2014年05月07日

コンプリート・ノービス(2) 憂鬱なソーサラー


著者:田尾典丈
出版社:富士見ファンタジア文庫
コンプリート・ノービス(2) 憂鬱なソーサラー

主人公は1レベルのまま、MMORPG「アストラル・イノベーター」でチートとも思える能力を誇るイチノ。何者かによりゲーム内で人格データを分割されてしまった妹を助けるべく、日々ゲームを続けている。ゲーム世界に人格データをダイブインさせるタイプのゲームがテーマなんですね。これってSFでもありましたが、ノイズが発生した時どうなるんだろう?

それはさておき、今回は全長350メートルの超巨大モンスター・ケローネーがアップデートにより出現し、妹の人格データの一つが眠るバルバレッド洞窟を破壊。その後、イチノたちのベースキャンプがあるファルセリアに向かってきます。HP:50000000というモンスターから街を護るべく5大ギルドが集結することに。しかしながら、それぞれのギルドが優先権を主張し始め...イチノは、経験値よりも妹の人格データのほうが大切。しかもそれを他人に言うわけにはいかず、そのことが協力者・ユリ(昔のギルド仲間)の嫉妬心に火をつけることになってしまいます。

なんだかねえ、もうイチノがレベル1である必然性ないんじゃないかい? 一応妹の人格データが「レベル1」しか入れない洞窟(年に1回しか開かない)にあるからということになっていますが、なんか後付け設定のようになってしまっています。そもそも経験点はどうなっているんだ?

ラブコメの王道として、イチノはかなり鈍いです。まあ彼の唯一・最大の目的は、妹の人格データ(フラグメント)を回収することなので、仕方がないのかも知れませんが、軽い修羅場が展開されていたりします。ゲーム内とはいえ、下着姿を「イチノにだったら見られてもいい」だなんて、そりゃね。

今回の出来事により、イチノはさらに有名になっていきます。さらに当然というか種々の事件には黒幕がいるようで、そろそろ黒幕が表舞台に出てきそうです。それに伴い、自己中心な嫌な奴も跋扈しそうで、話が重くなっていきそうで不安ですね。イチノが少しずつ心を取り戻してきているのが、救いかな。

★★
posted by あにあむ at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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