2013年09月13日

魔王なあの娘と村人A(6)〜彼女の普通とあの娘の特別


著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
魔王なあの娘と村人A(6)〜彼女の普通とあの娘の特別

魔王・竜ヶ峯桜子と主人公・村人Aこと佐東はスーパーでカートに話しかけているメデューサ・石杷実鬼灯を見かけます。個性者は非個性者を認識できないことはあっても(犬や猫・電柱と同じで「そこにあること」は認識しているが、意識していない)物と人との区別がつかないというのは重度らしい。竜ヶ峯が気を遣って声をかけると、石杷実は竜ヶ峯のことを「普通」と言い捨てて去ってしまう。魔王の個性者なのに普通...竜ヶ峯はショックを受ける。そんな翌日、デッカー先生から「石杷実が個性者をやめたいと言い出したから、なんとかしてくれ」と頼まれることに...

という訳で、新たなヒロイン登場です。竜ヶ峯や勇者・光ヶ丘翼が佐東に向けているのは、単なる興味を通り越して、明らかに異性としての好意。そんな彼女たちが、さらに女の子が増えることを快く思わないのは当然。知っててか佐東にひっつく石杷実。とラブコメになっております。

そんな騒動とは別に、個性者と非個性者は大きく違うということが、クローズアップされてきています。高校を卒業するまでは、一緒に生活していますが、卒業すると個性者は養成所のようなところに送られ、その後テイル・ユニバースに行くことになるので、非個性者との接点はほとんどなくなります。そのため、二者はあまり交わらないようにしているのだとか...翼も幼い頃には「女の子としての夢」があったけど、あきらめさせられたと...でも心は縛れないから...もう完璧な告白ですな。竜ヶ峯も別れを意識しているようです。

果たして、この後個性者・非個性者というカップルは誕生するのか? するとしたら相手は誰なのか? それとも佐東が「村人A」という個性者になるのか? でも万が一そうなったとしても魔王や勇者とでは、現実世界以上に身分差があるんですよねえ。

個性者になったことがないので(当たり前だ)、どうも彼らの感覚が理解できません。そのため少しずつわかりにくくなってきているのかな?

あ、今回も魔王はちゃんと「人類滅亡計画」を発動します。で、勇者はそれを見抜きます。この二人、本当にいいコンビだなあ。
★★★☆
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2013年08月28日

花X華(8)


著者:岩田洋季
出版社:電撃文庫
花X華(8)

花と華。二人の「はな」が織りなす青春ドラマ。ついに最終巻となりました。
映像研として作り上げた「美桜の兎とアリス」 その次として、アドリブで小品の撮影に入ります。その中で、華さまと花が、夕への想いを綴り、アピール合戦へ...いつものノリで二人が暴走しかけたところで、葉奈子が現れ、花を取り巻く環境が大きく変わることになります。変わっていく花。それを目の当たりにすることで、夕や華がどう変わっていくのか...そして夕はどちらを選ぶのか...

最大の懸案事項である「夕がどちらを選ぶのか」に対して、明確な結論が出されています。とはいえ、その後若干グテグテになりかけておりますが...いずれにしても、バッドエンドにはならなかったとだけ書いておきます。まあ、これしかないよな。

二人の「はな」と夕のラブコメ(青春ドラマ)を最後まで楽しむことができました。まわりの人たちも含めて、高校生時代の甘酸っぱい(私には、まったく経験がありませんが)青春をムズかゆくも疑似体験できました。

ただ最後まで、理解できなかったのが葉奈子の行動原理。演劇や映画をまったく見ないからなのか、役者の才能に納得できない部分が残っております。今回は、その演劇シーンが多かったこともあり、読了するまでかなり時間を要してしまいました。そこが唯一のマイナス要素ですね。

華と花、さらに夕の今後について、読者が想像できる余地が残っているのも、シリーズとしていいですね。

★★★
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2013年08月09日

アイドル≒ヴァンパイア


著者:上月司
出版社:電撃文庫
アイドル≒ヴァンパイア

突然現れた金髪お嬢様が「さあ、私の下僕になりなさい!」と、いきなり主人公に噛みつきます・・・ 北欧からやってきた美少女は、フロンクルーグ王国の元・王女であり、吸血姫だった...そんな中世から抜け出したようなお姫様が日本でやろうとしていたのは「国民的スーパーアイドル」になること。人に「崇拝」されることにより、自身の「異力」が強まり、吸血姫としてのランクが上るため...らしい。で、たまたま噛みついた相手=主人公・奏太は、神通力の持ち主だった。しかも妹は、元・スーパーアイドルで、引退した今でも、親衛隊がいるほど...なんかもう「ラノベ」設定満載で話が進んでいきます。

いろいろ突っ込みどころ満載なんですが、そこはもうネタ満載設定のために、どうでもよくなってしまうというのは、ベテラン作者の陰謀なんですかね? 脇を固めるキャラも、巨乳な同級生、男の娘、M男(でも、交渉能力はすごいみたい)などなど、癖のある人ばかり。そのため、現実味がほどよく薄れて、無茶な設定もスルーできる作品になっています。

そりゃ現実に考えれば、国家があっさり統合することはないでしょうし、簡単にスーパーアイドルをやめることができるはずがない。でもそこは、吸血姫がいる世界。いいじゃないかい。

フェリシアの「アイドルになる!」という気持ちは、かなり強いもののようです。偶然とはいえ、最高のメンバーが揃っている地域に来たのも、彼女の才能の一つかも。

王道ストーリーであるが故、ヒネリがないのも事実。数巻であれば、この設定でひっぱれるでしょうが、あまり続くと薄くなってしまうかな?

★★☆
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2013年08月06日

ロウきゅーぶ!(13)


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
ロウきゅーぶ!(13)

本編最終巻...特に前振りもなかったので結構驚きでした。確かに「小学生バスケ」としては、硯谷女学園との公式試合でクライマックスですね。でも「ロウきゅーぶ!」は、バスケの威を借りた「ラブコメ」だと思っていたので残念です。

今回は12巻から続く硯谷女学園とのバスケ公式戦がメイン(というかほとんど)第3Qから始まっています。当初慧心に押されっぱなしだった、硯谷が反撃。精神的支柱が怪我をするという王道パターン...なんですが、この作品にバスケ以外の「なにか」を期待していた私にとっては、あまりおもしろくない展開でした。バスケットボールというスポーツを通じて、小学生たちが成長していくというのは面白いんですが、あまり試合内容にこだわり過ぎると、正直ついていけないところがあるんです。たぶんコミックやアニメだったら、バスケ知らない人でも、迫力を楽しむことができるんでしょうが、文字が主体となる小説では、知らないスポーツでは盛り上がれない。そのプレーが、どれほど大変なのか?が理解できないので、言葉だけが水面を滑っていくんです。そうなると、キャラクターが止まってしまい、まったく楽しめなくなってしまう。今回は、そんな状況に限りなく近いシーンが多く、途中で読了をあきらめかけました。

後半は、試合後の各キャラの後日譚といった感じでまとめられています。女バスメンバーだけでなく、サブキャラの柿園や御庄寺までも、次の一歩が描かれています。そう、これがこの作品のすばらいいところなんですよ! 各キャラが、独立して生き生きと描かれている。だから面白い。しかし、昴の物言い(特に智花に対して)は、無意識にやっているとは思えないくらい「たらし」ですね。

ラストエピソードは、当然智花。彼女がバスケを始めるきっかけとなったエピソード。当事者たちは、そのことを明確に覚えていないようですが、いずれ思い出した時...ロマンティックですね。これは、幼なじみ枠の葵に勝ち目はないのか?

あと少し、続くようです。文庫化されていない短編の収録や、本編でとんだエピソードを補完するようなエピソードになるんでしょうね。もしかしたら「その後」も描かれるのかな?

★★★☆
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2013年08月05日

花屋敷澄花の聖地巡礼


著者:五十嵐雄策
出版社:電撃文庫
花屋敷澄花の聖地巡礼

『乃木坂春香』シリーズの作者による新シリーズ。主人公は、面倒見がよくてお節介といわれることもある行人。女友達の頼みにより、不登校同級生・澄花と友達になるため、彼女の家を訪問することになります。そこで出会ったのは、ものすごく可愛い女の子。7年間自宅から出たことがないという引きこもりで、聖地巡礼が大好き...なんか矛盾してないか? そう彼女は、部屋にジオラマを創り、自らはコタツをガメラのようにして、ジオラマで聖地巡礼をしていました。もちろん、引きこもりになったのには相応の理由があるようで、それを取り除かない限り、不登校はなおらない。行人は、とある方法で澄花を「聖地巡礼」に連れ出すことに成功して...

もう、五十嵐ワールド炸裂です。主人公は、ぱっと見たいした造作ではないけれど、女の子をたらし込む能力はずば抜けており、ヒロインは良家のお嬢様で、オタクで、メイドさんがいて、他作品の舞台が聖地となっており...主人公は鈍感で...

すでにバカップルぶりを発揮している二人ですが、これから先、どんどんひどくなっていくんでしょうかね? 前2作との違いは、ヒロインが当初から、主人公に対して「恋愛感情」を持っているように見えるところ。

とはいえ、少々残念なのも事実。あまりにも似た設定が続いているので、どんどん薄くなってきてしまっています。ラブラブカップルを楽しむという点では合格なんですが、脇を固めるキャラが今までになく弱いんですよね。今のところ、澄花の恋がたきは出てきていないようですしね。さらにひきこもりという設定は、いろいろ無理がありますね。さらにこの設定、一度外に連れ出してしまったら、意味がなくなってしまいます。かといって、美少女が聖地巡礼(それも電撃文庫レーベルの聖地に限る)するだけの小説だと、あまりにも薄い... 単発モノとしてはいいんですが、今後続けていくとなると、いろいろ制約がありそうですね。

★★☆
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2013年08月02日

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?


著者:聴猫芝居
出版社:電撃文庫
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?

ネトゲの女性キャラに告白したら、ネカマでした...そんな黒歴史を秘めた少年・英騎が主人公。
そんな英騎がネトゲ内の女性キャラ・アコから告白された。「結婚してください」と...そのネトゲ内では、キャラ同士が結婚することができるというシステムがあり、それを使ったものだったのですが、黒歴史の再来を恐れながらも、ネットと現実は違うと了承。晴れて「俺の嫁」が誕生したのですが...

そんなある日、パーティリーダーの一声でオフ会が開催されることに。英騎はアコが「男性キャラ」という恐れを抱いて、いやいや参加するのですが、彼に「本当にルシアンだ!」と抱きついてきたのは、小動物系美少女の玉置亜子。さらにパーティメンバーの中の人として現れたのは、ヲタクをバカにしていた同級生(女子)や、生徒会長...みんな同じ学校の生徒だったという事実! でも亜子は、現実とネットの区別がついていないようで...

といったストーリーになっています。亜子の行動は極端です。本当に危ない心理状態でもあり、これを受け入れられなければ、この作品はおもしろくないものになります。私のまわりには、ここまでの廃人はいないので、よくわかりませんが、彼女が正常な女の子として、英騎のことを好きになることができたら、ハッピーエンドなのかな? どうも最後まで、現実とゲームが混戦したままのようで、生身の英騎が好きという気持ちが、本当なのかどうかわからない状況です。本人が、それを自覚していないので、一つ間違うと、ヒロインが壊れてしまう危うさがあります。

今回、共感した点。「リアルでハンドルネーム 呼ばれると恥ずかしい...」 ネット上でなら、恥ずかしくないハンドル名。これがリアル世界に出ると、いきなり恥ずかしくなるんですよね。私も、とあるオフ会で「xxさーん!」と大声で呼ばれたことで、気がつきました。それ以降「普通のニックネーム」に思えるハンドル名に変えてしまったのは秘密。

★★★
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彼女はつっこまれるのが好き!(10) アフターレコーディング


著者:サイトーマサト
出版社:電撃文庫
彼女はつっこまれるのが好き!(10) アフターレコーディング

本編は9巻で終了しているのですが、電撃マガジンに掲載された短編3つと、書き下ろし3つで構成された「番外編」 
良人がしぐれのマネージャー体験をすることになり、やきもちを焼くまどか。このエピソードでは、またもや良人のすごさを見せつけることになり、しぐれがさらに良人に傾いた原因ですね。

おもしろくなかったエピソードは、グレイス女学院の文化祭のもの。いくらなんでも、無茶苦茶すぎて、正直ひいてしまいました。家族用の入場券を持っていれば、普通止められないはず。良人がよほど怪しい風体ならともかく、普通よりは上の風体なはずだしね。警備員がガチホ○ってのも「女学院だし、そんな人のほうが問題を起こさないかな?」といった感覚なのかもしれないけど、どうだか... それ以外のエピソードもあまりにも突飛すぎておもしろくない。

ラストの書き下ろしである、まどかと良人の後日談は逆に非常にいいものでした。この作品全体を締めるエピソードとして最高。それまで二人が培ってきた信頼が全面に出ており、絆の強さを感じさせます。

当初は、単なる村人で素人だった良人。途中からは、どんどんすごい人になってきましたが、最初からまどかに対する想いは一途だったんですね。

★★★☆
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2013年07月23日

バベルスターズ


著者:奈坂秋吾
出版社:電撃文庫
バベルスターズ

動物も知恵を持ち「アニマ」、人間が「ヒュマ」と呼ばれる世界。どちらもが知恵を持つから、恋愛もあるだろうし、子供もできる。ということで、両種族の間に生まれた獣人は「ミクス」と呼ばれ、差別(と羨望)の対象になっていた。

種族間の争い(わからないものは、排除する)により、ヒュマとミクスが共同生活を送ることは少なくなっており、主人公が通う「塔城共学」が世界最後の共学校。そんな学園に廃校のピンチが迫る...学園アニマルファンタジーだそうです。

主人公は、ヒュマでありながら秘密を抱えている・獅子山竜巳。ヒロインは、ハムスターのミクスである星野小葉夢。

猫耳や犬耳が、普通に存在する世界。そんな世界にも、種族間の対立による差別は存在している。その「不条理」に学生たちがどのように立ち向かっていくのか? を描いた作品。
人間が「理解できないもの」に対して畏怖し、恐怖するというのは、普通のこと。歴史上も、それがもとで悲劇が繰り返されてきました。また小説の世界でも、よく選ばれるテーマです。

この作品は、ラノベらしく「軽く」しようとして、人間と対比する種族を「獣人」にした。そのことは、悪くないと思います。ヒュマとミクスの対立も、うまく描けています。著者自身が感じられているように、コメディとシリアスのバランスが悪いため、おもしろさが減少してしまっているんです。特に、主人公である竜巳の言動に顕著に表れており、道化を演じるところと、シリアスなところのつながりがなく、ストーリーが切れてしまっています。抱えているものの大きさを隠すため、わざとおちゃらけキャラでいく(シティハンターなんかがそう)というのはいいんですが、内心が隠し切れていないので、単なる中二病みたいに見えてしまいます。

このバランスがうまくいったら、かなりおもしろい作品になったのに...

★★
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2013年06月26日

シスターサキュバスは懺悔しない(2)


著者:折口良乃
出版社:電撃文庫
シスターサキュバスは懺悔しない(2)

見習い神父エイクのもとに集まってきた、人外な存在たちによるハーレムコメディ。見習いシスターとして、エイクとともに教会で働くことになったのは、美少女・シルヴァ。神に仕える敬虔な身なんですが、その正体はサキュバス(淫魔)。聖職者にとって、大罪となる「姦淫」の象徴のような存在。シルヴァはサキュバスとしては落ちこぼれ(未だ、経験がない)ではあるのもの、本能的なものなのか、突然脱ぎ出すという癖や、意識せずに性的な言葉責めをするなど問題が多い。教会には美少女シルキー(ただし、毒舌)やら、守護竜・美少女など人外美少女が集まっています。

さらに今回、神獣スフィンクスが現れ(なぞかけが下手過ぎる)ますが、当然こちらも美少女。そこに守護竜を返せと、ウィンディーネ・これも美少女だけどなんか残念、まで現れ、まさに人外ハーレムとなっています。

そんな教会に、異端審問官が来るとの情報が...バレたら当然シルヴァは火あぶり。それをかくまった神父やエイクも同罪。下手したら街ぐるみで大変なことになります。ところが、王都教会から遣わされた異端審問官は、なにやら秘密があるようで、さらに混乱を期すことになります。

基本は、エイクとシルヴァとエイクの幼なじみ(こちらは人間)によるラブコメとなっています。毒舌シルキーも、今回若干デレてきているようですし、エイクの「オンナたらし」度はさらに上がってきています。異端審問官の過去は重い話ですが、全体としてはラブコメ風味となっています。もっともそのため、異端審問官が薄くなってしまっているように思えるのですが、話の流れからしたら仕方ないのかな?

さらに人外美少女が増えた教会。今後もこのペースで増えていくのでしょうか? あまり増やしすぎると、忘れ去られるキャラが出てしまいそうです。これくらいの登場人物数のほうがおもしろいかも。

エイクは、神の道を突き進むのでしょうか? それとも...

★★★
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2013年05月24日

俺のペット生活がハーレムに見えるだと?


著者:おかゆまさき
出版社:電撃文庫
俺のペット生活がハーレムに見えるだと?

電撃文庫レーベルだったので、安心して購入してみたのですが...地雷...かなあ?いや出来がどうこういう前に、理解不能だった。

火事により女子寮を焼け出されたお嬢様たち。一部は、さらに高級な女子寮に移動できたのですが、全員は無理ということで、アクア寮(通称オバケ寮)にも入ることに...
そこには、主人公でもある家出少年・羽生真次郎が動物たちとともに住み込んでいた...そこでの生活を守るために、女子寮に近づく人を驚かせて人を寄せ付けいないようにしていたのですが...

本来ならば追い出される(もしくは警察につきだされる)ところを、寮長でもある牡丹のはからいで「ペット」として住まわせてもらえることに...寮にいる少女は、美少女であるものの、変なのばかり。おっぱい風紀委員・白亜、巨乳くのいちメイド・凛。ツンデレ幼女・茉愛など。美少女に囲まれて幸せそうな(らっきーすけべあり)真次郎ですが、なぜかいつも悲鳴が響き渡り...

というおばか設定なラブコメ...かな? と思いきや、なんだか真次郎には秘密があるようで(牡丹が一方的に独り言いっているだけですが)。

そう、本筋になるべきストーリーが一切ないんです。かといって、エロコメでもないし、ラブコメでもない。ましてや異能バトルでもない。うーむ。理解不能。

そーいや、この作者さんの作品って、理不尽なのばかりだったな。人気はあるようなので、こういったのが好みの方もおられるのでしょう。

いろいろ悩んだけれど、結論。 地雷です。

タグ: 地雷
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2013年05月20日

愛するムスメからの教育的指導


著者:相生生音
出版社:電撃文庫
愛するムスメからの教育的指導

主人公はエロゲをこよなく愛する高校生・違正樹現菜。ある日突然「未来から来た実の娘」と名乗る未蕾が現れます。自分が実の娘であることを証明するために、玄関でいきなり裸になるなど、どうも思い込みが激しいというか、すこしずれているというか...
彼女が過去の父親に会いにきたのには崇高(?)な目的があり....「お父様の夜の生活を更生させていただきます」と主人公の秘蔵コレクションをすべて破棄してしまいます...

それを取り戻すために「未蕾の服を買いにいこう」とショッピングセンターに連れ出した現菜は、エロゲの師匠や、親友たち(ひとりはチャラ系? もう一人は男の娘)に出会ったりとドタバタしながらも、エロゲを再入手。ところが、未蕾にバレてまた捨てられて...
現菜のエロゲへの執着心はすごいですねえ。でもエロゲ買うお金、どこから出ているんだろう? 「保存用」も購入するみたいだし、発売日に購入しているようなので、かなりの金額になると思うんだけど... 同人誌がバカ売れしているのかなあ...

未蕾が父親を更正させようとしているのは、現菜が将来「ERO-GE」という体感型(?)アダルトグッズ(だけでなく、いろんなことができ、全年齢に受けいられる機器?)を設計・製造し、その快楽に人間が慣れてしまい、出生率が大幅に下がって人類が滅亡しようとしているから...ま、なんですな。機械相手のほうが気持ちがいいから、異性に対する興味を失い、結果としてセックスレス... んな単純じゃないと思うんだけど。そこまで快楽におぼれたら、まず仕事しなくなると思われ...

途中は比較的面白い作品です。未来から実の娘が来るというのはよくある設定ですが、エロやラブコメに傾向しないのは、珍しいのかな?
現菜の行動原理がいまいち理解できないのと、親友たち(特に男の娘)が、本筋に直接絡んでいないこと。ラストがあっけないというか、まるで打ち切りマンガのような唐突感があることが残念ですね。

★★☆
タグ:★★☆
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2013年05月16日

嫁にしろと迫る幼馴染のためにxxしてみた(3)


著者:風見周
出版社:電撃文庫
嫁にしろと迫る幼馴染のためにxxしてみた(3)

ダイエットラブコメ3巻で完結です。2巻が出てから、かなり間があいたので、もう出ないのかと思っておりました。

主人公は大村秋馬。元フードファイターで、激太り体型。ところがなぜか本人は「ぽっちゃりしているけど、そんなに太っていない」と思い込んでいる...普通の人には理解できないかもしれないけど、激太りしている本人って、そんなもんですよ。ちょっと肉が増えたけど、まあぽっちゃり程度だな。ほら、あの人より細い...実話です...

アメリカ帰りの幼馴染である朝凪来海を「お嫁さんにする」という約束を果たすために、美少女に囲まれてダイエットをがんばるわけですが...太っているけど「イケメン」というチートな性能のため、いろんな女の子にフラグをたてまくり...それを見る来海がヤキモキするという...爆発しろ! な展開なわけですが...

今回は、沖縄が舞台。なぜか来海との約束を破ってフードファイトのエキシビジョンに参加した秋馬。怒りの来海は、ダイエット部メンバーが実施する「ラブラブ沖縄ダイエット作戦」にも参加できず、どんどん落ち込んでいきます。そんな中、琴音だけでなく憐や雪乃も秋馬を異性として意識しだし、しかもいい感じに...来海はどうなるのか?

ダイエットラブコメというジャンル(?)ですが、ラブコメとしての完成度が高く、かなり楽しむことができました。そりゃ、美少女たちに叱咤激励されれば、ダイエットがんばれるよね。もう爆ぜろ! としか...

そうそう、気になった点がひとつ。「ローレグ」って普通「ハイレグ」より股ぐりが広い(?)やつを指す言葉じゃなかったっけ? なのでローレグな水着っていわれると「おとなしい水着」というイメージしかわかないんだが...
#どうも、アニメやコミックなど一部世界で、ローライズのことを「ローレグ」と呼ぶらしい...

★★★☆
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2013年04月18日

花×華(7)


著者:岩田洋季
出版社:電撃文庫
花×華(7)

近づいてくるクリスマス。聖夜を華と花、どちらと過ごすか・・・夕にとっては結論を出すようなもの。美少女公認二股ライフはどのような形で収束するのか?

映像研では、華と花がお互い牽制しあい、クリスマスに触れることがタブーという雰囲気。そんな中、千佳先輩が「みんなで」クリスマスパーティを開催し、その中で花と華に夕と「二人だけの時間」を与えるという提案を。一気にクリスマスムードが高まりますが、まさかの中止! お互い引けなくなり「どちらが夕と聖夜を過ごすのか」の戦いが始まります。
ところが、突然華から「聖夜は花に譲る」との申し出が。その代わり22・23日に伯父さんの別荘にスキー旅行に行こうと・・・最初は、いろいろえっちぃ妄想をして、反対していた花ですが、聖夜デート権というメリットが勝ったようで、結局了承。果たしてどうなるのか?

かたやお泊りスキー旅行。かたや観劇ー食事ー夜景デートと鉄板の青春。しかも相手はどちらも美少女。お互い相手のことは承知済み。こんな恵まれた環境あるでしょうか? でも結論を先延ばしにすればするほど、選ばれなかった「はな」の心の傷は大きくなってしまいますよね。夕の対応は、正しい姿なんでしょうか?

さすがに、結論をださなければいけない時期であることは間違いないのですが、このまま結論だすのは厳しいだろうな。ここまで愛してくれている女の子。どう選ぶのか・・・

でもなんとなく作者さんの中では決まっているような・・・もともとは花と華による夕を巡るラブコメシーンが多かったのですが、最近はお互いを認め合っています。さらに花と華のデートシーンの描き方に差があるようです。今回も華と夕の関係は、お互い対等な恋人という感で描かれています。初々しいカップルで、お互いの家族にも快く思われているというベストな状態。夕が思春期の男の子としての欲望に葛藤するところもあったり、まあ普通のお熱いカップル。
ところが、花とは対等に見えないんです。「稀有の役者」としての花と好意を寄せている女の子としての花が乖離して描かれているような。クリエイターとしての本能で、花の才能を見ているような雰囲気が。恋愛の対象というよりも、もう一段上の対象というか・・・

いずれにしても、ラストは切ないものになりそうですね。

★★★☆
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2013年04月15日

選ばれすぎしもの!(3)


著者:峰守ひろかず
出版社:電撃文庫
選ばれすぎしもの!(3)

最終巻です。「ほうかご百物語」後の2シリーズとも、長く続くことなく終わってしまった。残念ですね。

勇者・水尾護と一緒に暮らすヒロインが7人となり、ますますにぎやかに。今回は、さらに1名増加します。ただ、珍しくも男だったりするのですが。

前回のラストで、別の国に留学することになって、しばらく会えなくなるはずのフラウディア。ところが、学校に行くとそこには、転校生・フラウディアの姿が・・・クラスメイトから問い詰められるものの、うれしさのあまりフラウディアを抱きしめてみたり。

後日、みんなで海へ(もともとは、フラウディアがいなくなって落ち込んでいる護を元気付けるためだった)。当然女の子たちは水着。スク水や競泳というマニアック描写も交えながら、海を満喫・・・するはずだったのに、なぜか叢雲さんが触手に襲われ、それを護が助けて好感度Up。夜には、キトラの発情オーラに影響をうけたヒロインズに、性的な意味で迫られ、叢雲さんからはキスをされ・・・ 責任を感じたキトラの膝枕でゆったり眠り・・翌朝目覚めたら、アーニーが20代美女に成長していて、キスをされ・・・
・・・ ・・・ リア充爆発しろ!!!

後半は、物語を収束させるために一気にクライマックスへ。とはいえ、ユルいクライマックスのまま終わってしまうのはお約束。

全体を通して、峰守ワールドが展開。主人公は、適当にスケベだけど、気に入った女の子には一途。独り言が多く、妄想がダダもれ・・・ 少しパターン化しすぎているような気がしないでもないですが、それがいいところなんですかねえ。ここまでこのパターンが続くと、次回作の雰囲気が違うと、違和感ありまくりになるだろうな。

★★★☆
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2013年04月10日

魔王なあの娘と村人A(5) リンカンクエスト! ドリアン風味


著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
魔王なあの娘と村人A(5) リンカンクエスト! ドリアン風味

将来、ファンタジーの世界で活躍することが約束されている「個性者」 しかしながら、彼らには一般常識が欠落しており、無個性者とのコミュニケーションがまったくといっていいほどとれない。というか、無個性者をそもそも認識できない。
無個性者の主人公・佐東は、幼馴染の勇者・翼や魔王・竜ヶ峯たちの助けもあって、政府の無理難題「個性者と無個性者で劇を作り上げる」を達成。その疲れが抜けないまま今度は林間学校に個性者も参加するので、まとめるようにとの指示・・・

いい加減このパターン飽きました。特に担任のデッカー先生の丸投げ無責任が酷すぎる。もう少しパターンを変えて欲しいものです。

今回は、あまり個性者の悩みというのが出てきません。翼が子供の頃に、ジローのことをどう思っていたかが明らかになり、竜ヶ峯があせるというラブコメ展開が主体。そこに、個性者たちが林間学校でやろうとしたクエストが絡まって騒動になるというパターン。

でもねえ、どう考えても勇者を悪く書きすぎだ。ドラクエが作り上げた「悪しき」パターンを踏襲するからこうなるんだ。ファンタジーの勇者の中では、ドラクエは異端児だという認識がないのかなあ。ギャグとしてやるならいいんだけど、あまりにも翼が痛い人になってしまっている。対比をするためか、竜ヶ峯はいい人過ぎるしね。

出だしは面白かったです、でも同じような「上から強制」の展開では、飽きてしまいます。個性者も単に「変な人」になってきていますしね。そろそろ新しいパターンを見てみたいものです。

★★
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2013年04月08日

彼女はつっこまれるのが好き!(9)


著者:サイトーマサト
出版社:電撃文庫
彼女はつっこまれるのが好き!(9)

残念ながら最終巻。
前回、まどかと一緒にいるところを撮られ、さらに芹沢マネージャーの過去が暴露されるなどが続き、芹沢マネージャーは解雇。まどかも謹慎させられ、いろいろ考え込んでいる様子。そんな中、良人は正式プロとしてデビューすることになります。所属は、芹沢さんが設立する事務所。しぐれや陽菜乃たちにも応援され、新しい道を歩くことに。そんな中、まどかが声優を引退すると言い出します。周りが戸惑う中、良人は彼女の本意ではないことを見抜いていました。さらにまどかの冠番組にゲスト出演(無理やり)した際に、生放送であるにもかかわらず、爆弾発言をかまします。

今まで曖昧にしていたしぐれの好意に対しても、結論を出す良人。今回は、良人がすごい勢いで主人公力を身に付けていきます。そんな彼の姿を、まわりの大人たちも暖かく見守ってくれるようで、流星さんも声優の心得を、スパルタトレーニングをすることで、彼に伝えていきます。写真騒動や、生放送での爆弾発言で「人気女性声優を利用して、成り上がろうとしている」というネガティブイメージが出来上がった彼を「実力で黙らせろ」とかばう流星さん。当初は、ナンパ野郎にすぎなかったのに、すごく大きな人になりました。

いろんな思惑が交差する中、まどかが「最後の仕事」と決めていたラジオの公開収録が始まり・・・

いいシリーズでした。まどかと良人の関係を軸にして、コメディだけでなく、考えさせられるエピソードも含まれていました。もう少し続いてほしかったような気もしますが、今回のラストエピソードを読むと、これでよかったのかな とも思わされます。
最終章は、後日談(ふたりが20歳になっている?)。これもよかったですね。

残念なのは、タコがよくわからないままだったこと。まあ、合理的な理由なんて考えないほうがいいのかも知れませんね。彼女の心を支えていた存在だったということでいいのかもしれません。

★★★★☆
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2013年03月27日

らぶなどーる(2)


著者:上月司
出版社:電撃文庫
らぶなどーる(2)

着ぐるみ「らぶなどーる」の中の人、虎太郎の女子寮居候生活も一か月。アウト3つで、即退寮というルールをものともせず、美少女ながらぼっちなクラスメート・雛姫とも仲良くなり、なんとデートをすることに。

今回は、着ぐるみ=ラブらんは、あまり表に出てきません。っていうか、別になくても話が進むような感じが...虎太郎のリア充生活が赤裸々に語られる...といった内容になっています。

雛姫とのデートは、一応「罰ゲーム」ということになっているのですが、どうみてもそんな感じじゃない。雛姫の残念さが出てしまっていますが、それはおいておくとして、かなり初々しいカップルさんではありませんか。

で今回のメインヒロイン、幼馴染の空。虎太郎との付き合いが深いため、お互い「異性」として見ていないようではありますが、
「あたし?あたしはトラのこと、好きだよ?」
とはっきり言うなど、LoveとLikeの違いが判るようになったら、もう一気に行きそうな感じもあります。まあね、「胸触らせてというくらいならOK」ってことだし、親友以上のものを感じますね。

ラストは、そんな空の空手時代の友人である阿智花と、ラブらん Vs 忍ニャくん という着ぐるみでのバトル対決。おかしい。途中までは、阿智花と空のすれ違いがきれいに解決する流れだったのに、どこでこうなった? まあセリスさんのせいなんですけどね。この勝負、空が勝ったら「空と虎太郎と一緒にフリフリの服を着てデート」という罰ゲームが提案されております。果たして...

虎太郎のリア充ぶりが爆発してきた、このシリーズ。ラブらんは、どこへ行く〜

PS.
空に寝技かけられ、じゃれているところを、セリスに見つかり、問答無用で「1アウト」になりましたとさ。

★★☆
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2013年03月18日

ロウきゅーぶ!(12)


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
ロウきゅーぶ!(12)

ローリングスポコメ...もう12巻に突入なんですね。五年生メンバーも合流し、ようやく慧心女子バスケ部も十人になり、公式戦にも出場できることに。でも、チーム内(五年と六年)は、まだごたついており、五年チームの昴への信頼はまだまだ低く...

前半は、そんな五年チームと六年チームが商店街主催の秋季お祭りの屋台対決を通して、お互いの信頼関係を築いていく「日常シーン」 後半は、硯谷女学園との「バスケシーン」となっています。ちょっとバスケシーンが間延びしているかなあ(って、メインテーマを否定していますが)という印象。前半の日常シーンが面白かっただけに残念。

いろんな人にフラグをたてまくる昴ですが、今回も天然たらし技術さく裂! 偶然から手にしてしまった、ひなたちゃんのぱんつ。それを無事返したはずなのに、またもや手に入れてしまった真帆のぱんつ。それを、秘密裡に洗濯機にいれておこうとしたのですが、その後あわてて隠れた場所が、使用人用の浴室。さらに、そこにメイドの聖が裸で入ってきて... 普通あわてると思うのですが、なぜか聖は「メイドだから気にならない」存在だと勝手に思い込み。しかし昴が、全力で魅力的な女性であることを主張したために、昴を異性として認識。突如羞恥心に苛まれます。って、これ口説き落とされてますね。

その後も、智香を口説き、葵を口説き...もうなんていうんだろう。鈍いというレベルではないな。

今回硯谷女学園との試合は終わっていません。次巻以降に結末が回されております。なので、次巻は早い目に刊行されるのかな?

最後に、あとがきから
「初心忘れるべからず」
最初にときめくのは、小学生の時に小学生が対象。だからいつも小学生にときめくんだ!
...えーと...

★★★☆
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2013年03月12日

シロクロネクロ


著者:多宇部貞人
出版社:電撃文庫
シロクロネクロ

冒頭で主人公死んでおります。で「オレは死ぬ前に一度くらい、女の子とえっちしてみたかったんだよおおおッ!」という強い未練でゾンビとして復活した高校生・不二由真。
彼を復活させたのは、高峰雪路という美少女・シロネクロ(善いネクロマンサー)。「死者の書」という秘宝を持っているため、クロネクロから狙われている模様。その巻き添えで由真は殺されてしまったと...さらに由真を守るために「一緒に暮らしなさい!」と命令してきます。なんせ美少女。煩悩まみれの由真は、即OKを出したのですが、雪路は欲望を満たしてしまうと、この世に未練がなくなり死んでしまう。だから「ひとり」であれ「ふたり」であれえっちな行為は禁止と説明します。美少女と同居しながらえっちなことができない! さてさて?

てなわけで、どこかで見たような気もしないでもありませんが、エロが力の源になるというお話です。基本は主人公視点で物語が進んでいきます。ゾンビとしての活力源がえっちなことなので、えっちなことを妄想しないと、弱ってしまう。ところが、性行為はおろか、自慰や果ては女の子とキスしても、存在が消えてしまうというジレンマ。手の届く範囲に美少女がいる。うん、地獄だわ。

基本はラブコメで、そこにシロネクロとクロネクロとの異能バトルが混じっています。ラブコメ部は、かなり軽いノリになっているのですが、異能バトル部は、ゾンビがいっぱいの若干スプラッタ。映像化すると気持ち悪いですが、コメディ部分のほうが大きいので、さほど気にする必要はないのかも。

★★☆
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2013年02月21日

らぶなどーる!


著者:上月司
出版社:電撃文庫
らぶなどーる!

主人公は、影の薄い少年・雪村虎太郎。同級生からも「誰だっけ・・・」という反応をされることが多い地味な少年。そんな虎太郎が、入学式早々になぜか生徒会の女子寮に住むことになってしまい、さらに偶然事故で生徒会長の全裸を見てしまい...寮に住み続ける条件として「ラブらん」という着ぐるみの「中の人」になることになってしまいます。

虎太郎は、基本ヘタレですが、普通の男子高校生のような妄想・欲望は持っているようです。ただし、薄幸。そもそも女子寮に来たのは、入学式直前に住んでいたアパートが全焼したため。一時的に唯一の友人宅に転がり込みますが、そいつのなんでもエロに結び付ける信念とソリが合わず、騒いで母親にもにらまれ退去。幼馴染に頼んだところ、女子寮を紹介され...この幼馴染・相羽空、虎太郎をかなり信頼しているようで...ぱんつ見せても平気だし、「短時間なら胸もまれても...」ってことなので、フラグ立つのかな?

一巻でフラグが立っているのは、同級生の百合川雛姫。孤高の百合姫という二つ名が示すように、才色兼備な美少女。ただし、ぼっちであり、いろいろ残念な娘です。彼女がメインヒロインですね(いまのところ) まあぼっちなのは、彼女の思い込みもあるんですが...

女子寮のオーナーは、生徒会長・玖臥セレスティア。モデルをやっているという美少女ですが、お頭のほうは残念なようで、成績不良で留年しています。面倒見はいいようですが、彼女も残念な性格であるため、どっちかというと面倒みられているような...

それ以外に空の妹である蒼海。彼女は中学生ですが、同じ学園ということで、女子寮に住んでいます。男子嫌いで、トゲトゲしい態度をとるため、セレスは虎太郎と一緒に生活することで、男子に慣れさせようとしますが「虎兄ぃ」と呼ぶ相手ですから、効果があるのかどうか? 虎太郎にも厳しい態度をとりますが、フラグ立ちそうな感じもあり。

虎太郎が、自ら動くタイプの主人公なので、ラブコメとして楽しく読むことができます。すでに続刊が出ているように、話は続いているのですが、この巻だけ読んでも「完結」しているところは、さすが。小説はこうでなきゃ。

ラブコメとしては珍しく、すでに主人公とヒロインの間に、明確な恋愛感情が芽生えております。次巻以降は、どうなるのかな?

★★★★
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2013年02月13日

俺の天使は恋愛禁止!


著者:美月りん
出版社:電撃文庫
俺の天使は恋愛禁止!

人が、その出自による「能力」によってランク付けされる「完全格差社会」が舞台。主人公は、落ちこぼれである「Cランク」の男子高校生・佐藤永久。永久は、悪友とともに、アイドルグループ「七大天使少女」にのめりこむ普通の高校生だが、ランク違いの人間にでも、正面からモノを言う珍しいタイプ。そのため、AランクやBランクともめることもある。そんな彼が、容姿や音楽の才能はAランクなのに、Cランクに転校したきたハーフの少女・ソフィアと出会い...

なんていうんだろう。自らの力では、どうすることもできない「格差」に対する閉塞感。前半は、それが強すぎて読むのがつらい作品でした。途中から、いきなりいい方向に話が流れ出しましたが、今度はご都合主義すぎて... 主人公は、格差に負けず、自らの物差しで善悪を判断している。そのため、好感が持てるのも事実です。

アイドルの設定は、AKBを模したもので目新しさはありません。というか、完全格差社会で、越えられないヒエラルギーの壁を作りながら、一般投票(Cランクでも同じ重さ?)で決定するというのが、果たして受け入れられるのか? さらには「恋愛禁止」が全然生かされていないですね。ラブコメになりきれない要因の一つです。

微妙な作品です。

★☆
タグ:★☆
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2013年02月07日

美少女が多すぎて生きていけない


著者:芦屋六月
出版社:電撃文庫
美少女が多すぎて生きていけない

主人公は、高校2年の向井修一。美少女が近くにいる(二次元含む?)とアレルギーが出て、鳥肌が立ち、くしゃみ連発という体質。そんな彼のまわりに、なぜか美少女たちが集まってくるというお話。表紙はぱんつ見えています。それ以外のイラストもたいていぱんつ見えています。でも本文には関係ありません。うーむ。
ストーリーは、修一が偶然ヒロイン(美少女・モデル)の着替えを撮影してしまった(猫を取りたくて、気が付いたら背景に映り込んでいた)ため「盗撮魔」と言われることから物語が始まります。
修一は「自分は悪くない」と言い張るのですが、もうどう頑張っても言い訳できないレベルで、彼が悪い。しかも人の話聞かない...正直付き合いたくないタイプですね。そんな彼になぜか、まわりの美少女は惹かれていくようで、ラブコメ展開になります。

が、この作品一番の問題は、すべてが中途半端ということ。ヒロインとしては、幼馴染の小夜子、美少女モデルの美甘、そのモデル仲間、さらにチャットでしか登場しないヘルカ(外国在住)、ついでに修一の姉が登場しますが、最終的にまったくなんの解決もないまま、物語が終了しております。ヘルカに至っては、なんのために登場しているのやら...

もしかしたら、続編を出すつもりで、導入として出版されたのかなあ? それならば、まあ理解できる範囲ですね。説明不足すぎる点を除けば、それなりに面白い作品だし、続いていけば面白くなるかも。

...って最近、そんな小説ばかりですね。新人さんがすごく多い。その中から星が現れるのを期待しております。

★★☆
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2013年01月17日

シスターサキュバスは懺悔しない


著者:折口良乃
出版社:電撃文庫
シスターサキュバスは懺悔しない

タイトルからは、エロコメに見えますが、普通のラブコメとして楽しめる作品になっています。主人公は、小さな教会の見習い神父であるエイク。彼は、神父の薦めで「人外のもの」たちの告悔を受けつけています。そこには、レプラコーンやデュラハンなどの妖精や精霊が訪れ、悩みを打ち明け(というよりも愚痴を言う)ています。信仰心があるわけではないので、神に懺悔するのではなく、相談所になっているのですが... そんな中、サキュバスとして、名門の出であるにも関わらず、神の教えに感化されてしまった「落ちこぼれ」シルヴァが「シスターになりたい」と相談に現れます。エイクは、それを認めて、お互い見習いとして教会で働き続けるのですが...

サキュバスという設定を使いながら、エロコメには落ちていません。シルヴァが純情(サキュバスの性も持っており、すぐに脱ぐ・脱がすという要素はありますが)であり、エイクも敬虔な神父見習いとして描かれるため、ラブコメとして面白くなっています。一番盛り上がる後半が、駆け足になってしまっているのが惜しいのですが、人外の存在(+人間)と見習い神父の恋模様が楽しく描かれています。

★★★☆
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2012年12月28日

彼女はつっこまれるのが好き!(8)


著者:サイトーマサト
出版社:電撃文庫
彼女はつっこまれるのが好き!(8)

村人Bさん、かっこよくなりすぎ。んでリア充すぎます。愛好は、いまのうちになんとかしないと、本当に18禁レーベル入りしてしまいそうですね。

今回は、初期のような会話劇が中心となっています。良人とまどか、ひなたそれに愛好が、良人以外は基本ボケ。必死で良人が突っ込むものの...という流れ。そういったリア充生活が永遠に続くわけもなく...

後半は、怒濤の急展開となっています。次巻が最終ということなので、エンディングに向けて動きだしたという感じ。今まで基本的に「悪い人」がいなかったこのシリーズなんですが、どうも気になるヒキが...最後まで、雰囲気を壊さずに行って欲しいですね。

「普通の女の子」だったら、良人と普通に付き合えると弱気になるまどか。そんな彼女に良人は「そんな女の子だったら、好きになっていない」と...単なるアイドル声優のファンだった良人が、かなり成長してきていますね。次の巻では、大暴れするのかな。

★★★★
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2012年12月20日

五線譜なんて飾りですっ!


著者:一色銀河
出版社:電撃文庫
五線譜なんて飾りですっ!

主人公は、高校生の日野正輝(どっかで聞いたことのある名前だな)。トランペット吹きとして、吹奏楽部に入部しようとします。そこで出会ったのが、「天才的」トランペット吹き秋築律夢という美少女。彼女は、指揮者を見ない(目をつぶったまま)、人の音を聞かない、アニソン以外は演奏出来ないという...ところが、そのテンポもアレンジも無茶苦茶な演奏は、人の心を揺さぶる力があった...

吹奏楽部を舞台とした、ラブコメです。演奏を人と合わすことの出来ない律夢を、どのようにアンサンブルに加えていくのかを通して、吹奏楽部の部員たちの青春劇となっています。
ただし登場人物の中に「幽霊」がいます。ラブコメ定番の幼なじみ枠でもある幽霊は、将来を期待されていたトランペット奏者・南里桜乃音。アイドル並の容姿と相まって、メディアにも取り上げられていた期待の新星だったのが、事故で他界。自らの遺品となったトランペットに憑依して、正輝のそばにいます。この幽霊、いろいろ法則を無視して、正輝だけ(途中からは律夢も)に見えるのみならず、頭をはたくことが出来るという優れもの。

結構面白いのですが、登場人物が「どこかで見たことある」ようなキャラクターばかりというのが残念です。もう少し捻ったキャラがいたら、厚みが増したと思うのですが。

音楽に対する考え方は人それぞれなんでしょうが、どうも律夢の「音」が人の心を動かすというのがしっくりきませんでした。少々ミストーンがあるとか、若干リズムが狂うといったレベルならば、問題ないのですが、文章からはもっと「独りよがり」な演奏のよう。そんなもので心動くかなあ...

★★
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2012年12月14日

朝岡ひよりのドキドキカルテ(2)


著者:時田唯
出版社:電撃文庫
朝岡ひよりのドキドキカルテ(2)

主人公は、父親の診療所で医者の手伝いをしている高校生・高宮仁(医療法に違反していますが、この程度でつっこんでいては、この小説読むことができません)。ヒロインは、緊張すると、血圧が下がってクシャミが出るという「ドキドキ症候群(んなものはない)」の朝岡ひより。なんとか、彼女の症状を治そうと、お医者さんごっこをする小説です(爆)

今回は、学園祭が舞台。いろんな誤解から仁に迷惑をかけていると思い込んだひよりが、自ら体質改善のため、ライブ・ナース喫茶・ミスコンに参加することになります。そんな彼女を救うことが出来るのか?

ラブコメ(エロコメ)として考えたら、純粋に面白い小説です。ひよりや仁だけでなく、脇役たちも自分で動いているので、臨場感があるストーリーになっています。それだけに、中途半端に入る医療用語や設定が惜しいんだよなあ。「別にそこで、詳しい説明いらないじゃん」というところで、デフォルメというよりは、かなり偏った知識(?)による説明が、中途半端で流れを止めてしまっています。

そんなところを無視すれば、学園祭を舞台にした甘いラブコメを楽しむことが出来ます。さらに微エロも散りばめられていたり...

3巻では、さらにラブコメ度が高くなるのかな?

★★★☆
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2012年12月11日

選ばれすぎしもの!(2)


著者:峰守ひろかず
出版社:電撃文庫
選ばれすぎしもの!(2)

異世界のヒロインたちに、勇者として「選ばれた」護が主人公。一巻で、すでに『幻想』『古都』『都市』『自然』『宇宙』『荒野』の6つの世界の勇者として、週6シフトで手助け中。チートな機能で、異様なほどの回復力を持ち、ヒロインたちの盾として頑張る護。「困ったときは、お互い様」の精神で、着々とハーレムを構築しております。特に、「幻想」のヒロイン、フラウディアとは、かなりいい関係になってきており...

そんな中、7番目のヒロインが。今度は、「地獄」のヒロイン・マヤ。正真正銘のお姫様で、人間美少女・魔界美少女・龍と3つの形態をとることが出来る美少女。控えめで、しかもドジッ娘という、ヒロインNo.1になってもおかしくない性能を誇っております。

2巻では、「宇宙」のコルリとキスするは、「都市」のドクターをお姫様抱っこで救出。お礼にキス(仮面越し)してもらうは...本当にフラウディアが本命なんでしょうか?
作者自身も後書きで触れられているように、かなりエピソードが詰め込まれたストーリーとなっています。そのため、全体的に落ち着かない印象があるのが残念。せめて今の倍くらいのページ数をかけてほしかったですね。

あらすじには「学園ラブコメ」もあると書かれていますが、これは嘘ではないけど本当でもない、といったものですね。次巻で取り上げられるのかな? そうすると、ヒロインズで登場出来ない人が出てくるから、それもどうかなあ。

★★★☆
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2012年12月04日

あなたの街の都市伝鬼!(3)


著者:聴猫芝居
出版社:電撃文庫
あなたの街の都市伝鬼!(3)

犬飼教授のフィールドワークに同行することになった、出雲、美雪。今回は、それにサキやコトリといった伝鬼たちも同行することになります。出雲との初めての旅行にサキも舞い上がり気味。フィールドワークは赤城山の「徳川埋蔵金」探しが目的なんですが、どうもそれだけではない様子。

今回のテーマは「出雲とサキの未来」といったところでしょうか? 伝鬼を編纂することの意味、編纂されることで存在できる伝鬼たち。では、編纂者が特定の伝鬼に肩入れしたらどうなってしまうのか? そういったことを、伝鬼と人間カップルの大先輩である温泉宿の女将・サトリの行動を通して描いていきます。人と人でないものとの恋物語には、必ずつきまとう問題。正解がわからない難問ではあります。それに出雲は、どのように回答していくのか?

そんなテーマを抱えつつ、いつもの出雲ハーレムも健在。当初ベッドがないから「出ることができない」といっていたベド子も「フトンの下の斧女」として登場。さらに舞佳も合流(高速道路を走ってきた)し、温泉宿で大宴会。温泉でサキに背中と頭を洗ってもらい、コトリに酒を飲まされたヒロインズは、酔った勢いで美雪は怒り、舞佳は絡み、サキはスネてしまい...すべて出雲への好意の裏返し。そのまま雑魚寝して、目が覚めたら目の前には、舞佳の寝顔が...すばらしいリア充ぶりですね。

どんどん面白くなってきました。この勢いを消すことなく、ラブコメし続けて欲しいですね。

★★★★☆
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2012年11月26日

ロウきゅーぶ!(11)


出版社:電撃文庫
著者:蒼山サグ
ロウきゅーぶ!(11)

真帆パパのはからいで開催された大会に出場出来ることになった、慧心女子バスケ部。控え選手が不要という以外は、ほぼ公式ルールに則った大会に出ることで、女バスメンバーのモチベーションはすごく上がっています。今までは、身内との練習試合ばかりでしたからね。 とはいえ、最大のライバルは真・慧心女子ミニバスケ部(要は5年生)だったりします。お互い順当に勝ち上がり、直接対決へ! 今回、このようにバスケシーンが結構多かったりします。そういう意味では、当初の触れ込み通りの「ローリングスポーツコメディ」になっているのかな? まあ真面目なようで、ひなたの「ヤギさんの気持ち(ヤギの気持ちになって「めーっ」と鳴いていると、なぜか相手が威嚇され、対応が遅れるという...)」というとんでもない技が炸裂するあたり侮れません。

しかし、今回一番の問題は、昴でしょう。女バスメンバーからお誕生日のお祝いをしてもらうのはいい。その際プレゼントとして、手作りのなにかをもらうことになったものいい。でも
「讃岐、富士吉田、秋田は稲庭。どれも好物だが、俺はあえて断言したい。
うどんは、小学生に限ると」

いろんな意味で危ないですよ。「小学生」のところに、固有名詞が入るのであれば、ギリセーフですが、これはもうアウトなんじゃなかろうか...(主に作者が)

前巻から少し間が開いた今回。その間になにがあったんだ! なにか大切な「部品」がとれてしまっているような気がしないでもないです。

★★★☆
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2012年11月20日

魔王なあの娘と村人A(4) 〜めっちゃメタなフェスティバル〜


著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
魔王なあの娘と村人A(4) 〜めっちゃメタなフェスティバル〜

将来テイル・ユニバースで、物語の登場人物になることが約束されている「個性者」と。それ以外の「村人」が一緒に生活する高校が舞台の4巻目。個性者が一般人を認識するのは、自らに必要がある場合のみ。電柱のような存在とのこと。だから、たとえぱんつを見られたとしても、恥ずかしがらないーそもそも見られていることを認識しない、という説明が何度も出てきますが、主人公二郎の幼なじみである、勇者の個性者・光ヶ丘翼の場合、二郎に対しては、意識して見せているんじゃないかなぁ。なんせ「いつでも認識」している訳ですから...

前巻までで、二郎を認識するようになった個性者は魔王・桜子、ネクロマンサー・塚耶、ロボット娘。なぜかみな美少女だったりするんですが、今回それ以外の個性者もほぼ、美少女もしくはイケメンであることが判明。なんてこったい。

お話は、前巻からの続き。個性者と一般者共同で劇を作り上げるまでの紆余曲折が描かれます。個性者にとっては「竜・龍」の違いなど、普通は些細と思われることも、根源に関わる重要な問題。知謀の魔王である桜子は、破壊活動が出来ないなど(無理矢理しようとすると、じんましんが出る)大変。それが一般人には理解出来ない。そのため、両者の間の溝がどんどん開いていって...

当初は「粗暴」なだけだった勇者・翼も、少しずつ存在感を増してきて、ラブコメとして面白くなってきました。今回はヒロイン増えませんでしたが、次回からはもう少し増えるのかな?

★★★★
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ふらぐ・ぶれいかぁ フラグが立ったら折りましょう


著者:黒宮竜之介
出版社:電撃文庫
ふらぐ・ぶれいかぁ フラグが立ったら折りましょう

伝説の木の下で告白すれば、両思いになれるという噂がある十文字学園が舞台。これがなんと噂ではなく、事実だった...しかも、その伝説の木によって発生する「恋愛ふらぐ」を守り、恋愛成就を助ける組織「アポロン」と、フラグをへし折って、カップル成立を阻止する組織「アルテミス」が、特殊能力を使って、暗躍していた... 主人公朝倉は、強力な能力「分岐粉砕」を持っていたため、双方の組織のヒロインから迫られることに...

うん、若干中二臭がするものの、設定はおもしろそうです。主人公を巡って、ヒロインが二人と、ラブコメとしても楽しめそう。そう思って読み出したのですが、読みにくい!
桜子(アルテミス)が、意味なく暴力的だというのも、流れを阻害している要因ですが、そもそもアルテミスとアポロンの戦いが、桜子と舞(アポロン)の、個人的いがみ合いが原因というのが...二人がいがみ合うようになった原因も、回りくどくてわかりにくいものだったのですが、現在の争いの根っこがそれだけってのは...

主人公の能力が、フラグへし折るだけでなく、「自分に都合のいいフラグを生成する」というご都合主義満載能力というのも、いただけない。

ラブコメとしても異能バトルとしても、中途半端なままで終わってしまったという感があります。設定を生かすだけのふくらみがなかったですね。残念。

★★
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2012年11月06日

いるか寮の少女たちは恋できない


著者:辰川光彦
出版社:電撃文庫
いるか寮の少女たちは恋できない

主人公は、私立浜之宮学園に転校してきた小熊浩一。学生寮で新しい生活を始めようと意気揚々と指定された「いるか寮」に向かうのですが、そこにいたのは女の子ばかり。しかも「恋愛適性度」が低い=男性にマイナスイメージを持っている=子ばかり。
男性に対する反感はあるものの、みな美少女。ラッキーと思ってもいい状況ですが、浩一は極度の女性恐怖症。女性に触れられると、じんましんがでて、最後は気絶してしまう...実は、理事長と浩一の姉が親友で、浩一・少女たち両方の「矯正生活」を目論み、仕組まれたものだった。

ということで、鉄板ラブコメとなっています。設定にはあまりひねりがなく、直球勝負という感じですが、その分読みやすい作品になっていますね。今回のヒロインは、如月美空。男性が苦手で、主人公に対しツンな対応をしていますが、浩一と過ごすことが多くなるにつれ、浩一の優しさに徐々に心を開いていくというストーリー。

浩一は「ラッキースケベ」の特性を持っており、いろいろラッキーな目に遭います。浩一は「女性恐怖症」であって女性に興味がない訳ではない。この設定うまいですね。ラッキースケベを喜びながらも恐怖する主人公。

かなり唐突感があるのは、美空と浩一がコミュニケーションをとるための手段が「シンクロ」という点。もともとシンクロ部に所属しているとかの設定があれば、理解できるのですが、本当唐突にシンクロが出てきます。ここは、残念だったなあ。もう少し状況説明があれば、楽しめたのに。

全体的には、ラブコメとして楽しみな作品になっています。どうやら2巻以降ヒロインを順に攻略していくようですし...

★★★
タグ:ラブコメ
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2012年10月23日

小春原日和の育成日記(5)


著者:五十嵐雄策
出版社:電撃文庫
小春原日和の育成日記(5)

今回は、生徒会の改革を進めていた鷹匠光琉が生徒会長を罷免されたことで、自分たちの居場所がなくなること危惧した日和が生徒会に立候補するというエピソード。そこはとんでもないお嬢様学校「姫乃宮学園」 普通の選挙ではないようで、まずは前哨戦として学園祭で勝負することになり...


地味っこだったはずの、日和さん。最近は黄金のオーラをまとって、かなり立派になっております。カリスマ性が上がりすぎて、若干変なことになってきているようですが、それもこれも「おにーちゃん」にふさわしい女性になろうと努力をした結果...ここまで明言されてもなお「ロリコンではない」などと、微妙な距離をとろうとする佑介ですが...爆発してしまえ!

前回は海の家でのお泊まり。今度は、学園内でのお泊まり。日和たちに信頼されるというのは、理解出来るのですが、なぜ学園の大人まで佑介をそこまで信頼する? さらに、高校はどうなった?

少々、やり過ぎ感が強くなってきました。お嬢様学校であることを強調しすぎて、変な方向にずれてきています。もう少し抑えたストーリーになってくれないと、どこかでついて行けなくなってしまいそうで不安です。

★★☆
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2012年10月12日

ベッドルームで召し上がれ(2)


著者:鈴木鈴
出版社:電撃文庫
ベッドルームで召し上がれ(2)

学園添い寝ラブコメ第二弾、ということです。前巻もラブコメと、シリアスのバランスの悪さが気になりましたが、今回も変わっていませんでした。まあ、主人公である宵原蓮が「死んでいる」という設定である以上、シリアスに振れてしまうことは仕方ないのでしょうが、どうもね。「死んでいる」がために、ナイフで刺されても死なない。よくある設定といえば、それまでですが、この作品からは「気持ち悪さ」しか感じられません。どうもね、ユズリの行動も含めて、登場人物から「狂気」を感じてしまうんです。

今回のヒロインはスミレ。蓮に急接近してきたことで、ユズリは嫉妬に狂います。これを受けた前半は、まさしくラブコメ。テパのげっぷにより顕現化する、蓮の妄想(というか夢)オチも楽しい作品になっています。でもいたるところに、後半のどす黒い闇に向かう前兆が一杯。後半は、いろんな意味で辛い作品になっています。

最終的には、前向きな終わり方をしているのですが、それでも闇部分が強すぎて、読後感がよくありません。さらに、どうもテパの口調が気持ち悪くて馴染めない。名詞に「お」と「さん」をつけ、「おxxさん」という言い方。なぜかイラっとするんです。そのため、コメディ部分でも笑うことが出来ない。笑いの質が違うんでしょうね。

ベッドルームでのお話は、まだまだ続きそうですが、私はここで離脱。どうしてもラブコメとして読むことが出来ません。

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彼女はつっこまれるのが好き!(7)


著者:サイトーマサト
出版社:電撃文庫
彼女はつっこまれるのが好き!(7)

前巻で、ついにまどかに告白してしまった良人。その後、なんとなく有耶無耶になったような感じで時が流れていきます。
そんな中、良人とまどかのクラスに、美少女転校生が現れます。まどかと良人の関係は、どうなるのか! という7巻。 さらに前回のヒキであった、木立陽菜乃の「事務所やめました」メールの結末は!

今回感想を書くと、かなりネタばれになってしまいます。そのあたり考慮下さい。


まず、良人の告白ですが、まあねそこはラブコメ。一筋縄には行きません。かといって、「なかったことに」なるほど甘くもない。今回も陽菜乃が引っかき回すことになります。しぐれだけでは、動かせなかった状況。どうやら陽菜乃が動かすことになったようですね。

今回の舞台は、愛好や陽菜乃が通う私立グレイス女学院中等部。かなりのお嬢様学校だったようで、学生食堂は三つ星レストランのシェフプロデュース。うーむ。そこで、なにが行われたか。これが今回のメインエピソードなんだけど、そこを書くと完全なネタバレになってしまうんだよなあ。

今回の感想。
とある作品(別作者)と流れが似ているなあ。主人公の能力が劣化(一般人化したともいう)しているけど... クライマックス直前におこるハプニングも似ているし、そこに至るまでの主人公の動きも似ている。まあ、どっちも「声優」をテーマにした作品ですからね。

あ、そーいやタコ出演していないや。

★★★
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2012年10月04日

魔王なあの娘と村人A(3) 〜ロボ娘は今日も空を飛べない〜


著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
魔王なあの娘と村人A(3) 〜ロボ娘は今日も空を飛べない〜

前巻で、魔王こと竜ヶ峯の服(というか下着)を返しに行って、ビンタを食らった村人Aこと佐東。なぜビンタを食らったのか理解できていないようですが、まあ青春。このあたり、普通のラブコメですよね。竜ヶ峯がどんどんかわいい生き物になってきています。本来、個性者にとって、村人は犬のような存在で、ぱんつを見られようが、裸を見られようが気にしないという設定があったはずですが、竜ヶ峯は、村人Aをかなり意識しているようです。さらに他の個性者(ロボット娘)の裸を、見させないように必死になるとか... 

今回のメインエピソードは、前巻で少しだけ出てきた「ロボット」の個性者である、矢刳馬心の不登校を治して欲しいと担任のデッカー先生から頼まれたことによって始まる、騒動。ロボットは、感情がない・怪我をしない・空を飛べるものだという思い込みから、なんとか空を飛ぼうとする矢刳馬心。そのため怪我をしては、個性者用病院に担ぎ込まれているため、学校に出てこられない模様。村人として、どうやって彼女を説得していくのか?

個性者は、将来テイルユニバースに赴くことで、生活が確約されており、一般人からは「恵まれている」と思われていますが、どうも個性者には個性者の悩みはあるようで、それが今回のテーマになっています。

で、裏テーマとしては村人Aによる個性者ハーレム構築ですか(爆) 幼なじみの勇者、魔王、ネクロマンサーについで、今回はロボット娘。着々と人数を増やしています。次巻は、個性者と共同で作り上げることになった舞台が、メインになってくるのでしょうね。また新しいヒロインが登場するのかな? そろそろ一般人の女の子が登場してきてもいいのになあ。

★★★☆
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2012年10月01日

選ばれすぎしもの!


著者:峰守ひろかず
出版社:電撃文庫
選ばれすぎしもの!

主人公は、平凡?な高校生(になる直前)の、護。幼い頃に両親を亡くし、施設で生活していたのですが、中学卒業と同時に祖父が遺した屋敷で一人暮らしをしています。屋敷の地下室で見つけた「勇者の腕輪」をつけたことで、強制的に勇者に選ばれてしまいます。
最初に現れたのは、異世界の王女・フラウディア。彼女の世界「幻想」に「虚獣」が現れ、その世界の魔法がまったく効かないと...なので「巫女の宝玉」と伝承に従い、勇者を捜したところ、護に行き当たったとのこと。基本的にどんなことでも受けてしまう護は、フラウディアが美少女ということあり、即了承。彼女の世界を助けにいきます。で、異世界で新しい力に目覚めたかというと、そうではなく、勇者だけが使えるという「聖剣ダイランドル」が勝手に攻撃を行い、腕輪は身体能力を増強。不死身といえるくらいの回復能力ありと、チートの限りをつくして敵をあっさり倒します。

で、フラウディアの世界を助けるだけであれば、普通の勇者譚なんですが、現実世界に戻ってきた護とフラウディアを待っていたのは、
・くのいち 叢雲(少しお姉さん。護をかなり意識している?)
・科学者 ドクター(お姉さん。大人の余裕と子供っぽいところが同居)
・野生児 キトラ(少しお姉さん。直接的な発言が多い。下ネタ系)
・アンドロイド? コルリ(年齢不詳? 機械生命体だけれど、護を意識)
・ガンマン少女 アーニー(小学生。強くありたいと思いすぎて、女の子らしさ
             を忘れている? でも内面は年相応の女の子)
という5人の少女たち。彼女たちも、勇者を求めてこの世界に来たと...護はシフト制で6つの世界の勇者になることに...って多すぎます。

どの世界でも、チート的な能力を発揮するため、バトルシーンはほとんどありません。どちらかというと、護と6人の少女(というには、年齢が高い人もいますが)の日常生活を描く、ラブコメになっています。護は、明らかにフラウディアを「異性」として意識していますが(年齢もほぼ同じだし)、それ以外の少女たちも護を意識するようになってきています。(勇者としてではなく、異性として) 
「ほうかご百物語」の時のイタチさんのような絶対的ヒロインになるかどうかは、これからなんでしょうが、複数ヒロインたちによる、ゆるいハーレム展開になっていくのかな?次巻では、さらに新たなヒロインが登場するようですし...

護は、峰守作品の主人公らしく、妄想の世界に入り込んだり、独り言が多いです。少しパターン化している感もありますが、ヒロインズの個性がはっきりしているので、楽しくなりそうです。

★★★☆
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2012年09月27日

ラッキーチャンス!(10)


著者:有沢まみず
出版社:電撃文庫
ラッキーチャンス!(10)

ようやく「天草編」が終わってくれました...7巻から続いた、天草家当主の座をかけた「奉り」という名のバトルロワイヤル。一冊に収まる分量であれば、まだ楽しめたのでしょうが、いくらなんでも長い...内容が伴う長さはいいんですが、そうじゃないんだよなあ。言葉悪いですが、小学生の頃に書いた独りよがりなストーリーそのままというか... 有沢作品には、変態が多数登場します。この変態さんたちが、ストーリー上のアクセントになって、本筋が浮かび上がってくるのですが、今回はそれがなかった。ダラダタといつ終わるんだ? という「変わり映えしない」戦闘シーンが延々続いており、どうでもよくなってしまいます。途中何度読むの止めようと思ったか...

今回の後半1/4があれば、十分だったんじゃないかな? いつものように、主人公が妙に強くなっています。頼りないところがあった「ごえん使い」の姿はもうありません。ラストで、「いぬかみっ!」から懐かしい人たちが登場しています。ラスボスの雰囲気が出てきた二宮さんも動き出しそうですし、これでしばらく停滞していたストーリーが動き出してくれるのかな? これだけ、作者が楽しんだのだから、次は読者を楽しませて下さい。もし11巻も、天草編のようなバトルシーン連続だったら、打ち切りですね。

★☆
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2012年09月24日

可愛くなんかないからねっ!(2)


著者:瀬那和章
出版社:電撃文庫
可愛くなんかないからねっ!(2)

「あすたー!」
「隠れ謡」を廻るラブコメ・伝奇バトル兼男の娘もの。今回で終了ということですが、どうやら、打ち切りのようですね。個性的な「木造組」というキャラクター達が登場してきて、少しずつ「隠れ謡」に関係する人物も増えてきたので、これから面白くなっていくのかな? と考えていただけに残念です。打ち切り要因はいろいろあるのでしょうが(突き詰めれば「売上」なんでしょうけどね)設定を完全に消化しないまま、ストーリーを進行させてしまったため、読者がついてこなかった...というところでしょうか?

主人公は、女の子よりも可愛いという男子高校生。誰よりも男らしくありたいと願っているのに、隠れ謡と戦う時は魔法少女に変身してしまう。それが辛くてという設定になっていますが、どうも普段の言動は「女の子」そのもの。男らしくありたいと思うなら(たとえそれが、実現出来なくても)もう少し、らしさを学習しているのではないでしょうか?なので、本人が「男らしくありたい」と思っていることに共感出来ない。

隠れ謡の裏にある「数年前」に町を襲った大洪水は、この作品のかなり重要な伏線だと思っていたのですが、ほとんど回収されていません。ここも、作品を中途半端にしてしまった要因では?

1巻で、ハルが持っているお札(亡き父親が作ったもので、ハルは作ることが出来ない)が残り少ないという話がありましたが、2巻ではまったく触れられていません。ストーリーに厚みを与えるべく準備されたとおぼしき設定が生かし切れていないのが残念。

とはいえ、隠れ謡という設定は、面白かったので、もう少し続けて欲しかったのも事実です。

★★☆
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2012年09月07日

スイート☆ライン(5)メモリアル卒業編


著者:有沢まみず
出版社:電撃文庫
スイート☆ライン(5) メモリアル卒業編

「スイートライン」も最終刊。前回意味深なヒキで終わっていましたが、今回はその伏線の回収からエンディングに向けて、全速力で駆け抜けているなという印象です。
声優アイドルユニット「スイート☆ライン」のお披露目イベントに、永遠以外の全員が出席できなくなるという衝撃の幕開け。前巻までの伏線などから、永遠 Vs その他声優たちという、一番悪い状況を想定してしまったのですが、そういう訳ではなく、出席しなかったのは、個々の理由。各々が抱えていた爆弾が一斉に破裂してしまったという、逆ご都合展開でした。

爆発後の処理に正午が走り回るというのが、ストーリーとなります。その中で、前巻ヒキの「永遠との別れ」も描かれるのですが...正午と永遠の絆が描かれており、ラブコメというよりかは、ラブロマンスといったほうがいいエピソードになっています。

後書きにも書かれていますが、このシリーズはヒロインたちよりも、正午にスポットを当てた、彼の成長物語だったんですね。有沢さんらしいですね。「いぬかみっ」も結局は主人公の成長物語でしたし。正午は、当初からかなりハイスペックな高校生でした。それが、最終的にはとてつもなくハイスペックな青年に成長したようです。

残念なのは、展開が速すぎること。もう少しヒロインたちが立ち直っていく過程をゆっくり描いて欲しかったな。4巻までと、時間の流れ方があまりに違いすぎるので、個々のエピソードが軽くなってしまったようです。

★★★★
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2012年09月04日

あなたの街の都市伝鬼!(2)


著者:聴猫芝居
出版社:電撃文庫
あなたの街の都市伝鬼!(2)

都市伝説ならぬ「都市伝鬼」を編纂することになった八坂出雲が主人公。彼は、都市伝鬼を愛しており、驚かされながらもその姿を記録にとどめようとしていきます。この都市伝鬼たちが、まあ憎めない奴ら。ヒロインとしてムラサキカガミのサキ、コトリバコのコトリ、ベッドの下の斧女のベト子、ジェット女の舞佳が前巻に続いて登場しています。伝鬼たちは、出雲に編纂されることで、存在が固定化されるため、少しでも出雲の前に現れようとします。ただそうすると出雲の身体が持たないということで、舞佳が調整をしてくれていたのですが、それが遠因となり、伝鬼と妖怪の間でトラブルが...

基本的に伝鬼たちは「ノリのいい」存在として描かれています。トイレの赤マント。どう答えても殺される可能性が高い怖い存在ですが、10歳くらいの少女として描かれており、無防備な下半身をじーっと眺める、プチ変態さん。トイレでそんな子に凝視されたら、別の意味で恐慌を来しそうですね。
動く人体模型も少女。そのため、素肌を見せるのが恥ずかしくて...

いろんな伝鬼や妖怪が現れる今回。まあ全員女性だったりするのですが、それぞれの出自をしっかりなぞらえて、それでいて暖かい雰囲気に描かれています。

さらに、今回サキがヤキモチを...舞佳の行動により少しずつ本音が...ラブコメとしても面白くなってきました。雪女・美雪がほとんど登場しなかったのですが、今後サキと舞佳の間に入ってきそうで、さらに面白くなりそうです。

★★★★☆
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2012年08月31日

天使の3P!


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
天使の3P!

「ロウきゅーぶ」の蒼山さんの作品。今回も、小学生少女が出てきます。こちらは小五と一歳若返っております。相変わらず「はむ」だのよくわからん、言葉遣いの少女たちが登場しておりますが...主人公は、引きこもりのボカロ使いである高校生。主人公主観で話が進むのは、同じです。イラストも同じ人なので、完全に対比できる作品になっていますね。あちらと違うのは、少女たちが主人公に「恋心」はもっていないであろうところ。純粋に「音楽が得意な優しいお兄さん」という立ち位置にいることでしょうか。なので、ラブコメには進展しないのかな?

施設で過ごしている少女たちの思い出創りに力を貸すというストーリーになっており、ハートウォーミングな作品になっています。後書き読むと「小学生」を出すことを主眼にされているように読めますが、もったいないなあ。別に小学生+xxではなく、ストーリーで楽しませることが出来る作者さんだと思うんだけど...

今回は妹ががんばっていますね。一緒にお風呂に入ったり、影で兄を支えたり。いい妹さんだなあ。引きこもりの彼が立ち直っていけたのは、こういった人たちが周りにいたからでしょうね。

今回、この一冊でストーリーが完結しています。このまま続編を出すのは難しいんじゃないかな?

最後に苦言(それがいいという人も多いのでしょうが)。
カラー口絵、なんとかならんかったのでしょうか? あざといです。キャプションは、本編中に出てくる台詞ですが、本編で使われている意味と口絵はまったく異なります。タイトルの3Pは、音楽やってたら、すぐに意味がわかるし、本編ともあっているのでいいかと。

★★★☆
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2012年08月29日

スイート☆ライン(4)ユニット結成編


著者:有沢まみず
出版社:電撃文庫
スイート☆ライン(4)ユニット結成編

かなり長い間、積ん読しておりました。3巻が発刊されてから4巻が発刊されるまでも、間があったのですが、購入後にいろんな書評サイトでの評価を先に見てしまって、今までの「ハートフル」な物語が崩れてしまっているような印象を受け、読むのをためらっておりました。結論からいいますと、ハートフルなラブコメという部分に変わりありませんでした。メインヒロインが永遠からはるかに変わったことくらいかな。優等生的存在だったはるかが、とあることから正午へ小悪魔的な誘惑をするようになってきております。美少女にあんな言葉かけられたら、そりゃぼーっとしてしまうわな。

相変わらず永遠さんは、パンチラというよりパンモロを連発しておりますが(基本、正午の前だけで気が緩むようで...ってかなり直接敵な愛情表現ですね)、男性恐怖症はかなり改善されてきたようです。

はるかから、告白されたことにより、はるかや永遠たちを「異性」として強く意識するようになる正午。ただ本命は、まだ見えて来ていないようです。それと同時に、彼女たちが「普通」の少女ではなく、「アイドル=偶像」であることを理解します。ファンのためにも、普通の少女のような恋愛は出来ない(恋愛を否定しているのではなく、普通高校生が意識しなくてもいいほど、その人とその関係者に対する「責任」を意識する必要がある)ことも理解している、はるかが出した答えとは...

永遠、はるか、舞、千秋、トンガちゃんでユニット結成するという方向でうまくまとまりそうだったのですが、ラストに厳しい試練が... 書評では、この部分が強調して取り上げられていたので、ラブコメからシリアスものに変わったと誤解していたようです。

最初にも書いた通り、基本はラブコメです。そこに、アイドルであることの葛藤がトッピングされた作品ということです。5巻(発刊済)で終了しているシリーズです。出来るだけ早いタイミングで読んでみよう。

★★★☆
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2012年08月23日

官能小説を書く女の子はキライですか?(2)


著者:辰川光彦
出版社:電撃文庫
官能小説を書く女の子はキライですか?(2)

主人公は、高校2年の真一。そこに幼なじみの月が同居することに。理由は、月の夢である「官能小説家」になることを、月の父親に反対されたけど「高校卒業まで、男装で過ごし、女だということがばれなければ認める」という条件を引き出したから。そのため、真一が、月が女の子であることがバレないよう一生懸命がんばるというお話。

1巻の時にも思いましたが、なぜ月が官能小説家を目指そうとしているのか? なぜ男装がバレなければOKなのか? がわからないままです。今回から、真一を目の敵にしている同級生(生徒会副会長)浅井雅史の妹、ひみこが登場しています。ひみこは、中学生ながら、18禁マンガ同人誌を書いているという設定。このひみこに、月が女の子なのがバレてしまい...

月が官能小説を書くための、体験(疑似)に、そこにひみこまでが参戦したものだから、どんどんエスカレート。とはいえラノベなので...

すでに5巻まで発刊されているようですし、実際には月が官能小説を書きたい理由や、父親の葛藤などがあるんでしょうが、ここまではそれが見えていません。そのため、できの悪いジュブナイルポルノにしかなっていなくて... もう少し我慢したら、キャラクターたちが動き出すのかな? ひみこは、なんとなく自律的に動いているように感じるので...

タグ: ラブコメ
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2012年08月20日

まじxどら


著者:麻宮楓
出版社:電撃文庫
まじxどら

主人公は、魔法学園に通う冬弥。ある日、冬弥の部屋に裸の少女ナナが飛び込んできたことで始まる、ボーイミーツ物語。まあナナの正体は、タイトルでネタバレしているんですけどね(^^;
ナナは、若干ツンデレ気味で、常識があるのかないのか...冬弥のまわりには、彼に好意を持っている幼なじみ・沙織、姉御といった感じの花梨、さらに冬弥はライバル視して、遠ざけようとしているものの、相手は冬弥に好意を持っているという天才肌の暦という少女たちがいます。そんな彼女たちも巻き込んで、騒動がどんどん大きくなっていくのですが...
無理矢理、エロコメ風にしようとして失敗しているところが目立ちますが、各キャラクタの性格が明確なので、読みやすい小説になっています。あまり伏線はなく、ベタな展開で進むタイプの小説ですね。

まあ楽しく読めたのですが、どうも読んでいる間妙な既視感が...かなりベタなストーリー展開なので、似た話があってもおかしくないのですが、それだけではなく主人公とヒロインの関係性や間といったものが、誰かに似ている...そう、清水文化さんの作品から、蘊蓄部分をめいっぱい薄めた感じ! そういったテイストのお話です。

★★★☆
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2012年08月07日

乃木坂春香の秘密(16)


著者:五十嵐雄策
出版社:電撃文庫
乃木坂春香の秘密(16)
ぽわぽわお嬢様と、いつの間にかモテキングになっていた裕人の物語も、ついにグランドフィナーレを迎えます。ストーリー的には、前巻で実質的なエンディングを迎えていたのですが、今回は前巻ラストの疑似結婚式直後から物語が始まります。

甘甘ならぶらぶコメディのフィナーレらしく、もうこれ以上甘く出来ませんといった感じで、春香と裕人の生活が描かれます。ゴロゴロ転げ回って下さい。

中盤で、今まで登場していなかった裕人の両親が登場します。ここで、最後の波乱(というほどのものでもない)がありますが、久しぶりに春香のどじっ娘ぶりが炸裂しております。最近あまり描写がなかったので、忘れていましたが、春香は超絶どじっ娘で、それが縁で裕人と知り合いになることが出来たのでしたね。

後半は、未来の話が語られます。単純に後日談という形式ではなく、少しだけひねった構成で描かれる10年後のお話。春香と裕人だけでなく、美夏やメイドさんたち、さらには三バカや、椎菜たちの姿も描かれています。こういった試みはいいですね。恋人になった段階で終了するより、こうして未来の姿も描かれると読後感がさらによくなります。欠点は、「今更ラベンダーの香りかい!」というところ。まあ、元々お約束ラブコメだったし、これでいいのかな(^^; そーいや、今回もエロマウントポジションが出てきませんでした。残念...

★★★★
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可愛くなんかないからねっ!


著者:瀬那和章
出版社:電撃文庫
可愛くなんかないからねっ!

主人公 文野ハルは、本人が知らない間に、学年美少女トップ3に数えられるほどの美貌の持ち主...でも男。ただ本人は「男らしく」なりたいと願っているようなので、いわゆる「男の娘」とは違うのかな? 絵がなければ、違和感なかったんでしょうが、イラストのハルは、どうも女性用制服着ているみたいだし(そう見えるだけ?)カチューシャかなんかしているようだし「男らしくありたい」という方向性と違うような...

それはさておき、ハルはある日クラスメイトの砂原さんに弱みを握られることになり、彼女の仕事を手伝うことになってしまいます。彼女は歌についた穢れを祓う「歌祓の巫女」その仕事は、実は非常に危険なもので...

「レンタルフルムーン」と同じく、身近にある怪異を題材としており、舞台も限られた地域となっています。怪異との異能バトルだけではなく、ハルを中心としたコメディ部分もあり、バランスのいい作品になっています。ハルの幼なじみ(男)が、ハルにはぁはぁしていたり、実の妹までもが、ハルにはぁはぁするなど、軽微な変態さんも登場しており、色を添えています。

次巻以降、どのように転がっていくんでしょうかね。怪異がパターン化してしまうと面白くないだろうし...

★★☆
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2012年08月06日

朝岡ひよりのドキドキカルテ


著者:時田唯
出版社:電撃文庫
朝岡ひよりのドキドキカルテ

あくまでも小説ですから...こう書かないと、この作品無茶過ぎる(^^;
主人公は、父親の診療所手伝いをする「高校生」仁。いや、カルテ整理だとか、レセコン入力代行ってなことならば、まだわかるんですよ。仁がやっているのは「診療行為」 しかも自分が通っている高校の健康診断までしている...もういろいろアウトですよね。
仁が住んでいるのは、かなり田舎町のようで、ツ○ヤもコンビニもないところ。DVDレンタルなどなく、いまだにVHSレンタル屋が一軒あるだけ。そんな田舎の高校に、美少女・朝岡ひよりが転校してきます。彼女は、緊張して血圧が下がると(あれ?)くしゃみや鼻水が止まらなくなり、ドキドキすることで症状が治まるという困った体質。都会では、いろんな刺激物があったので、簡単にドキドキできたけど、田舎町ではなにもない。そのため、困っていたところを、仁に救われることになって...

ドキドキさせるための対処療法を探そうというストーリーですね。言い換えれば「お医者さんごっこ」...もちろんラノベレーベルでの発刊なので、本当に危険なものはありません。クラスメイトとの青春ものでもありますしね。

エロコメとしても、ラブコメとしても導入にすぎない状況。これから先、クラスメイトも巻き込んで、コメディが展開されていくと面白いだろうな。

★★★☆
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三井澄花と四角い悪魔(2)


著者:高遠豹介
出版社:電撃文庫
三井澄花と四角い悪魔(2)

自らの借金を肩代わりしてもらった恩返しで、カード会社の債権回収者として働く元大学生が主人公。そもそも多額借金を肩代わりしてもらうという時点で、絵空事になっているのですが、さらに超大手企業のようなのに、社長令嬢が新入社員をあっさり雇っているなど、まあ会社をなめるなと... そこは「小説」ってことで、おいておけば、案外面白いラブコメでした。

前巻は「返済意志」のある債権者への取り立てでしたが(債権だけでなく、心まで取り立ててしまったようですが(^^;))今回は、返す気のない債権者が相手。とはいえ、債務額は30万程度といった現実的なもの。

主人公も、澄花に厳しく指導を受け、逆ギレしてしまうなど、若さを露呈させています。指導している澄花も、落ち込んでしまうところあたりは、若手リーダーと新人くんにはありがちなところでしょうか?

今回の取り立ても、かなりドラマ仕立てなものになっており、30万の債権回収としては、大がかりすぎるもの。でも小説としては面白いですね。

作者さんは、現役の取り立て屋さんのようです。現実を小説に反映しすぎず、今のラブコメ路線で書いてもらえたら、楽しいシリーズになりますね。(現実反映しすぎると、ラノベではなくなってしまう)

★★★☆
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2012年08月03日

きみのぱんつを守りたい!


著者:麻宮楓
出版社:電撃文庫
きみのぱんつを守りたい!

「丸裸になってまで、戦う人はいない」という理念のもと、相手を傷つけることなく、相手の着衣のみをはぎ取る「脱衣剣」 その使い手である進藤マコトが主人公。彼は「女の子を裸にしてしまう剣なんて」と家督を継ぐことを拒否し、家出。知らない街で行き倒れ他ところを、その家の住人である宮野佳奈に助けてもらう。
なぜか、宮野家に一緒に住むようになるマコトですが、佳奈も姉のせいで、いろんなトラブルに巻き込まれていたため、彼女を助けることになります。
そんな中、彼は佳奈を助けるために、自ら封印したはずの「脱衣剣」をつかうことに...

なんていうんでしょう。かなりおバカな設定の「剣豪」物語になっています。突っ込みどころは満載な訳ですが、佳奈がマコトに惚れるまでの期間が短い! っていうか、なぜ佳奈が、そこまでマコトに心を許すようになったのか、さっぱりわかりません。そのため、ラブコメとしての楽しみが減ってしまっています。もう少し心情描写があってもよかったのでは?

それとタイトルですが、結局「きみのぱんつ」守っていたんだろうか? はっきりいって、ぱんつあまり関係ないような気がします。 結果的に、少し変わった少女ばかりが登場する物語になっています。あまり難しいことを考えずに、楽しんだらいい! という小説ですね。

★★★
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