2009年02月27日

司書とハサミと短い鉛筆(2)


著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
司書とハサミと短い鉛筆(2)

タイトルに並んだ3つの名詞。まったく関係がないというほど離れていないので、三題噺のお題にはなりませんね。それはさておき「戦闘司書」であるフィフと、時間を止めることが出来る「普通の人間」文人の物語。その2巻目となります。
フィフは「仕掛け絵本」の仕掛けが実体化した女の子。紙から出来ているという特性上、水や炎に弱いという弱点があったりします。彼女を構成している(?)のは、仕掛け絵本に書かれたもののみ。つまり、服が描かれていなければ、裸になってしまうわけで...1巻でもぱんつをはいてなかったのですが(文人が女の子用のぱんつを作れなかった)2巻冒頭でも、そのネタが引っ張られており、死ぬ思いで購入した女の子用ぱんつをベースに文人が作成したぱんつは「かぼちゃぱんつ」だったようで、フィフははくことを拒否したため、2巻を通してぱんつをはかないまま...まあ、そういったシーンが所々に散りばめられております。
2巻では、焚書鬼との戦いを中心にストーリーが進みますが、文人を巡る女性関係がいろいろとややこしくなってきているようで...見え見えの好意を示すフィフ(ツンデレというほどツンがない)、密かに(でもないけど)思いを寄せる同級生、さらにはよくわからないが関心をもっているのは確かな学校司書の夏宰。さらには新キャラが加わってラブコメの要素が増えております。

少しずつ工作の腕を上げて、精巧な仕掛けを作ることが出来るようになってきた文人。それに合わせてレベルアップしてきた敵。RPG的な楽しみ方も出来ますし、案外懐の深い小説となっています。正直文人の性格はうっとうしいのですが(ひねくれ者は嫌いだ)彼をとりまく人たちが明るいこともあり、全体として暗さが中和されています。あとは、ネットと活字のどちらが「偉いか」という、踏み込んで行けない命題にどうやってケリを付けるのかだけが心配。

これから先も、ラブコメと戦闘シーンのバランスをとった状態で続けていって欲しいシリーズですね。

★★☆
posted by あにあむ at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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