2017年12月12日

幸運なバカたちが学園を回す(1)


著者:藍藤遊
出版社:MF文庫
幸運なバカたちが学園を回す(1) 〜豪運ザコとカワイイ幼馴染〜

主人公・矢内総流は、特異な運の持ち主。ソシャゲでお気に入りのキャラが欲しくてガチャを回せば、まったく興味のないSSRを引いてしまう「要らない幸運」を引く体質。そんな妙な運の持ち主が通う学校は「すべてが運で決まる学園」−時間割・食堂のメニュー・席替え・試験、すべてがガチャによって決まるというトンデモない学園。さらに幼い頃、仲のよかった幼なじみに再会するが、小動物のようにおとなしかった幼なじみは、性格が変わっており、特に総流を目の敵にしていた……こちらも「要らない幸運」だったようで…

ガチャによって、すべてが決まるという謎設定な学園都市で生活する学生を描いたラブコメになっています。総流は「要らないSSRばかり引く」という運の持ち主で、例えば時間割ガチャを引くと、すべての時限で「SSR腹筋」…本来出にくいからSSRのはずなのに、なぜ? 一方悪運の持ち主である悪友・幸田和光は、SR自習を引く…学食に行くと、和光は、BLTサンドを、もう一人の友人・遠山徳盛は、十連でライス。総流はキャラメルマキアート…席替えガチャを引くと、レアな窓際最後部(目立ちにくい=居眠りできる)を引くが、隣には、なぜか嫌われている飯倉レナ(幼なじみ)が…ということで、「要らない幸運」ということなんですが、なぜか素直に共感できない。

和光、徳盛、三国志好きの霞ケ浦華恋が、総流とレナを仲なおりさせようと頑張るのが、メインストーリーとなっています。元々仲がよかったはずの二人なのに、幼少期のなにかが原因で仲違いしてしまった。だから、なかなおりさせようということですが、すべての行動にガチャが必要な学園の特性で、いろいろトラブルが発生します。さらに、総流の心のうち「昔のレナちゃんが好き」が暴走して、「狂気のロリコン」認定を受ける始末。

作者は、ヒロインを使って学園ギャグをやりたかったようですが、そのヒロインに魅力があまりないので、盛り上がりが…ギャグも結構すべってますけどね。たぶん、レナの口調があまりにもきついのが魅力半減させている原因。そういった意味では、2巻以降でどうなっていくか…レナがドブ姫と呼ばれている、運のなさがもっとギャグに生かされると、面白くなるかも。

★★★☆
posted by あにあむ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫
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