2017年09月19日

魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(3)


岩波零
著者:岩波零
出版社:MF文庫
魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(3)

勇翔は、魔法学校の代表として魔闘会を勝ち進みます。次に対戦するイグニフェール魔法学院は、火山の真上に浮いており、その火山にある温泉には様々な魔法的効能があることが分かります。効能は本当に種々雑多で、魔力を回復してくれる温泉(回復の泉ですね)、逆に魔力を吸い取る温泉、なぜか全身が緑色になる温泉、首が長くなる温泉など…他にも、魔法で生成された服が消えてしまう温泉や、性別が入れ替わる温泉など…そんなとき、勇翔を訪ねてきた男が「オレも人体生成が使える」と言い出して…

温泉効能はお約束の順番で現れていますね。この世界では服を着たまま入るのが普通のようで、混浴に慣れたところで、服が消える。性別がひっくり返る温泉は、さらに人を狂わせる効能もあるのか、男性化した女性陣から、勇翔は襲われそうになります。結局、スカートがもっこりするほど元気になったナニが、女性用下着に締め付けられる痛みで我に返り事なきを得たのですが…

ここまでは、いつも通りのドタバタギャグでした。ところが、人体生成が使えるという人物が登場してからは、今までのストーリー進行とはまったく異なるスピードで物語が進み出します。具体的にいうと、打ち切りが決まって無理矢理当初の着地点に向かっているかのような(爆)いや、本当にそうなのかな? と疑ってしまいます。イグニフェール魔法学院の温泉騒動までは、かなり尺がさかれているのに、実際の競技会は一瞬。当初は、武闘会ノリにしたくないのかな? とも思ったのですが、どうもそれだけでなくいろいろなことが一気に進んでいます。実際今回でエンディング迎えていますからねえ。

ちょっと残念なのは、月華と陽奈が最後まで、人間として扱われていなかったこと。確かに元は刀だったけど、女の子として人格が与えられた時点で、もう少し扱いが変わってもよかったんじゃないかなあ。勇翔が転生した世界は、恋愛という概念が薄く、いきなり合体するのが普通な世界。そんな設定も生かし切れていなかったような。ラストがすっ飛んでいるので、印象が薄くなってしまいました。

★★☆
posted by あにあむ at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫
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