2013年04月22日

この部室は帰宅しない部が占拠しました。(6)


著者:おかざき登
出版社:MF文庫
この部室は帰宅しない部が占拠しました。(6)

前巻最後で、正式に部として認められた「帰宅しない部」 そういう意味では「占拠」ではなくなってしまったのですが・・・ どうやらここからは、個人の想いに決着をつけていくことになるようです。最初は、最強・最恐の妹・耶宵のターン。

今までも行動が過激すぎて、可愛げがなかった耶宵ですが、今回はいろんな意味でアウト過ぎました。想い人が実兄だったことは仕方がない。でも、拉致強制はいけない。人の心は、そんなことで手に入れることはできない。もう少し正攻法で攻めていたら、夕もなびいたかも知れないのに・・・

耶宵が、こんなふうになってしまったことの原因は、夕にもあったようです。両親の仲がよく、お出かけのキス、お帰りなさいのキス、いろいろキスといちゃいちゃしているのをみて「仲がいいとそうするんだ」と誤解した幼き兄妹が真似をするようになった。幼い兄妹の戯れなんで、まわりも微笑ましく眺めるだけだった。普通は、思春期に入るころに、普通の兄妹に戻っていくのでしょうが、本来それに気づくべき兄・夕が気づくのが遅くなったため、耶宵は・・・といったところ。

それはともかく、拉致された夕は、耶宵に迫られることに。最初は、仲のよい兄妹といったスキンシップを求めてきた耶宵が、どんどんエスカレートして、既成事実をつくろうとしてきて・・・

このシリーズのいいところは、安易にエロに流されないところですね。上記のシーンも、最近のラノベだと、かなり直接的な行為まで進めてしまうのですが、夕の倫理観は普通のものですし、耶宵が求めるものも、夕の心。安心して読めます。

ヤンデレ耶宵の暴走はあったとはいえ、全体的にはほんわかラブコメモードのこの作品。ラストで、それまでの雰囲気が一変しそうな出来事が発生します。あまり雰囲気を変えずにいて欲しいな。自分の立ち位置=女の子たちに好かれている=ということを主人公が認識できた珍しいハーレムラブコメなんだし、最後までこの流れでいって欲しいものです。

★★★☆
posted by あにあむ at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫
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