2009年07月01日

ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語(1)



著者:諸星 崇/グループSNE
出版社:富士見ドラゴンブック
ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語(1)

久しぶりに硬派なリプレイというのが第一印象。いや、かなり軽い部分もあるのですが、ファンタジーリプレイの王道的な進め方になっています。ロードス島戦記のリプレイの頃に似ています。
GMによって、舞台背景が明確にされ、キャラの背景もしっかり考えられています。それぞれのキャラが目的意識を持って(一部怪しいキャラもいますが)、事件の真相に迫っていく。シティアドベンチャーで情報を集め、ダンジョンシナリオで盛り上がる。私がTRPGを知った頃のファンタジーRPGの王道的ストーリーです。

最近、SNEがF.E.A.R.のように派手な戦闘(それはそれで面白いのですが)に走ったり、「たのだん」のように、TRPGというよりは、ファミコンRPGを遊んでいるところを描写したかのようなリプレイばかりになってきたので、この作品の登場はありがたいです。

主人公は、焼失した村唯一の生き残りであるエイベル。彼女が事件から10年たって、真相に近づくべく、仲間達と冒険に出るというのが大筋。そこには不思議な魔動機文明の遺産や、闇市場、黒いルーンフォークというキーワードが絡んできます。

グラスランナーが懐かしいな。過去のSNEグラスランナーの系譜通り、予想外の行動をとり、パーティを混乱に陥れたり、GMを混乱に陥れたり。よくも悪くもトリックメーカーとして活躍しています。

全体的に、リプレイの教科書的な本になっています。

★★★☆
posted by あにあむ at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンブック
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