2014年02月06日

桃音しおんのラノベ日記(2)


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
桃音しおんのラノベ日記(2) 恋と夏休みと修羅場進行

どことなく「ゆうれいなんか見えない」や「ロウきゅーぶ」といった作品を彷彿とさせるという点は、2巻でも変わらなかった。

主人公は、高校生ラノベ作家・椎名歩。前巻で、天才小学生・桃音しおんと作家仲間になり、ようやく新シリーズのプロットが完成し、発刊に向けて前向きに取り込むようになりますが、突然発売日が1ヶ月前倒しになったことで、修羅場を迎えることに。さらにイラストレーターは、とても身近な新人さん。果たして、新作を出版することはできるのか?
前巻同様ラノベ出版が描かれていますが、それよりもラブコメに軸足が置かれてます。しおんが、歩のことを「男性」として意識しだしているのが明白になり、幼なじみ(というには付き合いが短いようですが)ナツメも、歩のことを...歩の心は、どちらにあるのか?

今回新たにしおんの友人として、女子小学生が一人追加されています。この子が、もう危ない...しおんの水着姿を見て鼻血を出す、双眼鏡で眺めてはぁはぁする...男だったら即通報モノです。際物キャラですが、今のところ存在意義が見えてこないのが残念。ストーリーに絡んでいないんですよね。この子の登場シーンをすべて削ったとしても、物語が十分成り立ってしまう。1巻からいた、歩たちの友人だけで十分。今後、うまく機能するようになってくれるのでしょうか?

2巻は、あざといヒキで終わっています。いや、尻切れトンボといったほうがいいかも。一瞬落丁かと思うほど、突然終了しています。次が楽しみというか、もう少しキリのいいところで終わって欲しかったというか...

なんか、文句ばかり言ってますが、もう一つ。しおんの「んっ」という口癖。思慮深いというのを表現しようとしているのかも知れませんが、文章になると少々鬱陶しいですね。
いろいろケチつけましたが、テンポよく読めるのも事実。しおんが大人びたところと、年相応の幼さを兼ね備えているのも好印象。どちらかだけだと、現実味なくなりますからね。しばらくは、楽しめそうかな。でも、歩がどちらを選んでも、選ばれなかったほうが、辛い結果になりそうだなあ。

★★★
posted by あにあむ at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫
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