2017年08月19日

ぼくの日常が変態に侵蝕されてパンデミック!?


著者:相上おかき
出版社:ファンタジア文庫
ぼくの日常が変態に侵蝕されてパンデミック!?

夏休みの静かな夜の学校のプール。おあつらえ向けのシュチュエーションで、主人公が出会ったのは、スク水美少女。てっきりおぼれていると思い、助けようとプールに飛び込み、お姫様抱っこしたところ、なぜか彼女の腰のあたりから生暖かいものが…
『はわぁぁ、水の中でしゅるのキモヒぃぃですぅ…』
そう、少女は水中放尿が大好き(性的な意味で)変態でした。さらに、その身体は透き通っており…そう彼女は美少女で変態で幽霊でした…なし崩し(お約束ともいう)で、彼女に憑かれた和藤は、なぜか変態に巻き込まれ…ひき逃げ事故で、幽霊となった由宇。自称天才なロリ生徒会長や、クールな親友とともに、彼女をひいた真犯人を捜し出そうとドタバタする物語となっています。

久しぶりに突き抜けた変態が集まる小説を見ました。ここまで、振り切れていると、案外楽しくなってくるのが不思議です。由宇の無駄に明るいテンションが、本来シリアスなはずの物語を、コメディと化しており、そちらも楽しいです。

なんせ変態のオンパレード。
ロリ生徒会長は、本当にいろんな意味で天才チートな存在。主人公の前でスカートめくり、いちごぱんつを見せ、それに和藤が反応しなかったので「週3回オ〇ニーしているよ」と謎アピール。男はぱんつが好きなのではなく、それをはいた対象が「ヤレるか」で興奮すると論破したり…「私は男湯に入れるぞ。無毛だからな!」と放言したり…
幼馴染み(家も隣。部屋も隣同士で2階から出入り自由。中学1年まで一緒にお風呂にはいっていた「幼馴染だから一緒にお風呂に入っても許されるのよ」)も、見た目はクールな巨乳日本美人なのに、ナイフマニアで、実は和藤が好きで好きで、お風呂に一緒に入るために、妹を利用したりと結構危ない。親友は、すぐ脱ぐし、かつガチホモ?なヤツ。他に出てくる人物もみんな変態。

でも、一番の変態はメインヒロインってのが、この物語の業。女の子のおしっこを題材にしたラノベって案外あると思うのですが、どれも滑っています。中途半端になってしまい、途中から意味なくなっていたり、こだわりすぎてどん引きになっていたり…この作品は、ギリギリのところで、バランスされています。メインヒロインを幽霊にしたことが成功要因かな?

満点の作品という訳ではありません。やはり扱うテーマがテーマなので、受け付けられない人は多いでしょう。例によって「男の生理現象はどうなっている?」という疑問(もっともこれに触れたら、全年齢で出せませんが)も残ります。幼馴染みのキャラがぶれまくっているのも、マイナスかな。いろいろ伏線が張られているような気もするのですが、それを回収せず、ぶっ壊しているところも多々見受けられるなど、まだまだ未完成。でもこの突き抜けた感性は、これからの作品が楽しみになります。

★★★
posted by あにあむ at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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