2013年11月27日

アルシャードセイヴァーRPG リプレイ ふたりの魔王


著者:たのあきら/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
アルシャードセイヴァーRPG リプレイ ふたりの魔王

FBOnlineが初出の新規参加者向けチュートリアル的なリプレイとのこと。そのためか、盛り上がりに欠けているのも事実です。というか、シナリオの結末が簡単に読めてしまうのが残念。

奈落によって狂わされた弟が両親を殺してしまうという悲劇を経験したヒロイン。東雲流々子。奈落を憎み、埋葬人「アンダーテイカー」として活動することになります。そんな彼女が潜入した北ヶ瀬学園では、正当会長・白井マオ=白い魔王と、部活連合代表・馬追玄之介=黒い魔王による派閥争いが激化していた。無地からの陣営を強化するため、流々子争奪戦が勃発し、武力衝突しようとした時、魔剣が空から落ちてきた、学園がファンタジー風の世界に変貌した...PCたちは、この偽りの世界を破壊し、生徒たちを取り戻すことができるのか? というのがシナリオ。

いきなりファンタジー世界に入るのではなく、まず現代学園ものとしてプレイヤーを誘い、その後ファンタジー世界を体験(キャラクターとしても、ファンタジー世界をロールプレイする)という二重構成になった作品です。ギミックを使っての雰囲気作り(って単にSEを使っているだけですが)など、初心者向けの説明が散りばめられているのも特徴です。

で、全体の出来ですが、悪くはないんですよね。でもチュートリアルの色合いが出過ぎて、盛り上がりに欠けているのが、残念。「ロールプレイ」しているプレイヤーを俯瞰している感じで、冷めた目があります。いつものF.E.A.R.リプレイのように、プレイヤーがキャラに感情移入しているというノリがない。そう最近のSNEリプレイのよう。

確かにチュートリアルも必要なんでしょうが、リプレイが大量に発刊されている現状で、まったくの初心者がこの本で「TRPGを始めよう!」と思うのかなあ? リプレイとしては、いつものようにドラマを見させて欲しいものです。

★★
posted by あにあむ at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫
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