2014年03月04日

魔王なあの娘と村人A(7)〜スラップスティックエブリディ


著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
魔王なあの娘と村人A(7)〜スラップスティックエブリディ

個性者と村人のラブコメ。7巻目は、各章が独立したお話になっていました。クリスマス・正月・バレンタインといった冬のイベントが、各話完結でまとめられています。

もともと個性者は必要な時にしか村人(一般人)を認識できないという設定があったはずなんですが、主人公・佐東がいるクラスでは、日常的に一般人を認識する個性者が増えてきて、設定がどんどん薄くなっていますね。このまま行くと「少し変わった人たち」と「一般人」のコメディになってしまいそう。テイル・ユニバースという設定が厳しくなってきているのかな?

今回も、魔王・竜ヶ峯桜子の極端に回りくどい人類殲滅作戦が勃発します。いつものように、回りくどいだけでなく、なぜかみんなのためになる悪事(と本人は思っている)ばかり。魔王としてのアイデンテティが崩れかけています。一方、本来であればみんなを助けるはずの勇者・光ヶ丘翼は、みんなから疎ましがられる日々を過ごしています。まあね、翼の行動だけをみれば、はっきり言って邪魔な存在ですしね。この勇者と魔王の関係は、ドラクエによってできあがってしまったもので、日本独自のものでしょう。本来のRPGでは、勇者が泥棒することはないはずなんですけどね。ま、ドラクエをけなすのはこれくらいにして、本編に戻りましょう。

桜子の佐東への好意が、どんどん一途になってきているように見えるのは気のせいでしょうか? 魔王と村人Aという関係性よりも、気になる異性としての意識のほうが強くなってきています。もともと佐東を自分の所有物のように振る舞っている翼も、単なる幼なじみや、勇者と村人という関係を超えて、佐東を意識しているのが明白になるにつれ、桜子もエスカレートしていっているようです。さらに、クラス内にもカップルが誕生し、益々あおられているという感じですね。

今回で高校一年が終わったようです。次巻からは2年生編の予定。ということは、新たな個性者が登場するんでしょうね。果たして諸般の事情を超えて、続刊はあるのでしょうか?

★★★
posted by あにあむ at 13:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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