2011年10月07日

花X華(3)


著者:岩田洋季
出版社:電撃文庫
花X華(3)

花と華。二人の「はな」と主人公 夕が織りなす青春群像。ベースに映像があるため、全体の雰囲気も、セピア色の風景になっています。前巻で撮影されていた短編映画ができあがるまでの、短い夏休みが描かれています。一度しかない「高校2年の夏休み」 二人の「はな」との思い出をたくさん残していこうとする夕ですが、華が家庭の事情で避暑地に行ってしまうところから、それぞれの想いが大きく動くことになります。
夕を巡って、鞘当てをしていた二人の「はな」。華がいなくなることで、花に大きなアドバンテージが生まれるはずだったのですが、自らの意志でなく夕の元を離れなければならなくなった華のことを想い、うまく立ち回れない花。「花」の優しさが、描かれていきます。そんな中、プール・肝試しという定番イベントで、花と夕の仲に進展があり...
少し切なくなるような、恋愛小説といった感じになってきました。どことなく『みゆき』の頃のあだち充に似ているような...
今回は花一人というシーンが大半のため、夕が「はな! ステイ!」と叫ぶシーンが少なく、その点は残念。

コメディというほど軽いノリではありませんが、湿っぽい話ではなく、古きよき時代の青春ドラマを見ているような読了感を得ることが出来ました。

★★★☆
posted by あにあむ at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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