2017年10月18日

バブみネーター


著者:壱日千次
出版社:MF文庫
バブみネーター

年下母と年下姉にバブみを見つけた天才少年が描かれているのでしょうが、正直どうでもいいや。はじめは、なにか壮大な裏がある物語なのかと思って、読み進めたのですが、結局最後まで同じ。途中で読むのやめました。地雷は数多くあれど、途中で読むのやめるほどの地雷は久しぶりです。

タグ:地雷
posted by あにあむ at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年10月06日

突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!(2)


著者:塀流通留
出版社:MF文庫
突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!(2) わかった、指輪のサイズを教えてくれ。

3人の妹(?)たちに告白され、一年間彼女たちに落とされなければ(性的な意味で)、永遠の妹ハーレムを約束するという「兄妹和親条約」を締結している慧と、実妹・凛音、義妹・空、似妹・青葉たち。一つ屋根の下で(同じマンション)で暮らす4人は、それなりに均衡のとれた状態になってきました。相変わらず妹たちは、あの手この手で迫ってきますが、なんとか理性を酷使して耐えている状態。慧自身も認めているように(妹たちには決して言えないですが)、妹を妹ではなく「気になる異性」として認識しているのも事実。現代法律でいえば、実妹は結婚対象外なのですが、この世界では「実妹により内閣総理大臣の許可証を得ている」という設定になっています。ということで、法律上でも3人とも相手として成立する訳で…(とはいえ、作品内の社会通念でも異常なことなんですが)
今回、そこに幼馴染みの神子が参入することになります。彼女は1巻でも、すでに登場しており、慧と空の関係はよく知っているのですが、慧に実妹がいたことや、似妹のことは、まったく知りません。そのため、慧と空がいつも一緒にいることに、違和感を持たない(年齢考えたら、いろいろ想像しそうですけどね)のですが、後二人についてはそうではない。そのため、なんとかバレないようにしていたのですが、あることがきっかけでバレてしまいます。この出来事により4人の関係性に少しずつ変化が…さらにもう一人、新しい登場人物が現れ、そちらも慧に大きな影響を与えます。

妹たちの誘惑は、正直どうかと思うレベルになってきているのですが、慧の葛藤が比較的リアルで面白いラブコメになっています。ギリギリ一般常識を保っている関係性。果たしていつまで続くのでしょうか?

かなり糸が張り詰めた状態になっているので、なんらかのきっかけで、壊れてしまいそうで怖いですね。

★★☆
posted by あにあむ at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年10月05日

今日から俺はロリのヒモ!(4)


著者:暁雪
出版社:MF文庫
今日から俺はロリのヒモ!(4)

美少女小学生のお金でヒモライフを送ってたら、捕まってしまいました……。

超お金持ちの美少女小学生3人のヒモとして生活する天堂ハル。公園で遊んでいるところを警察に交番へ連れて行かれます。「ロリのヒモって何かの法に抵触するんですか!? 」と国家権力と喧嘩したり、いろいろする物語。

……前巻でも感じましたが、もう常人が理解できる範囲を超えていますね。最初は面白かったシリーズも、背筋が寒くなる狂気に満ちてきました。それは、ハルのクズさが原因ではなく、小学生ずの精神年齢が下がりすぎたことにあります。元々高学年くらいの設定だったと思うのですが、最近の精神年齢幼女というか3歳児レベルになっています。ロリナースごっこでの「お医者さんごっこ」は5歳くらいまでのものですしね。かと思うと、年相応(あるいは、少し上)の羞恥心発揮することもあるし、ブレブレなんです。そのため、可愛いというよりは「怖い」存在になってきています。藤花、千鶴、紗奈と3パターンのヒロイン出しているのに、最近はその差もなくなってきており…確かにこの年齢層のヒロインは、物語が進むに連れ幼くなっていくのが通例ではありますが、この作品ではそれが酷すぎる。

すでに理解できるレベルではなくなっています。これはもうここまでかなあ。

タグ:
posted by あにあむ at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年09月19日

魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(3)


岩波零
著者:岩波零
出版社:MF文庫
魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(3)

勇翔は、魔法学校の代表として魔闘会を勝ち進みます。次に対戦するイグニフェール魔法学院は、火山の真上に浮いており、その火山にある温泉には様々な魔法的効能があることが分かります。効能は本当に種々雑多で、魔力を回復してくれる温泉(回復の泉ですね)、逆に魔力を吸い取る温泉、なぜか全身が緑色になる温泉、首が長くなる温泉など…他にも、魔法で生成された服が消えてしまう温泉や、性別が入れ替わる温泉など…そんなとき、勇翔を訪ねてきた男が「オレも人体生成が使える」と言い出して…

温泉効能はお約束の順番で現れていますね。この世界では服を着たまま入るのが普通のようで、混浴に慣れたところで、服が消える。性別がひっくり返る温泉は、さらに人を狂わせる効能もあるのか、男性化した女性陣から、勇翔は襲われそうになります。結局、スカートがもっこりするほど元気になったナニが、女性用下着に締め付けられる痛みで我に返り事なきを得たのですが…

ここまでは、いつも通りのドタバタギャグでした。ところが、人体生成が使えるという人物が登場してからは、今までのストーリー進行とはまったく異なるスピードで物語が進み出します。具体的にいうと、打ち切りが決まって無理矢理当初の着地点に向かっているかのような(爆)いや、本当にそうなのかな? と疑ってしまいます。イグニフェール魔法学院の温泉騒動までは、かなり尺がさかれているのに、実際の競技会は一瞬。当初は、武闘会ノリにしたくないのかな? とも思ったのですが、どうもそれだけでなくいろいろなことが一気に進んでいます。実際今回でエンディング迎えていますからねえ。

ちょっと残念なのは、月華と陽奈が最後まで、人間として扱われていなかったこと。確かに元は刀だったけど、女の子として人格が与えられた時点で、もう少し扱いが変わってもよかったんじゃないかなあ。勇翔が転生した世界は、恋愛という概念が薄く、いきなり合体するのが普通な世界。そんな設定も生かし切れていなかったような。ラストがすっ飛んでいるので、印象が薄くなってしまいました。

★★☆
posted by あにあむ at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年09月14日

※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。


著者:弥生志郎
出版社:MF文庫
※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。

主人公は、ラノベ編集者である紘。ラノベ業界ものですが、高校生とかではなく24歳という全うな社会人年齢なので、違和感が少なくてすみそうな作品です。
紘が担当する作家は複数いるが、その中の一番売れている作家は10代美少女。さらに新人賞応募作品で「読んで泣いた」という作品を書いた唯々羽を、同僚との取り合いの末、担当しています。小説を読んだ際には、まったく気がつかなかったものの、唯々羽は実の妹。それも「こいつのためなら死んでいい」と思うほど可愛がっている妹。唯々羽の作品は、売れていない…紘は可愛い妹を売れっ子作家にできるか?

よくある業界モノです。担当作家が妹ってのも、あまり新鮮味はないなあ。というか、唯々羽って名前、かなり珍しいしPNで気づくだろう、と思うのですが…

唯々羽と紘の生活は、まるで新婚さん。二人で朝ご飯を食べ、仕事と学校に向かう。そして紘が帰ってくると、唯々羽が「おかえり」と迎える。唯々羽の執筆場所は、紘の膝の上。一緒にお風呂に入って癒やし癒やされ…ええもう、見事なまでのブラコン&シスコン兄妹です。そこまでして唯々羽が書くのは、迷走したトンデモ小説ばかりで…あれ? なんか最近同じような小説読んだ気がする? デビュー作と異なるジャンルを書こうとして、トンデモ思考になってしまうストーリーだった…あっちは血縁関係はなかったと思うけど、なんか似たストーリーだなあ。ライバル作家がいることも、それがともに同年代というのも同じ流れのような…

Wヒロインな作品のはずですが、ヒロインたちよりも、紘の後輩編集者千々石のほうが、可愛く見えてしまうのはなぜでしょうか? もう少し妹ヒロインが積極的に動けば、おもしろいラブコメになったのでしょう。

★★★
posted by あにあむ at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年08月31日

大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?(2)


著者:櫂末高彰
出版社:MF文庫
大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?(2)
英雄嫁を増やすのも皇帝の大事な仕事です。

「ウチ、大国だから」
主人公は、グロリア帝国の替え玉皇帝として、異世界召還された常信。暗殺された皇帝にうり二つというだけで、異能も使えず、チート能力もなし。さらに召喚された異世界は、剣と魔法の世界でありながら自動車も存在しており、通信ネットワークや2ちゃんねる風掲示板まである始末。つまり、常信は異能でも能力でも、さらには現代社会知識でも無双することができない状態。そんな常信はグロリア帝国の圧倒的物量を屈指して、連合軍を退けます。そしたら、今度は「七勇者神姫」の残り5人が立ち上がり…常信は勝つことができるのか?

といいながら普段は、迫り来る4人の嫁に悩んでいたり。物量を武器に連合軍を退けた常信だったが、彼の目下の悩みは迫り来る四人の嫁だった。「むーっ。みんな、へーかの嫁だけど、わたしが一番なの!」「正妻として、陛下に一番に愛していただくのは私でなければなりませんわ」 なんかもう無茶苦茶リア充じゃないですか。パオラがかけた隷従魔法により、常信の命令に背くと、激しい性的快感を得る…帝国の捕虜となった「風の姫」ロザリンド。前巻で、あまりの快感に「おちた」と思われていましたが、まだ頑張ってはいたようです。ロザリンドを助けるために、立ち上がる5人の姫ですが、これがまたとんでもないやつらばかり…「彼女を虜囚とし、あんなことやこんなことや、あまつさえそんなことまで……? 一国の姫だぞ!? 一国の姫に、まさかそんなことまでやるだなんて……この、破廉恥外道皇帝!」と勝手に盛り上がるヤツやら、瞬間移動で、常信の膝に現れるロリ娘やら… ネット掲示板では、どんどん皇帝の威信が崩れていく…なんとかしようとロザリンドに「ひどい扱いは受けていない」ことを宣言させようと、動画撮影したら、隷従魔法のせいで、放送できないレベル(完全AV)に…剣の力をもたない常信のとった方法は?

って、どんどん掲示板中心としたストーリーになってしまっているじゃないですか。せっかく、ヒロインに個性があり面白かったのに…ネットスラングが入ると、すごく閉じた世界になってしまいます。これだけ個性的なヒロインがいるんだから、もっとリアルな人間を描いて欲しいですね。そのほうが、ラブコメとしても面白くなると思うので。

★★★
posted by あにあむ at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年08月09日

大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?


著者:櫂末高彰
出版社:MF文庫
大国チートなら異世界征服も楽勝ですよ?
  替え玉皇帝になったので美少女嫁も豊富です。

長いタイトル。さらに第一章が上長だったので、これは失敗と思ったのですが、我慢して読み続けると、面白くなってきます。

主人公・日和常信が目覚めると、異世界に召喚されていた…異世界召喚ものです。常信が召喚された理由は、先頃暗殺されてしまった皇帝とうり二つだったため。皇帝の替え玉として召喚されたのです、そのため、チートな能力はなにも身についておらず、現実世界での平凡な能力のみ。その上、召喚時に召喚主である帝国の姫・パオラにより従属魔法により自由を奪われてしまう…はずだったのに、パオラがいい子(別名アホな子)だったため、なぜかパオラが常信のいくことを聞くという従属魔法が、パオラにかかっており…実質的に自由な身となった常信は帝国内を見て回ると、国土は大陸の8割以上を占め、人口や資産は他国全てを集めたものの千倍をほこり、滅ぼした国は万を超えるという超大国。当然内部では、大会社病が蔓延しており、老害がはびこっていました。果たしで常信はこの国の危機を物量によって立て直すことはできるのか?

この作品の成功ポイントは、ヒロインズが生き生きしていることですね。パオラ以外にも、天才猫耳幼女や姫騎士などなど…少しオーバーではというほど、デフォルメされたキャラですが、物語の壮大(なおバカさ)さとうまくマッチしています。タイトルがネタばれしていますが、力がなくても圧倒的物量があれば、チートな能力に勝てるというストーリーは面白いですね。「ないものをあるように見せる」のではなく、本当にあるのだから、タチが悪い…バカな戦法なんだけど、なぜかすっきりするという不思議な感覚がありました。

残念だったのは、パオラの設定ですかね。見た目の年齢(中学生くらい?)に比して、非常に幼い話方をしています。異世界なので、実は話方は年相応で見た目がと思っていたのですが、途中で「昔はそうでなかった」という言葉が出てきます。兄である皇帝が暗殺されたことで、そうなってしまったと…けど、途中からその設定がどこか行ってしまったようで…意味深な割においてけぼりだなと。あと従属魔法。相手に命令されたことを履行するまで、性的快感を得るというもののようですが、これって命令を聞くということにつながるんでしょうか? 普通苦痛を与えますよね(悟空のわっかみたいに)快感だったら、履行したら与えられるご褒美にしないと、意味がないのでは?

最後に…常信は平凡とか、チート能力がないといっておりますが、これだけの大国をコントロールできているということは、ものすごく非凡な能力をもっていますよね。さすがラノベの主人公というべき存在です。

★★★
posted by あにあむ at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年08月04日

異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる(2)


著者:七烏未奏
出版社:MF文庫
異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる(2)
 〜湯船の中でならバレません……よね?〜

異世界の温泉に転生した草津熱美。彼の魅力(温泉としての)にはまり、常連となった女の子たちとトラブルを乗り越え、地元の大人気温泉へと成長。レティシアの妹・リザやドラゴン娘・ミィを従業員として迎え、ますます賑やかになってきた。熱美にとって、女の子の裸を眺められる(代償としておっさんの裸も眺めるわけですが)楽しい状況。ところが、近くの街でそっくりの温泉が湧いたという噂が…レティシアたちが調査に向かうと、そこは温泉偽装して集客している銭湯だった…って、いわゆるスーパー銭湯ですね。なぜか勝負しようじゃないか。このセントーとお前たち温泉、どちらが本物なのか」と異世界温泉VS異世界銭湯ここに勃発!

今回は、隣町にできたスーパー銭湯との闘いになります。現代社会であれば、普通に効能や、施設・従業員の質などで勝敗がつくのでしょうが、そこは異世界。一筋縄でいかない状況が生じてきます。熱美は、いまより忙しくなることを望んでいないため(お客が増えるとおっさんも増えるというのもあるよう)闘いに乗り気ではなかったのですが、途中からは状況が変わり、温泉としての能力を発揮するようになっていきます。

1巻であった設定の一部がどっか行ってしまいましたね。最初にレティシアが温泉に入ったとき、「硬度が上昇しました」「水質変化し、牛乳風呂になります」てな状況でしたが、今回はそっち方面の反応はない模様。ってか毎日見ていたら慣れてしまうか。ただ熱美が実体化したときの下半身に慣れない女の子はいるので、ケロリンおけで隠すという変態な姿になっています。神様としての威厳がまったくない状況ですね。

サブタイトルの意味は…漏らすものが想像外のものでした。それ以外はまんまです。

この作品は、温泉の以外な利用法が提示されるので、読んでいておもしろいです。熱美が完全実体化できたときには、ヒロインズによる争奪戦もありそうで、そちらも楽しみですね。(そんな時期がくるのかわかりませんが)

★★★☆
posted by あにあむ at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年07月21日

てのひら開拓村で異世界建国記


著者:星崎崑
出版社:MF文庫
てのひら開拓村で異世界建国記 〜増えてく嫁たちとのんびり無人島ライフ〜

異世界に転生した少年・カイは、邪神に呪われており(祝福とも言える)12歳の時点で行われる儀式(神様の祝福を受けた子供の能力を解放する)で、異端児として魔物だらけの孤島に捨てられてしまう。魔物に襲われ絶体絶命となった時、なぜか島に住んでいる少女・アビスにに助けられます。カイはアビスと共に暮らしていくことにします。またカイは、邪神の祝福により「てのひら開拓村」というスキルを持っていて、箱庭内の村(外部世界からは、スキル保持者とゲストしか入れない)で自由に開拓をしていくことができます。そちらの世界で育った食物や水をこちらの世界に持ち込み、それで生活をするというスタイルになります。

ということで、状況の割にのほほんとした日常系小説です。カイのスキルによって創られる「てのひら開拓村」には、アシスタントがいて(食いしん坊エルフ)、基本彼女が村の面倒をみてくれます。カイが村に持ち込んだもの(種や動物など)に影響され、村が発展していくという仕組みであり、まあ箱庭型ですね。最初はアビスと二人で無人島で暮らしているのですが、1年後にカイ同様邪神の呪いを受けた少女が流されてきます。彼女を助けたことにより、嫁が一人増え…さらにもう一人少女を助け嫁にし、さらに亡国の姫と女騎士(あ、クッ殺言わなかった)も助け、こちらも嫁にし…どんどん嫁が増えていき、さらにはなぜか国を作ることになって…

全体にのんびりしたイメージを作りたいんだろうなというのが、文章からは読み取れます。でも日常系を続けるだけの、テクニックが不足しているのか、ストーリーが劇的に進みすぎ。さらに中途半端な設定が後々矛盾を生んでおり…(女騎士の首輪設定どうなった? 主人が決まれば、感情を殺してしまう機能があったんじゃないのか?)おもしろいんだけど、もう少しって感じですね。

この作品の最大の問題は、日常系の別作家の別シリーズそっくりなところ。絵師さんが同じなので、雰囲気が似ている(特にエルフなど)のは仕方がないんですが、登場人物の性格や、ところどころに出てくる文体、さらに章間のイラストに記載される内容…すべてが似ているんですよねえ。一瞬二次創作を読んでいるのかと思うところも…

もう少し、独自色が欲しいですね。今更登場人物の口調などを変えることはできないでしょうが、他になにかプラスしてもらえたら、楽しくなりそうです。今のままだと、飽きてしまうかな。やっぱり本家にはなかなか勝てないでしょうし。

★★
posted by あにあむ at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす(2)


著者:番棚葵
出版社:MF文庫
底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす(2) 家族で過ごす冒険者学院

チートな神獣娘たちの助けもあって、強敵を打ち倒し、街の英雄となったアード一家ですが、有名になったがためアルバイトができず家計がピンチに! そんな時アードに「冒険者学院」の臨時教師をやらないかという話が持ちかけられます。最初は、娘達と離れることになるので、と断ったアードでしたが、その娘達も臨時生徒として同じ学院に通うという条件で、低学年クラスを受け持つことになります。しかし、すぐにアードが低レベル英雄であることがばれ、生徒達からの信用はなくなってしまい… それでも娘達の教育、なにより友達を作ってやるために、頑張るアード。

今回は、ダンジョンではなく、学校が舞台となっています。大人とは違い、すぐに分かるレベルという数値に惑わされる子供達。さらに校長(英雄)の妹・キスカは、本来であれば姉が受けるはずだった賞賛をアードが受けたこともあり、アードを受け入れることができません。アードを慕う3人娘も当然受入られず、お互いが反目することに。 そんな四面楚歌な状態でもアードは、自らを飾ることをせず、相手が子供であっても真摯に対応していきます。そんなアードを見て、子供達が少しずつ考えを改めていく成長物語となっています。後半は「異質な者に対する、畏れ」が描かれており、こちらも深いお話になっています。
もちろん、ラブコメもあります。前巻より3人娘も成長しており、自我の芽生えと共に、「大切な人の役に立ちたい」という気持ちも強まってきているようです。「となりの芝は」状態で、人より劣っていると考える娘たち。でもそれをマイナスではなく、プラスに考えさせるのは、アードのうまさでしょうね。劣っているからダメなのではなく、劣っているから、努力して自分の長所を伸ばしていく…「No1にならなくてもいい」と思った瞬間、堕落が始まりますが、そうではないことをうまく説いているなあと。

前回同様リウナは、3人娘の恋敵として、涙目になっていることが多いかわいそうな役割です。端からみれば、リウナとアードはお似合いなんですけどねえ。幼馴染みだからといって、必ず不幸になるというのは、勘弁して欲しいな。

★★★★
posted by あにあむ at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年07月03日

ワールドエンド・ハイランド


著者:つくも三太
出版社:MF文庫
ワールドエンド・ハイランド 世界樹の街の支配人になって没落領地を復興させます。

異世界に召喚された高校生・榊喜一が主人公。彼は、召喚主の美少女・アイシャの願いにより、没落寸前の領地を救う手助けをすることに。
喜一は、現代社会で「自称妹」という一種ストーカーにつきまとわれており、その存在から逃れるためなら、異世界でも問題なしという状況でした。ってここですでに躓いてしまうなあ。ネットでの評価は非常に高いのですが、この自称妹・ヒナタの存在がまったく理解できない。「心の病」にかかった少女という扱いですが、それだけで「まわりも逃げていく」というのが理解できません。世代の差かねえ。

と最初で躓いたもので、後も展開もよくわからない。召還された異世界は人工的なダンジョン・戯迷宮へ望む冒険だけが娯楽になった世界。死んでも簡単に蘇生することができ(蘇生するたびにバカになっていくが、時間が経てばもとどおり)「死」さえ意味を持たなくなった世界。そんな世界でアイシャの領地は、最果ての地・ヒト・モノ・カネのすべてがないどうしようもない状況。そのため冒険者がほとんど来ない。さらにアイシャが創る戯迷宮は難易度が最悪で「またやらかしたね!こんな殺人“戯迷宮”だから冒険者が来ないんだよ!」というもの。喜一はそんな領地を、意識高い系・スマリ、厨二病・ユーフォリア、現世から追っかけてきた妹・ヒナタと共に、復興しようと頑張ります。

本来ラブコメなんでしょうね。でも全くコメディが見えてこない。ヒロインズが酷すぎて、全然共感できない。アイシャの「笑顔になる」という方向性のズレも酷すぎ、なにをしても笑いの要素が見えてこない。

「人と違う」ことを笑いにするという、昭和に流行った悪しき風習が復活してきているのかなあ。「人を笑わせる」ことと「人を嘲う」「人に笑われる」というのは、すべて違うはずなんだけど、ごっちゃになっているような。残念です。

タグ:
posted by あにあむ at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年06月22日

巻き込まれ異世界召喚記(1)


著者:結城ヒロ
出版社:MF文庫
巻き込まれ異世界召喚記(1)

優斗・修・卓也・和泉は乗っていたスキーバスが事故に遭い異世界へ召喚されます。というか、勇者として召喚された修に巻き込まれる形で異世界に召喚されたため、事故に遭ったのかな? 召喚できるのは「元の世界でいなくなっても大丈夫な状況=死」を迎える日とだけということですが、なら異世界ではその状況をずっと待っているのかな?

召喚された4人は、慌てることもなく(元々オタクだから)、剣と魔法が実在する世界で、楽しく暮らしていきます。この世界では、勇者のみならず異世界から召喚された人は、身分的にもかなり高い位置にされるようで(無理矢理召喚したからお詫び?)彼らも優遇され、家庭教師として美少女(一名イケメン男子ですが)つけられます。それぞれの美少女と仲良くなったり、青春を謳歌する4人。元の世界では、まわりの大人に利用されるだけなど、ハードな日々を送ってきたとは思えない穏やかな4人。当然異世界もののお約束でチートもついており…

ってことなんですが、うん、地雷でした。もともとWeb小説でAmazonでは、ファンとおぼしき人たちが絵師と出版社を総攻撃していますが、いうほど面白い小説ではなかった。すべてが薄っぺらいんですよね。残念ながら… 元世界での4人の境遇というのも「ふーん」って感じですし、異世界でチートしているのも「ふーん」って感じ。ラブコメも薄くてね。(1)となっているから、続刊はあるのでしょうがもういいや。

タグ: 地雷
posted by あにあむ at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年06月14日

くずクマさんとハチミツJK(2)


著者:烏川さいか
出版社:MF文庫
くずクマさんとハチミツJK(2)

興奮するとクマになる高校生・阿部久真は、ハチミツの汗をかく美少女・天海桜と出会い、互いの秘密を守るために協力関係を結んだ。夏になり、一日中桜と過ごしては、ハチミツをいただく「最高のハチミツライフ」を満喫する久真。そりゃねえ、ハチミツをもらう方法は、桜をなめ回すって倒錯プレイだからねえ。そんな変態な日々を過ごしていた時、生き別れの妹・九舞が戻ってきます。彼女はクマの里で暮らしていたため、常識がかなり欠落しています。でも「愛してます、お兄さまぁ!」と久真のことを好き(たぶん妹として)なため、少女をなめ回している久真を「堕落したー原因は桜」と判断し、桜を遠ざけようとします。彼女もクマ人間のためか「なめ回す」ということに性的な意味は見いだしていないようですね。普通そっちの心配をしそうなものですが… 久真に対して、羞恥心が欠けているのか、平気でお風呂に入ってくるなど、スキンシップ過剰な妹に振り回されます。そんな中、久真が桜の蜜をなめている(なんかこう書くと、違うこと想像するな)場面を、少女・酒見圭登に目撃されます。
「実はアタシ、サケ人間なんだ」「…へ?」
泳ぐとサケ(人魚)になるという彼女に頼まれ、二週間後の水泳大会までに体質を克服することに!

前巻では、天海姉妹(特に桜のほう)の蜜の香りでクマ化していた久真。今回は、圭登のサケ化した下半身をみてもクマ化しています。まあクマはサケが好きってことになっていますけどねえ。この圭登、ビジュアルが想像しにくいんです。下半身がサケ化するといわれれば、人魚なんですが、太もものあたりまでがサケ化という表現なんですよねえ。ってことは、左右2匹のサケが? それともサケの胴体に足が二本ささっている? なんかシュールな見た目ですねえ。

最初は、お互いの体質を隠すために協力体制をとっていた桜と久真の距離が、かなり近づいてきています。もともと楓という存在がありましたが、彼女は久真のことを「異性」としてより「大好きなクマさん」と愛玩動物として見ています。しかし、圭登はそうではないようで…それに触発される形で二人の関係も動き出します。

…って普通に考えたら、この二人かなり進んだ関係ですよね。どうやら桜も舐められることに快感を覚えているようですし、それこそ別の蜜が(って下品すぎますね)…

前回感想で「ハーレムにはして欲しくない」と書いておりますが、今回のサブヒロイン投入は、大成功です。天海姉妹だけだと動かなかった水が、圭登によって動き出した感があります。九舞もこれから面白そうですね。

この作品のいいところは、ほんわかした雰囲気が全体に流れているところ。設定だけ見ると、変態倒錯エロになりそうですが、そこをえっちという軽い雰囲気にしています。イラストも大きな助けになっています。

★★★★
posted by あにあむ at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年06月12日

世界最強の人見知りと魔物が消えそうな黄昏迷宮(1)


著者:葉村哲
出版社:MF文庫
世界最強の人見知りと魔物が消えそうな黄昏迷宮(1) 冒険者世界も不景気です

舞台は「ローゼンガルド帝国」。そこは、迷宮の魔物を狩り、資源を得る(鉄などの素材も魔物が持っている)ことで発展してきた冒険者の国。ところが。安価で手軽な蘇生魔法野開発、Lvに応じた適切な狩り場何愛。効率的な迷宮攻略によって冒険者が激増し、魔物が激減した「黄昏迷宮」。このままほっておおくと、経済的破綻は避けられない。そんな国の存亡の危機に、「人工迷宮」計画を遂行するため、新米騎士と3人の人間的にはダメすぎる天才が集められます。「ほんっとうに、このPT、なんで、こんなひとばっかりなんですかあああああ!」新米騎士・ティルムは、果たしてPTをまとめて国の危機を救うことができるのか!

それぞれ能力はあるものの、なにかが決定的に欠けている4人が集まり、人工迷宮を造るための「魔物」を生け捕りにすることになります。ティルムは、騎士になりたてで、普通ならこんな大切な業務にかり出されないはず。しかし冒険者ギルド・商人組合・神殿連盟は、万が一失敗した時に失ってもさほど問題でなく、でも帝国に対して「しっかり人材を提供した」という認識を持たせるため、能力は高いものの、人間的に問題ありまくりの人選をするだろうから、それをまとめられる人ということで、ティルムに白羽の矢が立ちました。そういった意味では、一番「まとも」な理由ですね。ティルムに唯一足りていないのは「経験」ということになります。冒険者ギルドが選出したのは、Lv7の戦士。この世界でLv7は数えるほどしかいない、別次元の強さを誇る存在。しかし彼は、極度の人見知りのため、会話が成り立たない…商人ギルドからは、Lv6の商人。神殿組合からはLv4の神官。もちろん一癖も二癖もある人材です。

漁をする人が多くなりすぎて、資源が枯れてしまう。天然モノだけではやっていけないから、養殖物を導入しようという、現実世界でよくあるパターンを、うまくファンタジー世界に当てはめましたね。極度の人見知りを入れることで、ラブコメもうまく回っています。魔物側の事情もうまく取り入れており、楽しい作品になっています。

★★★☆
posted by あにあむ at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年05月22日

魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(3)


著者:刈野ミカタ
出版社:MF文庫J
魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(3)

神霊魔剣を操る貴族の乙女のみが通うグランディスレイン魔法学園。そこに入学した魔力ゼロにして唯一の男。ユーベルが主人公。「愛は偉大、超便利、マジ効率いい」が座右の銘であり、順調にハーレム「王閥」を拡大させています。前巻で学園最大姫閥「桜花夜会」の主・アンリエットを落とした…かにみえたユーベルですが、彼女にいきなり刺されてしまいます。刺される瞬間に、身体をひねることで致命傷となるのを避けたユーベルですが、その傷は深く数日眠り続けることに…ようやく目が覚めたら、今度は学園一三血姫を越えた存在の「姫王」ことリン・スメラギに誘拐されてしまいます。

リンの目的は、自らの子孫を残すこと。最強の血筋を保つため、ユーベルに白羽の矢をたてた模様です。しかしそこには「愛」はなく、純粋に生物学的な意味で子をなそうとしているようで…
「ではさっそく子種をよこしてください」
「ちなみに、俺はそのあとどうなりますかね?」
「処分します。用済みですから」
「お、おう…」

かなり厳しい状況に追い込まれたユーベルですが、そこは「愛は偉大」を信奉しているユーベル。簡単に子種を渡すようなまねはしません。リンの頭に存在していない「愛」という意味を植え付けようと、画策していきます。今までその立場から異性と接触することが、ほとんどなかったリンは、ユーベルの思惑通り、ユーベルに興味を持つようになっていきます。チョロインも健在で、いろんなタイプのヒロインがユーベル閥に参加してきています。「愛」を武器にユーベルの無双はいつまで続くのでしょうか?

★★★
posted by あにあむ at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年05月18日

突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!


著者:塀流通留
出版社:MF文庫
突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ! そうか、布団なら敷いてあるぞ。

実妹、義妹、似妹(?)と織りなす、妹ラブコメ。妹は、みんなお兄ちゃんが大好き!という妹ハーレムになっています。主人公と実妹は、幼少期に両親と死別し、施設に引き取られます。そこで出会ったのが、似妹(実際には、年上だが、妹的存在)。その後兄妹は、別々の家に引き取られ、主人公の新しい両親の元できたのが義妹。今は義妹と一緒に生活しており、仲良く過ごしていました。そんな頃再会した実妹は、大富豪の娘になっており、兄に会えなかった間に、兄への愛情がこじれてしまっていました。

「好きです、兄さん」 家族としてなら問題ない。でも実妹がいう「好き」は異性として。当然法律上結婚できないはず。でも彼女は、その法律をお金で変えてしまうことができそう。

「好きだよ、お兄。兄妹としてではなく、一人の異性として…」 義妹からの告白。
そして
「彗、…好き」 似妹からも…

論理的(かつ倫理的)に考えると、似妹は法律上のつながりがないですし、唯一合法的に結婚できる相手。でも主人公は、3人とも大好き。ついでに妹3人もお互いが大好き。そんな、コミュニティの中で、主人公は誰も選ばない道を選びます。でもいつまで持つのでしょうか?

一つ屋根の下に住んでいる4人。しかも女の子3人は、いつでもWelcomeな状態。ラブコメの典型的な状況です。でもこの主人公は、女の子たちの「好意」に気がついており、それを正面から受け止めています。その上で「選ばない」という選択をしているというのが、珍しいのかな? 主人公には好感を持てるのですが、ヒロイン3人の棲み分けがうまくいっていないため、あまりラブコメが盛り上がっていません。似妹という不思議な言葉を見つけた(造った)ことで満足されてしまったのかなあ。実妹を「お金」という要素で、差別化しようとしているのですが、あまり成功した感がない。というか、あと二人にそういうチートがないため、バランスが悪いんですよね。
あと一ひねり。

★★
posted by あにあむ at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年05月16日

今日から俺はロリのヒモ!(3)


著者:暁雪
出版社:MF文庫
今日から俺はロリのヒモ!(3)

前巻ラストで、藤花が荷物を抱えて「駆け落ちしてください!」と驚愕の宣言をしてきました。普通の流れであれば、現在の状況を知った藤花の両親が大反対。大げんかして、駆け落ちという流れなんですが、このひも小説は斜めの方向に進んでいきます。彼女がいう「駆け落ち」ってのは誤用であり、要するにハルも一緒に出張に着いてきて欲しいというもの。まあ小学生が出張とは? という疑問はどこぞに捨ててしまわないと、話が進みません。いつもは、有能メイドさんがついて行っていたようですが、どうしても日程調整が難しいと…なので一番暇なハルに白羽の矢が立ったんですね。まあクズとはいえ、成人していますから、保護者にはなるようで(事案になる確率のほうが、圧倒的に高いですけどね)いろいろありますが「藤花が楽しければ、それでOK」というスタンスのもと、出張も楽しみます。仕事が終わってからは、もう一日大阪で遊ぼうと、千鶴・紗奈も大阪へ呼び出します。そして3人で大阪を満喫。(最初は、渋っていたメイドさんは、藤花の写真を送ってもらうことをバーターにして、了承。って、この人実は一番危険な存在なのかもしれない)その後もコミケに参加したりと自堕落な生活を続けるハル。もうプロのひもとして、かなり高レベルに達したようです。

そんなプロひもにも、難題が! 「―先生、わたしにSMを教えてください!」と藤花が言い出します。さすがに、大人の階段一足飛びすぎだろ! 実演したら一生刑務所だろ! と焦るハル。彼が行った方法とは?

今回もハルのクズさが際だっています。直接手出しをすることはないようですが、少女用コスプレ衣装いったいどれだけ買い込んでいるんだ? それだけでも十分に事案に思えてしまいます。さらに今回は、ヒモの素晴らしさを第三者に伝授しているし… 

面白いのは確かなんですが、あまりにも暴走しすぎで、ついて行くのが難しくなってきています。前巻でも感じましたが、ロリたちの精神年齢低下が著しく、実年齢との乖離が激しくなってきています。確かに子供の知識は偏ったものになりますが、それが極端すぎ。もう少し精神年齢あげていかないと、一部の人にしか理解できない世界になりそうです。
★★
posted by あにあむ at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

14歳とイラストレーター(2)


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
14歳とイラストレーター(2)

「もうこのまま描けなくなっちゃうんじゃないかと、泥沼に沈んだ気分になるんだ」ひょうひょうと生きているように見えるイラストレーター・京橋悠斗にもスランプはある。そんな悠斗のところに、悠斗が挿絵を描いているラノベの作者・小倉が「もうダメ」と遊びにきます。担当編集と合わず、いろいろ貯まっている模様。どこか「遠くへ行きたい」ということで、乃ノ香も連れ、3人で九州の温泉へ行くことに。ということで温泉回です。
乃ノ香の両親って、どんな教育方針なんでしょうね? 礼儀作法などがしっかりしているということからすると、かなり厳しいような気もするのですが、旅行あっさり許可出したりしていますからねえ。もともと「売り子」として大阪遠征もしているということですが、不思議ではあります。

悠斗の周りには美女(美少女)ばかりが集まってきているようです。1巻で出てきたナストキュウリ先生、はらみなどなど。どうやら登場人物すべてが、悠斗に好意を持っているようで、なんともうらやましい状況。乃ノ香も、少しずつ悠斗を意識するようになってきているように見えますし、恵まれた環境ですね。

今回温泉旅館では、お約束の混浴シーンがあります。それもラッキースケベではなく、ヒロインズの確信犯的行動。旅館のお風呂は「混浴」と小倉がそそのかし、乃ノ香も乗り気。実は、混浴でも水着着用だったと…男の性をからかわれた悠斗。その後「本当の混浴」ということで、家族風呂を小倉が予約。さすがに断固拒否した悠斗。結局男女別々に入ることになったのですが、悠斗が風呂に入ってすぐに小倉が全裸で乱入。さらに乃ノ香まで…なんとなく乃ノ香は、対抗心から入ってきたように感じますね。

3巻からもラブコメが楽しくなりそうです。

★★★
posted by あにあむ at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年05月15日

クソゲー・オンライン(仮) 3


著者:つちせ八十八
出版社:MF文庫
クソゲー・オンライン(仮) 3「このクソゲーが現実だと私だけが知っている」

バグにより「妊娠」してしまったアズラエル。ササラキは、アズラエルはVR世界とはいえ、好きでもない人の子供を産むのは嫌と思い、なんとかしようとする。でもアズラエルは、どうも「絶対嫌」というのでもないようで…そのあたりの機微にササラキが気がつければ、ここまでこじれていなかったんでしょうけどね。結局、さらなるバグにより、二人お子供は生まれてきます。それも10歳程度の娘として…さらにバグで、名前がとんでもないことになっており(考えるために、登録し削除したはずのものが、まったく削除されていなかった)ややこしいことになりますが、結局キサラという名前で落ち着きます。

天使のような(実際に天使の属性を持っている)キサラですが、なぜかこの仮想世界はゲームなどではない、現実なのだ!と強く主張しています。「キサラが生まれた世界はクソゲーなんかじゃないのです!みんな邪悪なる運営に騙されているのです!」…いや「運営」がある時点で現実じゃないんですけどね。もちろん、ゲーマーたちは、誰も信じませんが(どこにも信じる要素がない)、運営が邪悪という点には同意。「じゃあ運営VSプレイヤーのイベントを開催して盛り上げましょう」「悪魔だね僕たち」という流れで、運営Vsプレイヤーのイベントが勃発。果たして、AIと人間はわかりあうことができるのか?

キサラがいい子すぎて、切なくなります。冷静に考えたら、いきなり10歳程度の身体に生まれてきて、両親の見た目からすれば、自分は何歳の時の子供だ? という話になりますよね。それでも「この世界は現実」と言い張る彼女。その理由を考えると、すごく切ない。さらに、両親が望んで生まれてきた訳ではなく「間違いで」生まれてしまったと知ってしまい、でも二人のことは大好きで…

この世界はクソゲーなんかじゃない! と伝えてあげたいですね。しかし、アズラエルとササラキ。もうくっついてしまったほうがいいんじゃないかい?

★★★☆
posted by あにあむ at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年04月17日

魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(2)


著者:岩波零
出版社:MF文庫
魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(2)

突如道場に現れた謎の男に瞬殺されてしまい、異世界に転生した勇翔。愛刀(双剣)は、なぜか魔導少女に転生していました。自分を殺した相手と再び闘うため、魔法闘技大会の学校代表になった勇翔。一回戦の相手はモーリエ魔法女学校のライラという人魚に決定。ところが、陽奈と月華は「あたしたち錆びちゃうかも!」心配しだします。そこで、まずは二人に海を経験させるという自然な流れで「水着回」 二人とも海にすぐ慣れて、一安心。ところが今度は、対戦相手であるライラの姉・レイナから弟子入りをせがまれます。なぜか「私を奴隷のように扱ってかまいませんから、一緒にあのクソ兄貴を殺しましょう!」と、同棲まですることに。勇翔はモテているのか、それとも?

魔法闘技大会の本戦が始まっています。学校代表決定戦でもそうでしたが、正々堂々という言葉とは対極にある大会のようで、闘う前に陰謀を張り巡らせるのは当然のようです。純粋に魔法能力だけでは強さが決まらないところが、嫌らしいですね。普通の主人公だと、その陰謀に真正面からぶつかり、そして蹴散らす!という流れになりますが、この主人公も陰謀好き。なので絡め手で攻めるということになります。

シリアスな流れを維持することができない作品です。陽奈がひたすら前向きに明るいこともあって、主人公がピンチに陥っても、どこかギャグっぽい流れで危機を脱出します。そこにエロコメが挟まれてくるという流れ。そりゃシリアスも裸足で逃げ出しますよね。

少しだけ心配なのは「闘技大会」をネタにすると、敵能力のインフレが起こりやすいということ。そして主人公も異常に強くなり、まったく面白みのない話になってしまいがちです。そうならないことを期待しています。たぶん、この流れならそうはならないような気がします。

★★★☆
posted by あにあむ at 14:52| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年04月12日

異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる


著者:七烏未奏
出版社:MF文庫
異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる
 〜アンタの中が気持ちいいわけじゃないんですけどっ!?〜

主人公は温泉好きな男子高校生・草津熱美。地方の温泉(Bath)に向かう途中にバス(Bus)事故で死んでしまう。次に目が覚めたとき、彼は異世界の温泉に転生していた。いろんなものに転生するご時世ではありますが、今回は温泉だと。そういや最近鎧に転生して、美少女に着られるという小説もありましたね。

熱美温泉(まんなやな)に最初に訪れたのは、エルフの冒険者・レティシア(当然美少女) この世界では、あまり温泉というものがないようで、最初はおっかなびっくりですが、一度入ってしまうとその気持ちの良さの虜になってしまいます。熱美温泉には体力・魔力の即時回復や一時上昇、状態異常回復などの効果があり、さらにはもう少し大人な効力もあるような(途中から立ち消えになってますけど、最初はそれらしいことが描かれています)。で、入られた熱美のほうも美少女が丸裸(当然だ)なので当然…「硬度が上昇しました」「水質変化し、牛乳風呂になります」……なんの? という状態。感覚的に「自分の中に「入ってくる」感じがするそうで… この温泉、ゲーム的なところもあり、お客様名簿が埋まれば、その分レベルアップするという機能があります。レベルアップによって、最初は温泉の湧く沼といったものから、湯船などが出来、どんどん温泉施設が立派になっていき、さらには効能が追加されていくというもの。熱美はお客様を増やせるのか?
温泉に転生ってのは、あまり考えなかったなあ。それだけでこの作品は勝ちなんですが、キャラクタたちが魅力的なのもいいですね。レティシアだけでなく、巨乳神官・クム、小さき(いろいろと)村長・チーチクたち美少女ず。それ以外の筋肉兄弟もいい味出しています。いろいろなトラブルにも、温泉の効能をうまく使って対処するなど「温泉に転生」したことをエロコメ要素だけでなく、本筋にも利用しており、無理矢理感がないことも、この作品のいいところです。さらに、さりげなく男子高校生のリピドーも描かれていたり、いなかったり。熱美が「実体化」できる時間に制限を設けたことも、正解ですね。自由に実体化できると、温泉である意味がなくなってきますからね。おもしろくなりそうです。

★★★★☆
posted by あにあむ at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年04月07日

底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす 家族で挑む迷宮攻略


著者:番棚葵
出版社:MF文庫
底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす 家族で挑む迷宮攻略

迷宮都市に暮らす少年剣士・アードは、自身に宿る“悪運”の祝福により碌な冒険が出来ずにいた。ある日、罠にかかり飛ばされた先で3人の少女を拾う。彼女たちは古代文明に造られた“神獣”で―刷り込みによつて父親認定されてしまった!幼なじみのリウナを加え、家族となったアードたち。だが、昼は子育てとバイトに追われ、迷宮攻略に使えるのは、寝る前たったの2時間だけ!?フェニ(フェニックス:外見14歳)の戦闘能力は高いし、ユニ(ユニコーン:外見11歳)は、とんでもないアイテムを作り出すし、ナー(ナーガ:外見9歳)は、予知能力があるしと娘チートにより、攻略を進めていきます。アードは、娘たちを守ることができるのか!

最初は刷り込みによって、アードを「父親」と認識する3人娘ですが、次第にアードの優しさに対して「異性」として好意を持つようになっていきます。なので、もともとアードに好意を持っているリウナを「恋敵」と認定。ロリ娘たちとリウナによる、アード争奪戦も繰り広げられます。しかしながら、アードはご多分に漏れず鈍感で、リウナは妹、3人娘は娘としてしか見ておらず、恋愛対象になっていません。まあお約束の展開ですな。とはいえ、リウナは同い年ということもあり、若干気があるのかな? と思わせるシーンも。これからどうなっていくのでしょう。

戦闘シーンは、前半は3人娘によるチート爆裂です。これってずるいよな。といいたくなるレベル。でも、自分が倒したわけではないので、レベルは上がらないという世界観になっているようです。経験点とスキルポイントが別というのは、どこかのゲームでそういうのがあったような… レベルアップは、ギルドでないとできないようです。ということは、ダンジョンに潜ると、戻ってくるまでレベルアップできないということですね。結構つらいだろうな。

作品は、3人娘たちが、アードに惚れていく過程や、それに伴いリウナに嫉妬していく過程がうまく描かれています。よいラブコメですね。
★★★★
posted by あにあむ at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年03月27日

嫁エルフ。


著者:あさのハジメ
出版社:MF文庫
嫁エルフ。 〜前世と来世の幼なじみから同時にコクられた俺〜

異世界を救った功績を評価され、転生者見習いたちの教師をすることになったルミナが主人公。異世界での能力が封印され1/10になっているとはいえ、一般人からすれば脅威の力。それを知らずに喧嘩を売ってくる生徒を一なですると、生徒はボロボロ。それが原因で、ルミナが担当するのは、エルフの女神・ハイネと現世で死に別れた幼馴染み・千雨の二人のみ。ルールとして、ルミナは千雨を知っていることを明かすことはできない。果たして?

なぜか最初からハイネは、デレまくっています。「ハイネはあなたの嫁です!」と迫ってくるし、もうなんならいっそ身も心もすべて捧げます状態。一方、千雨は前世でいつも一緒にいてくれた幼馴染みであるおにいちゃん(=ルミネ)に会うのが夢。なんか哀しいですね。ところが、ルミナの優しさに触れて、千雨まで告白してきます。「わたし、このアホ女神だけには負けたくない!」 二人の間で始まるラブコメかと思いきや、なんとこの二人は同一人物らしい…このあたりから、ややこしくなってきます。転生する際のミスやトラブルにより、時空がおかしくなってしまったようです。さらに転生を扱っているのに、タイムパラドックスを表現しようとしたため、なにがなんやら…
ルミネ:現代社会で事故死⇒ファンタジー世界へ転生⇒中継点へ転生
ハイネ:ファンタジー世界で死亡⇒中継点で数百年眠る⇒中継点で目覚める
千雨 :現代社会で病死⇒中継点へ転生
なら問題ないのですが、千雨はハイネの前世だと…つまり千雨は現代社会で病死した後、数百年前のファンタジー世界にエルフ(ハイネ)として転生したことに…じゃあ、今いる千雨は?

ルミネの転生にも秘密があるので、時系列をまじめに考えるとよくわからなくなります。なので、この作品を楽しむ方法は「パラドックスなんて忘れて、同一人物によるラブコメ」と考えることです。ストーリー上「千雨がエルフとして転生しないとパラドックスが」とか書かれていますが、見なかったことにすべきです。

その前提でいうと、背中がむずかゆくなるラブコメとして楽しむことができます。

最近の転生は、ダイレクトに転生するのではなく、受付のような施設を経由するパターンが増えましたね。

★★★☆
posted by あにあむ at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年03月06日

今日から俺はロリのヒモ!(2)


著者:暁雪
出版社:MF文庫
今日から俺はロリのヒモ!(2)

クズな主人公・ハルとロリたちの爛れた生活…第二弾。そろそろついて行けなくなってきたなあ。
超お金持ち美少女小学生・二条藤花のヒモになった、主人公。今日も気ままに惰眠をむさぼり、藤花のお金で自堕落な日々を送っています。季節は巡り夏休みですが、ハルにとっては毎日が夏休みなもので、関係ない。藤花・千鶴・紗奈は学校がお休みの分、仕事が忙しいようだけど…って小学生と逆じゃないかい。当然というか、本職(なのか?)の漫画はまったく書けず、前巻で仕上げた漫画もあっさりボツ。でも3人の少女が優しいので、特に困ったことはない…

ということで、夏休み回なんですが、さらに自堕落さが増加しています。ロリたちにキャバクラのまねごとさせせたり、ベッドの上でくすぐりの刑…プールでは、なかよくウォータースライダー。さらにロリ寿司などなど…

…なんですが、前巻から感じていた違和感がどんどん大きくなってきました。いや、小学生がお金持ちでビジネス最前線にいることとか、3人が全員美少女だとか、なぜかハルに懐いているといった些細なことは、どうでもいいんです。そこを否定してしまうと、小説が成り立たないから…唯一の違和感は、ロリたちの精神年齢…なんかどんどん退化していっているような気がします。小学5年ってことですが、普段のノリは3年生くらいまでのノリ。下手したら幼稚園児かも? というノリになっています。千鶴だけは、年相応の羞恥心や常識を持っているようですが、それ以外は? 特に企業トップの実力を持っているという設定からすると、幼すぎるのです。そもそも5年生って、もう幼女じゃないですよね。気になり出すと、いろんなところでアラが見つかるようになってきて… たまにあるドストレートな変態でもなく、ハルがリアルな変態に見えてきて、どん引きしかなくなってきました。まだ前巻では「将来有望な職人気質な漫画家。ただしすけべ」くらいだったのに、どんどん廃人になってきています。ここまでくると、正直楽しめないですねえ。
今回ラストで、妙なヒキがありました。それが次巻でどうでるのか? うまく作用したら、もう少しハルが真人間に思えるようになるかも。今のままだと、ハルが少女たちをだまして、いいようにもてあそんでいるだけになっています。前巻のように、もう少しGive & Takeな関係に戻して欲しいですね。

★☆
posted by あにあむ at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年03月02日

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?


著者:花間燈
出版社:MF文庫
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?

主人公は、困った人を放っておけないいい人・桐生慧輝。書道部が廃部になりそうで、困っていた紗雪先輩(巨乳黒髪美人)を助けるために、書道の心得がないのに書道部に入部したり、図書委員に選ばれて困っているクラスメイト(距離が近い美人)の代わりに図書委員になったり、見た目(クォーター)のため、まわりに馴染めていない後輩・唯花(子犬のように素直な美少女)を助けたりと、本当にいい人。そんな慧輝がある日差出人不明のラブレターを受け取ります。そこにはなぜか女の子のぱんつが添えられており…ぱんつはさておき、人生初のラブレターを受け取り、なんとか差出人を探し出そうとする慧輝。候補は、書道部の関係者である先輩・同級生・後輩さらに兄想いの妹…妹はともかく、他の3人の誰であっても(本当は妹も)みな美少女。彼女になってくれるならラッキーという子たちばかり。こうして、ガラスの靴ではなく、ぱんつを落としていったシンデレラを探すことになった慧輝ですが…

この小説の感想を書こうとすると、ネタバレせざるおえません。まあタイトルがネタバレしていますし、口絵がめいっぱいネタバレ状態なんですけどね。はっきりいいますと「変態」は、ギャグ方向ではなく、エロ方向なものです。なので、大笑いできる種類の小説ではありません。というか、かなり引いてしまうレベルです。キーワードは「ドS」「ドM」「?」です。とりあえずまともなヒロインがいない! もうすべてがおかしい。妹もなんだか怪しいしなあ。各ヒロインはエロベクトルで、本当に振り切れています。もしSMの属性があれば、どちらかに絶対落ちるよなというくらい…でもどちらでもない大半の人には、関係のないことです。

一応「変態」は、ヒロインだけではありません。主人公も「巨乳好き」が行き過ぎた変態ですし(妹に性癖を知られているところでどうかと)シスコン、主人公の親友もロリ。まあ男子側は、それを隠さずさらけ出しているので、まだ明るいんですが…親友のロリも幼女好きなガチなのではなく「巨乳より貧乳童顔」といった程度の好みの問題のようですし…ヒロインズの心の闇はかなり深いです。

この作品、恐ろしいことに続きがあるようです。まあなにも解決していないので当然といえば当然なのですが、どうしたものか…

★★☆
posted by あにあむ at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年02月22日

くずクマさんとハチミツJK


著者:烏川さいか
出版社:MF文庫
くずクマさんとハチミツJK

主人公の阿部久真は、クマ(妖怪)と人間のハーフ。そのため、興奮するとクマになってしまう体質を持つ。子供の頃は苦労していたが、少しずつ制御することにも慣れてきていたのに、ある日ぼっちのクラスメイト美少女・天海桜から漂う甘い匂いにひかれ、彼女が「ハチミツの汗をかく」という秘密を知ってしまいます。で、欲望に負けて桜を押し倒し、ハチミツをなめまくり、その極上の味に惚れ込んでしまい、「何が何でも(桜のハチミツと)離れたくないんだよ!」と迫ります。当然同様した桜からは「「そ、そんな手にはにょり…乗りませんよっ!」と拒絶されるのですが… さらに、学校内ではクマ(=久真)出没騒動が勃発し、クラス委員長・美少女・鈴木(猟銃持ち)が率いるクマ討伐対の襲撃で生命も危機も。はたして、久真は桜のハチミツを手に入れることができるのか?

って、なんだかわからないあらすじになってしまいましたね。久真は興奮するとクマになってしまう体質。桜は汗がハチミツになってしまう体質。さらにそのハチミツ(汗)には、無条件に人に気に入られるほれ薬のような成分もあり…と秘密にしなければいけないものを持った者同士が、最初は私利私欲から、そのうちお互いが気になるようになり…というほんわかラブコメになっています。

まあ冷静に考えれば、久真はアウトですよね。冒頭で桜を押し倒し、なめ回す…通報されたら一発退場です。でもそこは小説。なぜか桜はなめまわされたこと自体は、あまり糾弾していないんですよね(変態ベアさんと呼ばれるが)途中からは、ある意味自らなめてもらおうとするし、気持ちよかったのかな? ゲフンゲフン

久真も、クマになってしまうことと、ハチミツに目がないことを除けば、すごくまじめな好青年。それがよかったんでしょうね。タイトルは「クズくま」となっていますが、特にクズなところは見つからなかった。確かに、前半は私利私欲から桜のハチミツを欲しがりますが、それほどクズでも…いや、女の子の「汗をなめさせろ」って迫っているんだから、十分クズか…

2巻出るのかな? もし続きがあるのならば、読んでみたいけれど、ハーレム展開にだけはして欲しくないですね。今回、桜が「桜のハチミツ」、妹の楓が「メープルシロップ」の汗をかくということでしたが、これが増えるようなことがあれば、単なるドタバタになってしまいそう。今のメンバーだけで、イチャラブして欲しいものです。やはりラブコメは甘いに限ります。

★★★★
posted by あにあむ at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年02月20日

魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(2)


著者:刈野ミカタ
出版社:MF文庫J
魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(2)

「神霊魔剣」を操る貴族の乙女のみが可読むグランディスレイン魔法学園。そこに強引に入学した魔力ゼロにして唯一の男・ユーベルは、元序列一位の最強魔法剣姫で現使用人のティリ、妹のリリアと同棲し、敵対していたツンデレ魔法剣姫・アディリシアまで落とし、順調にハーレムを形成していた。次のターゲットを探していた彼の前に現れたのは、学園最大姫閥「桜花夜会:の主にして絶対秘密主義のアンリエット。どのように落とすのか?

「愛は偉大、超便利、マジ効率いい」が座右の銘であるユーベルは、次々に魔法剣姫を落としていきます。それも魔法や剣なしで…先を読む能力と、たぐいまれなる観察眼で、相手の懐に簡単に入り込み、一瞬にして虜にしてしまう。彼の目的は「この学園・この国のすべてを俺のハーレムにしたら世界超平和、俺超幸せ!」というもの。普通に考えたら、たとえハーレムを構築できても、その中を平和にするのは難しいんですけどね。ユーベルは、魔力がないだけで、それ以外の能力はチート級になっています。この手の小説の常として、俺TUEEEE度はどんどん高くなってきています。病的ブラコン・リリアの病気度も上がってきています。その二人が組んで、剣姫を落としていくのですが、そりゃどうしようもないですね。

今回アンリエットをおびき出すために、アディリシアをうまく利用します。わざと人通りの多い場所で「あーん」してもらうことで、アディリシアが「落ちた」ことを周知。っていうか、アディリシアって、かなりチョロインですよね。このシーンでも、最初は拒んでいるのですが、ティリやリリアにあっさり流され…もう見事なまでのテンプレツンデレになっています。

今回、いままであまり自分の意思を表に出さなかったティリが、自己主張をするようになってきています。ハーレムが幸せになりきれない理由である「独占欲」が出てきているんですね。今のところ、かわいらしいものですが、これから先どのように折り合いをつけていくのでしょうか?

今回、かなりひきのラストになっています。この流れだと、今までのゆるーいストーリーじゃなくなってしまうのかな? もしそうだとしたら残念ですねえ。この作品はゆるーいまま、進んで欲しいです。

★★★
posted by あにあむ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年01月19日

魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる


著者:岩波零
出版社:MF文庫
魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる

一流の剣士を目指す勇翔は、突如道場に現れた謎の男に瞬殺されます。しかし死んだはずの勇翔が目を覚ますと、そこは異世界で、二本の愛刀も陽奈と月華という美少女として転生していた。しかも、図書館に! なぜ図書館かというと、転生した世界がどのようなところかを、主人公たちが理解する理由付けなんでしょうね。なぜ異世界の文字が理解できるのか、といった点や、そもそも刀が美少女に転生したことをなぜ勇翔は受け入れられるのか?といった部分はすべて闇に葬り去られています。さらに、異世界での目的「自分を殺した人間が、同じ世界にいるので探し出して、仕返しをする」ということも、この図書館の中であっさり決まります。陽奈と月華は、魔法(この世界では、本来杖(と魔石)がないと魔法が使えないのに、彼女たちは発動体がなくとも魔法が使えるので、魔導と勝手に名乗る)が使えるのに、勇翔はまったく使えない… まずは魔法を勉強しようと、この世界の学校に入学をはかることに…って、どこの誰かわからないのに入学を許可する学校があるのか? という当然の疑問もスルー。勇翔は、失われた魔法により陽奈と月華という人造人間を生み出した。その二人を維持するのに、巨大な魔法が必要なため、現在魔法が使えないという無理矢理な設定で、なぜか入学が認められます。もうここまで、適当な設定にするんだったら、いっそ入学後から物語がスタートしたほうが、わかりやすいかも。

入学後も、お約束のように物語は進みます。陽奈と月華は、元愛刀ということもあり、勇翔にべた惚れ。いつでもウェルカム状態だし、登場するヒロインたちも、ことごとくチョロイン。この世界では、服も魔力により作り出されており、相手の魔力を封じるフィールドを展開することにより、自らも全裸になるだか、なにその設定。

最近、人間がモノに転生する話が増えているので、モノが人間に転生するってのが、少し新鮮ではありますね。ラブコメ部分は面白いので「なぜ」というのを笑い飛ばせる人であれば、楽しめる作品です。「なぜそうなる」と少しでも考えてしまうと、そこから先がまったく面白くなくなりますね。そういやこの作者さん「ゴミ箱から失礼します」の方ですよね。不条理ギャグがお好きなんですね。

★★★☆
posted by あにあむ at 09:20| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年01月05日

14歳とイラストレーター


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
14歳とイラストレーター

むらさきゆきやさんの新シリーズ。今度はラノベの絵師が主人公。ラノベ作家が主人公という作品はいろいろありますが、絵師さんを中心に添えた作品は珍しいのではないでしょうか? むらさきゆきやさんといえば小学生という時代は、過去に去ってしまいヒロイン年齢が上がってきていたのですが、今回は思い切り年齢決め打ちですね。主人公の絵師さんが14歳という訳ではなく、青年というのもラノベでは珍しいのかも。いや、ラノベ界では、売れっ子作家が10歳とかザラにあるもので…

主人公・京橋悠斗はおへそに生命をかけるフェチイラストレーター。「ラノベの挿絵は1冊30万。税金も家賃もPC代もここから支払う」と妙にリアルな数値も出ております。大昔、セミプロイラストレーターな友人がいましたが、彼の場合「イラストの発注を受けると、資料代や画材で100%赤字」と言ってましたね。まあセミプロとプロ=それも売れているかどうかで大きく違う世界でしょうが。

それはさておき、ヒロインは14歳のコスプレイヤー乃木乃ノ香(愛称・ののの)。イベントで売り子をしてもらったのは覚えているが、その翌日悠斗が目を覚ますと、コスプレ(おなかが大きく出ている)のまま、部屋にいて…彼女から事情を聞くと、酔いつぶれた悠斗を部屋まで送ってくれたそうで、コスプレなのは酔っ払った悠斗に玄関先でぶっかけられたから…リバースを… そこまでされても、ニコニコと世話をしてくれる乃ノ香。彼女は、悠斗の大ファンということで、部屋の掃除や料理の世話として、これからも手伝いに来てくれることに…って、品行方正な美少女を連れ込んでなにやってんだ?

悠斗の周りには、巨乳と酒が大好きな倉山錦など、類友な世間からズレている作家ちが集まっています。そんな彼(彼女)たちの癒やしのマドンナとなった乃ノ香。その無邪気な言動で汚れた大人達を癒やしていきます。

とはいえ乃ノ香も類友な気がしないでもありません。普段着はセーラー服という彼女。家ではジャージということで、おしゃれと縁遠い生活。かといって不潔女子ではなく、ちゃんと清楚。羞恥心も普通にあります。でもコスプレすると「見て喜んでもらえる」ことに歓心がいくようで、へそだしルックも平気。このあたり普通じゃないですよね。

悠斗たちイラストレーターは、一般からすると「変」な人ばかりですが、作品にかける情熱は本物。間違いなくプロ集団です。乃ノ香にモデルをしてもらい、かなりきわどいポーズをとらせ、最初はテレていた悠斗も、途中からはそういった雑念より、モデルをどのように表現するかに集中していたようですしね。基本いい人のようです。

他にも、いつも笑顔でほがらか美人イラストレータで、ストーカーほいほいこと、佐伯愛澄も登場。少しばかりラブコメの匂いも漂っております。これから楽しくなっていきそうですね。

★★★★
posted by あにあむ at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?


著者:刈野ミカタ
出版社:MF文庫J
魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?

亡国の元王子・ユーベルが主人公。乙女にしか扱えない神霊魔法の高位術式「神霊魔剣」を操り、かつて大陸統一と王国打倒の原動力になった魔法剣姫・一三血姫の次世代育成機関であるグランディスレイン魔法学園に現れます。彼は無謀との周囲の声を無視し、入学し試験で序列一位の最強魔法剣姫・ティリに勝利してしまいます。学園唯一の男となり「愛は偉大、超便利、マジ効率いい」という口癖のもと「この学園・この国のすべてを俺のハーレムにしたら世界超平和、俺超幸せ!」という野望を叶えるべく行動を開始します。
魔力はゼロだし、魔剣は使えないけど周到な準備によって、成り上がっていく元王子の物語。まあいわゆる俺TUEEEEなお話です。ユーベルは、効率を重視していますが、目的のために努力を惜しまないタイプのようで、想定できる展開を複数検討し、どのような状況にも対応できるようにしています。「魔法」という、この世界最大の能力がないことを、マイナスとして捉えるのではなく、その事実を強みにしているというスタンスですね。

ハーレムを目指して、自らの部屋(寮の一室=元は自分たちが住んでいた城の一室)で、ヒロインたちと生活をするという「爆発しろ」な状況をすでに作り出していますが、ラノベ主人公(ハーレム)の王道として、押しに弱いような気がします。肉食系女子がきてしまうと、あっさり逃げ出してしまいそうな雰囲気です。まあそれ故、よけいハーレム構築ができてしまうんでしょうけどね。

ストーリー自体はかなりテンプレなものとなっています。主人公もヒロインも典型的なもので、正直展開が読めてしまうところもあります。また一部強引な誘導(見え見えの伏線)もあり、自由度が少ない作品です。でも、テンプレとはいえ、ヒロインたちがしっかり動いており、ストーリーにも破綻はありません。王道ハーレムラブコメとしておすすめの一冊です。

★★★
posted by あにあむ at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年12月21日

僕は彼女を攻略できない。


著者:三門鉄狼
出版社:MF文庫
僕は彼女を攻略できない。 まちがいだらけの主人公ライフ

主人公は鶴見アユム。彼が住む世界では、ある日突然自分の役割が宣告される「役振り」が発生しています。役振りをされた人は、同時に宣告される条件をクリアしないとペナルティが与えられるということになっています。また役振りをされた人は、その役によって身の回りに影響を与えることができる(本人の意図と関係ない場合もあり)ようになります。例えば、ゾンビ映画の役であれば、ショッピングセンターをゾンビで埋めるとか、ゾンビハンターであれば、そのゾンビを倒せるなど。基本ストーリーの中での出来事として処理されるため、巻き込まれた人たちも、心理的な面を除けば無害(影響が終息したらもとに戻る)なのですが…この現象は、数十年前から発生しており、すでに慣れていたのですが、最近はその回数が異常に増えており…

アユムが役振りされたのは「ハーレムエロゲの主人公」卒業までにヒロインとHをして特定ルートエンドを迎えないと、ペナルティとしてBLの「受け」にされるという…早速現れた一人目のヒロイン・白藤都は、容姿端麗・頭脳明晰・性格もよい完璧ヒロイン。ついに非モテ卒業、楽しいハーレム学園生活が待っていると喜ぶアユムでしたが…なんと白藤が役振りされたのは「ラノベヒロイン」 そうラノベなのでエロいことはNG。いったいどうすれば?

どこかで見たことがあるような設定ですね。次にこうなるという予想ができてしまう王道なストーリーです。もっとも安心して読むことができるのも事実です。メインヒロインに加えて、幼馴染み・ブラコン妹と押さえるべきヒロインもそろっており、ついでにBLの時の候補として悪友もしっかり存在。ついでにロリばばぁも配置されているので、いろいろ便利に進みそうです。

本来であれば、エロゲの主人公とラノベヒロインという矛盾する役振りは発生しないはずなので、世界が「まちがいだらけ」のクソゲーになっています。アユムたちは、どうやってこの矛盾に立ち向かっていくのでしょうか?

いろんな「役振り」が出てきますが、その粒度がバラバラなのが残念ですね。ラノベヒロインという曖昧なものがあるかと思えば、触手エロゲーヒロインといった範囲の狭いものもあり、いろいろ難しそう。本文中にも出ていますが、最近のラノベって、ヒロインがHするの当たり前になりつつありますからねえ。昔はキスですら少なかったのが、いつの間にか寸止め当たり前。それが本番普通になり、最近では「ヤっていること」前提の話も増えてきて。その中で、白藤に割り当てられたのは、かなり古風なヒロインのようですが、こんなのどうやって判断するんだ?

あまり他の役振りを出さずに、主人公たちの中だけで話を進めた方が面白くなりそうですね。

★★★
posted by あにあむ at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年12月19日

姫さま、世界滅ぶからごはん食べ行きますよ!(2)


著者:おかざき登
出版社:MF文庫
姫さま、世界滅ぶからごはん食べ行きますよ!(2)

ロフィーナとヴヴ、そして津留美とローズも押しかけてきて、一気に賑やかになった飛露騎の日常。世界の滅亡はさておき、おいしいごはんを食べることに精を出す彼ら。それでも一巻の時は、ロフィーナの落ち込みで世界的異変が起こり、それを鎮める(=ロフィーナの気分転換)ためという流れがありましたが、今回は「特に気分落ち込んでいないけど、おいしいものを食べよう」というグルメ小説のようになっています。「世界の危機」はどこ行った?今回の季節は冬。ということでクリスマス、年越し、お正月とイベントが目白押し。さらにこの季節は恋の季節でもあり、飛露騎とロフィーナ・紅緒の関係にも変化が?

相変わらず料理うんちくが多いですね。もう少し減らしてくれたほうが、本筋のラブコメを楽しむことができるんだけどなあ。料理は地方色が強く(というより、家庭ごとに違う)あまりうんちくを語られると「それは違うだろ」というアラ探しに走ってしまいます。たとえば、すき焼き。割り下使うかどうかは地方(お店・家庭)によって違いますし、白菜ではなくキャベツを入れるところも多い(白菜は水が出てしまうので、すき焼きに合わない)これこそ家庭によって違うんだろうけど、関西ではすき焼きは比較的よく出る鍋料理では?(高級肉ではなく、お手頃価格の牛肉が普通に販売されているから)「安定供給を捨て、品質を確保」というのもどうかな?個人経営のお店では、そうだろうけど、チェーンや共同購買で品質を確保したまま、安定供給できているお店もありますよ。

まあそんなことはどうでもよく、今回はロフィーナとヴヴの関係にも変化が訪れています。お姫様とその従者という関係ではなく、もっと対等な関係へとゆっくりと変わっていく二人。なんだか微笑ましいですね。

さらにロフィーナに対する飛露騎の言動に揺れ動く紅緒がかわいい。本来ならば、十分すぎるアドバンテージがあるはずなのに、なぜか押され気味。そこがまあ幼馴染みの特徴なんでしょうが…でも後半の紅緒は本当にかわいい。飛露騎はなぜそのかわいさに気がつかないんだ! ってあまりこちらがうまく行き過ぎると、本当に最後の晩餐になってしまうんですね。うーむ、酷な設定だ。

★★★☆
posted by あにあむ at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年12月16日

異世界とわたし、どっちが好きなの?(2)


著者:暁雪
出版社:MF文庫
異世界とわたし、どっちが好きなの?(2)

前巻でストーリーは完結していたので、そのアフターストーリー的な作品。当然甘さはかなり増量されています。

異世界が存在することを知った・市宮翼。夢だった異世界へ転移するチャンスがあったのに、それを捨てて現実世界で鮎森結月と一緒にいることを選びました。恋人となった結月とラブラブなバカップルと化し、ある意味異世界に行ってしまった翼。ファミレスで「あーん」したり、もうどこへ出しても恥ずかしい(あれ?)バカップル。もっとも若い二人には壁も立ちはだかっており…と思ったけど、途中から結構いい加減な扱いになっていましたね。

もう異世界へ行く手段はないと思っていた二人ですが、そこはラブコメ。またもや女神様に呼び出されることに。部屋の中でイノシシにひかれかけるというシュールな方法で…「暴れ馬だ!」というギャグが見たことがあるけど、イノシシかい。いつもの場所に呼び出された翼に、隠すべきところを隠していないロリ女神さま(なんかいけてるファッションらしいです。そういや、昔そういったマンガあったなあ。あ、なんでもないです)からは「バカップル選手権」に出場しないかと持ちかけられます。あらゆる世界(異世界)からバカップルが集い、そのトップを競うという謎イベントへのお誘いでした。その優勝賞品が「異世界移住権」だったため、当然のように参加する二人。そんな翼の前に憧れの美少女エルフも現れます。

ルールは簡単。女神さまから出された課題(xxでいちゃちゃする)を運営(女神さまたち)が判定し、バカップルと認定されると合格という仕組み。唯一失格条項があり、それはヤッてしまった場合。つまり集まっているバカップルはみな、まだ未経験な訳ですな。ちなみにホテルも運営もちで、カップルで一室となっております。もう想像できてしまいますが、初日の夜に大半のカップルが失格してしまい…そりゃ、日中盛り上がってしまったらなあ。 エルフカップル・リエル&カルルと二人が最後まで勝ち残り…まあどちらもバカップルぶりでは甲乙つけがたい存在となっています。リエル&カルルは若干女王様と僕感がありますけど…

もうニヤニヤするしかない、この作品。是非是非これからもこういった作品を生み出してください。

★★★★☆
posted by あにあむ at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

クソゲー・オンライン(仮) 2


著者:つちせ八十八
出版社:MF文庫
クソゲー・オンライン(仮) 2「バグで妊娠したけどなんの問題もないわ!」

バグにより「結婚」してしまったアズラエルとの円満離婚の方法を探るササラキ。それと同時に第二層「果てなき大海原の果て」の実装を行う必要もある。そもそもサービス停止までもう時間がない。それまでに、条件を達成しないと…といろいろ時間に追われている状況。そういった時は、さらなる試練が待ち構えているのが常道で、今回も当然のごとく、いろんなことが。主にラブコメ方向で…

結婚により強制的に装備させられてしまった指輪。これを外さないと離婚とは認められない状況に、アズラエルはいろいろ方策を探しますが、普通じゃないゲーム世界。簡単に見つかるわけもなく。ようやく見つけた方法が「何でも切れる」という「ざ・ファースト・ケーキカット」すでにもう無茶苦茶な訳ですが、それを使うためには「ときめきポイント」というどこぞのショッピングモールのようなポイントを貯めなければならず、それには二人でイチャイチャするしかなく…離婚するためにいちゃいちゃする? 目的と手段がよくわからないことになっていますが、アズラエルは嫌がりながらも、クエストをこなすことに。簡単にポイントを貯めるには、粘膜接触を行うこと。でもこの世界はバグっていてキスをすると、妊娠する。でもエッチしても妊娠しない…だからといって後者を選択するようならば、レーベルが変わってしまう。ドタバタの末「互いの感覚を共有する」不思議なあめ玉をなめることで、キス(恋人同士の特別なキス)をしたのと同等に。で、ポイントがたまり、めでたしめでたしとはなりません。指輪は切れず、なぜか第二層の底(=第一層の空)が切れてしまい、第一層が水没。この世界では、アイテムがないと水中で生きられないので、プレイヤーは死ぬしかない。さらなるクソゲー化。そんなひどい世界を救うことはできるのでしょうか?

もう無茶苦茶な状況になっております。事態を収拾することはできるのでしょうか? ササラキとアズラエルの離婚は、正直どうでもいい。というか、ササラキは無自覚ジゴロなんで、そのままイチャイチャしていなさい。いや普通「キスがだめなら」ということで、粘膜接触として耳をなめるなんて思いつかないでしょう。かなり高度なプレイだよ、それ。アズニウム摂取。いい言い訳ですね。

まだまだ謎は多いのですが、そんなことはどーでもよくなる力の抜けたラブコメとなっています。そうか、これは高度に発達した中二病小説なんだ…

★★★☆
posted by あにあむ at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年12月02日

俺たちは空気が読めない


著者:鏡銀鉢
出版社:MF文庫
俺たちは空気が読めない 孤独<ボッチ>な彼女の助け方

主人公は、私立銀鉢高校二年生・小日向刀彦。刀彦は空気が読めず、常にマイペース。場を無視した言動は、もはや災害レベル。そのため当然友人などいない。見かねた生徒会長の命令で、空気が読めない残念美少女、聖良(冷血巨乳クイーン)、シェリー(かまってちゃん)、里緒式(アルビノ博士少女)の3人とボランティア部(別名KY部)を結成することに。そこには、小里州(ロリ)が生徒会からお目付役として送り込まれるのだが、この小里州も…KY矯正のはずだったのになぜか「えへへー スキンシップスキンシップー」「これは刀彦さんへのセクシーアピールですが、何か?」と距離感ゼロの美少女たちに懐かれてしまい、ハーレムのような状態に。ボッチ達の学園ラブコメ。

KYなために、本音を言ってしまい、場を破壊してしまう四天王による学園破壊コメディなのですが、どうなんだろ?KYの対極に描かれているリア充・キョロ充たちが、あまりにも極端なため、妙なことになってしまっています。本来空気を読むというのは、その場の雰囲気に流されることではないはず。それとも今の学生って、こんな感じなんだろうか? うーむ。

刀彦たちの言動のほうが、正常に思えてしまうんですよね。まあ「その言い方はないだろう」というところはありますが、別におかしなことを言っている訳ではない。どちらかというと、周りがそれに過剰反応しているだけのような。本当に協調性がないのであれば、KY部4人で毎週末遊びに行くなんてできないよ。自分の意思があるから、長続きするグループになるんだよな。

ストーリーのほうは、かなり無茶なものになっています。中二病引きこもりを学校に連れてくる時の騒動や、手術を怖がっている少年をとんでもない帝王学で洗脳してみたり。へりくつJKを論破したあたりは、面白いですね。
こういった無茶が嫌いな方は、刀彦のハーレム物語として読むと面白いかも。KY3ヒロインだけでなく、小里州もどうやら落ちたようですし、そもそも生徒会長がアレですし。KYだけど、健全な青少年の欲望は持っているらしい刀彦。美少女たちのスキンシップに焦るシーンもあります。でも女の子の裸には慣れてしまっているようで、中二病少女が、事故からスカートどころかぱんつまで脱げてしまったときにも平然としています(少女のほうが「男子に大事なところを見られてしまった」と落ち込んでいますが… そんな余裕のある姿も、案外ハーレム主人公としての適正なのかもしれません。

全体に小里州がかわいいので、なんか全部いいかなあと。

★★★
posted by あにあむ at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年12月01日

俺の転移した異世界がクソゲー年間大賞


著者:小山タケル
出版社:MF文庫J
俺の転移した異世界がクソゲー年間大賞 〜マジックアイテムでも物理で殴ればいい〜

ないわぁ…すべてを主人公が、ぶちこわしているほぼほぼ地雷な作品。
主人公は、元ゲーオタの嘉凪爽太。不慮の事故に巻き込まれて異世界転移を果たす。そこは種族の入り交じるファンタジーな世界−なのに、そこで魔法が使われていたのはゲーム機という異世界。
「うちのお店の店長になって倒産の危機を救ってください!」と頼まれたのは、クソゲー製造所なマジックショップの立て直し。報酬は美少女エルフな嫁(ただしポンコツ)。店員も美少女が二人というお話。

なんというかまったく楽しめなかったですね。主人公はとある事件が原因で2次元アレルギーという設定、なので、このハーレムのような状況を受け入れらず。ということなのですが、とりあえず言動がブレブレ。単にわがまま言っているだだっ子状態で、イラつかせるだけの存在です。死ぬ前(転生する前)の実妹との会話も投げっぱなしだし、神様の存在も中途半端。すべてを投げ打ってドタバタギャグに徹しているかというと、そうでもない。異世界の住人であるヒロインたちが、なぜか現代のしょうもないネタを知っている。それを本筋とまったく関係なく垂れ流すから、面白さが半減しています。楽屋落ちの身内ネタをそのまま本にしてしまったような。

後半は、少しだけ面白くなりかけていたので非常に残念な作品です。適当に作った本を、購入してしまったという感じですね。

★☆
タグ:★☆
posted by あにあむ at 14:01| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年11月04日

異世界とわたし、どっちが好きなの?


著者:暁雪
出版社:MF文庫
異世界とわたし、どっちが好きなの?

主人公は、異世界ハーレムを夢見る高校生・市宮翼。ガチな異世界厨で、クラスでも友人がいないというボッチな高校生。幼馴染みはいるんだけど、イケメンの男と少々残念。でも妹もいるし、挿絵見る限りそこそこの好青年なんだし、うまくやればリア充なはずなんだけどなあ。
クラス一の美少女・鮎森結月は、その見かけ(ブロンドの髪と爆乳と整った顔)から当然男子に人気があるのだが、他人を寄せ付けず、教室で一人本を読んでいる少女。そんな結月と翼は、本屋のラノベコーナーで遭遇する。その日発売の緑表紙の本(よかったね、MF文庫で。そうじゃなかったら、表紙色指定できないものな)を買いに来たと。「市宮くんは異世界に行ったらなにがしたい?」「ハーレムを作りたい」「バカじゃないの?」と方向性は違うものの、彼女も異世界厨。その帰り道、翼はトラックにはねられかけ、気がつくと女神さま(大事なところが隠れていない服をまとったロリ神さま)から「希望の異世界は?」と転生を持ちかけられる。ところが、ポイントが足りず、現世に一度もどりポイント集め(神様の試練クリア)を行うことに…なんと結月もまったく同じ経験(女神様は美人)しており、二人は同盟を組んで試練に立ち向かうことに。

ってことで、実は異世界あんまし関係ない学園ラブコメでした。いやあもうなんていうか、こんな恋したかったなあと思わせるいいお話ですね。他人とふれあうことがあまりなかった二人だけに、はじめはぎこちない距離。それが少しずつ縮まっていき、自分の中に「あの人が好き」という気持ちが芽生えていく過程が、丁寧に描かれています。最初は単なる同盟だったのに、相手が好きという感情が芽生えることによって「今の関係を壊したくない」と動く翼。ところがそれが結月にとっては…このあたりは、男女の恋愛に対する受け止め方の違いが出ていて、本当にキュンとします。まあ神様のミッションも「異性のことを名前で呼ぶ」「握手する」「ハグする」「キスする」など、どう考えても「誰かとひっつく」ことを前提としているものばかりなので、必然の恋なんですけどね。

暁雪先生って「ひとりで生きるもん!」もそうでしたが、ツンデレの描き方が素晴らしい。最近のとってつけたようなツンデレというものではなく、本当に可愛いツンデレなヒロインだし、主人公も「それはおかしいだろ」というほど鈍感ではなく、「ああ、そこね。確かに難しいなあ」というところでひっかかります。つまり、現実味があるんですよね。
いいラブコメでした。今年一番だな。

★★★★★
posted by あにあむ at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年10月17日

復活したらLv1だったので、生き延びるために英雄少女を口説くことにしました。


著者:ひびき遊
出版社:MF文庫
復活したらLv1だったので、生き延びるために英雄少女を口説くことにしました。

主人公は、人類最強の存在である英雄王に負け、長き眠りについていた魔帝ロキ。彼は666年を費やすことで、人を超越した「完璧」な存在として蘇るはずでした。ところが、完全体となる前に何者かにたたき起こされ、不完全な状態で復活してしまいます。どこぞの腐った巨神兵みたいですな。
たたき起こしたのは、美少女4人組。彼女たちは英雄の子孫ということなのですが、それをさておき、ロキは「誰にも邪魔されない、自分だけのハーレムを築きたい」と考えていたので大喜び。なんせ魔帝城に入れるのは、乙女だけ。つまりこの4人も乙女であることは確定している。しかしロキの喜びは長続きしなかった。なぜなら彼はLV1になっており、彼女たちに太刀打ちできない存在だったから…ロキは急遽方針を変更。生き延びるために、彼女たちを口説き落とすことにします。不完全体で復活した魔帝が、英雄少女を口説き落とすことで生き延びようとする物語。というか、開始早々一度ぶち殺されてしまうのですが…

ロキが女の子好きでかつお調子者という設定になっているので、明るいラブコメになっています。女好きだけど、無理強いするのは嫌だという紳士なところも持っているんですね。なので嫌みなところがない。それはいいのですが、残念なのは、英雄少女にキャラ付けするため、各少女を変な口調にしてしまったこと。「おバカ」はまだ許容範囲だけど(それでも違和感ある)、なんにでも「ファッキン」入れる少女は、何を考えているのやら?せっかくLv1になってしまったロキを取り合うという面白い本筋があるのに、この口調のせいで逆にキャラが死んでいます。残念。

★☆
posted by あにあむ at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年10月12日

クソゲー・オンライン(仮)


著者:つちせ八十八
出版社:MF文庫
クソゲー・オンライン(仮) 「運営は全員逃げたけどなんの問題もないわ!」

舞台は、全255層のフロア攻略型VRMMO「ソード&マジック・オンライン」。すぐにラグが発生する。そのため、自らの武器が自らに刺さり死んでしまう。剣と魔法の世界が舞台なのに、魔法が実装されていない。他にもバグがいっぱい。未実装もいっぱい。そんなクソゲーをプレイしているササラキが主人公。こんな世界でも、ゲームを楽しんでいる人はいる。そんな人の想いをつなぐため、世界崩壊(サービス終了)を防ぐために、運営にジョブチェンジして頑張る物語。

まあざるそば(かわいい)な作者さんの作品ですから、まともなはずはありません。かなり進んだVRの世界にも関わらず、いろいろな「仕様」が存在する世界。開発費が途中で尽きて、βテストをしていないし、開発陣はみんな逃げてしまった。そんな世紀末な世界で、ササラキは、謎の美少女・アリスに誘われ、運営を始めることになります。パーティメンバーには、内緒で始めたGM業ですが、あっさりばれてしまい、彼女たちも運営に参加することになります。「GMになってしまったら、世界を楽しめない」と考えていたササラキですが、世界を創るという新しい楽しみに目覚めていきます。まずは、「実は2層目からは未実装」だったラストダンジョンをどうするか? PGを組むこともできない3人はどのようにして危機を乗り越えていくのか?

うーん、なんというのでしょう。前回はざるそば(かわいい)がヒロイン。で麺inBlackなど謎集団が登場しました。今回は、崩壊した運営を一人で支える美少女が登場しています。外見年齢は12歳(基本アバターは、本人を投影したものらしいので、現実世界でも12歳なのかな?)。運営会社社長は入院中。どうやってこの少女は運営を続けているのか? いろいろ謎はありますが、はっきりいって考えるだけ無駄ですね。この作者さんの場合。

前作に比べると、読みやすい作品ではあります。世界観もまだ理解できます。物語は完結していないので、続編を待ってみましょう。

★★☆
posted by あにあむ at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年09月28日

今日から俺はロリのヒモ!


著者:暁雪
出版社:MF文庫
今日から俺はロリのヒモ!

主人公は、なんとなく漫画家を目指している天堂ハル。絵はうまいけど、ストーリーが独りよがりで、なかなかデビューできない。それでも担当編集者がついているという不思議。投資で自ら稼ぐ超金持ち美少女小学生・二条藤花がパトロンになってくれることに。なんでも彼女は、ハルの大ファンだそうで…って一冊も出版していない漫画家の大ファンとはこれいかに? ま、そこはネットなんですけどね。

設定にはいろいろ突っ込みどころ満載です。でも、それをしてしまうと、この危険なタイトルの作品を手に取った意味がなくなってしまいます。まあタイトルがすべてを語るタイプの作品なんですが。

ハルに出会った藤花は、おなかにサインをねだります。この時点でいろいろアウトになりそうな図柄ですね。そして自分の家に住まないかと提案。これにあっさり乗るあたり、ハルのクズ人間さがわかります。で、実際ハルはかなりクズでして、藤花の家に転がりこみ、藤花の財力に頼り切った自堕落な生活。まさにダメヒモの典型。
さらに、藤花の友人(当然小学生)である、ツインテ少女・千鶴(ツンデレ)、天然系ロリっ子・紗奈(中二病)も交えて、肩寄せ合ってゲーム三昧。アニメ鑑賞時は、誰かが膝の上。さらには漫画資料だといって、コスプレ合戦。それも暴走気味に女豹のポーズだとか、やり放題(挿絵では、ぱんつはいてないように見えるけど、いいのかな?) ハルは基本巨乳お姉さん大好きでろりではないため、このような状況で止まっています。もしロリだったら、もう出版できない作品になっていたでしょうね。なんせ藤花はハルを神格化していますから、ハルの言うがままになるでしょうし。

ハルはクズですが、まわりの少女たちは純粋に彼を応援しています。小五のヒモってのは、道義上どうなの? っていうのはありますが、まあ本人たちが楽しそうだからいいのかな。しかし、前半(というかほぼ全体)の主人公のクズぶりはひどいです。あまりにもひどくて途中で読むのやめようかと思ったくらい。ラストのほうでほんの少しだけ、いいところ見せていますが、遅いよ。やっぱクズだわ。

この作者さんって、こんな吹っ飛んだ話も書くんですね。最初に出会った作品がピュアなラブコメだったので、そのノリなのかと思っていた。ってタイトル見たら、そんな訳ないですよね。これでピュアなラブコメだったら、そのほうがびっくりだ。(あと、絵師さんもね)

★★★
タグ:★★★
posted by あにあむ at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年09月09日

押し入れの中のダンジョンクラフト


著者:からて
出版社:MF文庫
押し入れの中のダンジョンクラフト ‐幸福で不幸で幸福な兄妹‐

タイトルと表紙を見て購入しました。MF文庫お得意のラブコメだと思って…

主人公は、高校生の椎名透。幼い頃事故で妹と死に別れ、なぜか死体が消失したこともあり、その死を受け入れることができないまま生活していました。ところが、ある日寮の自室の押し入れを開けたところ、そこにはまるでゲームのような広大なダンジョンが広がっていました。導かれるまま、その中心にある大きな樹の下にたどり着くと、そこには死んだはずの妹・あーちゃんが眠っています。普通なら夢と思うシチュエーションですが、妹の死を受け入れられず心が死んでいる透にとっては、この世界こそが現実。その日から、あーちゃんとともに、ダンジョンの成長を見守ることになります。「あーちゃん、ただいま」「おかえり、おにいちゃん」 死んだはずの妹との切ない物語です。

ダンジョンにいるモンスターは、基本あーちゃんが想像したもの。そうダンジョン内の生活はふわふわした暖かいものでした。「あーちゃんがいる」それだけですべてが幸せに思える透。でも現実世界から見れば、それは単なる逃避にしか思えず…ずっと透のことを気にかけている幼なじみも、透が元気になったことは素直にうれしいものの、その裏にある言動に危うさを感じます。そんな生活が続く中、ダンジョンに本当の敵が攻め込んできて…二人は世界を守ることができるのか?

読者には、あーちゃんが「死んでいる」ことが最初から明かされています。それは透とあーちゃんが、いつか再び別れなければならない、もしくは透と幼なじみが別れなければならないことを暗示しています。これがつらいですね。切なくなってきます。さらにあーちゃんが創造するモンスターの武器は、お菓子の味がするというのも切ない。彼らが幼い頃両親がいなくなり、廃棄弁当を二人で分け合いながら生活していた時期があることが明かされているので切なさが…

最後まで切なさがあり、でももっと暖かいものが流れている良作です。

★★★★☆
タグ:★★★★☆
posted by あにあむ at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年08月22日

姫さま、世界滅ぶからごはん食べ行きますよ!

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。
著者:おかざき登
出版社:MF文庫
姫さま、世界滅ぶからごはん食べ行きますよ!

主人公である高校生・飛露騎の元に、美少女が降ってきます。その美少女は、異世界からやってきた姫・ロフィーナ。「気分が沈むと世界を滅ぼしてしまう」という力を持つせいで、いろんな世界から追放され、異世界を転々としながら生きてきたと告白します。しかしこの世界には、人を異世界に追放する技術はない…つまりロフィーナが落ち込むと世界が滅亡する…この危機的状況に飛露騎たちは世界はもうダメね!だから美味しいものを食べに行くわよ!」と晩ご飯を優先…毎日が最後の晩餐な物語。

空から美少女が降ってきたら、それは異世界の王女さまだった。しかも「気分が沈む」と世界を滅ぼす力を持っている…にわかに信じることなど、出来そうにない設定を、飛露騎や飛露騎の幼なじみ姉妹はあっさり信じてしまいます。まあ、ロフィーナが現れた直後に、戦車が軍隊が家を占拠するという非現実が続けば、美少女なぶんロフィーナを信じる気持ちも分からないではありませんが。飛露騎は主人公力が強いようで、ほぼ通い妻状態な紅緒の好意をスルーするし、いきなり空から降ってきた少女の危機に銃器の前に立つし、もうラノベ主人公としては最強属性です。

基本「気分が沈んだら、世界が滅亡するんだったら、おいしいもの食べればいいじゃない」という話の繰り返しになっています。おしながきは、鶏の唐揚げ・白子の天ぷら・欧風チーズカレー・金目鯛の煮付け・有頭エビフライ・白菜と豚バラ肉のミルフィーユ鍋・手作り弁当。短絡的ですが、ある意味最強なのかも。でも異世界の姫さまに「白子の天ぷら」食べさせる勇気は私にはありません。というか、日本人でも「嫌」って人多いと思うよ。金目の煮付けもそう。関西系の人は、あまり好きじゃないと思う。まあ、作者さんの出身地によって、好みは変わるでしょうし、別に問題ではないんですけどね。

幼なじみの紅緒が、壊滅的に料理出来ないという設定は,どこかで見たことがありますね。独創的なアレンジをして、結果とんでもないものができあがるという…もう一ひねりあったら、紅緒が生きてきただろうな。今のままじゃ「かわいそうな幼なじみ枠を超えられそうにない」からね。ロフィーナが、飛露騎に対して好意を持っているのは、見え見えなのに、ロフィーナ自身がそれに気がついていない(友情だと思っている)のが救いか。

おいしいもの食べれば幸せな気分になる。それは間違いない事実だと思います。でも、難しいのは「おいしいもの」は人によって違うということ。飛露騎たちのように、幼い頃から家族同然に過ごしてきていれば、好みも似てくるかもしれないけど、別の家庭、ましてや異世界だと味覚が違って当然。逆効果になる料理もありそう。

しかし、それからさざえが降ってくるというのは、危険すぎます。それだけで世界滅亡します。あまり触れられていないけど、瓦も全滅だろうし、直撃したら痛いじゃすまないような…あと磯臭そう。

これって続刊あるのかなあ? ラブコメというより、グルメ小説になっているような機がする。あまりそちらに進みすぎると、万人が「それはおいしそう」という流れから離れてしまうしなあ。

★★☆
posted by あにあむ at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年08月01日

前略、英雄候補は強くなるためにセンセイと××します。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。
著者:葉村哲
出版社:MF文庫
前略、英雄候補は強くなるためにセンセイと××します。

70年に一度、一人の英雄と六の霊魔が世界の命運を賭して逃走する霊魔大戦。ところが12度目の霊魔大戦からたった7年で霊魔が復活。しかし英雄側には力を持たない不完全な候補のみ。そんな世界を救うために7年前の英雄・グレイブが立ち上がる…

グレイブに与えられた任務は、二人のポンコツ英雄候補を鍛えること。一人は剣士・アリス。自らの強さを探究するあまり、心を凍らせてしまった少女。もう一人は自称「世界で二番目の美少女」エミリア。見た目は明るい少女ですが、こちらも、どこか壊れています。アリスは「私は剣士です。××の相手など誰でも構いません。強さのために魂でも売りましょう」とグレイブに教えを請います。常人には思いつかない方法で、強さを求めるアリス。それに対し、グレイブがとった行動は……単なるセクハラ! 自然な流れでスカートをめくり「ぱんつを…おがめませんでした…」と吹っ飛ばされる毎日。これで本当に英雄に育つことが出来るのか?

大いなる疑問をもったまま物語は続いていきますが、昼行灯というより、単なるスケベ親父に見えるグレイブは、もっと深いところで、物事の本質を捉えようとしていたようです。まず世界を救うことよりも「大切」なものはあるという信念。力ゆえバケモノ扱いされてきた彼女達に、自分たちは「女の子」であることを気づかせるようセクハラを続け(本当か?)、霊魔大戦の理にも関与しているようです。

表向きは、ラブコメで明るい世界を描き、裏では世界の破滅に向かう狂気を描く。二面性を持たせた作品になっています。でもそれが故、どちらも薄くなってしまっているのは事実。せっかくヒロインが二人いるにも関わらず、実質アリスのみの活躍になってしまっているなど、少し残念です。次巻で立場が変わるのかも知れませんが…

続刊に手をだすか、悩ましい作品ですね。

★★
posted by あにあむ at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年03月31日

ざるそば(かわいい)


著者:つちせ八十八
出版社:MF文庫
ざるそば(かわいい)

主人公は、高校野球好きの笹岡光太郎。ある夏の日、ざるそばの出前を注文したところ、ざるそばではなく、魔法少女で麺類なヒロイン・ざるそば(かわいい)が現れます。ざるそば(かわいい)は、ざるそば(動詞)を披露したり、麺類スポンサー契約を解除されてしまう。ざるそば(かわいい)の超人類的可愛さに正気を奪われた光太郎は、スポンサー探しに身を投じるのですが、待ち受けるのは、謎のMIB(麺 in ブラック)。謎の秘密結社(ABOS)、さらに謎の醤油ラーメン(美味しい)、謎の夏の甲子園(魔物)さらには、謎の魔法少女(月見そば)……私はなにを言おうとしているのでしょう? 「ざるそば(かわいい)がざるそばをざるそば(動詞)する」 カオスだ…… とりあえず「全部麺類にすれば、許されると思うなよ!」と言っておきます。でもざるそば(かわいい)の可愛らしさに抗うことは、男である以上出来ない相談だな…とこちらも壊されています。

ざるそば(かわいい)は、実は本名。で、父親にざるそばに改造されたという設定になっております。でざるそば(動詞)は、胸元から割り箸を取り出し、自らの髪の毛を一本巻きます。それをリボンのように操ると、ソバが現れ、息をふうふうすると、そばつゆがつき、リボンをちぎってパラパラするとノリになるという…っていうか、もう設定なんてどうでもいいですね。目の前でかわいい女の子がふうふうしてくれて「はい、あーん」ですよ。男のロマンですよ。ぜいぜい……

一応ストーリーとしては、麺類x人類の闘いということになっているのでしょうが、そんなものはどうでもいいですね。この作品の楽しみ方は、ざるそば(かわいい)を愛でることに尽きるでしょう。なぜかキスを拒むざるそば(かわいい)の理由にも萌えますよ。ついでに魔法少女(月見そば)も愛でるとか。

いや、冷静に考えると、どうしようもないおバカ小説ですよ。麺類を擬人化するというレベルを超えていますからね。ざるそば(かわいい)を普通の女の子にするための道具が、ロンギヌスの槍(フォーク)とか、それで月をついたら(どうやって?)醤油ラーメン(おいしい)になったとか、ざるそば(かわいい)は、580円で光太郎のものになったとか(食べ放題、580円って安くないか?)「昨日初めて食べられました。美味しいといってくれたので」って、それはざるそば(えろい)だろ。

おバカ小説の良作です。ふっきれたざるそば(かわいい)への愛が、すべてを許容しています。光太郎の幼なじみも、ああいうふっきれたキャラにしたことが、最後まで読み通せるおバカさに繋がっています。中途半端に良識を持ち込まれると、そこで我に返ってしまいますからね。

でも、しばらくざるそば見ると、笑ってしまいそうで怖い…

★★★★
posted by あにあむ at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年03月16日

ピリオドからはじまる魔導機書


著者:水月紗鳥
出版社:MF文庫
ピリオドからはじまる魔導機書

主人公・真夜は「未完の魔導機書」と呼ばれる、猫耳しっぽを持つ魔法生物な美少女・音々子と出会い、一目惚れ。即座に結婚を申込みます。「愛」を探し求めていた音々子は、真夜の示す愛を受入、恋人同士となります。そして物語にピリオドが打たれます。というのが冒頭。この冒頭で、大きな出来事が描かれ、そのあと物語に入っていくというのは、よくあるパターンになってきましたね。この作品の場合、出来事が将来の選択に影響しているという点でも重要な冒頭になっています。

基本物語は音々子と真夜がいちゃいちゃすることで、展開されていきます。そこに妹がかんでくるというラブコメです。音々子が可愛い。少々真夜の行動に「本当はこんなこと考えているんだよ」という裏が見え隠れするのは面倒ですが、後半登場する魔法使い・冷香と兎耳少女・ロコが、ラブコメ的にいっかきまわしてくれます。

しかし、この妹も大概ですねえ。目の前でいちゃいちゃされても耐えきりますし、兄のベッドで、こんなことやあんなことをしていたようですし。これで甘さは薄めだそうです。ということは、作者が本気を出したらどのような状況になるのでしょう?

作品としては、この巻だけでも成立しています。ただ、回収されていない伏線も残っているので、続きが出るのでしょうね。いちゃらぶぶりが、しばらく楽しめそうです。

★★★★
posted by あにあむ at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2015年12月07日

99番目の吸血鬼 〜最後の吸血鬼〜


著者:サイトウケンジ
出版社:MF文庫
99番目の吸血鬼 〜最後の吸血鬼〜

主人公は、高校生の少年・九十九仁。舞台は都市伝説が実体化した「ロア」が存在する街。仁は、そんなロアの一人である吸血鬼の少女・シルヴィアの封印を解いてしまいます。しかしその少女と恋仲となり、彼女とともに、人間の脅威となるロアを退治していくことに…

もう見事にサイトウケンジさんの作品ですね。この方の作品は、タイトルは変わっても、世界観は見事に同じです。「ロア」という存在や、ふわふわと可愛いヒロインたち、さらにはなんと読むのかわかりにくい主人公の名前……他にもいろいろ共通する小道具も。そういった意味では、ワンパターン化してもおかしくないのですが、十分楽しめるのが不思議ですね。

今回は、ヒロインロアは2名。一人はロリ美少女な吸血鬼・シルビィ。もう一人が口裂女のロアである、無表情な美少女・綾瀬。二人とも仁にベタ惚れというのがなんとも。シルビィは見た目が可愛いのですが、綾瀬は無表情ながら「脈ありですね」と小さくガッツポーズするところがなんとも…

「一人かくれんぼ」「誘拐モール」といった都市伝説が下敷きになっています。いずれも、悲しいお話。さらに最後の「吸血鬼」に関するお話も悲しい。いずれも悲しい話なんですが、シルヴィアと仁のいちゃいちゃや、綾瀬の可愛らしさが物語を暗いものになるのを防いでいます。そのバランスが絶妙ですね。これどっちかに比重がかかると、面白くなくなっていますよ、絶対。

仁の欲望には忠実で、でもしっかり理性ももっているところが好感を持てます。年相応な綾瀬の胸に惹かれ、でもシルヴィアのロリにも惹かれるという…どちらもその気なれば、すぐに手に入れられる状況。仁の本命はシルヴィアで、彼女が妙齢の女性の容姿になる(あるいは変身できる)ようになるまでは「手を出さない」と誓っているようですが、しっかり今の容姿のシルヴィアと一つになるところを想像してしまうあたりは…

1巻で完結しているようにも見える物語ですが、仁の戦いはまったく、完結していません。今後どのように展開していくのでしょうか? そして他作品との邂逅はあるのでしょうか?

★★★☆
posted by あにあむ at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2015年11月25日

ちゅーぱらだいす


著者:相原あきら
出版社:MF文庫
ちゅーぱらだいす

主人公は、女の子に間違えられることが多く「男らしくなりたい」と思っていた棚畠在人。ある日、少し変わった主人がいる古本屋でどたばたの末「望みを叶える魔法の本」を
手に入れます。疑いつつも、その本に願いを伝えると、妖精のような女の子が現れ「キスの神様」と告げられます。行き違いから「女の子5人にキスをしなければ、女の子にされてしまう」呪いをかけられます。で、彼のまわりにはちょうど5人の女の子がいて…

ありきたりな、お話ですね。主人公が女装のほうが似合いそうな可愛い子というのも、最近掃いて捨てるほどありますし、幼なじみがいて、女の子のほうが相手を「異性」として全然見ていないというのもよくある話。「キスをしないとxxになる」ってのもよくある話。なので、なにか特徴が欲しいのですが、残念ながらそれもなし。うーむ。

出てくる女の子が、ほぼ同じようで見分けがつかないというのが敗因ですね。5人という数字を出してきたのが「女の子にはいろんなタイプがあるから、最低5人は経験しないと」というものだったのですが、全員ほぼ同じパターンだし、あまり意味がなかったような… 
兄妹同然の幼馴染・新月まひる、まひるの親友・加瀬緋奈美、密かな想い人・水生メル、僕をペットのように扱う先輩・来栖夕陽、街で出会ったいたずら少女・金谷五十鈴。

というふうに描きわけられるはずだったのでしょうが、実際は全員同じなんですよね。

呪いの実効性が示されていないのも、緊迫感をなくす要因です。唯一笑ったのは、主人公にキスされて、盛り上がり服を脱いでしまった夕陽。その裸の重要パーツを見せないようにするキス神の動きでした。

★☆
posted by あにあむ at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2015年09月07日

放課後のゲームフレンド、君のいた季節


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
放課後のゲームフレンド、君のいた季節

主人公は、えーと、最後まで本名わからなかったような… MMORPGクロスレヴェリで、豹人族の拳士リオーグを操り、卓越した反射神経で「上位喰い」の異名を持つ少年です。
ある日、体育用具室でなにかが倒れる音を聞いたリオは、様子を確認に行きます。するとそこには、棒の下敷きになった少女が…しかもその下には赤い水たまりが…慌てて助けにいくと、その少女はスマホでMMORPGをしている…そんな妙な出会い方をした観月夢亜は、妖精のように可憐な容姿の美少女ですが、廃ゲーマーで性格にも難があるという残念なボッチ少女でした。なぜか彼女に気に入られたリオは、夢亜が引き起こすトラブルに巻き込まれながらもどんどん仲良くなっていき、そんな日々がずっと続くと思い出した頃に…

この作品、続刊ないそうです。でも、でも、でもどう考えて完結していません! 一番重要な部分を読者にぶん投げています。いったいどうしろと…そこでの主人公の選択によって、悲劇になるのかHappyEndが待っているのかが、別れてしまう作品です。いや、基本切ないお話なんですけどね。

夢亜は、明るく振る舞っていますが、難病に冒されており、クリスマス頃には死んでしまう可能性が高い。手術をすれば治る可能性があるけど(50%)、失敗したらそのまま…それが怖くて、夢亜は手術を拒んでいます。そんな切ない設定があります。こちらは、メインストーリーでも描かれるエピソードになっているのですが、この作品にはもう一つ裏設定があります。それはリオの姉が、ある日失踪しているということ。それも普通の失踪ではなく、まるで神隠しにあったような…残されたのはゲームだけで、まるでゲームの世界に旅立ってしまったような感じ… このエピソードが冒頭にあり、夢亜が「わたし、死んだら異世界に行くんです。」なんて言うから、完全に異世界召喚の前振りだと思っていたのに。夢亜の病気も、転生のためのステップだと思っていたのに…

夢亜は、久しぶりにむらさきゆきやさんらしいヒロインでした。「はふぅ」も健在ですし。少々羞恥心にかけるところがあったり、思い切りがいいようで、実は寂しがり屋というところも…そんなヒロインだったのに、あの最後は…

ネットでも賛否両論別れていますね。どちらかというと否定的意見のほうが多いのかな。確かにベテラン作家さんで、打ち切りにあった訳でもないのに、あのラストはなあってのはあります。「主人公とヒロインの未来は想像にお任せします」というのは、よくあるパターンですが、シリーズものの「イントロ」だけ描いて、「後はご自由に」というパターンはあまり聞かないですからね。少なくとも人に勧めにくい作品であることは確かですね。

★★☆
posted by あにあむ at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2015年09月04日

Classroom☆Crisis あなざーくらいしす(1)


著者:あさのハジメ
出版社:MF文庫
Classroom☆Crisis あなざーくらいしす(1)

まったく知らなかったのですが、原作アニメがあるようですね。

主人公は、超一流企業・霧科コーポレーションの先行技術開発部長かつ高校生の霧羽ナギサ。というか、この世界では、普通に高校生が技術者と兼任しているようですね。先行技術開発部教育開発室、通称A-TECは、変人クラスと呼ばれるクラスに集まっています。ナギサは、金食い虫のA-TECを解散させるために派遣された管理職という設定。

まずはA-TECメンバーの弱みを握るため、部下のアンジェリーナが準備した猫型ロボット(デフォルメされた猫ではなく、本当の猫です)を使い、潜入調査をすることに。

ってことなんですが、なにが面白いのかまったくわかりませんでした。原作を知らないというのもあるんでしょうが、それだけではないな。設定の面白さがまったくわからず、sらには、各キャラも中途半端。天才学生たちが集まった学校というのもよくあるパターンですし、変人というには、みなおとなしいです。もっと振り切った変人がいないと、マッドサイエンティストらしさは出てこないですね。

久しぶりに「地雷」という言葉を使おうと思います。

タグ: 地雷
posted by あにあむ at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2015年08月05日

さて、異世界を攻略しようか。(3)


著者:おかざき登
出版社:MF文庫
さて、異世界を攻略しようか。(3)

100年解かれていなかったクエストが義弥たちによって攻略され、その後2つ続けてクエストが攻略されたため「クエスト攻略禁止令」が出されます。表向きの理由は、新しく増えた土地の開拓や整備が間に合わないから…なんですが、どうも裏ではいろいろあるようで…

そんな訳で、今回はクエスト攻略が主体ではなく、温泉+ラーメン回となっています。知り合ったレッドドラゴン・ダリル。本来であれば、ドラゴン形態になれる年齢であるにも関わらず、空を飛ぶことさえ出来ない「落ちこぼれ」そのため、クエスト攻略にも積極的になれない状況。さらに、ダリルの母親は料理屋を経営しているのですが、こちらも芳しくない状態。なんとか助けたいヨシュアは、仲間に協力をもとめ、いろいろなプランを練ります。

まずは、料理屋のほう。こちらは杏奈がゲームガルドにある食材から創り上げた「ラーメン」をウリにしようということに決定。ただそれだけでは、いま一つ足りないと考えていた時に、偶然温泉を発見します。そこで「救世主プロデュースの温泉+ラーメン」という形で、売り込むことに。果たしてうまくいくのか?

またもやヒロインが増加しています。幼女枠(?)も埋まりました。義弥ハーレムはどれだけ大きくなっていくのでしょう? そんな中、メインヒロインの杏奈は着実に攻略されつつありますね。今回も、父親の形見であるメモリカード保管用のケースをプレゼントするなど、無意識とはいえ、着実にポイントを重ねていきます。このままゴールインするのかな?

★★★
posted by あにあむ at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫