2017年12月28日

魔力融資が返済できない魔導師はぜったい絶対服従ですよ?


著者:真野真央
出版社:MF文庫
魔力融資が返済できない魔導師はぜったい絶対服従ですよ? じゃあ、可愛がってくださいね?

魔力は規格外なのに、魔法が使えないヒカゼが主人公。彼の職業は「魔力の融資屋」。魔法が普通に使われている世界が舞台ですが、魔力を融通するということは、普通できず、ヒカゼのオリジナル能力のようです。
そんなヒカゼが創国祭が開催されている、魔法大国アリアウェルに到着したとたん、少女のスリに遭います。追い詰めると、彼女はアミカと名乗り、逆にヒカゼに助けを求めます。どうやら借金取りに追われている模様。神魔導師を自称していますが、絶対魔力量が少なく強力な魔法が使えない模様。これを商機とみたヒカゼは、アミカを顧客第一号として大量の魔力を融資します。結局、借金の肩代わりもすることになるヒカゼですが、アミカは不良債務者。「絶対返そう」とさせるために、契約では人間としてのプライドを捨てさせるような「犬のように従順に命令を聞く」という強制力を与えていたのですが
「私このまま犬でいいんじゃないかな?」
「おまえプライドはないのか!?」
と犬な扱いを受け入れてしまいます。さらに万が一を考え追加されていた「乙女の尊厳」もだめ……いや、いまはいているぱんつを脱いでしまい、以降ぱんつが穿けなくなるという強制力なんですが、それすら受け入れてしまいます。「スースーして気持ちいい」なんだかなあ。結局、このアミカを助手として融資屋をスタートするのですが、なぜか不良債務者ばかり集まってきます。さらに国家レベルの騒動にも巻き込まれ……

以前、生命を数値化し、その分の金貨がなくなったら死ぬという設定の、融資屋の話はありましたが、魔力の融通ですか。でもいまいち融資先がわかりにくいですね。アミカのようなパターンがないと融資必要なさそうだし……そもそもヒカゼは魔法が一切使えないですし、魔力で食べていくことはできないので、魔力融資で利息を魔力でとっても、生活が成り立たないはず。まあそこは、とあるパトロンが後ろにいるという設定なんですが、それが見えるまで、理解ができませんでした。理解できてからは、楽しく読めましたけどね。

アミカが絵に描いたような不良債務者。あまりの債務量に、返却しようという意思が飛んでいます。普通ならプライドとして許せない「犬扱い」。さらに年頃の少女として、もっと許せないであろう「ぱんつはけない」 でもなぜかアミカは、ミニスカートのままだし、その格好でお座りもしている。えー、正面にいくと見えてはいけないものが、見えているような気がします。作品はエロっていうよりも、コメディ色が強いんですけどね。アミカがアホの子であるため、他ヒロインも引き立っています。ヒカゼはある意味鬼畜なんですが、アミカのおかげで非常に明るいコメディになっています。

★★★☆
posted by あにあむ at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫
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