2009年08月13日

ほうかご百物語



著者:峰守ひろかず
出版社:電撃文庫
ほうかご百物語

第14回電撃小説大賞「大賞」受賞作品とのこと。ピュア可愛いイタチさんと、ちょっと変わった美術部のお話。
忘れ物を取りに戻った高校生である真一が、夜の学校で見たことのない少女に声をかけられます「いきなりで悪いけど、あなたの血、吸ってもいいかな」と... 偶然(どんな偶然だ)昼間に美術部の先輩から、イタチの話を聞いていた真一は、彼女の正体を「イタチ」と見抜いて、難を逃れます。ところが、このイタチ少女のピュア可愛さに一目惚れした彼は「絵を描かせて欲しい」と要求。そこからイタチさんとの不思議な学校生活が始まります。

タイトルからわかるように、いろんな妖怪が出てきます。人間に害をなす者、なさないもの、様々な妖怪を、美術部先輩である経島御崎の知識とイタチさん(途中から他の妖怪も仲間になりますが)の妖力で退治していくというお話。一番最初に出てくる妖怪は「のびあがり」対するイタチさんが使えるのは、基本的に火炎系の技のみ。なので、水系の妖術を使う妖怪には太刀打ちできない...
てなことより、この小説のキモはイタチさんの可愛さでしょう。百物語という暗い話を、イタチさんの純情さが救っています。そこへ真一の直球対応「イタチさんが好きだ!」と本人の前で叫ぶは、抱きつくは...それらが悪意や下心のない純粋な気持ちの表現だからタチが悪い。それにイタチさんは可愛くわたわたして...

それぞれのキャラがしっかりしているので、なかなかおもしろい小説になっています。すでに5巻まで発売されているようなので、じっくり読んでいかねば(って、なぜか手元に5巻だけあったりするんですが(^^;

★★★☆

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posted by あにあむ at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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