2017年01月11日

異世界支配のスキルテイカー(5)


著者:柑橘ゆすら
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界支配のスキルテイカー(5)

元の世界に戻るためのアイテム「帰還の魔石」を入手した悠斗。とりあえずの目標は達成したと、さらにのんびりした異世界ライフ(ハーレム付き)を満喫していました。悩みは、帰還の魔石が一人しか使えないので、このアイテムを使うこと=スピカたちと別れるということ。悠斗はどういった結論を出すのか?というか、今までの悠斗の行動を見ていたら、結論は見え見えですね。でないと、アイテム入手した時点で行動しているはずですから。前回、ケットシーの村長さんの処女をいただいて、それまでの「精神的な満足」だけでなくなってきた悠斗。果たして今回は?

ということだったのですが、今回は怖いお話になっております。いや前半は、今までとおりのまったりした、異世界ライフだったんです。悠斗がどんどん変態になっている以外は…だってねえ、使役しているスケルトン(が受肉して全員美少女)を夜な夜な集めて、服を脱がせ、その上をゴロゴロだなんて…もうなんていうか、そのシーンみたら、ごめんなさいって踵返すしかないよな。というか、普通そんなこと考えつきもしないだろ。酒池肉林の意味が違うって。リアルハーレムのほうも、どんどん爛れた状態になってきています。ついにリアルロリなサーニャにも手を出していますし、ケットシー姉は、足下に水たまりができるほどな状態だし、なんというかタフですな。

本筋のほうでは、七つの大罪が動き出し、悠斗に危険がせまっているはずです。しかしながら、俺TUEEEEな状況になっているので、ほぼ脇役状態になっているのはお約束。今回最大最凶の敵は、悠斗の妹です。兄恋しさに時空の壁を越えてしまうというのも、大概ですが、その強さは異常。兄への想いも異常でして、兄の周りにいる女性に対してはまったく容赦がありません。でも本当に怖いのは、ラストシーン。なんだろう夢に出てきそうなシーンだ。ヤンデレってのがありましたが、そのレベルでないな。ああ、そういやこの作者さんサイコホラーな展開になることが多かったんだ…4巻までエロ・バカな展開だったので、油断していたよ…普通ヤンデレな妹が出てきても、ああいう展開にはならないだろ。今までのノリからいけば「新しいハーレム要員が増えた」くらいに考えていたのに…

後書きで6巻は原点回帰ということだったので、またスカッとしたエロコメに戻ってくれるのかな? もう妹出ないよね? 次に出てきたら、もう手がつけられないよ。存在ごとなかったことにしようよ。

あれ、でもこの展開だと、悠斗の目的が消えてしまったのではないかい? そうすると、軸になるストーリーがまったくない、単なるエロコメに成り下がってしまうぞ? 6巻からの展開を待ちましょう。

★★☆
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2016年10月24日

ギャルこん!


著者:三門鉄狼
出版社:講談社ラノベ文庫
ギャルこん! ギャルと新婚生活することになった。

主人公は、高校の入学式を終えたところの圭太郎。その日から住むことになった寮に向かうと、「おかえりデース、ケータロー」と完璧なギャルに出迎えられます。真乃と名乗った彼女は、圭太郎のことをよく知っているみたいですが、圭太郎には記憶がない。しかも二人で新婚生活を送りたいといいだし、裸エプロンで料理したり、初夜だといって寝室にやってきたりと、圭太郎を動揺させるに十分な行動をとってきます。そんな圭太郎の状況を見て、それまでクール美少女を演じてきた幼馴染みの果音が、キャラ崩壊させて、ラブコメに参戦してきます。圭太郎は真乃のことを思い出せるのか?

記憶はないけれど、幼い頃に出会ったことがあるらしいギャル美少女。全面的な愛情を注いできます。彼女のことを知りたくなった圭太郎は、いろいろな方法で過去の記憶を探ろうとしますが、それがクラス内で波紋を呼ぶことになってしまい、本当のギャルと敵対していくことになります。

真乃も見た目はギャルっぽいのですが、中身はまったくギャルではなく、料理も完璧だったりします。長い間、海外で生活していたため、日本語が少しおかしいことと、愛情表現の仕方がおかしいこと以外は、ある意味普通の子。ただその見た目と外国育ちのフレンドリーさが、クラス内ヒエラルギーに影響を与えてしまいます。

一方、果音のほうは、まったく男性を寄せ付けないクールビューティ。中学の時に告白してきた男子に「レポート」を提出させ、その誤字脱字を添削して突き返したという伝説を持ちます。しかし、その実態は、圭太郎のことが大好きで、そのことに気づいてもらえるまで、男子が近寄らないようキャラを演じていたというかわいい女の子。真乃の登場で、一気にキャラ崩壊していますが、いままでよくボロ出さずにいましたね、この子。

圭太郎はギャル嫌い。その理由は、昔の仕打ちにあるのですが、なんか最近の主人公って、この手の経験がある率が高くなっていますね。まあ「xxが嫌い」という理由付けとして、一番簡単だからでしょうが、もう一ひねりして欲しかったなあ。

真乃の一途さもすばらしいのですが、なぜか応援したくなる果音。キャラを崩壊させてまで、圭太郎に気づいてもらいたいというけなげさが魅力ですね。ヒロインはもう一名中二病なのがいますが、そっちはどうでもいいや。

★★☆
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2016年10月14日

さすがです勇者さま!(3)


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
さすがです勇者さま!(3)

魔王・シルヴィアの誕生日パーティ。笑顔にあふれた、楽しい日常。その記憶からふと目覚めた悠理が目にしたのは、かつて異世界に召喚されたときと同じ状況。しかしながら、この世界では人間と魔王は和解してしておらず、戦争状態なことに気づく。さらに聖剣リーゼロッテは現れない。そしてレオナからは「シルヴィアを倒して欲しい」と依頼を受けます。姿を現したシルヴィアは、ひどく冷たい目をしており。悠理はかけがえのない日々を取り戻すために、改めて全力で向かっていきます。

異世界に召喚された主人公が、さらに異世界に飛ばされてしまう。しかもその世界は、元の世界の平行世界。同じような世界でありながら、一つだけ根源的な差が生じてしまった世界。その世界で生活している人々にとっては、今の生活こそ「すべて」であるのですが、別世界での仲間たちと暮らした日々を考えると、なんとかしなくてはならない、その狭間で葛藤するユーリ。さらに主人公らしくなってきましたね。

二つの世界で大きく異なるのは、シルヴィの立ち位置。元世界では、強力な魔力を押さえ込むことに成功し、それが故、皆と仲良く暮らせていたのですが、こちらの世界では魔力を封じ込めることに失敗しており、それ故魔王として君臨することを望むシルヴィ。とはいえ、根源的な部分ではなにも違いはないはず。その部分にかけてユーリがとった行動は?

クライマックスということですから、もしかするとこれが最終巻なのかな? それにしてはラストが残念です。もう少し続くことを祈りたいですね

★★★
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2016年09月12日

異世界支配のスキルテイカー(4)


著者:柑橘ゆすら
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界支配のスキルテイカー(4)

ハーレム構築で忘れておりましたが、悠斗の本来の目的は「元の世界に帰ること」今回、その方法にたどり着いております。でもそれを使えるのは一人のみ…ということで、冒険は継続することに。というか、そんなあっさりしたものでいいのか? なんの葛藤もなくていいのか?

ダンジョン攻略クエストを達成したことによって、一躍有名人となった悠斗は猫耳美少女ルナと出会います。彼女に請われて久しぶりにケットシーの村へ向かった悠斗ですが、そこでは史上最悪のネームドモンスターが待ち受けており…ついでに現地妻となる村長も待ち受けており。この作品の中では最年長な20代のお姉様。大人の色気と余裕をみせて悠斗に迫りますが、実は処女。そういった経験はまったくなく、気がついたら悠斗に食われていました。はい、ついに悠斗が最後までコトをいたしております。なんかある意味一番ノーマルな関係だなあ。それ以外はいろいろアブノーマルなもので。ルナは男嫌いらしく、リリナ大好きな百合娘。もともとそういった関係だったようです。

ラストには、ある意味最怖の敵である「悠斗の妹」も登場しており、ハーレム化がどんどん進んでいます。スピカたちを虐めることで精神的に満足し、村長で肉体的にも満足する。もう異世界満喫しすぎな悠斗。さらにリアルロリなサーニャにも手を出しそうな感じだったりして、守備範囲がどんどん広くなってきています。

というか、本来の目的がどこかに消えてしまっていませんか? 大丈夫ですか? 違う方向に行こうとしていませんか?

★★★
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異世界支配のスキルテイカー(3)


著者:柑橘ゆすら
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界支配のスキルテイカー(3)

主人公は、異世界ライフを楽しむ悠斗(変態)。スピカ、シルフィアという美少女二人に加えて、ケットシー(猫耳姉妹)のリリナ・サーニャも奴隷としてハーレムを着々と構築しています。彼には異世界に召喚された時、倒した相手のスキルを奪うことができるという能力を得、しかもすべての運動・武術を取り入れたという武術の達人でもあります。つまり無双ができるんですね。奴隷といっても主従関係を明確にするだけの意味で、実際には仲間といった感じなんですが、そこは悠斗(変態)得たスキルをスカートめくりや触手プレイに利用して…結局は性の奴隷にしている状態。

今回は、ダンジョン攻略クエストを受注することになりますが、そのダンジョンで悠斗は女子高生の姿をした魔族の少女・ベルゼバブに出会います。って最近ベルちゃん、こんなのばかりですね。なんか魔族だということを忘れてしまいそうです。偶然ベルゼバブを助けたことにより、彼女に一目惚れされてしまいます。ということで、魔族にまでその魔の手を伸ばす悠斗。変態に磨きがかかってきました。

なんか悠斗は、自分の性欲を満たすために強くなろうとしているとしか思えない状態になってきました。このままいくと100人ハーレムまでさほど時間がかからないのかもしれませんね。

★★★
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2016年09月07日

お前を、祝ってやろうか!?(1)


著者:御守いちる
出版社:講談社ラノベ文庫
お前を、祝ってやろうか!?(1) ラッキースケベの呪いを解いてくれ!

主人公は、小学校の頃からラッキースケベばかり体験してきた。転けると、女の子のスカートに突っ込む、手を振れば下着をはぎ取る…コメディ世界ではまさに「ラッキー」ですが、実際に自分の身に降りかかると、ラッキーではなくアンラッキーな呪いとなります。そりゃ、周りからすれば、常時セクハラかますやつですからねえ。主人公も小学校時代は、笑って済ませたものが中学あたりからしゃれにならなくなり、女子生徒からは汚いもの扱いされるように…

そんな主人公が突然、銀髪の魔女に口の中へ銃口を突っ込まれる…不幸きわまれり…その魔女クロエは「ラッキースケベの呪い……アホらしいけど、Aランクの呪いよ。私の“試験”を手伝うなら呪いを解いてあげる」と持ちかける。彼女の試験は、呪われた生徒を探し出し回収するというものなんですが、当然この申し出を断ることはできません。学校で目立たずに活動できるよう「クラブ活動」という体をとることになるのですが、少々強引ですね。

いろいろ不条理なことがおこるのですが、説明がまったくなく、ストーリー展開が早すぎてついていけない。冒頭でラッキースケベによりスカートに突っ込んでしまった少女が、突然幼なじみになったり、幼なじみがいきなり妹になったりとヒロインが多過ぎ。また、主人公だけに聞こえる「謎の声」が謎のまま。意味あったんだろうか? たぶん、タイムボカンシリーズの「説明しよう」を取り入れたのでしょうが、唐突すぎて意味がわからない。

コメディ部分は面白いし、キャラも魅力的なんですが、すべてを一冊に詰め込みすぎて消化不良になってしまっています。もう少し文章がこなれてきたら、面白い作品を生み出してもらえそうな魅力も秘めています。

★★★
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2016年08月04日

契ってください魔王陛下。(3)

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。
著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
契ってください魔王陛下。(3)

ヴァン=公太の生活は、さらに賑やかになってきます。そんな中、ショコラが「ぼくはヴァンの恋人なんだからデートがしたい。それで、もう一回ちゃんとキスがしたい」が願い、それをサポートする(訳ではなく自分がデートしようとする)クリスによって、トラブルが巻き起こったり、ルサルカの発明品により、ライラが子犬に見えるようになったり…大変だけど楽しい日々が続いています。ところが、ひなたの元気がなくなってきて…病妹の属性が影響したわけではなく、毎日悪夢を見るせいで寝不足に。しかもその内容は覚えていないという…ひなたを救うために、メッちゃんの魔術で妹の夢の中へダイブする。

ということで、前半はショコラたちのヴァンを巡るラブコメエピソードとなっています。案の定というか、ショコラも甘々になってきていますし、ライラもペット属性を発揮。子犬になって(姿に見えるだけで、本当の形は変わっていない)公太に甘える。声はだませないということで、ワン、クゥーンしか言えず、四つん這いでミルクを飲むなどの屈辱を受け……たはずなのに、ペット属性のために、それが快感になったり。もう甘々のラブコメが続きます。

一転後半は、ひなたが主役。彼女が見る悪夢は、当然公太が登場人物なわけで…公太は、ひなたを悪夢から救うことが出来るのか?

今回メッちゃんの完全体(分割される前)も登場します。ある意味正統派な悪役ですね。それでも全体の甘々な雰囲気は崩れていません。というか、少し飽きてきたなあ。そろそろ物語が大きく動いてくれないと、読み疲れしそうかも。

★★☆
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2016年07月23日

電波な女神のいる日常(3)

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。
著者:望月唯一
出版社:講談社ラノベ文庫
電波な女神のいる日常(3)

夏祭りでのセレナの演奏を、超一流アイドル・星庭天音が聴き、彼女のバックミュージシャンとして、ライブステージに立ってくれという依頼が入ります。プロミュージシャンと繋がりを持つことは、布教活動にもプラスになるだろうと考えOKするセレナと智希。ところが、自由奔放な天音に智希が振り回されることになり、さらに天音もセレナと同じ魅了の力を持つことに気がつき……

今回は、セレナがアイドルのバックミュージシャンをするのがメインイベントとなります。セレナは神様であるが故、楽器演奏に長けており、そのピアノの腕に天音が惚れ込んだということなのですが、もともと専属バックバンドがいる状況でよく本人の希望が通ったなと少々不思議ではあります。バックバンドメンバーは、最初は当然反対し、オーディションという形で納得(というか、逆に先生とあがめるようになったみたいですが)しています。その間智希は、天音の付き人をさせられることになり、彼女に振り回されています。そのため、セレナと過ごす時間が少なくなり、わかりやすく焼きもちを焼くセレナ。どうも天音も智希に惹かれていっているようです。順風満帆に準備が進むと思っていたのですが、天音がセレナの弾くバイオリンを聴いたことにより、アクシデントが…天音は、以前はバイオリニストを目指しており、コンクールでも6位をとった腕前。でもある時、自分の才能に限界を感じ、夢をあきらめた経緯があり、セレナの完璧な演奏を聴いて、すべての面での才能の差を感じてしまったようです。折れてしまった天音の心を立ち直らせることは、出来るのか?

音楽(それもクラシック系)を扱うと、ひっかかる部分が多くなってしまいます。今回もバイオリン始めた時期が遅すぎるなと。コンクール6位クラスであれば、ソリストは無理というのは、もっと早い時期で理解出来ているだろうなと。まあいろいろありますが、それはおいておきましょう。

このシリーズ、これが最終巻のようですね。もう少し続くと思っていたので残念です。もっと甘々ラブコメ続けて欲しかった。

★★★
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2016年07月12日

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(4)


著者:むらさきゆきや
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(4)

MMORPGクロスレヴェリにそっくりの異世界へ召喚されたディアブロこと坂本拓真(なんかどんどん本名、どうでもよくなってきたな)。PCのチートな能力と、ゲーム世界で培った「魔王ロールプレイ」により、シェラ、レム、さらに前回の敵である幼女魔王クルムとともに、魔王というより世界を護る活躍をしています。

今回は、聖騎士に追われていた聖女を助けたことから物語が動き出します。聖女・ルマキーナは教会の最重要人物で、事情を知ったディアヴロたちは、魔王領のジルコンタワーまでの護衛を引き受けます。何日もかけてたどり着いた街では、様々な問題が発生しており、さらに超巨大魔獣が突っ込んできて… 

ルマキーナを聖女と書いておりますが、正直性女のほうが正しいのではないかと思えるくらい、エロ担となっています。今までもシェラやレムの嬌声ってのはありましたが、今回は登場シーンからいきなり、触手に襲われています。で、その後もメイドさんに性奴隷として調教されかけますし…どうも本来は固く、本当の意味での聖女だったようですが、面白い人になってしまっています。

しばらくは、無双状態が続くと思われたディアブロですが、想像以上に早いタイミングで、難敵が現れました。このままいくと、本当に苦労するようになるのかな? そのほうが面白いですけどね。

拓真のロールプレイが、どんどん上達しています。引きこもり気味の対人スキルがほとんどなく、当然異性耐性もないはずだったのに、まわりの美少女たちによるハーレムに馴染んできていますね。今回もシェラと一緒に風呂に入り、シェラに身体を洗ってもらう、そのとき背中に当たる柔らかいものにドギマギしながらも、平静を装い、さらには前まで洗われ、アレもこすられるという状況に陥っても外面上は平静を保つ。なかなかのもんですぜ。血気盛んな年齢考えたら、美少女にアレこすられたら、そうもたずに爆発! してそうなのに大丈夫だったようですし…

ただこの作品、どんどんエロ要素が強くなっています。ここまで強くなると、正直引いてしまうかなあ。別にエロが嫌という聖人君子なことをいうつもりはありません。いろんな作品で書いていますが、エロ中心にするなら、レーベルかえてポルノとして出して欲しい。ラノベである以上、物語に主眼をおいて欲しいというのが偽らざる気持ちです。

次回はダンジョン攻略のようです。エロを抑え気味にして、ラブコメして欲しいですね。
★★★
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2016年06月15日

電波な女神のいる日常(2)


著者:望月唯一
出版社:講談社ラノベ文庫
電波な女神のいる日常(2)

セレナとの生活にも慣れてきた智希だが、夏休みのある日、実家が復旧したので戻ってくるよう言われてしまいます。セレナを引き留めておいて、自分はさよならという訳にはいかず、独り立ちすることを親に申し出ます。そんな智希に課された条件は「仕送り無しでしっかり生活する」というものでした。しかも監視つきで。その監視者は幼なじみの美桜。果たしで智希は独り立ち出来るのか? そのためにはまず「お金」ということで、テレビ番組の賞金獲得を目指すことに…種目はチアダンス…一瞬智希がチアダンスするのかと思いましたが、さすがにそういう一部受けを狙った展開ではなく、王道一直線な展開となっています。

表向きは(少なくとも)仲良くしているセレナと美桜。二人の協力によりメンバーがそろい、練習も始まります。でも二人とも可愛いですね。特に美桜。自ら「メンバー集め」を提案しておいて、智希に出した条件が「練習の時以外話をしない」ですからね。他の女の子にとられることを恐れている訳ですね。さらに、里崎がライバルに周り、色仕掛けをしてきて、さらに二人はヒートアップ。うーん、おもしろい。

智希がメンバーの親睦を深めるためのパーティの準備をしているところへ、里崎が乱入。かっさらっていこうとするのを当然止める美桜。里崎が出した条件は「どちらが智希を興奮させられるか(主に性的な意味で)」 うまいこと挑発にのせられた美桜が取った行動は……

その後も、夏祭直前に大型台風が直撃するなど、様々な困難が智希たちの前に現れます。それを乗り越えていく智希。その中で、智希と美桜の過去のすれ違いに焦点が当てられ……

って、この状況、セレナには申し訳ないけど、この二人の間に入り込むの不可能ですよ。幼なじみの空気感だけではなく、いろいろあったが故、深まった二人の信頼。そして二人に共通する「相手が一番大切な人」という想い… もう他人がどうこう出来るレベルじゃない。いくら女神さまでも、これは難しい……

そんな強固な絆を持つ二人をとりまくサブヒロインたち。それぞれが魅力的であるが故、ラブコメ濃度が高くなっています。直接的な描写はない(実際にもないのだろう)けど、胸焼けがするくらいいちゃらぶな劇甘ラブコメになっています。いいですねえ。

★★★★
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2016年05月31日

さすがです勇者さま!(2)


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
さすがです勇者さま!(2)

勇者としてして異世界に召喚された悠理。ところがその世界は、とっくに平和になっていた…規格外の勇者の力をもてあましながら、魔王・シルヴィアや、悠理同様聖痕のある「勇者のパーティ」にいるべき、魔術師・ルチア、エヴァといった美少女達に囲まれ、普通の学園生活を求めて奔走する悠理。しかし、勇者の力を暴走させてしまい、寮の部屋を半壊させてしまいます。これを機に「勇者仕様」に改装することになり、悠理の寝場所がなくなってしまいます。そんな時、ルチアがアタシのとこに泊めてあげようかって言ってるのっ。泊まるところがないんでしょ?だったら…」と言い出します。美少女と同じ部屋で寝泊まり? なんかラッキーな状況ではありますが、ヘタれ悠理なら断わ…らないだと。ただまわりに誤解されないようルチアが言った「弟子入りした」はさらに波紋を呼ぶことに。特にエヴァが反応し、彼女も弟子入りし、一緒に住むことに。ひとつの部屋に美少女二人と生活することになった悠理は?

今回はルチア回でした。彼女が悠理を泊めたのは、ラブコメ的な下心もあるのでしょうが、それよりも悠理に頼みたいことがあったというほうが大きかったようです。彼女の頼みは「エヴァと仲良くなりたい」前回の二人の関係からすると、そんな言葉が出てくるとは思えないのですが、そこには「ある理由」があり…

シルヴィアの女の子らしさも可愛かったですが、ルチアもツンデレ的可愛さがありますね。沈着冷静と思われていたエヴァも、照れることはあるようで、その場合返事が「肯定」ではない「ぽじてぃぶ…」とかわいらしくなるようです。

少しずつ物語も動き出したようです。それぞれが抱える想い。一人では超えられないもの、自分で超えるしかないもの、いろんな壁が立ちはだかり、それでも彼らは一歩ずつ前へ進んでいます。ラブコメ的視点でも、一歩ずつ。いまのところ誰がリードしているのか、よくわかならない状況です。3人の誰にもチャンスがありそう。それとも、強敵が現れてしまうのか?

★★★☆
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2016年05月23日

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(3)


著者:むらさきゆきや
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(3)

MMORPGクロスレヴェリにそっくりの異世界へ召喚されたディアブロこと坂本拓真。PCとして所有していた魔法反射の能力のため、レムとシェラと奴隷契約を結ぶことになる。本来は、二人が拓真を召喚し、隷従させようとしたのだが、逆になってしまっということ。
PCのチートな能力と、ゲーム世界で培った「魔王ロールプレイ」により、魔王というより世界を護る活躍をしています。
今回は、魔族エデルガルトが「レムの中に封じられている魔王クレブスクルムを復活させる協力をしないか」と持ちかけてきます。以前レムの中の魔王を取り除くと約束してことと、魔王ロールプレイのせいで、魔族の提案に乗ることに。「魔王クレブスクルムを復活され、この俺が倒す!」と…

ということで、今回はクロスレヴェリの魔王の復活にまつわるお話になっています。結果がどうだったかを書いてしまうと、ネタバレになるので、そちらには触れず、ということで物語の後半にも触れることなく感想をば。

前巻ではエルフの王女・シェラが物語の中心でしたが、今回は豹人族・レムが物語の中心。誰にでも優しい拓真の本質により、魔王なんだか勇者なんだか分からなくなってきたディアブロですが、相変わらず偉そうなロープレを続けています。もっとも、周りに生暖かく見守られるようになってきている気がしないでもないです。

最近、魔法を用いて体内にある「なにか」を取り出す時は、性的快感を得るというのがデフォルトなんでしょうか? なんか似たような話が多く、どれがどれだか…今回もレムが性的快感を得たようです。まあ「死にそうな苦しみ」を描いても、あまりうれしいものではないでしょうし、かといってなにか「苦しそう」なシーンにするために、一番手っ取り早しのかも知れませんね。

ストーリーの特徴が消えてきています。他作品と「違う」ところを探すのが難しくなってきており、正直読むのが辛くなってきたかな。相変わらず物語が複雑というのも欠点ですね。

★★
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2016年04月21日

僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。(6)


著者:赤福大和
出版社:講談社ラノベ文庫
僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。(6)

夏休みに無人島で伊吹に告白された耕介。しかしそこはラブコメ主人公。「実は気のせいだった」と思い込みつつ、日常生活へ戻っていきます。舞台は再び学園に戻り、年に一度の音楽祭がメインイベント。なぜか盛り上がる生徒たち(音楽祭って、そんな盛り上がるイベントだっけ?)しかしその熱に水を差すように「夜の学校に幽霊が出る」という噂がたちます。さらに「音楽祭を襲う不幸−ファントムの怪」も噂されるようになり……仲のいい先輩が頑張っているということで、なんとか成功させたい天虎の依頼を受けた耕介は、文芸部のメンバーと調査に入っていきます。幽霊が出るのは夜。つまり耕介と二人きりで夜の学校にいられることになり、文芸部メンバーはそちらでも盛り上がります。でも愛羽は本当に幽霊が怖くて……

今回も愛羽の男性恐怖症克服の疑似恋愛プレイが、伊吹の指示のもと行われます。壁ドンや、椅子に座った耕介の膝に愛羽が座るとか…もうね、そのままやっちゃえよという勢いになってきています。愛羽も完全に攻略されているよね。

うやむやになるかと思われた、伊吹の告白は、今回最後まで引きずられます。伊吹の告白の真意はなんだったのか? そもそも現実だったのか?

今回表紙が天姉です。でも本編では「天姉回」というほど活躍出来ていないのが残念。もう少し活躍の場があってもいいと思うのですけどね。でも、本編に出てくる天姉の話し方とイラストにはギャップがありますねえ。イメージは、八重歯があってもっといろいろちんまい娘だったのですが、イラストは普通にかわいいですね。

シャルテの病気(ブラコン)はさらに進んでいるようです。お風呂で耕介の背中を流している時に、なぜか興奮(性的に)。その理由が「大切なところ=ち○○んを擦っている気持ちになったから」……帰ってこいよ〜って、耕介の大切なところは、大丈夫だったのでしょうか? あれですか? E○ですか?

もう少し続くようです。次巻も楽しみですね。

★★★☆
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2016年04月19日

グリモアコートの乙女たち(2)


著者:雨木シュウスケ
出版社:講談社ラノベ文庫
グリモアコートの乙女たち(2)

日本で誕生した、西洋の魔女から独立した存在である大和魔女のみが着用することが出来る最高峰の万能魔法具−グリモアコート。主人公・織音は男でありながら、大和魔法の素質がある少女たちが集う常夜坂女学院で学年トップの大和魔女である若宮となった。彼は相変わらず男子であることを隠しつつ、女生徒たちの中で暮らしている。先輩たちとお茶会をしたり、うっかり一緒にお風呂に入ってしまったり…しかし外の魔法使いの世界で起きた大変動の機器は学院にも及ぼうとしていた。

ということで女装男子が活躍する魔法物語の第二弾です。って、織音は本気で性別を隠すつもりがあるのでしょうか? どんどん彼の性別を知る人物が増加して行っているような気がするのですが。前巻の感想で書いた通りの展開になってきました。うーむ。

前巻では、黒衣のグリモアコートを着た織音は、かなり強かったのですが、今回はより力の強い存在が出てきます。それ故、織音も苦労することになるのですが、あまり強い敵を出し過ぎると、主人公だけで対応出来ない状況になってしまい、物語が面白くなくなる可能性があるんですけど、そのあたりのバランスは今後どうなっていくのでしょうか?

前回以上にお嬢様学校の特徴(って、本当のお嬢様学校知らんけど)が色濃く出ていますね。先輩とのお茶会とか、もう百合展開しか想像出来ない。少しシリアスが増加気味なこの作品。楽しく読み続けることが出来るか少し心配です。

★★☆
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2016年02月05日

学年トップのお嬢様が1年で偏差値を40下げてギャルになっていた話


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
学年トップのお嬢様が1年で偏差値を40下げてギャルになっていた話

主人公は、ちょっとひねくれた考え方をしている望月春兎。優等生の仮面をかぶり、うまく取り繕うことで、適度にクラスに溶け込んでいる。そんな彼は、クラスメイトでもあり、クラブも同じである十六夜小夜が気になっている。ある日、いい雰囲気になりかけ、告白しようとするが、タイミングを逃してしまう。まあ明日も同じ日常が続くからいいか、と思っていたら…

春兎の家に、幼なじみである(昔は一緒に住んでいた)名家のお嬢様・神楽坂双葉が家出してきたことで「日常」が音を立てて崩れ落ちます。以前は大和撫子だったはずの彼女は、ギャルに変身しており、しかもなぜか玄関先で抱きつかれ、唇を奪われてしまう。思春期男子としてのリピドーだけでは説明がつかないくらい猛った彼は、そのまま彼女に襲いかかり…そこで記憶をなくすというのが導入部。さらに、ドSな双子の姉・黒羽までが現れ、3人で共同生活をすることになります。

双子が現れたことにより、小夜との日常は崩れ去り、ラブコメワールドに放り込まれることになった春兎。普通の三角関係というだけでなく、双子姉妹の特殊能力のために、さらにややこしい話になっていきます。昔は、おとなしい妹キャラだったのに、なぜギャルになってしまったのか? そもそも再会すると同時になぜキスされたのか? さらになぜ彼女を襲ってしまった(未遂?)のか? ラブコメに異能バトル的な謎が散りばめられており、楽しく読むことができます。

タイトルは…どうにかならなかったのかなあ? 少し前に出た本のタイトルをパクッたんでしょうが、偏差値40というのは、ストーリーにまったく関係なかったもんな。

★★★☆
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2016年01月21日

異世界支配のスキルテイカー(2)


著者:柑橘ゆすら
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界支配のスキルテイカー(2)

スピカとシルフィアという2人の奴隷を従えて、異世界ライフを楽しんでいる悠斗。クエストを実行していく中で、リリナ・サーニャという猫耳の姉妹(ケットシー)と知り合います。他の種族との交流を行っていない彼らですが、悠斗たちは、そのムラに招待されることになって…チートな能力を持った主人公が無双する、目指せ!奴隷ハーレムなファンタジーです。

悠斗には、倒した相手のスキルが使えるという「スキルテイカー」な能力があります。さらに、どのような運動・武術でも取り入れるという武術の達人でもあり、常人では考えられないほど簡単に敵を倒し、さらに強くなっていくという状態。このままいくと、あっという間に世界を手に入れそうですね。さらに女性にもモテるし、実は肉食系…なんだろう? ここまでスキがないと、どうしたものかと…

魔法の練習ということで、スピカのスカートめくりを楽しんでいた悠斗(変態)ですが、今回はさらに、新しい魔法を覚えて、スピカとシルフィア二人と触手プレイを行う悠斗(変態)です。そこはラノベというべきか、一方的に虐められるのは、女性のみで、悠斗のそういうシーンは出てきません。魔法を使うことに精一杯という訳ではなく、彼女たちの痴態を楽しんでいるようですが、それ以上の行為に及ぶことはないようです。これって、さらに悠斗の変態さを際立たせていますね。

今回、さらにいろんなアイテムを入手し、あんなことやこんなことをしようと企む悠斗(変態)。その無尽蔵な能力(変態力)はどこまで強くなっていくのでしょうか?

★★★
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2016年01月12日

勇者が修羅場すぎて世界を救ってる場合じゃない


著者:岩波零
出版社:講談社ラノベ文庫
勇者が修羅場すぎて世界を救ってる場合じゃない 魔王の呪いでヒロインたちを同時攻略しなければなりません

主人公は、高校生の上月行人。ある晩、現れた妖精にRPG世界に召喚されます。魔王を討伐しないと現実世界が滅亡するという…。目の前に現れた選択肢から4人パーティでの攻略を選択した行人ですが、そこには罠があって…。クラスメイトの彩織、幼なじみの真奈美、従妹の梢とパーティを組むことになります。3人の女の子は行人に好意を持っています。でも告白はしていない状態。それを利用され、3人の中に爆弾が埋められており、それが爆発すると地球が滅亡するという…その爆発条件は
・告白され、断った場合
・自分以外に「行人が好き」な女の子がいると分かった場合
・自分に爆弾が埋められていることが分かった場合
……それまで、非モテの行人は「たいしたことない」と思っていたのですが、なぜか3人から告白されてしまい、もう大変。好感度を下げて、行人が振られれば、起爆条件にならないので、頑張って好感度を下げようとするのですが、なぜかうまくいかず…

いろいろと吹っ切れた作品です。というか、表紙がすべてを語っているというべきかも。RPG世界に召喚された時の初期装備は、バスタオル一枚のみ。もういきなり裸祭状態です。しかもヒロインたちは、無茶苦茶肉食系。異世界を夢だと思い、いきなりバスタオルを自ら外してご開帳などなど。さらに3人の行人に対する好意がすごいことになっている…いや、3人がおかしいため、好感度が下がりません。いきなり「パチンコに行くから金かせ」とせびったら、あっさり3000円くれて、行人のほうがドン引き…。異世界だけでなく、現実世界でも色仕掛けがどんどん増えてきて…「もう固くなっている」「こんな大きなの入るかな?」など生々しい台詞も…

行人の行動には「地球」の命運がかかっている。そう考えれば、行人は大変なはずなんですが、なぜなんでしょう。「行人、爆発しろ!」といいたいんですよね。

単純な異世界召喚やハーレムものではなく、ひねったところが非常に面白い。続きが待ち遠しいですね。

★★★★
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2016年01月06日

異世界支配のスキルテイカー


著者:柑橘ゆすら
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界支配のスキルテイカー 〜ゼロから始める奴隷ハーレム〜

主人公は、武術の天才・近衛悠斗。ある日突然異世界へ召喚されます。そこは奴隷売買が存在する世界。その世界は、能力により明確にヒエラルギーが決まる世界。悠斗は、その世界での能力を持っていなかったのですが、≪能力略奪≫という倒した魔物のスキルを奪い取るというチート能力がありました。その能力を使って、異世界ハーレムを築いていこうとする悠斗。

異世界に召喚したのは、お姫様ではなく、オーク! 異世界の美少女を召喚するつもりだったのが、なぜか男が召喚されてしまったため、「価値がない」と殺そうとします。普通ならあっさり殺されるところですが、武術によりオークに買ってしまいます。しかもそのオークは、宝をため込んでおり…
街を見つけ、転がり込んだ宿屋で看板娘のスピカと出会います。彼女は、悠斗に憧れ、彼の奴隷になりたがります。というか、この世界の奴隷は、それほど酷い扱いをされない場合も多いようですね。誓約によって拘束されるとはいえ、ある程度の自由はあるようですし。今回の場合、スピカは身も心も悠斗に捧げたいようですが……

今回ヒロインとしては、他にシルヴィアが登場しています。こちらも自ら進んで、悠斗の奴隷になりたがるという……

チート能力があり、しかも女性にモテる。このままあっさりハーレムを創り上げそうな勢いではあります。テンプレ化されているので安心して読み続けることが出来ます。しばらく楽しめそうなお話ですね。

★★★
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2015年12月17日

さすがです勇者さま!


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
さすがです勇者さま!

主人公は、異世界に召喚され、人間離れした勇者の力を手に入れた高校生・鈴原悠理。ところが、その世界はとっくに平和になっていた…「魔族との戦争は?」「もう終わりました」「…魔王は?」「バイトで学費を稼ぎながら学生してます」 戦うべき敵も、陰謀も、世界の危機もない状況に開き直ることにした悠理は、魔王・シルヴィアたちと平穏な学園生活を送ろうとする。でも、剣を振れば教室が崩壊、クシャミすれば学園の魔術決壊を破壊するという、超人的パワーのためトラブルばかり呼び込んで…

悠理は、元世界で7回も転校するうちに「人付き合いなんて、くだらない」という真理にたどり着きます。でも、別にコミュ障という訳ではないので、その気になれば人と付き合うことは可能。異世界では、目標がなくなってしまったため、「普通の生活=友人たちと楽しくすごす」を目指します。同級生は、魔王である美少女・シルヴィア。それと本来は勇者パーティの一員として魔王を倒すはずだった魔術師のルチア。先生は。これも美少女で勇者パーティの一員だったはずの、傭兵のエヴァ。それぞれ、その能力や出自が故、普通の生活が送れなかった4人が、青春しています。

って魔王さまが可愛すぎます。お菓子作りが大好きで、しかも優しい。もうね、こんな魔王倒す気になれそうにありません。そりゃ世界も平和になるわ、という話ですね。
ルチアは、本来魔王を倒すべく努力してきたのに、いきなり平和な世界が訪れたため、力の使い道がなくなってしまったかわいそうな存在。さらに登場時に、悠理のくしゃみで服と下着を飛ばされ「裸マント先輩」というあだ名つけられるし……
エヴァは、よく見かけるタイプの少女ですね。いろんな作品で、この手のキャラを見かけます。

本編の合間に「0章」という章が挟み込まれています。ここでは、伏線や登場人物の過去の関係性などが語られているのですが、少し時系列がわかりにくくなっている気がします。本編の流れがせき止められている感じがするので残念です。

力を持っているが故に「普通」でいられない4人が、普通の友人を目指す楽しい物語になっています。少々甘みが強いラブコメですが、楽しいですね。

★★★★
posted by あにあむ at 12:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2015年12月14日

僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。(5)


著者:赤福大和
出版社:講談社ラノベ文庫
僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。(5)

夏休みに突然耕介たちに文芸部廃部の危機が降ってわきます。
そんな折、伊吹が東雲家の別荘がある無人島での財宝探しを提案してきます。その島には学園理事長である伊吹の祖父が財宝を隠して緒り、それを発見できれば彼女の願いを何でも叶えてくれるという約束があるのだという。そこで、耕介達文芸部一行は、無人島に渡り、財宝を探すことに。

ハーレムラブコメの定番・無人島回です。耕介以外は全員女の子。しかも全員が耕介に好意を持っている状態。これでなにも起こらないほうがおかしいという状況ですね。無人島には、これまたお約束で凶暴な獣たちが生息しており、唯一の宿泊場所である洋館では、昔連続殺人があったという……さらには、嵐の夜、外部から遮断された洋館では、少女たちが一人ずつ消えていき…最後に残された耕介は……

いろいろとお約束が炸裂していますが、その分変な流れにならず、ストーリーを楽しむことが出来ます。前巻ではシャルテがメインヒロインでしたが、今回は伊吹と愛沢がメインヒロイン。前回、愛沢たちの存在がバレたこともあり、今回もシャルテは登場していますが、シスコン耕介にとっては、どこまで行っても妹のようです。一緒にお風呂入っても、平気なようですし、水浴びするシャルテを「きれいだ」と平気で眺めていますからね(世間的には変態という) 天虎は幼なじみのお子ちゃま扱いのまま。どうやら「異性」として意識するのは、伊吹と愛沢の二人に絞られてきたようです(九重は色物扱い)

今回もエロコメ用シーンが準備されています。前回ほどあざといシーンではなく「お約束だし仕方ないかな」というレベル。どちらかというと、ストーリーに重点が置かれていたので、受け入れることが出来ました。まあ相変わらず耕介はらっきーすけべの連続なんですけどね。

ところで、そろそろタイトル改変してもいいんじゃないかな(笑)。なんかもうビッチという言葉、まったく必要なくなっていますよね。色物担当の九重ですら、実際には純情な少女というのが明確になっていますし、ビッチが誰もいないのは明白。

ラブコメの行き着くところは、どこにあるのでしょうね? もう少し楽しめるようです。
★★★☆
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2015年08月12日

僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。(4)


著者:赤福大和
出版社:講談社ラノベ文庫
僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。(4)

今回は妹回です。前回助けた九重も少し登場しますが、メインヒロインは義妹・シャルテです。その数奇な過去により、自分のまわりから人がいなくなることを極端に恐れる彼女。特に兄である耕介のそばにいられなくなることを恐れているのに、連続して一人でお出かけをするようになります。彼氏が出来たのではないか? と疑う耕介は、愛沢や東雲たちを巻き込んで、尾行をします。そうしたら、彼氏どころか怪しげなおっさんの車に乗り込むではないですか? よもや「エンコー」 そんなはずはない。たぶらかされているだけだと取り乱す耕介。こいつのシスコンぶりも大概ですね。結局、彼女はバイトをしていただけということがわかるのですが、バイトが必要な理由は教えてもらえませんでした。って読者としたら丸わかりなんですけどね。

今回のことで、シャルテの存在が、愛沢たち文芸部メンバーにも知れてしまったから、これからは登場シーンが増えるのでしょうか? 耕介に近づく女性はすべて「敵」と認識するシャルテですが、愛沢には即懐いたようですね。そういや「ビッチ」という設定はどこに行ったのでしょうね?

前巻から登場した九重も、口だけビッチなところを見せ続けます。耕介に「セックスしよう」と迫るくせに、ちょっと迫られるとボロボロに…現実にここまで極端なヤツはいないよなあ。

エロコメは天姉が犠牲者。お泊まりに来たとき、昔のようにと耕介・シャルテと一緒にお風呂に入ります。が、シャルテと自分の胸を比べて……そんな天姉をみて、シャルテが「大きくする方法知っています」と……天姉の胸を揉みます。って2巻でも似たようなシーンがあったような。天姉撃沈……というか、耕介の理性すごいや。さらにシャルテは、毎晩自分の胸を揉んでから、耕介の部屋に行っていると。だから乳首はぷっくりしていると……えーと、どう反応すれば? 慌てる耕介に「本当は、ほてりを鎮めてから行っている。でないと、耕介が寝ている間に、一人で女になってしまう」って、どういうシチュエーションなんでしょう?

エロコメいらんように思う。それがなくても、充分に面白いラブコメになっているんだけどなあ。
★★★
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2015年08月10日

二線級ラブストーリー


著者:持崎湯葉
出版社:講談社ラノベ文庫
二線級ラブストーリー

主人公は、高校二年の松尾家之助は、親友の生徒会長・一ノ瀬秋、憧れの美少女・月本紗姫、妹の芽衣と共に生徒会に所属し、楽しい高校生生活を送っていました。その中で、家之助は、紗姫への想いを自覚するようになりますが、紗姫は秋のことが好きな様子。まあここまではよくある話ですね。友人が完璧超人で、想いの君も憧れている…… ところが、親友であったはずの秋にはとんでもない秘密があり、それを知ってしまったが故に、いろいろややこしいことになり…というのがストーリーになっています。

家之助・芽衣兄妹の軽妙な掛け合いを初めとする会話劇になっているのですが、どうもね、紗姫の性格が好きになれないため、途中からだれてしまいました。さらに秘密(カラー口絵で描かれているから、隠す気ないんでしょうね)がバレてからの秋の言動も、共感できるものではなく……

(少々ネタばれなので、ここで空白入れます)









(もういいかな?〜)
秋の秘密=女性だったってのは、いったいどうやって2年間も周りを欺していたんだ? という疑問が残りますが、そこは「ラノベご都合主義」で片付けるにしても、男装していた理由や、バレてからの行動は、異常すぎますね。秋が女性だということがわかってからの、紗姫の行動も異常。アブノーマルな女性ばかりで、読んでいて辛くなりました…

秋−家之助−紗姫という正三角形を作るのであれば、もう少しまともな性格にしないと、崩壊してしまいます。秋の性別というネタがあるのだから、それだけにしておけばよかったのに……せめて、秋が男装するようになった理由をマシなものにするとかさ。下着にはぁはぁするってのは、もうヘンタイでしかありません。男でも「妄想」で好きな娘の下着をはぁはぁってのはあっても、本当にするヤツは、ヘンタイのみ。ましてや女の子で、そんなことするなんて……「ラノベご都合主義」とはいえ、2年間もバレなかったというのは、現実味がなさすぎますね。もともと男性になりたいと思っていたといったバックボーンがないと、中学卒業−高校入学の間に、完璧に男性を演じきるのは無理でしょう。声や話方。さらには、健康診断やら体育やら……

まさに二線級のできばえでした…

★☆
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2015年08月06日

電波な女神のいる日常


著者:望月唯一
出版社:講談社ラノベ文庫
電波な女神のいる日常

主人公は、可愛い幼なじみのいる高校生。学校の課題をなんとか終えて帰宅途中で、金髪の美少女から「信者になりませんか?」と声をかけられる。よくある宗教勧誘と考え「間に合ってます」と答え、通りすぎようとしたら、突然彼女は倒れてしまいます。さすがにほっておけなく、助け起こすと「お腹が減りました」と……空腹で行き倒れしたんですね。手持ちの食料やお金がなかった彼は、少女・セレナを抱っこし、自分のアパートへ連れて行きます。…5分かかる位置だったよう。これって、端からみたら「美少女誘拐」にしか見えなかったのでは?

落ち着いたセレナに事情を確認すると、彼女はヨーロッパの小国出身で職業は女神…電波な人と聞き流したけど、目の前で奇跡を見せられて、女神ということを信じることに。母国で、信仰が失われてしまったため、信徒を求めて日本にやってきたようです。「信者でない人に迷惑はかけられない」と、彼の家を出るセレナ。しかし、どうしても彼女を放っておけず「信徒になる」と宣言し、一つ屋根の下で暮らすことを提案します。

ってことで、美少女女神と同棲するリア充な主人公の物語です。「日常」という言葉が、テーマとなっており、護るべき日常を探していくという筋立てです。主人公とその幼なじみが非常にいい人で、そのことが物語全体を暖かくしています。

主人公の性格を形作った経験、幼なじみとの関係を決定づけた出来事などが、しっかりリンクしており、彼がセレナを助けることになった理由も明白になっており、無理がありません。

少し残念なのは、ラストの処理かな? まあ物語の流れ的には、ああするしかなかったのでしょうが、幼なじみとの関係性が中途半端でしたねえ。もう少し感情描写があれば、すっきりしたのでしょうが、それまでの流れに比べ、唐突感が否めないままでした。

★★★
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湯けむり温泉郷まほろばの非日常(2)


著者:水樹尋
出版社:講談社ラノベ文庫
湯けむり温泉郷まほろばの非日常(2) 〜おんせん部活動日和〜

温泉ラブコメの第2弾。村の生活にも慣れてきた広貴。ヒロインズとの関係も良好。廃村の危機も脱し、穏やかな日々を送る真秀村に、高校進学と同時に町に引っ越した和泉子が戻ってきます。彼女は杏子の親友ですが、都会への憧れが非常に強いようで… 彼女は、本校からあるミッションを持って帰郷してきていました。それは「分校がなくなる」ということを、皆に伝えること。町から真秀村へバスが通ることになり、村の子供も本校へ通学出来るようになるため…けれど、本校に通うということは小中高がバラバラになり、おんせん部がなくなってしまうということになります。裸でのコミュニケーションを大切にしてきた彼女たちにとって、それは受入れがたい事実でした。そこで、分校を残してもらえるようある計画を立てます。和泉子も元おんせん部のメンバー。当然みんなを応援すると思ったのですが、どうも様子が異なり……

ふるさとを大切にするという気持ちは同じでも、その方法にはいろいろあったということです。その差をお互い理解できず(言葉にしなかったから)ギクシャクしてしまいます。それをどうやって、ほぐしていくのか? って、広貴は本当にコミュ障だったのでしょうか? 無茶苦茶コミュニケーション能力いんですけど。

ラブコメのほうも、熟成が進んでおります。メインヒロインである杏子と広貴の間は、さらに近づいてきたようですし、里莉奈も「異性」として広貴を「好き」ということが、前面に出つつあります。若葉も少しずつ意識してきているんでしょうけど、さすがに小三ですからねえ。千夏は今回陥落したようですし、広貴ハーレムもすごいことになりそうです。今回から登場した和泉子は、どじっ娘。お姉さん、ボクッ娘、巫女、控えめ、ツンデレ幼女に加え、熟女にどじっ娘ですか。ほぼすべての属性に対応できそうですね。

最初は、混浴することに抵抗があった広貴。最近は、完全に慣れていますね。まあそんなものかな?もともとおてんば千夏はすべて見られていたようですが、今回和泉子も「3回も見られた〜」と、フルオープン状態です。実は若菜が一番ガード固いのかも。

ラストで新たに2名登場しております。益々続きが読みたくなってきたのですが、どうも続編は難しいようで…残念だなあ。

★★★★☆
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2015年07月09日

魔王と勇者が不適切な関係。



著者:日富美信吾
出版社:講談社ラノベ文庫
魔王と勇者が不適切な関係。

主人公は、魔王子・リファイ。父である魔王ハダルが勇者に倒された。その復讐をするために、地球に現れます。が、この魔王子さん、かなりおバカ。勇者を探すために、紛れ込んだ学校で、
「俺は魔王ハダルの息子、リファイ・ケウルス! 勇者を倒すためにやってきた! 勇者について、知っていたら教えて欲しい!!」
というほど……当然「中二病」認定される訳ですが……そもそも、勇者がその辺に転がっているのか? という疑問もありますが、作中で「勇者1人見たら、100人はいると思え」という某黒色害虫の扱いを受けていたので、結構普遍的存在のようです……勇者様。魔王からすれば、勇者は悪鬼羅刹な存在。その憎き勇者を見つけることが出来るのか?

とファンタジーのような設定で始まりますが、内容はラブコメになっています。それもほぼ一目惚れバカップルとして……誰と誰がというのは、タイトルでバレバレですけどね。地球の勇者、美少女・井寄琉羽に一目惚れしてしまったリファイ。そのために、地球征服や、仇討ちがどこか飛んでしまい、お供の美少女・ミルファはご機嫌斜め。というか、ミルファの想いに気づいてあげようよ。

キャラクタそのものに魅力がない訳ではありません。でも全体に読みづらいんですよね。一つは、リファイがおバカ過ぎること。もう一つは、文章構成。視点が定まっておらず、いろんな人物の心情描写が突然出てきて、散漫になっています。このあたりは、文章構成の稚拙さなんでしょうね。

後書きには「エロを入れた」と書かれていますが、そのようなシーンはありません。ミルファが、リファイにかじりついていますが、なんとなくがっちゃんを思い出す程度で、ほのぼのとしたシーンにしか見えない。最近過激になったラノベの性描写に汚染されてしまったかな?

他サイトで「デビュー作から5作目になり、マイナスがゼロになった」という書き込みを見かけました。ということは、まだまだ伸びしろがありそうなので、それを楽しみにしてみましょう。

★★
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2015年06月26日

グリモアコートの乙女たち


著者:雨木シュウスケ
出版社:講談社ラノベ文庫
グリモアコートの乙女たち

鉄砲伝来と共に、魔女が伝来した日本の物語。西洋の魔女から独立した存在である大和魔女のみが利用出来るグリモアコートは、日本で誕生した万能魔法具。常夜坂女学院は、大和魔女の素質がある少女が集まる学院で、唯一グリモアコートを作ることが出来る組織でもあります。
主人公・眩星織音は男であるものの、とある目的のため、この学院に男であることを隠して入学することになります。共に入学予定だった姉の綾音が、急遽入学出来なくなってしまい、女生徒の中で女子として日常生活を送ることになります。だからこそ、まわりを欺けるのかもしれませんが。学生生活以外に、黒衣のグリモアコートに身を包んで調査を行う織音。二つのことを隠し通さないといけない生活が続きます。

ところが、クラスメートの・千輪環にあっさり、男であること・黒衣のグリモアコートを着て活動していることがバレてしまいます。彼女は、ライカンスロープの能力を持っており、織音の匂いでわかったようです。しかし、環は本来怪しいはずの織音をあっさり受入れ(男性であることも)さらに、誰にも言わないことを約束します。学校生活は、環の助けもあり楽に。

ということで、女装モノです。でも、もともと柔らかな物腰で女性的なため、あまり男性らしくないんですよね。どっちかというと、単なるボクッ娘のような…環も、なぜかあっさり織音を受入れ、しかも好意すら持っているようなんですね。でも手を繋いでいても、カップルに思えない。百合にしか見えない……

女装で、全寮制女学校が舞台ということで、いろいろらっきーすけべな展開があると思われそうですが、そういうシーンはまったくありません。織音が抱えているものが重いためか、シリアスな作品になっています。環も明るいだけの少女じゃなく、なにかつらいものを抱えているようですしね。

これからどのような展開になっていくのでしょう? なんとなく彼に関わった少女たちには、あっさり秘密がバレていくような気がします。特に男性であることがバレることによって、ハーレム要素というかラブコメがスパイスとして使われるのではないでしょうか?
★★☆
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2015年06月10日

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(2)


著者:むらさきゆきや
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(2)

主人公は、MMORPGクロスレヴェリに似た異世界へ召喚された坂本拓真。ちょっとした手違いで、レムとシェラの二人を奴隷としてしまう。MMORPGでのレベルそのままの強さを持つ拓真は、強力な魔法を使い彼女たちと街を守るが・・・エルフの王国から「王女=シェラを渡さねば開戦」と要求される。

本来は、引きこもりの気弱であるものの、行きがかり上、始めてしまった「魔王」のロールプレイに従い
「我を侮るな。国軍ごときに魔王が屈するなどあろうはずがない!」
と言い放つ。果たして、彼はシェラや街を守れるのか?

ということで、第二巻です。魔王ロールプレイが大分板についてきた拓真ですが、今回は本当の戦争が起こるかもしれないという危機。ゲーム内であれば、負ければ(死ねば)リセットという技が使えましたが、この世界では死は本当の死を意味します。つまり、拓真が放つ魔術の犠牲になった人(や魔族)は、本当に死んでしまうということ…… さらには、自分も死ぬ可能性がある。その恐怖に立ち向かいながら、いかにして人を屠ることなく、解決するのか? それも魔王らしく……

今回も、えっちシーンが多めになっています。むらさきゆきやさんらしくないと思っていましたが、よく考えたら別レーベルでも、最後に小学生と高校生がヤッてしまっていましたね。そっかそっか。って何に納得しているんでしょう?

前巻に比べると、物語が動き出したため、少々複雑なことになってきています。そのため、読みやすさが減っているのが残念ですね。もう少し整理されてくると読みやすいのですが。

★★★
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2015年06月02日

契ってください魔王陛下。(2)


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
契ってください魔王陛下。(2)

火事から再建されたひなた寮で、クリスやライラたちと一つ屋根の下で暮らすことになった公太。転入生として、ひなたの通う高校に入ることになった一同ですが、ひなた・クリス・ライラはさっそく公太と学校でどれだけラブコメが出来るかという勝負を始めてしまいます。さらに夜界からエルフの少女・ルサルカが召喚されてきます。さらに混乱に拍車がかかる人間関係……そんななか、なぜか公太は三人と遊園地でデートすることに…しかも一人ずつ別に「同じ日」に…これは公太なりの優しさで「順番をつけてしまうと、後にされた女の子が悲しむから」。だから三人には「他の女の子とデートする」ということを内緒にして同一日にトリプルデートを試みます。で、そんな都合のいいことがスムーズに進む訳はなく、バレそうになるわ、さらに新たな魔族とのバトルは始まるわ……

甘々ラブコメに、ダークサイドから切り込んできたのがショコラ。でも結局は名前のように甘々になっていくのでしょうね。まあ、そういう物語だし。いまのところヒロインは5人登場しています(めっちゃん除く)

ひなた:妹属性(ってか、実の妹)
クリス:メイド属性
ライラ:ペット属性
ルサルカ:マッドサイエンティスト
ショコラ:恋人属性
???:???
この6人から選ぶんですね。って「恋人」で決まりじゃないんだ。属性からすると、ルサルカは、選外のような気もします。

★★★
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2015年04月13日

僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。(3)


著者:赤福大和
出版社:講談社ラノベ文庫
僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。(3)

文化祭が終了し、夏休み直前の7月。呪い事件を解決して平和な日常に戻った文芸部。ようやくオタク活動を満喫できると思った耕介でしたが、東雲と愛沢がそばにいるだけでドキドキするようになってしまい、部活どころではなくなってしまいます。
そう気がつけば、耕介は二人同時に好きになってしまっていたのです。そんな折り、愛沢の恋愛経験値を高めるため、海水浴デートすることに。二人だけという訳ではなく、高虎や東雲も誘い、場所も東雲の別荘でということでまとまりかけるのですが、そこに不良少女と名高い九重紫月が文芸部を訪れ、知り合いの海の家を手伝って欲しいと依頼してきます。宿も提供するということで、了承するのですが……

ということで、水着回です。すでにビッチどこかへいっています。今回登場する少女も一見ビッチのようで、実はというパターンが想定されるので、ある意味タイトル通りなのかも知れません。

すでに文芸部の活動はどこかに消えており、普通にラブコメするようになってきました。愛情表現がストレートな高虎。耳年増なだけで、非常に純情な愛沢。どこかで間違っている東雲。それぞれからいろんな形の愛情表現を受け「女なんて」と言っていた耕介も、気がつけば彼女たちを異性として意識するようになってきており「ビッチ」という言葉は消えてきています。

最近のエロコメらしく、ヒロインズは簡単に性的絶頂に達しております。というか、耕介の倫理観が変です。いくら頼まれたとはいえ、義妹の胸揉むか? 明らかに反応している姿見て、なんとも思わないのか? とか突っ込み処は満載です。

まあそういうシーンを除いてラブコメとして面白くなってきているので、もう少しこの作品に付き合ってもよさそうです。

リア充になっていく耕介。いつ爆発するんでしょう?

★★★
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2015年03月13日

契ってください魔王陛下。


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
契ってください魔王陛下。

主人公は、落ちこぼれの祓魔師だった地獄崎公太。祓魔師の名家・地獄崎家の長男だったにもかかわらず、落ちこぼれだったため家族からも辛く当たられる。そんな彼を信じて支えてくれたのは、妹のひなた。彼女は公太とは真逆で、天才祓魔師と呼ばれるほどの実力の持ち主。そんなひなたに、これ以上迷惑をかけたくないと公太は家出をします。その直後、夜界という異世界に召喚されることに。そこで、吸血鬼の姫君クリスの眷属として、次期魔王の座をつかんだのですが、その瞬間またもや誰かに召喚されることに。召喚された先は、元の世界で召喚師はひなた……。「ヒロインになりたい」というひなたの願いにより、ラブコメ主人公のように振る舞わないと魔力を回復出来ないという制約を課せられてしまった。もちろんひなたは、召喚した魔王が自分の兄とは気づいていない…その後、クリスも召喚され、一緒にラブコメ生活を送ることに。

現世に嫌気→異世界に召喚→ヒロインに見初められる→俺TUEEEEEE というラノベ定番を一瞬にして経験した公太。ハーレム構築出来ると思った瞬間、召喚。今度は元の世界でラブコメ(それも妹相手に……) 異世界でも現世でも召喚主である美少女にいきなりキスされるというリア充は、充分にラブコメ主人公属性を持っています。ひなたは「妹属性」、クリスは「メイド属性」と、割り付けられた属性に対応する能力や行動をすることになってしまうという、ラブコメのお約束を逆手にとった作品です。

魔族のメッちゃんを始めとしたサブキャラもしっかり描かれているので、物語が小気味よく進んでいきます。現世でハーレムを構築しているのでは? という公太ですが、誰か一人と契ると、その時点で物語がハッピーエンドになり、元世界(この場合、どっちが元なんだろう)へ戻ることになる制約が。そう、据え膳な美少女に囲まれながら、ゴールインは出来ないという生殺し状態。この制約が、物語を面白くしていますね。まだヒロインは増加するはず。しばらく続きそうですね。

★★★★
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2015年02月10日

サービス&バトラー(3)


著者:望月唯一
出版社:講談社ラノベ文庫
サービス&バトラー(3)

主人公・直哉が陽菜お嬢様の執事になって三ヶ月。第二テニス部の活動も落ち着いてきた今、自分たちが卒業したあとに残されることになる珊瑚のことを考えると、第一テニス部との対立をそのままにしておくわけにはいかない。そこで珊瑚の未来をかけて、第一テニス部の部長たちと勝負をすることに… とはいえ、「俺もそろそろ着替えるから、珊瑚は着替えを見守っててくれ」「はい、分かり…ませんよ!先輩は無限に変態ですね!」とセクハラは絶好調!しかし、直哉のポテンシャルかなり高いですね。陽菜の屋敷に執事として雇われてたった三ヶ月。それまでに、同種の仕事をしていたわけでもないのに、そつなくこなしています。メイドさんたちの管理も完璧。交渉も得意なようですし、あのセクハラがなければ、女性陣から取り合いになりそうですね。

今回は、珊瑚ヒロイン回となっています。1巻は直哉と修一のシングル。2巻は月城の女子シングル。そして今回は混合ダブルスとなっています。前2巻に比べるとテニスシーンが増量されていますね。そろそろ限界です。テニスに興味がないのでよーわからんのです。怪我をした直哉や、ドロップアウトした翠たちと異なり、珊瑚はトップを目指してテニスを続けていく素材。なのに今のままでは試合にすら出ることが出来ない。だからなんとかしようということで、今までの経緯を考えれば普通第一テニス部が受け入れる流れなんでしょうが、そこは悪名高き第一テニス部。一筋縄ではいきません。直哉もいままで一番苦労したのかな?

残念なことに、このシリーズ。ここまでのようです。確かにヒロイン回が一巡したし、区切りとしてはいいのでしょうが、せっかく出てきた第一テニス部の左手先輩こと日照田部長の回も欲しかったな。そういや芹葉回もなかったしな。彼女の「空気を読まない」という「空気の読み方」は、友人にいたらものすごく楽だろうなというものでした。さらにメインヒロインだったはずの陽菜も、活躍できないままだし…2巻では、まだ地味にアプローチしていたけど、3巻はほぼ脇役。なにも言えてないものなあ。

この会話劇は非常に楽しいものでした。次回作では、もっと日常を中心とした会話劇になれば、ゆるゆる続くシリーズになりそうです。

★★★☆
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2015年01月07日

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術


著者:むらさきゆきや
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術

むらさきゆきやさん、なんかいろんなレーベルから出版されているなあ。
主人公は、坂本拓真。引きこもり気味だけど、MMORPGクロスレヴェリでは、他プレイヤーから「魔王」と呼ばれるほど圧倒的な強さを誇るプレイヤー。滅多に本気を見せることなく、紳士的なプレイで相手を圧倒する。ただ唯一相手が、カップルでない限り……そんな難儀な拓真が突然ゲーム内の姿(=魔王)のまま異世界に召喚されてしまいます。そこは、クロスレヴェリに似た世界で、召喚主は二人の少女。ところが、ゲーム内の固有能力「魔術反射」が発動し、少女たちが奴隷となってしまう。しかしながら拓真にはコミュ力がなく、しかも相手は美少女二人。どうしようもなくなり、とりあえず魔王ロールプレイに走ることに。

「俺がすごいだと?当然だ。我はディアヴロ…魔王と怖れられし者ぞ!」

普通なら無茶苦茶痛い人なんですが、ゲーム内の経験値はそのままだったようで、その世界では、とてつもなく力を持った存在だった。

ということで、ありがちな「ゲーム内に召喚されたら」というお話です。ヒロインもぺったんとでかいの二人と、デフォルトになっています。その割に全体的なイメージは面白い。たぶん、主人公の葛藤がおもしろく描かれているからでしょうね。その世界では、圧倒的な力を持っているものの、ゲーム世界と異なり、リセットはない。ダメージを受けたら痛いし、血も出る。だから、穏便に済ませたいのに、コミュニケーション能力の欠如で、魔王ロールプレイをして、結局無駄な火種をばらまくことに。

ヒロインズの出自も、ストーリーと齟齬がなく、元々は「召喚主はどちらか」で争っていた二人が、いつの間にか別の意味で取り合いをするようになる過程は、ラブコメです。レーベルの違いか、えっちなシーンも二回ほど。

いろんな面で、続きが楽しみですね。

★★★★
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2015年01月05日

サービス&バトラー(2)


著者:望月唯一
出版社:講談社ラノベ文庫
サービス&バトラー(2)

主人公・直哉が陽菜お嬢様の執事になって一ヶ月半たち、仕事にも慣れてきた頃、体育祭の実行委員会に参加することになって・・・ 今まで、テニス一本だった直哉が事務処理できる訳ももなく、頭がオーバーヒート寸前。本来であれば、力仕事担当したほうが能力を発揮出来るのは確実だけど、陽菜が「一緒に仕事をしたい」と無理矢理経理担当にした模様。ということで、陽菜の地味なアタックが続いているのですが、今回は完全に月城のターンとなっています。

結局、会計業務をこなせず、資材担当の月城を手伝うことになる直哉。お嬢様・お坊ちゃましかいない学園生は、ホームセンターで購入したほうが安価な資材もあることがわからない。そこで、月城と直哉が買い出しに行くことになるのですが、直哉はそれを「デート」と言い張る。しかし月城はそれを断固拒否して・・・
「くそ……俺がもっとイケメンに生まれてさえいれば……!」
「いや、水瀬君は性格のほうをなんとかした方がいいと思う」
「俺がイケメンだったら、この性格でも許されたはず」
「それはない」

今回も直哉の下ネタ満載トークが炸裂しています。ある意味裏表のない、からっとした彼の言動は、物語を明るい雰囲気に変えてくれます。陽菜や月城を始めとする第二テニス部メンバーも突っ込みも的確で、会話劇を楽しむことが出来ます。

今回は、月城がなぜ私立悠宮学園に通うことになったのか? またなぜ陽菜のメイドをしているのかといった過去が語られます。さらに彼女の母親も登場して、彼女が頑固な理由など生い立ちが明かされて行きます。

お姫様だっこをされるなど、かなりリードした感じ。やはりメイドさんは強いのか?

今回も楽しく読むことが出来ました。ただテニスに興味がない身としては、ラストのテニス対決が冗長だったかな? 技術論ではなく、精神論(その裏にあるキャラの葛藤)を中心に描かれているので、読み飛ばすほどではなかったですけど。

でも面白い作品ですね。

★★★☆
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2014年12月19日

湯けむり温泉郷まほろばの非日常 〜おんせん部活動日和〜


著者:水樹尋
出版社:講談社ラノベ文庫
湯けむり温泉郷まほろばの非日常 〜おんせん部活動日和〜

主人公は、高校生の広貴。都会の生活で、まわりにうまくなじめず、友人が一人もいなかった(と思っていた)。高校受験にも失敗し、半引きこもりになっていたところ、携帯も通じないような田舎に引っ越すことに。新たな気持ちで入学したのは、女の子しかいない小中高一貫(というか、5人しか生徒がいない)の学校。広貴の一つ上で生徒会長かつ部長の椿杏子に、やや強引に「おんせん部」に入部させられることに。おんせん部は、ただ温泉を楽しみながら交流を深めるという、ゆるーい部活動。

ということで、肌色成分満載のラブコメとなっています。ほんわかした雰囲気が全体を包んでいるのですが、その中に「過疎地の問題」「都会の問題」がしっかり描かれているのも好感度大。

内容を聞かされないまま、部活動に連れて行かれた広貴の目の前で、杏子、千夏(中三)、美桜(中一)、里莉奈(小六)、若葉(小三)の5人娘(全員美少女)は、なんの躊躇もなく服を脱ぎ出します。若葉や里莉奈はともかく、中学生や高校生でもまったく気にしない。本人たち曰く「今まで、同年代の異性が回りにいなかったから、羞恥心が弱いのかも」ってことですが、まあ普通は驚きますよね。一応温泉は、白濁しているので、入ってしまえば、大事なところは見えないということですが、初めての混浴に戸惑う広貴が面白い。千夏は元気いっぱいなのはいいけど、いきなり立ち上がり、たぶん広貴には全部見えてしまっていたんだろうな。

杏子は、村のことを第一に考え、頑張る子。祖父(村長)から「広貴と結婚して、将来は広貴が村長に」といわれても「村のため」を第一に考え、了承してしまう。そんな杏子に対して、広貴は…

基本、広貴がいい人なので、5人娘の好感度は高めになっています。それが、全体にほんわかした雰囲気を醸し出しているのでしょうね。またヒロインズが、それぞれ生き生きと描かれており、まとめ役の杏子、元気娘・千夏、天真爛漫・美桜、恥ずかしがり屋・里莉奈、しっかり者・若葉と性格もバラバラで、5人全員が元気です。

いやあ、いいラブコメですねえ。温泉に入ることの正当性もしっかり確保されており、突拍子のなさというのがない。そして、登場人物がいい人たち。今から30年ほど前の、田舎って、こんな感じだったと思う。

続編が出て欲しいなあ。

★★★★★
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2014年12月10日

僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。(2)


著者:赤福大和
出版社:講談社ラノベ文庫
僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。(2)

文芸部廃部の危機を乗り越え、ラノベに浸れると思っていた耕介。ところが、生徒会の手伝いとして行っていた相談受付に訪れる生徒が急増。文化祭の準備もあり、部活がまったく出来ない状況に。どうやら、文芸部を試している人がいるようで…そんな中、耕介は天姉・愛羽・東雲の4人でデートに行くことに。

1巻でも思いましたが「ビッチ」って言葉が浮いていますね。愛羽がビッチとはほど遠いいい子だということは、前巻で判明していましたが、東雲も年相応にかわいらしいところが、強調されてきて、ますますビッチから離れています。それを除けば、面白いラブコメなんですけどねえ。

今回さらにヒロイン候補が追加されています。そのため、ますます天姉の存在が希薄になってきています。ヒロインを増やしたほうが「面白くなる」こともありますが、この作品の場合、それがマイナスにしか作用していないですね。非常にもったいない状況です。ヒロインを増やすよりも、愛羽と東雲を中心に回すほうが絶対面白くなりそうです。

どう見ても、リア充な耕介。これから先、さらにリア充度が増加していくのでしょうか?

★★★
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2014年12月03日

サービス&バトラー


著者:望月唯一
出版社:講談社ラノベ文庫
サービス&バトラー

主人公は、水瀬直哉。日本有数のセレブ学校である、私立悠宮学園のテニス特待生だった高校生。この学園は、セレブばかりで学食もとんでもなく額(それを年間パスで購入する)。直哉はセレブではないが、テニスの能力により、学費全免の特待生として通っています。ところが、肘を故障してしまい、手術しても選手を続けることが出来なくなってしまったため、特待生権限が剥奪され、結果として退学することに……

退学届を出しに学校へいった時、テニス初心者のお嬢様・神坂陽菜と、そのメイドである月城芹葉がテニスをしているところを偶然見ることに。なぜか、そのまま陽菜の執事兼テニスコーチとして、彼女に雇われることになります。陽菜は「強いものが絶対的権力を持つ」テニス部に反抗し、第二テニス部を作っています。テニス部をドロップアウトした選手だけなら問題なかったのですが、芹葉は有力選手。彼女が第二テニス部に移動してしまったため、テニス部が団体戦で勝てなくなる可能性が。そのため、第二テニス部を廃部にし、芹葉をとりもどそうとする勢力が現れます。果たして、弱小クラブは強豪に勝つことができるのか?

「お嬢様と執事の学園ラブコメにスポ根取り入れました」という作品。新人賞受賞作ということですが、ストーリーの進め方やキャラは、かなりレベルが高い作品です。正直テニスに興味はありませんが、それでも充分にラブコメとして楽しむことが出来ました。

なんといっても、直哉の性格…というか言動が、この作品のコメディ部分を盛り上げています。テニスの腕は一級品(といっても、国内レベルのようですが)で、テニスに対する愛も強烈なものがあり、女の子の扱いにも慣れていて、執事としてパーティでも挨拶出来るという、そこだけ見るとパーフェクト好男子なんですが……

「じゃあ、とりあえず走り込みからしようか。Eカップが揺れるし」
「思いっ切りやる気なくなったんだけど!」
「いいから胸揺らしてこいよ」
「もう走り込みですらなくなった!」

と自らの欲望をまったく隠さない! エロに突き抜けており、逆にすがすがしく見えてしまうくらい。この掛け合いがいいアクセントになって、ストーリーにリズムを刻んでいます。

また、ヒロインズもお嬢様・陽菜(少し高飛車だけど、根は素直で優しい)、メイド・芹葉(清楚可憐)、あと二人も元気なチビッ娘と、ぼくッ娘とバラエティに飛んでいます。それぞれのキャラの性格設定に無理がないので、突っかかるところなく話を読み進められました。

ストーリーの展開にひねりはありませんが、その分安心して読める作品でした。

★★★☆
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2014年11月26日

僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。


著者:赤福大和
出版社:講談社ラノベ文庫
僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。

タイトルは、なんとなく駄作を連想するものでしたが、読んでみたら悪くないねえ、といったもの。

主人公は高校生の育野耕介。現実の美少女はビッチばかりだと信じている。っていうか、そもそも「ビッチ」ってなんだ? そのあたりがはっきりしていないな。
そんな、耕介がある朝、生徒会長補佐を務める清楚系美少女・東雲伊吹から、文芸部は廃部になると告げられる。耕介にとって唯一自由になれる場所まで、取り上げられる……
伊吹は、生徒会の手伝いとして生徒の相談に応えることを、文芸部存続の条件として出してきます。その最初の相談者が金髪巨乳美少女・愛沢愛羽。援交しているという噂もある彼女は「実は男性と付き合った経験がまったくない」そのため、疑似彼氏になって欲しいというもの? 果たして耕介は?

メインストーリーそのものは面白いです。愛羽もかわいらしいし。ただこの作品には大きな欠点があります。

その1
ビッチという言葉。耕介が「美少女はすべてビッチだ」と思い込んでいるというのを強調しようとしているのでしょうが「まんじゅう怖い」にもなっていない。そもそも愛羽はギャルでもなく、ビッチでもない感じしかしない。

その2
無駄な登場人物が多い。
メインヒロイン2名以外に、幼なじみ枠と義妹枠ヒロインがいます。が、どちらも今回登場させる意味があったのか?(特に幼なじみ枠) 登場したけど、ストーリーに影響を与えておりません。義妹は、異常なブラコン。というか、エロ小説状態(身体が疼いて我慢出来ないから、抱いてくれと義兄にいうような…さらに義兄の大切なところに、自分の大切なところをこすりつける(ということは、義兄も戦闘態勢になっていたんだ)などなど。まあこの義妹が主人公の性格を決定づけたとのことですが、いらんな。

次巻以降、これらの登場人物をうまく料理することが出来るのか? それとも忘れ去られてしまうのか? これ以上増やすともう収集つかなくなりそうですね。

そうそう、結局のところ、この物語は耕介のハーレムを描いているだけじゃないか? 爆発しろ!

★★★
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2014年09月16日

桃音しおんのラノベ日記(4) パーフェクトホワイト


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
桃音しおんのラノベ日記(4) パーフェクトホワイト

最終巻。前回で、汐音ではなくナツメを選んだはずの歩。それを受け入れたはずの汐音でしたが、やはり失恋の痛手は大きく、小説を書くことで、現実逃避を続けていました。そのため、自らを追い込むことになり、それが原因で体調を崩してしまいます。
そんな折、汐音の両親がアメリカで一緒に暮らすことになり、汐音も渡米することに。

「せんせいは、ナツメさんと付き合った方がいいと思います。きっと……そうした方が、幸せですから」 理性でわかっている部分と心の中では理解出来ないところ。そのせめぎ合いは、当然誰にでもあり、年齢も関係しません。誰もが、それを乗り越えていこうとあがくのですが、汐音は小説を書くことで自らを追い込んでいきます。彼女の中には「歩を欺していた」とい負い目があるため、必要以上に自らを責めてしまうのですね。

一方、歩はナツメと付き合うようになり、幸せになるはずでした。しかし、新作の打ち切りを桃香から伝えられ、なんとかその最終巻を書き上げることは出来たのですが、そこで「書きたいものがなにもない」という問題に直面します。どのようにして、この危機を脱出していくのでしょうか?

二人の女の子を同時に好きになってしまったことに起因する、諸問題。小説の世界ならば、ハーレム展開だとか「両方選ぶ!」という展開があるのですが、この作品では現実世界と同等の幕引きに向かって物語が展開していきます。

1巻では、11歳少女が裸で執筆しているだとか、風祭病だとかロリに特化した方向性だったのが、最終的には青春小説に着地しました。出来れば、後日談が知りたいお話ですね。
★★★☆
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2014年06月05日

桃音しおんのラノベ日記(3) 16歳の編集活動


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
桃音しおんのラノベ日記(3) 16歳の編集活動

イラストレーターRUNこと、幼なじみ・なつめと共同制作した、椎名アユムの新刊発表日。初めての商業誌に不審な行動を取るなつめ。そこになつめの妹が現れます。彼女は、しおんのことを大好きで、しおんと仲がいいあゆむが許せない。そのためあゆむのことを変質者さんと呼ぶのですが...これって今のご時勢洒落になりませんね。前巻では、しおんが好きすぎて、ストーカーしたり、持ち物にはぁはぁしたりと常軌を逸した行動をとっていましたが、今回は少しマシになったのかな? そんな彼女が原因のアクシデントが本屋内で発生。あゆむが「風祭病=ロリコン」でないことを確認するため、まずは自分のスカートをぺらり。スパッツにあゆむが反応しなかったのが、悔しかったので、今度はなつめのスカートをめくろうとします。当然防ごうとするなつめですが、彼女は勢いあまって、なつめのスカートだけでなく、中身(ぱんつとパンスト)を引きずりおろしてしまいます。しかも、勢いでスカートもめくれてしまい、あゆむの目には「HAITENAI」あそこが...しかも「HAETENAI」ことまでわかってしまい...

そんな騒動の後、今度はしおんに誘拐されてしまうあゆむ。姉の桃香さんと喧嘩して、家出をしてきたようです。彼女は、あゆむを別荘に連れて行き一緒に過ごそうといい出します。なんだかなあ、いろいろアウトですね。しかも二人きりの生活で、しおんがジュースと間違ってお酒を飲んでしまい、デレまくり。必死で理性を保とうとするあゆむをあざ笑うかのように、迫るしおん。ま、お約束で直前で寝落ちするのですが... 難を逃れたあゆむは、しおんに毛布をかけ、自分のベッドへ...ここ、だめでしょ。女の子が酔いつぶれてソファで寝てしまったんだったら、せめてベッドまで運んであげないと。いくら夏でも風邪ひくぞ。 まあそれはさておき、朝起きたら、となりにしおんが寝ており..しかもなぜかなにも着ていない! 言い訳できない状況にオロオロするあゆむ。そこになぜかなつめが登場して...

というふうに今回は、かなりしおんが押してきています。あゆむも、彼女の心に気がつかないはずもなく、でも自分の心がわからず、うろたえるばかり。一度は告白したほど好きななつめと、自らに懐いてくれるしおん。二人の間でゆれ動くあゆむ。って、ラブコメというよりも、恋愛小説みたいになってきましたね。あまりラノベで重い恋愛は扱って欲しくないなあ。前回の感想でも書いたけど、この恋愛って選ばれなかったほうが受けるダメージが大きすぎます。今のままだと救いがないんですよね。

それはさておき、
本編内でRUNが挿絵を描く際「その時点で作者が最良と思える原稿を読み込んで、描きたい」 そうしないと、ストーリーと挿絵がずれてしまうと発言しています。それは考え方の一つだとフォローがありますが、私もこの考えに賛成。〆切など現実的な壁がありますが、やはり根幹のストーリーに合致した挿絵にして欲しいです。よくありますからねえ。ないシーンが挿絵になっていたり、そこにいない(いてはいけない)キャラが描かれていたり...

★★★
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2014年05月28日

女子には誰にも言えない秘密があるんです!(2)


著者:山本充実
出版社:講談社ラノベ文庫
女子には誰にも言えない秘密があるんです!(2)

1巻でタルト・シュクレの姉妹と秘密を共有することになった主人公。帰宅した彼の目の前に−黒髪ロングの美少女の生まれたままの姿が...お互い固まったまま(いや、なんかかなり観察していたようだが)の二人。相手は主人公のことを知っている模様。彼女は小学生の頃に引っ越してしまった幼なじみの真由里だった。諸般の事情(親が外国に行くというありきたりなもの)で、主人公の通う高校に転校し、主人公の家に住むことになったと...仲がよかったとはいえ、思春期の4〜5年離れていた異性と、一緒に住む気になるかねえ? という野暮はおいといて... ブラコンの小桃は当然心中穏やかでなく「いつものように一緒にお風呂入ろう」と爆弾(事実)を投げかけるし...

一見明るく見える真由里だが、少々エッチな同人誌を書いているという秘密があります。小学校の時、萌え絵(少々えっち)なグッズを持っているところを同級生に見られ「すけべ」と言われたことがトラウマとなって、地下に潜った模様。で、当然主人公にバレ、秘密を共有することに。それはいいんですが、真由里さん。バレた時、あなたなにしてました? 原稿書いていて、休憩。それはいい。机の下に両手をいれて、もぞもぞ。顔が赤らむってあなた...そういや主人公のぱんつを「使う」とか口走っていたな。シュクレなみにヘンタイなのかも(いや、普通なのか)

まあ、そういうエロコメなんですが、1巻の時に感じた「ダメダメ感」は修正されていませんでした。キャラが曖昧なんですよね。話し方が一定していないし、その場のノリで行動を変えるから「この人誰だっけ?」になってしまいます。妹である小桃も、うまく扱いきれておらず、存在の意義が不明。
もう一ついうと、秘密がバレるの早すぎます。今まで「親」や「姉妹」に隠してきた秘密のはずが、あっさり暴露しすぎ。今回の真由里にしても、主人公にバレることを恐れていたはず(嫌われると思い込み) だから、バレた時に「何をしていたか」よりも同人誌を書いていたことを見られたことで慌てたはず。だって女の子として、その瞬間やっていたことのほうが見られたくないはず。 それほどの秘密なのに、なぜ主人公の家に引っ越してきて、すぐに作業を始めてしまうのか? しかもヘッドフォンをして、誰かが入ってきても気がつかない環境で? 「秘密」をテーマにするんだったら、もっと「ため」が必要です。そうしないとコメディにならない。それと中途半端なエロは不要。このシーンだって、最後の「お○にー」もどきはなくてもいい要素。というより蛇足。だって、一般レーベルで、そこから発展させる訳にいかないだろうし、事実スルーしているし。最初のぱんつ云々も同じ。結局スルーするしかないイベント出してもページの無駄。「甘いラブコメ」と、意味のないエロシーンは同義ではありません。

posted by あにあむ at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2014年02月06日

桃音しおんのラノベ日記(2)


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
桃音しおんのラノベ日記(2) 恋と夏休みと修羅場進行

どことなく「ゆうれいなんか見えない」や「ロウきゅーぶ」といった作品を彷彿とさせるという点は、2巻でも変わらなかった。

主人公は、高校生ラノベ作家・椎名歩。前巻で、天才小学生・桃音しおんと作家仲間になり、ようやく新シリーズのプロットが完成し、発刊に向けて前向きに取り込むようになりますが、突然発売日が1ヶ月前倒しになったことで、修羅場を迎えることに。さらにイラストレーターは、とても身近な新人さん。果たして、新作を出版することはできるのか?
前巻同様ラノベ出版が描かれていますが、それよりもラブコメに軸足が置かれてます。しおんが、歩のことを「男性」として意識しだしているのが明白になり、幼なじみ(というには付き合いが短いようですが)ナツメも、歩のことを...歩の心は、どちらにあるのか?

今回新たにしおんの友人として、女子小学生が一人追加されています。この子が、もう危ない...しおんの水着姿を見て鼻血を出す、双眼鏡で眺めてはぁはぁする...男だったら即通報モノです。際物キャラですが、今のところ存在意義が見えてこないのが残念。ストーリーに絡んでいないんですよね。この子の登場シーンをすべて削ったとしても、物語が十分成り立ってしまう。1巻からいた、歩たちの友人だけで十分。今後、うまく機能するようになってくれるのでしょうか?

2巻は、あざといヒキで終わっています。いや、尻切れトンボといったほうがいいかも。一瞬落丁かと思うほど、突然終了しています。次が楽しみというか、もう少しキリのいいところで終わって欲しかったというか...

なんか、文句ばかり言ってますが、もう一つ。しおんの「んっ」という口癖。思慮深いというのを表現しようとしているのかも知れませんが、文章になると少々鬱陶しいですね。
いろいろケチつけましたが、テンポよく読めるのも事実。しおんが大人びたところと、年相応の幼さを兼ね備えているのも好印象。どちらかだけだと、現実味なくなりますからね。しばらくは、楽しめそうかな。でも、歩がどちらを選んでも、選ばれなかったほうが、辛い結果になりそうだなあ。

★★★
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2013年11月28日

女子には誰にも言えない秘密があるんです!


著者:山本充実
出版社:講談社ラノベ文庫
女子には誰にも言えない秘密があるんです!

第二回講談社ラノベチャレンジカップ新人賞・大賞受賞作品。
主人公は、なにか特徴を持ちたいと願っている平凡な高校生・九十九武助。ある日の放課後に、容姿端麗で文武両道完璧お嬢様・清流院タルトの秘密を知ってしまったことから、始まるドタバタラブコメ。

タルトは、双子の姉・シュクレに憧れ、彼女のようになりたくて、完璧なお嬢様を演じているだけだった。本当の彼女は、格闘技が大好きで、そのスタイル(主に胸)もパッドを重ねまくった偽物。そう、格闘技向きのスレンダー(洗濯板)。すぐに手が出てしまうという欠点もある。普通のお嬢様になりたいタルトは、普通を脱したい武助とパートナーを組むことに。その一歩として、完璧お嬢様であるシュクレの生活スタイルを調べて欲しいと依頼され、なぜか盗撮することに...

実際のシュクレは、お嬢様どころか、性的なものへの関心が異常に高く、特にドMなことへの憧れが非常に強いという変態さん。このことは、タルトには絶対秘密で...

姉妹お互いが「秘密」を持っており、ラブコメの王道として、二人とも武助に惹かれていき、そのことがさらなる混乱を招いていきます。でも「格闘技好き」と「SM好き」バレた時のダメージは、どう考えても等価じゃないな。

ヒロインはもう一人。武助の妹。一つ違いの彼女は、かなりのブラコンのようで、未だに武助に甘えている模様。というか、一緒にお風呂入って、洗いっこしたり、ぱんつ姿で、部屋に入ってくるって、どうなんだ? しかも後半では、武助のマッサージ(普通のマッサージのはずなんだけど)で、明らかに性的絶頂しているし...武助もなぜ気がつかない?

キャラの特徴付けだとか、文章自体は読みやすい作品です。でもどう考えてレーベルを間違っています。ジュブナイルポルノ系レーベルにいくべき。でないと、設定のアラばかりが目立ってしまい(同じ家に住んでいる双子の姉妹が、お互いの秘密を隠し通せているのが不思議。パットもバレるのが当然だろうし、大人のおもちゃ系もばれてもおかしくない)面白さが半減します。妹の存在も、ラノベでは生かせない。うーん残念。

★★
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2013年09月19日

桃音しおんのラノベ日記


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
桃音しおんのラノベ日記

高校生ながらラノベ作家としてデビューしたものの、三巻打ち切りとなり、次回作も出せずくすぶっている椎名歩が主人公。次回作プロットが企画会議を通らず、苦労していたある日、担当編集さんから呼び出しを受けます。この編集さんは見た目小学生な女性で、突然「おにいちゃん」と妹キャラで迫る難しい人。
で、編集さん曰く
「突然だが、きみは小学生に興味があるか?」

デビューシリーズが100万部を突破したラノベ作家・桃音しおんの執筆活動を手伝わされることになります。しおんは、年齢も性別も明かされていない覆面作家。そんな人を助けるのと、上の台詞はどうつながるのか?

担当さんに連れられていったホテルの一室には、お人形のように可憐な小学生の少女が一心不乱に執筆活動をしていた...全裸で... えーと...

過去にも何度かあった、ラノベ業界を舞台にした作品になっています。作品を紡ぎ出すことの難しさなども描かれますが、それよりも高校生と小学生の青春ラブコメが中心となっているので、読みやすい作品になっています。いや、小学生がいいのではなく(汗)、ラノベでラノベの出版について書かれても、面白くないでしょ。

しおんと歩がお互いに刺激を受け、強い仲間意識を持つようになっていく課程が軽いタッチで描かれます。もちろんサービスシーンも多々ありになっているのは、お約束。幼なじみポジションの少女が、当て馬になっているのも、お約束。

圧倒的な才能を前にした時に、普通の人が抱く負の感情。そういった面もうまく見せてくれるので、単なるロリコメになっていないんでしょうね。シリーズとして、まだ続くようですし、次回はさらに小学生ヒロインが投入され、夏休みが舞台らしい。そっちに行き過ぎないようにね。

少し気になった点、ヒロインしおんが、どこかで見たことある少女だということ。具体的にいうと『ゆうれいなんか見えない!』の依ちゃんを彷彿とさせます。あっちのほうが、年下なんですが、なんとなく雰囲気が似ているんですよね。これから先、オリジナリティあるキャラに育ってくれることを祈って。

★★★☆
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2012年11月09日

ごーいんぐ? ほーみんぐ!(1)


著者:霧鳴篤明
出版社:講談社ラノベ文庫
ごーいんぐ? ほーみんぐ!(1)

神社で「なにか」を祈ったら、「なにか」が叶った代わりに、帰宅時感情が高ぶると、足下が泥沼になる呪いをかけられた少女・東条神埜がヒロイン。主人公は、そんな彼女を目撃したことによって、なし崩し的に巻き込まれてしまった歩。彼には、妹(といっても同級生...ないとはいえんのか)がいて、その妹は病的なブラコン。そのため、友達が少ないぼっち属性。

ストーリーは、神埜の友達である風香がひっぱっていく形になっています。が、強引すぎてご都合主義になっているところが多々。全体に説明が足りていないんですよね。最近のラノベに多いパターンではあります。神埜が呪いをかけられたのは、かなり昔の話かと思っていたのですが(神埜の性格が作り上げられるくらい)数ヶ月前とのこと。うーん、時間感覚が妙だなあ。

神埜と歩に、妹が絡むラブコメになるのかと思いきや、後半は異能バトル中心。ここもマイナスポイントかな。

全体に「何かが」足りないんです。あと少し「何か」があれば、もっと面白くなりそうな作品なんですが、次巻以降果たして?

★★
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2012年11月06日

まおxにん!(1)


著者:やますゆきたか
出版社:講談社ラノベ文庫
まおxにん!(1)

魔界からの留学生を受け入れるモデル校に通う、光二が主人公。同じクラスになった、魔界の姫様・プラムルドは、異様な殺気を放っており、だれも近づこうとしない。しかし本当は友達が欲しくて緊張しているだけ。それを知った光二が、プラムルドの友達作りに協力するというお話。光二も、友達がいないタイプのため、お互い友達つきあいの距離感がつかめず、イチャラブカップルのようになっていくのがお約束。相手は、魔界の姫様。当然のように、敵対する勢力も出てきて、異能バトルもあります。主人公が、単なる人間ではなく、とある能力を持っていたため、単純に振り回されるだけでないというのは、お約束。

うーむ、悪くはないんでしょうが、どうも読みづらい作品になっています。たぶん、背景説明がないことが原因でしょう。最近のラノベに多いパターンですね。背景説明がないので、主人公がプラムルドに協力する理由が薄っぺらくなってしまって、その違和感が最後までぬぐえないままになっています。文章も読みづらいんですけどね。

残念ながら地雷でした。

タグ: 地雷
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2012年10月03日

セクシャル・ハンター・ライオット(3)


著者:築地俊彦
出版社:講談社ラノベ文庫
セクシャル・ハンター・ライオット(3)

中二病爆発のおバカ小説。ここまでは勢いで読んできましたが、さすがについていけなくなりました。誰かこの作者止めてあげて下さい(笑)

世界を征服しようとする存在である「キリオーニラ」を倒すため、がんばっている「ハンター」たちが主人公。といいつつ曜一は、戦うための「チカラ」が渇枯した状態。現在は、そのチカラを復活させるため、日々努力しているのですが...この「チカラ」というのが、性欲。ハンター仲間である壱原鵜月や風祭紫と普通部を作り、そこに秘蔵のお宝を集めて、なんとかチカラを復活させようとしています。が、この普通部に魔の手が...
という訳で、普通部廃部の危機からスタートします。よくあるパターンではありますが、普通部に限っていえば「廃部してこの世から存在を抹殺したほうが、世のため」ってな感じがします。性欲をチカラに変えるのはいいんですが、その手法が変態というか犯罪者。もう、キリオーニラのほうが「正義」なのでは? と思えてきました。1巻では、幼なじみの南波緑里のぱんつの匂いを嗅ぐことで、チカラを一時的に回復し「エクスカリバー」を生み出すことに成功し、2巻ではそのぱんつを食べることでチカラを得た、曜一。次はどんな変態か? ということですが、想像の斜め上でした。ここまでくると、普通の人は、もうついていけません(いや、2巻でも大概アレなんですが) もう、エロコメとかいう範疇を超えています。なんかLBHO(組織)もきな臭くなってきているようですが、もうどうでもいいや。これ以上この小説に付き合っていると、おかしくなってしまいそう。毒される前に、縁をきったほうがよさそうです(爆)

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2012年08月11日

セクシャル・ハンター・ライオット(2)


著者:築地俊彦
出版社:講談社ラノベ文庫
セクシャル・ハンター・ライオット(2)

通称「セク・ハ・ラ」の2巻。すでに3巻も出ていますね。性欲を力に変えることで、侵略者として戦うというおバカなお話。主人公は、大きな戦いで性欲を使い果たしてしまったという設定。再び現れた敵に立ち向かうために、性欲を復活させようとする姿が描かれます。

まあ、なんというか下ネタのオンパレード。この手の話にありがちなんでしょうが、1巻に比べて、お下劣さが増しています。前巻では、ぱんつを見ることで、少し性欲が戻り、幼なじみの脱ぎたてぱんつを使うことで、剣に変えることが出来た。というものでしたが、今回はもっと変態的な方法で、ぱんつを利用しています。女子小学生用水着を服の下に着込んでいる変態さんとか(締め付けが性欲を取り戻すキーになる)、ぱんつ見せるの平気な美少女とか...さらに以前主人公と同居していた少女も参加して、ハーレムのような状態になってきています。

でも、なんかねえ。振り切れすぎていて面白みがなくなってきました。男子中学生が仲間内でやっている猥談レベルというか、内容がまったくない小説になってきています。妙な設定で、もう少し楽しめる作品になるのかな? と思っていたのですが、もうついていけない領域に入ってきました。もう少しマトモなストーリーに戻れば、おバカ小説として楽しめるんですけどねえ。

タグ:異能
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2012年06月27日

セクシャル・ハンター・ライオット(1)


著者:築地俊彦
出版社:講談社ラノベ文庫
セクシャル・ハンター・ライオット(1)

...なんというか、ここまで振り切れたおバカ小説、初めてみたぞ。一応あらすじ。

人類に敵対するキリオーニラ。それを狩るのが「ハンター」と呼ばれる人々。そんなハンターである、曜一は、その首長である「祖王」を倒すことに成功するが、その代償として、力を失ってしまう。しかし、転校先で幼なじみと再会。その友人である美少女二人とも仲良くなり、平和が訪れたかにみえたが、キリオーニラが復活してしまう。戦うすべがない彼は「力」を取り戻そうとするが...

あらすじだけ見ると、結構真面目な異能バトル。でもハンターの「力」の源は「性欲」 このあたりからおかしくなってきます。力を求めることは、自らの性欲を高めることと同義。そのため、ハンターは性欲が強い(=エロエロ大魔王)人が適任。曜一は、力が枯れている(=性欲がまったくない)状況にあるわけです。

で、曜一が力を戻すために最初に行ったのは、幼なじみ緑里を押し倒し、そのぱんつを脱がそうとすること。当然拒否される訳ですが、拒否される理由が彼には理解出来ない(性欲を無くすことによって、女性の心理がわからなくなった...って男でも嫌だわ)
そこで、なぜか協力的な(羞恥心がない? もしくは明後日の方向を向いている)美少女咲絵(Sなお嬢様)、三奈(ろり娘)にぱんつをみせてもらったり、くんかくんかしたりして、少しずつ力を取り戻していきます。それでも、キリオーニラに対抗するには力が弱すぎて...

そんな曜一が復活し、エクスカリバー(とんでもないものに、エクスカリバーとルビがうたれております)を作り出すことに成功するまでが1巻のお話。
性欲復活のため、美少女たちにセクハラの限りを尽くすというのが本作品。タイトルも
セク・ハ・ラ」だそうで...

ちなみに他のハンターも登場するのですが、その一人が性欲を回復するために行ったのは、女子小学生のスク水を着ること!(小学校に入ったスク水窃盗犯を捕まえて、スク水持ち主の母親から合法的に譲ってもらった=洗ってない=とのことだけど、お母さん、関わりたくなかったんだろうな) ああ、変態に振り切れている...

この作品、ぱんつにこだわっています。縞ぱん、セクシーなもの、純白ぱんつなどなど... これは作者の趣味なのかな?

おバカ小説ですが、文章はしっかりしており、キャラクターがはっきりしているので、案外楽しめます。ただし、挿絵もアレなことが多いので、外で読むときは注意が必要かも。
★★★☆
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2012年06月26日

生徒会探偵キリカ(1)


著者:杉井光
出版社:講談社ラノベ文庫
生徒会探偵キリカ(1)

生徒数8千人の超巨大学園に入学した日影(男子高校生)が主人公。その学園は、たった三人の女の子によって、生徒会が運営されていた。
女好きの暴君会長
学校のマドンナ副会長
総額8億円を握る会計(不登校生徒)
会計の聖橋キリカには、もう一つの仕事があり、それを手伝えと会長に無理矢理引きずり込まれる。ジャンルとしては「ハイテンション学園ラブコメ・ミステリ」だそうです。

講談社から出版されることになった「ラノベ文庫」の第一弾。安定した作家陣ということで、杉井光さんも初期メンバーに入っている訳ですが...うーむ。

生徒会探偵というタイトルになっていますが、キリカが探偵したのは一度だけ。それも状況証拠を集めてとか、聞き取りをしてとかではなく、ほとんどカンに近いようなもの。探偵というのは烏滸がましいものでした。

キリカがなぜ日影に心を許すようになったのか、理由が弱く思えます。彼女が行っていることを、素直に認めたからのようですが、彼女の家庭環境からすると、その程度で目の前で眠るほど気を許すこと出来るかなあ?

他にも非現実的な設定(生徒会予算8億円、なぜ役職腕章を首にまいているのか?とか)が多すぎて、ストーリーに入り込めませんでした。キャラクターが動いていれば、気にならないのでしょうが、いかんせん魅力がないもので、どうしても設定がひっかかります。

「ばけらの」で杉井さんを知りましたが、基本的には私には合わないタイプの作家さんなのかも知れませんね。

★★
タグ:★★
posted by あにあむ at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫