2017年05月29日

天使の3P!x9


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
天使の3P!x9

春休みになり、ライブハウスで短期アルバイトを始めることにした響。お小遣い稼ぎよりも、潤たちのバンド活動に役立つアイデアを学ぶため。そこで、オーディションの審査員を経験したりして、ノウハウを身に付けていき…

今回一番のインパクト(悪い意味)は、冒頭の
「いくわよ。第一回『実妹検定』、スタートっ!」
…くるみは、どんどん変な方向に進んでいることは理解していましたが、もう完全に壊れてしまっていますね。ここまでいくと、もう普通には戻れそうにありません。うーむ。

それはさておき、響は「演奏がうまいだけでは、客を集められない」という事実に気がつき、リアン・ド・ファミユの新たな「色」を模索するようになります。例によって、作者さんの「ヴィジュアル系好き」が色濃く出ているので、すべてに同意できたわけではないですが、ほぼ同認識をもてる内容でした。特に「チューニングができていないバンドはダメ」には大賛成。特にアコギだけのユニットでチューニングずれていたら、どれだけメロディがよくても聞いていられないですからねえ。

バンドだけで話は進まないのも、このシリーズの特徴。今回は貴龍たちの生まれ故郷で行われる神事がメインイベントになっています。そこで貴龍(小梅)がいろいろ画策するのですが、他の小学生ずたちによって妨害され…

「私でよければいつでも使って下さいっ」(五島潤)
「こら、希美を差し置いて何してるのよ」(紅葉谷希美)
「はむ……天使の事情は、複雑なのです」(金城そら)
「あと少しでひびきが私だけのモノに…」(尾城小梅)
「貴龍様、さすがに厚かましい気が……」(相ヶ江柚葉)
「また別の女にちょっかいだしたわね!」(貫井くるみ)

このセリフの中で、小梅と柚葉のみが、正しい意味で使っています。それ以外は、いろいろとわかっていないです(希美はわかっているような気もしますが)
さらに今回も桜花のターンがあります。カップルとしては、この二人が一番しっくりくるんですよね。一番初心な反応だし。最近大人な対応をしている桜花ですが、とある状況では、幼女のようになってしまいます。まあ相手が響だからだろうなと、むずかゆくなりそうなシーンの連続です。

ラブコメの行方はどうなるのでしょうね。シリーズ最初のほうでは、ロウきゅーぶのように、潤がメインヒロインで、幼馴染みは引き立て役かな? と思っていたのですが、ここ数巻は、桜花のおいこみがすごいです。響も「異性」という意味で「好き」という感情を持っているのは、いまのところ桜花だけのような気もしますし…

バンドのほうは、リアン・ド・ファミユの今後の展開に少し明かりが見えたところ。ただその「色」は長持ちしないよ、という心配もあります…

★★★☆
posted by あにあむ at 11:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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