2012年05月25日

嫁にしろと迫る幼馴染のためにxxしてみた(2)


著者:風見州
出版社:電撃文庫
嫁にしろと迫る幼馴染のためにxxしてみた(2)

ダイエットラブコメ第二弾〜。小さい頃に結婚の約束をした幼なじみと離ればなれになってしまった秋馬は、悲しみを紛らわすためにフードファイターになっていった。そんな時、久しぶりに日本に帰ってきた幼なじみ来海は、激太りした秋馬をみて、愕然。「ダイエットに成功したらお嫁になってあげる」ということで、秋馬のダイエットを成功させようと「ダイエット部」を設立。同級生にも助けられ、順調に減量してきた秋馬。

今回は、そんな太った秋馬に恋心を抱く美少女・琴音のターン。少しでも痩せるのを阻止しようと、両親が経営するリゾートホテルにダイエット部のメンバーを招待。そこで繰り広げられる、ダイエットとラブコメがメインとなっています。

ツンデレ少女来海とデブ専琴音だけでなく、ダイエット部メンバーであるヌコ厨美少女や、ダイエット参謀の美少女学級委員長も、秋馬にときめくようになってきて...

ダイエットは、停滞期をいかに乗り切るかが主体となっていますが、ラブコメのほうは停滞期はないまま、バトルが厳しくなってきたようです。微少エロもうまくかみ合い、楽しい作品になっていますね。若干厚めの文庫ですが、文章が読みやすいので苦になりません。
★★★☆
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2012年05月22日

乃木坂春香の秘密(15)


著者:五十嵐雄策
出版社:電撃文庫
乃木坂春香の秘密(15)

年に2冊ずつ発刊されてきた「乃木坂春香の秘密」も15冊目。後日談的なものが、もう一冊発刊されるようですが、実質的には今回が最終刊。少しずつ心を通わせあってきた、裕人と春香がついにゴールインします。まあ、この結末自体はシリーズ開始時から想定(というか実質的に決定事項)されたものだったので、驚きはありません。裕人に課せられた最後の試練。こちらもお約束のものでしょう。

このシリーズは「お約束」を楽しむものでしたし、十分その目的を果たすことが出来る構成になっていました。人によっては「マンネリ」と捉えて、途中で離脱していったかもしれませんね。なんせ5年以上続いたシリーズですものね。それでも「乃木坂春香の秘密」は、このスタンスでよかったんだと私は思います。安心して読むことができる「ラブコメ」として秀逸の作品でした。

通常の最終巻エピソードにしては、今までの登場人物の扱いが雑だったように見えます。このあたりは、次巻の「後日談」で語られていくのでしょうね。

「お姫様抱っこ」「エロマウントポジション」がキーワードだったのかな? というほどよく使われていましたが、それもこのシリーズの「味」 ただ最後までしっくりこなかったのはイラストですね。今回もウェディングドレス姿の春香が口絵になっていますが、なぜかぱんつが見えている...ドレスでお姫様抱っこされたら、普通見えないものなんじゃないかな? どうもこの手の「過剰」と思われるぱんちらに馴染めませんでした。本編のほうで、そのような描写があるならまだしも、どうも「売りたい」がためのサービスに思えてしまいます。そんな必要ないのにな。

作品としては、鉄壁のお約束ラブコメでした。

★★★★
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2012年05月18日

ラッキーチャンス!(9)


著者:有沢まみず
出版社:電撃文庫
ラッキーチャンス!(9)

天草家後継者を巡るバトルが、前巻より続いております。が、はっきりいって飽きました。有沢まみずさんの特徴は「変態さん」なんですが、この頃「単なる変態」ばかりで、おもしろさがない。「いぬかみっ!」に出てきた変態さんは、それぞれ個性があったんですけどね。
キチが少しずつ成長して、異性を意識するようになったというのはいいんですが、どうもそれが生かし切れていないようで...沙代の気持ちを察することが出来ず、一度は開いた彼女の心を再び閉ざしてしまった雅人にオンナゴゴロをもう少し勉強しろと諭すあたりはいいなと思うのですが、その後が...

なんとなく思いつきでバトルを繰り広げているようで、小学生(低学年)が書く「ズドーン、バキューン」な作文のような感じがしてなりません。次巻で、ようやくこのバトルロワイヤルが終了するようなので、それ以降を楽しみにしたいと思います。

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2012年05月02日

花X華(5)


著者:岩田洋季
出版社:電撃文庫
花X華(5)

葉奈子の登場で、少し暗い方向へ行きかけた物語。「才能がある」人間は、才能がない人間とい不幸になるという葉奈子の考え方は、人の心を動かす仕事をしている人としては、失格と思ってしまうのは、私だけでしょうか?

そんな葉奈子の一言のために苦しむことになる花。そんな花を救ったのは、夕ともう一人の華。恋のライバルであると同時に、花のことをある意味一番理解している華。大人の都合ではなく、自らの意志で動こうとする彼らを応援していきたいです。

今回は、学園祭での花華の演技を見た新入生3人が、新入部員として入ってきます。華と因縁のある子もいるようですが、基本的にみんないい子。花華と夕の関係に入り込む隙はないので、3人を外から応援する形になっていくのでしょうか?

明るく元気に見えるけど、実はすごく繊細な女の子 花。おとなしいようで、実はすごく積極的な華。ライバルがいることにより、夕への気持ちはどんどん強くなっていっていくようで、ラノベにしては珍しく男のほうも、彼女たちの気持ちを正面から受け止めており、あまり鈍い人は出てこないようです。

どちらかというと花のターンだった5巻。でも華も着実にポイントを稼いできています。「はい。……これを」華はパフェのアイスをスプーンでそっとすくい、それを――。夕の眼前、というより口許に、差し出してくる。…………え?
「……華さま?」
「夕くん、なんでも、っておっしゃいました」
「あ、ああ。……あの、これって、ひょっとして――」
「ひょっとしなくても、です。はい。……夕くん、……あーん、してください」

大人の都合に負けずにがんばれ!

★★★★
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2012年04月26日

彼女はつっこまれるのが好き!(5)


著者:サイトーマサト
出版社:電撃文庫
彼女はつっこまれるのが好き!(5)

高校の実習として、音無さんのマネージャーをやることになった良人。なんとかマネージャー業をこなしていた中、良人のミスもあり、厄介なアクシデントが発生。そのため、まどかのスケジュールにぽっかり穴が空いてしまう。そんなまどかには気分転換が必要だと考え、天乃川しぐれも誘い、妹の愛好と友人幸春(お嬢様)と、幸春の別送の一つにお泊まり旅行に行くことに...

なんと行き先は、幸春の家が所有する島。自己所有の飛行機で移動することになったのですが、どうやら海外。金で解決するのか? その後の展開を考えても、ここで「海外」にする必要はなかったんじゃないかな?

旅行メンバーの中で、男は良人一人。しかも別送には温泉がある。まあ当然そういうハプニングがあります。そんな中、怒ったのはまどかだけ。愛好は妹だし、幸春はまだ羞恥心がなさそう。んでしぐれは「良人だったらいい」てな感じ。一見、しぐれが一番良人に好意を抱いているような感じですが、実は「どうでもいい」のかもしれませんね。異性として、あまり意識していないから平気なのかも。そういった意味では、やはりまどかは...
その後、お約束イベントがいろいろあり、まどかと良人の仲は一歩進みます。この巻のラストギリギリまでは、良人とまどかのラブコメだったのですが、最後に大きなトラブルの予兆が...

この作品、基本的にはほんわかラブコメ+タコと思っているので、あまりドロドロしたことが起こらないといいな。

★★★★
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2012年04月24日

魔王なあの娘と村人A(2) 牛と勇者とパンプキン


著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
魔王なあの娘と村人A(2) 牛と勇者とパンプキン

別世界で勇者や冒険者などを演じることができる、個性者と呼ばれる人々がいる世界でのお話。個性者にとって、村人(=モブ)の扱いになり、必要がなければ存在自体が認識されないという「格差社会」 個性者であれば、別世界での冒険(それが本になる?)で高額のギャラが保証される世界。個性者にとって、一般人は「認識外」の存在であるため、たとえぱんつを見られても、胸を触られても気にしない(犬にぱんつ見られたと怒る人がいないのと同じ理屈)

そんな中、一般人であるはずの主人公佐東二郎は、勇者の個性者である幼なじみを始め、魔王・ネクロマンサーなどの個性者から「認識」される存在となってしまいます。そのため、彼女たちの引き起こす騒動に巻き込まれ...

魔王の個性者 竜ヶ峯桜子の考える「人類滅亡」は、とてつもなく気の長いお話。一巻では「おいしい食事をたくさん食べる」ことにより、人類をメタボにし、成人病で滅亡させるというもの。まあ普通はこんな陰謀わからないのですが、主人公の幼なじみで勇者の個性者 光ヶ丘翼はそれを看破し、妨害する...

明らかに勇者と魔王の立ち位置が逆になっています。すでに一巻からラブコメ的要素があったのですが、今回は桜子が妙に可愛い。もう村人としてではなく「異性」として、二郎を認識しているのが明確。翼も二郎を異性として見ているのですが、なんせやることが極端なので、実ることはなさそう。

勇者Vs魔王はともかく、面白い小説であることは間違いありません。

★★★☆
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2012年04月10日

白奈さん、おいしくいただいちゃいます


著者:似鳥航一
出版社:電撃文庫
白奈さん、おいしくいただいちゃいます

「料理事件部」という不思議な部活動に所属しており「ボス」と呼ばれている玄人が主人公のラブコメ? 探偵もの?

料理事件部には、玄人以外には部長の白奈のみ。白奈は、完璧な美少女であるにも関わらず、中身はかなり残念な人。そのため、なんでもない事件が、ムダに大きな事件になっていきます。

なんせ
「わたし達は料理事件部っ。依頼は二人で美味しく 料理で解決さっ!」
ってのがキメ台詞ですからね。内容は推して知るべし。

一話目が吸血鬼事件、二話目が宇宙人事件と、その言葉だけを聞くと伝奇小説のようですが、実態はかなりライトなバカ話となっているので、安心して読めます。

玄人も白奈も料理の腕前はかなりのものらしく、その料理を食べた人は「うめえ!」を連発。まあおいしい料理を食べると、誰でも幸せになりますからねえ。

「食べる係」でもある、玄人の幼なじみである未百合がラブコメパート担当ヒロイン。玄人に女性が近づくと、とんでもない勘違いをして自滅していきます。玄人も未百合を異性として見ているようですが、未百合が玄人に示す好意には「鈍感」というお約束もあり、未百合が空回りする様が面白く描かれています。

一話ごとに、玄人に好意を寄せる女の子が増えていくようで、無意識ハーレムが拡大していきそうです。果たして未百合の勘違いはどこまで続くのか?

★★☆
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2012年04月02日

嫁にしろと迫る幼馴染のためにxxしてみた


著者:風見周
出版社:電撃文庫
嫁にしろと迫る幼馴染みのために××してみた

幼い頃「お嫁さんになってあげる」と約束をした女の子が、アメリカへ引っ越し。その悲しさから、大食いに走った主人公 秋馬。五年ぶりに日本に帰ってきた、幼なじみ来海の前に現れた秋馬は、見る影もないほど太っており...
「お嫁さんになる」という約束を一方的に押しつけるため、秋馬にダイエットを強制させることで、引き起こされる騒動が描かれます。

デブ専で、秋馬のことを大好き(特にお腹)な、美少女・琴音が、来海のダイエット作戦を妨害しようとして、さらに混乱を大きくさせます。そこに、恋愛には極端に弱いけれど、なぜかダイエット知識が豊富な生徒会長 神林やヌコ動に秋馬のフードファイト動画を投稿していた二戸といった女の子たちが、秋馬のまわりに集まってきます。

ラブコメの要素として、ダイエットを取り入れてたのは、面白い試みだと思いますし、キャラそれぞれがしっかりしており、テンポよく読むことができました。すでに続刊が出ているので、そちらで描かれていくのかもしれませんが、残念な点もいくつかあったのも事実です。

例えば、秋馬がフードファイトを行うようになった理由。大食いになったのは、寂しさを紛らわせるためということですが、それだけで極端な大食いに走る(大食い出来る体質になる)ものなのかなあという疑問。琴音がデブ専なのはいいとして、なぜ秋馬に好意を持つようになったのか?(いまいち理由として弱い。

とはいえ、全体を通してはかなり面白い作品でした。

★★★☆
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2012年03月26日

はじめてのクソゲー


著者:麻宮楓
出版社:電撃文庫
はじめてのクソゲー

主人公が、新作ゲームを買いに行ったところ、売り切れで買うことが出来ず、たまたま見つけた「インフィニット・ダークネス」というゲームを代わりに購入したことで始まるboy meets girlな物語。

主人公である藤宮遊真は、有名ゲーム(評判の高いゲーム)のみを選んでプレーして、その感想などをブログに書き込んでいました。無名ゲームは、内容がつまらない可能性があるので、手を出さないというのがポリシー。ところが、ほんの気まぐれで購入したゲームが、バグだらけ(各キャラのセリフがずれている。開始直後にラスボスが出てくる。動けなくなってしまうハマリエリアがある)の酷いもの。そのため、ブログに酷評してプレイを止めるつもりだったのに、コメントを残してきたユッキー(実は、同級生の天野雪緒らしい)の言葉に乗る形で、プレイを続けることに...チャットを通して天野雪緒と仲良くなっていくラブコメです。

ここまであえて「クソゲー」という言葉を使わずにきました。この本では、「インフィニット・ダークネス」をクソゲーと称しているのですが、かなり違和感があります。ゲームバランスがどうこうというのではなく、単にバグ(でもないな。純粋なPGミス)が一杯の「不完全ゲーム」に過ぎないものを「クソゲー」というのはどうかと...ま、別に本題に関係ないからどうでもいいのでしょうけど、なんか気になりました。

さらにユッキーというハンドル名や、彼女がクソゲー(ということにします)を好きになった理由が、本筋の中でまったく拾われていないのも独りよがり。遊真がそのことに、気がつかないという描写もなくスルーされており「そこは違うのではないかい」と...

★☆
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2012年02月11日

三井澄花と四角い悪魔


著者:高遠豹介
出版社:電撃文庫
三井澄花と四角い悪魔

大学で、友人にだまされて1000万という多額の借金を負うことになった、主人公 菱見勇司。なぜかそんな彼の借金を肩代わりするばかりか、就職先まで斡旋してくれた謎の美女(イラストだと美少女かな?)三井澄花。彼女は、金融界のお嬢様だったというご都合主義で始まる「取り立て」が主題のラブコメとなっています。

借金を取り立てられる側から、取り立てる側に変わった勇司。最初に任された案件は、10万円あまりを滞納した女子高生。ビジネスとして、取り立てを行うのではなく、かなり個人的な思い入れをもって、取り立てにあたる勇司。

クレジットカードの便利さと、危険性を説明しながらストーリーが展開していくのですが、どうもツメが甘いというか、中途半端。ラノベで「現実との乖離」を問題にしてもあまり意味がないのでしょうが、中途半端に「現実知識」を書いているものだから、アラが見えてしまいます。中小の会社ならともかく、クレジットカードを発行している(それもかなり大きな)会社で、たとえ社長の娘であっても、いきなり社員を雇うことなんてできないし、素人を取り立てに使うなんて怖くてできない。勇司の取り立ても社会人として、どうかと思うし...

そんなところに目をつぶって、ラブコメとして楽しめばおもしろい作品です。でもこの続きって難しいだろうなあ。

登場人物の名前が、金融系企業やサービスの名前になっているのは、限界が見えてしまいますよ。新しい人物の登場の足かせになってしまいまそう。

★★☆
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2012年01月19日

花X華(4)


著者:岩田洋季
出版社:電撃文庫
花X華(4)

花と華、ふたりの「はな」が織りなすラブコメの4冊目。今回は、学園ラブコメの王道、学園祭が舞台となります。花と華、それに夕にとっては2回目、知佳にとっては最後となる学園祭。最高の思い出にしたいということで、それぞれが精一杯がんばる姿が描かれます。もちろん、ラブコメ要素として「学園祭最後のファイアーストーム」で夕との仲をリードしたい、花と華の駆け引きもあります。そう、前半は楽しい学園ラブコメが続くのです。ところが後半、もうひとりの「はな」葉奈子によって、学園祭の楽しさがすべて吹っ飛んでしまいます。

彼女の行動原理は「自分が楽しければいい」というものらしく、夕たちの関係を引っかき回すだけの存在になっています。小説内の登場人物ですから、そりゃ悪者もいるでしょうが、この作品には「胸くそ悪い」登場人物は一人もいなかったので、世界が崩壊してしまっているように思えてなりません。

彼女によって、花の人生が左右される。そんなことは決してして欲しくない。そんなことがあったら、今まで築きあげてきた彼らの「人生」そのものが否定されてしまう。葉奈子の登場で、かなり読後感が悪くなってしまいました。

「一部の天才は、凡人とは違う世界にいる。凡人が天才に関わることで、その人の才能を殺してしまうのは、許せない」という考えを葉奈子は持っているようですが、本当の天才は、人を思いやる心を持っていると思います。特に、演劇など「人の心」を動かすことを生業とする人にとって、自らを「他人とは違う存在」と思った時点で、人の心は動かないと思います。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
葉奈子が出てくるというのであれば、次巻以降おもしろさが半減ですね。

と、忘れるところでした。今回の最大の見せ場は、華の「ねこみみめいど」さん。夕は「ネコミミ萌え」属性があったようで、転げ回っています。にゃあ。
確かに強力ですね。★ひとつ追加してしまいましたにゃあ。
★★★☆
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魔王なあの娘と村人A 幼なじみは勇者です


著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
魔王なあの娘と村人A―幼なじみは勇者です

「個性者」と呼ばれる特別な能力を生まれながらに持った子供たちは、成人するとそれぞれの個性に合わせて「勇者」や「魔法使い」として物語世界へ行き、それぞれに与えられた個性通りの力を発揮するような世界。こちらの世界では、異能を使うことは出来ないけれども、凡人である「村人」とは別の存在で...という設定。少々選民思想的であり、あまり好きになれないのですが、個性者が行き過ぎた行為をすると、ストッパーが入り「反省」させられる仕組みがあるというのが救いかな。

基本的に個性者と村人が、同レベルとして交流することはない世界。個性者にとって村人は、犬や猫のような存在であるため、思春期の女の子であっても、村人にぱんつを見られたり、胸を触られても特に違和感はない(犬に着替え見られても、気にしないのと同じ)というほど、格差がある世界。そんな世界で、村人である主人公佐東二郎が、なぜか「勇者」や「魔王」の個性を持った少女たちと関わっていく物語になっています。

「世界を滅ぼしたい」とつぶやく「魔王」の個性者桜子に目をつけられ、彼女と関わっていくことなる二郎。桜子は、魔王という割にはおとなしく「世界を滅ぼすため」に「おいしい料理を安く提供して、全員をメタボにし、成人病で滅ぼす」という不思議な行動をとる美少女。そんな普通は思いつかない陰謀?を、なぜか的確に暴くのが、二郎の幼なじみであり、勇者の翼。翼は、己が考える正義のために行動するのですが、どうも暴走気味で、正直こちらのほうが「魔王」に見えます。
桜子に関わるうちに、二郎は「相談者」として、他の個性者とも関わるようになっていきます。いまのところ個性者は女の子ばかりなので、一種のラブコメになるんでしょうかねえ。どういう風に展開していくのでしょう?

★★★
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2012年01月13日

俺ミーツリトルデビル!(2) 恋と人魚と露天風呂


著者:峰守ひろかず
出版社:電撃文庫
俺ミーツリトルデビル!(2) 恋と人魚と露天風呂

「ほうかご百物語」の峰守さんによる、学園ラブコメ2冊目。妄想(Hなもの)を実況中継するがごとく垂れ流すことから「下半身」と呼ばれる下野巧馬と、真面目な新米夢魔の芽亜が主人公。「ほうかご百物語」と同じように、学園が舞台となるラブコメに、妖怪(今回は妖怪だけではないですが)退治を行う、祓魔師が絡むというストーリーになっています。ヒロインが人間でないのも前作と一緒。違うところは、主人公がヒロインラブを前面に押し出すのではなく、大きな(おもに胸)お姉さんが好きという点。芽亜は、浮気性のダメ亭主をそれでも赦す健気な少女となっています。

今回は、人魚伝説の残る村に祓魔師の助手として出向くことに。女の子と温泉と喜ぶ巧馬ですが、その村では祓魔師行方不明事件が連続で発生しており...事件の調査(?)をする彼らの前に、祓魔師に追われる少女 湧が現れ、さらにややこしく...

お約束のお風呂事件もありますし、全体にサービスシーン増量のようですが、少しキャラが増えすぎてきたような...「ほうかご百物語」のときもそうでしたが、レギュラーキャラが増えすぎると、話にまとまりがなくなってしまいます。でも、いろんなタイプの祓魔師を出さないと、パターンが少なくなってしまうのかなあ。巧馬の妄想も、そのうちネタぎれしそうだしなあ。

巧馬の、見境のなさに目をつぶれば(諸星あたると思えれば)、芽亜とのラブコメも十分に楽しめます。

なんだろ、今回途中まで「いぬかみっ!」と作者が一緒だと思ってしまった。あっちも人外と人外レベルのいい加減さをもった主人公でしたね、そーいや。

★★★☆
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2012年01月11日

シースルー!?


著者:天羽伊吹清
出版社:電撃文庫
シースルー!?

主人公である速水柾が、叶原七紘との恋愛成就を神社で祈ったことから始まるドタバタラブコメ。恋愛成就を祈ったはずなのに、翌日からなぜか七紘の服が「1枚だけ」透けて見えるようになってしまいます。この透視、なぜか七紘に対してしか発生せず、それ以外の女性や男性の服は透けません。って、かなりピンポイントな能力ですね。男子高校生なら喜びそうなシチュエーションですが、柾は「相手に悪い」という気持ちが勝ってしまい、挙動不審に陥ります。ストーリーとしては、七紘も柾が好きで、かなり前に逢った時から気になっていたというお約束があります。そこに至るまでも、まあお約束の連続。でもこの前半部分は「まだ」読むことが出来ます。が、後半はもう読む気がまったく起こらない。状況説明が完全に欠けてしまっているため、登場人物がどのような状況にあるのかがわからないんです。スピード感を殺したくなかったのかもしれませんが、残念ながらスピード感もない、バラバラ感だけが残ってしまいました。

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小春原日和の育成日記(4)


著者:五十嵐雄策
出版社:電撃文庫
小春原日和の育成日記(4)

築70年、トイレ・風呂は共同というオンボロアパートで暮らす「地味っこ」小春原日和が主人公だったはず...なんだけど、どうも最近佑介が主人公のようです。元々フラグがたっていた日和だけでなく、日和の同級生たちも交え、いったいいくつフラグたてるつもりだ?

今回は「夏期職業体験学習」で菜園部のメンバーと桜乃日和荘メンバーで海へ行くというお話。ところが、その現場である海の家の経営が実はあぶなくて、ぴよの団でがんばって立て直しを図るというのが本筋。その間に、肝試しイベントだとか、お風呂イベントなどが挟まり、ほぼすべての女性陣となんらかのフラグを立てまくる佑介。日和にも「大好き」と言われ「女の子」として意識するようになった佑介。でも「ロリコンじゃない」とブレーキをかけております。年齢差がないんだから、ロリコンってことはないでしょう。裏読みすると「妹として見ないと暴走して、関係を壊してしまいそうで怖い」ってことなんでしょうが、作者さんを考えると、そうでもないかも。そーいや今回エロマウントポジションが出てこなかったような...

「ふたつ名」だとか、オーラが大好きな作者さんですが、お嬢様というカテゴリで2作同時進展しているためか、かなり似てきてしまっています。交互に読むとどっちのキャラだったかわからなくなってきたり...ゲストキャラも被ってますからねえ。激甘ラブコメ、嫌いではないけど、少々胸焼けするかも。

★★★☆
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2012年01月06日

ロウきゅーぶ!(9)


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
ロウきゅーぶ!(9)

ローリングスポーツコメディ(笑)も9巻目。今回は、女バス部の修学旅行がテーマ。そこはお約束で、昴と葵もまったく同じ時に京都旅行に行くことに。こちらは、商店街の抽選であたったからなんですが。女バス部は修学旅行ですが、葵と昴は...高校生で二人きりの旅行っていいんでしょうか? 古いのかな?

今回ついに真帆にもフラグが立ちます。少しずつ成長して「女の子」として昴を意識する態度を見せたのは、これでひなた以外全員なのかな? まさにハーレム状態ですが、この先どうなるのだろう? これって、誰を選んでもハッピィエンドになりにくいような...というか、もう少し葵のことも見てあげろといいたい。両親公認で二人きりの旅行。しかも部屋が一緒。セミヌードを見てしまい「もう子供じゃないんだな」とか言っている場合じゃない。そのくせ女バス部にはフラフラ。やっぱり昴、きみはろりじゃないのか?

今回バスケシーンがあまりありません。かなりラブコメに舵が切られています。なので「スポーツコメディ」とはいえませんね(^^;

かなり前に昴が拾った、ひなたちゃんのぱんつは無事持ち主に返すことに成功。その代わりに真帆のぱんつを持ってきてしまった昴。次は智花のぱんつかな? いろいろと人生が終わりそうですが...

次回はバスケシーンが復活しそうな気配。スポーツコメディに復帰することが出来るか?
★★★★
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2011年12月14日

ウチの姫さまにはがっかりです…。(3)


著者:鈴木鈴
出版社:電撃文庫
ウチの姫さまにはがっかりです…。(3)

ほぼ完璧な姫さまの、秘密の趣味を知ってしまったがため、姫さま付きの騎士に任命された落ちこぼれ騎士見習いのアッシュが主人公。秘密の趣味ってのは、いわゆるドS。偶然、彼女と侍女が「お仕置きごっこ」をしているのを見てしまったがために、アッシュの人生が変わってしまいます。とはいえ、もともとアッシュはかなりマジメだったようですが...

今回は、アッシュの「フィアンセ」が登場。彼女の積極的な行動に、なぜかヤキモキする姫さまと、ラブコメらしい展開になっています。さらにアッシュはとある格好をさせらることになり、最近(でもないか)のトレンド?もしっかり押さえられています。

読みやすい本ではありますが、女性陣の個性が強すぎるところが難点。姫さまの「がっかり」な部分が強調されすぎ、本来は「完璧な」はずなのに、単に「残念な人」に成り下がってしまっているように思えます。もう少し薄めないと、個性が埋もれてしまいそう。

魔族であるキキモラが、一番まともな人に見えるのはどうかと思います。もう少しまともな登場人物を増加させて欲しいものです。そのほうが、より姫さまの個性が鮮明になるのではないでしょうか?

★★★
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2011年11月15日

ラッキーチャンス!(8)


著者:有沢まみず
出版社:電撃文庫
ラッキーチャンス!(8)

7巻からエピソードが続いている(9巻にも続く)ので、7巻の内容を忘れないうちに読了してしまいました。

天草家の当主を決める「奉り」がスタートします。基本参加費が100万円。で、多くだせば、有利な位置からスタート出来るという「お金至上」のバトルロワイヤル。参加料はコインに交換され、倒した相手のコインは自分のものに出来るというルール。そのコインが上階へあがる「通行料」になる仕組み。ツンデレ沙代さんは、口では文句をいいながら雅人が来てくれたことにデレデレ。まあテンプレートですね。

有沢さんの作品らしく「変態さん」がたくさん出てきます。セーラー服を着た「葉巻を加えたおっさん」などなど...さらに前作「いぬかみっ!」からも、仮名さん、いぬかみ使いの東塔子とそのいぬかみが出演。さらには、啓太とようこも名前だけは出てきます。(いぬかみが使う「しゅくち」はようこのしゅくちでしょう)

今回は決着がつかないこのエピソード。後半には、トトやもう「人間やめて」しまったとしか思えない、あのお方も参戦し、混乱を極めたまま次巻へ突入していきます。

ちょっと引っかかるのが、どうも主人公が弱すぎるような気がするんですよねえ。啓太もチャラチャラしていたけれど、人を外見で判断しない、一番大切なことは決して忘れないという強さを持っていたのですけど、雅人はどうもそうではないようです。途中「目覚める」ような描写もありましたが、いまいちわかりにくい。というか強力な敵に勝てそうな気配がない! 本当に大丈夫か?

次巻以降どのような形で決着がつくのでしょうか? 

★★★☆
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2011年11月08日

ぷれいぶっ!


著者:高遠豹介
出版社:電撃文庫
ぷれいぶっ!

突然異世界に召還され、魔王を倒し異世界を救った勇者となった雪村統吾が主人公。とはいえ、異世界での冒険は刺身のツマ程度の扱いで、いきなり現実世界に戻ってくるところから、ストーリーが展開していきます。

異世界で勇者を経験した出戻り組と、異世界から来た人々が通う学園に転校することになった統吾。そこで転校デビューしようとするものの、その学園では「一番弱い勇者」に過ぎないことを思い知らされます。そんな彼に声をかけてくれた少女がきて...

異世界の勇者が集まるという「非日常」学園での、「日常」的な学園生活を描いたラブコメということになるのでしょうか? どうも統吾のはったり妄言癖(といえよう)が合わないので、ストーリーを楽しむことが出来ませんでした。ヒロイン朱音も、和みキャラを通り越して、単なるおバカキャラになっているような気がします。全体にゆるい雰囲気を作ろうとして、緩めすぎたという感じかな?

ラブコメとしても、勇者設定が邪魔して素直に楽しめない。中盤でだれてしまったため、あまり印象に残らないまま読了してしまいました。続刊も出ており、評判もいいみたいなので、もう少し付き合っていけば、おもしろくなってくるのかな?

タグ:ラブコメ
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2011年11月01日

ロウきゅーぶ!(8)


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
ロウきゅーぶ!(8)

「さわやかローリングスポコメディ」も8巻目に突入。これだけ続くとは正直思いませんでした。
今回は、智花のお誕生日会がメインエピソード。それぞれが心のこもったプレゼントを準備してくれるなんて、うれしいでしょうね。智花にとって、一番うれしいのは昴からのプレゼントかもしれませんが...

8巻目にしてようやく昴の父親である銀河が登場します。なかなか剛毅なお父さんのようで、なぜかフランス人の女の子・ミミを連れて帰ってきます。この子は、みかけはひなたのようにちっちゃなお人形さん。でもバスケ能力は智花に匹敵するという、小学5年生。智花のよきライバルとして、女バス部で一緒にプレーすることになるのかなと思ったのですが、そこに紗季の幼なじみ・雅美や、竹中の妹たちが登場したことにより混乱が...絶対に紗季に勝ちたい雅美、兄が好意を寄せている真帆が気に入らないブラコン双子たちの策略により、真・慧心女子ミニバス部を創立することに。もう一人のメンバーとして、ひなたの妹であるかげつも加わって、慧心女子ミニバス部に「存続をかけた」戦いを挑んできます。

最後はお約束の(というか、これがなかったら単なるロリコメ)バスケシーン。今までの慧心女子ミニバス部が強敵に向かっていくという形でないところが新鮮でしょうか?

昴と智花の仲を応援している慧心女子ミニバス部メンバーではありますが、実はそれぞれが昴に対して好意を寄せていることも事実。でも昴の態度がいまいちはっきりしないんですよねえ。智花に対する言動からすると、かなり彼女を意識しているようですが、葵に対する信頼は、もっと深いところにあるようで...

★★★☆
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2011年10月15日

ラッキーチャンス!(7)


著者:有沢まみず
出版社:電撃文庫
ラッキーチャンス!(7)

ごえん使い(五円玉で物の怪を退治する力をもった人)と、貧乏神から福の神にクラスチェンジ(?)したところのキチを中心としたストーリー。
持って生まれた不幸体質によって、住む家もなくなってしまったごえん使いが、天草家に世話になることを決めた前巻。今回は、その天草家に行くまでの道中エピソードとなります。非常に短いエピソードで構成されています。普通なら、簡単にいけるはずの行程が、彼の不幸体質もあり、一巻分のエピソードになったともいえますが...

彼に気持ちをよせる二人の女性。二之宮さんと天草さんですが、ますます二之宮さんが怖くなってきました。純粋すぎるまっすぐな気持ちは、どこか病的なものを感じさせるようになってきています。それよりも、天草さんのほうが「人間」らしい感情の表し方のような気がします。

いぬかみっ!と世界が同一ということもあり、出張登場している人物もいます。まあ基本変態さんなんですけど...

今回大きく成長したのは、キチなのかもしれませんね。いままでの無邪気さに、恥じらいを覚えるようになってきて、主人公を巡る恋の戦いは三つどもえになっていくようです。
★★☆
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2011年10月07日

花X華(3)


著者:岩田洋季
出版社:電撃文庫
花X華(3)

花と華。二人の「はな」と主人公 夕が織りなす青春群像。ベースに映像があるため、全体の雰囲気も、セピア色の風景になっています。前巻で撮影されていた短編映画ができあがるまでの、短い夏休みが描かれています。一度しかない「高校2年の夏休み」 二人の「はな」との思い出をたくさん残していこうとする夕ですが、華が家庭の事情で避暑地に行ってしまうところから、それぞれの想いが大きく動くことになります。
夕を巡って、鞘当てをしていた二人の「はな」。華がいなくなることで、花に大きなアドバンテージが生まれるはずだったのですが、自らの意志でなく夕の元を離れなければならなくなった華のことを想い、うまく立ち回れない花。「花」の優しさが、描かれていきます。そんな中、プール・肝試しという定番イベントで、花と夕の仲に進展があり...
少し切なくなるような、恋愛小説といった感じになってきました。どことなく『みゆき』の頃のあだち充に似ているような...
今回は花一人というシーンが大半のため、夕が「はな! ステイ!」と叫ぶシーンが少なく、その点は残念。

コメディというほど軽いノリではありませんが、湿っぽい話ではなく、古きよき時代の青春ドラマを見ているような読了感を得ることが出来ました。

★★★☆
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2011年10月05日

ウチの姫さまにはがっかりです…。(2)


著者:鈴木鈴
出版社:電撃文庫
ウチの姫さまにはがっかりです…。(2)

1巻に引き続き、がっかりな展開になっています。
聖女と称されるクィンストラウス王国の王女イリステラは、実はドSな性癖を持っていて、その秘密を知ってしまった落ちこぼれ騎士見習いのアッシュが、お姫様付きの騎士に抜擢され、お目付役をするというストーリー。なんですが、この「清純そうなお姫様が実は...」ってのが全然生かされていません。描写される行動だけだと、単に「ちょっといじめて見たくなるだけ」の健全なもの。そんな必死で隠すほどの性癖じゃありません。そのため、全体的にがっかり度が高くなってしまっています。

今回は、魔族のキキモラの魔力によって、イリステラの欲望が増大させられて繰り広げられる騒動となっていますが、そもそも欲望自体が中途半端なもので、危機感が出てきていません。もう少しうまく使えばおもしろくなりそうなんですけどねえ。

最後はめいっぱい「ヒキ」で終わっています。ってことで続いております、このお話。いっそファンタジーな設定捨てて(今でも、あまりファンタジーしていませんが)単なるラブコメに特化したほうがいいかも。タイトル通り「がっかりです」

タグ:ラブコメ
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2011年09月30日

小春原日和の育成日記(3)


著者:五十嵐雄策
出版社:電撃文庫
小春原日和の育成日記(3)

超じみっ娘の小春原日和が、お嬢様へと成長していくサクセスストーリーです。乃木坂春香さんのような存在がゴール地点なのかな?
前巻にもちらほら出ていた、姫乃宮学院にある派閥。これが今回のキーワードになっています。菜園部の部長としてがんばっていた日和とその仲間たちが、とあることから学園最大派閥である、鷲津派に睨まれ、戦いを挑まれることに...

まあそこは、基本ラブコメな小説なので、戦いの手段は「百人一首大会」という、平和なものだったりするのですが、競技かるたを経験したことのない日和は桜乃日和荘と、菜園部の合同チーム=ぴよ・こらぼれーしょんによって、合宿短期特訓を受けることになります。当然アパートには、若い女の子が一杯状態になり、なぜか祐介がモテるという流れもあります。このあたりの流れは「乃木坂春香の秘密」そっくりですね。

今回も日和の潜在能力に驚くことになるのですが、実は佑介の能力もかなり高いのではないでしょうか? 前巻のダンスもそうでしたし、今回も佑介の活躍シーンがあります。

今回のエピソードを通して、佑介が日和を「異性」として認識するようになってきた描写もあり、ラブラブコメへと順調に進んでいます。乃木坂春香をもっと甘くしたのが、この作品ですね。

そーいや、エロマウントポジション今回はなかったんじゃないかな? 見落としているのかな?

★★★☆
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2011年09月27日

俺ミーツリトルデビル!


著者:峰守ひろかず
出版社:電撃文庫
俺ミーツリトルデビル!

「もっとマジメにハアハアしなさい!」

「ほうかご百物語」の峰守ひろかずさんの新作シリーズとなります。前作とつながりはないのですが、主人公が妄想を暴走させるというコンセプトが継承されています。ヒロインが人間でないのも同じ。今回は、悪魔(でも半熟)がヒロインです。

新米夢魔の芽亜(中三)と妄想激しい巧馬(高一)が契約する羽目になることで、引き起こされる騒動が描かれます。巧馬の妄想は、ほうかご百物語のそれ(=いたちさん一途)ではなく、美少女全般に関するもの。まあ節操なしですね。

契約したことにより、芽亜は巧馬の妄想を「食べ」ないと生きていけなくなります。なので、巧馬に妄想をふくらませてもらいたいんだけど、なぜか複雑な気持ちになってしまうというところで、ラブコメが登場。変化球ではありますが、甘甘のラブコメが待ち構えています。

ほうかごの時は、イタチさんが妖怪ということを、周りの人々がなんのためらいもなく受け入れるということで、暖かい作品になっていましたが、今回も芽亜を受け入れる(というのかな?)ことにより、暖かい作品になっています。芽亜の生い立ちなどシリアスな設定もあるのですが、全体的には暖かいラブコメに仕上がっています。

★★★
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2011年09月07日

花X華(2)


著者:岩田洋季
出版社:電撃文庫
花X華(2)

1巻を読んだのが、ほぼ一年前。長い間積ん読してしまいました。おかげで、設定を忘れている部分が多々。それでも楽しむことは出来たので、バランスがいい小説であることは確かです。
花と華の二人ヒロインと、主人公有が演じる、青春ドラマ。最近のではなく、少し前の思春期特有の甘酸っぱさが満載のラブコメとなっています。

ストーリー上、映画がキーとなるため、今回も映画撮影シーンが大半を占めているのですが、映像に興味のない私にとっては、若干退屈かなあ。さらに花と華が映画で演じているヒロインと、小説ヒロインのどちらの台詞かが、曖昧になっている部分があり(わざとなんでしょうが)読みにくさの要因となっています。頭の中で「映像」が描けなかったんです。このあたりは、個人差があるのでしょうか?

映画部との関係も、おもしろくなっていきそうです。正当派のラブコメなので、このまま変な方向にならず、続いて欲しいですね。

★★★
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2011年09月03日

彼女はつっこまれるのが好き!(4)


著者:サイトーマサト
出版社:電撃文庫
彼女はつっこまれるのが好き!(4)

まったくの素人だったのに、なぜかWebラジオのパーソナリティを行うことになってしまった良人が主人公となるラブコメ。4巻目に突入して、良人とまどかの仲が、かなり接近してきています。プロ意識から、人前で「素顔」を見せないまどかが、良人の前では自分を飾らない。でもその意味を、お互いにまだ理解していない二人が初々しいですね。

1巻では、WEBラジオ。2巻では公開録音。3巻ではサイン会に運動会と、少しずつ難易度が上がってきた良人の仕事。今回はラジオ生放送に参加することになります。いまだに、まどかからは「素人」と呼ばれていますが、ずぶの素人ではなくなった良人。普通の人と比べると、少しはプロに近づいてきているのではないでしょうか? 今回は、とあるハプニングにより、さらに難易度の高い仕事に臨むことになってしまっていますし。
少しずつリスナーの立場を考えるようになってきた良人。周りにはプロがたくさんいるので、よいところを吸収していけば、おもしろいパーソナリティになりそうではあります。
ラブコメパートも、どんどんおもしろくなってきています。「声優とファン」という、当初の立ち位置を、もうそろそろ捨ててしまったほうがさらにおもしろくなりそうです。このままだと、逆に足かせになってしまい、袋小路に入ってしまいそうです。

妹の友人たちの「世間離れ」したお嬢様ぶりも健在で、サブキャラたちも、生き生きしています。しかし! タコはどうにかならんのか? タコだけがSFというか、あまりにも現実とかけ離れた存在になっています。下手すると、物語自体が「タコの能力による、出来レースでした」ってオチになってしまいそうで、怖いところがあります。もうタコはいいんじゃないでしょうか?

★★★☆
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2011年08月06日

彼女はつっこまれるのが好き! (3)


著者:サイトーマサト
出版社:電撃文庫
彼女(アイドル)はつっこまれるのが好き! (3)

まどかの誕生日祝いとして、ウォーターランドの招待券を得るために、市主催のスポーツ大会に参加する、良人たち。このプレゼントを選ぶまでの紆余曲折もおもしろいのですが、スポーツ大会での、彼らの姿も楽しいですね。
今回、良人がこのプレゼントを選んだ理由は、下心...いや、それもあったんだけど、それ以上に「アイドル」であるため、自分の素を見せず、周りから一歩引いてしまうまどかに「周りは、そんな目で見ないよ」ということを教えようというもの。ただ、なんせ欲望に素直な良人なので、そううまくはいかないのですが...

初期に比べて、良人とまどかの仲がすごく近づいて来ています。そこに、しぐれが加わることで、ラブコメとしてのレベルもどんどんあがってきており、安心して転がることができるようになってきました。このペースで行って欲しいな。

でも、口絵(挿絵)と内容が一致していないところが残念。「真っ白のドレス」と本文で書かれているのに、口絵は「黒色」。それにここは作者さんが「挿絵書いて」と要求しているんだろうとしか思えない、愛好のぬるぬるブルマが挿絵になっていない!...ではなく、良人がまどかをお姫様だっこしているところが挿絵にないなど、どうも本文と挿絵に温度差があるんですよねえ。それが残念。

しかし、タコ! このネタいつまでひっぱるつもりだろう?

★★★☆
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2011年08月03日

ロウきゅーぶ!(7)


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
ロウきゅーぶ!(7)

ワンパターンといえば、ワンパターンな「スポ根」モノ(決してロリではない...はず)も7巻目になりました。

今回も、小学生女子バス部のコーチをしていたら、いやなヤツ(バスケはする)にあたり、そいつをバスケでやっつけて、友情と小学生からの賞賛を得るというのが大きなストーリーとなっています。
少々異なるのは、女バス部のメンバーの葛藤だけでなく、昴が過去どうしても超えることができなかったバスケ選手と韜晦する点。今までの「人に教えるため」のバスケではなく、「選手として」のバスケを思い出すことになります。このあたりは、かなりスポ根ですね。そのための狂言回しとして「いやな性格の女子中学生」を出すあたりは、ロリを意識しているのかなあ。

智花が昴に寄せる想いが、尊敬から好意に変わってきていることが強調されてきました。まあ昴の台詞を聞いていれば、そうなるわなあ。このままいくと葵との直接対決もあるのかな? このあたりも鉄板のラブコメとなっています。

基本的に「悪人」が出ないこのシリーズ。このままの色で最後まで突っ走って欲しいものです。ワンパターンでもいいものはいい。

★★★☆
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乃木坂春香の秘密(14)


著者:五十嵐雄策
出版社:電撃文庫
乃木坂春香の秘密(14)

ついにこのシリーズも、ラストに向けて一気に動き出しました。
世間的には、どうみても「付き合っている」裕人と春香。裕人に想いを寄せる美夏
たちとの関係を明確にしていき、ついに今回...
また春香も、自らの過去と対峙することになり、いろんな懸案事項が一気に進展しております。
しかし、当初は「ちょっとヲタク」だった春香、どっぷりとヲタクに浸かっておりますね。夏コミに2年連続で出るし、今回はゲームまで作ってしまった(はて?最近読んだラノベで、同人誌を作るってのが、他にもあったような)りして、もう立派なヲタクです。
裕人も春香に付き合ってとはいえ、世間からは「立派なヲタク」と呼ばれれてもおかしくない状態ですね。

今回のエピソードは、夏コミを中心として、春香が自らの過去と対峙していくことになります。その中で、裕人も自らの想いに正面から対峙していくことに。少しシリアス分があるような、ないような...

なんせこの作者さんですから、ぱんつはたくさん出てきますし、エロマウントポジションも健在。ここまでくると、逆に清々しいですね(^^;

ラストで、とても大きな事件が起こります。たぶん、これがシリーズラストエピソードになるのでしょうね。最近出てきていない、美夏の友人たちにも復活して欲しいな。
★★★
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2011年07月26日

らぶちゅー! -ボクが女教師!?-


著者:風見周
出版社:電撃文庫
らぶちゅー! -ボクが女教師!?-

うん、バカです。作者も出版社もみーんな!
主人公は、女性のような顔立ちの新人女子中学教師。3人娘(元気なりぼん、お嬢様かぐや、天才少女ゆゆー)に呼び出されます。彼女たちの目的は「恋愛を勉強すること」 まあこのあたりは、この年頃として問題ない動機なのですが、そのためにオトコの身体を研究するって、それは別レーベルの成人向け小説ではないですか?
ラノベらしいのは、黒魔術で主人公のアレがプレーリードッグにされてしまうという点。なぜ黒魔術なんだ? なぜプレーリードッグなんだ? とかこのあたりも疑問符だらけになるのですが...
その後の展開は、女装させられるは、アレをなで回されるは、ぱんつは見せるはのエロコメ。...でもレーベルの限界で、すべて中途半端。この作者の別レーベルでのラノベも読みましたが、そちらもどうしようもないおばか設定で中途半端なエロコメでした。

周りに要求されるから、このような小説を書くのかな? ラブコメとしての心理描写などは、しっかりしているところもありますし、文章も読みやすいので、もう少しまともな設定でラノベを書いていただけると、楽しみなんですが...もしくはいっそ別レーベルで成人向けにしてしまうか(爆)

★☆
タグ:★☆
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2011年07月11日

彼女はつっこまれるのが好き!(2)


著者:サイトー マサト
出版社:電撃文庫
彼女(アイドル)はつっこまれるのが好き! (2)

偶然から、アイドル声優まどかとインターネットラジオのパーソナリティを行うことになってしまった良人が主人公。
今回はプロと素人の違いを明確に感じさせるエピソードになっています。仲間内で受けるということと、ファンになってもらえるということは、まったく違うこと。それがはっきりと描かれています。

まどかが、同じアイドル声優である天乃川しぐれと仲良くする良人をみて、嫉妬するほど、良人を「異性」として意識するようになってきています(とはいえ、本人はそれを認めずに、理由をつけていますが) 天乃川しぐれは、まどかと良人を取り合うというよりは、二人をひっつけるのが「おもしろい」という理由で、わざと良人に近づいているように思えます。そのあたりで、ラブコメがおもしろくなってきているのですが。

しかし、今回もタコ! いったいいつになったら、明確な説明がされるのでしょうか? タコ以外は、現実世界とほぼ変わらない世界観なのに、なぜタコ? もしかして最後まで説明がなされないまま、突き進んでいくのかな?

まどかをめぐる「恋敵」として登場した、流星。彼もいいキャラになっています。プロ意識は非常に高いようで、案外常識人みたいですが、とてつもなく純情(なのか?) 恋愛対象となる世代の女性だけでなく、幼女であってもぱんつが見えただけで、鼻血を出し、意識が飛んでしまう... 彼の存在もこれからおもしろそうです。

良人を巡っては新聞部の芽愛璃も、重要なポジションに出てきそうですし、良人の妹もこれから表に出てくるのかな? しばらくこのお話につきあっていけそうです。

★★★☆
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2011年07月08日

ほうかご百物語あんこーる



著者:峰守ひろかず
出版社:電撃文庫
ほうかご百物語あんこーる

9巻で完結した「ほうかご百物語」の短編集。4本は過去の出来事を振り返る形になっており、1本は後日談。
各時期が満遍なく網羅されているので、真一がどんどん壊れていく(^^;様子がよくわかります。当初は比較的(あくまでも比較ですが)まともだったのに、人目もはばからず「イタチさんラブ」になっていく様がよく現れています。なんだかなあ。

それよりも、今回の目玉は『拝啓、十七の僕へ』でしょう。未来からやってきた真一が、各キャラクタの「これから」を語ってくれるのですが、それぞれが幸せになっているようで、当初からの「ふわっ」とした空気が未来まで流れているのを確認することができ、後味よく読了することができました。イタチさんと真一も、幸せになっているようですしね。

トータル10冊になったシリーズですが、最後までまったく同じスタンスでぶれることなく、描かれた世界。非常にいいシリーズでした。

★★★★
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2011年03月29日

乃木坂春香の秘密(13)


著者:五十嵐雄策
出版社:電撃文庫
乃木坂春香の秘密(13)

前巻で椎菜のターンが終了し、今回は美香のターン。ある意味春香以上に裕人の近くにいた美香。耳年増ながら、実際の恋愛には疎く、まわりに男性がいない(父親除く)環境で育っているため、実は春香以上に奥手な娘なのかもしれません。
前半は、そんな美香が裕人と春香の久しぶりのデートをセッティング。一足飛びにお泊まりまでセッティングする元気娘。いつもなら、その二人を覗きに行く彼女なのに、なぜか沈んでしまう。美香の友達三人娘とともに、富士急ハイランドに遊びに行った時に、いままで裕人に感じていた「好き」が、実は異性に対する「好き」だったことに気がついてしまいます。後半は、美香の誕生会のお話。

美香の想いが一番辛いものになります。本人もそれを理解していながら、それでも自分の気持ちを言葉にした。すごく強い子ですね。大好きなお姉さんと裕人。そんな二人が仲良くなってくれることは、美香にとっても幸せなこと。でも裕人を「好き」と認識した時に、春香は「敵」になってしまう。春香の悲しむ姿を見たくない。でも自分の気持ちに正直になろうとすると、春香を悲しませることになるかもしれない。優しさ故に苦しむ彼女は、新しい恋をつかみ取って欲しいですね。

トータルとして、ぽわぽわラブコメで進んできたシリーズ。椎菜、美香と自らの気持ちに区切りをつけ、春香と裕人もお互いの気持ちを理解しはじめた状況。ハッピーエンドに向かってばく進中といいたいのですが、最後の最後に気になるセリフが...

是非、困難を乗り越えて、幸せになって欲しいものです。

★★★★
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2011年03月26日

なないろリバーシブル


著者:麻宮楓
出版社:電撃文庫
なないろリバーシブル

ぱんつ小説です。違いますか?そうですか。冒頭からいきなり、ぱんつ全開なんですが。
主人公の黒咲シロウは、呪いを解く反転師。転校早々に、横を駆け抜けていった女の子が転倒。いちごのぱんつ丸見え。その子が隣の席になり、休み時間ごとに、小さなカバンをもってどこかへ行くことから、彼女が治療対象と判断するって話ですが、なんかバレバレの導入。彼女の呪いは「透過」で、ぱんつが透けてしまう。症状が酷くなると服も透けてしまい、最後は身体も透けて、みんなから認知されなくなってしまうというもの。でもね、名前が「透香」って時点で、バレバレでしょ。もっと名前考えようよ。ま、休み時間ごとにぱんつが透けてしまうのだったら、いったい一日にいくつぱんつが必要なんだ?って疑問もありますが、それはおいといて、キャラの名前もう一つ。「獣憑」呪いの生徒会長さんは「音々子」こちらも名前からすぐわかってしまう。

治療も「難しい」と何度も言っている割に、あっさり成功しています。実はすごく簡単なことなのではないか? と思ってしまうくらい、盛り上がりもなく。要するに、全体に軽いんです。スカスカ小説になっているというべきか。壊れている訳ではないので、一瞬にして読めてしまいます。30分強で読めてしまうかな。

作者(もしくは編集者)は「ぱんつと、治療時の微妙ないい回し=もう明らかにエロを狙った表現です。治療されるのは美少女だし、台詞は喘ぎ声だし、上気した顔だとか、もうそのシーンと言われてもおかしくない=があれば、ストーリーは適当で」と思ってしまったのか...

ラブコメとしても楽しめないし、エロコメとしても中途半端。どうせなら、透香だけで一冊使って、失敗するシーンがあると、もう少しストーリーに幅が出たのでは?

最後に、タイトルと本文の関係性がまったくわかりませんでした。


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2011年03月17日

さくら荘のペットな彼女


著者:鴨志田一
出版社:電撃文庫
さくら荘のペットな彼女

変人(超人)たちが集められた学生寮「さくら荘」を舞台にした青春群像。
さくら荘に集まっているのは、一般寮からはみ出した学生ばかり。一般論では「はみ出し者」だけれど、なにかの才能に恵まれている等、純粋に「残念な人」たちという訳ではないない。
主人公は、捨て猫を拾ってきて「猫を捨てるか、さくら荘へ行くか」といわれ、さくら荘を選んだ神田空太。癖のある住人達と、それなりにうまくやっているところへ、新しい住人が現れます。その椎名ましろは、絵の才能があるものの、「常識」が欠落しており、自分の服や下着すら選べないような少女。なぜか彼女の「介護」役に指名された空太の苦難の日々が描かれていきます。

なんせましろは、ぱんつすら選べない。というか、当初はぱんつを穿いていないことに対して、羞恥心もないようや少女。彼女は天才的画家であるにも関わらず、自らの表現手段として漫画を描こうと努力しています。

彼女の世話していく中で(そう、まるでペットを躾けるような感覚で)、彼女や、他のさくら荘住人たちが持っている「なにか」が自分にはまったくないことに焦燥感を覚え、葛藤を覚えていきます。これって、誰もが通ってくる青春の悩みですよね。

青春時代の葛藤とラノベの読みやすさがミックスされた作品です。

★★★
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2011年03月16日

ロウきゅーぶ!(6)


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
ロウきゅーぶ!(6)

6巻となっていますが、実際には短編集なので、別巻扱いでもよかったのではないでしょうか? 時系列的に5巻の後になっているから、本編扱いなのかな?

このシリーズ、一見すると「ロリコン萌え」小説のようでありながら、実はスポ根要素の強いラブコメだったはずですが、今回はスポ根要素ありません。ロリコン萌えに目一杯傾斜しています。ラブコメは、このシリーズのヒロイン智花が担当。ロリ要素をひなちゃんが濃くしているというところでしょうか? 葵はどこいったんだろう? 各掌編の間に、葵が主役の連作短編があるんだけど、別になくてもよかったような...

今回は、バスケシーンがほとんどなく、サービスシーンだらけです。それもかなりギリギリのものばかり。無理矢理感が強くなってしまっているのが残念。小学校高学年の子が、裸ビプスなんて、狙った時以外ありえないでしょう。

智花と昴の仲は、両親公認になってきたようですね。ってことは、葵は完全においていかれるのかな? こちらも若干ご都合主義になっているけど。

次巻では、スポ根要素が復活することを希望。今回の路線では、ありきたりの作品の一つになってしまいます。

★★☆
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2011年02月17日

小春原日和の育成日記(2)


著者:五十嵐雄策
出版社:電撃文庫
小春原日和の育成日記(2)

作者は「乃木坂春香」シリーズの五十嵐さんです。
築70年の木造アパート桜乃日和荘の住人である中学生、小春原日和(超じみっ娘)が、なぜかお嬢様学校である「姫乃宮女学院」への進学を希望することで始まったこのシリーズ。前巻で同じアパートの残念な住人たちによって、女学院に合格することになった日和(愛称ぴよ)の入学から春先のエピソードとなります。
前巻同様、全編通して日和の「おにーちゃん」という台詞が何度も出てくる激甘ラブコメ。おにーちゃんこと晴崎佑介は日和より1歳年上だけなんだし、どう考えてもお似合いのカップル。
この作品だけ取り上げると、激甘ラブコメとしての完成度が高いのですが「乃木坂春香」シリーズとかぶるところが多すぎるのが、ちょっと難点かなあ。日和の立ち位置は春香だし(本当のお嬢様と、これからお嬢様になっていくという違いはあるけど)、おにーちゃんは、裕人そのもの。考え方も裕人と同じだし、極端に鈍いところもそっくり。入れ替わっても分からないんじゃないかな? 他にも鹿王院唯香は、美夏だな。たいそうな「二つ名」があるのもシリーズ共通。
まだ「乃木坂春香」シリーズも完了していない状況で、ほぼ同じプロットの作品が存在するってのは、どうなのかなあ? とはいえ、激甘ラブコメもたまにはいいな。

★★★★
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2011年02月16日

官能小説を書く女の子はキライですか?


著者:辰川光彦
出版社:電撃文庫
官能小説を書く女の子はキライですか?

ラノベでこの手の設定をすることに無理があるんでしょうね。主人公を中高生あたりに設定した段階で、少なくとも表向きは「官能小説」を書かせられるはずがない。実際、この小説においても、官能小説とは似ても似つかない小説もどきがでてくるだけです。
それ以外にも、なぜ「男装がばれなければ」認めることになるのか? や、ヒロインはそもそもなぜ官能小説を書こうとしているのか? といった部分でひっかかりが多すぎて、ストーリーに入る込むことが出来ません。もう少し説明があったほうが、話に入りやすかったのではないでしょうか? 官能小説も文章で表さないほうがいいかも。あくまでもラノベなんですから...

★★
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2011年02月01日

ほうかご百物語(9)


著者:峰守ひろかず
出版社:電撃文庫
ほうかご百物語(9)

ついにぴゅあ可愛い、イタチさんたちの物語も最終巻になります。前巻で最大の危機である「大祓」を乗り越えたので、またのんびりした物語に戻るのかな? と思っていたのに、前巻までより大きな波乱が発生します。

前半は、化衣皮を使った代償として家がなくなってしまい、イタチさんのマンションで一緒に住むことになった真一といたちさんの同棲生活を描いた、ベタベタのラブコメ。今までの真一による「イタチさん大好きだ〜!」だけでなく、なんとイタチさんが
『「……ね、真一。ぎゅってしてくれないの?」』
『「あたしと真一は、もう――こっ、こいびとどうし……なんだから……」』
って、もうどうしたもんだか。ゴロゴロと転がりたくなるむず痒さ。
それ以外にも、大祓を期にカップルがたくさん誕生。基本的に全員ハッピーな結末を迎えることが出来そうです。

後半は一転して、イタチさん消滅の危機。なぜ? どうして? 確かに伏線はありました。でもねえ。ここに来てそれはアリかい? さっきの台詞は「死にフラグ」だったのか?この危機に真一たちは、どう立ち向かう。後半はかなりシリアスな展開となっています。
巻を重ねるにつれ、どんどん面白くなってきたこのシリーズ。最終巻もさすがの盛り上がりです。ラブコメとシリアスのバランスもよく、安心して読むことが出来るシリーズですね。

すでに、後日談となる続編が出版されています。それが最後になってしまうのかな? もう少し番外編でもいいので、楽しませて欲しいと思わせるストーリーです。

★★★★★
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2011年01月27日

彼女はつっこまれるのが好き!


著者:サイトーマサト
出版社:電撃文庫
彼女はつっこまれるのが好き!
タコはどうしたんだ!
というのが、まずは感想。いや、タコが出てくる必然性がまったくありません。それを狙ったのか、単純に設定倒れなのか? 2巻以降で明確になるのかな?

タイトルではないですが、突っ込みどころの多い小説です。初期プロットをちゃんと練らずに勢いで書いた小説なんでしょうね。だから下手に突っ込み入れていると、途中で挫折してしまいそうです。とはいえ、いくつか突っ込み。

主人公である高校生の良人が、人間違いが原因でネットラジオ番組に出演することになってしまうというのが導入です。人違いが判明してからの流れは、まだ分かるのですが、そもそも原因となった「なぜ間違ったのか?」がよくわからない。別に二人が似ている訳でもなさそうだし、服が一緒だったとかでもない。年齢も違う。極端に人の少ないところならともかく、どこに「間違う必然性」があったのか? まったく説明がありません。

お隣にアイドル声優である、まどかが引っ越してくる。これはまあ「よくあるパターン」です。で良人の部屋と窓が接しているというのもまあいい。しかしながら「建築業者」の見込み違いで、二つの窓が近すぎるってのは「?」 どう考えても建築中に気がつくでしょう。っていうか、そもそも窓が接しているのであれば、どうやって窓をはめたんだ?

まあそういう突っ込みはおいておくとして、まどかの性格がどうも好きになれません。アイドルに二面性があるというのは、わからんでもないですが、少し極端すぎます。そのあたり、もう少し考えて欲しいな。それと、サブキャラがたくさん出てきますが、どのキャラも存在感がありません。まどかがかなり強烈なキャラなので、これから先うまく存在感を出していく事が出来るのでしょうか? あまり続くと良人の「素人らしさ」が受けているだけの現状が崩壊してしまいそう。

とりあえずタコが気になったので、2巻も読んでみます。

★★★
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2010年12月09日

ロウきゅーぶ!(5)


著者:蒼山 サグ
出版社:電撃文庫
ロウきゅーぶ!(5)

今回も表紙や挿絵で損している正当派スポコンラブコメ。何度も書きますが、この絵師さん替えようよ。もしくは書き方変えようよ。せめてあらすじを読んでから、絵を付けるとか...それぞれのキャラは可愛いんですよ。でもストーリーと関係のなく露出の高い絵ばかり。しかも年齢不詳。

それはさておき、今回のエピソードは、ひなたが主人公。海辺での合宿に向かう前日にひなたがふらりと現れたことから、騒動が始まります。新たな登場人物である、ひなたの妹のシスコンは常軌を逸しているところがありますが、なんとなく納得出来るかなあ。

今回はバスケシーンが案外すくないです。もちろんバスケ部の合宿なので、練習シーンは出てくるのですが、メインは水泳・バイク・マラソンのトライアスロン。後半の盛り上がりはなかなかのものです。良質なスポ根物語になっています。そんななかコメディ部分も忘れずに入っており、ストーリーの進行も心地よいものがあります。

当初は、挿絵に惑わされて「色物」扱いしていましたが、本格的なエンターティメント小説として十分通用する出来です。表紙を恐れずに購入して楽しみましょう。

★★★☆
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2010年11月16日

恋する鬼門のプロトコル


著者:出口きぬごし
出版社:電撃文庫
恋する鬼門のプロトコル

これが商業小説か! という出来。小学生の作文以下だな。著者自身は「荒削り」ながら自信があるみたいですけど、あら削りというよりも、推敲をまったくせずに書き殴っただけじゃないですか? 一応編集さんの目を通して指導されたようですが、まともな編集さんなら、あと9割はカットできたのでは?

日記形式で、各章ごとに一人称の視線が変わるという手法はよくあります。それがBlogのような形式になっただけで、手法そのものは普通。ただまったく背景を描かずに一人称が繰り返されるだけの文なんで、とっかかりようがありません。頑張って半分くらいまでは読んでみましたが、それが限界でした。途中ですが精神衛生上読むのやめます。


星なし(というか、マイナスたくさんです)
タグ:地雷
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2010年09月15日

よめせんっ!


著者:マサト真希
出版社:電撃文庫
よめせんっ!

「そなたに千人の嫁を授けましょう」
ってことで、神様ものです。以上。



...いや、それで説明できるくらい、テンプレートな作品なんですよ。主人公が子猫を拾う。その主人公は一人暮らし。翌朝目覚めると、裸の美少女が...
ってほら、どこをどう切ってもテンプレートそのままでしょ。まるで「xxジェネレーター」で作ったような設定。
その後も、このねこがみさまの霊力で、次々と美少女妖怪が現れます。彼女たちも主人公に好意的で、そこにお転婆な同級生、ツンデレな幼なじみ(本当に幼なじみって言えるのか? 普通の友人レベルではないんだろうか?)も登場。一応ラブコメってことらしいんですが、登場人物(女性)の多さの割にLOVEが足りない。ハーレムにもなっていないし、登場人物多めのファミリーコメディってなところかな?
ねこがみさまの正体は、後半で判明します。この正体の手法も、最近よく見かける手法ですね。
妖怪少女としては、「ほうかご百物語」のいたちさんのぴゅあ可愛さに勝てていないし、神様(というか神道)の理解も中途半端のよう。

登場人物が多すぎるのも、いまのところマイナス要因にしかなっていませんが、今後これがプラスになっていくのかな? 文章自体は面白いし、テンポもいいので、面白くなりそうな要素も多いんだけどな。
不安なのは、ネット上の情報で、この作者さん過去のシリーズは打ち切りが多いとのこと。そうならないことを祈っております。

★★
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2010年08月27日

花X華


著者:岩田洋季
出版社:電撃文庫
花X華

『あなたの映像のなかで、わたしはかがやいていました。好きです』
突然届いたラブレターから始まる青春物語。この手紙を受け取った高校二年の園端夕には、手紙に記されていた「はな」という名前の女の子の心当たりが二人ありました。一人はミニチュア人形のような愛らしいお嬢様「華さま」こと東雲華。もう一人は小動物を思わせるツインテール元気娘の「花」こと成宮花。どちらからの告白でも、男なら受けてしまうという存在っだったのが、なんとその二人から同時に告白されるという、ギャルゲな展開に。

二人とも主人公に対して好感度MAXで、お嬢様華は当然、花も実はものすごく純情な乙女。ということで、甘いラブコメを想像していたのですが(表紙もそんな感じだったし)、中盤からは、Wヒロインの過去も明かされ、その過去に打ち勝って行こうという青春ドラマになっていきます。小道具は「映画=映像作品」 主人公とWヒロインで映像作品を創り上げていく過程が熱く語られます。とはいえ、さほど専門用語は出てきませんので、読者おいてけぼりの蘊蓄小説にはなっていません。テンポもいいので、さくさく読み進めることが出来ます。

惜しいのは、せっかくのWヒロインであるにも関わらず、性格が似てしまっているところ(理由はあるのですが) もう少し二人の対比がわかりやすかったらいいのに。

最後まで、恋に決着はついていません。このままで完結させることも十分に可能(ちゃんとまとまっています)ですが、続けても大丈夫という終わり方。次巻以降はもう少しラブコメに振っても面白いかも。

★★★
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2010年08月03日

乃木坂春香の秘密(12)


著者:五十嵐雄策
出版社:電撃文庫
乃木坂春香の秘密(12)

ぽわぽわお嬢様を中心としたラブコメ。11巻から引き続き、修学旅行での出来事が中心となっています。最終夜に突然始まった「王様ゲーム」が原因で発生したハプニング。そんな中、椎菜が裕人に告白。ぽわぽわお嬢様の態度もぎこちなくなり...

今回は、まるごと椎菜がヒロインとなっています。修学旅行で告白し、実家で家族と食事。もう完璧なコンボのはず。春香とは違った魅力のある椎菜。地元の友達には、裕人のことを「王子様」と話していたようで、なぜか北海道での裕人株は非常に高いようです。小樽運河の描写が綺麗ですね。実際に見てきたものより、綺麗に思える。隣に綺麗な女性がいるかいないかの違いですか。そーですか。

インターミッション的な扱いで乃木坂家序列付メイドたちの姿が描かれます。今まで、出てきていなかったメイドたちも裕人にはかなり好意的なようで、サプライズが待っています。そんな中、ツインテ元気娘、美香にまさかのフラグが立ちます(っていうか、今までも見え見えだったのを流していたのが、明確に拾われてしまった)

後半は、直球告白をした椎菜と、裕人の東京でのデート。彼女が行き先に選んだのは、サンシャイン60。なぜ? というのは文中に出てきます。しかし、裕人もいつの間にか、女の子扱いに慣れてきていますね。しかもはっきりとした回答を裕人は導き出します。

ラブコメって、辛いですよね。だからたいてい最後はうやむやで終わらせるんだろうけど、どうやら作者さんは明確にしてしまうようです。対抗馬にケリがついたから、あとはあのぽわぽわお嬢様をどうやって意識させるか? ではなく、上述のように美香もまさかの参戦。これって、かなり辛い結末になってしまうんじゃないのかなあ。

どうやらエンディングに向けて動きだしたストーリー。次回も楽しみです(今まで通りならば、年末ですね)

★★★★
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2010年06月21日

藍坂素敵な症候群


著者:水瀬葉月
出版社:電撃文庫
藍坂素敵な症候群

「しゅ、しゅじゅちゅします」
という帯の文章や、表紙からすると「萌え」系医術ファンタジーなのかな? と思いますが、内容はかなり違います。フィクションという意味では、ファンタジーの一種かもしれませんが、かなり重いテーマも含まれています。タイトルも「素敵な」を形容詞としてとらえると、ほんわか系になりそうですが、実はそうではない。タイトルや装丁でミスリーディングしようという意図があるんでしょうね。

主人公は、藍坂素敵を中心とする医術部(現代の高校にあるという設定。つまり医療行為の一種ですね)のメンバーと、巻き込まれていく転校生那霧浩介。医術部が治療するのは「重度耽溺症候群」に罹患した患者。この症候群は、特定の嗜好に耽溺するあまり、社会通念・倫理などを超越してしまうもの。それを素敵が、想像を絶する方法で治療していく。と書くとかっこいいのですが、治療シーンは、かなり残虐な印象をうけました。それだけだと暗くなってしまうので、バランスをとるために、慌てると噛んでしまう素敵だとか、医術部メンバーの少しおかしな癖を入れているのかな?

それぞれのキャラクターがしっかり描かれているので、エピソードが理解しやすくなっています。確かに、それぞのキャラは「変態」性を持っているのでしょうが、しっかりしたバックボーンがあるので、気になりません。

中盤までは「救いがない」小説になっていますが、後半は少し光が見えてきます。でも完全なハッピーエンドにもっていくには、まだまだエピソードが足りていませんね。これからどういう方向になっていくのでしょう?

★★☆
タグ:★★☆
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2010年06月17日

ロウきゅーぶ!(4)


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
ロウきゅーぶ!(4)

表紙や、挿絵はあれだけど、内容はしっかりした(?)スポ根ラブコメとなっています。今回のエピソードは、慧心学園女子バスケ部の他校での合宿交流だったのですが、指導教諭である美星が、病気で倒れてしまい、昴と葵という高校生だけが引率者になってしまう。当然、受入先の指導教諭は難色を示すのですが、どうも理由はそれだけはなさそう...
なぜか学校の裏山で、キャンプ生活を送りながらの合宿となったのですが...
今回のエピソードでは、女バスメンバーからは、沙希、真帆の成長が描かれています。でもそれ以上に、相手校のエースのほうが中心かな? いつものように、小学生高学年という不安定な時期の成長が描かれており、さわやかスポ根となっています。ラブコメとしては、今回葵が主役。昴への疑い(実はロリコンになってしまったのではないか?)による空回りが可愛い。しかし、沙希もよくあれだけ紛らわしい言い方をするものだなあ。一種の才能かもしれない。
爽やかに楽しむことが出来る、ストーリとなっています。

ではマイナス面を。
ラストはバスケシーンです(そりゃそうだ) でも回を重ねるごとにマニアックになってきて、バスケを知らない人間(私)には、理解が難しくなってきました。ギリギリのバランスですね。これ以上バスケシーンが増えたら、もう読めない。
美星のエピソードですが、もう少し考えたほうがいい。あの病気で「痛みで倒れるくらい」までほっておいたら、別の危険な病気を併発していると考えるほうがいいはず。そこまで進んでいたのに、術後3日目に退院しているのは違和感ありすぎ。
前回もいいましたが、絵師さん。可愛い絵なのはいいんですが(小説のイメージにあっている)無駄にぱんつ見せるのやめませんか? シーンにぱんつまったく関係ないのに挿絵だけぱんちら。もったいないです。

★★★☆
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2010年06月09日

スイート☆ライン(3)オーディション編


著者:有沢まみず
出版社:電撃文庫
スイート☆ライン(3)オーディション編

声優の世界を舞台にした作品。メインヒロインは永遠だと思っていたのですが、今回は永遠より、はるかのほうが扱いが大きくなっています。永遠もいろいろ抱えており、それが原因で「男性恐怖症」になったのですが、はるかも難しい過去があったようで、秋宮涼子に敵愾心を持ってしまっている。そのため、声優も「涼子に勝つため」の手段になってしまっており、元々彼女が声優を志した「アニメが好き」ということを忘れさせてしまい、結果として「楽しむ」ことが出来ず、ドロップアウトしかけている。
それに気づいた正午が、はるかに「声優は楽しい」ということを思い出させるというのが、今回のテーマになっています。

で、そういうことすると当然はるかは、正午に好意を持つようになり...今後は永遠との取り合いもあるのかな? まだ永遠は正午のことを「男性」として見ていないような感じを受けます。親鳥に懐く雛のような感じ。正午も大概鈍いですから、ちょうどいいのかな?

有沢作品である以上、変態さんは出てきます。ただしこちらは現実世界が舞台となっているので、異能使いは出てきません(多分) 変態度は低めかな? その分というか、ぱんつ度は高めになっています(って、永遠だけですが)

今後どうなって行くのだろう? 声優ユニットができあがることは間違いないのですが...

★★★☆
posted by あにあむ at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫

2010年06月08日

ラッキーチャンス!(6)


著者:有沢まみず
出版社:電撃文庫
ラッキーチャンス!(6)

前巻で、ついに住む家も無くしてしまった雅人。そこに二ノ宮さんと天草さんから「一緒に住みませんか」と申し出を受ける。二人の女の子の間で揺れる雅人。好意という点では二ノ宮さんに対するものが強い。でも天草さんの魅力も捨てがたい。優柔不断に悩む雅人。そこにサモン時二郎から呼出があり、向かった先は「ラブホテル(廃業)」 トトが精霊がかかる「恋風邪」で、気温調整が出来ずに、とんでもないことなっており、雅人の霊力で中和して欲しいとのこと。この方法が、なぜかきわどい所を撫でさするというセクハラまがいのもの。トトも妙に色っぽく反応したりして...必死で焼き餅を我慢していたキチもぶち切れ、大騒動。さらにキチにも風邪がうつりさらに大混乱。

そんな混乱の中、天草さんは、雅人の過去を知ることに。さらに雅人に惹かれていきます。もう少しでデレそうな天草さん。
一方二ノ宮さんは、二ノ宮家として覚醒するためのテストを受けさせられることになり、雅人と二人で無人島に監禁されます。とはいえ、お金持ち。豪華な別荘があり、食住にはまったく困ることがありません。しかしながら、なぜか服は水着だけ...
この二人きりの時間を過ごすうちに、二ノ宮さんは「雅人が好き」ということを、認識していきます。もともと雅人は二ノ宮さんに好意をもっていたので、そのままゴールイン...となるほど簡単ではなく、より親密になったが故に、雅人は「恋ではなく、憧れのようなものだった」と自覚してしまいます。これで横一直線に並んでしまったヒロインたち。これからどう展開していくのでしょうか?

ラブコメに、ほどよく変態さんが登場し、コメディ度を高めてくれています。少しずつエロ度が上がっているような気もしますが、無駄な描写がないので楽しむことが出来ます。さすが「変態を書かせれば日本一」の有沢さんですね。

今回、「いぬかみっ!」から、あの仏像好き猫がゲスト出演しています。これから先も絡んできそう。いぬかみっ!の世界とのコラボが増えてくるのかな?

★★★★
posted by あにあむ at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫