2012年04月03日

生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録(10)


著者:葵せきな
出版社:富士見ファンタジア文庫
生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録(10)

ついに生徒会の一存も終了です(厳密には、番外編や短編集がまだあるようですが)
会話を楽しむ小説として、ラノベに一ジャンルを築いたシリーズでした。基本的に生徒会室を出ずに、特定の登場人物による「日常会話」を延々と描き続ける。普通に考えたら、すぐに飽きてしまいそうなものなのに、10巻まで読み続けました。単発モノとしてはともかく、シリーズを続けることが難しいのは、類似シリーズが失速することでわかるかと思います。

今回は、卒業式描写がメインとなります。その間に、最後の生徒会が描かれるという(あ、逆か)構成になっています。生徒会ヒロインたちと、杉崎の人間関係が明確に示され、別れという現実を突きつけられます。特に杉崎は、本来在校生として先輩を送り出す立場であるはずが、気がつけば現生徒会メンバーで唯一学園に「残される」立場であることに気づいてしまいます。

杉崎の「ハーレム構想」は、どのような結末を迎えるのか、シリーズラストにふさわしいエピソードでした。

今後、短編集が一冊と、杉崎中心の後日談が番外編として数冊(最低2冊?)発刊されるそうですが、中だるみしていた頃と同じような、倦怠感漂う出来にならないことを祈っています。

★★★★
posted by あにあむ at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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