2019年11月29日

妹がブラコンであることを兄だけは知っている。


著者:ミヤ
出版社:スニーカー文庫
妹がブラコンであることを兄だけは知っている。

並木朱莉の兄が主人公。朱莉は才色兼備で容姿端麗。一方主人公はなんの特徴もないモブ。当然というか、普通に妹からは冷たく当たられるごく普通の兄妹……ところが、中三の時、偶然朱莉の部屋で「お兄ちゃんノート」を見つけてしまってから、二人の関係は大きく変わっていく。ノートには、主人公の言動が事細かに記され「お兄ちゃん大好き」とデレデレな文章が……さらに部屋に監視カメラや盗聴器が仕掛けられていることが判明。そして高二の夏、朱莉の「お兄ちゃんを監禁して私なしでは生きられないようにする」という計画を知る。主人公が取ったのは「逃げ出す」という選択肢ではなく「兄妹として仲良くなり、妹の暴走を止める」というもの。

よくある妹が「ヤンデレなブラコン」というストーリーですね。文章自体がしっかりしているので、破綻なく読むことが出来ます。ただ妹の暴走が酷すぎて、それが嫌な人も多いかもしれませんね。「お兄ちゃんノート」はともかく、兄の部屋に盗聴器や監視カメラをつける妹。愛情ではない感情しか見えてきません。さらにお兄ちゃんを想っての一人エッチシーンもはっきりと書かれており、しっかり「イクッ!」というシーンまであります。ラノベだと、このあたりはぼかすのが普通じゃなかったっけ? なんでもぶっちゃけりゃいいってもんでもないんだけどなあ。そんなシーンがなくとも、極度のブラコンっていう描写は出来るだろうし。一人エッチシーンは、何度か出てきており、こうなると「感情として好き」というのではなく、単純に「性愛対象として」兄を見ているとしか思えない。そのため、ラブコメ感が減っているんですよねえ。もったいないなあ。

★★☆
posted by あにあむ at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | スニーカー文庫
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