2014年05月13日

アルシャードセイヴァーRPG リプレイ 黄金剣と救世者


著者:遠藤卓司/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
アルシャードセイヴァーRPG リプレイ 黄金剣と救世者

高レベルキャラクターによるリプレイとなっており、全員がレベル20でスタートしています。それに合わせてプレイヤーも、かわたなさん、緑谷さん、きくちさんとベテランばかり。なんで、リソースに振り回されずにプレイされているのはさすがです。でも、あまりにもレベルが高すぎて、実感がわかないというか、逆に絵空事というか...このクラスになると、小説のほうが媒体として適しているように思います。英雄譚として楽しむことが出来ますが、リプレイだと中途半端なんですよね。特にF.E.A.R.の特徴である「プレイヤー」が全面に出てくるリプレイだと特に... 要はキャラクターとしての行動とプレイヤーの間にギャップが見えてしまうんですね。

って、前置きが長くなりましたが、物語として読むとさすがですね。主人公は、厳つい顔と態度で、周囲から危険人物と見なされているクエスター鬼塚勇吾。唯一の理解者は、幼なじみの計斗歩音(一般人)。そんな彼女の本に、少女忍者矢車菊花が古代遺物「レリクス(月の杯)」を届けたとき、勇吾と歩音の日常が崩れてしまいます。歩音の笑顔を取り戻すために、クエスターたちは、殺人鬼カルマ、怪物の王テュポーン、シャドウガイアに立ち向かっていくというストーリー。

本来であれば、人間の根源である「大切な人の笑顔を護りたい」という願い。ただそれだけのために、勇吾は大切なものを切りすてなければならない。なんだか人としての限界を提示されたようで辛くなります。人智を越えた存在の手のひらでもてあそばれているようです。

今回リプレイの後に数ページの後日談が出ています。それを読んでみなさんがどう思われるか。それによって、このリプレイの価値が確定するんだと思います。

★★
posted by あにあむ at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/96412096

この記事へのトラックバック