2017年06月01日

自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム(2)


著者:新木伸
出版社:ダッシュエックス文庫
自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム(2)

2周目勇者として、デタラメな強さを持つ主人公。前回は「人助け」ばかりしていたから、今回は好き勝手に生きることを決意。まずはお姫様(本人自覚なし)な少女と蜘蛛モンスターとのハーフ少女をゲット。前世でも世話になったメイド美女モーリン共々日夜お楽しみ。3人は「俺の女」として確保。厳しく(モーリンは別格なので除外)二人を育てるが、しっかり守る主人公。さらには、セフレもいるようで…前世では女の子に縁がなかったはずなのに、かなりのタラシとなっています。

今回は、山賊に襲われたら実地教材として、娘達の皆殺し練習。食べ放題のお店(経営者は?)では、ドラゴンの丸焼きまで食べ尽くす食欲無双を実現。さらに、水浴びに行った夜のオアシスで美女とであり、なぜかいきなり慕われて、そのまま木陰で(自粛)さらには、モンスターにとらわれていた女冒険者一行を助けて、惚れられ3人ともおいしくいただき「俺の女」に。まあ好き勝手している主人公ですが、あまりに欲望に忠実なため、逆に気持ちいいですね。18禁な本ではないので、自重しないシーンは、ほぼ自粛されております。そのため少々話がぶつ切れになるという欠点もあります。まあどちらにしても、初出が「なろう」ですから、ぶつ切れ小説であることは間違いないのですが…

今回最後のエピソードは、前回勇者時代の思い出が出てきます。前世から50年ほどしか経っていないので、彼のことを知っている人が、まだ生きているんですよね。そのため、いろいろな想いが交錯して…基本主人公が「いい人」なので、いいお話になっているんですけどね。

この作品で主人公は何人の女性とヤッたのでしょうか? ああ、感想で書くことがない…基本「主人公が無双」する気持ちのいい作品ですが、内容は薄いですっからねえ。                                         
★★★
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2017年04月28日

自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム


著者:新木伸
出版社:ダッシュエックス文庫
自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム

勇者として、異世界を救い現世に転生。その人生も事故であっさり終了。前々世で世界を救ったことから、転生ポイント(はんこ)はたくさんあるので、望みの転生が可能。そんな主人公が選んだのは、前々世の世界。転生した先には、前々世で勇者を助けてくれた、美女・モーリンがメイド姿で待っていてくれた…ってこの異世界には、たびたび現世から転生者が来るらしく、かなり現世(日本)の風習が入っているようです。

前回は、魔王を倒すという目標があり、女の子と遊ぶ暇もなかった。前世では社畜だったので、恋愛経験なし。なので今回は自重しないぞと、いきなりモーリンと朝チュン。夜は激しいそうです。

で、街中で奴隷の少女を見つけ、ダンジョンでお金を稼ぎお買い上げ。この時点では、特にどうこうという気持ちはなく、単純に「人助け」だったようですが(それだけではないはず)その娘は、そのまま主人公と同居。この主人公優しいのか、そうでないのか? 娘が臭い(風呂になど入れてもらえてないから)という理由で、行水させる…のならいいんですが、なんとデッキブラシで洗う…あんた、さすがにそれはないだろう。

その後主人公の財布を掏った、蜘蛛モンスターと人間の少女を追い詰め、なぜかお持ち帰り。こちらも前も後ろもデッキブラシでゴシゴシ。こちらは、ちょうどいい強さだったようですが…ハーフモンスターの子は、迫害されているようで、この少女の年頃まで生きているのが奇跡とか…重い話のはずなんですが、気がついたら、奴隷少女ともども朝ちゅん。二人とも「初めて」だったので、いろいろ大変だったようで。その後も、ことあるごとに朝ちゅんな主人公。もうなにがなんやら。

1巻だけでも、たぶんローティーンな蜘蛛少女から30歳以上と思われる人妻まで、バラエティ豊かな女性を次々と…転生した際の主人公は高校生程度の年齢ということで、もう一番元気な頃…

まあ下品といえば下品なお話なんですが、基本そういったシーン描写はありません。いきなり朝ちゅんに飛んでおります。そういや、4コマ漫画家でエロ4コマも書かれている方の作品が「あえぎ声なきエロ漫画」と評されていましたが、まさにそんな感じですね。もともと「なろう」作品ということなので、そちらの規定にひっかからないように書かれたのでしょうが、それが読みやすくしていますね。内容はありませんが、なにも考えずに読むことができる作品です。

★★
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2017年04月21日

異世界Cマート繁盛記(5)


著者:新木伸
出版社:ダッシュエックス文庫
異世界Cマート繁盛記(5)

今回はインスタントラーメン、ぱんつ、少女まんが、餅などが無双しています。インスタントラーメンは肉味がします! おっふ! ということですが、どうもエルフの「肉味」には魚も含まれるようで、お出汁にも反応しております。

今回もエナはすくすく成長中。少女まんがに夢中になり、いろいろ「はつじょーき」に関する知識も覚えていっているようで、あと数年したらまれびとさんのストライクゾーンに入ってきそうな感じですね。

今回判明したのは「この世界の人は、ぱんつを穿いていない」ということ。エルフは、ふんどしをつけているようで(自動翻訳でそう聞こえるので、ふんどしライクな下着という意味らしい)すが、エナはそれもないよう。つまりスカートの下はのーぱん状態…二人とも、平気でまれびとさんに見せようとします。ふんどしとはいえ下着穿いているエルフさんはともかく、エナはいろんな意味でアウトですね。特に現代だと。

案外主人公って、対人能力高いし、柔軟な思考の持ち主ですね。オークに対しても、先入観なしに「みんなが笑顔」のCマートポリシーを貫いているし、それが故ラブコメに巻き込まれそうなタイプではありますけどね。

今回最後のエピソードは「もしかしてすろーらいふ終了?」と思わせるものでした。店主の現代世界のほうのおうちがなくなり、美津希大明神に助けを求めたら…ということから始まりますが、その後の展開が心配になるもの。まあ、まれびとさんはモテるからねえ。今までどちらかというとサブ世界になっていた・現代世界でのトップランナー美津希が、なぜか急に攻め出しているので、世界をまたいだラブコメが一気に進展しております。エルフさんも「はつじょーき」なら受け入れる気あるみたいですしねえ。エナも黙っていないでしょうし、それ以外にもまれびとさん狙いはいそう。

もう少しゆったりライフを楽しみたいですね。

★★★☆
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2017年03月30日

最強の種族が人間だった件(3)


著者:柑橘・ゆすら
出版社:ダッシュエックス文庫
最強の種族が人間だった件(3) ロリ吸血鬼とのイチャラブ同居生活

謎めいた魔族・グレイスを余裕で退けたヨージこと雨森葉司は、新たに仲間となった吸血鬼のカノンやエルフのリアたちとイチャラブな日々を堪能していた。最大の敵は帝国軍ということで、リアの提案により「人間軍」の総帥となり、勢力拡大を図ることに…

美少女たちとイチャラブ生活を続ける葉司。この世界「アーテルフィア」では、人間が最強の種族であり、その老廃物や体液は最高の増強剤。さらに体液には媚薬としての力もあるようで、彼女たちは毎朝・毎晩彼にキスをせがむことに…かなり媚薬としての力も強いようで、数分から5分ほどで気絶してしまう(性的に)ようです。体液でも精液は特に媚薬としての力が強いようで、前巻ではリアが昇天してしまっています。ってことで、キスだけだと思うんだけど、今回の描写では「一人の女の子が満足したら、他の女の子。そちらの相手をしていたら、復活した女の子が再び…身体が持たない」ってことなので、もう一線越えまくっているのかなあ。

てなことはさておき、今回は帝国軍との戦いがテーマとなっています。帝国軍に対抗するため、まずは味方を増やそうということで、近隣の種族を配下に従え、アジトの防御力を順調に高めていきます。そんな時、王都から騎士団が「人間討伐」のために、騎士団が派遣されることに。最大のピンチを葉司たちはどう退けるのか?

例によってアジト地下の秘密が一つ解除されています。今回はワープ装置。っていうか、完全に自動券売機と自動改札。てっきり券売機で「行きたいところ」を選んで切符を買うというパターンで、守護ゴーレム(アオザイ美少女、ただしドジッ娘)のドジによって、変なところに飛ばされると思いきや、改札くぐる時に想像していたところへ飛ばされるという…葉司が考えていたのは…

少々パターン化してきて、中だるみですねえ。「生徒会」のように、まったく事件が起こらない日常系ではなく、一応ストーリーが進んでいるので、少々飽きてしまうのかな? もう少し主人公がピンチになるか、いっそ無双してくれたらいいんだけど、いつも中途半端なピンチで終わっているし。あとリアがもっと自分の感情を出してくると思ったんだけどなあ。前巻では、抜け駆けでラブホ連れ込んでいるくらいだし…

サブタイトルになっている、ロリ吸血鬼の出番はあまりありません。このシリーズは、サブタイトルに名前が載ると、活躍できない縛りがあるのかな?

★★☆
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2017年01月19日

最強の種族が人間だった件(2)


著者:柑橘ゆすら
出版社:ダッシュエックス文庫
最強の種族が人間だった件(2) 熊耳少女に迫られています

平凡なサラリーマン・雨森葉司が召還された先は、人間が最強の種族である「アーテルフィア」。そこでは、人間は物理的な力も強く、魔力も強大。さらに髪の毛や体液は「聖遺物」として、それを取り込むことによりパワーアップできる貴重なアイテム。さらにその世界では、人間は滅びたと思われており… その世界で最初に出会った美少女エルフ・リアとアジトで共同生活をするように。その地下には、人間によって作られたダンジョンがあり、その第一層は「温泉エリア」 守護ゴーレムを攻略し、温泉にも入り放題。さらに今回は第2層「グルメエリア」を攻略し、調味料やお菓子を作ってみたり、みんなで王都に遊びに行ったりまったり過ごしています。そんな中、謎めいた魔族が放った刺客が襲ってきます。果たして?

前巻では、葉司になびかなかった百合騎士も攻略し、ますます葉司のハーレムが増強されていきます。アジトでの生活は、朝起きると、まずはリアとキス。挨拶キスではなく、2分ほどのキス。普通ならそのまま…となりそうなもの。で夜は、一緒にお風呂。マットの上に横になり、リアに全身を洗ってもらう… うーむ、爛れた生活だ。リア曰く「一線は越えていない」ということですが、別の意味で超えてしまっているような気もします。しかもリアもそれを願っているようです。王都見学へ行った際、リアはとあるものを買いたいと葉司に頼みます。一緒に行ったお店はランジェリーショップ。そこで、いろいろな下着を葉司に選ばせて、葉司を誘惑。さらに大きなホテルなどでは、葉司が人間ということがばれてしまう可能性があると、いわゆるラブホへ。そこで服を脱ぎ、下着姿に…さすがに葉司も我慢ができなくなり、抱きついてしまいます。さらにリアは葉司の服を脱がし…というところで朝が。人間の体液には、魔力だけでなく誘淫効果もあり、キスでも2分が限界。体液の中でも精液は特にその効力が強いということで、リアは耐えられず昇天・失神ということらしく。…ということは、精液を飲むような行為まではあったんだ。

しかし、この世界が不思議なのは「貧乳こそ正義!」という美的センス。女性は、少しでも胸を小さく見せようとし、貧乳ほどモテるという世界。なら幼女ほどモテるのか?というと、そういう危ない世界ではないようで、葉司がランジェリーショップで、ライムへのお土産として子供ぱんつを購入する際、奇異な目で見られたということですから。

今回、葉司の敵となりそうな存在が現れました。でもバトルな展開にはなりそうもありません。これからも、まったりねっとりな日常が続いていくのでしょうね。そういや、サブタイトルに出てくる熊耳娘。あまり活躍していないなあ。

★★★★
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2016年12月21日

最強の種族が人間だった件(1)


著者:柑橘ゆすら
出版社:ダッシュエックス文庫
最強の種族が人間だった件(1) エルフ嫁と始める異世界スローライフ

平凡なサラリーマンだった雨森葉司は、ある日突然剣と魔法の世界「アーテルフィア」に召喚される。気がついたとき、目の前にはエルフの美少女・リアがいて「人間さま」と崇拝されることに。召喚された世界では、人間こそが「最古にして最強の種族」で、すでに「生きた人間」はおらず、埃にまみれた古い髪の毛一本でも、規格外の魔力がある。そんな世界だから、「生きた人間」の髪の毛や体液は、とてつもないパワーがあり…自らの能力を巡って争いが起きるのを避けるため、リアと共に安住の地を築くことに。

異世界召喚ものですが、人族が一番強いという世界なのが珍しいですね。葉司がリアに拾われた時は、食料もほとんどない状況でした。それでもリアは最後の食料を葉司に渡すほど、人間を崇拝しています。とはいえ、全部食べる訳にはいかないと、残していた干し肉をリアが食べると、リアは突然艶のある声を上げて…干し肉についていた唾液がリアの魔力を強めたようで…以後リアはもっと効率のいい方法=ディープキスで魔力を分けてもらうようになります。葉司にとっては、気持ちいい(美少女とのキス)だけなのですが、リアにとっては、非常に大きなエネルギーのようで、さらに誘淫効果もあるようで、あらがえなくなるようです。そのため、10分が限界(なにの?)ようです。って役得だな、おい。さらに、スライムは葉司が飲んだ泉の水を飲むことにより間接的に葉司の唾液を摂取し(かなり薄まっていただろうな)それによって、なんと幼女の姿をとることができるようになり、葉司に忠誠を誓います。リア曰く、スライムには性別がないので、本能的に主に寵愛される姿をとったのだろうと…そうか、葉司にはそういう趣味があったのか。巨乳派というのは、表向きの顔なのだな! スライムとはいえ、その能力はバカにできず、葉司が散歩するときの護衛として重宝されるようになります。そんなある日、一人の男が金目のものを盗もうと拠点に侵入するのですが、あっさり捕縛。理由を聞くと妹が不治の病とのこと。葉司の髪の毛1本あれば完治させることは可能ということで、髪の毛を渡します。それによって、妹も完治し、兄妹そろって葉司を崇拝することに。特に妹のほうは、もともと人間にあこがれていたこともあり、葉司にすべてを捧げようとしたり…って、唾液や髪の毛であれなんだし、あれを体内にあれしたら、どうなってしまうのだろう? 生命の元なんだし、一番効果ありそうだけど。

元がWeb小説ということで、一つ一つの章は非常に短いです。そのため、ストーリーがサクサク進み、読みやすい小説になっています。当初は「人間」ということで葉司を崇拝していたリアですが、少しずつ異性としての葉司も意識するようになってきているようで、これから先が楽しみですね。そのうちスライムのライムも言葉を話せるようになりそうですし、ゴーレム娘、熊耳娘、エルフ、幼女、百合騎士によるラブコメも面白くなっていきそうです。

★★★
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2016年10月13日

異世界Cマート繁盛記(4)


著者:新木伸
出版社:ダッシュエックス文庫
異世界Cマート繁盛記(4)

今回無双するのは瓶ラムネ。最初は「飲んだらなくなる」だと売れないということだったけど、手作りラムネを詰めることで大繁盛。まあもともとリユース前提で考えられた飲料ですしね。

それ以外に、Cマート内でキングたちの会議が開催されたり、スマイル0Gを巡って、エルフとエナにプチバトルが発生したり、自称「有名小説家」のスランプを解決してあげたりと、ゆったり通常営業。

前巻で美津希がついに異世界に来ましたが、異世界との行き来がどんどん簡単になってきているようです。スーパーJC・ジルだけでなく、気がついたらGJ部中等部のみんなが異世界に来ています。って全然異世界に動じないんですね。彼らの頭の中って、どうなっているのでしょう? でもこの村にとって「まれ人」さんがまれじゃなくなってきているような気がしないでもありません。そのうちGEな人たちも現れたりするんでしょうか? あっちの人のほうが、この世界に近いところにいるような気がしますけど。

エナの成長を見守るのもこの作品の醍醐味。孤児たちのお姉さんとして頑張るエナの成長を見守るエルフとまれ人さん夫婦…いや、そうじゃないはずなんですが、なんかそう見えてしまう。エナも成長とともにまれ人さんに対する気持ちの正体に気がついてきたようで、焼き餅が激しくなってきています。エフルも実はという気がしないでもないのですが、そこは大人の余裕(わふぅ)で、冷静を保っているような。さらに現実世界の美津希や幼なじみたちも登場して、ハーレムというか修羅場の種というかが築かれつつあります。果たしてこの後もまれ人さんはゆったりスローライフを楽しみ続けることはできるのでしょうか?

……って、当然できるんでしょうね。この作品で青天霹靂の出来事がおこるとは思えない。

★★★★
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2016年08月29日

都市伝説系彼女。(2)


著者:おかざき登
出版社:ダッシュエックス文庫
都市伝説系彼女。(2)

都市伝説を題材とした物語の2巻目。主人公は非科学的なことを信じない多賀谷敬一郎。前回も思いましたが、こいつの友達やっている人偉いなあ。科学的ということをタテにして、単なる嫌なやつ。どうもこの主人公のせいで、物語が楽しめません。

今回も幽霊に好かれるヒロイン・久喜島永遠子が持ってくる(巻き込まれる)種々の都市伝説が題材。「ひとり鬼ごっこ」などが題材になっています。人間の想念が、都市伝説となり、それが妖怪を生むという考えは、ごく普通のもの。そして生み出された存在が、人間が「考える」ことに行動や存在意義がひっぱられるというのもよくある話。さらに、その都市伝説がよくネタになるものばかりなので、先が読めてしまうのが残念です。ネコのお話は、結末は見えていたけど、そこまでの過程が楽しめたので、こういった話を増やしてもらえるとうれしいかな。

ラブコメ好きのメリーさん。そのメリーさんも期待している敬一郎を中心としたラブコメ。こちらは絶好調ですね。さらにもう一組、謙吾を中心としたラブコメも楽しめそうな雰囲気になってきました。2組同時進行のラブコメ。うん、これは楽しそうですね。こちらはメリーさんに頑張ってもらいましょう。最近迷子になっていないようですし。

有名な都市伝説で、かつコメディに使えそうなのは、後はターボばあさんくらいですか。あとは、少し切ないお話になるか、怖い話になりそうですしね。さて次はなにがでてくるのでしょう。

★★★
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2016年08月04日

異世界Cマート繁盛記(3)

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。
著者:新木伸
出版社:ダッシュエックス文庫
異世界Cマート繁盛記(3)

表紙を見れば一目瞭然。美津希ちゃん、ついにエルフとごたいめ〜ん。あっちの世界とこっちの世界が、どんどん繋がっていきます。

冒頭で、お店を2週間ほど開けてしまった店主。現実世界でいろいろ用があり、帰宅が遅れたのですが、戻ってきてみれば、泣かれたり飛びつかれたりつねられたりと大歓迎。家族より家族になってきたCマート。目下の課題は、商品量の確保。なんせふと道を曲がってみるという方法でしか、異世界に来られないので、持って行ける荷物の量が限られている。そんな時、店主の前を横切った制服を着たJC。あれ? 今の子スマホ持ってた! と大慌てで探すと、おばちゃんの店で食事中の彼女を発見。彼女は、ネコさんの通り道を通ることによって自由に異世界に行き来することが出来るということで、荷物運びのお手伝いとして雇うことに。現金だといろいろアレなので、荷物一回運ぶごとに砂金ひとかたまりということで契約。ところが、彼女は想像以上の力持ちで…ってこの子GJ部中等部のあの子ですよね? ほー、へー、はー。

今回無双するのは、香辛料。化学調味料。おみくじなどなど。福引きはブームになりすぎ、キングに叱られることに。

そんな中、JCのおかげ(美津希ちゃんをお姫様だっこして連れてきた)で、エルフと対面することに。店主を取られると思ったエナは、警戒しますが、美津希の人のよさに少しずつ心を開いていきます。現実世界・異世界での恋人候補が顔を合わせることに。それぞれの世界では「とらない」という約束が出来たようですが、果たしてこれからどうなることやら。現実世界のほうは、なんだか外堀から埋められているようですしね。少しずつハーレムが大きくなっていきますね。これからどうなるのだろう

★★★★
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2016年06月17日

都市伝説系彼女。


著者:おかざき登
出版社:ダッシュエックス文庫
都市伝説系彼女。〜永遠子さん救済倶楽部〜

非科学的なことを一切信じない多賀谷敬一郎が主人公。でも本人は決して科学的ではないと思います。本当に科学的であれば、自分の目でみた「現実」を受け入れていくでしょうし「理解できない=存在しない」という短絡的な考えはしないと思う。いやどうもこの主人公受け入れにくい性格だったもので。

物語は敬一郎が、高校の入学式でぱんつをはいていない美少女・久喜島永遠子と出会ったことで始まります。永遠子は幽霊に好かれる性質らしく、過去にも色々な霊に悩まされてきたようです。そんな彼女を助けるべく、敬一郎の友人である謙吾(民俗学や社会心理学に長けている)、寧々子と共に「永遠子さん救済倶楽部」通称「文類研」を立ち上げます。

まあ最初にヒロインがぱんつ穿いていない時点で、シリアスにはなりようもないのですが、その通りまったく怖い話は出てきません。いや、本当は怖いはずなんですが、そのユーレイさんがなんとも… 一章で出てくる都市伝説・カシマレイコ(テケテケ)からして、下半身なくとも下ネタ大好きだし、メリーさんは、可愛いし、すぐ迷子になるし…「私メリーさん、…ここどこ?」ってなんなんだ。メリーさん業界(?)が怒るぞ。都市伝説などをベースにしたユーレイなどが出てきますが、そのどれもがどこか抜けた存在であるため、ゆるーい雰囲気になっています。

主要キャラは、敬一郎が極端な現実主義者、謙吾は民俗学が好きで柔軟な考え方、寧々子は怖い話が好きなのに怖がり、永遠子は、どこか抜けた美少女とバラエティに富んでいます。さらに寧々子が敬一郎に向ける好意がかわいくてもう。非常に面白い出来になっています。

ただ、設定のすべてが「どこかで見たことあるなあ」というものなのが残念ですね。都市伝説を相手にする(しかも基本美少女)という作品はいくつかありましたし、メリーさんがかわいいというのは、もういまや常識(?)

せっかく面白いラブコメなので、もう少しオリジナリティのある存在がでてくればもっと楽しめそうです。

★★★☆
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2016年05月09日

異世界Cマート繁盛記(2)


著者:新木伸
出版社:ダッシュエックス文庫
異世界Cマート繁盛記(2)

今回もCマートは、ゆるーく営業中。
途中で一名、Cマート住人が増加しています。それは孤児の女の子・エナちゃん。段ボールハウスを店の中に作り、一緒に生活。まるでエルフ娘との間に出来た子供のような…いやいや… この主人公、現実世界で現実に破れているのですが、なんか勝ち組感がハンパないですねえ。エルフ娘には「おじいちゃんになっても、おしめ替えてあげませんよ」って、人間にとっては「一生添い遂げます」と言っているのと同じようなものでし、エナちゃんも「親子は嫌」と…つまりそういうことですね。さらに、現実世界でのス^パー女子高生・美津希も、かわいらしい愛情を注いでいるし… 異世界との交易でお金持ちだし。
今回は、段ボールや変Tシャツが無双しています。玉露が珈琲に変わり、Cマートのまったり時間の主役になりつつあるようですし、あひるさん温度計も売れました。でも包丁は売れない(異世界のほうが、安く品質いいから=ツンデレドワーフさんが、いい仕事しているようです)など、難しいところもあるようですが。

各話が独立した作りになっているので、まったりと楽しむことが出来ますね。エルフ娘と美津希の関係も気になりますし。そこにエナは割って入ることが出来るのか? 一緒に寝起きしているというアドバンテージがあるチーム異世界なヒロインズ。でも、そもそも羞恥心が違うような気もするので、実はリード出来ていないのか? まれびとさんの前では、可愛い服を着る、でもすっぴんジャージ姿も見せる=心を許しているので、美津希がリードしているのか? そちらも楽しみではありますね。

★★★★
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2016年02月23日

異世界Cマート繁盛記


著者:新木伸
出版社:ダッシュエックス文庫
異世界Cマート繁盛記

主人公は、ストレスフルな現実を「辞める」ことにした青年。ふと道を曲がったら、そこは異世界だった…それも血湧き肉躍るような刺激的な世界ではなく、田舎なのんびりとした世界。どこから見ても小学校高学年少女な「オバちゃん」に食事を食べさせてもらいます。不味くはないけど、塩味が足らない…そんな料理ですが、その優しさに恩返しがしたい。でもこの世界のお金はない…どうしようと歩いていると、いつのまにか元の世界へ。なんとなく、双方の世界への行き方を覚えた彼は、オバちゃんへの恩返しということで、現実世界での全財産にあたる2千円分の塩を購入して、異世界へ。オバちゃんにプレゼントしようとするけど「そんな高いものは受け取れない」とやっとこさ一袋だけ渡すことができました。なんとなくその塩をマーケットで販売しようとするけど、価値がわからないので、なかなかうまくいかない。そんな折、親切な行商人から価値を教えてもらい、そのままその行商人にすべての塩を売ることに。お金を砂金や金貨でもらい、現実世界へ。ところが、現実世界では金貨や砂金を簡単に換金することはできない…偶然頑固じいさんが店番する店で砂金を換金してもらえたら、なんと200万円に。

この200万円を元手に、現実世界で買い出しをし、異世界で販売するという商売を始める青年。行き倒れのエルフ娘を店番に雇って(缶詰9つが日当)小さな商店を開店。砂糖や塩からチェーンソー。さらにはレジ袋まで販売。なにが売れるのかよく分からないものの、お客様も青年もみな笑顔になれる場所になっています。

GJ部のように、短編が続く日常系なので、特に大きな事件は起こりません。まったりとした時間が流れていきます。登場する少女(ではないのですが)は、合法ロリですし、頑固親父はツンデレだし。もしかするとラブコメ要素も追加されるのかな? という兆しもあります。これからしばらく楽しむことが出来そうですね。

★★★★
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2016年02月16日

正直バカはラブコメほど甘くない青春に挑む


著者:慶野由志
出版社:ダッシュエックス文庫
正直バカはラブコメほど甘くない青春に挑む

主人公は、正直バカな高校生・春先真太郎。考えたことすべてが言葉と表情に出てしまうという難儀な性格をしています。そんな真太郎の元に「鏡の付喪神」だという少女が送付されてきて(宅配便で)「心の姿を映す能力」を持つ彼女との共同生活が始まります。

真太郎は「正直バカ」と呼ばれているものの、裏表のない(持てない)性格でもあるため、友人とはうまく過ごしているようです。そこに美少女転校生が登場。彼女の容姿に惹かれる真太郎ですが、目の前で転けそうになった彼女を助けるという本来なら好感度Upな出来事が発生。その際胸に触ってしまう(というか握ってしまう)お約束も経験。彼女から罵倒されることもなく、好感度Upだけで終了かと思いきや…胸の感触を街中でつぶやいている(本人は脳内再生しているつもり)ところを本人に聞かれ…付喪神との出会いから、急に回りが賑やかになっていきます。

転校生・神楽は、付喪神が引き起こす事件を取り締まる政府のエージェントで、猪突猛進型の性格。表面は猫を何匹もかぶった清楚系美少女。裏の顔は…このあたり裏表のない真太郎との対比が面白いですね。

真太郎の周りにいる少女たちは、みな美少女。しかも一人は、真太郎のエロ妄想暴露を楽しむために、チラ見せする、こちらもある意味エロ一直線な美少女。こんな子が近くにいたらいいですね。

付喪神たちもかわいらしく、ラブコメとしても異能バトルとしても楽しめる作品でした。少し残念なのは、小型化した付喪神たちのイラストがないこと! 手乗り付喪神は是非イラストにして欲しかった。いや、そうであるべきです!

続きがあれば、是非とも表紙で。

★★★☆
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2014年05月22日

おねがい、勇者についてきて? はい/YES


著者:番棚葵
出版社:スーパーダッシュ文庫
おねがい、勇者についてきて? はい/YES

主人公は飛鷹祐司。祐司の幼なじみである神塚茶亜羅(てぃあら)は、祐司を含めた他人の世話を焼きたがるという特性を持っています。そりゃもう、ありとあらゆるお世話を。そんな茶亜羅が、賢者の導きによって異世界に勇者として召喚されてしまいます。その際、祐司も無理矢理引っ張ってこられるのですが(まあね、幼なじみで安心というだけでなくね、そういうこと)その世界は、なんと女性しかいない世界! 王女のフィーネや魔術師のレイアを鍬手、世話焼き勇者の冒険が描かれます。

すごく王道なラノベです。世話焼きで焼きもち焼きな幼なじみ。非常に可愛い女の子で、どちらも相手のことを「実は」という関係。茶亜羅は「えっち」なことが大嫌い(だけれど、祐司とだったら?)で、祐司が他の女の子をえっちな目で見ると、間接を外してくるという...男の身体に触るのは嫌といいながら、祐司にはスキンシップしてくる、わかりやすい女の子です。ただ、世話焼きの範囲が少し大きすぎるので、周りは大変。

この世界が女性だけになったのは、魔王の呪いという設定です。男は、その呪いによって魔物にされてしまい、表舞台から姿を消しています。それから結構な時間が流れているので、若い女性は「男」を見たことがないという状況です。そこに祐司が現れたものだから、老若男女入り乱れて好奇心に晒されることになります。ある意味思春期男子にとっては、パラダイスのような状況ですが、そこは茶亜羅の間接外しが待っているので...

後半は、魔王との戦いになるのですが、茶亜羅が使えるのは言霊だけ。しかも魔王を倒す強い言霊を使うと、対価として「女の子の大切な最初を失う」という... 祐司は、そこまでしてこの世界を救うことはないと、茶亜羅に元の世界に戻ることを提言するのですが...

実は、最初からお互いのことを想っている二人。でもどちらも肝心のところが鈍く、一歩先に進めない状況。男性に免疫のないレイアも祐司に惹かれているようで(その理由が「ふかし芋を皮ごと食べるワイルドさ」だとか、どこかずれてはいますが)話が続けば、ラブコメにもなっていきそうです。

登場人物が、素直かつ一本気(方向間違っている人もいますが)で、設定・ストーリーとも王道なので、安心して読むことが出来ます。ヒロイン・茶亜羅もネーミング以外は、いいヒロインです。祐司を連れてきた理由がかわいいじゃないですか。特徴はないけれど、崩壊したところもない良書ですね。

★★★★
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2013年01月31日

出撃!! ノブシ・ストライカーズ 〜結成! 女の子武士団〜


著者:清水文化
出版社:スーパーダッシュ文庫
出撃!! ノブシ・ストライカーズ 〜結成! 女の子武士団〜


本能寺の変が起こらなかった歴史。その結果織田信長によって日本は統一され、幕藩体制ではない、小国家(藩や県)による連邦として鎖国もなかった。そのため、現代でも武士が残っており...という設定。ヒロインは、小藩春谷藩のお姫様である鯨崎未悠。一人っ子なので、藩の存続のため、将来は政略結婚させられることなるのが、嫌。女でも家督が継げればいいと、武士になろうとするお転婆女の子。
そんなときに、開発中の機動兵器「ノブシ」に乗ることに...そこから巻き起こる騒動が描かれるコメディ。パワースーツを使ったちゃんばらとも言えるかな?

...よくも悪くも清水文化さんの作品ですね。以前に比べれば、薀蓄は減ったけれども健在。女の子がお転婆で、まわりに落ち着いた男の子がいると...この作品は、数年前にお蔵入りさせたものを、編集者の薦めで設定等を一部変更して「単発」で発刊したもの...とのことなんですが、話として完結してませんねえ。明らかに「次」が出せるような終わり方をしている。なんか人気がなく次巻が出なかったときに「あれは、単発作品だったから」と言い訳するかのような...

ワンパターンともいえますが、それだけに安心して読めるというのも事実です。適度にコメディタッチですしね。これで、次巻以降が約束(もしくは、続く前提)されているのであれば、導入としてよかったのですが、そうじゃないことが前提といわれるとうーむ。説明不足な部分が多すぎて評価が下がります。あとがきでエクスキューズ並べて欲しくなかったな。

★★
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2013年01月24日

オトメ3原則!


著者:松智洋
出版社:スーパーダッシュ文庫
オトメ3原則!

今回は、現代が舞台ではなく、少し未来のお話です。主人公は、著名なロボット工学者を両親にもつ高校生・大河原本気。子供を顧みず研究に没頭し、離婚寸前の両親や、過干渉な姉から自由でありたいため一人暮らしをしています。この一人暮らしには、両親を事故で亡くし、天涯孤独な幼馴染・久遠遙の「世話をする」という約束を守るためでもありました。
幼少時に両親を亡くした遙は、大河原家に引き取られますが、そこも両親は子供を顧みない...そのため、自らを殻の中に閉じ込めていくのですが、それを本気が解きほぐしていきます。ロボット3原則をもとにした「3原則」を二人の「絶対の」約束とすることで、彼女の心のバランスをとります。

ところが、本気の姉が「遙が今までのように、本気に依存する甘えん坊だと、亡くなった遙の両親に申し訳がたたない」と二人を引き離そうとします。そのため、遙は、表向きは厳しい秀才を演じることに。当然、彼女の精神に負担がかかることになるため、本気と二人だけのときは「充電」と彼に抱きつき、べた甘え...そんな生活の中に、突然「感情をもった」人型ロボット・ラブが入ってきたことで、二人の関係(特に遙の心)に変化が発生して...
「感情などないほうがいい」と思う少女と、「人間のように複雑な感情がほしい」と願うロボット...お互いの想いが伝わるときがあるのか...

ラブコメとも違うんですね。松さん得意のヒューマンドラマとでもいうんでしょうか?基本的な構成は、前2作と一緒。両親が事故で亡くなる(もしくは、別の理由でいない) ヒロインは子猫のよう(甘えるときと、そうでないときの差が大きい。ツンデレというわけではない)で、なにかをがまんしている。 Vs大人という構造になっているなどなど

面白いんですが「どっかでみたことが」という気がしてしまいました。

★★☆
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2013年01月08日

神をしめなわっ!(3)


著者:番棚葵
出版社:スーパーダッシュ文庫
神をしめなわっ!(3)

主人公は、榊天太と鎮守の神子である御神三姉妹。天太に縛られ性的快感を得ることで、力がブーストされるという設定。
2巻までは、霧刃(次女)が、圧倒的な力のもと暴走するというシーンが多かったのですが、ラストのほうで「もしかしたら天太が異性として好きなのではないか?」と思うようになり、他の姉妹同様妙におとなしくなっています。その分討伐は楽になるはずなんですが...
長女である陽香が「姉妹の中から天太の嫁を決める!」と宣言し、さらに三女・月夜までもが、天太に告白...そこに根の国の総大将と名乗る少女までもが「天太は私のもの」と参戦。異能バトルというよりも、ラブコメにシフトしています。(本来敵も強いはずなのに、瞬殺されている...)

これはこれで、面白い。ストーリーがテンポよく進むので、飽きることなく楽しむことが出来ます。主人公達に、後付け設定が多いのが丸わかりなのが、残念ではありますが、全体としては面白いシリーズでした。

惜しいのはラストの処理。アレはないでしょ。今まで積み上げてきたものが、すべて壊れてしまっています。3巻のテーマが「恋愛」なんだったら、ラストは不要。もしくは陽香の台詞で終われば、ドタバタ感だけが残ってよかったのでは? これがなかったら★増やしていただろうな。

★★☆
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2012年12月07日

暗号少女が解読できない


著者:新保静波
出版社:スーパーダッシュ文庫
暗号少女が解読できない

転校初日に自己紹介で大失敗し、クラスから孤立してしまった(と思い込んだ)少年・西村拓実が主人公。落ち込む彼に唯一声をかけてきたのは、委員長の沢渡遥(美少女)だった。
遥は、拓実に暗号文を解かせて遊び始める不思議少女。そんな彼女に驚きながらも、どんどん惹かれていく拓実。最初の暗号には、女の子らしいというか、その場で指摘してあげろよという内容だったのですが...

その後も、二人の交流が描かれていきます。転校当初は、孤立したかのような拓実も、後半はかなりリア充な青春を送るようなっていきます。

で、この作者さん「ぱんつ」にこだわりがあるのかなあ? それとも出版社の意向? 遥は、何度もぱんつを見せることになるし(羞恥心があるんだか、ないんだか)、妹も下着で主人公に迫るし、それ以外のヒロインたちも一度はぱんつ見せているんじゃないかな?
すべての暗号に明確な答えが示されている訳ではありませんが、別に暗号が解けなくとも、ストーリーを追っていくのに不都合はありません。暗号という小道具がありますが、ラブコメとして十分楽しめますね。続刊があればいいのですが。

★★★☆
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2012年10月15日

神をしめなわっ!(2)


著者:番棚葵
出版社:スーパーダッシュ文庫
神をしめなわっ!(2)

鎮守の神子と呼ばれ幽鬼たちと戦う、御神3姉妹。ただ、周りを巻き込み、暴走しまくるため、そのストッパー役を仰せつかった榊天太が主人公。女性恐怖症で、まともに女性と話も出来ない天太ですが、神器「シリクメ」を用いて彼女たちを縛ると、なぜかSに変貌するという設定。姉妹たちも、縛られることに性的興奮を感じるようになってきており...エロコメですね。

今回は、末っ子の月夜がクラスメートの恋愛相談を受けることから始まる騒動が描かれています。月夜が、なぜ拝金主義になったのか、も語られるのですが、それはないだろ!というような理由だったりします。これに限らず少々無理のある設定が多いので、そこにひっかかると、途中で投げ出したくなる小説ですね。

さらに若干マンネリ化していきているのも事実。三姉妹(主に霧刃と月夜)がトラブルの種を蒔く。混乱している間に、幽鬼が現れる。天太が霧刃たちを縛って、性的パワーにより、霧刃たちがパワーアップ。幽鬼が滅びる。この繰り返しになってしまっています。しかも、パワーアップ理由が「性的パワー」という設定のため、あまりエスカレートさせることも出来ず(レーベル及び対象読者層)苦しくなってきているのかな?

今回から神様も登場しており、面白いキャラが揃っているので、期待値は大きい作品です。

★★★
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2012年08月03日

ある朝、ヒーローの妹ができまして。


著者:餅月望
出版社:スーパーダッシュ文庫
ある朝、ヒーローの妹ができまして。

主人公は「普通の高校生」貴樹。彼には「かつて」ヒーローだった妹たちがいる。彼女たちは、超能力者・宇宙人・異世界人で、様々な事情を抱えているのですが、そんな少女たちを、これも「英雄」である両親が引き取ってきたという設定。どこが普通やねん! てな設定になっていますが、貴樹にとっては、彼女たちは「普通の妹」 そんなある日、父親から電話があり、その直後に少女が届いて... 新しい妹は未来からきた少女だったのですが...

設定は、まあおもしろいかな? というものでしたが、ストーリー的にはありふれたものです。ひねりはまったくなく、シンプルなストーリー。それも悪くないという場合もありますが、今回は少しひねったほうが、深みが出たのではないでしょうか?

ラストまで、盛り上がりがないまま、終わってしまったというのが正直な感想。キャラの書き分けも弱いので、もう少しキャラを整理してあれば、おもしろかったでしょうね。

★☆
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2012年07月21日

神をしめなわっ!


著者:番棚葵
出版社:スーパーダッシュ文庫
神をしめなわっ!

悪霊がはびこっているため、隔離された御神島で、悪霊退治を行っている3姉妹がヒロイン。退魔能力は高いけれども、周りへの被害が大きいため、監視人がやってきる。それが3姉妹の従兄弟である榊 天太。彼は、従姉妹たちの暴走を止めることができるのか?

主人公やヒロインは「現人神」という設定になっています。長女御神陽香は「殿方にもてること」を最優先に、次女霧刃は攻撃を最優先に、三女月夜はお金が最優先といった、非常に問題のある性格をしています。しかも、どうやら全員とある性癖を持っていたようで...

天太は、しめなわを使って、悪霊やヒロインたちを押さえ込む能力を持っています。本来神聖なはずのしめ縄が、ヒロインたちにとってはxxなものとなり、それが原因で様々な騒動が発生します。

悪霊(幽鬼)退治のバトルがメインになるのですが、コメディ色が強く、メインバトルもかなり間の抜けたものになっています。そういった意味で読みやすい作品かな。しめ縄でブーストするというのも面白い設定。

あと一歩だったのは、霧刃がなぜ今のような性格になったのか、天太との関係についての書き込みが少なかったこと。もう少し幼少時代の二人について詳しく描かれていると、さらにおもしろい作品になったのでは。続きが読みたいような気もしますが、これ以上やると、単なるエロコメになってしまいそうで怖いような気も...

★★★
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2011年03月18日

パパのいうことを聞きなさい!(5)


著者:松智洋
出版社:集英社スーパーダッシュ文庫
パパのいうことを聞きなさい!(5)

今回は、三女ひなが主役となっています。前巻で二女美羽も、母親が違うことが判明し、かなり複雑な家庭になってきた小鳥遊家。ひなだけは、いろんな騒動に巻き込まれずに、明るく過ごしていたように見えましたが、実は彼女なりにいろいろ我慢していたことが判明。両親がいないという寂しさが爆発することになります。一番最初にそのことに気がついた、お向かいに住む高校生、北原 栞の提案で、祐太はひなたちを動物園に連れて行くことになります。寂しさを紛らわすという点では成功だったのですが、ペットが欲しくなってしまうひな。それを説得出来ず困っているところへ、祐太が犬を預かってしまう...当然返さなくてはならないんだけど、ひなはそのことが理解出来ない。

少しずつ物事が分かり始めてきた幼児。でも二つ以上のことを、繋げて理解することが難しいという事実。そうした子供の成長に目を向けながら、家族の絆について、考えてさせてくれる作品です。

祐太を中心とした、ハレム型ラブコメもますます盛り上がってきています。ギャグだけでなく、かといって涙だけでもない、日常生活を切り取った小説として、続きが楽しみです。

★★★☆
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2010年12月14日

パパのいうことを聞きなさい!(3)


著者:松智洋
出版社:スーパーダッシュ文庫
パパのいうことを聞きなさい!(3)

ハートフルなシリーズも3作目。飛行機事故で行方不明(生死不明)になった、姉夫婦の子供を引取り、育てる大学生が主人公。義兄は再婚なので、引き取った3姉妹のうち、主人公と本当に血のつながりがあるのは、末っ子のみ。天真爛漫なひなたんの言動が、暗い背景を消してくれます。
お約束として、3姉妹はいずれ劣らぬ美少女(幼女)だったり、登場するのが美少女たちだったりするのですが、あまり「萌え」に走ることはありません。それがこのシリーズのいいところ。

今回のエピソードは、ひなたんの七五三と、クリスマスパーティ。今まで以上に空ちゃんのジェラシーが炸裂していたり、いつもはクールビューティな美羽ちゃんまでが...ロ研のメンバーの優しさが身に染みるエピソードでもあります。

主人公を含む「家族」たちは、1巻では、突然の出来事に突っ走っていただけ。2巻で息切れして倒れ、ようやく今回、自分たちのペースを見つけてきたのかな? それぞれが、お互いを思いやることが自然になってきました。

今回は、かなりぐっとくるシーンが多いです。クリスマスパーティでの、ひなたんの台詞には、かなり涙腺が弛みます。「家族」の暖かさを教えてくれる良作です。

★★★★
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2010年12月09日

どらごん・はんたぁ(2) あらしと迷子とふしぎ姫


著者:清水文化
出版社:スーパーダッシュ文庫
どらごん・はんたぁ(2) あらしと迷子とふしぎ姫

緊張すると魔法が暴走し、自爆してしまうお姫様ノルンが主人公。魔法の素養はすごく高いようで、ぬいぐるみを無意識に使い魔にしてしまうだけでなく、化石の恐竜まで使い魔にしてしまう事が出来ます。でも本人は自覚がないので、「怖い恐竜が迫ってきた」とパニックになってしまうという...
反魔導師の団体から、あれやこれやと攻撃を受けるのですが、ノルンは意識せずにそれらに打ち勝っていきます。
でも、自爆癖があるので、学園内では筆頭落ちこぼれ。入園時に知り合ったエリオを初めとする回りの人間は、どんどん学習レベルが上がっていく。

これって、どこかで聞いたことありませんか? 同じ作者の別作品にそっくり。時代設定と、そちらは物理学ウンチクが多いというくらいしか違いがありません。登場人物の構成もほぼ同じだし、敵対組織があることも、学園内に内通者がいたことも、すべてそっくり。ヒロインの自爆癖(あちらは、回りが誤爆されるのですが)も同じ。ということで、読んでいる最中、何度も混乱してしまいました。

同じ作者の作品ですが、同時期にここまでそっくりの作品を発行しなくてもいいのではないでしょうか?
★★
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2010年08月19日

どらごん・はんたぁ(1)―ちいさなドラゴン使い


著者:清水文化
出版社:スーパーダッシュ文庫
どらごん・はんたぁ (1)―ちいさなドラゴン使い

清水文化さんの新シリーズ...なんですが、ちと飽きてきたかも。
今回は、魔法を使おうとすると、自爆してしまうとある国のお姫様、ノルンが世界最高峰の学園であるユニベルシタース学園に、身分を隠し侍女のマキナとともに魔法を学ぶため入学するところから始まります。学園へ行く途中で、水浴びをしようとしたノルンが裸になって川縁へ飛び出すと、そこには同じ学園に入学する途中の少年魔導師エリオが休憩中で...
学園内では、エリオの幼なじみジェリーがいて、ノルンとの間でラブコメの匂いがしております。ノルンがお子様体型として描かれているので、当然ジェリーは逆の体型。侍女のマキナはどじっ娘と、ラブコメの基本に沿っています。たぶん、ノルンの微妙な年齢(女性を意識しだす年齢)を表すためか、ノルンはよくぱんつを見せ(まだ子供という意味)気がついて、恥ずかしがり自爆する(女性を意識している年頃)というシーンが繰り返されます。今まで「お姫様」として育ってきたため、自分で判断することが出来ない(させてもらえなかった)ため、イライラすることも多々。そんな彼女の成長が描かれていくことになるのでしょうね。
タイトルのドラゴンは、ラストに少しだけ出てきます。ということで、今回はタイトルの意味はよくわからないまま。次巻以降で明かされるのでしょうね。

で「飽きた」というのは...設定がいつも通りの清水文化さん。特にほぼ同時期にスタートした別シリーズとそっくり。魔法の世界に、無理矢理蘊蓄を詰め込んでいるのも似ている。こちらは今に始まったことではないのですが...今回は地学のようですが、さすがにもういいかな。もう少しストーリーに集中したいという気持ちが強くなってきました。

★★☆
タグ:★★☆
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2010年07月07日

パパのいうことを聞きなさい!(2)


著者:松智洋
出版社:集英社スーパーダッシュ文庫
パパのいうことを聞きなさい!(2)

飛行機事故で行方不明になってしまった姉の子供(3人)を引き取った大学生の「お兄ちゃん」こと佑太が主人公。1巻の前半でのヒロインは、路上研究会の莱香さんだと思っていたんだけど、どうやら空のようですね。
1巻の最後で、佑太が借りていたアパートから、姉の家に移り住んでいるので、環境がよくなっています。

家族ドラマ兼ラブコメというストーリーなんですが、同作者の「迷い猫」シリーズとの、棲み分けがちゃんとできていないような...どちらも「血の繋がらない」家族がメインで、まわりにヲタがたくさんって構成になっていますしねえ。ラブコメも莱香さんの扱いが中途半端なもんで、どうなることやら。

今回は、新キャラ2名が正直邪魔。よそ様の家庭を、外野がごちゃごちゃ言うな!と。それも、思い込み大暴走。単なる我が儘じゃないかと。非常に気分を害する登場人物です。しかもあれだけ騒動を起こしておいて、まったく懲りていない馬鹿者ども。正直消えて欲しいなあ。

2巻では、空を中心にストーリーが展開しますが、その中で彼女の佑太に対する本音が明かされていきます(っていうか、本人以外には明らかだったという話もある)思春期に差し掛かった少女の心の揺れが描かれていていいなあ。特に佑太を悪く言われ、同級生に本気で怒ったシーンは秀逸。
年齢を忘れてしまう小悪魔 美羽。考えてみたら10歳って小学生なんですよね。あの落ち着きと度胸はどこからくるのでしょうか?

家族だからこそ「秘密」が出来ていく。佑太パパはこれからどうなっていくのでしょう?
★★★☆
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2010年05月25日

パパのいうことを聞きなさい!


著者:松智洋
出版社:スーパーダッシュ文庫
パパのいうことを聞きなさい!

迷い猫オーバーランの作者による、家族をテーマにした小説。
主人公は一人暮らしをしている大学生、瀬川祐太。なぜか「ロ研(路上観察研究会であってロリコン研究会ではないらしい)」のコンパに出て、先輩に一目惚れ。部屋に泊まり込む悪友も出来、よくある大学生活を描いたラブコメかと思わせる冒頭。ところが、突然姉の子供(姪っ子)3人の面倒をみることに。3人は、14歳、10歳、3歳の女の子。それぞれが魅力的な年頃の女の子なもので「トイレは1時間以上あけて」とか、いろいろ大変。それでも、末っ子のひなや次女美羽に懐かれ、長女 空も、出会い(いきなり着替えを見られた)があれだったため、ツンツンしているが、実は祐太のことが...というラブコメ。前半はこんなドタバタ劇なんですが、突然不幸が襲ってきて...

それでも登場人物たちは、明るく(表向きは)前向きに生活していきます。10代で背負い込むにはあまりにも重い現実。でも血のつながり以上の絆で、力強く成長していく彼ら。それを友人やロ研の先輩も、ちょっと変態的に、でも親身になってバックアップしていきます。

もちろん、現実に比べれば生やさしいのでしょうが、それなりに「子供だけで生活していく」ことの大変さも描かれており、感情移入がしやすいストーリーとなっています。
特にラストエピソードは、だめ。コメディタッチになっていることが救いではありますが、涙腺を決壊させるのに十分な破壊力があります。迷い猫オーバーランは、非現実的なキャラが邪魔していたんですが、こちらはそれぞれのキャラがしっかり役割を果たしています。うーむ、かなりいい出来です。

★★★★
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2009年09月01日

迷い猫オーバーラン!(5)本気で拾うと仰いますの?


著者:松 智洋
出版社:集英社スーパーダッシュ文庫
迷い猫オーバーラン!(5)本気で拾うと仰いますの?

人助けが趣味という乙女姉さんが経営する、ケーキ屋さんストレイキャッツを中心としたラブコメ、迷い猫シリーズも5巻まで来ました。いままで表紙は女性ヒロインが順番に努めてきてたので、今回はどうするんだろうと思っていましたが、そう来ましたか...

物語は前回クリスマスに骨折した巧が入院しているところから始まります。巧の看病をしようとする三人娘+乙女姉さん。当然のように、お互い足を引っ張り合って前に進むことが出来ません。そのため三人娘は、お互いに「抜け駆け禁止協定」を結ぶものの、全員が協定を破ることに...巧のニブさと天然ジゴロぶりは、相変わらずです。
その後バレンタインへと主戦場は変化するのですが...いつもの三人娘に加え、夏帆、珠緒先輩も巻き込んでの大騒動。まあ三人娘が巧を落とす日が来るのは、想像しにくいものがあります。でもこれって、誰かを選んだ状態でHappy Endに持って行くのは、かなり難しいのではないでしょうか? 千世はまだ「恋に恋する」といった感じなので、巧が誰を選んでも、案外あっさり前を向いて歩いて行けそうですが、希と文乃はかなり落ち込むのではないでしょうか? これからどうなっていくのでしょうか?

5巻のエピソードでは、いままで「なんでいるの?」とか書いていた、巧の悪友二人の存在感が増してきます。4巻のラストあたりから、どんどんこの二人も大切な登場人物になってきましたね。夏帆とともに、これからの「迷い猫同好会」の方向性を決めるキーになってくるのかも知れません。

今回は、三人娘と巧の間には進展なし(三すくみになって、動けなかった)。主要人物の過去に触れる話もなく、メインテーマは少し休憩の「間奏」といった感じでした。どんどんキャラが魅力的になってきた、このシリーズ。折り返し点を過ぎたような感もありますが、これからどのように転がっていくでしょうか? 楽しみです。

★★★★
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2009年06月22日

迷い猫オーバーラン!(4)みんな私が拾います♪


著者:松智洋
出版社:スーパーダッシュ文庫
迷い猫オーバーラン!(4)みんな私が拾います♪

この作品、巻を重ねる毎に面白くなってきています。最初は単なる我が儘娘だった文乃も、比較的まとも(ひねくれているけど)になってきました。1〜3巻で、文乃・希・千世にスポットライトが当たってきたので、今回はヒロイン最後の一人、乙女姉さんにスポットが当たります。今までも「人助けのためなら、どこへでも」の乙女姉さんでしたが、彼女がなぜそのような性格になったのか? そういう面にもスポットライトがあたります。で、4巻では、新キャラも登場。今後もこのキャラ登場するのではないでしょうか?
4巻は、クリスマスまでの日常を描いた作品となっています。その中で、乙女と巧の出会いなどが描かれていきます。今までより、ほろっとするシーンが多いのが特徴になっていますね。でも。コミカルな部分はちゃんと残っています。今まで、存在価値が解らなかった男性陣も存在感を強くしてきています。もちろん、三人娘の巧を巡る攻防も前巻から続いており、千世が財力に頼らなくなったこと、希が自分の気持ちを表すようになったことで、さらにドタバタ感が強くなってきています。クリスマスには奇跡が起こる...心温まるお話になりました。

★★★★
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2009年05月27日

迷い猫オーバーラン!(3) ・・・拾う?


著者:松 智洋
出版社:スーパーダッシュ文庫
迷い猫オーバーラン!(3) ・・・拾う?

洋菓子店「ストレイキャッツ」を舞台としたラブコメも3巻目(世間では4巻目も発刊されておりますが)1,2巻に比べて、ストーリーがわかりやすくなったというか、それぞれのキャラクターが動き出したというか、非常に楽しく読むことが出来ました。
「ブルマVsスパッツ」なんてあおり文句になっておりますが、まあご想像通りのネタとして使われています。私の世代はブルマが普通だった(いや、女の子がっていう意味で、私がはいていたわけではない)ためか、あまりブルマが特別なものとは思えません。なんせ中学でも「ブルマはいているから大丈夫!」って、スカートのまま鉄棒しているような、おおらかな時代でしたから... それよりスパッツのほうが恥ずかしいような...

ま、それはともかく、3巻では希の葛藤がストーリーの中心となります。
なぜ彼女が、自分の思いを言葉にしないのか? 人と接触することを極端に避けようとするのか? それが「ブルマVsスパッツ」や巧と二人三脚を行う権利といった些細なことを通して描かれています。このテーマが作品自体を面白いものにしていると言えるでしょう。またこのテーマだけなら、重くなりすぎるところを、幼なじみのツンデレ文乃(どんどんまともなツンデレになってきた。1巻は「我が儘」なだけにしか見えなかったのが「自分に素直になれない」女の子という可愛いところが描かれるようになってきた)や、体型も精神年齢もお子様の千世の精一杯のアプローチが、全体を明るくしています。

希の変化により、これから先ラブコメ度合いが高くなっていくのかな? 巧を巡る女の子は今のところ3人。そこに義姉である乙女、2巻で出てきた夏帆あたりが絡んできて、そこに文乃の親友である、鳴子叶絵とか軽音部の部長さんが混じってくる。そんな感じで進んでいくのでしょうか?

最初にも書きましたが、各キャラが動き出したって感じですね。

★★★★
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2009年03月11日

迷い猫オーバーラン!(2) 拾わせてあげてもいいわよ?


著者:松智洋
出版社:スーパーダッシュ文庫
迷い猫オーバーラン!2 拾わせてあげてもいいわよ?

シリーズ2巻目。1巻目の感想で「続刊が出ることを前提にしているのかな?」と書きましたが、まさしくその続刊。って世間じゃもう3巻も出ているのね...最近読むスピードが遅くなってしまって...
前回言っていたように2巻まで読むと、千世や男性サブキャラ2名の存在感が出てきました。特に今回の主役となる千世に存在感が出てきていますね。タイトルとサブタイトルの意味が分かるようになってきました。ついでになぜ表紙が千世なのか? という点も理解出来てきました。なるほどこうやって最初から複数巻続けるつもりの小説だったんですね。それを1巻だけで判断しようとしたから、キャラが立っていなかったんだ。って連載のような進め方ですね。

あまり売れていない洋菓子店「ストレイキャッツ」を舞台にした青春ストーリーとなっていますが、今回は千世を中心として話が進んでいきます。千世にセレブお嬢様である竹馬園夏帆が入れ知恵することで、千世の思惑とは全く逆の方向に話が進んでしまいます。どうもこの夏帆お嬢様、千世にする入れ知恵は「お金があれば、なんでも解決する」というスタンスにたったもののわりに、最後のほうでの巧に対する態度はもう少し現実を知ってそう。少し不思議なキャラです。
乙女ねえさんは、相変わらず「謎の人助け」で不在だし、文乃はツンデレの域を超えた「わがまま」爆裂だし...ストーリー運びに大きなほころびがないので、最後まで楽しく読むことが出来ました。
巧を中心として、集まってくる人々。今のところ「本当の悪人」はおらず、それが読後感を軽いものにしています。そこに、お約束のスク水もあり、イラストもストーリーとマッチしており、良質のライトノベルとなっています。巻数が進むにつれ、深みも出てきており、3巻が楽しみになってきました。

★★★☆
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2009年03月04日

がく×ぶる


著者:本田透
出版社:スーパーダッシュ文庫
がく×ぶる

最初に言います。失敗でした。ストーリーも、イラストも...女性恐怖症の主人公と男性不感症(そんなのあるんかなあ?)のヒロインの物語なんですが、設定がいい加減すぎて、そこで終わってしまいました。登場人物の名前は、重要です。特に現代日本が舞台になっている小説では...この作品は、適当に付けたのか? と思うような当て字ばかり。主人公の家族もバラバラの名前で「家族」という感じがしない。ヒロインもそうなんですが...
イラストは、単体で見るといいんですが、小説の設定を見た後だと「それは違うよ」という体格なんだよなあ。イラストとストーリーが一致していないんです。ライトノベルではストーリーとイラストがお互いに影響を受けて、展開していくことがありますが、この作品は別個のものになっています。

ちなみに「がく×ぶる」は、ガクガクブルブルと学ラン・ブルマがかけられているんでしょう。そういや、今の若い世代にとっては、学ランもブルマも「伝説の」存在なんですね。私的にはごく普通の存在ですが...(しかし紺色以外のブルマって見たことないけど、東京のほうでは赤色系が普通だったんでしょうか?)

ストーリー的には、正統派ラブコメ。主人公が見た目はアレだけど、実は超人的な能力を有しているだとか、実の姉がアレだとか、まあお約束通りに進みます。それはいいんですが、女性恐怖症が家族にまで及ぶ(但し双子の妹は除く)ってのはやり過ぎでしょう。そこまで酷いと、そもそも日常生活が出来ないと思うんだけど。

女性恐怖症の克服方法...これもちょっとやり過ぎでしょう。学ランはともかく(最近では、学ランもコスプレの一種なのかな?)体操服で買い物ってのは、小学生ならともかく、別の意味でおかしいでしょう。羞恥プレイというか、困った人というか...まあそうしないと、あまりにも「ありきたり」になるからという設定なんでしょうが、かなり強引ですね。

一応お約束的なエンディングがあります。が、続けようと思えば続けられる終わり方。これ続刊出るのかなあ? せっかくの設定を生かし切れていないというか、妙なところで手抜き感があるというか... 期待していいんだろうか?

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2009年01月06日

迷い猫オーバーラン! 拾ってなんていってないんだからね!!


著者:松智洋
出版社:集英社スーパーダッシュ文庫
迷い猫オーバーラン! 拾ってなんていってないんだからね!!

主人公である都築巧を中心として起こる様々な青春模様を描いた作品。というと普通の小説みたいですが、そこはそれライトノベル系レーベルが発行する作品だけあって、一筋縄ではいかない設定や、登場人物たちが繰り広げる騒動と言い換えたほうが正しい認識でしょう。
基本的には「日常」を描いた作品なので、暗躍する秘密結社だとか、巨大ロボット、超能力を屈指して悪と戦う主人公は出てきません。ちょっとデフォルメされて「そんな奴いるか!」といいたくなる登場人物はいますが、特殊な能力を持った人物はいません。また日常を描いていることもあり、登場人物も少なめ。レギュラークラスとしては、主人公の姉でつぶれかけの洋菓子店のパティシエール(腕は微妙)である都築乙女、巧の幼なじみの芹沢文乃、乙女に拾われた霧谷希、ヲタク少年 菊池家康、柔術家の子孫 幸谷大吾郎。それに「なぜおまえだけ?」といいたくなる設定(学園理事長の孫娘で、自家用ヘリまで自由に使えるわがまま娘)の梅ノ森千世のみ。彼らが「家族」「友人」という繋がりの中で、過ごす姿を描いています。

軽いタッチで描かれているため、読後感は悪くありません。でも主人公と希以外のキャラが消化出来ておらず、もどかしさを覚えます。
まずは、巧の姉である乙女。人助けが趣味で、なぜか世界紛争まで止めようとする(そのため度々家を空ける)というよく分からない設定が生かされておらず、ただ単に「家をよく空ける責任感のないオーナー」にしか見えません。
次にヒロインのはずの文乃。「ツンデレ」キャラにしたかったのでしょうが、単なるへそ曲がりにしか見えない。巧に対する「想い」もよく見えない。
千世は、さらに存在価値がよく分からない。「学園理事長の孫でわがまま、でも巧が気になる」という設定だと思われますが、狂言回しにもなれず「別にいなくてもよかったのでは?」という程度の存在です(ツンデレのようですが、これも文乃とかぶってしまう)
男性陣も存在感がない。特に大吾郎は「不要」キャラだったような...

全体的にキャラの描き込みが甘いので、こういった印象を受けるのでしょう。もしかしたら続刊が出ることを前提にしているのかな? 今後徐々にキャラ立てしていくつもりとか...そうだとしても、1巻ではもう少しキャラ立てしておかないと、続刊の読者がついてこないんじゃないかなあ。週刊連載ならいいけど、まがりなりにも文庫なんだし、あまり印象薄いと続刊が出る頃には忘れてしまっているかも...

※ってすでに続刊出ていますね(^^;

★★
posted by あにあむ at 16:01| Comment(0) | TrackBack(1) | ダッシュエックス文庫