2017年08月23日

レンタルJK犬見さん。


著者:三河ごーすと
出版社:電撃文庫
レンタルJK犬見さん。

レンタルビデオ見せTSURUYAで働く柴崎涼介が主人公。彼は中学時代に、隣の席だった女の子が自分の話をニコニコ聞いてくれるので、てっきり「脈あり」と告白したら、玉砕した…涼介は大好きな映画の話を熱く語っていたのだが、相手はまったく興味がなかったと…それがトラウマになっているので、恋愛対象は「がっつり映画が趣味な人」
ある日、新人バイトの犬見美咲・超絶美少女から「お仕事の相談なんですけど、わたしと付き合ってください!」と告白されます。なぜ? 驚く涼介ですが「映画オンチ」だからという理由で断ります。それでも美咲は「柴崎さんが映画好きしか愛せないというなら、映画を好きになってみせます!だから、一人前の店員になれるように、わたしを調教してください!」と、迫ってきます。映画オンチということ以外に、嫌いになる要素が少なそうな彼女の病的なアプローチを躱すことができるのか?

ストーリーは、よくあるものです。平凡な男の子(でも、なにかしら恋愛にトラウマを持っている)に、どう見ても不釣り合いだろうという美少女が告白するという…まあすぐにひっついてしまったら、小説になりませんけどね。でも端からみていると「もう付き合ってしまえよ!」と蹴りを入れたくなるウザさではあります。

舞台は、レンタルビデオ店。作者自身の経験も入っているようで、業務内容が細かく描写されています。それがこの作品の最大の欠点になっているんですよね。別に描写なくても、ストーリーは成立していますし、逆にストーリーを停滞させている部分のほうが大きいです。商業誌なんだから、もう少し内輪ネタ減らして欲しかったですね。

肝心のラブコメですが、こちらはなんていうか背中がむずむずするいい出来です。美咲のアプローチが若干病的ですが、それでも常識的な羞恥心はしっかり持っているようで、好感が持てます。一方的に押している時は強いけど、「かわいい」などと言われると、照れ照れになるところもいいですね。

美咲が映画オンチになった理由は、最後まで理解できませんでした。というか、涼介と一緒に映画(DVD)を見ている時の美咲の反応の意味が分からない…読者サービスシーンにしたかったのかなあ?犬見さんがかわいいので、すべて許せる気がする作品でした。

★★★☆
posted by あにあむ at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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