2012年05月02日

花X華(5)


著者:岩田洋季
出版社:電撃文庫
花X華(5)

葉奈子の登場で、少し暗い方向へ行きかけた物語。「才能がある」人間は、才能がない人間とい不幸になるという葉奈子の考え方は、人の心を動かす仕事をしている人としては、失格と思ってしまうのは、私だけでしょうか?

そんな葉奈子の一言のために苦しむことになる花。そんな花を救ったのは、夕ともう一人の華。恋のライバルであると同時に、花のことをある意味一番理解している華。大人の都合ではなく、自らの意志で動こうとする彼らを応援していきたいです。

今回は、学園祭での花華の演技を見た新入生3人が、新入部員として入ってきます。華と因縁のある子もいるようですが、基本的にみんないい子。花華と夕の関係に入り込む隙はないので、3人を外から応援する形になっていくのでしょうか?

明るく元気に見えるけど、実はすごく繊細な女の子 花。おとなしいようで、実はすごく積極的な華。ライバルがいることにより、夕への気持ちはどんどん強くなっていっていくようで、ラノベにしては珍しく男のほうも、彼女たちの気持ちを正面から受け止めており、あまり鈍い人は出てこないようです。

どちらかというと花のターンだった5巻。でも華も着実にポイントを稼いできています。「はい。……これを」華はパフェのアイスをスプーンでそっとすくい、それを――。夕の眼前、というより口許に、差し出してくる。…………え?
「……華さま?」
「夕くん、なんでも、っておっしゃいました」
「あ、ああ。……あの、これって、ひょっとして――」
「ひょっとしなくても、です。はい。……夕くん、……あーん、してください」

大人の都合に負けずにがんばれ!

★★★★
posted by あにあむ at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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