2018年03月23日

陰キャになりたい陽乃森さん Step1


著者:岬鷺宮
出版社:電撃文庫
陰キャになりたい陽乃森さん Step1

主人公は鹿家野。陰キャを自認するブロガー。陰キャと陽キャは、決してお互い理解し合うことはなく、自治体レベルで隔離して生きていくべきというのが主張。
そんな鹿家野に、陽キャ中の陽キャ、陽乃森が接近してきます。さらに「わたしに陰キャを教えてよ」と言い出します。異文化激突青春ラブコメとのことです。

うーん、入ってこないですねえ。まずは、スクールカースト(そんな言い方があるんですね…)をたった二つに分けてしまっていることで、現実感がなくなっています。現在の学校はそうなんだ!といわれれば、それまでですが、人間ってそんな単純なものではないはず。いわゆる「中庸」という存在は必ずいるはずで、そもそも「わかり合えない」と言っている時点で、それはキャラではなく、単なるコミュ障。それ以外にも「陽キャは空気を読めること」を条件に上げているのに、完全に空気が読めていない発言を繰り返しています。そもそも人の性癖を大声で確認するってのは、どう考えても「空気がよめない」人の行動。陰陽以前に、人としてどうかというレベル。それも高校生ですからね。言っていいことと、悪いことの差くらいわかるはず。後半に出てくるBLの話は、まあそりゃ知らなかったら、聞いてしまうよなというレベルで、前半のものとは意味が違います。
とりあえず、前編通して陽乃森の言動がイラつくレベルですし、主人公も同じ。コメディな感じがまったくせず、結局はコミュニケーションの取り方をうまく学べなかった人間同士が、傷なめ合っているだけに見えてしまいます。
タグ:ラブコメ
posted by あにあむ at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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