2018年12月07日

てのひら開拓村で異世界建国記(4)


著者:星崎崑
出版社:MF文庫
てのひら開拓村で異世界建国記(4) 〜増えてく嫁たちとのんびり無人島ライフ〜

無事カエデの父親探しを終え、島の整備を進めるカイたち。神殿に対抗して、軍備もしなければいけないけど、資源は限られている… 一方開拓村は、レベルが上がりお世話エルフが一人増えます。食・衣に続いて住を司るエルフです。彼女の能力により、家が大きくなり、かつカイが前世(転生前)に遊んでいたゲームが再現されます。カイの記憶を元にしているということですが、便利な能力ですね。

春を迎え、島に神殿の船が来る季節になりました。今年、船から捨てられたのは子供ではなく、元神官であるローザ。彼女は「時を止める」能力があり、神殿で500年にわたって、時をとめる作業をしていました。その気の遠くなるような日々は、後継者となる新人神官が見つかったことにより、終わりを告げますが、彼女を待ち受けていたのは、自由ではなく孤島への島流しでした。神殿では、この島では人間は生きていけないと考えられているので、実質は口封じの死刑。ローザから新しい神官はルキアという名前の女性と聞き…それはカイの妹の名前でした。生き別れた妹を探すため、特級審問官のビーエを見つけるため、神殿へと乗り込むことに…

今回は、妹捜しがメインテーマとなっています。構成として、章中にルキア視線で描かれている部分もあり、お互い相手を必死で探しながら、すれ違っていくせつなさを感じます。ますます神殿の「悪意度」が高くなっていっていますね。このまま進むと「のんびり無人島ライフ」から、神殿との全面戦争に移行してしまいそうです。

神殿の街で、カイたちは米と小豆に出会います。それらを購入し、開拓村に入れることで、開拓村のレベルも一気に上昇。ますます便利になっていきます。こちらは、従来とおりのほほんとした雰囲気が残っていますね。エルフたちによる葡萄酒作り(乙女によるぶどう踏み)なども描かれており、スローライフを楽しんでいます。

バランスが壊れないことを祈って。

★★★☆
posted by あにあむ at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫
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