2018年02月23日

お前(ら)ホントに異世界好きだよな


著者:エドワード スミス
出版社:電撃文庫
お前(ら)ホントに異世界好きだよな 〜彼の幼馴染は自称メインヒロイン〜

主人公・匡一郎は、異世界なんてフィクションだと言い切っていた。しかし幼なじみの亜希奈は、アニメやラノベが大好きで、異世界ラブ! ところが、現実主義者である匡一郎が、世界神会議から依頼され、神々の代行者として、異世界の平和を守ることに…
異世界の魅力が詰まったドタバタ・ファンタジーというジャンルだそうです。

匡一カと亜希奈は、同一日時に同一病院で生まれ、家も向かい合わせという絵で描いたような幼なじみ。匡一カのメインヒロインを自称しているくらい、匡一カラブなわけですが、二人の間には、言葉を越えた信頼関係があるようです。いい関係ですねえ。

匡一カを異世界に呼ぶ出したのは、ミカリアという女神。見た目は美少女な女神ですが、その内面はポンコツ。本来の召喚タイミングを誤ったため、異世界召喚者が見るはずのない、世界(異世界同士をつなぐロビーのような存在)に滞在させてしまったり、匡一カだけしか召喚しない予定が、一緒に亜希奈まで召喚してしまうなど、ポンコツ度合いはかなりのものです。

匡一カが世界神会議から依頼されたのは、元の世界に戻らず、居座っている現世界人を連れ戻すエージェント。本当は依頼を受けるつもりはなかったけど、あまりにも亜希奈が喜んでいるので、条件付きでOKします。それは「一度だけ、正当な対価が必要」というもの。労働条件も含め、契約書を作り上げる匡一カ。それが世界神にも受け入れられ、エージェントとしての仕事を始めます。ミカリアはポンコツで役に立たないのですが、匡一カと亜希奈は、それぞれの足りないところを、お互い埋め合い、また支え合いながら、亜希奈が跳ね回り、解決していきます。どうやら匡一カの過去には、現実主義者にならざるおえなかった事情もあるようですが、それを亜希奈はくみ取り、過剰な干渉もせず、それを含めて匡一カとみているところがいいですね。依存ではなく、見事な共存。二人でいることにより、どちらかが我慢するという考えがない相棒同士。

世界神も、偏った考えではなく、フラットにいろんな意見を取り入れ、かつ判断が速く、意思決定機関としては最高の存在ですね。こんな神様たちに、見守れているのであれば、世界もよくなっていくだろうなあ。ミカリアのポンコツ度が少々気になりますが、そこは調和神。なんだかんだで、つじつま合わせしています。

★★★☆
posted by あにあむ at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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