現実世界にも「どうしようもない現実」はありますし、それを描くことも小説ではあるのですが、もともと「ギャルゲー」という虚構世界を取り入れた小説の中で、対処出来ない悲劇ばかり描かれるようになると、読むのが辛くなってきます。

すでに8巻まで出ているようですが、ここまでですね。

★☆
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2012年02月15日

Zぼーいず/ぷりんせす(2)


著者:田口仙年堂
出版社:ファミ通文庫
Zぼーいず/ぷりんせす(2)

ようじょ=死神に魂を食べられてしまった高校生3人が、魂を返してもらうために、ようじょ=死神の「姫護者」になったことから始まるコメディの2巻目。

死神クリクリに加えて、今回は天界の姫様であるエルエル=ようじょが登場します。互いに本来相容れない存在であるにも関わらず、子供どうしなかよくなるのですが、まだまだ自らの欲求を抑えるすべを知らない幼さから、騒動を引き起こしてしまいます。
クリクリの付き人は、比較的まともだったのですが、エルエルの付き人は「非常に残念な人」たちです。天使は、男子同士の絡みが好きな「腐天使」。その部下というか人間界での手足は、イケメン男子高校生(ただし重度のロリコン)。まあどうしようもない人たちですね。
#ラノベでは、天界は「変な人」の集まりにするというルールでもあるのでしょうか?

少々のラブコメをスパイスにした、異能バトルのはずなんですが、どうも読みにくいんですよねえ。文体が合わないのかな? それとも魂の扱いに対しての違和感のせいかな?
2巻までは勢いで購入しましたが、このシリーズはここで打ち止めです。

★☆
タグ:異能 ★☆
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2012年02月13日

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc4


著者:田尾典丈
出版社:ファミ通文庫
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc4

ギャルゲーの世界が投影されてしまった世界でのラブコメ。3巻を読んだのが、いつだったか思い出せないのですが、先日fandiscを読んだので、本編を引っ張り出してみました。
今回は、ゲーム世界での主人公が現実に現れ、武紀の前に立ちはだかります。このシリーズ、熱血ラブコメという側面もあるのですが、ヒロインたちが、出自を理解しているところが切ないんですよねえ。武紀の幼なじみとして存在していても、実際には武紀との思い出がない。また酷なことに、武紀の現実の幼なじみも登場しているという...ストーリーをふくらませていくためには、必要なんでしょうけども、どっかひっかかってしまいます。

一番理解するのに苦労したのは、外伝である『シルバーブレット』とのクロスオーバー部分。外伝は読んでいないので、ストーリーのつながりがわかりませんでした。「こういう順で読んだほうがいいよ」というのを、巻頭に書いておいて欲しかったな。

ヒロインは、まだまだ増殖する予感があります。まだ電話でしか出てきていない「現実の」従妹も、近々登場するようですし...

このシリーズは深く考えずに、勢いで読むほうが面白いのかも。

★★
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2012年02月03日

明るい家族砲計画っ!(4)


著者:新木伸
出版社:ファミ通文庫
明るい家族砲計画っ!(4)

これまた長期間熟成させてしまいました。2009年の発刊なので2年以上ですか...こちらは、あまりにも甘甘な展開にむず痒くなって、放置しておりました。なんとなく、こういうわかりやすい小説を読みたくなったので、引っ張り出してみたのですが、本当にわかりやすく、一日かからずに読み終えてしまいました。

神カップルとなっていた、主人公拓真と美奈との間に、突然亀裂が...そこからクラスも巻き込んでの騒動が始まります。拓真の行動は理解できるのですが、なぜ美奈がそこまで頑なになってしまったのか、最後まで理解できませんでした。うーむ、そういう理由かい!

まあ、夫婦喧嘩は犬も食わないということで、まわりは大迷惑だったわけですが、クラスメートたちも、特殊な状況に慣れるの早いですね。説明書のせっちゃん、普通に受け入れているもの。

前回ラストのほうで、少々ドロドロした話がありましたが、今回は比較的読みやすいストーリーでしたね。痒くなりますけど。

★★☆
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2012年01月31日

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!  Fandisc


著者:田尾典丈
出版社:ファミ通文庫
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!  Fandisc

かなり長い間放置していましたが、久しぶりに「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! 」を手に取りました。本編のほうは、どこまで読んだんだっけかなあ? このBlog始める前だったと思うので、はっきり覚えておりません。

Fandiscというサブタイトルからわかるように、短編集となっています。主に1巻のエピソードになるのかな?

主人公の都築武紀によって、ギャルゲーのヒロインが、現実世界に投影されたことによる出来事を描いたラブコメなんですが、ヒロインたちがゲーム世界から来たことを(正確には、現実世界の住人でないことを、かな)認識しているという点がミソ。

今回は、ゆうき(主人公同様、現実世界の住人であるが、ギャルゲーのヒロインが投影された人物)の家でのパジャマパーティに参加したヒロインたちが、武紀の思い出を語るという章立てになっています。基本的に、ヒロインは武紀ラブなんで、甘いお話が続くのですが、本編に比べると、サービスシーンが多めになっているのかな? 彼女たちが、自らの出自を知っているが故の切ないシーンもありますが、基本は甘甘のラブコメ。

最後の章である「攻略仕様のアンチノミー」、元ネタとなる「エターナルイノセンス」で各ヒロインを攻略した順番を言わされることから始まる騒動が描かれているのですが、武紀くん、気持ち悪いくらいに主人公の台詞を暗記しています。これ、普通の女性相手にやったら、思いっきり引かれるんじゃないかな?

本編は、シリアス部が増加してきたんで、読むのを止めたんですが(ラノベは明るくてナンボと個人的に考えております。息抜きしたいんだから)こちらは、かなり軽いノリで楽しく読むことができました。

★★★☆
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2012年01月20日

アルシャードff リプレイ(2) 魔女が望んだ未来消失


著者:緑谷明澄/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
アルシャードff リプレイ(2) 魔女が望んだ未来消失

これはリプレイというより、小説ですね。大ラグナロクへ向かう世界をめぐるストーリーを、TRPGという形を借りて、プレイヤーという名の作者たちが、合作した小説。そういう感じがします。

今回は、プレイヤーとして田中天さんが参加されているので(青のシェルリィ...ええっ!)大惨事になると思っていたのですが、そうでもなかったです。まあサイコロの目が大惨事になっていましたけど...シリアス部分とコメディ部分の比率がよく、映画を見ているようでもありました。各プレイヤーの台詞がかっこいいってのも、物語を盛り上げています。こうなると一つのエンターテイメントで、TRPGの入門には使えませんね。正直このレベルのプレイが出来るようになるまでには、かなり時間がかかりそう...

エピソードとしては、まだ終わっていないと思われます。でも、今回のラストで終わっても問題がないくらい綺麗にまとまっています。壮大なストーリーを楽しむことが出来る作品です。

★★★☆
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2011年11月11日

アルシャードクロスオーバー リプレイ(2) 爆誕! ゴッドウォリアーズ!!


著者:田中天/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
アルシャードクロスオーバー リプレイ(2) 爆誕! ゴッドウォリアーズ!!

田中天さんがGMということ、アルシャードということが重なって、大惨事が発生しています。前巻も大概な設定でしたが、今回もポンコツネコミミ機械神など、ツッコミどころ満載のキャラクターが登場します。

ところが今回は、単なる「だいなし」シナリオではありません。ヒロイン茉莉が、大ラグナロクに対抗するため、父親と対峙し、彼を倒すか、あきらめるかの選択を強いられることになります。古来、神は自らの父親を「殺す」ことで、神になっていった...その神話の世界を体現する世界観。その中で茉莉が下した決断とは...
このあたりは、かなり深くキャラクターの心情が描かれており、ロールプレイとして、また読み物として、感動的なシーンが続いています。

しかし、なんせあの田中天。感動的なだけのシナリオは作りません。ということで、前巻から大きく変貌したグローリアスが、掛け合い漫才を担当(違うような気もする)
さらにネコミミ大司教と、ポンコツ神のなんともゆるい会話。このあたりが、リプレイを「天色」に変えています。

なんといってもアルシャードなんで、大惨事が日常茶飯事になっています。戦闘シーンは、もう人外の戦い。なんか数値化する意味がないようなものになっていますし...茉莉の戦いはまだまだ続くようです。トワイライトのような、破天荒さがないため、こちらのほうがはるかに読みやすいですね。

★★★☆
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2011年10月05日

セブン=フォートレスリプレイ シェローティアの空砦(3)


著者:菊池たけし/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
セブン=フォートレスリプレイ シェローティアの空砦(3)

空砦の3巻なんですが、2巻を読んだのがいつか思い出せない(^^; ということは、ストーリーも思い出せるわけなく、なんだかおいてけぼり感一杯のリプレイになってしまいました。空砦のターニングポイントとなるべきエピソードなんですが、セブンフォートレスの初期リプレイネタも散りばめられており、正直おもしろさがわからないところのほうが多かったです(一応初期リプレイも読んでいるはずなんですが)

今回印象に残った(というか、それしか覚えていない)のは、サシャがどんどん変態になってきたこと。それと本来敵キャラだったはずのエンダースが「エンダースさん」とさん付けで呼ばれるようになったこと。
サシャは、もう立派な変態ですね。セブンフォートレスには、変態が多いので、世界観にフィットしたということでしょうか? 当初は薄幸の美少女だったのになあ。
エンダースは、1巻のシナリオボスだったのに、カウント下げ攻撃で「何も出来ないまま」敗北したため、「リプレイ史上もっとも情けないボスキャラ」という称号を手に入れたことから「さん」付けで呼ばれるようになったんですが、今回は妙に目立っていましたね。

セブンフォートレスの長い歴史(実時間でも)をある程度知っている人でないと、手を出してはいけないシリーズです。

★★☆
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2011年08月25日

Zぼーいず/ぷりんせす


著者:田口仙年堂
出版社:ファミ通文庫
Zぼーいず/ぷりんせす

いきなり死に神の姫様(3歳児)に魂を食べられてしまい、彼女の守護者=姫護者(クレイドル・ガーダー)になってしまった高校生2人が主人公。姫護者になったことで、死なない・怪我がすぐ治る・寝なくてもいいなど、人外の能力を手に入れてしまった二人が、普通の人との差に葛藤していくというのが柱になります。

前半は、姫様(クリクリ)に振り回される二人がコミカルに描かれております。お腹すいて泣いているところに出くわし、いきなり魂を食べられてしまう。で、それが姫護者になる儀式だったというあたりは、よくある出だしです。
お腹の次は、気が緩んでおもらし。ぱんつを探して大騒ぎというエピソードにつながっていきます。このあたりは、ほのぼのとしており、主人公の周りにいる人々も、みな仲良く暖かい雰囲気が流れています。

ところが、中盤で風向きがいきなり変わり、二人の目の前で大切な人が殺されてしまうことに...不死の身体を持っていても助けられなかったという事実に打ちのめされる彼ら。そのまま進めばシリアスな小説になるのでしょうが、そうならないのは、作者の力?

全体を通してみると、比較的暖かい空気が流れる小説となっています。ただ、個人的にはクリクリの言動が、しっくりしません。死神として、人の生死を司る能力を持っているのに、3歳児の判断力しかない。なんか生命をもてあそばれているような気がしてしまいます。死神(それも3歳児)の下僕になるという設定や、キャラクターはおもしろいのですが、生命を扱うという点では、もう少し考えて欲しかったな。

★★☆
タグ:★★☆
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2011年07月13日

世界の危機はめくるめく!(7)


著者:佐藤了
出版社:ファミ通文庫
世界の危機はめくるめく!(7)

「スカートめくりで世界を救う」という、とんでもない設定でスタートした作品もついに完結となります。
最初は色物ラブコメだったものが、正当派ラブコメになっていき、それがいつの間にかシリアスな異能バトルへと変化してきた作品。最終巻はそれらすべての要素を押し込んだようなストーリーとなっています。そのため伏線もなく、「おいっ!」と突っ込みたくなるエピソードも多々あるのですが...複数巻に分ければ、伏線を張ることもできたのでしょうが、そうするとあまりにもシリアスなところや、あまりにもおバカなところができてしまい、そこで飽きてしまっていた可能性がありますので、1巻に押し込んだのが正解なのかな?

もともと「スカートめくり」という、どうしようもない能力を授かった真吾(一応主人公)でしたが、今回は「あんた、それは変態としかいえんぞ」という言動が目立っています。いや、一応「世界だけでなく仲間も救う」ことがベースにあっての言動なんですが、なんというかもうフォローできないです...

当初は一発ギャグ的な作品だったのが、結構大きなストーリーになりました。最後まで楽しむことができたシリーズでした。

★★★☆
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2011年07月11日

7秒後の酒多さんと、俺。


著者:浅沼広太
出版社:ファミ通文庫
7秒後の酒多さんと、俺。

7秒後の音を聞くことができる能力を持った、面堂朗が主人公。いかん、この面堂って名前は...無条件に「暗いよ、狭いよ、怖いよ!」が思い浮かんでしまうではないか。もちろん、それとは関係のないお話なんですが。
ヒロインは、超がつくドジッ娘 酒多さん。それに、酒多さんにいつもひっついている縁(ツンというか、偏屈者)。

朗は、自らの能力が原因で、辛い思いをしてきたため、能力を封印(いつもイヤホンをしている)して、人から距離をとろうとした矢先に、酒多さんのドジを助けてしまう。それが何度か重なっていくうちに、どんどん距離が縮まっていき...というラブコメになっています。あまりといえばあまりな酒多さんのドジぶり。それでも天真爛漫なところがあるため、さわやかラブコメになりそうなんですが、いつも酒多さんのそばにいる縁の存在が、個人的にはNG。人を避けるような態度(ツンで片付けられないと思う)は、物語を暗くしてしまっています。きつい性格はいいけど、この手の偏屈者はみていて辛いです。もう少し変わっていって欲しいですね。

この小説続刊が出ているようです。一発ネタ的な小説だと思ったのですが、どのように続いていくんでしょうね。

★★
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2011年07月08日

表裏世界のソーマキューブ パンツは誰のもの?


著者:乙姫式
出版社:ファミ通文庫
表裏世界のソーマキューブ パンツは誰のもの?

この作品において「パンツ」は、読者を釣るための道具に過ぎません。階段の踊り場に落ちていた「脱ぎたてのパンツ」を拾ってしまったことによって騒動に巻き込まれる主人公。最後までパンツは小道具になりますが、別に「パンツじゃなくてもよかったんじゃ」ともいえる扱いです。
まあ、拾ったのが女の子のパンツだったから、幼なじみ(主人公にベタ惚れ)や先輩(女性)から疑惑の目を向けられることになり、どつき漫才さながらの、騒動になった訳ですが... 

主人公(さして強くないけど、無駄に熱いやつ)と、それを取り巻く女性たち。主人公にベタ惚れの幼なじみ、主人公に気がある?先輩、そして裏界からきたノーパン少女「ミュー」と、それぞれが絡み合ったラブコメになっています。このあたりの話の進め方は非常にうまいですね。

ラブコメなんですが、設定がすごくややこしく、それを広げに広げたまま終わってしまっているので、これから先続かないとよくわからないままになってしまいます。新人さんの作品なんですが、最初から「続編」を意識して書かれているようですね。できたらまずは、しっかり一冊で収まる話を書いてもらいたいんだけどな。

★★☆
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2011年03月06日

ナイトウィザード The 2nd Edition リプレイ エターナルブレイヴ


著者:田中信二/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
ナイトウィザード The 2nd Edition リプレイ エターナルブレイヴ

かわたなこと、田中信二さんがGMを勤めるナイトウィザードのリプレイです。2話収録で一話目は、5年前の作品。でも古さを感じさせませんし、正当派のNWリプレイとなっています。

藤井忍さんがどじっ娘メイドさんを演じています。しかし、そこはNW。単純ではなく、非常に凝った作りのキャラになっていることも楽しいし、そのキャラに感情移入しながら、ロールプレイする姿もすばらしいです。PCが楽しんでいるので、読むほうも楽しくなるという好循環。

通常のNWと違うところは、勇者がまっとうということでしょうか? 三下属性もなく、非常にストレートな勇者となっています。まるでかわたなさんのように、どこかにスイッチでもあるのかな?

5年のブランクを感じさせない第二話も含めて、こちらもシリーズ化されたら、楽しそうです。
★★★
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2011年03月01日

ナイトウィザード The 2nd Edition リプレイ 蒼穹のエンゲージ


著者:齋藤 幸一/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
ナイトウィザード The 2nd Edition リプレイ 蒼穹のエンゲージ


久しぶりに読んだ、ナイトウィザードのリプレイです。極端な変態さんは出てこないものの、個性の強いプレイヤーとGMの極端なダイス目が、非常においしいリプレイとなっています。
FBOnlineで公開されていたWeb上の作品に、1話書き下ろしが追加された形になっています。GMは、自衛隊出身の齋藤さん。ということで、ミリタリー色を多めにしようとされていたようですが、時々そういった用語が出てくるだけで、全体を通してはミリタリー色は、あまり出ていなかったような。私にとっては、そのほうがよかったです。

プレイヤーは、なんといっても「殺意」の大竹みゆさん。特に2話のダイス目はすごい。今回はヒーラーキャラだったはずなのに、結局主戦力(^^; この人の殺意は本当にもう...でも、ロールプレイがうまいんですよね。大畑さん、きくたけさんなどの脱線プレイにもしっかり対応出来る能力はすごい。

GMの齋藤さんも、初作品とは思えない力量です。シナリオも面白いし、キャラ立ても上手。さらに状況の対応力もなかなか。「下る男 柊シリーズ(んな名前じゃなかったけど)」に比べると、世界の危機感はありませんが、こんなNWもいいのでは? NPCとして登場しているくれはもいい味出しているので、これシリーズ化して欲しいな。

★★★☆
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2011年02月19日

世界の危機はめくるめく!(∞)


著者:佐藤了
出版社:ファミ通文庫
世界の危機はめくるめく!(∞)

スカートめくりによって世界を救おうという、おばか設定小説の短編集となります。本編よりH度が増しているというあおりですが、そうでもなかったです。各ヒロインが主役になった短編となっており、すべてヒロインの真吾に対する想いが描かれています。まあ、それぞれが牽制しあって、結局ドタバタになっているのですけどね。

本編の初期では、一歩ひいたところのあった穂香、自分の気持ちを前面に押し出してきています。もっともその気持ちを制御できずに、明らかに壊れてしまっているような気もしないではないですが....もともと一番積極的だった清美だけでなく、いやいやだったはずのリーナもいつの間にか真吾に惹かれ、穂香もという流れですね。

3編のなかでは、リーナのターン「ハッピー・バースデイ」が一番よかったですね。なかなか素直になれなかったリーナが、葛藤しながら素直になっていくところや、真吾をはじめとするメンバーの優しさが表れています。

でもこれどうすんだろう? 真吾が誰を選んでも全員ハッピーエンドにはできないですよ。それぞれが、哀しいバックボーンをもっている少女ばかりですからねえ。はてさてどうするのでしょう?

★★★
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2011年01月20日

世界の危機はめくるめく!(6)


著者:佐藤了
出版社:ファミ通文庫
世界の危機はめくるめく!(6)

世界の危機をスカートめくりで救う! という単発ギャグで始まったシリーズ。いつの間にか6巻まで続いていました。物語の核心に迫ってきたので、もう少しで完結のようですね。

本筋の「大魔王」復活に関するエピソードに平行する形で、真吾と少女達の恋の争いも、新たなステージになってきました。いままではハーレム路線で、少女達の真吾に対する気持ちも曖昧だったものが、今回一気に進展します。それも3人同時に。こちらのほうも、結末までに、なんらかの答えが出るのでしょうね。それとも、3人ともがハッピーエンドになるような、ゆるい終わり方になるのか...

今回のネタは「文化祭」とメイドさん。女子高文化祭(穂香が通う学校)での、お約束的エピソード「メイド喫茶」 少女3人だけでなく、あの人(犬?)も予想外のコスプレ。内容的には「そんなうまくいくわけない」ってものですが、みなさん芸達者なようですね。

真吾の能力は、どんどん進化(というのか?)しております。最初は単純に「めくれろ」と思うだけで、スカートがめくれるだけの能力だったのに(つむじ風を起こす能力なのかと思っていた)、対象人物を絞りこむことが出来るようになり、水や山といった無機物をもめくるようになり...こうなるともう「スカートめくり」じゃないですね。今回は、なんと次元を超えてまで、その能力が発揮できるように... しかも表情まで変えられてしまうという...って念写ですね。どこまで範囲が広くなるんだろう?

★★★☆
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2010年12月25日

アルシャード クロスオーバー リプレイ 襲来! コスモマケドニア!!


著者:田中天/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
アルシャードクロスオーバー リプレイ 襲来! コスモマケドニア!!


大惨事! この一言がリプレイを表現しています。なんせGMは、あの田中天さん。そりゃ大惨事になって当然ですね。無駄に世界が崩壊する「アルシャード」シリーズの中でも、ずば抜けた大惨事になっています。

今回はクロスオーバー作品ということで、いろんな世界のPCやNPCたちが登場しています(名前だけの登場も多いけど) さらにそのキャラたちが「大惨事」になっています。こんなのが初っぱなにでてきて、他のGMはまともなリプレイを書けるのだろうか? なんか無茶苦茶ハードルが高い設定になってしまっています。

今回の敵は「コスモマケドニア」 って、昔「ダブルクロス」シリーズで出ていた「ジパング」と同様、歴史上の人物をモデルにしたものになっています。もちろん、天さんですから、人格崩壊したキャラばかりですけど。今回は敵だけでなく、味方NPCも人格崩壊してしまったキャラが多いのも特徴。なんというか爆笑リプレイです。

真面目にTRPGを楽しむ人には、不向きなリプレイです。エンターテイメントとして、楽しめる人でないと「バカにするな!」てな反応になってしまうかも。なんかすでに判定の意味が、なくなってしまっているような気もしますし。

おバカリプレイとしては、秀逸の出来です。

★★★
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2010年08月11日

世界の危機はめくるめく!(5)


著者:佐藤了
出版社:ファミ通文庫
世界の危機はめくるめく!(5)

スカートめくりで世界を救うぞ! という腰の砕けそうな小説。5人(うち1人は1匹というべきか)が順番に主役になり、5巻は小学生の光夫が主役。彼の生い立ちや悩みが明かされ、小学生らしくない大人びた性格になった理由がわかります。
その大人びた性格から、クラスで浮いておりイジメの対象になっている光夫。そんな彼に近づく女の子が一人。顔は可愛いけど、なぜか魔法少女の格好をしているため、彼女もクラスで浮いた存在になっています。服装の趣味だけでなく「前世」を信じる危ない子として描かれていますが、小学校の女の子が、前世に興味を持つのは当たり前のような..実際少女漫画では「前世」を扱ったものが多いですよね。
ところが彼女の場合、単なる興味から本当に「魔王」に関連するものを入手してしまったため、暴走してしまいます。たぶん、最初は純粋に光夫のことを「男の子」として好きだったんでしょう。それが...
少しずつ敵の正体が明らかになり、その分強くなってきて、重い部分が出てきました。今回も魔法少女を正気に戻すには「殺すしかない」というところまで行き...

一応「めくるめく」らしく、スカートめくりシーンはあります。今回対象が小学生ってのが、少し危ないのですが、挿絵だけみると小学生に見えない(小学生がヒモパン穿くとは思えない)からセーフ(なのか?)で、今回も真吾はとんでもないものをめくります。というか、もう「なんでもあり」になってきましたね。別に「スカートめくり」の能力なんていらないような...

今回の光夫と魔法少女の可愛い恋(途中は大変でしたが)をみて、穂香が自らの気持ちに気がついたようです。次回からは、ラブコメ度も上がってきそうですね。

★★★☆
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2010年05月20日

セブン=フォートレス リプレイ シェローティアの空砦 (2) 天より来たる破滅


著者:菊池たけし/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
セブン=フォートレス リプレイ シェローティアの空砦 (2) 天より来たる破滅

セブン・フォートレスリプレイの最新作。GMは菊池さん、プレイヤーも百戦錬磨の4人ということで、大暴走リプレイとなっています。まあテーマが「惨劇」ですからねえ。
TRPGリプレイとしては、出来はいいことないです。ルール無用。情け無用の極悪非道リプレイですから。でもそもそも、このシリーズに「ルール」に乗っ取ったリプレイを期待しても無駄というのも事実。やはり世界の破滅の一つや二つ日常的に起こらないと。

最初に登場した時は、病弱な妹キャラだったサシャも、前作では手が伸びる特技を会得し、今回は...かなりイタいことになっています。

しかし、いつもシナリオが崩壊する菊池リプレイとはいえ、今回はかなり厳しいものがあったようで、めずらしく菊池さんが焦るシーンも見受けられました。そういった意味では、プレイヤー冥利につきるのではないでしょうか。

いずれにしても、このリプレイは今までこのシリーズを読んだことのない人にはお勧めできません。伏線がのたうちまわっていますし、今までのバックグランドを知らないと、ストーリーを理解することは、かなり厳しいです。なんか文庫というよりは、ファン向けのムックに載っていそうなリプレイとなっています。

まだこのシリーズは続く模様。ますます崩壊していくのだろうか?

★★☆
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2010年05月06日

アルシャードガイア リプレイ 君といるセカイ


著者:藤井忍/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
アルシャードガイア リプレイ 君といるセカイ

もともとはFBonlineに掲載されていたリプレイを文庫化したものだそうです。
GMとリプレイ担当は「はにゃあ」な藤井忍さん。アルシャードガイアなんで(というか、FEARなんでといったほうが正しいのか?)世界破滅の危機が迫っているのですが、いつものようにほんわかした雰囲気のリプレイとなっています。ちょっと変わったところは、プレイヤーハンドアウトが、数字ではなくトランプマークになっているところ。誰が主人公かを明確にしたくない場合に有効ではありますね。形式としては、PvPになっているのですが、比較的なれ合い要素が強くでており、ギスギスした雰囲気はありません。PC全員が男性で、その相方(っていうと漫才みたいだな)のNPCが全員女性という構成。NPCは、ツンデレ、ドジッ娘など、それぞれキャラが異なっており、それらを演じわけようとするGMも見所の一つとなっています。

GMがプレイヤーに全幅の信頼を置いているため、リドルやその他仕掛けはかなり難しいものが多くなっています。お互いの性格を知っていないと、全滅してしまうシナリオであり、リプレイの手本にはし難いですね。私には、その「信頼」が「なれ合い」に見えてしまうところがあったので、星の数減らしています。

★★★
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2010年04月01日

学校の階段の踊り場


著者:櫂末 高彰
出版社:ファミ通文庫
学校の階段の踊り場

「学校の階段」シリーズの番外短編集となっています。本編エピソードとのリンクがあまりないので、本編を読んでいなくとも、話を理解することは可能(ただし、人間関係などが分からないため、面白みは減りますが)ではあります。
そもそも本シリーズは、「学校内の階段を駆け上がること」をスポーツとした階段部が主役となるシリーズなので、全体に無理矢理感が漂うのは事実。実際一話目の「女神委員会」は、素で引きました。学校内の女神を決める過程を、熱く語った一編。写真を使ったプレゼン、眼鏡について熱く語る人々。胸について語る人々。いずれも品評されている本人が聞いたら、どう思うのだろう...というものばかり。正直関わり合いたくない人たちばかりです。

それ以外に4編が収録されています。いずれも階段部ではなく、その周辺の出来事を描いたもので、本編ではあまり登場しない人物が描写されており、本編の補完的小説となっています。

全体として、本編の勢いそのものという感じの短編集となっています。本編は3巻で挫折していたのですが、この短編集はそれなりに楽しむことが出来ました。

★★☆
タグ:★★☆
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2010年01月18日

ナイトウィザード The 2nd Edition アンソロジーノベル 大魔王は、世界滅亡の夢を見るか?


著者:菊池たけし、藤原健市、佐藤了、はせがわみやび
出版社:ファミ通文庫
ナイトウィザード The 2nd Edition アンソロジーノベル 大魔王は、世界滅亡の夢を見るか?

大魔王ベル様のためにある、アンソロジー。菊池たけし、藤原健市、佐藤了、はせがわみやびの4名による「70ページで出来る世界滅亡」がテーマとなっております。アンゼロッドも「下がる男=柊」もいない世界。「はわわ」のくれはが守護代行となっているのですが、そこにウィザードたちとのなれ合いに「飽きた」ベルが攻めてくるという。でことごとく失敗するというのが4本共通のストーリー。
「赤羽くれはの事件簿」は、天叢雲剣強奪予告状から始まる事件。くれはの「はわわ」がたくさん聞けます。
「世界の危機の中心で愛を食べる」はあかりんのバレンタインチョコが巻き起こす大騒動。それにベルの思惑が重なり...こんなんで世界が滅亡したら本気でヤだな。
「八番目の不思議」は、図書館に現れる幽霊。それだけなら純愛のイメージもあるエピソードが、ベルのせいで世界の滅亡へ華麗に変身。
「大魔王は世界滅亡の夢を見ちゃった」は、きくたけさんの作品で、ある意味本当に世界の滅亡が近づいたお話。もちろん、きくたけさんの作品である以上、深刻なことにはなっておりませんが...

基本的にどの作品も、ベルが考えた世界滅亡ストーリーに、他の敵(冥魔など)が絡んできて、世界の危機が加速し、見かねたベルがウィザードたちに味方するという基本路線が守られています。ファー・ジ・アースを守っているのは、ベル様なのだ〜。という状況がナイトウィザード。まあベルって、かなり寂しがりやのようですから、自分以外は全部敵という裏界より、ファー・ジ・アースのほうが住みやすいのかも知れませんね。

くれはの「はわ」度がかなり上がっております。各作品まんべんなく「はわ」「はわわ」しております。ネタだったはずの「『はわ』『はわわ』で答えなさい」も入っているし...

★★★★
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2010年01月08日

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc3


著者:田尾 典丈
出版社:ファミ通文庫
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc3

ギャルゲーの世界が現実に投影されたら...前巻では、ゲームキャラとして投影されたヒロインと、現実世界での幼なじみの間で揺れる主人公武紀の姿が描かれました。3巻目では、1巻で投影されたゲーム世界のヒロイン(というか主人公の姉妹)たちが、現実世界における自分たちの立ち位置を模索していく姿が描かれています。今回のキーワードは「絵師さんが同じ作品」ということになるのでしょうか? これ以上はネタバレになってしまうので、詳しくは書きません。
この作品の特徴の一つは、ゲーム世界から投影されてきた登場人物が、自分の出自を理解していること。そのため、自らの立ち位置を模索することになり、そこにドラマが生まれています。
ゲーム世界では、複数の女の子と仲良くなることも出来ますし、選ばれなかった女の子も幸せになるか、もしくは描かれないことが大半です。でも、現実世界での恋愛はきれいごとだけでは対処出来ないものです。それが彼女たちの行動を切ないものにしてしまいます。

当初は、バトルものになるのかな? とも思ったこのシリーズ。3巻では人の心に重きをおいた作品になったようです。

★★★
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世界の危機はめくるめく!(4)


著者:佐藤了
出版社:ファミ通文庫
世界の危機はめくるめく!(4)

世界の危機を救うために、神から与えられた力は「スカートめくり」という、非常におばか設定の本作品も4巻目に突入しました。
またまた登場人物が増殖しております。当然女の子。今回は猫耳美少女(推定10歳)しかも登場時はすっぽんぽんと、もう完全に狙っておりますね(なにを?)この少女は、猫が魔神の力を得て、人間になることが出来たということで、みゃあみゃあ鳴くから美也という、安直な名前を持っております。
4巻では、犬のタロウの過去が明かされます。かなり厳しい話になってきました。美也の飼い主である岩坂も、かなり屈折した過去を持っていますし...ラストのあたりは、おばかラブコメの域を超えた重いストーリー展開になっています。
...が真吾の力はどんどん強化されていっています(変な方向に) 相手の姿(顔や身体の一部でもいい)を思い出しながら「めっくれろー!」と叫べば、ピンポイントでスカートめくりが出来たり、スカートだけでなくコンクリートをめくったり、「めっくれろー」の大きさで、少しだけめくるから服ごとめくる(というか脱がす)ことまで出来るという...何度もいいますが、犯罪です。

ストーリーは、当初の神 Vs 魔神という単純様式ではなく、もっとややこしい状況がある模様。5巻以降でそのあたりも、明らかになっていきそうです。おばかさと真面目さが混在する作品。もう少し楽しめそうです。

★★★☆
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2009年12月01日

オトメな文具。(二重・想)


著者:淺沼広太
出版社:ファミ通文庫
オトメな文具。(二重・想)

人の「負の心」が生み出した怪物と、文具に心が宿ったアニマテリアルズたちの戦い。アニマテリアルズたちは、女子高生。三年周期で生まれ消えていく(人の記憶からも)本人の記憶も3年ごとにリセットされる。そういうふうに書くと、真面目なSFのようですが、もう無茶苦茶変態小説です。彼女たちは、元が文具なので、敵から大きなダメージを受けると壊れてしまい、人間に戻れなくなります。また戦いの中で少しずつ傷んできます(鉛筆なら芯が丸くなる、折れる。修正テープならばテープがなくなるなど)それを修理するのがリペアラーである主人公。この主人公が、とんでもない変態で、妄想の世界に生きています。リペアの腕は確かなようですが、そのリペアシーンは単なるエロ小説となってしまい... 要は作者が、文具にそういった妄想を抱いていたから生まれた小説なんでしょうね。

一巻はそれでも、設定のおもしろさで読み進めました。2巻は、エロシーンは少し減ったものの、今度はエピソードとしての内容がなくなってしまって、主人公の変態性だけが目立つ始末。いっそ、レーベル変えて、リペアシーンを大幅増強するほうが面白くなるかも。

★★☆
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2009年10月23日

セブン=フォートレス リプレイ シェローティアの空砦(1) 惨劇の冥魔王


著者:菊池たけし/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
シェローティアの空砦(1) 惨劇の冥魔王

なんかすごく久しぶりに読む気がする「砦」シリーズ。この「セブン=フォートレスリプレイ 砦」シリーズは18年続いているそうで(そういや、F.E.A.R.の存在知ったのもこのシリーズだった)途中で、ルールが改変されており、いろいろとややこしいことに...
「砦」シリーズは、この「空砦」で終了とのことです。とはいえ、今回は「上巻」ではなく「1巻」となっているあたり...しばらく続く可能性があるのかな?
F.E.A.R.のリプレイは、いろんなシリーズが交差しているので、全体像を捉えるのが大変です。セブン=フォートレスも正直全体像がよくわからない。文庫化されていない。リプレイもあったり、今回のリプレイより時代が後のエピソードも発表されているらしい(ラジオドラマなどで)ので、余計混乱します。さらにこの空砦では、途中でパーティも変わるらしい...

で、この巻のPCは「下がる男」柊蓮司が登場します。他にもディフェスやリューナといった過去作品のキャラが登場。なんせ、いろんな世界が滅びの危機に瀕しているものだから、仕方がないようで... もう一人のPCは新顔。でも蟹アーマーを装着しているという時点で、新顔の気がしない。内容については触れませんが、今回は「惨劇」がテーマ。本当に「惨劇」という言葉がすべてを表しているリプレイです(笑)
リューナの
「エンダースさんを悪く言っちゃだめぇ―――っ!? 彼はがんばった……っ、精一杯がんばったわ―――ぁ!?」というセリフに集約されているというか...かわたなさん、飛ばしすぎです。

このシリーズ、今から読み始めるのは難しいかも。初期作品は正直面白くないです。「きくたけリプレイ」の基本は出来ているのですが、プレイヤーも馴染んでおらず、かなり独りよがりなリプレイになっているんです。「森砦」あたりから面白くなってきているので、そこから入るってのも手かも知れない(ただ「幻砦」はあまり面白くなかった) どうせ、全部読んでも、全体像理解出来ませんから(爆)

★★★☆
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2009年09月09日

世界の危機はめくるめく!(3)


著者:佐藤了
出版社:ファミ通文庫
世界の危機はめくるめく!(3)


神様から「世界を救う」ために選ばれた少年が選んだ力は「スカートめくり」・・・というおばか設定なコメディ。回を追うごとに、能力はエスカレートしていき、この3巻では、すでに「それはスカートめくりと関係ないだろう」というレベルに達しています。このまま突き進んだら、どうなってしまうのだろう?

この役にたつんだか、立たないんだかわからない力を授かったは、真吾。一応主人公ということになっています。世界を救うメンバーは「世界の危機」が分かる穂香、瞬間移動出来るヲタク淳、バリアが展開できるエロ小学生、分身できるエロ犬タロウと、まあ穂香以外は変態さんばかりなんです(実は穂香も「演技の練習」ということで、コスプレしたりするから、天然系変態さんかも) こんなメンバーがまともなバトルをするはずがない。ってことで、いつもかなり変化球な解決方法となります。

今回のエピソードでは、ヲタク淳にスポットがあたります。いつも人形を抱いている淳。なぜ彼が、人形を抱いているのか? その理由や過去が語られます。今までは、おバカが前面に出ていましたが(スカートめくられたから、結婚しなくてはいけないというお姫様、真吾と子供を作らないと世界が滅びると詰め寄る巫女さん)今回は、かなり切ないお話となっています。

とはいえ、そもそも「スカートめくりで世界を救う」という小説。海・温泉でのお約束はしっかりクリアしてくれます。今回はぱんつ成分低いです(っていうか、一度もなかったのでは?)それがちょっと残念。

ここにきて、脇役たちの存在感も増してきました。どうやら、色々と裏がありそうで... 2巻までは、真吾をめぐるラブコメ要素が強かったのですが、どうやらこの先は、それほど単純に進みそうにありません。もっと大きな陰謀があるようです。3巻は見え見え伏線がたくさんあったので、次からはその刈り取りが始まるんでしょうね。

元々「スカートめくり」と「ぱんつ成分」でスタートした、このシリーズ。すでにスカートめくりとは関係のない域に達している真吾の能力。これから先、どっちの方向に進んでいくのでしょうか? 最後まで「おバカ」エピソード満載で進んで欲しいものです。

★★★☆
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2009年08月24日

明るい家族砲計画っ!(3)


著者:新木伸
出版社:ファミ通文庫
明るい家族砲計画っ!(3)

家庭砲もついに3巻に突入。拓真のもとに送り込まれた大きな卵。そこから出てきたのは、拓真をパパと呼ぶ少女「ヒカリ」 さらに二人目の少女「理央」が現れ...
なんとか「神カップル」拓真と美奈、それにヒカリや理央を交えた生活が落ち着きかけていた夏。

拓真は、必死の思いで美奈に「海へ行こう!」と「オトナへの階段」に誘います。あっさりOKがでた理由は「二人で」が抜けていたこと。結局「みんな」で行くことになった海。この選択が、拓真・ヒカリ・理央の運命を激変させます。

ということで、この巻はSFしています。とはいえ、厳密な考証がなされているとか、そんな訳ではなく(なんせ、ヒカリマンが再登場しますから)あくまでも設定がSFチックというだけです。
今回のエピソードは、非常に重いテーマを抱えているのですが、見所はそこではなく、拓真くんが「オトナの階段を昇ることが出来るのか」それにつきます。それによって、拓真と美奈の神カップルの関係にも変化が...
ところで、この二人が「神カップル」って呼ばれていますが、すでに加茂田とゆっきーのほうが神カップルなんではないでしょうか? お姫様抱っこはするは、どうやら「一夏の経験」もあったようだし...

ちと受け入れにくいのは、ヒカリがパパを救うために、あっさりと自らを投げ出そうとしたこと。そしてそれを「当然」と受け止めていること。拓真の対応でほっとしましたが、ヒカリが「人間」ではなく「道具」のように扱われていて、後味が悪いですね。

今回は危機を脱することが出来た拓真。今後どのようになっていくのでしょうか?そして拓真はオトナへの階段を上がることが出来るのか? 次巻に期待です。

★★★
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2009年08月05日

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc2


著者:田尾 典丈
出版社:ファミ通文庫
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc2

ギャルゲヱの世界が投影された現実。1巻では「エターナルイノセンス」というギャルゲヱの世界が投影され、その主人公となった武紀。本来であれば、シナリオ終了とともに、虚構の世界へと戻っていくはずだった、登場人物たち。それがシステムのバグという形で現実世界に戻ってきてくれた。幼なじみの理恵、激甘お姉さん、妹、別のヒロインたちに囲まれてハーレム的生活を送っている武紀に、今度は本当の幼なじみが現れ...
1巻で投影されていたゲームは、泣かせゲームのようで、異能使いなどはあまり出てきませんでした。ところが、今回投影されたゲームは、伝奇ものだったようで、若干ホラーな展開になっています。

今回のテーマは、ゲームキャラとして与えられた「幼なじみ」と現実の「幼なじみ」の間で揺れる武紀かと思いきや、現実の「幼なじみ」の行動は実は...という少し込み入ったもの。でも本当の幼なじみって、そんなものかも知れません。物心つくかつかないかの頃の幼なじみと大きくなってから出会っても、そう簡単に相手が分からないはず。
今回のエピソードは、理恵を中心に話が進んでいきます。理恵(だけでなく、姉妹や咲も含めて)が、「自分は虚構の存在」ということを認識して、現実世界とのズレに悩んでいきます。武紀もそんな彼女の悩みを抱えきれなくて...
そんな悩みを抱えたまま、別のゲームによって投影されたキャラや、創造主たちの苦悩が描かれていきます。1巻の前半は、ギャルゲヱの「お約束ハーレム」展開で、食傷気味だったのですが、2巻ではしっかり整理されています。ラストに向けての、武紀たちの行動や、理恵の葛藤。そして武紀の決意。なかなか読ませる小説となっています。

次巻も楽しみですね。

★★☆
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2009年07月09日

Flyable Heart


著者:岡崎 いずみ
出版社:ファミ通文庫
Flyable Heart

この小説が、アダルトADVゲームのノベライズだったってこと、まったく知りませんでした。(帯みたら書いてあったんですけど、見ていなかった)なもので、ゲームへの思い入れもなければ、ストーリーも知らないので、純粋に小説としての感想です。

主人公である葛木晶は、ご飯が食べられれば幸せという高校生。そんな彼に「私立鳳繚蘭学」の入学許可証が送られてきます。それには「学費免除」「学食食べ放題」という特典が...学食食べ放題の文字に飛びついた晶は、後先考えずに学園へ向かいます。学園へ向かった彼は、怪しい学生からUSBメモリを手渡され、それを言われるがまま、装置に差し込むと大爆発。気がついたら、稲羽 結衣という少女に介抱されていました。
ドタバタの末、転入手続きをとろうとすると、なぜか理事会も生徒会も彼の転入についてまったく知らされておらず、そもそも彼がどこの誰かすらわからない状況。普通なら追い返されるところなんですが、なぜか彼の転入は認められ、しかも女子寮へ。さらに同室のルームメートはロボット...
ドタバタの中で、学園生活を謳歌する主人公ですが、後半は彼の出自に関わることで、少しシリアスな展開になります。

ということで、感想。
お約束ということで、ヒロインは可愛いし、ぱんつ描写もあります。でも全体的に説明不足。いくら「ご飯が好きだから」といって、現在の生活を捨てて転校するという主人公の行動も理解出来ないし、ラストの主人公の選択も「なぜ?」がないので、ものすごく薄っぺらい決断になっています。
登場人物(特に女性)がやたら多いのですが、それぞれのキャラがまったく生かし切れておらず、誰が誰だか最後まで解らない始末。
これをアダルトADVのノベライズと考えると納得できます。ぱんつ描写は、そこから18禁なシーンへ持って行くための小道具なんでしょう。ラノベではそういう展開が出来ないから、妙にリアルな描写をしたまま次のシーンになってしまっています。女性キャラが多いのも、そういうストーリーだからかな? 
ノベライズ作品でも、それだけで完結している作品も多々あります。が、残念ながらこの作品は、そうではなかったようです。説明不足、描写不足が目立ち過ぎて(というかスカスカに近い)感情移入がまったく出来ませんでした。ああ、失敗だ


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2009年06月16日

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!


著者:田尾典丈
出版社:ファミ通文庫
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!

なんかタイトルだけ見ると、都合のいいゲーム世界を描く小説に見えますが、想像以上に話は広がっていきます。

18禁のギャルゲーがコンシューマに移植されて、それにはまった主人公。その世界に自分が入っていったら..・
主人公である都筑武紀は、「あなたの世界を変えてみませんか」というメールに反応することで、「エターナルイノセンス」のヒロインたちが現実化するという体験をします。前半は、かなりギャルゲーに近いストーリー運びとなっており、主人公に都合のいいことが連続しておこり、まさしく「ハーレム状態」
このままだったら、ギャルゲーのノベライズ読むほうがマシなんですが、中盤から、現実とゲームの違い。つまりヒロインたちは個々に心を持っているということがクローズアップされてきます。ゲームでは描かれていない「辛い」部分が表に出てきて、ゲームでは許されるご都合主義も許されない現実。
そんな中で主人公が、どのように彼女たちに接していくのか?

後半は一気に読み進めることができました。想像していたよりも深い話ですね。荒削りな文章もありますが、全体として楽しむことができました。すでに2巻も発売されているようですし、これは読まねば。

★★★★
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2009年05月14日

オトメな文具。 初▽修復


著者:淺沼広太
出版社:ファミ通文庫
オトメな文具。 初▽修復

なんというか、かなり「変態さん」のお話。主人公である創治は、女の子への執着心がすべての行動源という変態さん。バカを通り越して変態としか言えない行動。ただし、行動の裏には女の子への愛があるようで、それが「憎みきれない」存在になっているようです。
創治が、どさくさ紛れで転校した陵葉高校は、美少女率が高い学校。ただそこは、文具の化身(というのかな)の美少女たちと、いろんな負の思いが生み出した敵とが戦っている不思議な場所。創治は、これら文具の化身(アニマテリアル)たちを修理できる特殊能力を持っていたため、彼女たちと一緒に戦うことになります。そうヒロインたちは、人間ではないのです。さらに残酷な設定があったりして、創治が一番最初にあった強子は、創治が変態さんなだけでなく、この設定が故、彼を受け入れようとしない。それを創治がどうやって解きほぐしていくか...というと聞こえがいいのですが、実際の創治は、本能(煩悩)の赴くまま行動しています。ただし「女の子を傷つけない」という大前提のもと... 他のアニマテリアル少女たちも、最初は創治を受け入れなかったのですが、戦いの中で庇われ、それ以上に彼のリペア技術に惹かれ(どうやらリペアされるとき、彼女たちはかなりの快感を得るようで、そういった煩悩むき出しシーンが多々あります)、彼を受け入れていきます。

設定やアニマテリアル少女たちの存在感はいいのですが、創治があまりにも変態すぎること、さらに校長がどん引きするしかない変態なことが、読む人を選ぶ小説にしてしまっています。ようは「やりすぎ」なんですよねえ。お笑いでも、強烈なキャラは飽きてしまいますが、ここでも同じことが起こりそう。さらに、創治の幼なじみ(こちらは普通の女の子)の存在価値もまだなく、創治の変態さを描くのに夢中で、ストーリーの落としどころが行方不明になっているというか...

たぶん、続刊がでるでしょうから、ぼちぼち収束させていけば、面白いシリーズになるかもしれません。

★☆
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2009年03月19日

世界の危機はめくるめく!(2)


著者:佐藤了
出版社:ファミ通文庫
世界の危機はめくるめく!(2)

誰もいないのに鳴り響く公衆電話を取ったことで(昔は、誰もいない公衆電話が鳴っていることよくありましたよね)神様から「世界の危機」とそれを救うべく「勇者としての力」を授かった主人公 真吾とその仲間たちのお話。こう書くと、ファンタジーの王道という気がしますが、そこはラノベ。油断できません。なんせ、真吾が授かった力は「スカートめくり」...どうやって世界を救うんだ? 普通はそう思いますが、彼らは違います。それをやってのけるのです! という小説の2巻目。前巻で世界を救うべく選ばれた面々(ヒロイン的存在の穂香以外は、まともではありませんが)と、その過程で真吾にスカートをめくられてしまったため、真吾の許嫁(自称)となったリーナも登場しております。さらに今回は、巫女さんが新たな仲間として加わり、世界の危機へ立ち向かいます。
冒頭で、真吾だけが能力をパワーアップしてもらっているのですが、その内容は読んでのお楽しみ。「それは完全に犯罪です」とだけ言っておきましょう。
なんせ「スカートめくりで世界を救う」というアホな設定なんで、基本路線はコメディです。ただその裏には案外しっかりしたテーマが流れていたりして、油断出来ないシリーズとなっております。もう少し登場人物の内面が描けていれば、かなりの名作になりそうでもあります。まあ設定はアレですけど...

前巻同様、スカートめくりとパンチラシーンは盛りだくさんとなっていますし、今回はそれに巫女さんも混じっているので、その筋(どの筋?)の方にはかなり楽しいお話なのではないでしょうか? イラストも世界観にあっていますし。

前巻では、穂香とリーナが真吾を取り合う形になっていましたが、今後はさらにややこしくなりそうな気配です。リーナのツンデレ(子供ならではの反応かな)も、穂香の一途さもなかなか。ラブコメとしても出来がよろしいかと。続刊が楽しみな出来ですね。

私は男なもので、スカートめくりする側の心理は分からないとはいいませんが、される側の心理は分からない。今回穂香が「ブルマはいているから」とまったく気にしないシーンが出てきますが、そんなものなんでしょうか? いや、小学校の頃に同級生の女の子が同じようなこと言ってたような記憶が...別にスカートめくりしたわけではないのですが...

でも、真吾くん。君のやっていることは、完全に犯罪です。悔い改めましょう(^^

★★★★
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2009年03月06日

シルバーレインRPGリプレイ 白き大地の目覚め


著者:株式会社トミーウォーカー/グループSNE
出版社:ファミ通文庫
シルバーレインRPGリプレイ 白き大地の目覚め

シルバーレインのリプレイシリーズの三巻。キャンペーンに決着がついております。著者は「株式会社トミーウォーカー」と、シルバーレインの開発元の名前になっていますが、実態はグループSNEのリプレイです。が、F.E.A.R.方式で、プレイヤーが明かされています(最近SNEも時々この方式をとるようになりましたが) シルバーレインというTRPGが、かなりロールプレイに力を入れたものなので(表現がおかしいですが)、ストーリーもF.E.A.R.方式でドラマチックに進んでおります。

シルバーレインがゴーストを題材にしたRPGということもあり、キャンペーン初期の頃は、少し暗めのリプレイになるのかな? と思っておりましたが(表紙の雰囲気もそうだった)途中から、どんどんおかしな方向に走り出して、この三巻はもう「ラブコメ」そのものといった雰囲気になっています(^^; パーティ内に二組のカップルが誕生し、それぞれがかなりのラブラブ。一組は小学生と中学生のカップルと、敵が思わず嫉妬してしまうような関係。
それでいて、ちゃんとファンガスと人間の共存(異種との共存)という大きなテーマはぶれていないあたりが、ベテランそろいのリプレイです。
もともとのヒーローはつかさだったはずなんですが、最終的には小学生の戒がその座を奪ってしまっていますね。戒がませている分、つかさは「老成」してしまった...これもTRPGとして考えれば、面白い展開です。別にプレーヤー1でなければ、ヒーロー(ヒロイン)になれないってことはないはずですから。

キャンペーンは一応終わっていますが、まだ解決していない伏線もあります。別の形(小説)も含めて、続編があるかも知れません。是非期待したいものです。

★★★☆
posted by あにあむ at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫

2009年01月08日

キャラふる♪(2)


著者:葛西伸哉
出版社:ファミ通文庫
キャラふる♪(2)

フィクション(小説だけでなく、アニメ・映画なども含めて)の登場人物が生活している世界「キャラふる」に、飛ばされてしまった主人公である聡史(漫画家志望)と、そのキャラふるの住人たちの引き起こす事件を通して「現実とは?」「夢を追い続けること」について考えようという作品。1巻はかなりコメディ色が強かったのですが、この巻は若干シリアスな部分もあります。とはいえ、それもギャグにされてしまうのですが...

2巻では季節は夏! 夏と言えば...で連想できる海水浴、水着、海の家、肝試し、一夏のロマンス?といった要素が詰め込まれています。さらに混浴露天風呂でのお約束もしっかり取り込まれており、中々お買い得。

設定がかなりメタなもので、ストーリーもメタな部分が多く「劇中劇」といった感じもあります。「そこで起こるだろう」と考える人が多いことが起こる、キャラふるだけでなく、現実世界でも、聡史の幼なじみ(って作者は書いているけど、従姉妹って「幼なじみ」じゃないよな)の春香が一夜のうちに芸能界を目指す(って、乃木坂春香と同じじゃないかい?)というご都合主義が発生しており、「ああ、この小説もフィクションなんだ」と「上」から納得したり。

1巻でまかれていた伏線はほとんど刈り取られてしまいました。秀奈がなぜそこにいるのか?という一番大きそうな伏線も、見事にあっさり。まるで途中で打ち切りがきまったドラマのように、一気に伏線が刈り取られてしまいます。それが残念だなあ。この設定ならもう少し引っ張ることができただろうに...せっかく名脇役(迷?)として出てきたシルリィたちも、光子も中途半端。一応最後は「終...?」といった感じになっているので、次巻は売上・反応次第なのかも知れません。雰囲気的には「パイレーツオブカリビアン」の一作目みたいな終わり方なので、引っ張ることは出来そうですが...

★★★
タグ:★★★
posted by あにあむ at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫