2018年02月06日

うさみみ少女はオレの嫁!


著者:間宮夏生
出版社:電撃文庫
うさみみ少女はオレの嫁!

彼女いない歴=年齢な浦島麟太が主人公。こいつらだけは仲間と思っていた、ゲーム仲間から次々に彼女ができたと告白され、思わず逃げ出し、橋の欄干にもたれたらもげて堕ちてしまった…。やたら長い走馬灯を経験し、なぜかUFOにはねられ、気がついたら月面に。目の前には、うさみみの生えた美少女がいて、しかも月の民のお姫様で、さらに結婚を迫られ…と夢のような展開…お姫様・輝夜が提案してきたのは、実際には政略結婚させられそうだから、ニセ夫婦になって欲しいというものでした。偽装結婚から始まるラブストーリー。二人の不純異星交友はどうなるのか?

ベタです。ベタベタなラブコメです。でもそれがいい!下手に小細工がないぶん、ムズムズさが直接響きます。輝夜が、すこしズレてはいるものの、純情まっすぐなところがいいですね。目先の政略結婚が嫌ということで、麟太とニセ夫婦になるものの、時々恥じらうところなんかもう。地球にお持ち帰りしたいくらいです。麟太も、死んだ魚ような目をして、髪がボサボサながら、お人好しというか行動が男前で好感が持てます。この作品は、エロ要素がないことも成功していますね。最近安易なエロコメが多くなっていますが、これにはそのようなシーンがない。だからラブコメの王道ど真ん中という感じなんです。ギャグはすべっているところも多々ありましたが、とりあえず「勢い」で押し切ったというところですね。

ヒロインの名前がカグヤだからか、主人公の性格がそうさせたのか、別作者の別作品を彷彿とさせるシーンがあったのが残念。ヒロインの行動も、月の姫という設定も、似ているんで仕方がないか。昔話をテーマにしている作品は多いですからね。この作品の特徴は、かぐや姫と浦島太郎が合体していることでしょうか? 竜宮城=月の宮殿 ってことは、太郎が助けた亀は「ガメラ」だったんですね(;¬_¬) 当時は宇宙という概念がなかったから、海の底となって伝わったのでは? と太郎が推測していますが、じゃあ「タイやヒラメの舞い踊り」はどこいった? ってどうでもいいですけど。

ラストまで、ラブコメ王道なので、安心して読めます。途中から鬱展開ってこともありません。スタートダッシュのままゴールインしています。もう少し続きが読みたくなる、そんな作品でした。

★★★★☆
posted by あにあむ at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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