2018年05月23日

恋愛至上都市の双騎士


著者:篠宮夕
出版社:ファンタジア文庫
恋愛至上都市の双騎士

かつて世界を救い「双騎士」の名を持つ、勇也と藍葉。二人が次に頼まれた仕事は、一度倒したにも関わらず未来に復活する魔王討伐。そのため、タイムマシンで送り込まれたのは未来。そこは、恋愛感情が生むエネルギーで戦う世界でした。ハグに添い寝に恋人つなぎ。過激なスキンシップもすべては世界を救うため。

この世界の主力武器は「恋愛銃」使う人の、恋愛エネルギーが高まれば、強力な武器になるというもの。なんとか強くなるために二人はやむなく、「優しく、ぎゅって抱きしめてください」戦闘中にハグしたり。「先輩、顔近いですっ…まだ心の準備が」訓練で壁ドンさせられたり。「この戦闘服、スカート短すぎです…!」ギリギリな衣装を着せられたり!? お約束として、いつも生意気な態度をとっている藍葉は、勇也のことが好きで、少しずつドキドキが隠しきれなくなっていきます。二人はイチャラブで世界を救うことができるのか?

この世界では、恋愛がすべてということで、その恋愛も男女のものに限られているような印象です。少なくとも二次元妻は認められておらず、テロリスト認定されているようです。でも年齢に対するタブーはあまりないようですね。恋愛至上主義というより、スキンシップ至上主義なので、街中でもキスは当たり前。それ以上のことをしているカップルも多々見受けられるという、なんというかな世界になっています。

藍葉が、勇也のことを好きという設定があるので、ストーリーが面白くなっています。さらに勇也が、雰囲気に流されていないところも好感が持てますね。積極的に迫ってくる(この世界では、童貞・処女は馬鹿にされる)女性から実を守るためスタンガンを装備して「そういうわけで僕は大丈夫だ。お前が襲ってきても確実に意識を刈り取れるぞ」とすごむなど、脱力系でもあります。

少々(かなり)ご都合主義な展開になっているのが残念。特に後半一番盛り上がるところで「別に主役この二人でなくてもいいんじゃない?」という疑問が生じる展開だったのが一番残念ですね。救国の双騎士というのであれば、彼らでしかなしえない「なにか」を追加したほうが、もっとおもしろかったかと。

★★★☆
posted by あにあむ at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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