2018年06月19日

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(4)


著者:花間燈
出版社:MF文庫
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(4)

ついに判明した、ぱんつを忘れたシンデレラの正体!前巻でとんでもない変態な方法で、強引に確定させた慧輝。それは妹の瑞葉でした。改めて妹に告白を受ける慧輝。「実の妹というのは、いろいろNG」と断る慧輝ですが、瑞葉いわく「自分たちは、本当の兄妹ではない」 うん、読者は知っていました。んで当然慧輝も知っていると思っていたのですが、なぜか慧輝は覚えていなかったと…いや二人の誕生日考えたら、普通分かるだろう。4月と翌年3月とかならともかく… かなり無理がある設定になってしまっていますね。まあ書道部メンバー自体が不自然だから、これくらいいいのか。

妹がシンデレラ、しかも「血がつながっていない」ということで、一気に二人の中が近づくのかというとそうではありません。相変わらず書道部変態ヒロインズとも、つかず離れずの関係が続いています。そんな慧輝は、下級生の間で「二股男」とか「ヤリチン」とか呼ばれているようで、童貞な慧輝くんにとっては辛い状況。親友は、ロリ娘と普通の恋愛を楽しんでいるのに…ロリコンなのに…

さて今回も引き続き夏回となっています。ヒロインズそれぞれとの夏祭りデートや、書道部メンバー(今回から瑞葉も入部)との海辺の合宿。相変わらず慧輝は、ラッキースケベを連発しています。というか、ラッキースケベがないと、行動が完了しない呪いにかかったようです。その結果「ダーリンのバカ!」と電撃を喰らうわけでもなく、罰ゲームは端から見れば単なるご褒美。そろそろ逮捕されてもいいよ。書道部メンバー以外で変態ヒロインズに加入している彩乃さんも、しっかり登場。さらに生徒会の下級生も登場しています。今のところ「極度の男嫌い」ということしかわかっていませんが、どうやら変態性癖を持っていそうです。というか、このタイトルですから、とりあえず変態性癖でないとレギュラークラスにはなれませんしね。

とはいえ、ヒロインズは全方面変態ではないというのも、この作品の特徴。慧輝の前でしか、性癖みせていないんですよね。それくらい受け入れてあげるくらいの度量がないとね。どうせ慧輝が変態性癖の王者なんだから…

今回メインヒロインは、瑞葉です。彼女の性癖は「露出狂」 痴女しているって訳ではなく、たまにノーパンで外に出るのと、一人ストリップショーを慧輝の部屋でやっているくらい…軽度ではありますね。原因は小学5年の時、プール授業で下着を忘れたこと…まあよくある話なのかも。男の場合下着はかないと、チャックで地獄を見ることがありますけど、女の子なら大丈夫だろうし…

さて、シンデレラは判明したものの、まだ続くシリーズ。次はどんな変態が登場するのでしょうか? くれぐれも、シャレにならない変態が登場しないことを祈っております。

★★★☆
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2018年06月14日

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(3)


著者:花間燈
出版社:MF文庫
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(3)

部室に、新品のぱんつといっしょにおかれていたラブレター。桐生慧輝は、ガラスの靴ならぬ白いぱんつを忘れていったシンデレラを探すことになります。でもシンデレラ候補は、ドS、ドM、そして腐女子とろくでもない女子ばかり。でもみな美少女で…リア充なのか、悲惨なのか分からない慧輝の青春。
今回は、夏だ!水着だ!変態だ〜!ということで、水着回。そうテコ入れ回となっています。いつも通り、変態な日々を送っている慧輝たち。ぱんつのシンデレラを探すためには、犯罪も厭わない! そんな感じになってきた慧輝。貧乳美少女の唯花の家に招かれ、彼女の部屋で行ったのは…引き出しの下着漁り。それを唯花にしっかり見られて(撮られて)人生終了…ではなく、唯花のドSが発揮され、慧輝は忠犬にしつけられてしまいます。そんな慧輝を見て、ショックを受ける紗雪先輩…ではなく、ドM属性を刺激され一人快感にあえぐ…もう何がなんだか…
腐女子は、新境地「ラブコメ」を描くため、慧輝とのデートをしたり、ってもうこれ慧輝にデレとるやないか。

そんな中、とあるきっかけで優待券を手に入れた慧輝は、みなを隣町のプールに誘います。目的は、みんなの水着姿が拝めるぜい! ともう一つ裏の目的がありました。というか、この時点で慧輝はシンデレラが誰がほぼ気がついていたようですね。

プールでも、いろんなことが起こり、もう美少女たちとイチャイチャしまくる慧輝。さらに、偶然開催されていたイベントで、ヒロインたちに告白される慧輝。もうこいつ爆発してもいいです。

今巻の最後でシンデレラの正体がわかります。それもかなりアレな方法で…っていうか、普通男子が、そんなところに着目するか? 女兄妹がいたら、そんなものなのかなあ。いや普通気づかないよな。実は、この物語の中で一番の変態は慧輝なんですね。

★★★☆
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2018年06月01日

※妹を攻略するのも大切なお仕事です。


著者:弥生志郎
出版社:MF文庫
※妹を攻略するのも大切なお仕事です。

既視感があると思ったら、「※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。」の2巻として発刊されているのですね。前巻は、超ブラコン・シスコン兄妹が主人公でした。今回は、絶望的に仲の悪い兄妹が主人公です。兄は、前回のヒロイン・唯々羽の担当を取り合い負けた賀内亮二。彼の昔の夢は「作家になること」その夢が破れ、今は編集者をしているのですが、筆を折ったことが原因で、実妹・涼風から徹底的に嫌われています。同じ部屋にいるのも嫌! という嫌い方ですが、なんというかテンプレなツンデレの匂いしかしません。前巻もそうでしたが、ヒロインの心情の描き方が浅すぎるんですよね。そのため、先が読めてしまいます。

アニメ化までした人気作品のイラストレーターが病気で降板してしまい、後任の絵師を探す亮二。でもなかなかいい人が見つからず、手持ちの札=親交のあるイラストレーターは、スケジュールが合わず…そんなある日、大人気のエロゲのイラストに一目惚れし、その原画師に仕事の依頼をします…ところが、打合せ場所に現れたのは、妹の涼風。未成年でありながらエロゲの原画師をしていたのです、仲が悪い兄妹は、ラノベを作り上げることができるのでしょうか?

前巻のイチャラブ兄妹は、正直理解の範疇を超えていました。今回のツンツン妹もたいがいですが、なんとか理解できるギリギリで踏ん張っています。二人の不仲の原因が、分かってからは、さらに違和感は少なくなります。現実の兄妹もこんなものなのかなあと。ただ涼風のキャラの掘り下げが浅いため、感情移入できるレベルには達していませんね。エロゲメーカーのディレクターである穂花さんも、立ち位置が曖昧で残念。明らかに亮二を意識しているのですが、亮二が気づかないのはお約束として、穂花も決定的な動きはありません。もしかしたら、2巻の登場人物のまま、続刊考えられているんでしょうかね?そこで穂花・涼風・亮二のラブコメを展開される予定なのかな?なんとなく今のままでは、キャラがもったいないですね。

★★☆
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2018年04月06日

底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす(4)


著者:番棚葵
出版社:MF文庫
底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす(4) 家族で考える神獣たちの未来

娘たちを手元におくための試練に必要だった目標額を達成し、晴れて正式な親子関係になったアードたち。いつも以上に甘えてくるようになった娘たちに対し、自分たちが将来どうやって生きていくのか考えて欲しいと告げます。「いつまでもあると思うな。親と金」じゃないですが、これから先成長していくのであろう(神獣だけによくわからない)娘たちに、自分たちの将来を描かせようという親心です。
ただ娘たちにとっては、まだ難しい問題だったようで、子どもたちの間で流行っている小説の登場人物から「探偵になる」という結論を導きだします。まあ子どものころの「将来の夢」ってそんなものですよね。で、普通は夢に終わるのですが、そこは神獣。「グラッサム探偵団」を立ち上げ活動を始めると、もともと人気者になっていた娘たちの元へ、次々と依頼が舞い込んできます。アードが思い描いていた展開と異なるものでしたが、果たしてどうなっていくのでしょうか?

今回で、シリーズ終了とのことです。なので、娘たちの将来や、アード自身の将来について、一定の方向性が決定されていきます。でもアードの恋(というか、リウナのですね)はどうなるのか? あまり詳しく触れられていないのが残念ですね。もう少しリウナも幸せになってくれればよかったのですが。

探偵団としての活躍は、依頼も展開もお約束なものが多いです。前半はまだ少年探偵団の真似事的活躍をする娘たちですが、後半は別にいなくてもよかったのかなあというシーンが続いております。まあアードが突出した実力なんで、仕方がないのかもしれませんね。でももう少し活躍を描いてもらいたかったなあ。

後半尻すぼみになっているのは、大人の事情が働いた結果の完結だからでしょうか? いままでの展開に比べると、物足りないですね。なんとなくですが、3巻で第一部完。さあ第二部が始まるよ、というところで「大人の事情により…」となったような気がします。伏線の回収も雑でしたしね。特にピコが再登場した意味がよくわからない。結局なんだったんだろう?

★☆
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2018年04月05日

突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!(3)


著者:塀流通留
出版社:MF文庫
突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!(3) わかった、とりあえずみそ汁を作ってくれ。

実妹、義妹だけでなく、似妹、外妹種、異妹など妹がゲシュタルト崩壊しているような作品です。実妹・凛音、義妹・空、似妹・青葉の3人に告白され、。一年間彼女たちに性的な意味で落とされなければ、永遠の妹ハーレムを約束するという「兄妹和親条約」を締結している慧が主人公。どんどん膨らんでいく妹ハーレム。夢のハーレムを構築するため、頑張っている慧ですが、ビーチバレーや肝試しなどあらゆるシチュエーションで誘惑してくる妹's。すでに慧の理性は限界状態のようで「さっきからわたしのこと、意識してるでしょ?」「そ、そんなことねーし!」と、即答できなくなってきています。果たして?

なんでしょうね。どんどん話が変な方向にずれていっています。もともとまともではなかったのですが、さらにおかしな方向に進んでおり、無駄にシリアスな設定も追加されてしまいました。そもそもが「永遠の妹ハーレムを築く」という頭おかしいだろ!という目標に向かって邁進する小説なんですから、シリアス成分は不要なんですけどね。というか、どんなシリアスもってきても、どうせギャグに上塗りされてしまうんだから…

妹からの誘惑レベルが、常識的な範囲に堕ちてきたような気がします。いろいろありすぎて、今の関係性に慣れてきてしまったのかも。もしかすると、この「慣れ」を打破するための、今回の展開だったのかもしれませんね。ただ少なくとも今回はうまくいったとは思えない状況です。もう一度以前の絶妙なバランスに戻って欲しいですね。そして、さらに想像もできない、新しい「妹」を参加させてもらいたいです。突然変異妹、絶滅危惧妹、量産型妹、赤い妹等など…なんか混じってますね。

今回も、サブタイトルの意味がよくわからなかった…

★★☆
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2018年04月02日

14歳とイラストレーター(4)


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
14歳とイラストレーター(4)

悠斗が姉の京橋彩華と競っていた頃、小倉まりぃの新作イラストレーターとして、ネットで人気の絵師「白砂」が抜擢されます。所属する絵師クラスタの仲間に祝福されても「べつに商業が初めてってわけじゃないし?ふつーでしょ」と余裕を見せていたのですが、何度もボツにされ困惑します。なぜボツになるのかがわからず、袋小路に迷い込んでしまっているのですが、仲間にそのことを打ち明けることができません。白砂はどうするのか?
前回は、すでにプロになっている姉弟対決が描かれました。どちらもプロとして実績があるので、イラストに込める想いといったものが語られていましたが、今回は「絵のうまい素人」と「プロのイラストレーター」の違いが、ある意味冷酷に描かれています。白砂は、ネット世界では名の知れた絵師。そのプライドがあったのですが、プロの世界はテクニックだけでは語れない「何が」があるようで、その「何か」がつかめず四苦八苦しています。そこで、まりぃの別シリーズのイラストを描いている悠斗を訪ねてきます。悠斗は白砂にアドバイスすることになりますが、聞いておきながら最初は心を開こうとしない白砂。しかしそこはラノベ主人公属性のある悠斗。大切なことを彼女に教え、ついでに落としてしまったような気もします。

すべてを捨ててでも、その世界で生きていく決意があるか? 非常に重い決断が必要な事項です。すべての事象が「二択の世界」になっているとは思いません。Yes/No以外の回答があることも多々。でも「どちらも」という回答は、難しいんですよね。今回白砂は絵師クラスタの仲間と「仕事」を天秤にかけることになりました。本当の友人というのは、相手の状況を理解して、相手を高めることによって自分も成長していくもの。それができない人は友人ではない…言葉にしたら簡単ですけど、現実ではなかなかねえ。

もう一つ、イラストレーターとしての悠斗の心得も描かれました。それは「作品を好きになること」 これは本当にそう思います。「ビジネス」として描かれたイラストは、うわべだけなぞっているだけで、印象に残りません。その作品・人物を好き(場合によっては嫌い)という気持ちが入っていると、文章に溶け込んでくれます。さらに商用の場合は、見た人が楽しい(悲しい)という気持ちを想起させる「なにか」が必要なんでしょうね。
少し真面目な話が続きましたが、しっかりラブコメしてますし、楽しい作品であることは間違いありません。しかし悠斗と乃々香の関係は、恋人というより長年寄り添った夫婦のようになってきましたね。乃々香の両親も登場させて欲しいな。あともう一組。ナスさんとハラミさん。いや、なんかもうこの組み合わせでいいんじゃない? そのほうがナスさん、幸せになれるような気がする。

★★★★
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2018年03月26日

俺もおまえもちょろすぎないか


著者:保住圭
出版社:MF文庫
俺もおまえもちょろすぎないか

付き合ってください!―少しでも“いい”と思ったらすぐに告白してしまう少年・星井出功成が主人公。冒頭部分から、彼の特性が表現されているが、正直かなりウザいというか、痛いヤツです。でも、友人からの評価を見ていると「なにか理由があるのかな?」と思わせる出だしになっています。そんな彼の前に、初鹿野つぶらが現れます。彼女は、超生真面目な性格で、どんなことでも真正面から受け止めてしまう子でした。誰にでも告白する「ナンパ男・功成」にも何か理由があるのだろうと、真面目に話を聞いてくれて…そんな彼女に「自分のことを理解しようとしてくれた!」と「好きだ!」と告白。つぶらは、「私で喜んでもらえたのが嬉しい…この気持ちを理解したいのでもっと教えてくださいっ!」とOK。ということで付き合うことになった二人はどうなるのか?

つぶらは、しっかりしすぎて、友達が少ない残念な少女。実は功成の妹が親友という子だったりします。功成も、その行動故、女性陣にひかれていますが、実はとてもいい人。そういう二人が、いろいろな問題を乗り越えながら、絆を深めていく姿が描かれています。
作者はアダルト系シナリオライターのようですが、この作品にはそういった要素はまったくなく、非常に爽やかなストーリーになっています。まわりのキャラクターの位置づけもなかなかうまく、無駄な登場人物がいません。主人公の背中を押している、幼なじみ(失敗したら、私とつきあってもいいんじゃないとアピールしているのに、まったくもって本気にされないかわいそうな幼なじみキャラ)。ブラコンというわけではないけど、主人公のことを大切にしている妹。それぞれが、主人公との関わりの中で生き生きと描かれています。

この方向性であれば、次回作も読んでみたいですねえ。

★★★☆
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2018年03月14日

嫁エルフ。(2)


著者:あさのハジメ
出版社:MF文庫
嫁エルフ。(2) 〜前世と来世の幼なじみをデレさせることになった俺〜

異世界を救った功績を評価され、転生者見習いたちの教師をすることになったルミナが主人公。ヒロインは、転生前に幼なじみだった千雨、千雨が過去に転生した結果生まれたハイネ、アイドル声優で前世では、ルミナと相打ちになった勇者でもあったジルベットの3人(?)パラドックスを無視した構成となっています。

現在は、ルミナが先生で、ヒロインズが転生者見習い中の生徒という関係なんですが、ジルベットが全裸でベッドに潜り込むわ、ハイネは呪い(?)の人形を押しつけてくるわ、千雨は昔の「お兄ちゃん=ルミナ」の秘密(ベッドの下のあれやこれや)を暴露するわで収集がつかなくなっています。それでも、そんな馬鹿騒ぎが楽しくなってきた頃、上司であるニーナが「ハイネ・タウゼントが遺した魔導書が見つかった」と告げます。千雨の転生先かもしれないハイネの過去を探るため、ルミナは魔導書の中に入る決意をするのですが、結局4人とも魔導書の中に吸い込まれます。そこで、ハイネそっくりの管理者が与えたミッションは「一緒に入ったヒロイン3人をデレさせること」

パラドックスな部分を除けば、異世界でのラブコメとなっています。それぞれのヒロイン攻略も面白い構成です。ただ、パラドックス部分がややこしい。前巻の設定でもかなり複雑怪奇になっていましたが、今回さらにそれがややこしくなります。ファンタジーな世界なんだから、下手にパラドックス導入せずに「そういう世界なんだ!」と割り切ったほうが、楽しめたような…もっとも、そこまで割り切ると、単にヒロインとイチャイチャするだけの日常が描かれることになり…それはそれで、おもしろくなさそうですね。やはりこの設定は必要だったのかな?

想定範囲内の結末でしたが、なかなかいいラストシーンですね。こういったほんわかラブコメは、誰かが犠牲になるのではなく、ほんわかしたまま読み終わりたいものです。

★★
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2018年03月01日

くずクマさんとハチミツJK(3)


著者:烏川さいか
出版社:MF文庫
くずクマさんとハチミツJK(3)

二学期になり、久真の通う日夏高校は文化祭の準備が始まります。委員長によって、文化祭実行委員にさせられそうになった桜をかばい、久真が実行委員に立候補します。久真は、桜がその体質のため、実行委員にさせられるのを嫌ったと思い込んでいましたが、桜の本心は「忙しい役についたら、久真と過ごす時間が減る」というものでした。もちろん、鈍感な久真がそんな心に気づくはずもなく…

委員会に参加するようになった久真は、生徒会役員でもある金髪美少女・リー・シェンリューと出会います。妙に偉そうな彼女ですが、生徒会長の言いつけで、二人だけで書類を取りに行くことに。そこでお約束通り、閉じ込められてしまい、さらになぜか久真は、クマの本能が騒ぎだし…気がつくと、パンダになっていました。って確かにパンダもクマなんだろうけど、そうきましたか。まあクマ−シロクマときたら、次はパンダくらいですよね。ちなみにリーの髪は笹でできているようで、はむはむすると人間に戻ります。

今回は、桜と久真のすれ違いが描かれております。ラブコメ度数が一番高いような気もします。久真の餌付け合戦が熾烈になってきており、そこに若干(かなり?)突っ走った妹も参戦してきており、もうハーレム状態。まあ一部「面白い」というだけで参戦している娘もいるんですけどね。

桜との仲は、端からみているとすでに「夫婦」のようなもの。そりゃねえ、突然二人で授業抜けだしてとか、お昼はいつも一緒。帰りも一緒… もし桜の汗(蜂蜜)をなめているところを見られたら、もう完全不純異星交友事案ですね。桜も、久真になめられるのが癖になってきているようで、都度絶頂しているようですから。

今回ラストは、大団円のような感じになっています。たぶん、これでこのシリーズは終了なんでしょうね。可愛いクマも、ネタ切れのような気がしますから…(さすがに黄色いクマは、出せないでしょうから)

蜂蜜とメープルシロップで彩られた甘いラブコメ。堪能いたしました。

★★★★
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2018年02月26日

ピリオドからはじまる魔導機書(2)


著者:水月紗鳥
出版社:MF文庫
ピリオドからはじまる魔導機書(2)

「未完の魔導機書」を求め、襲撃してきた魔法使い・冷香と魔導機書・ロコを、撃退した真夜と音々子。自らの識らなかった「愛」を識り(つまりはヤッちまったということですな)、愛を深めあいます。そんな中、二人は街中で狐耳と尻尾を持つ美少女・玖印と出会います。幼い容姿の玖印は、なぜか真夜にベタベタとまとわりつきます。音々子たち曰く魔導機書ではないとのことですが……ということで、またもやトラブルに巻き込まれる音々子と真夜。今回は、ケモミミ娘大集合!

甘いです。前巻も甘かったけど、今回も胸焼け必須です。もう細菌すら耐えられないレベルの甘さです。今回は玖印という新ヒロインも登場していますが、前回兄・真夜のベッドで、こんなことやあんなことをしていたという妹がメインヒロイン的立ち位置。つまり、ピンチに陥ります。それでも、真夜に心配をかけないようにと、少なくとも真夜の前では、元気な姿を見せる健気さ…兄への異常な愛情がなければ、ポイント高い美少女なんですけどねえ。前回、敵として登場したロコや冷香も再登場しています。というより、かなりメインな役回りになっています。

今回は、それよりもケモミミ娘が大集合しているほうが重要かな? 音々子(猫耳)、ロコ(兎耳)、玖印(狐耳)。しかもこれらのケモミミ娘が、真夜Love(形は違えど)なんだから、リア充爆発しろ! ですね。 どうやら、ケモミミ娘は、その耳により、性格も変わるようです。ということは、これからも犬耳だとか、熊耳だとかが登場するんですね? そうですよね? せめて犬耳だけでも〜

この作品は、基本「悪人」が出てきません。立場の違いによる衝突はありますし、それに伴うシリアスシーンもあります。でも、根っこの部分は、善人たちの集まりなので、読後感が爽やかなんですよね…嘘つきました。甘さに胸焼けします…

にまにまと激甘に耐えられるのであれば、おすすめできる作品です。ただ心がささくれ立っている時に読むのはやめましょう。ごっそりライフ削られること請け合いです。

★★★☆
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2018年01月29日

絶対彼女作らせるガール!


著者:まほろ勇太
出版社:MF文庫
絶対彼女作らせるガール!

主人公は、目立たず冴えない「自称幽霊」の大地。彼は、クラスでも名前を覚えてもらえず、友人もほとんどいない。でも生徒会長・獅子神玲花に憧れ、生徒会・雑務係をしています。玲花には思い人がいて、かなわぬ恋とわかっていて心の中で思い続けるだけ。そんなイジイジした生活に大きな変化が! 偶然クラスにいる必勝の女神・白星絵馬の秘密に触れたことで、学園トップ美少女である猪熊みりあ、鷹見エレナまで巻き込んで、大地のモテ改革が実施されることに!第13回新人賞「優秀賞」受賞作とのこと。

恒星のようなキラキラした目を持ち、誰にでも優しい・絵馬。彼女の手のひらに願い事を書くと叶うという必勝の女神。実は、彼女にはとあるスイッチがあり、それが入ると、その人の願いを叶えるまで無条件に頑張るというギミック(じゃないな)があります。大地が、偶然そのスイッチを押してしまったが故、始まる騒動が描かれています。正当派青春ラブコメってことなんですが、かなりひねくれた設定ですね。そもそも「xxスイッチ」てのが、人間離れしていますし。みりあとエレナ(特にエレナ)の絵馬に対する感情も、かなりひねくれています。もう一名おかしなやつがいますが、それはおいておくとして、ヒロインが妙すぎます。絵馬の行動原理が理解できないまま物語が終わってしまったという感が強い作品でした。一応後半で、絵馬がなぜこのような行動をとるようになったのか?の説明があるのですが、私には理解できない内容でした。まあいろんなことを「超自然的な」なにかで解決してしまっているので、共感しにくいんでしょうね。

みりあが、大地に洋服の選び方をレクチャーするところなどは「そうだったのか」と今更ながら気づかされる点も多かったですし、大地がまっすぐなところも好感は持てます。等身大の高校生という感じなんですよね。でも絵馬がふわふわしすぎ。夢遊病者というか、絵空事というか……

絵馬も特殊なわけではなく、いろいろ悩みを抱えて青春しているというストーリーだったら、もっと共感できたかも。2巻もでるようです。もう少し面白くなっているかな?

★☆
タグ:ラブコメ
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2018年01月26日

てのひら開拓村で異世界建国記(2)


著者:星崎崑
出版社:MF文庫
てのひら開拓村で異世界建国記(2) 〜増えてく嫁たちとのんびり無人島ライフ〜

カイたちは、孤島で自分たちの国を作ることになります。国を失った姫・ユーリ、女騎士・サラを仲間に加え、さらなる技術向上や島民の安定した暮らしを求めて奮闘します。異世界のんびり建国記第2弾。

カイに授けられた邪神(?)の祝福によって得た「てのひら開拓村」というスキルは、箱庭内の村(外部からは隔絶された世界)を発展させることで、その村でとれた産物などをこちらの世界に持ってこれるというもの。前巻では、じゃがいもなどが名産品だった村も、今回は陶器(粘土を持ち込んだ)を作ったり、小麦粉を取り入れたりします。また村のレベルアップにより、アドバイスをしてくれるエルフも一人増え、村も島も人口が増加。どちらもさらに、発展させていく必要が生じます。

ストーリーとしては、前回同様途中で島を出て、新しい街へ。そこで交易をするのと同時に、あ田らしいものを仕入れ、村を発展させるという流れになっています。まあある意味ワンパターンですね。まあこういった日常系だと、新しいことやるよりいいのですが、どんどんスローライフから離れる伏線が増えてきています。そのため、城を建てたり、戦争の影が迫ってきたりと、スローライフの対局にあるイベントが起こりつつあります。カイの知識が、今の世界でのもの+前世(転生する前の現実社会)の両方であるため、ファンタジー世界に浸れないという欠点もあります。

「のんびり無人島ライフ」というサブタイトルがついていることですし、もう少しのんびりした、スローライフが描かれたほうが面白くなりそうです。てのひら開拓村のエルフは、のんびりしていますしね。嫁候補は順調に増えています。下手したら、街の発展よりも順調かも。

もう少しゆったりとしたストーリー進行で、のんびり開拓村を楽しみたいですね。

★★☆
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2018年01月22日

魔法塾


著者:壱日千次
出版社:MF文庫
魔法塾 生涯777連敗の魔術師だった私がニート講師のおかげで飛躍できました。

魔法大国・日本のトップ魔術師に史上最年少で成り上がった天才・鳴神皇一郎が主人公。彼は、とある事件で仲間の裏切りに遭い、強力な魔法を使おうとすると、強烈な痛みが走るという呪いをかけられ、さらに戦いの場から逃げた卑怯者というレッテルを貼られます。そのため、引きこもりニートとなっています。自分が堕ちたことよりも、恩師の魔法塾の信用を失墜させてしまったことを、悔やんでいる日々。そこに、恩師の娘・結が「私が経営する魔法塾・黎明館の講師になって」と頼んできます。彼女から恩師が病によってこの世を去ったことを聞き、また憑依術により「娘をよろしく頼む」と頼まれたことで、その職を引き受けることにします。そのままでは受講生など来るわけがないので、姿を変えるメガネを使って……そんな塾にやってきた塾生は、生涯全敗の魔法騎士・ベアトリクス、死霊軍団の結成を夢見るお嬢様・芙蓉。閉所が大好きで、優秀な子種を収集しようとしてしているつぼみ。落ちこぼれや変態ばかり。それでも天才と呼ばれた元ニートは、「安心しろ。俺がこの塾を『母校より母校』と思える場所にしてみせるから!」と頑張ります。

この作者、同じレーベルで「バブみネーター」というとんでもない駄作を刊行しています。その翌月に刊行された作品なので、また同じ流れいなってしまうのでは? と恐れていたのですが、想像以上に面白い作品に仕上がっていました。
主人公を筆頭に、まっとうな人生からは脱落した人物ばかりで、それぞれの出自を考えると、かなり暗い話になりそうですが、うまくコメディ下手に味付けされていて、一気に読むことができした。皇一郎も、前向きな主人公なので、読後感もすっきりしています。大切な人を守るために、自らの生命ですら投げだしていく熱さ。

ヒロインの中では、ベアトリクスがいい色持っていますねえ。天才的な剣技を持っているにもかかわらず、狙った敵に決して決して当たらないという呪いをかけられているため、全戦全敗という酷い成績になっています。普通ならば、この時点でダークサイドに堕ちてしまいそうですが、さらにビキニ型アーマーは、おしゃれではなく、お金がなくて質入れしたとか……そんな状況下でも、明るさを忘れない彼女のおかげで、物語が明るくなっています。まあ他の二人……芙蓉やつぼみも大概な奴らですけどね。

前作とは異なり、ある意味正当派の作品。このままのバランスで楽しませてもらいたいですね。

★★★☆
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2018年01月18日

魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(4)


刈野ミカタ
著者:刈野ミカタ
出版社:MF文庫J
魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(4)

魔力ゼロの亡国の元王子・ユーベルは、神霊魔法の高位術式「神霊魔剣」を操る魔法剣姫−「十三血姫」の次世代育成機関であるグランディスレイン魔法学園に、唯一の男子として通っています。本来であれば、入学が許可されないのですが序列一位の最強魔法剣姫・ティリに勝利したことによる特例で許可されたのでした。彼の座右の銘は「愛は偉大、超便利、マジ効率いい」というもの。そんな彼が、魔王・ソルブラッドとその支配下にある「十三血姫」と対峙するシーンからスタート。さらに「キミたちが知っている世界は、本当の世界の一部にすぎない」突如現れた謎の美少女・エリカシリカ。彼女は自らをユーベルの妹と名乗り、世界の真実を語るが……リリアにとっては、そんなことよりも「妹」が現れたほうが問題。
「そんなことより、どちらがお兄様に相応しい妹であるのか決めましょう」
世界そっちのけで、突然始まる妹決戦。なぜかティリまで参戦して……

急に物語が動き出しています。というか、あまりにも急すぎて話について行けない状況。読者を置き去りにして「俺TUEEE」な物語がスタートしています。今までも、ユーベルの能力は、チート級だったのですが、今回はさらにそれが鼻につくようになってきました。それに合わせるように、敵もパワーアップ。今まで一人でも驚異だったはずの、十三血姫が、束になってもかなわない敵がでてきます。このあたり、俺TUEEE小説の限界ですねえ。主人公を強くするものだから、それに併せて敵の強さのインフレが進み、人外の戦いになっていきます。というか、もうこのレベルにきたら、実力以外の「なにか」でしか勝敗が決まらないのでは? いいかえれば、第三者からみて、まったく面白くない。という状況になります。この作品も、同じ道を歩んでいるような……、。次巻以降どうしたものですかねえ。地雷というほどではないけど、あまりいい感触がないんだよなあ。

★★
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2018年01月09日

大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?(3)


著者:櫂末高彰
出版社:MF文庫
大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?(3)
豊富な嫁の力があれば神の試練も余裕です。

「ウチ、大国だから」第三弾。
大陸が誇る英雄「七勇神姫」をも己が嫁とした常信。パオラたちにかかった隷従魔法。もう不要なハズなんですが、本人たちの希望もありそのまま。妹、ロリ、大人、女騎士、ドMなどいろんな属性の「妻」に囲まれ、豊富な資金をもとに、替え玉皇帝生活を続ける常信。これだけでも「リア充爆ぜろ!」なんですが、さらには大陸の大神・ゼーバの娘・クオーレまでが参入。
「鬼畜破廉恥外道皇帝、私と結婚しなさい。そうすれば、私があんたの歪んだ性癖を全て受け止めてあげましょう。あんなことやこんなことや、そ、そんなことだって、させてあげなくもないわよっ…。た、ただし!初めはなるべく優しくしなさいよねっ」
彼女は、非常に粗いツンデレ属性でした。ヤンデレっぽいのもいるし、Sぽいのも存在。あとはニーソとか、ツインテとか、ソバとか……(作品が違う)

今回のメインストーリーは、なぜか常信の嫁になろうとする慈愛の女神・クオーレと、結婚を認めるための試練(無理難題)を課してくるゼーバとの戦い……なんですが、そこは例によって、物量作戦で突破を図ります。というか、常信の自信はどこから出ているのでしょうね? いくら豊富な資金があったにしても、神様を前にして、平気でブラフをかますのは、かなりの胆力が必要ですよね。まあ目の前でパオラが、あんなことやこんなことになっても、襲ったりししない鉄壁の精神力を持っているからこそでしょうか。普通ならもういろいろやらかしていても、おかしくない状況ですからねえ。

後半は、クオーレの参戦により、パワーバランスが崩れた「嫁ず」の総選挙がテーマ。って、どんどん現代のサブカルがメインになってきてしまっていますね。この作品内では、2ちゃんのようなネット掲示板が存在しているのですが、そちらの書き込みも、スラングが増えてきていて、面白みがなくなっていたのですが、さらに48人なグループネタまで入ってきてしまった……。そのうち、握手券つき音盤とかが出てくるのかなあ。嫌な世界だ。

そんな小手先ネタなくても、十分に楽しめる作品だと思うので、初期のノリに戻って欲しいです。今の状態だと「ウチ、大国だから」という決め台詞が浮いてしまいそうで……。
★★★
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2017年12月28日

魔力融資が返済できない魔導師はぜったい絶対服従ですよ?


著者:真野真央
出版社:MF文庫
魔力融資が返済できない魔導師はぜったい絶対服従ですよ? じゃあ、可愛がってくださいね?

魔力は規格外なのに、魔法が使えないヒカゼが主人公。彼の職業は「魔力の融資屋」。魔法が普通に使われている世界が舞台ですが、魔力を融通するということは、普通できず、ヒカゼのオリジナル能力のようです。
そんなヒカゼが創国祭が開催されている、魔法大国アリアウェルに到着したとたん、少女のスリに遭います。追い詰めると、彼女はアミカと名乗り、逆にヒカゼに助けを求めます。どうやら借金取りに追われている模様。神魔導師を自称していますが、絶対魔力量が少なく強力な魔法が使えない模様。これを商機とみたヒカゼは、アミカを顧客第一号として大量の魔力を融資します。結局、借金の肩代わりもすることになるヒカゼですが、アミカは不良債務者。「絶対返そう」とさせるために、契約では人間としてのプライドを捨てさせるような「犬のように従順に命令を聞く」という強制力を与えていたのですが
「私このまま犬でいいんじゃないかな?」
「おまえプライドはないのか!?」
と犬な扱いを受け入れてしまいます。さらに万が一を考え追加されていた「乙女の尊厳」もだめ……いや、いまはいているぱんつを脱いでしまい、以降ぱんつが穿けなくなるという強制力なんですが、それすら受け入れてしまいます。「スースーして気持ちいい」なんだかなあ。結局、このアミカを助手として融資屋をスタートするのですが、なぜか不良債務者ばかり集まってきます。さらに国家レベルの騒動にも巻き込まれ……

以前、生命を数値化し、その分の金貨がなくなったら死ぬという設定の、融資屋の話はありましたが、魔力の融通ですか。でもいまいち融資先がわかりにくいですね。アミカのようなパターンがないと融資必要なさそうだし……そもそもヒカゼは魔法が一切使えないですし、魔力で食べていくことはできないので、魔力融資で利息を魔力でとっても、生活が成り立たないはず。まあそこは、とあるパトロンが後ろにいるという設定なんですが、それが見えるまで、理解ができませんでした。理解できてからは、楽しく読めましたけどね。

アミカが絵に描いたような不良債務者。あまりの債務量に、返却しようという意思が飛んでいます。普通ならプライドとして許せない「犬扱い」。さらに年頃の少女として、もっと許せないであろう「ぱんつはけない」 でもなぜかアミカは、ミニスカートのままだし、その格好でお座りもしている。えー、正面にいくと見えてはいけないものが、見えているような気がします。作品はエロっていうよりも、コメディ色が強いんですけどね。アミカがアホの子であるため、他ヒロインも引き立っています。ヒカゼはある意味鬼畜なんですが、アミカのおかげで非常に明るいコメディになっています。

★★★☆
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2017年12月27日

14歳とイラストレーター(3)


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
14歳とイラストレーター(3)

大手レーベルから、ラノベイラストの依頼を受けた京橋悠斗。ところが、姉であり目標でもあるイラストレーター・京橋彩華が「その仕事、お姉ちゃんがすることになったから」と言い出します。さらに悠斗のスマホに一枚のイラストを送りつけ……そのイラストを見た悠斗は「勝ち目がない」と完全自信喪失。果たして悠斗はイラストを描くことができるのか?

元々姉に憧れ、イラストレーターを目指した悠斗。即売会でも注目されていなかった頃、ブースに彩華が現れたとたん、いろんな人が挨拶に来るようになります。彩華が悠斗を「弟」と紹介したことで、悠斗にも挨拶していく業界人たち。でもそれは、悠斗を認めた訳ではなく、彩華の付属物としての扱いにすぎません。その事実に打ち勝てず、イラストを諦めかけた過去もありました。そんな姉のすごさを改めて感じた悠斗。なんとか元気づけようとしてくれる乃々香に強くあたってしまい、自己嫌悪と負のスパイラルを落ちていきます。でも前と違ったのは、それでも支えてくれる仲間たちがいたこと。マリィやナスさん、錦といった友人たちの支え、そしてなにより乃々香の支えにより、徐々に気力を取り戻していきます。

今回は、マリィのかわいらしさが爆発している回ですね。前巻では、奇行が目立っていましたが、今回は「悠斗が電話してくれるのだったら」とスマホを買ったり、悠斗の後ろを忠実についていく子犬のような姿を見せます。見た目も含め、可愛い女性のようです。

ナスさんは、自分の気持ちに今回も気づいていないようです。というか、その状態で悠斗からもらった指輪をはめたままにするって、確かにストーカーホイホイですね。勘違いしてくださいって、言っているようなものですからねえ。

ハラミさんは、今回も奇行担当。どうやらこの作品では、ハラミさんがよかれ悪しかれ、ストーリーを動かす役目のようです。そういった意味では、次は乃々香に動きがでてくるのでしょうか? 本文でも強調されていますが、乃々香の両親はどのような教育をしているのか? 前巻はお泊まり旅行でしたし、今回は悠斗の部屋にお泊まり。でもビッチとは正反対の清楚さも持っている。不思議な少女ですね。

ブラコンをこじらせた彩華さんは、まっとうな大人になれるのか? ナスは自分の気持ちに気づけるのか? 乃々香は? ハラミは? マリィは? と気になることが多いシリーズ。すでに4巻も発行されていますし、一日もはやく続きがよみたいです。

★★★★
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2017年12月21日

せんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ?


著者:さくらいたろう
出版社:MF文庫
せんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ?

教師を目指す徳田院学園高等部二年の六浦利孝は、一族から優秀な教育者を輩出する徳田院家党首であり、義父でもある大五郎から一族入りの条件として試練を課せられます。その試練というのが、自称許嫁候補の女の子たち、水無瀬みるく、鳴海るな、入江梨恵、辻葛葉の4人。彼女たちはどうみても小学生。この中に一人だけいる本当は16歳の女の子を見つけることが試練。もし小学生を選んでしまったら、ロリのレッテルを張り、教育界から追放するという……

例によって、幼女の意味を取り違えている駄作ですねえ。小学校6年という設定なのですが、12歳と16歳って、普通に見分けつかない子いますよ? 一番個人差が出る頃ですから、成長の早い子と遅い子の差が激しい年代。というか、4人とも6年とは思えないくらい幼い言動がリアルを見失っています。彼女たちが、それぞれの分野で天才という設定ですが、それを強調したいため、それ以外を幼稚園児程度の子どもにしてしまったのかなあ。最近、よくあるパターンですね。

この4人は、大五郎に強制されて許嫁候補として振る舞っているのではなく、最初から利孝に好感度Maxです。利孝は、中学2年のときに事故に遭い、両親を亡くし、自らも小学校からの記憶の一部(エピソード障害)を失ってしまっています。その欠落した時期に、4人との接点があったようで、すでに仲がよかったみたいです。でも利孝はそのことを忘れてしまっているという切ないお話。

もう少し、少女たちを普通の女の子にして、利孝の超人級の野球に対する能力もなくせば、少し切なく、そしてロリアンルーレットのコメディっぽさが表に出てきただろうに。包装過剰な感じが残念です。

★☆
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2017年12月15日

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(2)


著者:花間燈
出版社:MF文庫
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(2)

部室に置かれていたラブレターは、なぜか新品のぱんつとともに置かれていた。その差出人候補となったのは、ドS、ドM、そして腐女子……ろくでもないヒロインに囲まれて、桐生慧輝に未来はあるのか?

この小説が救えないのは、ヒロインだけでなく、主人公およびその友人も十分変態だということ。まあ主人公の巨乳好きはいいとして(単なる好みのようだし)シスコンぶりは、十分に危ない。「シスコンはおまわりさんに捕まらない」ってそういう意味じゃないんだけどなあというレベル。まあ妹もブラコンなんで、釣り合いはとれているのでしょうが。で、親友が一番危ない。幼女大好きロリ。それも合法ロリは許せないようで、正真正銘ロリでないとダメなよう。それを理由に告白を断るくらい筋金入り。存在だけで単純所持になりそうですね。そういう意味では、ヒロインのほうがマシなのかも。性癖で片付きそうですからね……てなわけなく、書道部部長紗雪先輩は、巨乳(はどうでもいいか)黒髪美少女。見た目は清楚なのに、慧輝の犬になりたいと宣います。恥ずかしさを快感に変換できる、特殊技能も身につけています。逆に貧乳金髪美少女の唯花は、女王様気質。いじめることで快感を得るという特殊技能つき。も一人の同級生は、慧輝と親友(翔斗)のBLを描いている程度。まあ「しょーとけーき」とゴロはいいですね。

前巻では、ぱんつのシンデレラ候補がみな、見た目は美しいけど変態という救いがない展開になっていました。今回は、さらにシンデレラ候補が追加投入されているんですが、そちらも変態。ついでに、合法ロリな先輩も登場しているのですが、こちらも変態。ともしかして、この学校変態しか生息できないというルールがあるのでは?といった状況になってきています。

ストーリーは、シンデレラ探しと平行して、合法ロリによる、本格ロリ愛好者へのアタックが行われます。変態的性癖を無視すれば、青春ラブコメなんですが、それはできないよなあ。

前巻も思ったのですが、変態が多すぎて笑えません。というか、寒気がします。すでにラブコメではなく、ホラーになってきています。この作品、ちゃんとオチがあるのでしょうか?

すでに3巻も購入済みですが、さらなる変態がわいてきそうで不安であります。

★★★
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2017年12月12日

幸運なバカたちが学園を回す(1)


著者:藍藤遊
出版社:MF文庫
幸運なバカたちが学園を回す(1) 〜豪運ザコとカワイイ幼馴染〜

主人公・矢内総流は、特異な運の持ち主。ソシャゲでお気に入りのキャラが欲しくてガチャを回せば、まったく興味のないSSRを引いてしまう「要らない幸運」を引く体質。そんな妙な運の持ち主が通う学校は「すべてが運で決まる学園」−時間割・食堂のメニュー・席替え・試験、すべてがガチャによって決まるというトンデモない学園。さらに幼い頃、仲のよかった幼なじみに再会するが、小動物のようにおとなしかった幼なじみは、性格が変わっており、特に総流を目の敵にしていた……こちらも「要らない幸運」だったようで…

ガチャによって、すべてが決まるという謎設定な学園都市で生活する学生を描いたラブコメになっています。総流は「要らないSSRばかり引く」という運の持ち主で、例えば時間割ガチャを引くと、すべての時限で「SSR腹筋」…本来出にくいからSSRのはずなのに、なぜ? 一方悪運の持ち主である悪友・幸田和光は、SR自習を引く…学食に行くと、和光は、BLTサンドを、もう一人の友人・遠山徳盛は、十連でライス。総流はキャラメルマキアート…席替えガチャを引くと、レアな窓際最後部(目立ちにくい=居眠りできる)を引くが、隣には、なぜか嫌われている飯倉レナ(幼なじみ)が…ということで、「要らない幸運」ということなんですが、なぜか素直に共感できない。

和光、徳盛、三国志好きの霞ケ浦華恋が、総流とレナを仲なおりさせようと頑張るのが、メインストーリーとなっています。元々仲がよかったはずの二人なのに、幼少期のなにかが原因で仲違いしてしまった。だから、なかなおりさせようということですが、すべての行動にガチャが必要な学園の特性で、いろいろトラブルが発生します。さらに、総流の心のうち「昔のレナちゃんが好き」が暴走して、「狂気のロリコン」認定を受ける始末。

作者は、ヒロインを使って学園ギャグをやりたかったようですが、そのヒロインに魅力があまりないので、盛り上がりが…ギャグも結構すべってますけどね。たぶん、レナの口調があまりにもきついのが魅力半減させている原因。そういった意味では、2巻以降でどうなっていくか…レナがドブ姫と呼ばれている、運のなさがもっとギャグに生かされると、面白くなるかも。

★★★☆
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2017年11月21日

ワキヤくんの主役理論


著者:涼暮皐
出版社:MF文庫
ワキヤくんの主役理論

主人公は、青春を最大限に楽しむためのメソッド「主役理論」を掲げる・我喜屋未那。ようやく勝ち取った一人暮らし。アパートの隣に住む少女・友利叶も一人暮らしで、クラスメイトでバイト先も趣味嗜好もすべてが同じ……違うのは、真逆の「脇役哲学」を掲げていること。そんな叶と壁越しに口げんかを続け、同時に部屋の壁を蹴破ってしまいます。当然大家さんに叱られると思ったら、なぜかまったく怒られず、気がついたらそのまま実質同棲することに…二人に甘い青春はなく「これは戦争だ」と同時に考えていた。
「そっちこそ、煩わしい人間関係に嫌気が差したら、いつでも頼ってくれていいよ」
俺の《主役理論》と叶の《脇役哲学》、どちらが正しいかこの同棲で白黒つけようか!

……端から見ていると、二人が目指しているのは「全く同じ」ことなんですよね。気が合うどころのレベルじゃない二人。趣味だけでなく、生活リズムや口にせずとも細かいニュアンスもわかり合えるという、もう新婚を通り越して、長年連れ添ってきた仲良し夫婦な状態。あまりにも一致しているが故の、すれ違い。でも二人は最初から気づいていたようですね。二人は男と女であり、しかも恋人以上に気が合うということに。というか、そうでなければ、実質同棲を選ぶはずがない。食事も一緒にしているし、家事も分担してという状況ですからねえ。

二人が主張するメソッドも、端から見ていると同じことを、鏡写しに見ているようなものです。誰もが自分の人生では主人公だし、誰かの人生では脇役。それをどちらから見るかなんですよね。

この作品最大の「謎」は、我喜屋くんの旧友。性別すら明らかにされていませんが、重要な局面で適切なアドバイスを電話でしてくれます。そもそも主役理論を一緒に構築したようですし、かなり重要な存在のようです。その割に電話での登場しかないですし。もう熟年夫婦な二人に、大きな影響を与えていく存在で、もしかしたら爆弾になるかもしれないですね。

★★★★
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2017年11月10日

底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす(3)


著者:番棚葵
出版社:MF文庫
底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす(3) 家族で始めるペット飼育

少しずつ成長してきた神獣=娘たち。アードはますますお父さん化してきています。ただそのむすめ3人を引き取るための試練の達成額は遠いまま。期限がどんどん近づいてきて、このままだと達成が難しい状況になってきます。いままでのように地下50階までで宝を探しても達成は不可能。そこで多くの財宝が眠っているものの、帰ってきた人がほとんどいない危険階層に挑むことを決意します。そこには多くの宝が眠っていたものの、魔獣の力は想像以上。元素竜3匹を瞬殺する能力をもったむすめたちですら苦戦。そのため、即座に逃げ帰れる手段が必要なのですが、アイテムは使い捨てで、かつ手に入らないもの。そんな時、危険階層で彼らは、モフモフ丸っこい、子犬のような獣を拾います。それは、幻獣サイファーの子ども。彼女たちはピコと名付け、家で育てることにします。このピコの能力がすごく…

試練の期限が迫ってきて、焦るアード。でも「なんとかなるよ」という緩い空気が流れているのも事実だったりします。アード自身が能力が高いので「最後は自分が頑張れば」と思っているというのもあるのでしょうね。なので、危険階層での冒険が主体という訳ではなく、従来通り日常が描かれています。お祭りでの合唱コンクールやら、美女コンテストといった軽いネタも織り込まれ、むすめたちの愛らしさと、リウナの強運が発揮されています。

今回「むすめたちを研究用に譲ってくれ」という怪しい男が登場します。前半ではかなり、嫌な感じなのですが、それも一瞬のみ。後半からは憎めないやられ役に成り下がってしまいます。というか、この作品には完全な悪というのが、今まで登場していなかったんですよね。今回最後の敵が初めてじゃないでしょうか?

まったりとした流れが続いています。リウナはいまだに恋愛に関してのみ、不幸なまま。アードは、リウナのことがわかっていると思い込んでいるところがつらいですよね。っていうか、もう直接行動するしかないのでは?

今回一段落した感があります。続編はあるのかなあ?

★★★
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2017年10月25日

世界最強の人見知りと魔物が消えそうな黄昏迷宮(2)


著者:葉村哲
出版社:MF文庫
世界最強の人見知りと魔物が消えそうな黄昏迷宮(2) 冒険者のお仕事も色々です

迷宮の魔物を狩り、その素材を得ることで発展してきたローゼンガルド帝国。しかしながら行き過ぎた迷宮開発が迷宮の枯渇を招き、魔物が激減し「黄昏迷宮」となってしまいました。冒険者たちの生活は困窮する一方で、いろんな問題が発生します。そこで国では「人工迷宮」計画を立ち上げ。魔物を捕獲し養殖(?)その魔物たちを人工的な迷宮に配置することで、冒険者たちを助け、国の衰退を防ごうという計画です。魔物を捕獲する冒険者として、新米騎士・ティルムはPT『セージ☆ハーレム』を構築。能力はあるものの「なにかが決定的に不足」しているメンバーによる混成パーティ。ティルムの「お母さん力」によって、なんとか回っています。

そんなパーティが今回捕獲する魔物は、象の大きさの羊「花咲く羊」、軍隊のように統率された動きで冒険者を襲う「野菜騎士」、迷宮のスケベ馬こと「一角馬」、すべてが鋼鉄のように硬く優秀な武器素材となる「鋼鉄熊」と、こちらも一癖も二癖もある魔物ばかり。花咲く羊は、臆病で驚かすとスタンピート状態。象サイズの羊が暴走すると、巻き込まれたら何も残らないくらいバラバラにされてしまいます。確かに普通の羊も、群れで走ってきたら迫力ありますからねえ。でも今回一番やっかいだったのは「一角馬」 乙女しかその背に乗せないというユニコーンが、ファンタジー世界の鉄板ですが、こいつらは純粋に女好き。その角でスカートめくりするは、セクハラかますわ…まあユニコーンが、こういう扱いされることは、多いんですけどね。 さらに、すばやい動きで女の子のスカートを切るセクハラ兎も登場します。基本被害を受けるのは、ティルムばかりで、1巻にひきつづき、ぱんつをセージに見られることに。って、すでにティルムは慣れてしまっているような気も…

そんなドタバタパーティですが、唐変木・セージの身の回りにラブコメ神が近寄ってきたようです。これはいろいろ楽しいことになりそうです。

LvUpして「お母さんLv1」になったティルムに、明るい未来はあるのでしょうか?

★★★☆
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2017年10月18日

バブみネーター


著者:壱日千次
出版社:MF文庫
バブみネーター

年下母と年下姉にバブみを見つけた天才少年が描かれているのでしょうが、正直どうでもいいや。はじめは、なにか壮大な裏がある物語なのかと思って、読み進めたのですが、結局最後まで同じ。途中で読むのやめました。地雷は数多くあれど、途中で読むのやめるほどの地雷は久しぶりです。

タグ:地雷
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2017年10月06日

突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!(2)


著者:塀流通留
出版社:MF文庫
突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!(2) わかった、指輪のサイズを教えてくれ。

3人の妹(?)たちに告白され、一年間彼女たちに落とされなければ(性的な意味で)、永遠の妹ハーレムを約束するという「兄妹和親条約」を締結している慧と、実妹・凛音、義妹・空、似妹・青葉たち。一つ屋根の下で(同じマンション)で暮らす4人は、それなりに均衡のとれた状態になってきました。相変わらず妹たちは、あの手この手で迫ってきますが、なんとか理性を酷使して耐えている状態。慧自身も認めているように(妹たちには決して言えないですが)、妹を妹ではなく「気になる異性」として認識しているのも事実。現代法律でいえば、実妹は結婚対象外なのですが、この世界では「実妹により内閣総理大臣の許可証を得ている」という設定になっています。ということで、法律上でも3人とも相手として成立する訳で…(とはいえ、作品内の社会通念でも異常なことなんですが)
今回、そこに幼馴染みの神子が参入することになります。彼女は1巻でも、すでに登場しており、慧と空の関係はよく知っているのですが、慧に実妹がいたことや、似妹のことは、まったく知りません。そのため、慧と空がいつも一緒にいることに、違和感を持たない(年齢考えたら、いろいろ想像しそうですけどね)のですが、後二人についてはそうではない。そのため、なんとかバレないようにしていたのですが、あることがきっかけでバレてしまいます。この出来事により4人の関係性に少しずつ変化が…さらにもう一人、新しい登場人物が現れ、そちらも慧に大きな影響を与えます。

妹たちの誘惑は、正直どうかと思うレベルになってきているのですが、慧の葛藤が比較的リアルで面白いラブコメになっています。ギリギリ一般常識を保っている関係性。果たしていつまで続くのでしょうか?

かなり糸が張り詰めた状態になっているので、なんらかのきっかけで、壊れてしまいそうで怖いですね。

★★☆
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2017年10月05日

今日から俺はロリのヒモ!(4)


著者:暁雪
出版社:MF文庫
今日から俺はロリのヒモ!(4)

美少女小学生のお金でヒモライフを送ってたら、捕まってしまいました……。

超お金持ちの美少女小学生3人のヒモとして生活する天堂ハル。公園で遊んでいるところを警察に交番へ連れて行かれます。「ロリのヒモって何かの法に抵触するんですか!? 」と国家権力と喧嘩したり、いろいろする物語。

……前巻でも感じましたが、もう常人が理解できる範囲を超えていますね。最初は面白かったシリーズも、背筋が寒くなる狂気に満ちてきました。それは、ハルのクズさが原因ではなく、小学生ずの精神年齢が下がりすぎたことにあります。元々高学年くらいの設定だったと思うのですが、最近の精神年齢幼女というか3歳児レベルになっています。ロリナースごっこでの「お医者さんごっこ」は5歳くらいまでのものですしね。かと思うと、年相応(あるいは、少し上)の羞恥心発揮することもあるし、ブレブレなんです。そのため、可愛いというよりは「怖い」存在になってきています。藤花、千鶴、紗奈と3パターンのヒロイン出しているのに、最近はその差もなくなってきており…確かにこの年齢層のヒロインは、物語が進むに連れ幼くなっていくのが通例ではありますが、この作品ではそれが酷すぎる。

すでに理解できるレベルではなくなっています。これはもうここまでかなあ。

タグ:
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2017年09月19日

魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(3)


岩波零
著者:岩波零
出版社:MF文庫
魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(3)

勇翔は、魔法学校の代表として魔闘会を勝ち進みます。次に対戦するイグニフェール魔法学院は、火山の真上に浮いており、その火山にある温泉には様々な魔法的効能があることが分かります。効能は本当に種々雑多で、魔力を回復してくれる温泉(回復の泉ですね)、逆に魔力を吸い取る温泉、なぜか全身が緑色になる温泉、首が長くなる温泉など…他にも、魔法で生成された服が消えてしまう温泉や、性別が入れ替わる温泉など…そんなとき、勇翔を訪ねてきた男が「オレも人体生成が使える」と言い出して…

温泉効能はお約束の順番で現れていますね。この世界では服を着たまま入るのが普通のようで、混浴に慣れたところで、服が消える。性別がひっくり返る温泉は、さらに人を狂わせる効能もあるのか、男性化した女性陣から、勇翔は襲われそうになります。結局、スカートがもっこりするほど元気になったナニが、女性用下着に締め付けられる痛みで我に返り事なきを得たのですが…

ここまでは、いつも通りのドタバタギャグでした。ところが、人体生成が使えるという人物が登場してからは、今までのストーリー進行とはまったく異なるスピードで物語が進み出します。具体的にいうと、打ち切りが決まって無理矢理当初の着地点に向かっているかのような(爆)いや、本当にそうなのかな? と疑ってしまいます。イグニフェール魔法学院の温泉騒動までは、かなり尺がさかれているのに、実際の競技会は一瞬。当初は、武闘会ノリにしたくないのかな? とも思ったのですが、どうもそれだけでなくいろいろなことが一気に進んでいます。実際今回でエンディング迎えていますからねえ。

ちょっと残念なのは、月華と陽奈が最後まで、人間として扱われていなかったこと。確かに元は刀だったけど、女の子として人格が与えられた時点で、もう少し扱いが変わってもよかったんじゃないかなあ。勇翔が転生した世界は、恋愛という概念が薄く、いきなり合体するのが普通な世界。そんな設定も生かし切れていなかったような。ラストがすっ飛んでいるので、印象が薄くなってしまいました。

★★☆
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2017年09月14日

※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。


著者:弥生志郎
出版社:MF文庫
※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。

主人公は、ラノベ編集者である紘。ラノベ業界ものですが、高校生とかではなく24歳という全うな社会人年齢なので、違和感が少なくてすみそうな作品です。
紘が担当する作家は複数いるが、その中の一番売れている作家は10代美少女。さらに新人賞応募作品で「読んで泣いた」という作品を書いた唯々羽を、同僚との取り合いの末、担当しています。小説を読んだ際には、まったく気がつかなかったものの、唯々羽は実の妹。それも「こいつのためなら死んでいい」と思うほど可愛がっている妹。唯々羽の作品は、売れていない…紘は可愛い妹を売れっ子作家にできるか?

よくある業界モノです。担当作家が妹ってのも、あまり新鮮味はないなあ。というか、唯々羽って名前、かなり珍しいしPNで気づくだろう、と思うのですが…

唯々羽と紘の生活は、まるで新婚さん。二人で朝ご飯を食べ、仕事と学校に向かう。そして紘が帰ってくると、唯々羽が「おかえり」と迎える。唯々羽の執筆場所は、紘の膝の上。一緒にお風呂に入って癒やし癒やされ…ええもう、見事なまでのブラコン&シスコン兄妹です。そこまでして唯々羽が書くのは、迷走したトンデモ小説ばかりで…あれ? なんか最近同じような小説読んだ気がする? デビュー作と異なるジャンルを書こうとして、トンデモ思考になってしまうストーリーだった…あっちは血縁関係はなかったと思うけど、なんか似たストーリーだなあ。ライバル作家がいることも、それがともに同年代というのも同じ流れのような…

Wヒロインな作品のはずですが、ヒロインたちよりも、紘の後輩編集者千々石のほうが、可愛く見えてしまうのはなぜでしょうか? もう少し妹ヒロインが積極的に動けば、おもしろいラブコメになったのでしょう。

★★★
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2017年08月31日

大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?(2)


著者:櫂末高彰
出版社:MF文庫
大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?(2)
英雄嫁を増やすのも皇帝の大事な仕事です。

「ウチ、大国だから」
主人公は、グロリア帝国の替え玉皇帝として、異世界召還された常信。暗殺された皇帝にうり二つというだけで、異能も使えず、チート能力もなし。さらに召喚された異世界は、剣と魔法の世界でありながら自動車も存在しており、通信ネットワークや2ちゃんねる風掲示板まである始末。つまり、常信は異能でも能力でも、さらには現代社会知識でも無双することができない状態。そんな常信はグロリア帝国の圧倒的物量を屈指して、連合軍を退けます。そしたら、今度は「七勇者神姫」の残り5人が立ち上がり…常信は勝つことができるのか?

といいながら普段は、迫り来る4人の嫁に悩んでいたり。物量を武器に連合軍を退けた常信だったが、彼の目下の悩みは迫り来る四人の嫁だった。「むーっ。みんな、へーかの嫁だけど、わたしが一番なの!」「正妻として、陛下に一番に愛していただくのは私でなければなりませんわ」 なんかもう無茶苦茶リア充じゃないですか。パオラがかけた隷従魔法により、常信の命令に背くと、激しい性的快感を得る…帝国の捕虜となった「風の姫」ロザリンド。前巻で、あまりの快感に「おちた」と思われていましたが、まだ頑張ってはいたようです。ロザリンドを助けるために、立ち上がる5人の姫ですが、これがまたとんでもないやつらばかり…「彼女を虜囚とし、あんなことやこんなことや、あまつさえそんなことまで……? 一国の姫だぞ!? 一国の姫に、まさかそんなことまでやるだなんて……この、破廉恥外道皇帝!」と勝手に盛り上がるヤツやら、瞬間移動で、常信の膝に現れるロリ娘やら… ネット掲示板では、どんどん皇帝の威信が崩れていく…なんとかしようとロザリンドに「ひどい扱いは受けていない」ことを宣言させようと、動画撮影したら、隷従魔法のせいで、放送できないレベル(完全AV)に…剣の力をもたない常信のとった方法は?

って、どんどん掲示板中心としたストーリーになってしまっているじゃないですか。せっかく、ヒロインに個性があり面白かったのに…ネットスラングが入ると、すごく閉じた世界になってしまいます。これだけ個性的なヒロインがいるんだから、もっとリアルな人間を描いて欲しいですね。そのほうが、ラブコメとしても面白くなると思うので。

★★★
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2017年08月09日

大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?


著者:櫂末高彰
出版社:MF文庫
大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?
  替え玉皇帝になったので美少女嫁も豊富です。

長いタイトル。さらに第一章が上長だったので、これは失敗と思ったのですが、我慢して読み続けると、面白くなってきます。

主人公・日和常信が目覚めると、異世界に召喚されていた…異世界召喚ものです。常信が召喚された理由は、先頃暗殺されてしまった皇帝とうり二つだったため。皇帝の替え玉として召喚されたのです、そのため、チートな能力はなにも身についておらず、現実世界での平凡な能力のみ。その上、召喚時に召喚主である帝国の姫・パオラにより従属魔法により自由を奪われてしまう…はずだったのに、パオラがいい子(別名アホな子)だったため、なぜかパオラが常信のいくことを聞くという従属魔法が、パオラにかかっており…実質的に自由な身となった常信は帝国内を見て回ると、国土は大陸の8割以上を占め、人口や資産は他国全てを集めたものの千倍をほこり、滅ぼした国は万を超えるという超大国。当然内部では、大会社病が蔓延しており、老害がはびこっていました。果たしで常信はこの国の危機を物量によって立て直すことはできるのか?

この作品の成功ポイントは、ヒロインズが生き生きしていることですね。パオラ以外にも、天才猫耳幼女や姫騎士などなど…少しオーバーではというほど、デフォルメされたキャラですが、物語の壮大(なおバカさ)さとうまくマッチしています。タイトルがネタばれしていますが、力がなくても圧倒的物量があれば、チートな能力に勝てるというストーリーは面白いですね。「ないものをあるように見せる」のではなく、本当にあるのだから、タチが悪い…バカな戦法なんだけど、なぜかすっきりするという不思議な感覚がありました。

残念だったのは、パオラの設定ですかね。見た目の年齢(中学生くらい?)に比して、非常に幼い話方をしています。異世界なので、実は話方は年相応で見た目がと思っていたのですが、途中で「昔はそうでなかった」という言葉が出てきます。兄である皇帝が暗殺されたことで、そうなってしまったと…けど、途中からその設定がどこか行ってしまったようで…意味深な割においてけぼりだなと。あと従属魔法。相手に命令されたことを履行するまで、性的快感を得るというもののようですが、これって命令を聞くということにつながるんでしょうか? 普通苦痛を与えますよね(悟空のわっかみたいに)快感だったら、履行したら与えられるご褒美にしないと、意味がないのでは?

最後に…常信は平凡とか、チート能力がないといっておりますが、これだけの大国をコントロールできているということは、ものすごく非凡な能力をもっていますよね。さすがラノベの主人公というべき存在です。

★★★
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2017年08月04日

異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる(2)


著者:七烏未奏
出版社:MF文庫
異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる(2)
 〜湯船の中でならバレません……よね?〜

異世界の温泉に転生した草津熱美。彼の魅力(温泉としての)にはまり、常連となった女の子たちとトラブルを乗り越え、地元の大人気温泉へと成長。レティシアの妹・リザやドラゴン娘・ミィを従業員として迎え、ますます賑やかになってきた。熱美にとって、女の子の裸を眺められる(代償としておっさんの裸も眺めるわけですが)楽しい状況。ところが、近くの街でそっくりの温泉が湧いたという噂が…レティシアたちが調査に向かうと、そこは温泉偽装して集客している銭湯だった…って、いわゆるスーパー銭湯ですね。なぜか勝負しようじゃないか。このセントーとお前たち温泉、どちらが本物なのか」と異世界温泉VS異世界銭湯ここに勃発!

今回は、隣町にできたスーパー銭湯との闘いになります。現代社会であれば、普通に効能や、施設・従業員の質などで勝敗がつくのでしょうが、そこは異世界。一筋縄でいかない状況が生じてきます。熱美は、いまより忙しくなることを望んでいないため(お客が増えるとおっさんも増えるというのもあるよう)闘いに乗り気ではなかったのですが、途中からは状況が変わり、温泉としての能力を発揮するようになっていきます。

1巻であった設定の一部がどっか行ってしまいましたね。最初にレティシアが温泉に入ったとき、「硬度が上昇しました」「水質変化し、牛乳風呂になります」てな状況でしたが、今回はそっち方面の反応はない模様。ってか毎日見ていたら慣れてしまうか。ただ熱美が実体化したときの下半身に慣れない女の子はいるので、ケロリンおけで隠すという変態な姿になっています。神様としての威厳がまったくない状況ですね。

サブタイトルの意味は…漏らすものが想像外のものでした。それ以外はまんまです。

この作品は、温泉の以外な利用法が提示されるので、読んでいておもしろいです。熱美が完全実体化できたときには、ヒロインズによる争奪戦もありそうで、そちらも楽しみですね。(そんな時期がくるのかわかりませんが)

★★★☆
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2017年07月21日

てのひら開拓村で異世界建国記


著者:星崎崑
出版社:MF文庫
てのひら開拓村で異世界建国記 〜増えてく嫁たちとのんびり無人島ライフ〜

異世界に転生した少年・カイは、邪神に呪われており(祝福とも言える)12歳の時点で行われる儀式(神様の祝福を受けた子供の能力を解放する)で、異端児として魔物だらけの孤島に捨てられてしまう。魔物に襲われ絶体絶命となった時、なぜか島に住んでいる少女・アビスにに助けられます。カイはアビスと共に暮らしていくことにします。またカイは、邪神の祝福により「てのひら開拓村」というスキルを持っていて、箱庭内の村(外部世界からは、スキル保持者とゲストしか入れない)で自由に開拓をしていくことができます。そちらの世界で育った食物や水をこちらの世界に持ち込み、それで生活をするというスタイルになります。

ということで、状況の割にのほほんとした日常系小説です。カイのスキルによって創られる「てのひら開拓村」には、アシスタントがいて(食いしん坊エルフ)、基本彼女が村の面倒をみてくれます。カイが村に持ち込んだもの(種や動物など)に影響され、村が発展していくという仕組みであり、まあ箱庭型ですね。最初はアビスと二人で無人島で暮らしているのですが、1年後にカイ同様邪神の呪いを受けた少女が流されてきます。彼女を助けたことにより、嫁が一人増え…さらにもう一人少女を助け嫁にし、さらに亡国の姫と女騎士(あ、クッ殺言わなかった)も助け、こちらも嫁にし…どんどん嫁が増えていき、さらにはなぜか国を作ることになって…

全体にのんびりしたイメージを作りたいんだろうなというのが、文章からは読み取れます。でも日常系を続けるだけの、テクニックが不足しているのか、ストーリーが劇的に進みすぎ。さらに中途半端な設定が後々矛盾を生んでおり…(女騎士の首輪設定どうなった? 主人が決まれば、感情を殺してしまう機能があったんじゃないのか?)おもしろいんだけど、もう少しって感じですね。

この作品の最大の問題は、日常系の別作家の別シリーズそっくりなところ。絵師さんが同じなので、雰囲気が似ている(特にエルフなど)のは仕方がないんですが、登場人物の性格や、ところどころに出てくる文体、さらに章間のイラストに記載される内容…すべてが似ているんですよねえ。一瞬二次創作を読んでいるのかと思うところも…

もう少し、独自色が欲しいですね。今更登場人物の口調などを変えることはできないでしょうが、他になにかプラスしてもらえたら、楽しくなりそうです。今のままだと、飽きてしまうかな。やっぱり本家にはなかなか勝てないでしょうし。

★★
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底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす(2)


著者:番棚葵
出版社:MF文庫
底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす(2) 家族で過ごす冒険者学院

チートな神獣娘たちの助けもあって、強敵を打ち倒し、街の英雄となったアード一家ですが、有名になったがためアルバイトができず家計がピンチに! そんな時アードに「冒険者学院」の臨時教師をやらないかという話が持ちかけられます。最初は、娘達と離れることになるので、と断ったアードでしたが、その娘達も臨時生徒として同じ学院に通うという条件で、低学年クラスを受け持つことになります。しかし、すぐにアードが低レベル英雄であることがばれ、生徒達からの信用はなくなってしまい… それでも娘達の教育、なにより友達を作ってやるために、頑張るアード。

今回は、ダンジョンではなく、学校が舞台となっています。大人とは違い、すぐに分かるレベルという数値に惑わされる子供達。さらに校長(英雄)の妹・キスカは、本来であれば姉が受けるはずだった賞賛をアードが受けたこともあり、アードを受け入れることができません。アードを慕う3人娘も当然受入られず、お互いが反目することに。 そんな四面楚歌な状態でもアードは、自らを飾ることをせず、相手が子供であっても真摯に対応していきます。そんなアードを見て、子供達が少しずつ考えを改めていく成長物語となっています。後半は「異質な者に対する、畏れ」が描かれており、こちらも深いお話になっています。
もちろん、ラブコメもあります。前巻より3人娘も成長しており、自我の芽生えと共に、「大切な人の役に立ちたい」という気持ちも強まってきているようです。「となりの芝は」状態で、人より劣っていると考える娘たち。でもそれをマイナスではなく、プラスに考えさせるのは、アードのうまさでしょうね。劣っているからダメなのではなく、劣っているから、努力して自分の長所を伸ばしていく…「No1にならなくてもいい」と思った瞬間、堕落が始まりますが、そうではないことをうまく説いているなあと。

前回同様リウナは、3人娘の恋敵として、涙目になっていることが多いかわいそうな役割です。端からみれば、リウナとアードはお似合いなんですけどねえ。幼馴染みだからといって、必ず不幸になるというのは、勘弁して欲しいな。

★★★★
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2017年07月03日

ワールドエンド・ハイランド


著者:つくも三太
出版社:MF文庫
ワールドエンド・ハイランド 世界樹の街の支配人になって没落領地を復興させます。

異世界に召喚された高校生・榊喜一が主人公。彼は、召喚主の美少女・アイシャの願いにより、没落寸前の領地を救う手助けをすることに。
喜一は、現代社会で「自称妹」という一種ストーカーにつきまとわれており、その存在から逃れるためなら、異世界でも問題なしという状況でした。ってここですでに躓いてしまうなあ。ネットでの評価は非常に高いのですが、この自称妹・ヒナタの存在がまったく理解できない。「心の病」にかかった少女という扱いですが、それだけで「まわりも逃げていく」というのが理解できません。世代の差かねえ。

と最初で躓いたもので、後も展開もよくわからない。召還された異世界は人工的なダンジョン・戯迷宮へ望む冒険だけが娯楽になった世界。死んでも簡単に蘇生することができ(蘇生するたびにバカになっていくが、時間が経てばもとどおり)「死」さえ意味を持たなくなった世界。そんな世界でアイシャの領地は、最果ての地・ヒト・モノ・カネのすべてがないどうしようもない状況。そのため冒険者がほとんど来ない。さらにアイシャが創る戯迷宮は難易度が最悪で「またやらかしたね!こんな殺人“戯迷宮”だから冒険者が来ないんだよ!」というもの。喜一はそんな領地を、意識高い系・スマリ、厨二病・ユーフォリア、現世から追っかけてきた妹・ヒナタと共に、復興しようと頑張ります。

本来ラブコメなんでしょうね。でも全くコメディが見えてこない。ヒロインズが酷すぎて、全然共感できない。アイシャの「笑顔になる」という方向性のズレも酷すぎ、なにをしても笑いの要素が見えてこない。

「人と違う」ことを笑いにするという、昭和に流行った悪しき風習が復活してきているのかなあ。「人を笑わせる」ことと「人を嘲う」「人に笑われる」というのは、すべて違うはずなんだけど、ごっちゃになっているような。残念です。

タグ:
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2017年06月22日

巻き込まれ異世界召喚記(1)


著者:結城ヒロ
出版社:MF文庫
巻き込まれ異世界召喚記(1)

優斗・修・卓也・和泉は乗っていたスキーバスが事故に遭い異世界へ召喚されます。というか、勇者として召喚された修に巻き込まれる形で異世界に召喚されたため、事故に遭ったのかな? 召喚できるのは「元の世界でいなくなっても大丈夫な状況=死」を迎える日とだけということですが、なら異世界ではその状況をずっと待っているのかな?

召喚された4人は、慌てることもなく(元々オタクだから)、剣と魔法が実在する世界で、楽しく暮らしていきます。この世界では、勇者のみならず異世界から召喚された人は、身分的にもかなり高い位置にされるようで(無理矢理召喚したからお詫び?)彼らも優遇され、家庭教師として美少女(一名イケメン男子ですが)つけられます。それぞれの美少女と仲良くなったり、青春を謳歌する4人。元の世界では、まわりの大人に利用されるだけなど、ハードな日々を送ってきたとは思えない穏やかな4人。当然異世界もののお約束でチートもついており…

ってことなんですが、うん、地雷でした。もともとWeb小説でAmazonでは、ファンとおぼしき人たちが絵師と出版社を総攻撃していますが、いうほど面白い小説ではなかった。すべてが薄っぺらいんですよね。残念ながら… 元世界での4人の境遇というのも「ふーん」って感じですし、異世界でチートしているのも「ふーん」って感じ。ラブコメも薄くてね。(1)となっているから、続刊はあるのでしょうがもういいや。

タグ: 地雷
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2017年06月14日

くずクマさんとハチミツJK(2)


著者:烏川さいか
出版社:MF文庫
くずクマさんとハチミツJK(2)

興奮するとクマになる高校生・阿部久真は、ハチミツの汗をかく美少女・天海桜と出会い、互いの秘密を守るために協力関係を結んだ。夏になり、一日中桜と過ごしては、ハチミツをいただく「最高のハチミツライフ」を満喫する久真。そりゃねえ、ハチミツをもらう方法は、桜をなめ回すって倒錯プレイだからねえ。そんな変態な日々を過ごしていた時、生き別れの妹・九舞が戻ってきます。彼女はクマの里で暮らしていたため、常識がかなり欠落しています。でも「愛してます、お兄さまぁ!」と久真のことを好き(たぶん妹として)なため、少女をなめ回している久真を「堕落したー原因は桜」と判断し、桜を遠ざけようとします。彼女もクマ人間のためか「なめ回す」ということに性的な意味は見いだしていないようですね。普通そっちの心配をしそうなものですが… 久真に対して、羞恥心が欠けているのか、平気でお風呂に入ってくるなど、スキンシップ過剰な妹に振り回されます。そんな中、久真が桜の蜜をなめている(なんかこう書くと、違うこと想像するな)場面を、少女・酒見圭登に目撃されます。
「実はアタシ、サケ人間なんだ」「…へ?」
泳ぐとサケ(人魚)になるという彼女に頼まれ、二週間後の水泳大会までに体質を克服することに!

前巻では、天海姉妹(特に桜のほう)の蜜の香りでクマ化していた久真。今回は、圭登のサケ化した下半身をみてもクマ化しています。まあクマはサケが好きってことになっていますけどねえ。この圭登、ビジュアルが想像しにくいんです。下半身がサケ化するといわれれば、人魚なんですが、太もものあたりまでがサケ化という表現なんですよねえ。ってことは、左右2匹のサケが? それともサケの胴体に足が二本ささっている? なんかシュールな見た目ですねえ。

最初は、お互いの体質を隠すために協力体制をとっていた桜と久真の距離が、かなり近づいてきています。もともと楓という存在がありましたが、彼女は久真のことを「異性」としてより「大好きなクマさん」と愛玩動物として見ています。しかし、圭登はそうではないようで…それに触発される形で二人の関係も動き出します。

…って普通に考えたら、この二人かなり進んだ関係ですよね。どうやら桜も舐められることに快感を覚えているようですし、それこそ別の蜜が(って下品すぎますね)…

前回感想で「ハーレムにはして欲しくない」と書いておりますが、今回のサブヒロイン投入は、大成功です。天海姉妹だけだと動かなかった水が、圭登によって動き出した感があります。九舞もこれから面白そうですね。

この作品のいいところは、ほんわかした雰囲気が全体に流れているところ。設定だけ見ると、変態倒錯エロになりそうですが、そこをえっちという軽い雰囲気にしています。イラストも大きな助けになっています。

★★★★
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2017年06月12日

世界最強の人見知りと魔物が消えそうな黄昏迷宮(1)


著者:葉村哲
出版社:MF文庫
世界最強の人見知りと魔物が消えそうな黄昏迷宮(1) 冒険者世界も不景気です

舞台は「ローゼンガルド帝国」。そこは、迷宮の魔物を狩り、資源を得る(鉄などの素材も魔物が持っている)ことで発展してきた冒険者の国。ところが。安価で手軽な蘇生魔法野開発、Lvに応じた適切な狩り場何愛。効率的な迷宮攻略によって冒険者が激増し、魔物が激減した「黄昏迷宮」。このままほっておおくと、経済的破綻は避けられない。そんな国の存亡の危機に、「人工迷宮」計画を遂行するため、新米騎士と3人の人間的にはダメすぎる天才が集められます。「ほんっとうに、このPT、なんで、こんなひとばっかりなんですかあああああ!」新米騎士・ティルムは、果たしてPTをまとめて国の危機を救うことができるのか!

それぞれ能力はあるものの、なにかが決定的に欠けている4人が集まり、人工迷宮を造るための「魔物」を生け捕りにすることになります。ティルムは、騎士になりたてで、普通ならこんな大切な業務にかり出されないはず。しかし冒険者ギルド・商人組合・神殿連盟は、万が一失敗した時に失ってもさほど問題でなく、でも帝国に対して「しっかり人材を提供した」という認識を持たせるため、能力は高いものの、人間的に問題ありまくりの人選をするだろうから、それをまとめられる人ということで、ティルムに白羽の矢が立ちました。そういった意味では、一番「まとも」な理由ですね。ティルムに唯一足りていないのは「経験」ということになります。冒険者ギルドが選出したのは、Lv7の戦士。この世界でLv7は数えるほどしかいない、別次元の強さを誇る存在。しかし彼は、極度の人見知りのため、会話が成り立たない…商人ギルドからは、Lv6の商人。神殿組合からはLv4の神官。もちろん一癖も二癖もある人材です。

漁をする人が多くなりすぎて、資源が枯れてしまう。天然モノだけではやっていけないから、養殖物を導入しようという、現実世界でよくあるパターンを、うまくファンタジー世界に当てはめましたね。極度の人見知りを入れることで、ラブコメもうまく回っています。魔物側の事情もうまく取り入れており、楽しい作品になっています。

★★★☆
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2017年05月22日

魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(3)


著者:刈野ミカタ
出版社:MF文庫J
魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(3)

神霊魔剣を操る貴族の乙女のみが通うグランディスレイン魔法学園。そこに入学した魔力ゼロにして唯一の男。ユーベルが主人公。「愛は偉大、超便利、マジ効率いい」が座右の銘であり、順調にハーレム「王閥」を拡大させています。前巻で学園最大姫閥「桜花夜会」の主・アンリエットを落とした…かにみえたユーベルですが、彼女にいきなり刺されてしまいます。刺される瞬間に、身体をひねることで致命傷となるのを避けたユーベルですが、その傷は深く数日眠り続けることに…ようやく目が覚めたら、今度は学園一三血姫を越えた存在の「姫王」ことリン・スメラギに誘拐されてしまいます。

リンの目的は、自らの子孫を残すこと。最強の血筋を保つため、ユーベルに白羽の矢をたてた模様です。しかしそこには「愛」はなく、純粋に生物学的な意味で子をなそうとしているようで…
「ではさっそく子種をよこしてください」
「ちなみに、俺はそのあとどうなりますかね?」
「処分します。用済みですから」
「お、おう…」

かなり厳しい状況に追い込まれたユーベルですが、そこは「愛は偉大」を信奉しているユーベル。簡単に子種を渡すようなまねはしません。リンの頭に存在していない「愛」という意味を植え付けようと、画策していきます。今までその立場から異性と接触することが、ほとんどなかったリンは、ユーベルの思惑通り、ユーベルに興味を持つようになっていきます。チョロインも健在で、いろんなタイプのヒロインがユーベル閥に参加してきています。「愛」を武器にユーベルの無双はいつまで続くのでしょうか?

★★★
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2017年05月18日

突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!


著者:塀流通留
出版社:MF文庫
突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ! そうか、布団なら敷いてあるぞ。

実妹、義妹、似妹(?)と織りなす、妹ラブコメ。妹は、みんなお兄ちゃんが大好き!という妹ハーレムになっています。主人公と実妹は、幼少期に両親と死別し、施設に引き取られます。そこで出会ったのが、似妹(実際には、年上だが、妹的存在)。その後兄妹は、別々の家に引き取られ、主人公の新しい両親の元できたのが義妹。今は義妹と一緒に生活しており、仲良く過ごしていました。そんな頃再会した実妹は、大富豪の娘になっており、兄に会えなかった間に、兄への愛情がこじれてしまっていました。

「好きです、兄さん」 家族としてなら問題ない。でも実妹がいう「好き」は異性として。当然法律上結婚できないはず。でも彼女は、その法律をお金で変えてしまうことができそう。

「好きだよ、お兄。兄妹としてではなく、一人の異性として…」 義妹からの告白。
そして
「彗、…好き」 似妹からも…

論理的(かつ倫理的)に考えると、似妹は法律上のつながりがないですし、唯一合法的に結婚できる相手。でも主人公は、3人とも大好き。ついでに妹3人もお互いが大好き。そんな、コミュニティの中で、主人公は誰も選ばない道を選びます。でもいつまで持つのでしょうか?

一つ屋根の下に住んでいる4人。しかも女の子3人は、いつでもWelcomeな状態。ラブコメの典型的な状況です。でもこの主人公は、女の子たちの「好意」に気がついており、それを正面から受け止めています。その上で「選ばない」という選択をしているというのが、珍しいのかな? 主人公には好感を持てるのですが、ヒロイン3人の棲み分けがうまくいっていないため、あまりラブコメが盛り上がっていません。似妹という不思議な言葉を見つけた(造った)ことで満足されてしまったのかなあ。実妹を「お金」という要素で、差別化しようとしているのですが、あまり成功した感がない。というか、あと二人にそういうチートがないため、バランスが悪いんですよね。
あと一ひねり。

★★
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2017年05月16日

今日から俺はロリのヒモ!(3)


著者:暁雪
出版社:MF文庫
今日から俺はロリのヒモ!(3)

前巻ラストで、藤花が荷物を抱えて「駆け落ちしてください!」と驚愕の宣言をしてきました。普通の流れであれば、現在の状況を知った藤花の両親が大反対。大げんかして、駆け落ちという流れなんですが、このひも小説は斜めの方向に進んでいきます。彼女がいう「駆け落ち」ってのは誤用であり、要するにハルも一緒に出張に着いてきて欲しいというもの。まあ小学生が出張とは? という疑問はどこぞに捨ててしまわないと、話が進みません。いつもは、有能メイドさんがついて行っていたようですが、どうしても日程調整が難しいと…なので一番暇なハルに白羽の矢が立ったんですね。まあクズとはいえ、成人していますから、保護者にはなるようで(事案になる確率のほうが、圧倒的に高いですけどね)いろいろありますが「藤花が楽しければ、それでOK」というスタンスのもと、出張も楽しみます。仕事が終わってからは、もう一日大阪で遊ぼうと、千鶴・紗奈も大阪へ呼び出します。そして3人で大阪を満喫。(最初は、渋っていたメイドさんは、藤花の写真を送ってもらうことをバーターにして、了承。って、この人実は一番危険な存在なのかもしれない)その後もコミケに参加したりと自堕落な生活を続けるハル。もうプロのひもとして、かなり高レベルに達したようです。

そんなプロひもにも、難題が! 「―先生、わたしにSMを教えてください!」と藤花が言い出します。さすがに、大人の階段一足飛びすぎだろ! 実演したら一生刑務所だろ! と焦るハル。彼が行った方法とは?

今回もハルのクズさが際だっています。直接手出しをすることはないようですが、少女用コスプレ衣装いったいどれだけ買い込んでいるんだ? それだけでも十分に事案に思えてしまいます。さらに今回は、ヒモの素晴らしさを第三者に伝授しているし… 

面白いのは確かなんですが、あまりにも暴走しすぎで、ついて行くのが難しくなってきています。前巻でも感じましたが、ロリたちの精神年齢低下が著しく、実年齢との乖離が激しくなってきています。確かに子供の知識は偏ったものになりますが、それが極端すぎ。もう少し精神年齢あげていかないと、一部の人にしか理解できない世界になりそうです。
★★
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14歳とイラストレーター(2)


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
14歳とイラストレーター(2)

「もうこのまま描けなくなっちゃうんじゃないかと、泥沼に沈んだ気分になるんだ」ひょうひょうと生きているように見えるイラストレーター・京橋悠斗にもスランプはある。そんな悠斗のところに、悠斗が挿絵を描いているラノベの作者・小倉が「もうダメ」と遊びにきます。担当編集と合わず、いろいろ貯まっている模様。どこか「遠くへ行きたい」ということで、乃ノ香も連れ、3人で九州の温泉へ行くことに。ということで温泉回です。
乃ノ香の両親って、どんな教育方針なんでしょうね? 礼儀作法などがしっかりしているということからすると、かなり厳しいような気もするのですが、旅行あっさり許可出したりしていますからねえ。もともと「売り子」として大阪遠征もしているということですが、不思議ではあります。

悠斗の周りには美女(美少女)ばかりが集まってきているようです。1巻で出てきたナストキュウリ先生、はらみなどなど。どうやら登場人物すべてが、悠斗に好意を持っているようで、なんともうらやましい状況。乃ノ香も、少しずつ悠斗を意識するようになってきているように見えますし、恵まれた環境ですね。

今回温泉旅館では、お約束の混浴シーンがあります。それもラッキースケベではなく、ヒロインズの確信犯的行動。旅館のお風呂は「混浴」と小倉がそそのかし、乃ノ香も乗り気。実は、混浴でも水着着用だったと…男の性をからかわれた悠斗。その後「本当の混浴」ということで、家族風呂を小倉が予約。さすがに断固拒否した悠斗。結局男女別々に入ることになったのですが、悠斗が風呂に入ってすぐに小倉が全裸で乱入。さらに乃ノ香まで…なんとなく乃ノ香は、対抗心から入ってきたように感じますね。

3巻からもラブコメが楽しくなりそうです。

★★★
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2017年05月15日

クソゲー・オンライン(仮) 3


著者:つちせ八十八
出版社:MF文庫
クソゲー・オンライン(仮) 3「このクソゲーが現実だと私だけが知っている」

バグにより「妊娠」してしまったアズラエル。ササラキは、アズラエルはVR世界とはいえ、好きでもない人の子供を産むのは嫌と思い、なんとかしようとする。でもアズラエルは、どうも「絶対嫌」というのでもないようで…そのあたりの機微にササラキが気がつければ、ここまでこじれていなかったんでしょうけどね。結局、さらなるバグにより、二人お子供は生まれてきます。それも10歳程度の娘として…さらにバグで、名前がとんでもないことになっており(考えるために、登録し削除したはずのものが、まったく削除されていなかった)ややこしいことになりますが、結局キサラという名前で落ち着きます。

天使のような(実際に天使の属性を持っている)キサラですが、なぜかこの仮想世界はゲームなどではない、現実なのだ!と強く主張しています。「キサラが生まれた世界はクソゲーなんかじゃないのです!みんな邪悪なる運営に騙されているのです!」…いや「運営」がある時点で現実じゃないんですけどね。もちろん、ゲーマーたちは、誰も信じませんが(どこにも信じる要素がない)、運営が邪悪という点には同意。「じゃあ運営VSプレイヤーのイベントを開催して盛り上げましょう」「悪魔だね僕たち」という流れで、運営Vsプレイヤーのイベントが勃発。果たして、AIと人間はわかりあうことができるのか?

キサラがいい子すぎて、切なくなります。冷静に考えたら、いきなり10歳程度の身体に生まれてきて、両親の見た目からすれば、自分は何歳の時の子供だ? という話になりますよね。それでも「この世界は現実」と言い張る彼女。その理由を考えると、すごく切ない。さらに、両親が望んで生まれてきた訳ではなく「間違いで」生まれてしまったと知ってしまい、でも二人のことは大好きで…

この世界はクソゲーなんかじゃない! と伝えてあげたいですね。しかし、アズラエルとササラキ。もうくっついてしまったほうがいいんじゃないかい?

★★★☆
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2017年04月17日

魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(2)


著者:岩波零
出版社:MF文庫
魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(2)

突如道場に現れた謎の男に瞬殺されてしまい、異世界に転生した勇翔。愛刀(双剣)は、なぜか魔導少女に転生していました。自分を殺した相手と再び闘うため、魔法闘技大会の学校代表になった勇翔。一回戦の相手はモーリエ魔法女学校のライラという人魚に決定。ところが、陽奈と月華は「あたしたち錆びちゃうかも!」心配しだします。そこで、まずは二人に海を経験させるという自然な流れで「水着回」 二人とも海にすぐ慣れて、一安心。ところが今度は、対戦相手であるライラの姉・レイナから弟子入りをせがまれます。なぜか「私を奴隷のように扱ってかまいませんから、一緒にあのクソ兄貴を殺しましょう!」と、同棲まですることに。勇翔はモテているのか、それとも?

魔法闘技大会の本戦が始まっています。学校代表決定戦でもそうでしたが、正々堂々という言葉とは対極にある大会のようで、闘う前に陰謀を張り巡らせるのは当然のようです。純粋に魔法能力だけでは強さが決まらないところが、嫌らしいですね。普通の主人公だと、その陰謀に真正面からぶつかり、そして蹴散らす!という流れになりますが、この主人公も陰謀好き。なので絡め手で攻めるということになります。

シリアスな流れを維持することができない作品です。陽奈がひたすら前向きに明るいこともあって、主人公がピンチに陥っても、どこかギャグっぽい流れで危機を脱出します。そこにエロコメが挟まれてくるという流れ。そりゃシリアスも裸足で逃げ出しますよね。

少しだけ心配なのは「闘技大会」をネタにすると、敵能力のインフレが起こりやすいということ。そして主人公も異常に強くなり、まったく面白みのない話になってしまいがちです。そうならないことを期待しています。たぶん、この流れならそうはならないような気がします。

★★★☆
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2017年04月12日

異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる


著者:七烏未奏
出版社:MF文庫
異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる
 〜アンタの中が気持ちいいわけじゃないんですけどっ!?〜

主人公は温泉好きな男子高校生・草津熱美。地方の温泉(Bath)に向かう途中にバス(Bus)事故で死んでしまう。次に目が覚めたとき、彼は異世界の温泉に転生していた。いろんなものに転生するご時世ではありますが、今回は温泉だと。そういや最近鎧に転生して、美少女に着られるという小説もありましたね。

熱美温泉(まんなやな)に最初に訪れたのは、エルフの冒険者・レティシア(当然美少女) この世界では、あまり温泉というものがないようで、最初はおっかなびっくりですが、一度入ってしまうとその気持ちの良さの虜になってしまいます。熱美温泉には体力・魔力の即時回復や一時上昇、状態異常回復などの効果があり、さらにはもう少し大人な効力もあるような(途中から立ち消えになってますけど、最初はそれらしいことが描かれています)。で、入られた熱美のほうも美少女が丸裸(当然だ)なので当然…「硬度が上昇しました」「水質変化し、牛乳風呂になります」……なんの? という状態。感覚的に「自分の中に「入ってくる」感じがするそうで… この温泉、ゲーム的なところもあり、お客様名簿が埋まれば、その分レベルアップするという機能があります。レベルアップによって、最初は温泉の湧く沼といったものから、湯船などが出来、どんどん温泉施設が立派になっていき、さらには効能が追加されていくというもの。熱美はお客様を増やせるのか?
温泉に転生ってのは、あまり考えなかったなあ。それだけでこの作品は勝ちなんですが、キャラクタたちが魅力的なのもいいですね。レティシアだけでなく、巨乳神官・クム、小さき(いろいろと)村長・チーチクたち美少女ず。それ以外の筋肉兄弟もいい味出しています。いろいろなトラブルにも、温泉の効能をうまく使って対処するなど「温泉に転生」したことをエロコメ要素だけでなく、本筋にも利用しており、無理矢理感がないことも、この作品のいいところです。さらに、さりげなく男子高校生のリピドーも描かれていたり、いなかったり。熱美が「実体化」できる時間に制限を設けたことも、正解ですね。自由に実体化できると、温泉である意味がなくなってきますからね。おもしろくなりそうです。

★★★★☆
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2017年04月07日

底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす 家族で挑む迷宮攻略


著者:番棚葵
出版社:MF文庫
底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす 家族で挑む迷宮攻略

迷宮都市に暮らす少年剣士・アードは、自身に宿る“悪運”の祝福により碌な冒険が出来ずにいた。ある日、罠にかかり飛ばされた先で3人の少女を拾う。彼女たちは古代文明に造られた“神獣”で―刷り込みによつて父親認定されてしまった!幼なじみのリウナを加え、家族となったアードたち。だが、昼は子育てとバイトに追われ、迷宮攻略に使えるのは、寝る前たったの2時間だけ!?フェニ(フェニックス:外見14歳)の戦闘能力は高いし、ユニ(ユニコーン:外見11歳)は、とんでもないアイテムを作り出すし、ナー(ナーガ:外見9歳)は、予知能力があるしと娘チートにより、攻略を進めていきます。アードは、娘たちを守ることができるのか!

最初は刷り込みによって、アードを「父親」と認識する3人娘ですが、次第にアードの優しさに対して「異性」として好意を持つようになっていきます。なので、もともとアードに好意を持っているリウナを「恋敵」と認定。ロリ娘たちとリウナによる、アード争奪戦も繰り広げられます。しかしながら、アードはご多分に漏れず鈍感で、リウナは妹、3人娘は娘としてしか見ておらず、恋愛対象になっていません。まあお約束の展開ですな。とはいえ、リウナは同い年ということもあり、若干気があるのかな? と思わせるシーンも。これからどうなっていくのでしょう。

戦闘シーンは、前半は3人娘によるチート爆裂です。これってずるいよな。といいたくなるレベル。でも、自分が倒したわけではないので、レベルは上がらないという世界観になっているようです。経験点とスキルポイントが別というのは、どこかのゲームでそういうのがあったような… レベルアップは、ギルドでないとできないようです。ということは、ダンジョンに潜ると、戻ってくるまでレベルアップできないということですね。結構つらいだろうな。

作品は、3人娘たちが、アードに惚れていく過程や、それに伴いリウナに嫉妬していく過程がうまく描かれています。よいラブコメですね。
★★★★
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2017年03月27日

嫁エルフ。


著者:あさのハジメ
出版社:MF文庫
嫁エルフ。 〜前世と来世の幼なじみから同時にコクられた俺〜

異世界を救った功績を評価され、転生者見習いたちの教師をすることになったルミナが主人公。異世界での能力が封印され1/10になっているとはいえ、一般人からすれば脅威の力。それを知らずに喧嘩を売ってくる生徒を一なですると、生徒はボロボロ。それが原因で、ルミナが担当するのは、エルフの女神・ハイネと現世で死に別れた幼馴染み・千雨の二人のみ。ルールとして、ルミナは千雨を知っていることを明かすことはできない。果たして?

なぜか最初からハイネは、デレまくっています。「ハイネはあなたの嫁です!」と迫ってくるし、もうなんならいっそ身も心もすべて捧げます状態。一方、千雨は前世でいつも一緒にいてくれた幼馴染みであるおにいちゃん(=ルミネ)に会うのが夢。なんか哀しいですね。ところが、ルミナの優しさに触れて、千雨まで告白してきます。「わたし、このアホ女神だけには負けたくない!」 二人の間で始まるラブコメかと思いきや、なんとこの二人は同一人物らしい…このあたりから、ややこしくなってきます。転生する際のミスやトラブルにより、時空がおかしくなってしまったようです。さらに転生を扱っているのに、タイムパラドックスを表現しようとしたため、なにがなんやら…
ルミネ:現代社会で事故死⇒ファンタジー世界へ転生⇒中継点へ転生
ハイネ:ファンタジー世界で死亡⇒中継点で数百年眠る⇒中継点で目覚める
千雨 :現代社会で病死⇒中継点へ転生
なら問題ないのですが、千雨はハイネの前世だと…つまり千雨は現代社会で病死した後、数百年前のファンタジー世界にエルフ(ハイネ)として転生したことに…じゃあ、今いる千雨は?

ルミネの転生にも秘密があるので、時系列をまじめに考えるとよくわからなくなります。なので、この作品を楽しむ方法は「パラドックスなんて忘れて、同一人物によるラブコメ」と考えることです。ストーリー上「千雨がエルフとして転生しないとパラドックスが」とか書かれていますが、見なかったことにすべきです。

その前提でいうと、背中がむずかゆくなるラブコメとして楽しむことができます。

最近の転生は、ダイレクトに転生するのではなく、受付のような施設を経由するパターンが増えましたね。

★★★☆
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2017年03月06日

今日から俺はロリのヒモ!(2)


著者:暁雪
出版社:MF文庫
今日から俺はロリのヒモ!(2)

クズな主人公・ハルとロリたちの爛れた生活…第二弾。そろそろついて行けなくなってきたなあ。
超お金持ち美少女小学生・二条藤花のヒモになった、主人公。今日も気ままに惰眠をむさぼり、藤花のお金で自堕落な日々を送っています。季節は巡り夏休みですが、ハルにとっては毎日が夏休みなもので、関係ない。藤花・千鶴・紗奈は学校がお休みの分、仕事が忙しいようだけど…って小学生と逆じゃないかい。当然というか、本職(なのか?)の漫画はまったく書けず、前巻で仕上げた漫画もあっさりボツ。でも3人の少女が優しいので、特に困ったことはない…

ということで、夏休み回なんですが、さらに自堕落さが増加しています。ロリたちにキャバクラのまねごとさせせたり、ベッドの上でくすぐりの刑…プールでは、なかよくウォータースライダー。さらにロリ寿司などなど…

…なんですが、前巻から感じていた違和感がどんどん大きくなってきました。いや、小学生がお金持ちでビジネス最前線にいることとか、3人が全員美少女だとか、なぜかハルに懐いているといった些細なことは、どうでもいいんです。そこを否定してしまうと、小説が成り立たないから…唯一の違和感は、ロリたちの精神年齢…なんかどんどん退化していっているような気がします。小学5年ってことですが、普段のノリは3年生くらいまでのノリ。下手したら幼稚園児かも? というノリになっています。千鶴だけは、年相応の羞恥心や常識を持っているようですが、それ以外は? 特に企業トップの実力を持っているという設定からすると、幼すぎるのです。そもそも5年生って、もう幼女じゃないですよね。気になり出すと、いろんなところでアラが見つかるようになってきて… たまにあるドストレートな変態でもなく、ハルがリアルな変態に見えてきて、どん引きしかなくなってきました。まだ前巻では「将来有望な職人気質な漫画家。ただしすけべ」くらいだったのに、どんどん廃人になってきています。ここまでくると、正直楽しめないですねえ。
今回ラストで、妙なヒキがありました。それが次巻でどうでるのか? うまく作用したら、もう少しハルが真人間に思えるようになるかも。今のままだと、ハルが少女たちをだまして、いいようにもてあそんでいるだけになっています。前巻のように、もう少しGive & Takeな関係に戻して欲しいですね。

★☆
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2017年03月02日

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?


著者:花間燈
出版社:MF文庫
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?

主人公は、困った人を放っておけないいい人・桐生慧輝。書道部が廃部になりそうで、困っていた紗雪先輩(巨乳黒髪美人)を助けるために、書道の心得がないのに書道部に入部したり、図書委員に選ばれて困っているクラスメイト(距離が近い美人)の代わりに図書委員になったり、見た目(クォーター)のため、まわりに馴染めていない後輩・唯花(子犬のように素直な美少女)を助けたりと、本当にいい人。そんな慧輝がある日差出人不明のラブレターを受け取ります。そこにはなぜか女の子のぱんつが添えられており…ぱんつはさておき、人生初のラブレターを受け取り、なんとか差出人を探し出そうとする慧輝。候補は、書道部の関係者である先輩・同級生・後輩さらに兄想いの妹…妹はともかく、他の3人の誰であっても(本当は妹も)みな美少女。彼女になってくれるならラッキーという子たちばかり。こうして、ガラスの靴ではなく、ぱんつを落としていったシンデレラを探すことになった慧輝ですが…

この小説の感想を書こうとすると、ネタバレせざるおえません。まあタイトルがネタバレしていますし、口絵がめいっぱいネタバレ状態なんですけどね。はっきりいいますと「変態」は、ギャグ方向ではなく、エロ方向なものです。なので、大笑いできる種類の小説ではありません。というか、かなり引いてしまうレベルです。キーワードは「ドS」「ドM」「?」です。とりあえずまともなヒロインがいない! もうすべてがおかしい。妹もなんだか怪しいしなあ。各ヒロインはエロベクトルで、本当に振り切れています。もしSMの属性があれば、どちらかに絶対落ちるよなというくらい…でもどちらでもない大半の人には、関係のないことです。

一応「変態」は、ヒロインだけではありません。主人公も「巨乳好き」が行き過ぎた変態ですし(妹に性癖を知られているところでどうかと)シスコン、主人公の親友もロリ。まあ男子側は、それを隠さずさらけ出しているので、まだ明るいんですが…親友のロリも幼女好きなガチなのではなく「巨乳より貧乳童顔」といった程度の好みの問題のようですし…ヒロインズの心の闇はかなり深いです。

この作品、恐ろしいことに続きがあるようです。まあなにも解決していないので当然といえば当然なのですが、どうしたものか…

★★☆
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2017年02月22日

くずクマさんとハチミツJK


著者:烏川さいか
出版社:MF文庫
くずクマさんとハチミツJK

主人公の阿部久真は、クマ(妖怪)と人間のハーフ。そのため、興奮するとクマになってしまう体質を持つ。子供の頃は苦労していたが、少しずつ制御することにも慣れてきていたのに、ある日ぼっちのクラスメイト美少女・天海桜から漂う甘い匂いにひかれ、彼女が「ハチミツの汗をかく」という秘密を知ってしまいます。で、欲望に負けて桜を押し倒し、ハチミツをなめまくり、その極上の味に惚れ込んでしまい、「何が何でも(桜のハチミツと)離れたくないんだよ!」と迫ります。当然同様した桜からは「「そ、そんな手にはにょり…乗りませんよっ!」と拒絶されるのですが… さらに、学校内ではクマ(=久真)出没騒動が勃発し、クラス委員長・美少女・鈴木(猟銃持ち)が率いるクマ討伐対の襲撃で生命も危機も。はたして、久真は桜のハチミツを手に入れることができるのか?

って、なんだかわからないあらすじになってしまいましたね。久真は興奮するとクマになってしまう体質。桜は汗がハチミツになってしまう体質。さらにそのハチミツ(汗)には、無条件に人に気に入られるほれ薬のような成分もあり…と秘密にしなければいけないものを持った者同士が、最初は私利私欲から、そのうちお互いが気になるようになり…というほんわかラブコメになっています。

まあ冷静に考えれば、久真はアウトですよね。冒頭で桜を押し倒し、なめ回す…通報されたら一発退場です。でもそこは小説。なぜか桜はなめまわされたこと自体は、あまり糾弾していないんですよね(変態ベアさんと呼ばれるが)途中からは、ある意味自らなめてもらおうとするし、気持ちよかったのかな? ゲフンゲフン

久真も、クマになってしまうことと、ハチミツに目がないことを除けば、すごくまじめな好青年。それがよかったんでしょうね。タイトルは「クズくま」となっていますが、特にクズなところは見つからなかった。確かに、前半は私利私欲から桜のハチミツを欲しがりますが、それほどクズでも…いや、女の子の「汗をなめさせろ」って迫っているんだから、十分クズか…

2巻出るのかな? もし続きがあるのならば、読んでみたいけれど、ハーレム展開にだけはして欲しくないですね。今回、桜が「桜のハチミツ」、妹の楓が「メープルシロップ」の汗をかくということでしたが、これが増えるようなことがあれば、単なるドタバタになってしまいそう。今のメンバーだけで、イチャラブして欲しいものです。やはりラブコメは甘いに限ります。

★★★★
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2017年02月20日

魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(2)


著者:刈野ミカタ
出版社:MF文庫J
魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(2)

「神霊魔剣」を操る貴族の乙女のみが可読むグランディスレイン魔法学園。そこに強引に入学した魔力ゼロにして唯一の男・ユーベルは、元序列一位の最強魔法剣姫で現使用人のティリ、妹のリリアと同棲し、敵対していたツンデレ魔法剣姫・アディリシアまで落とし、順調にハーレムを形成していた。次のターゲットを探していた彼の前に現れたのは、学園最大姫閥「桜花夜会:の主にして絶対秘密主義のアンリエット。どのように落とすのか?

「愛は偉大、超便利、マジ効率いい」が座右の銘であるユーベルは、次々に魔法剣姫を落としていきます。それも魔法や剣なしで…先を読む能力と、たぐいまれなる観察眼で、相手の懐に簡単に入り込み、一瞬にして虜にしてしまう。彼の目的は「この学園・この国のすべてを俺のハーレムにしたら世界超平和、俺超幸せ!」というもの。普通に考えたら、たとえハーレムを構築できても、その中を平和にするのは難しいんですけどね。ユーベルは、魔力がないだけで、それ以外の能力はチート級になっています。この手の小説の常として、俺TUEEEE度はどんどん高くなってきています。病的ブラコン・リリアの病気度も上がってきています。その二人が組んで、剣姫を落としていくのですが、そりゃどうしようもないですね。

今回アンリエットをおびき出すために、アディリシアをうまく利用します。わざと人通りの多い場所で「あーん」してもらうことで、アディリシアが「落ちた」ことを周知。っていうか、アディリシアって、かなりチョロインですよね。このシーンでも、最初は拒んでいるのですが、ティリやリリアにあっさり流され…もう見事なまでのテンプレツンデレになっています。

今回、いままであまり自分の意思を表に出さなかったティリが、自己主張をするようになってきています。ハーレムが幸せになりきれない理由である「独占欲」が出てきているんですね。今のところ、かわいらしいものですが、これから先どのように折り合いをつけていくのでしょうか?

今回、かなりひきのラストになっています。この流れだと、今までのゆるーいストーリーじゃなくなってしまうのかな? もしそうだとしたら残念ですねえ。この作品はゆるーいまま、進んで欲しいです。

★★★
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