2013年09月19日

桃音しおんのラノベ日記


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
桃音しおんのラノベ日記

高校生ながらラノベ作家としてデビューしたものの、三巻打ち切りとなり、次回作も出せずくすぶっている椎名歩が主人公。次回作プロットが企画会議を通らず、苦労していたある日、担当編集さんから呼び出しを受けます。この編集さんは見た目小学生な女性で、突然「おにいちゃん」と妹キャラで迫る難しい人。
で、編集さん曰く
「突然だが、きみは小学生に興味があるか?」

デビューシリーズが100万部を突破したラノベ作家・桃音しおんの執筆活動を手伝わされることになります。しおんは、年齢も性別も明かされていない覆面作家。そんな人を助けるのと、上の台詞はどうつながるのか?

担当さんに連れられていったホテルの一室には、お人形のように可憐な小学生の少女が一心不乱に執筆活動をしていた...全裸で... えーと...

過去にも何度かあった、ラノベ業界を舞台にした作品になっています。作品を紡ぎ出すことの難しさなども描かれますが、それよりも高校生と小学生の青春ラブコメが中心となっているので、読みやすい作品になっています。いや、小学生がいいのではなく(汗)、ラノベでラノベの出版について書かれても、面白くないでしょ。

しおんと歩がお互いに刺激を受け、強い仲間意識を持つようになっていく課程が軽いタッチで描かれます。もちろんサービスシーンも多々ありになっているのは、お約束。幼なじみポジションの少女が、当て馬になっているのも、お約束。

圧倒的な才能を前にした時に、普通の人が抱く負の感情。そういった面もうまく見せてくれるので、単なるロリコメになっていないんでしょうね。シリーズとして、まだ続くようですし、次回はさらに小学生ヒロインが投入され、夏休みが舞台らしい。そっちに行き過ぎないようにね。

少し気になった点、ヒロインしおんが、どこかで見たことある少女だということ。具体的にいうと『ゆうれいなんか見えない!』の依ちゃんを彷彿とさせます。あっちのほうが、年下なんですが、なんとなく雰囲気が似ているんですよね。これから先、オリジナリティあるキャラに育ってくれることを祈って。

★★★☆
posted by あにあむ at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2012年11月09日

ごーいんぐ? ほーみんぐ!(1)


著者:霧鳴篤明
出版社:講談社ラノベ文庫
ごーいんぐ? ほーみんぐ!(1)

神社で「なにか」を祈ったら、「なにか」が叶った代わりに、帰宅時感情が高ぶると、足下が泥沼になる呪いをかけられた少女・東条神埜がヒロイン。主人公は、そんな彼女を目撃したことによって、なし崩し的に巻き込まれてしまった歩。彼には、妹(といっても同級生...ないとはいえんのか)がいて、その妹は病的なブラコン。そのため、友達が少ないぼっち属性。

ストーリーは、神埜の友達である風香がひっぱっていく形になっています。が、強引すぎてご都合主義になっているところが多々。全体に説明が足りていないんですよね。最近のラノベに多いパターンではあります。神埜が呪いをかけられたのは、かなり昔の話かと思っていたのですが(神埜の性格が作り上げられるくらい)数ヶ月前とのこと。うーん、時間感覚が妙だなあ。

神埜と歩に、妹が絡むラブコメになるのかと思いきや、後半は異能バトル中心。ここもマイナスポイントかな。

全体に「何かが」足りないんです。あと少し「何か」があれば、もっと面白くなりそうな作品なんですが、次巻以降果たして?

★★
posted by あにあむ at 09:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2012年11月06日

まおxにん!(1)


著者:やますゆきたか
出版社:講談社ラノベ文庫
まおxにん!(1)

魔界からの留学生を受け入れるモデル校に通う、光二が主人公。同じクラスになった、魔界の姫様・プラムルドは、異様な殺気を放っており、だれも近づこうとしない。しかし本当は友達が欲しくて緊張しているだけ。それを知った光二が、プラムルドの友達作りに協力するというお話。光二も、友達がいないタイプのため、お互い友達つきあいの距離感がつかめず、イチャラブカップルのようになっていくのがお約束。相手は、魔界の姫様。当然のように、敵対する勢力も出てきて、異能バトルもあります。主人公が、単なる人間ではなく、とある能力を持っていたため、単純に振り回されるだけでないというのは、お約束。

うーむ、悪くはないんでしょうが、どうも読みづらい作品になっています。たぶん、背景説明がないことが原因でしょう。最近のラノベに多いパターンですね。背景説明がないので、主人公がプラムルドに協力する理由が薄っぺらくなってしまって、その違和感が最後までぬぐえないままになっています。文章も読みづらいんですけどね。

残念ながら地雷でした。

タグ: 地雷
posted by あにあむ at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2012年10月03日

セクシャル・ハンター・ライオット(3)


著者:築地俊彦
出版社:講談社ラノベ文庫
セクシャル・ハンター・ライオット(3)

中二病爆発のおバカ小説。ここまでは勢いで読んできましたが、さすがについていけなくなりました。誰かこの作者止めてあげて下さい(笑)

世界を征服しようとする存在である「キリオーニラ」を倒すため、がんばっている「ハンター」たちが主人公。といいつつ曜一は、戦うための「チカラ」が渇枯した状態。現在は、そのチカラを復活させるため、日々努力しているのですが...この「チカラ」というのが、性欲。ハンター仲間である壱原鵜月や風祭紫と普通部を作り、そこに秘蔵のお宝を集めて、なんとかチカラを復活させようとしています。が、この普通部に魔の手が...
という訳で、普通部廃部の危機からスタートします。よくあるパターンではありますが、普通部に限っていえば「廃部してこの世から存在を抹殺したほうが、世のため」ってな感じがします。性欲をチカラに変えるのはいいんですが、その手法が変態というか犯罪者。もう、キリオーニラのほうが「正義」なのでは? と思えてきました。1巻では、幼なじみの南波緑里のぱんつの匂いを嗅ぐことで、チカラを一時的に回復し「エクスカリバー」を生み出すことに成功し、2巻ではそのぱんつを食べることでチカラを得た、曜一。次はどんな変態か? ということですが、想像の斜め上でした。ここまでくると、普通の人は、もうついていけません(いや、2巻でも大概アレなんですが) もう、エロコメとかいう範疇を超えています。なんかLBHO(組織)もきな臭くなってきているようですが、もうどうでもいいや。これ以上この小説に付き合っていると、おかしくなってしまいそう。毒される前に、縁をきったほうがよさそうです(爆)

posted by あにあむ at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2012年08月11日

セクシャル・ハンター・ライオット(2)


著者:築地俊彦
出版社:講談社ラノベ文庫
セクシャル・ハンター・ライオット(2)

通称「セク・ハ・ラ」の2巻。すでに3巻も出ていますね。性欲を力に変えることで、侵略者として戦うというおバカなお話。主人公は、大きな戦いで性欲を使い果たしてしまったという設定。再び現れた敵に立ち向かうために、性欲を復活させようとする姿が描かれます。

まあ、なんというか下ネタのオンパレード。この手の話にありがちなんでしょうが、1巻に比べて、お下劣さが増しています。前巻では、ぱんつを見ることで、少し性欲が戻り、幼なじみの脱ぎたてぱんつを使うことで、剣に変えることが出来た。というものでしたが、今回はもっと変態的な方法で、ぱんつを利用しています。女子小学生用水着を服の下に着込んでいる変態さんとか(締め付けが性欲を取り戻すキーになる)、ぱんつ見せるの平気な美少女とか...さらに以前主人公と同居していた少女も参加して、ハーレムのような状態になってきています。

でも、なんかねえ。振り切れすぎていて面白みがなくなってきました。男子中学生が仲間内でやっている猥談レベルというか、内容がまったくない小説になってきています。妙な設定で、もう少し楽しめる作品になるのかな? と思っていたのですが、もうついていけない領域に入ってきました。もう少しマトモなストーリーに戻れば、おバカ小説として楽しめるんですけどねえ。

タグ:異能
posted by あにあむ at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2012年06月27日

セクシャル・ハンター・ライオット(1)


著者:築地俊彦
出版社:講談社ラノベ文庫
セクシャル・ハンター・ライオット(1)

...なんというか、ここまで振り切れたおバカ小説、初めてみたぞ。一応あらすじ。

人類に敵対するキリオーニラ。それを狩るのが「ハンター」と呼ばれる人々。そんなハンターである、曜一は、その首長である「祖王」を倒すことに成功するが、その代償として、力を失ってしまう。しかし、転校先で幼なじみと再会。その友人である美少女二人とも仲良くなり、平和が訪れたかにみえたが、キリオーニラが復活してしまう。戦うすべがない彼は「力」を取り戻そうとするが...

あらすじだけ見ると、結構真面目な異能バトル。でもハンターの「力」の源は「性欲」 このあたりからおかしくなってきます。力を求めることは、自らの性欲を高めることと同義。そのため、ハンターは性欲が強い(=エロエロ大魔王)人が適任。曜一は、力が枯れている(=性欲がまったくない)状況にあるわけです。

で、曜一が力を戻すために最初に行ったのは、幼なじみ緑里を押し倒し、そのぱんつを脱がそうとすること。当然拒否される訳ですが、拒否される理由が彼には理解出来ない(性欲を無くすことによって、女性の心理がわからなくなった...って男でも嫌だわ)
そこで、なぜか協力的な(羞恥心がない? もしくは明後日の方向を向いている)美少女咲絵(Sなお嬢様)、三奈(ろり娘)にぱんつをみせてもらったり、くんかくんかしたりして、少しずつ力を取り戻していきます。それでも、キリオーニラに対抗するには力が弱すぎて...

そんな曜一が復活し、エクスカリバー(とんでもないものに、エクスカリバーとルビがうたれております)を作り出すことに成功するまでが1巻のお話。
性欲復活のため、美少女たちにセクハラの限りを尽くすというのが本作品。タイトルも
セク・ハ・ラ」だそうで...

ちなみに他のハンターも登場するのですが、その一人が性欲を回復するために行ったのは、女子小学生のスク水を着ること!(小学校に入ったスク水窃盗犯を捕まえて、スク水持ち主の母親から合法的に譲ってもらった=洗ってない=とのことだけど、お母さん、関わりたくなかったんだろうな) ああ、変態に振り切れている...

この作品、ぱんつにこだわっています。縞ぱん、セクシーなもの、純白ぱんつなどなど... これは作者の趣味なのかな?

おバカ小説ですが、文章はしっかりしており、キャラクターがはっきりしているので、案外楽しめます。ただし、挿絵もアレなことが多いので、外で読むときは注意が必要かも。
★★★☆
posted by あにあむ at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2012年06月26日

生徒会探偵キリカ(1)


著者:杉井光
出版社:講談社ラノベ文庫
生徒会探偵キリカ(1)

生徒数8千人の超巨大学園に入学した日影(男子高校生)が主人公。その学園は、たった三人の女の子によって、生徒会が運営されていた。
女好きの暴君会長
学校のマドンナ副会長
総額8億円を握る会計(不登校生徒)
会計の聖橋キリカには、もう一つの仕事があり、それを手伝えと会長に無理矢理引きずり込まれる。ジャンルとしては「ハイテンション学園ラブコメ・ミステリ」だそうです。

講談社から出版されることになった「ラノベ文庫」の第一弾。安定した作家陣ということで、杉井光さんも初期メンバーに入っている訳ですが...うーむ。

生徒会探偵というタイトルになっていますが、キリカが探偵したのは一度だけ。それも状況証拠を集めてとか、聞き取りをしてとかではなく、ほとんどカンに近いようなもの。探偵というのは烏滸がましいものでした。

キリカがなぜ日影に心を許すようになったのか、理由が弱く思えます。彼女が行っていることを、素直に認めたからのようですが、彼女の家庭環境からすると、その程度で目の前で眠るほど気を許すこと出来るかなあ?

他にも非現実的な設定(生徒会予算8億円、なぜ役職腕章を首にまいているのか?とか)が多すぎて、ストーリーに入り込めませんでした。キャラクターが動いていれば、気にならないのでしょうが、いかんせん魅力がないもので、どうしても設定がひっかかります。

「ばけらの」で杉井さんを知りましたが、基本的には私には合わないタイプの作家さんなのかも知れませんね。

★★
タグ:★★
posted by あにあむ at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫