2009年04月03日

デモンパラサイト・リプレイ 極道☆キラリ(2)


著者:藤澤さなえ、グループSNE
監修:北沢慶
出版社:富士見ドラゴンブック
デモンパラサイト・リプレイ 極道☆キラリ(2)

女装少年が登場するでもんぱリプレイの第二弾。でもんぱの不条理さを描かせれば日本一の藤澤GM作品なので基本的には面白いのですが、やり過ぎ感があり、少しひき気味というのが正直な感想。

「社会秩序を守る」ことを行動規範にしているセラフィムエージェント、春日輝。エージェントのわりに極端に気の弱い輝少年は、極道娘(言葉通りの意味)である桜川らいかと知り合い、女装少年として、悪魔憑き事件を解決していく...そういう流れのTRPGです。脇にはトカゲキャラがいたりと、なかなか面白いパーティとなっています。

で、なにがやり過ぎって、この二人のロールプレイ。輝の気の弱さはともかく、らいかの「わがままお嬢様」はやり過ぎです。一巻の時からそうだったのですが、この巻では、我が儘さに拍車がかかっております。それと「極道の娘」という出自を都合よく利用しすぎ。学校の屋上で異形化して、大立ち回りを演じ、その後を一般人である先生に見とがめられたにもかかわらず(ついでに警察にも)「桜川組の娘」というだけで、なかったことにしてしまう。これって、どう考えても無理でしょ。あまりにもらいかに甘いマスタリングとしか、いいようがありません。内輪受けのセッションならいいのですが、読者はこれじゃ納得出来ないです。

このらいかお嬢様の我が儘は、佳代子(桜川組に負けた組のお嬢様)への仕打ちでも爆裂しますが、こちらもやり過ぎ。いくら極道の世界とはいえ、いえ逆にそういう世界だからこそ、仁義はあるはず。単なるいじめに過ぎない数々の仕打ち。それに耐える佳代子という図式になっていますが、耐える理由が分からない。またこの仕打ちは輝にも向けられるのですが、輝にいたっては、なぜらいかに従う必要があるのかさえ不明。ヤスというチンピラをいいように使っていますが、これも酷い。らいかを蹴落とすことをしないと、後味がどんどん悪くなってしまいます。

らいかのプレイヤーは、もう少し「一般常識」を身につけて欲しいですし、GMももっと普通のマスタリングをして欲しいです。まるで、GMがらいかに弱みを握られているようで...ってまさかリアルにそんな状態じゃないですよね?(爆)

★☆
posted by あにあむ at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンブック
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