2017年12月27日

14歳とイラストレーター(3)


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
14歳とイラストレーター(3)

大手レーベルから、ラノベイラストの依頼を受けた京橋悠斗。ところが、姉であり目標でもあるイラストレーター・京橋彩華が「その仕事、お姉ちゃんがすることになったから」と言い出します。さらに悠斗のスマホに一枚のイラストを送りつけ……そのイラストを見た悠斗は「勝ち目がない」と完全自信喪失。果たして悠斗はイラストを描くことができるのか?

元々姉に憧れ、イラストレーターを目指した悠斗。即売会でも注目されていなかった頃、ブースに彩華が現れたとたん、いろんな人が挨拶に来るようになります。彩華が悠斗を「弟」と紹介したことで、悠斗にも挨拶していく業界人たち。でもそれは、悠斗を認めた訳ではなく、彩華の付属物としての扱いにすぎません。その事実に打ち勝てず、イラストを諦めかけた過去もありました。そんな姉のすごさを改めて感じた悠斗。なんとか元気づけようとしてくれる乃々香に強くあたってしまい、自己嫌悪と負のスパイラルを落ちていきます。でも前と違ったのは、それでも支えてくれる仲間たちがいたこと。マリィやナスさん、錦といった友人たちの支え、そしてなにより乃々香の支えにより、徐々に気力を取り戻していきます。

今回は、マリィのかわいらしさが爆発している回ですね。前巻では、奇行が目立っていましたが、今回は「悠斗が電話してくれるのだったら」とスマホを買ったり、悠斗の後ろを忠実についていく子犬のような姿を見せます。見た目も含め、可愛い女性のようです。

ナスさんは、自分の気持ちに今回も気づいていないようです。というか、その状態で悠斗からもらった指輪をはめたままにするって、確かにストーカーホイホイですね。勘違いしてくださいって、言っているようなものですからねえ。

ハラミさんは、今回も奇行担当。どうやらこの作品では、ハラミさんがよかれ悪しかれ、ストーリーを動かす役目のようです。そういった意味では、次は乃々香に動きがでてくるのでしょうか? 本文でも強調されていますが、乃々香の両親はどのような教育をしているのか? 前巻はお泊まり旅行でしたし、今回は悠斗の部屋にお泊まり。でもビッチとは正反対の清楚さも持っている。不思議な少女ですね。

ブラコンをこじらせた彩華さんは、まっとうな大人になれるのか? ナスは自分の気持ちに気づけるのか? 乃々香は? ハラミは? マリィは? と気になることが多いシリーズ。すでに4巻も発行されていますし、一日もはやく続きがよみたいです。

★★★★
posted by あにあむ at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫
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