2017年11月21日

妹さえいればいい。(7)


著者:平坂読
出版社:ガガガ文庫
妹さえいればいい。(7)

前巻で、動き出した人間関係。那由多が過労で倒れたことで、さらに動きます。それまで「那由多と並べる実力をつけてから」と自制していた伊月が、ついに那由多と結ばれます。でもそこはこの作品。超肉食系な那由多に、最後の一滴まで搾り取られる伊月。若干、トラウマになったりして…いずれにしてもリア充真っ盛りな二人なんですけどね。そんな二人のラブラブ光線に、羽島千尋、白川京、不破春斗は当然影響を受けます。千尋は「自分は二人の邪魔になってしまうのではないか?」と落ち込み、京は二人の姿に涙し、春斗は? って春斗と京があっさりひっつくのかなと思っていたのですが、物語は単純にいかないようですね。春斗に熱心なアプローチをかける、新人作家(巨乳)の相生初が現れます。一途なアプローチに春斗の心は揺れ動くことに。ってこのままいくと京が一番不幸になってしまいそうですね。まあ千尋も十分不幸なんですが。

今回新人時代の伊月も登場しています。彼らがなぜ、ここまで大人な対応をしているのかという理由の一部が見えてきました。私自身もネットで感想を公開しているので、いろいろ考えさせられる話ですね。私のつたない文章を作者自身が見られることはないと思いますが、結構けなしていますからねえ。ただ一つだけ守っているのは「購入して、少しでも読んだ作品の感想しか書かない」ということです。他人の感想だけでdisるのは違うのかなと。作者の思いの数%しか読み取れなかった作品も多々あるのでしょうが、それでも「自分の感想」という最低限は守ろうとしています。ネット上に数多ある感想にまったく影響を受けていないといえば嘘ですが、自分の感性で置き換えるようにしています。そのため、世間評価とまったく違う評価になることもありますが、そこは「意見には個人差があります」ということで。

この作品、登場人物がみな大人です。いろいろな経験を糧にして、成長した人たちばかりです。だから面白いんでしょうね。

★★★☆
posted by あにあむ at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ガガガ文庫
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