2017年08月29日

中古でも恋がしたい!(10)


著者:田尾典丈
出版社:GA文庫
中古でも恋がしたい!(10)

ついに二桁突入。前回の続きで修学旅行がメインエピソード。昨日京奈良ということで、奈良編になっています。京都で古都子とのデートに失敗した清一。謝罪するために、女子部屋へ突撃し、結果としてみっちり説教された朝から物語はスタートします。
最初は優佳のターン。奈良で別行動という名のデートに。古都子とのデートには、協力的だったグループメンバー(含む四馬鹿)も、相手が優佳となると違うようで、特に男子からは強烈な殺気を浴びせられる清一。今まで人前では決して名前呼びしていなかったのに、ついに優佳と声を掛けてしまい…まあ疑惑ではなく、完全二股状態なんですが、二股されている二人が納得している(少なくとも表面上)ということで、外野もあまり強く出られないもどかしさがあります。

優佳とのデートは、彼女の積極的なアプローチに清一がタジタジに。古都子に幸せになって欲しいけど、自分もあきらめないというスタンスなんですね。一方の清一は、古都子との一回目デートについて相談…なんだろうこいつ、イラっとしますね。このデートシーンで将来への伏線と思わしき部分があります。っていうか、まだ波乱が起こるのね…

古都子とのやり直しデートは、ほぼうまく行ったものの、最後の古都子の表情がひっかかる清一。このあたりは、すごく人の心を読むのがうまいんですよねえ。でもまわりいい人ばかりだな。大人も含めて…これだけ親身に相談にのってくれる人がいれば、大丈夫ですよ。今回清一が何度か口にする「どんな選択肢を選んでも、それを後から正しい事にしていけば良い」という考え方はいいですね。「自分で選んだ以上精一杯生きる」ということですよね。いいなあ。

最初は、かなり変人として描かれていた清一。どんどん成長して青春しています。一番傷つき、傷つけられる年齢を生きているんだなあ。

今回、修学旅行回ということで、あの妹は出てきません(最後に少し) なんかほっとします。高校生たちだけを描いてもらったほうが、いろいろ輝いたストーリーになりそうです。

★★★☆
posted by あにあむ at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫
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