2017年08月24日

文字魔法×印刷技術で起こす異世界革命


著者:藤春都
出版社:HJ文庫
文字魔法×印刷技術で起こす異世界革命

ペンは剣よりも強し! といった高尚なお話でありません。
印刷屋の跡取り息子で、三度の飯より印刷が好きな青年・坂上宗一郎が主人公。いつものように修羅場の印刷所で、めまいを起こし倒れ、輪転機に巻き込まれたと思った次の瞬間、異世界に召喚されていました。トラックが突っ込むのではなく、輪転機ってのが新しいですね。でも元世界のほうは大変なことになってそうです。特に印刷所の工員さん。一生トラウマシーンですよね。
召喚したのは、少女・アイリ。彼女が住む世界では、文字が禁忌とされ、字の魔法を受け継ぐアイリの一族は、迫害され彼女が唯一の生き残り…彼女は、壊れそうになる心で「世界を変えて!」と召喚魔法を使ったのでした。とここまでは、シリアスな話になると信じていたのですが…

異世界に飛ばされた際、微妙に座標がずれて、宗一郎は倉庫の棚を突き破って落ちます。その際、棚にあった黒板もまき散らされ…そこに描かれていたのは、ハイレベルなエロイラスト… 宗一郎がそれを見ているのに気づき、アイリは大慌て。そう、そのイラスト(漫画)はアイリが描いたもの。宗一郎は、アイリが描いたえっちなイラストに文字を載せて世界中にばらまき世界を変えようとします。

やっぱりエロですか、そうですか。確かに小難しいことが描かれている本を、頑張って読むのは一部の人。でもエロはほぼ万人(特に男)に受け入れられ、イラストなら意味も分かるし、そこに文字が書かれていたら読もうとする。思春期男子が一生懸命辞書ひくようなものですね。

通常判断ができる状態のアイリであれば、断ったかもしれないこの作戦。なんせまだ少女。本当に秘密の趣味を異性に見られ、しかもそれを公開するだなんて、拷問に等しいものだったと思います。ただ、彼女は追い詰められていたこと、また本当にイラスト(エロ)を描くのが好きだったことから、受け入れていきます…って実際のストーリーには、シリアスさはまったくありません。もうすがすがしいくらい、自然に話が進んでいきます。

もちろん、手書き原稿をばらまくのでは効率が悪すぎます。そこで、宗一郎は、ドワーフ職人の力を借りて、印刷機を作り上げていきます。文字がないので、当然印刷という概念もない世界で、あり合わせのものと宗一郎の知識だけで、印刷所ができていくのはおもしろいですね。

取り扱っているのはえっちなイラストですが、この作品にはサービスシーンはありません。それがいまのところ成功しています。無意味なサービスシーンがあると、そこでストーリーが途切れてしまいますが、この作品にはそれがない。またテーマはかなり重いものなのに、宗一郎の印刷バカと、アイリの明るさ(つきあいの良さ)によって、前向きな印象を受けます。ラブコメ要素はまだまだですが…

こういう革命も小説で読むには、おもしろいですね。

★★★
タグ:★★★
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2016年09月02日

魔王なオレと不死姫の指輪(3)


著者:柑橘ゆすら
出版社:HJ文庫
魔王なオレと不死姫の指輪(3)

今回の舞台は魔界です。
音信不通だった母親から豪華客船クルーズの招待券が届きます。受け取った千春は、大喜びでゾンミや杏子たちとお出かけ。ところが案内役の美人メイド・リリスに連れて行かれた先は魔界… 普通なら怯えるところなんでしょうが、そこは普通の人ではないメンバー。魔界になじんで、魔界リゾートを楽しみます。特に千春は魔界料理も口に合うようで、まったく苦にしません。そんな中、リリスから千春に衝撃の事実が告げられます。

今回も愛美は暴走しています。一部を切り取るとラブコメというのも続いています。でも、全体的には心の奥底を不快にさせるストーリーであることは変わっていません。すでに5巻まで購入しているので、読まなければならないのですが、心に余裕があるときに読まないと、力つきそう…

今回、千春の宿した真の魔王の力が覚醒しますが、その課程もどうもね。いやストーリーだけを切り出すと、よくある物語なんですが、この作者さんの手にかかるとなぜか、サイコホラーじみた仕上がりになります。前回感想でも書きましたが、たぶん登場人物の心が壊れていることが怖い原因なのでしょうね。完全なる狂気であれば、それは物語の中と割り切れるのですが、一見普通に生活しているにもかかわらず、実は心が壊れている…それがざわつきの正体なんだと思います。

タグ: 不死姫
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2016年06月17日

魔王なオレと不死姫の指輪(2)


著者:柑橘ゆすら
出版社:HJ文庫
魔王なオレと不死姫の指輪(2)

主人公・久住千春は、最強の魔物使い「魔王」の素質を持つが故、魔物の力を宿した3人の美少女と暮らすことになります。ある日幼なじみの杏子と思い出話をしたところ、その日を境に恥ずかしがり屋の杏子がデレ始めたことに驚きます。HENTAI妹・愛美の入れ知恵と考える千春ですが、杏子には深い事情があるようで…

ということで「魔王」争奪戦の第二巻。表紙イラストから想像するストーリーは、3人の美少女によるラブコメですし、実際作者さんはラブコメに軸をおいているようなのですが、どうもね。この作者さんの書く話は怖いです。いや、怖いというより、心の奥底を不快にするというか…愛美の行動も「ブラコンが暴走したHENTAI」と思えないんですよ。心が壊れてしまっているようで…それ以外のヒロインや主人公も、多かれ少なかれ心が壊れているようです。心に闇を抱えているというよりも、壊れてしまった心を持つ少年少女が織りなす物語。そんな感じがしてすごく怖いというか不快になるんですね。

どうしてもラブコメや、キャラへの思い入れが出来ない。1巻の時は、もう少しマシだったんですけどねえ。ヒロインたちの行動が、ギャグでは済まされなくなってきているため、かなり辛い…すでに続刊も購入しているのですが、読むの無理かも。この巻も読み出してから、何度もあきらめ、読了までかなり時間がかかりました。心に余裕があるときでないと辛いな。

タグ: 不死姫
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2016年01月18日

魔王なオレと不死姫の指輪


著者:柑橘ゆすら
出版社:HJ文庫
魔王なオレと不死姫の指輪

主人公・久住千春(男子高校生)のところに「おめでとうございます。あなたは栄誉ある“魔物使い"に選出されました! 」というメールが届くことで、物語がスタートします。普通なら無視するメールですが、その直後に千春宛に荷物が届き、そこには下着姿のクールなグールが… なぜかその後千春の周りには、魔物の力を宿した美少女が集まりハーレム状態に…千春は「最強の魔物使い【魔王】の素質を持つということで、争奪戦が始まります。

魔物がたくさんいて、その魔物達を統率する「魔物使い」が公的に認められている世界が舞台になっています。とはいえ、魔物の存在は、一般には秘匿されているようですが…
通常は、駆け出しの魔物使いと契約出来る魔物は1体のみ。一応3体の中から、契約する魔物を選択できるようです。が、そのあたりの説明がすっとばされ、しかも3体とも千春と契約することが前提となっており、日常に置き換えたら「一度に婚約者が3人現れた」状態…3人の魔物は、不死姫・グール、ドラゴン、そして幼なじみ。ツンデレ、やんちゃなロリッ娘、幼なじみといろいろな属性が揃っています。そこに「お兄ちゃんLove」な、どこかおかしい妹まで参戦してきて…この妹、千春に近づく女性には問答無用で包丁突きつけるし、「そだよ。お兄ちゃん専用の肉壷、愛美だよ ♪」とどこのエロコミだという発言はするし、「だいしゅきホールド!」と抱きつくし…なんだろ?魔物よりも怖い存在のような気がします。

基本、何も考えずに読まないとダメな小説です。説明がすっ飛んでいますが、そこを気にすると、もう読めなくなります。頭をからっぽにしましょう。

★★★☆
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2014年12月18日

シンマと世界と嫁フラグ(3) 〜いつのまにやら両手に花です〜


著者:空埜一樹
出版社:HJ文庫
シンマと世界と嫁フラグ(3) 〜いつのまにやら両手に花です〜

最強異能の持ち主・高校生シンマ。美少女ハーレム絶賛拡大中なんですが、嫁候補の一人・ミンク(幼なじみ)のところへ、姉のレイラがやってきます。彼女は、ミンクがシンマを凋落出来ないため、任務続行させる価値があるかの試験をすると宣言します。せっかく幼なじみに再会できたミンクは不合格であれば、強制送還されると焦ります。シンマも、そんなミンクを助けるために、彼女のポイント稼ぎに付き合うことに。

前巻までで、ハーレム内正妻ポジションを盤石のものにしつつあるコトハは、今回もまったく微動だにしません。それどころか、さらに強くなったような感じも。特に娘的立ち位置にいる無の姉というか、母親的なポジションも手に入れ、すでに家族のような感じに。
正直このままだと、ミンクが消えてしまうので、今回のお話があったのかな? でも結局は、あまり目立っていなかったような。シンマが昔のことを覚えていないということも、不利に働いているのですが、本人が自爆キャラだということもマイナスに働いています。
シンマハーレムは、なんらかのしがらみや、強制によって構築されているわけではなく、シンマがそうしたい、また女の子たちがそうしたいと想うことによって、成り立っています。さらに、女の子同士の繋がりが、少しずつ出来てきているようで…

★★★★
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2014年12月04日

シンマと世界と嫁フラグ(2) 〜これがホントの修羅場です〜


著者:空埜一樹
出版社:HJ文庫
シンマと世界と嫁フラグ(2) 〜これがホントの修羅場です〜

しばらく忘れていたシリーズ。
主人公は、神になれちゃうほどの異能を持ちながら、普通に平和に暮らしたい男子高校生シンマ。「嫁が欲しい」という言葉が一人歩きしてしまい、3つの集団からそれぞれ「嫁候補」の美少女3人がシンマの周りに集まってきています。

嫁の座を狙って、美少女達が一喜一憂しているという「普通」ではないかも知れないけど、ある意味平和な日々が戻りつつあったある日、アリスの誘いで遊園地デートをすることに。シンマのシンマたる所以か、ツンデレアリスががんばって誘ったデートなのに、なぜかコトハ、ミンクさらには妹の奈々まで一緒に遊園地に行くことに。しかも、奈々とコトハと一緒に現れたシンマの姿(奈々を真ん中に手を繋ぐ)に「仲のいい家族」を見つけて愕然とする二人…大変だな…

それでも、根はいい娘たち。仲良く楽しんでいたのですが、シンマの明後日の方向への気遣いで、女子だけで観覧車に乗ることに。その時、一人残ったシンマを「幻狼の一族」を名乗る兄妹が襲う。妹・無は、アーティファクト「カウ・ジン」を操る猛者で、シンマはかなり苦戦を強いられることに。そこに、観覧車の窓を割り、飛び降りてきたコトハが助けに入り、なんとか勝利することが出来ます。

兄は妹を見捨てて逃げてしまい、その姿を見たシンマは、まわりの反対を押し切って彼女を自宅まで連れて帰ります。どうも無の姿に奈々を重ねてしまったようです。彼女は、資格者を世界の害悪として抹殺するための一族の末裔で、そのための教育を受けて育ってきたことがわかります。シンマと奈々の強引とも思えるお節介を通して、徐々に心を開いていく無ですが、幼い頃からすり込まれた「資格者を殺す」という使命との間で、葛藤を続けます。

ということで、新たなヒロインが投入されていました。ミンクとアリスのターンはないのかなあ? コトハは、少しずつデレてきている…というか、異性としてのシンマを意識しだしているようですしね。

そうそうシンマくん。幼女ぱんつを握りしめて「肌触りがいい」とかやっていると、いろんな意味で人生が終わりますよ。

★★★☆
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2014年10月02日

勇者と魔王のバトルはリビングで(3)


著者:緋月薙
出版社:HJ文庫
勇者と魔王のバトルはリビングで(3)

最終巻。会話劇が楽しかったので、ちょっと残念ですね。今回は、バレンタインがメイン。和希たちが通う学園では、イベントに参加したカップルの交際継続率100%。当然リアと和希は参加を即決。そこに、紅音とイスカも巻き込まれる形で・・・

2巻でバカップルにジョブチェンジした和希とリア。一緒に寝るのは「二日に一度にしよう」ということでしたが、いろいろ理由をつけては、その回数を増やしている模様。すでにキスは普通にする関係になっているようです。
イスカと紅音も、少しずつその域が見えてきています。もっとも、このカップルの場合はとりかえカップルで、イスカが女の子、そして紅音が男といった感じがどうしてもつきまといます。

最初からといえばそれまでですが、和希は自分の欲望を隠す気がまったくありません。もう堂々と欲望を前面に押し出しています。しかし、ここまできて一線を守っているというのは、自制心が強いというのかヘタれというのか...まあ二人の場合、ヤッてしまうと、世界が破滅するという足かせがありますからねえ。

今回も話をややこしくするのは、イスカです。その中途半端な正義感が、ヘタをすれば取り返しがつかない状況を生み出すのはいつものこと。正直中盤のイスカには、イライラさせられます。自分ですべて抱え込んで、結局なんの解決も出来なくなるやつ。

物語としては今回で最終。もう少し続けることもできたであろうだけに残念ですね。拾い損ねている伏線もあるだけに、もう少しがんばってほしかった。

次回作は、少々毛色の違った作品になるそうです。が、この作者さんの持ち味は会話ラブコメのような気がするので、このフィールドに戻ってこられる日をまっております。

★★★☆
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2014年07月24日

前略。ねこと天使と同居はじめました。五匹目


著者:緋月薙
出版社:HJ文庫
前略。ねこと天使と同居はじめました。五匹目


巻を重ねるごとに「甘さ」が濃くなってきている作品。なんだか澪が天使だということが、どこかに置き去りにされているような気がしないでもない展開です。
今回の舞台は、天狐の里=伏見稲荷の裏山。三匹のネコたちの変身の秘密がわかるかも知れないということなんですが、それだけが目的ではないのがいつも通り。

そもそも京都へ向かうのは、細音と悟だけだったはず。この二人は、修学旅行とその引率という正当な理由。もっとも、出発前に澪との間では「永久の別れ」のような寸劇が繰り広げられ、細音のクラスメイトのHPをごっそりこそげ取ったのですが...キーアは、幽霊ということで、普通に着いてきたのですが、なぜかイブまで着いてきて...悟たちがわたわたしている裏で、なぜか澪の京都行きと「保護者」として黒木も同行することが決定してしまいます。

ということで、いつものメンバーが京都に集合することに。天狐の里では、リッドを久遠の婿に迎えるべく村人たちが、包囲網を形成。ちょうど行われていたお祭りもあり、いい雰囲気に。悟と澪もさらに一歩進み、バカップルの空気感染はさらに広がり...

結局、変身の秘密はネコではなく他の人にあることが判明しただけで終わっています。ま、この作品はそんなことどうでもよく、それよりもバカップルの空気感染ぶりを楽しむべきなんでしょうね。しかし感染力強いですねえ。どんどん増殖してますよ、バカップルが... あと一巻で終了。よし一気に読んでしまおう。

★★★★
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2014年07月22日

前略。ねこと天使と同居はじめました。四匹目


著者:緋月薙
出版社:HJ文庫
前略。ねこと天使と同居はじめました。四匹目

甘々ラブコメ。水上家の3匹の子猫たちも人間に変身することが出来るようになりました。その事実を、なんのためらいもなく受け入れる環境が恐ろしいのですが、水上家とその周りにとっては「普通のこと」のようですね。

イブは比較的長い時間人間になることが出来ますが、それ以外の2匹はうまくいかない模様。そこで、ガブリエルたちが気を利かせて、先生として、天狐の少女を派遣してくれることに。このきつねっ娘・久遠は、以前に無茶な変身を試みたことが祟り、声が出なくなっています。そのため、当初は筆談で教える予定だったのですが、なぜかリッドとテレパシーのようにお互いの言葉がわかるようになり、リッドが通訳することに。リッドと久遠は、言葉だけでなくお互いに考えていることもわかるため、気がつくと二人の距離は一気に縮まっていきます。ということで、3つめのバカップル誕生!

初々しい二人を見ているうちに、悟と澪(主に悟)も、忘れかけていた感情を思い出し、新しい一歩を踏み出すことになります。

今回も、甘々ラブコメ通常運転です。言葉が話せない天狐・久遠という存在が、停滞気味の悟と澪の関係を好転させることになり、そのことがもう一つのバカップルにも派生していき...イブの気持ちも明確になり、ますます糖度が上がっていく水上家。どこまで甘さが増していくのでしょうね? 最近のラブコメは、最後までラブコメせずに、わざとずらしたものが多かったので、久しぶりに安心して悶えられるラブコメに出会うことが出来ました。

★★★★
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2014年07月14日

前略。ねこと天使と同居はじめました。三匹目


著者:緋月薙
出版社:HJ文庫
前略。ねこと天使と同居はじめました。三匹目

甘々天使ラブコメ3冊目。前巻で過去の経緯を思い出した主人公・悟。その関係で、一冊目ではミステリアスな存在になっていたはずの、天使や守護霊が普通の存在になっています。当事者だけでなく、悟の友人である警察官にまで普通に受け入れられつつあるようで。
今回は、ねこが人間に変わってしまうというイベントが登場します。まっすぐだけど、いろいろと残念なヴィスが人間になったら、少々残念な部分のある美少女になりました。なるほど、こういうヒロインの増やし方もあるんですね。三匹同時に人間になるわけでもなく、その仕組みも「なるほど」と納得出来るものでした。ショタ要因もいるようですし、いろんな方向に進めそうですね。

悟を中心としたラブコメなんですが、なんせメインヒロインが強すぎる! 今のままだと、割り込む隙間はまったくなさそうです。そこに想定外の切り込みをしたねこたち。これから先もこういった斜め上からの切り込みがあれば、さらに楽しくなりそうです。

甘々な雰囲気は、今回も健在。というかどんどんひどくなってきています。そろそろ砂糖をそのまま舐めたような甘さになってきましたね。

★★★☆
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2014年07月02日

前略。ねこと天使と同居はじめました。二匹目


著者:緋月薙
出版社:HJ文庫
前略。ねこと天使と同居はじめました。二匹目

前巻で、猫のイブを助けるため、燃えさかる家に飛び込み、生命を落としそうになった主人公・悟。天使の卵であった澪の願いにより悟は助かり、澪は天界へ。という流れだったのが、なんだかんだで時間が巻き戻され、16年前に澪が「人間の子供」として生まれたという前提の世界となっています。そのため、悟は澪はいとこという関係になっており、澪の幼なじみとして、鈴宮細目という少女が登場しています。とはいえ、相変わらず澪と悟はネコ3匹と同居しており、その関係はもう新婚さんそのものといった痒いもの。

今回は、細目が物語の中心となります。彼女の周りで、不思議な事象(彼女に害が及びそうになると、周りが怪我をする)が発生します。どうやら彼女が飼っていた犬が原因のようで。

悟には澪が天使だったという記憶はありません(少しだけ残っているようでもありますが)そういう意味では、至って普通の高校教師が、超常現象に立ち向かうストーリーになっています。

相変わらず、黒木はアレな正確ですし、3匹のネコたちの「異常さ」もそのままです。ノリもまったく変わっておらず、ヒロインとして細目が増えた分、おもしろさだけが増量されています。これはコメディだということを心がけて。読まないと感動を返せ〜というシーンもたくさんあります。次はどうなっているんでしょう。楽しみですね。

★★★☆
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2014年06月23日

前略。ねこと天使と同居はじめました。


著者:緋月薙
出版社:HJ文庫
前略。ねこと天使と同居はじめました。

著者のデビュー作。いまさらながらに、読み始めてみました。甘々なラブコメですな。主人公とヒロインが、最初から好感度MAXという、甘くなるしかないだろうという作品です。ま、デビュー作ということもあり、ストーリーの進め方には若干難ありなところもあったのですが、甘さによってカバーされています。

主人公は高校教師の水上悟(大人が主人公って、ラノベでは珍しいよな)。彼が帰り道に道ばたに捨てられていた3匹の猫と15歳前後の少女を拾ったことで、物語が始まります。はい、アウトですからね。猫はともかく、少女を拾ってはいけない。それは違うジャンルの作品になります。

それはともかく、拾った少女と共同生活を始める悟。なぜそうなる? の部分が曖昧なんですよね。違うジャンル(しつこい)なら「ご都合主義」で終わらせてしまえばいいんですが、もう少し説明があってもよかったと思います。結論として「天界の差配」だったとしても... 彼女は、少しおかしく(捨てられている時点で「かなり」おかしいのですが)猫と会話出来るという特技?があったり、オタク関連知識が豊富なくせに、自分のことをほとんど覚えておらず、羞恥心もない模様。それでもなぜかほっておけない悟は彼女に澪という名前を与えます。

澪が天使(の卵)であることにより、悟の周りでは様々なトラブルが発生するようになるのですが、果たして彼らはうまく乗り切れるのでしょうか? というのがメインエピソードになっています。

エピソードは単純な構造となっており、だまし討ち的な展開もありません。それ故、盛り上がりにかけるところもありますね。すでに続編が出ておりますので、以降盛り上がっていくのだと期待しております。

この作品のいいところは、まるでエロゲのような設定「捨てられた少女を拾う」にもかかわらず、エロに頼っていないこと。出会い方はともかくとして、純粋に心の交流を主体に据えているところ。最近はラノベとジュブナイルポルノの境界線が曖昧になってきていますが、この作品は全年齢対応のラノベとして楽しめる作品になっています。次巻以降も楽しみにしましょう。

★★★☆
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2014年05月29日

勇者と魔王のバトルはリビングで(2)


著者:緋月薙
出版社:HJ文庫
勇者と魔王のバトルはリビングで(2)

イチャラブ異能バトルラブコメ。HJ文庫というよりは、MF文庫のほうが似合いそうな、甘ラブですね。

主人公・倉橋和希のもとに、異世界から魔王女・リア<カノジョ>が届き、その後リアを狙う男の娘(心は男?)イスカたちが現れ、いろいろあって仲良くなったのが、前巻。(かなり端折りました)

魔族と人族の戦いの関係で、魔王女と勇者の流れをくむ主人公が、ゴールインしてしまうと、ハルマゲドンが発生するという設定がありましたが、なんだか今回「設定はどこ行った」というくらい、二人の仲が進展してバカップルにジョブチェンジしています。最後の一線を越えなければ、いいということなんでしょうか?

敵の数は増えておりますが、イスカに比べると雑魚なようで、和希の異能レベルアップもあり、瞬殺されているシーンが増加しています。どんどんパワーアップしていく主人公。ついでに魔眼によるアビリティチェックも面白いものが続いており...

さらにサブキャラも、相変わらずいい味出しています。ひたすらノリのいいクラスメイトたちのうち、男子はどんどん腹筋が鍛えられていっているようですし、女子たちの一致団結度もなかなかのもの。珍しく、異性として扱われていない幼なじみも、ますますその立ち位置が、性別を超えた大親友になってきています。もっとも彼女には、なんらかの秘密があるようです。

今回は、リアと和希のバカップルが発酵していくところが描かれています。どうもこのバカップルは、まわりにも影響を与えるようで、なんとなくイスカと紅音やフェルにも、春を連れてきたようですね。

会話劇が面白い、本シリーズ。是非これからも続けて欲しいです。

★★★★
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2014年04月02日

6度目の世界 はじまりの夢〜先輩は陰謀論好き?


著者:清水文化
出版社:HJ文庫
6度目の世界 はじまりの夢〜先輩は陰謀論好き?

そうだった、この作者さんの作風はこんなだった...
主人公は、夢能力の才能を持つ人間が集まるという聖ソムニア学園に入学することになった二風谷明司。そんな明司の夢に突然美少女が現れ「お願い。今、六度目の滅びが迫っているの。一緒に戦ってくれない?」と告げられるシーンからスタートします。

夢の中は、能力がある人にとっては「異世界」のようなもの。なのでこの美少女も実在しており、同じ学園の先輩・星野美夜でした。彼女が物語のメインヒロインになるんでしょうね。この二人を中心に、夢世界の中で「世界を滅ぼそう」とする勢力と戦うというのがメインストーリーになっています。

設定としては面白いです。でもそれを完全に生かし切れていないような感じです。設定同様、各キャラがはっきりしていないんですよね。正に夢の中といった状態。この作者さんのキャラクターの特徴なのかな。初期の「気象精霊」などでは、キャラの輪郭が明確で、独り立ちしていたんですが、蘊蓄が濃くなっていくのに反比例するかのように輪郭がぼやけてきてしまい...ここいくつかのシリーズは、蘊蓄が減ったものの(今回はほとんどない)キャラが希薄なのに磨きがかかってきており... 精霊あるいはそれに類する存在が出てきて、酒好きでというのもマンネリ化してきており...シリーズごとの違いがはっきりしないようになってきました。

このシリーズの続きが出ても購入しないだろうな。よほど魅力のある作品になっていない限り...好きな作者さんの一人だったので残念です。

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2014年02月28日

勇者と魔王のバトルはリビングで


著者:緋月薙
出版社:HJ文庫
勇者と魔王のバトルはリビングで

主人公は、高校生・倉橋和希。ラノベ主人公のテンプレらしく、両親は「どこかへ」仕事で出かけており、幼なじみが近くにいるというもの。少し違うのは、ヘタレではなく、鈍感でもなく、俺ツエー系でもないこと。でも中二病の痕跡あり。

そんなある日、異世界から魔王<カノジョ>が届きます。リアという美少女は、自らを魔王女と名乗り、和希はが異世界を救った勇者の末裔だといいます。自分は、その監視という名目で倉橋家に住み込むとのこと。王女らしくクールな物言いのリアですが、どうも和希に好意を寄せているようです。そんなリア(美少女)と一緒に過ごすうちに甘い雰囲気も生まれてきて。

という異世界ラブコメです。この作品のウリは「会話劇」ですね。テンポのいい会話が、ストーリーのリズムをよくしており、最後まで一気に読ませてくれます。異世界というキーワードがあり、バトルシーンもあるものの、基本は「日常系」なのも軽いノリにマッチしていますね。

リアは、クールを装っているものの、その内実は和希に対する好意がMAXで、わたわたしているというかわいらしい生き物。和希もリアに一目惚れしているので、そりゃいちゃいちゃするわな。で、そのままゴールインしそうなカップルですが、異世界では人族と魔族は、敵対関係。双方の王は「戦争反対」という立場ですが、勇者が火種として利用される可能性が高いということで、リアーナが監視役につくことになったという建前上、二人がそういうことしてしまうと、ハルマゲドンが発生することに...和希は、目の前に攻略済みの美少女がおり、同衾までしているにも関わらず手を出せないという状況。思春期まっただ中の少年にとっては、かなり辛い状況ですね。さらに、勇者としての力を覚醒させ、相手のステータスと本質を見抜けるようになり、リアが一途に自分を思っていることを知ってしまい、さらに悶々。

ヒロインは、他に幼なじみと男の娘が一人...幼なじみは、主人公にとって異性ではないようです。もう一人の男の娘はイスカという人族側の美少女(?) いや、見た目は超絶美少女で、話し方も若干少女っぽい。さらに家事は完璧で可愛い服が好き。ただ本人は「女の子ぽい」と自覚しておらず、将来は可愛いお嫁さんが欲しいと至ってノーマルな男の子...それ故、いろいろ混乱が生じています。リアたちは、イスカが男だということを信じられず、魔眼で男であると見抜いたはずの和希も最初は信じられない状況。結局、隠しようのないあそこを実際にみて確認しようということになり、「女の子だと思ってみらた男の子だった」場合と、「男の子だと思って見たらやっぱり女の子だった」場合のどちらが、ダメージが少ないかという論争の末、和希が確認したらやはり男の子だったらしく...
イスカは、元々リアと三角関係となるヒロインとして設定されたそうです。ところが面白くならなかったため、性別だけ変更したとのこと。なので、余計面白いキャラクターになったんですね。

サブキャラも個性豊かです。腐女子な担任(イスカに理想の「男の娘像」を見つけた)や、イスカに萌えたら腹筋30回、ムラッとしたら50回という罰ゲームで、黙々と身体を鍛えるクラスメイトたち...

和希の能力も面白いものです。ステータスが見えるというのはよくありますし、その名称が中二病的なもの普通。和希の場合、その日本語訳が本質をついたもので、さらにその時々に発症しているアビリティがわかるというもの。

和希の場合、
ライトニングブレイブ(閃光の勇者)⇒ ツッコミ役
エンシェント・トゥルーアイス ⇒ 元・邪気眼
サウザンドワーズ ⇒ 舌先三寸
ジャッジオブザモーメント ⇒ ツッコミの嗅覚

リアは、
ナイトメアプリンセス(夢魔の王女) ⇒ 夢見がちな王女
ネガティブワーズ ⇒ 素直じゃない愛【冷】
ベネトレイション ⇒ 純情一途
エルダーワイズマン ⇒ 耳年増

これは面白い...ツンな時はネガティブワーズ。デレた時はナイトメアプリンセス。この発想はいいなあ。

今回、物語としては完結しています。でももう少し続けて欲しいと思わせる作品ですね。バカップルな、イチャラブとも違うラブコメが癖になりそうです。

★★★☆
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2013年11月14日

シンマと世界と嫁フラグ 〜びっくりするほどハーレムです〜


著者:空埜一樹
出版社:HJ文庫
シンマと世界と嫁フラグ 〜びっくりするほどハーレムです〜

新刊だと思って購入したら、1年以上前の作品だった...
主人公が突然「世界を救うor滅ぼす」存在になるという、きわめてありがちな設定。少々毛色が異なるのは、その主人公がどちらの力にも興味がなく、ただ「幸せな結婚生活を送りたい」とだけ願っているところ。

主人公は、高校生・シンマ。ある日国の偉い人(総理大臣)に呼び出され(拉致されたともいう)「世界を一変させうる強力無比な力」が目覚めかけていると言われる。普通の人であれば、混乱した後、妙に高圧的になるか萎縮してしまうのに、シンマは飄々とした態度を崩さない。また彼が宿している力が、過去例のないものであるため、世界トップたちも処遇を決めかねている。そこで監視をつけた状態で、様子見することに...

さらにシンマが「嫁が欲しい」と言ったことが、一人歩きしてしまい政府からは監視役兼嫁候補として、同年齢の少女・コトハが派遣されます。彼女は、要人を警護することのみを仕事とする家系の長女。幼い頃から「我を持つな。刀のように敵だけを切れ」と言い聞かされてきたため、自らの気持ちを考えず、盲目的にシンマの警護にあたろうとします。年頃の女の子が持つべき「恥じらい」も、任務の上では捨て去ってしまいます。

神の力を持つ集団からは、ミンク(子供の頃1ヶ月だけ、シンマの自宅近くに住んでいた幼なじみ)、破壊の力を持つ集団からはアリスが、嫁候補としてシンマの前に現れます。
美少女に囲まれ、神にも破壊者にもなれる能力。そんな能力に対して、まったく欲を持つことなく、それでも周りに気を遣いながら、自らの信念に従って突き進むシンマ。この手のラノベにありがちな、両親を事故で亡くした過去を持っています。

そんな冷静沈着なシンマがうろたえるのは、ラッキースケベを体験したとき。それと妹の奈々に関すること。そのあたりがシンマの人間らしさを醸しだし、単純な「俺ツエー」ではなくしています。

続刊はすでに出ているようです。このまま続いているのであれば、読んでいこう。

★★★☆
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2013年06月17日

俺と彼女のラブコメが全力で黒歴史


著者:柑橘ゆすら
出版社:HJ文庫
俺と彼女のラブコメが全力で黒歴史

主人公は、高校生・黒須龍騎。ラブコメライフを送りたいがため、必死で勉強して共学校に入学したところ...先輩たちの素行が悪く(学校近くにラブホ街があり、そこで目撃談多数)、突然男子校と女子校に分離されることに...暗黒の高校生活にならないよう、出会いゲットに全力投球中。

まあね、こいつの気持ちはわからないでもない。当時は自分もそう思っていた。でもこの歳になるとわかる。「男子校だからモテないのではなく、モテないからモテないだけだ!」...悲しい現実です。てなことはさておき、本編。
悪友である陽平(かなり中二病な外見?)と、どうみても美少女な美少年・日向とヘタレナンパを続けています。そんな中、龍騎はネットで知り合った「理想」の女の子から、会いたいと言われ、待ち合わせ場所に...それは「釣り」で、バカにされ、居たたまれなさから吐いてしまう...雨に打たれぼろぼろになっている龍騎に声をかけてきたササラという美少女。そんな彼女から「合コンしよう」とお誘いを受け...

うん、途中までかなりイライラさせられました。昔から女の子に振られたという話はゴマンとありますが、ここにでてくるような「だまし」はなかったと思う。陰湿というのを通り越しているな...

ササラも、なにを考えているのかよくわからない女の子です。腹黒いのとは違う陰湿さを感じさせる言動があったり、すごく純情な感じもあったりして...

最後まで悲惨な主人公。でも少なくとも男友達には恵まれていますね。ササラも悪くはないようで...将来いろいろと言われそうな経験(まさに黒歴史)をしてきましたが、これから先は、いい方向に転がっていくのかな?

男子高校生の合コンをベースに、最後まで突っ走るというのはある意味すごい。男の娘や腐女子という定番も登場していますが、そちらは本筋じゃない。少し変わった小説でした。

★★☆
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2013年05月07日

となりの百鬼夜行(1) 砂かけババアに懐かれました。


著者:杉本のこ
出版社:HJ文庫
となりの百鬼夜行(1) 砂かけババアに懐かれました。

「ねぇ、……いれて」
ベッドの上で恥ずかしそうに身をよじる美少女――おれが学校の物置小屋で偶然出逢った砂かけババア。

これ、あらすじの一部...なんだかなぁ。最近美少女妖怪が出てくる作品は多く「xxばばぁ」が見た目はロリってのも多いので、別に珍しくもなんともないのですが...このシーン、作品にとって重要ではないような...

ヒロインは、千砂という砂かけババァ。極度の対人恐怖症で人を驚かすどころか、自分が驚かされてしまうくらい。見た目は、小学生で実年齢は16歳の美少女ではあるのですが、ぼっちで残念な妖怪。この作品の設定でも、妖怪は人から忘れられると妖力がなくなり、存在が消えてしまう(種族がではなく、個体が)ということで、千砂も消滅の危機。そんなとき、主人公である祐樹との出会いから、彼女の性格改善が始まります。妖怪とはいえ美少女。少しずつ千砂に惹かれていく祐樹。千砂も妖怪だということで毛嫌いしない祐樹に惹かれていきます。ま、ラブコメですね。

レーベルのお約束なのか、えっちな設定もあり。妖力を高めるためには、夜伽が効果的と...この設定のために、美少女形態になっているんですね。

ま、そのあたりはいいんですが、全体的に伏線が回収できていないというか、忘れ去られていたり、効果的に使われていないものが多いですね。たとえば祐樹の中二病時代のポエム。国語の宿題と間違って提出してしまい、あわてて千砂に回収してもらっているのですが、その後何度かキーアイテムになりかけては、しぼんでしまいます。さらにノート回収時に、なぜか挟まっていた美少女・香椎(もともと祐樹が片思いしていた少女)の短パン。こちらもキーアイテムのような、そうでもないような。一応、夜伽設定を生かすためのシーンで「ラノベ規制(18禁にならないよう話をそらす)用アイテム」になっていますが、それだけか? 短パンが大切なんではなく「誰の」ほうがラブコメでは重要なはず。千砂と香椎が祐樹を明確に取り合うようなってから、使ったほうが効果的。

テンポはいいし、詠みやすいのは確か。ラブコメ要素もあり、明るい作風も好み。あとは、マンネリ化しないことを祈るのみ。

★★★
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2012年07月13日

ヤツの眼鏡は伊達じゃない


著者:浅野大志
出版社:HJ文庫
ヤツの眼鏡は伊達じゃない

「SS級オタク」「伝説の男」と呼ばれている、凄腕オタク? の二上衛一郎が主人公? のオタク小説。
そんな衛一郎を一方的にライバル視する刺客たちが、次々オタク対決を申し込んでくるというのがストーリー。衛一郎以外の登場人物も、幼なじみの桐ヶ谷百合や、怪しい伊佐治だとか、一筋縄でいかない人ばかり。

...なんですが、「オタクバトル」が面白くない。作者の中途半端な知識ひけらかしだけで、必然性といったものが、完全に置いてけぼりになってしまっている。その結果にしても、単に作者の趣味がそうなだけ!といいたくなるものが多く、商業小説のレベルに達していない。ヒロイン達の、心情描写も上っ面だけで、終わってしまっていて残念。

タグ: 地雷
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2012年02月16日

前門の巫女さん(勝ち気)、後門の守護霊さま(役立たず)


著者:清水文化
出版社:HJ文庫
前門の巫女さん(勝ち気)、後門の守護霊さま(役立たず)

清水文化さんの作品にしては、蘊蓄が少なく読みやすくなっています。が、その分というかストーリー的にメリハリがないのも事実。こじんまりした感じですね。

主人公は、見習い神父でありかつ高校生の天殿忠治。で勝ち気な巫女さんは、幼なじみの加宮夏希。役立たずの守護霊は、忠治の実家に居候しているネコの精霊スズネ。彼らが、退魔士として、街でおこる怪現象を解決していく退魔コメディとなっています。

よくも悪くも清水さんの作品。スズネも夏希もどっかでみたようなキャラ。忠治もどっかでみたような主人公です。それが安心して読めることにもつながっているんですけどね。一応エピソードとして完結していますが、今後も続けられそうな形にはなっています。もう少し、キャラの独自性が出てきたら面白くなりそうですね。

★★★
タグ:異能 ★★★
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2011年07月08日

気になるあの娘はエロゲンガ−!


著者:谷崎央佳
出版社:HJ文庫
気になるあの娘はエロゲンガ−!

部活で同人ソフト作ろう! ってのが、すべてのラブコメです。でもヒロインがエロゲンガー(エロソフトの原画を描く人のことらしい)であることの必然性(なぜ、エロ分野に行ったのか?)がまったく出てこず、その他の登場人物たちも「なぜ」好きになったのかがわからないというのが本音です。商業作品を作るのであれば、自分の嗜好と異なる作品を作ることもあるでしょうが、同人活動なんだし、それが好きな理由がもう少し明確になっていてもいいような...それとも、当たり前過ぎてと思っておられるのかな?

ラブのほうも、いきなりハッピーエンド。全体的に心理描写がないんですね。無理矢理スラングを詰め込んで、それらしく見せようとしているだけで、ドラマがないんですよね。
各キャラクタをもう少し深掘りしてもらえると、おもしろくなりそうです。ラブ部分もヒロイン以外に主人公に好意を寄せている女の子がいるんだし、そちらを絡めるとラブコメになりそう。

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2010年09月17日

すーぱー☆なちゅらる 2次元目 役立たずですみません


著者:清水文化
出版社:HJ文庫
すーぱー☆なちゅらる 2次元目 役立たずですみません

超能力教育を行っている学園特区を舞台とした、蘊蓄話です。とはいえ1巻に比べると、蘊蓄部分が減って、ラブコメ度合いが若干増加してきたような。さすがに、特定読者層に特化しすぎたとの判断なんでしょうか? 初期の気象精霊とか、へっぽこの頃を思い出します。蘊蓄は、これくらいでいいかな。これ以上ならばハードSF読みます。

超能力(SNP)は、万人に受け入れられている訳ではなく「一部の」才能がある人々のみが研究している。一般人は「理解出来ないから異端児扱いしている」。そこにマスコミが「横暴な方法で、いい加減な取材・記事を出す」という流れになっています。これって、昨今流行りの「理系は偉い!」思想ですね。マスコミの強引な取材や、いい加減な記事ってのは、確かに悪いことでしょうが、理解出来ないものに恐怖心を抱くことは、本当に悪いことなんでしょうか? 

ちょっとそのあたりに、引っかかりを感じつつ、全体としてはなかなか面白いストーリーとなっています。「何をしたいのか」「何になりたいのか」が見つけられないリーヤの葛藤と成長などなど。エッチャを巡るラブコメも面白いし。くじびき勇者さまで蘊蓄に偏りすぎていたのが、少し戻ってきて、読みやすいバランスになりました。

次巻からは、宇宙開発も舞台になっていく模様。またもや蘊蓄に偏らないことを期待しています。そういえば、今回出てきた「部活」 今後のストーリーに影響していくのでしょうか? そうなると学園ラブコメとしての楽しみも増えていきそうですね。

★★★
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2010年06月25日

すーぱー☆なちゅらる 1次元目 お子さまですみません


著者:清水文化
出版社:HJ文庫
すーぱー☆なちゅらる 1次元目 お子さまですみません


清水文化さんの新シリーズ。「くじびき勇者様」の後半で如実になってきた、蘊蓄小説の流れを汲んでいます。もともと清水さんの小説は、いわゆる理系蘊蓄が多いのですが、くじびき勇者さま後半から、拍車がかかっていました。今回は、少しマシかな?

超自然力(SNP)理論が登場し、かつて魔力や超能力と言われていた力の存在が確認された世界を描いています。って、要するにファンタジー世界ですね。ただ、それに無理矢理物理学的裏付けを加えているところが、この小説というか作者の特徴。
蘊蓄が多いのは事実ですが、ラブコメをベースにしているライトな小説です。主人公は越也。ヒロインは越也の幼なじみその1 リーヤとその2千恵理。それにリーヤの元メイドであるクリスの3人となっています。
6次元だ8次元だという話は出てきますが、内容は彼らの青春模様。そこに「難しい理論は大衆に受け入れられにくい」という定番ネタ(「くじびき勇者さま」でもあった)が含まれています。そういった意味で考えさせられることも多い小説になりそうです。

正直、評価を迷っています。ラブコメとしての完成度も高くないのですが、どうも蘊蓄部分が鼻につくという面も否めません。エンターテイメントとしてライトノベルを捉えるのならば、物理学的説明は蛇足。ただ「理解出来ないもの」に対する無意識の拒否感を表すという目的からは、ある程度仕方がないような気もします。

続刊を読んでみて、じっくり判断してみましょう。

★★☆
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2010年03月09日

ぼいレコ!


著者:夏緑
出版社:HJ文庫
ぼいレコ!

元気な男勝りの同級生、おしとやかな幼なじみのお姉さん、可愛い後輩、ついでにシスコンが捻れてしまった変態と一通り揃った小説となっています。絵が比較的好みにあっている(文体に比して)のもポイント。スラップスティックラブコメとでもいいましょうか、最初から最後まで全速力で駆け抜けております。

主人公は、引っ込み思案(人との関わりを出来るだけ避けたい)だけれど、実は小説の才能がある高校生。小説を書いているということ以外は、目立たない平凡な高校生が、とある出来事を元に放送部の抗争(放送部からスピンアウトしたメンバー(2人)による第二放送部と本家第一放送部の主権争い)に巻き込まれてしまいます。
その過程で、今まで幼なじみにしか見せていなかった小説が、人を楽しませることが出来ることを知り、第二放送部のためにラジオドラマの脚本を書いていくことになります。その第一回放送が、想像以上に人気だったことから、少しずつ積極性が出てくる主人公。そんな中、すごく可愛い声の後輩も、第二放送部へスカウト。このままハッピーエンドになるかと思うと、聴取率は急降下。そこで伝説のDJと言われた、先輩のカセットテープを探すことに。そんな中で、ラジオDJの本質に気がつくメンバー。
といった青春ドラマをベースに、若干のラブコメ要素とスラップスティックなコメディが展開されます。登場人物が明るいこともあり、印象が非常にいい作品になっています。

ちゃんと(あれ?)ぱんつも出てきます。いちごぱんつとしろぱんつと女子高生とは思えない幼さではありますが...主人公とうらんの性格描写(真面目、奥手な主人公、お転婆な同級生)になっているので、無理矢理感もありません。

楽しい小説になっていますが、若干残念なのは、人称の統一感がないこと。時間の流れが曖昧なことでしょうか。一応完結した話になっていますが、エピソードを加えれば続けられそうです。少しだけ期待。

★★★☆
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2009年12月23日

腐った林檎と吸血鬼


著者:夏緑
出版社:HJ文庫
腐った林檎と吸血鬼

デート中に連続殺人犯に襲われて、死にかけたが、同級生美少女である九結ラミカ(吸血鬼)によって救われ(お約束の口づけ)、吸血鬼になってしまった少年が主人公(小滝浦人)となっています。導入部は非常にありがちな「吸血鬼もの」なんですが、吸血鬼が「MOV」と呼ばれる組織の方針に従って活動(世の中の「腐った林檎を取り除く=法で裁けない、悪行三昧の犯罪者を処罰する」)しているという設定が、少し新しいかも。人間は林檎、吸血鬼は林檎農家といった考え方ですね。

浦人を好きになった少女(殺されかけた時にデートしていた、窓月なゆり)とラミカの三角関係的なラブコメ要素もあります。前半は、ラブコメ+軽い推理ものといった感じで進んでおり、少々油断していたら、後半はスプラッタな展開になってしまいました。
中盤からはラミカによる、吸血鬼の説明(いかに栄養分をとっているかなど)が諄く感じるようになってしまうのが残念。
なゆりの殺人的料理(まずい)が、吸血鬼の味覚にマッチするという設定や、ラミカが浦人ではなく、なゆりラブで三角関係になっているところなど、面白い設定も多々あります。ラミカの過去も興味深い設定ですけどね(500年前に、その言葉遣いはないだろうというツッコミもしたいですが)

前半のラブコメ部分は、設定のおもしろさもあってなかなかの出来なんですが、中だるみから後半のスプラッタ展開は私にはダメでした。スプラッタシーンになると、急に筆がなめらかになっているような...あまり読んだことはないですが、少女漫画的展開なんでしょうか?
設定のおもしろさと、ラミカというキャラに魅力があるので、スプラッタさえなければ、もっと楽しめたかも。スプラッタが平気な方には、おすすめ出来るでしょう。

★★☆
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2009年11月09日

くじびき勇者さま11番札 誰が真くじびき聖女よ!?


著者:清水文化
出版社:HJ文庫
くじびき勇者さま11番札 誰が真くじびき聖女よ!?

くじびき勇者さまシリーズ、これにて完結! なのかな? 少なくとも大きなエピソードに区切りがついた感があります。
技術革新とともに、悲惨になっていく戦争(悲惨でない戦争なんてありませんが)、より強力な武器を求めていくスパイラルに入りつつあった本シリーズですが、なんかこの11巻では、かなり強引に話をまとめているような感じです。
「ビラまき作戦」とか「本の寄贈」って、どっかであった話だよなあ、と思いながらも、一番血の流れない方策だなと妙に納得。もっとも現在のように、ネットで各種情報が瞬間的に流れる世界では無理な方策ではありますが...

今回、メイベルは蘊蓄を語らせてもらえません。周りが慣れてきたのか、かなり酷い扱い。それがメイベルの蘊蓄に飽きてきた私にとってもありがたく。そのメイベルの顔を想像して、なかなか楽しい気分にさせてくれます。もっとも、最後の仕打ちはあまりにもメイベルが可愛そうな気もしないではないですが...

大団円といった感のある今回。今後は外伝が展開されるのかな?

★★★
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2009年09月07日

ルゥとよゐこの悪党稼業


著者:藤谷ある
出版社:HJ文庫
ルゥとよゐこの悪党稼業

「人から頼まれたことを絶対に断れないお人好し」である花井良児が、ある日助けた少女は、七大悪魔の一人「傲慢のルゥ」 成り行きから下僕とされてしまった良児が、ルゥの悪事(?)に振り回されるというのが、大まかなストーリ−。悪魔であるルゥを抹殺しようとする存在もあるのですが、なんかよくわからない理由で、ルゥを狙わなくなったり、また狙ったり...
良児も「いい人」ではありません。単なる優柔不断のヘタレ。頼まれたことを断れないのではなく、まともな返事が出来ないだけのヘタレ。そんな良児がなぜルゥにだけは反抗できるのか? ルゥが引き起こした騒動を、ほったらかしで逃げるような人は「いい人」ではない。どうもキャラクターに対する作者の愛が感じられないのです。とりあえず、ツンデレな悪魔娘出してみました。相手役として「いい人」をあててみました。ツンデレっていうからには、どっかで「デレ」を入れないと...って機械的に展開しているような気がします。
この手の論評をした場合「設定はいいので惜しい」とか書いてきましたが、この作品については、設定も月並みなのでそれも言えない。うーむ。

文章自体も練りが足りず、背景世界も描けていないし、特に地の文が出来悪く、読みにくい小説になっています。デビュー作のようですが、まずは「作品に対する思い入れ」をどのように持つのかを明確にしないと、期待出来ない作者になってしまいそう。

タグ: 地雷
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2009年07月03日

くじびき勇者さま10番札 誰が神の御使いよ!?



著者:清水文化
出版社 HJ文庫
くじびき勇者さま10番札 誰が神の御使いよ!?

8番札(ようするに8巻)の頃から、その傾向が強くなってきていましたが、大量殺戮兵器を用いた戦争の悲惨さが出てきています。もともとメイベルは、そういったことが「嫌い」という設定だったはずなのに、どんどん「普通の」為政者の姿=犠牲を最小限にすればすべてOK、になってきてしまっています。話を大きくしすぎたツケでしょう。初期にあった、ほんわかした雰囲気はなくなってきています。
それと無駄な蘊蓄が多すぎる。本筋に結びつかない蘊蓄ばかりで、思わず読み飛ばししてしまいます。科学啓蒙のノンフィクションじゃないんだから、蘊蓄語っても邪魔なだけ。しかも、現実とは異なる解釈があったら「別世界の話だから」で逃げようとしているのがアリアリ。
初めてのジェット機(燃料に点火させるのも大変な)がいきなり、音速を超えるところなど、蘊蓄がなければ「小説だから」「そういう世界だから」で別に気にせずスルー出来るのですが、無駄な蘊蓄があるため、アラが見えてしまいます。

この蘊蓄があるからか、本筋はあっさりした一本道になっており(初期の頃は、もっとバラエティに飛んだストーリーだった)敵があっさり投降してきて、大宴会。ってパターンばかり。

初期は魅力的なキャラクターが、いきいきと描かれていたのですが、最近はねえ...
無駄に話を大きくしてしまって、キャラが薄まってしまったという悪例でしょう。中途半端な科学考証はないほうがマシです。

★☆
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2009年03月20日

くじびき勇者さま9番札 誰が大元帥よ!?


著者:清水文化
出版社:HJ文庫
くじびき勇者さま9番札 誰が大元帥よ!?

大切なことは「くじ」で決定するという宗教が信仰の中心となる世界で、くじ引きが大嫌いな聖女様「メイベル」の活躍を描いたくじびき勇者さまシリーズの9巻目になります。もともとは「玉ねぎ3つ」の宮廷料理人だったメイベルが、一番嫌うくじ引きで勇者に選ばれ、それに逆らったために「逆賊」として国を追われることから始まったシリーズ。いつの間にかその発想力により聖女から大統領にまで出世しておりました。今回は元帥ということに。
今度は西大陸がドラゴンが攻めてくるという事件が発生します。どうもこの西大陸ってのは、某国を暗喩しているような気がしないでもないのですが、まあそのあたりは触れないでおくのが大人かな? いままでも死人は出ていたと思います。なんせ戦争があったのですから...今回は、明確な個人の死を扱っています。またメイベルの考えに少し変化が出てきているのも事実。今までは、「できるだけ人が傷つかない」ことを前提に、つまり「戦争したくない」から武器を作ってきたのが、どうもそれだけではダメになってきているような。前巻で私が危惧していた「シリアス化」が進んでくるような感じがより強くなってきました。最初は殴りあいをしていた争いが、どちらかが石を投げつけるようになる。そうすると今度は鉄砲を持ち出す。次に大砲を...と武器がどんどん凶悪になっていくのが戦争。それに歯止めをかける方向に発明を持ってくるのかなと思っていたのですが、どうもそうではないようですね。この設定で、あまり重い方向に話を持って行くと、辛くなるのですが...

9巻では、メイベルのラブコメシーンはありません。ドラゴンが戦うシーンはどことなくユーモラスですが、よく考えると戦争の悲惨さがにじみ出てきています。技術革新と戦争利用。人間が苦しんでいるジレンマが出てきています。さて、この後どのような方向に話が進んでいくのでしょうか? 楽しみなような怖いような...

★★★
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2008年12月13日

くじびき勇者さま 8番札 誰が宇宙人よ


著者:清水文化
出版社:HJ文庫
くじびき勇者さま 8番札 誰が宇宙人よ

清水文化さんの「くじびき勇者さま」シリーズ第8巻。なぜか大切なことを「神託」という名のくじで決める国での出来事。教団の役職や、隣国への伝播の仕方など、いろいろ設定が細かい本シリーズ。でも根っこはメイベルを中心としたラブコメのはずなんですが...なんか話がどんどん大きくなって、現実世界の「悲劇」が見え隠れするようになってきてしまいました。今回は、マスコミの怖さと有効性がテーマになっていますが「宇宙人」と信じてしまうという突拍子もない話が実際にありそうで怖い...メイベルたちの明るさに救われていますが、案外重いテーマが裏にあるのかも。次巻あたりで、その方向性が見えてくるかもしれませんね。

★★★
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