2013年02月22日

勇者リンの伝説 Lv.1


著者:琴平稜
出版社:富士見ファンタジア文庫
勇者リンの伝説 Lv.1 この夏休みの宿題が終わったら、俺も、勇者になるんだ。

主人公は、勇者になりたかったのに、伝記士に認定されてしまったカイ。幼馴染のリンが、勇者と認定され...
ここだけ見ると、ファンタジー系小説と思いそうですが、実際は統一された世界観がない、日常妄想系ですね。もしくはドラクエ系というか...
ドラクエのせいで、RPGが誤解されたままの日本。そのまんまの世界観が反映されており、お手軽に職業(勇者も職業)が決まり、勇者が壺やタンスを漁る。民家のタンスには、勇者用引出がある...

ストーリー展開のテンポはいいんですよね。会話も面白い。日常系として読んだら、それなりのレベル。でも設定がドラクエ世界をさらに崩壊させたもの。それもこれも「どこかで見たぞ」というものばかり。ついでにメタな発言を入れてくるところも既視感が...

新鮮味がないんですよね。王道ファンタジーから「外れた」ところを狙っているんでしょうが、類似作品があまりに多くて、外れた感がほとんどありません。現代社会に存在するもの「ケイトラ」「カリスマ美容師」なんかを登場させていますが、そもそもの世界観がしっかり描けていないので、Oパーツとしての存在感がない。

取り柄が見つからなかったのか、BL要素やら、性別不詳(?)のツンデレ風、百合などなどを散りばめていますが、盛り上がりの役にたっていない。

文章はしっかりしているので、設定さえしっかりしていれば、面白い作品になったんでしょうけどねえ。次巻発売も決定しているようですが、これで終わりかな。

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posted by あにあむ at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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