著者:葵せきな
出版社:富士見ファンタジア文庫
生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2
「生徒会の一存」シリーズ外伝の2巻目です。すべて短編で構成されており、半分がドラゴンマガジン初出、半分が文庫書き下ろしとなっています。ドラマガ初出分は、本編を知らない人への、カタログ的要素があるようで、ドラマガ内輪ネタ(スレイヤーズなど)をベースに、いつもの生徒会メンバーが、いつものグデグデ会議をするという流れとなっています。まあ本編とほぼ同等。少し登場人物が増えるくらいのものです。外伝「黙示録」の存在価値は、後半の書き下ろし部分に凝縮されているといってもいいでしょう。
書き下ろし部分は、生徒会メンバーだけでなく、それ以外の人物も含めて、各編の主役を掘り下げたものになっています。生徒会室や学園内ではなく、鍵がバイトしているコンビニや新聞屋さんといったところでの、エピソードになっている点も、特徴の一つです。
今回のエピソードの中では、椎名姉妹のエピソードがお気に入り。鍵の「いい人」路線はいつもの通りながら、ヲタでゲーム廃人の真冬ちゃんも実は...という真冬ちゃんがバイトするエピソード。真冬ちゃんの以外な(というと失礼ですが)素顔を見ることが出来ます。もう一つは深夏のエピソード。こちらは深夏らしいというか、碧陽学園の生徒が「いかにお人好し」かを表したエピソード。この姉妹のエピソードは、微妙にリンクしていたりします。まあくりむが生徒会長出来るような学校だし、本編で描写される生徒(その他大勢)も、結束力が高いことは分かっていましたが、これほどとは...あ、あと真儀瑠先生が案外先生しているってのも、驚き。
しかし、現実に生徒会役員が身近にいたら、結構うっとうしいだろうな(^^;
★★★★
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