2014年05月15日

剣帝の女難創世記(3)


著者:稲葉洋樹
出版社:富士見ファンタジア文庫
剣帝の女難創世記(3)

異世界召喚型ハーレムラブコメ、第三弾。主人公は中山戒。「英雄と契ることで、強くなれる」という伝承がある異世界に英雄として召喚されたため、女の子にえっちを迫られることになりますが、必要以上の貞操観念の強さのため、ややこしくなっていたのですが、今回は、少し柔らかくなっているのかな? その分、読みやすくなりました。

今回は学園祭がメインエピソード。その準備中に、イリーナ先生の手伝いで部屋をかたづけていた戒たち二十四班のメンバーは、偶然男性用の装飾具を見つけます。男性が少ない世界ということもあり、珍しさから戒に装着を迫り、戒もなんとなくつけてしまいます。ところが、それは呪いの装飾具だったため、いろいろややこしいことに。呪いの種類は、エロコメらしく「一番近くにいる女の子を強制的に引き寄せる」というもの。つまり、だれかが近くにいれば発生しないタイプの呪い。戒に勧めた手前、アリサたちがお世話することになるのですが、そこはエロコメ。お約束がいろいろ発生します。まずはベッド。これはまだ難易度低めのはずなんですが、ジゼルの積極性によりいろいろ危ないことに。
次は、お風呂。こちらは目隠しして入るのですが、お約束でその目隠しが外れ、戒のタオルも外れ...あとから「水着」着て入ればよかったと気づくのもお約束。
最後はトイレ。「誰か女の子が近くにいれば発生しない」という呪いの特性から、大丈夫と思われていましたが、一緒にいる二人が同時に尿意を催し、大騒ぎ。お互い我慢が出来ないということで、戒に「見るな、聞くな」と言い聞かせトイレへ。そこに一般女子生徒が入ってきて、戒は大慌て。そりゃ「女子トイレにいるヘンタイ」ですからね。呪いを忘れて、生徒を追いかけようとしたため、呪いが発生。二人は個室から強制的に移動させられます。トイレに入った格好のまま...で、絡まってしまい、あんなとこやこんなとこを触ってしまい、漏らしそうになる二人。そこへイリーナ先生がやってきて...

こういったエロコメに異能バトルがうまく挟み込まれており、バランスのとれた作品に仕上がっています。戒を召喚した人物と理由も明かされ、これから面白くなりそうだったんですが、今回が最終巻とのこと。次回作は少し時間がかかるということですが、やっぱり打ちきりかなあ。

後書きで「5年はがんばるつもりだった」「いま折り返し」と書かれていますが、これはダメでしょ。それくらいの決意で作家になったということなのかもしれませんが、この台詞は、辞めてから振り返るときに使う言葉。なんか「もう飽きた」と言われているようで、おもしろくありません。まあ作品本筋には関係ありませんが、同じ本に印刷されている以上、後書きも作品の一部です。

いろいろ残念です。

★★
posted by あにあむ at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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