2017年03月27日

嫁エルフ。


著者:あさのハジメ
出版社:MF文庫
嫁エルフ。 〜前世と来世の幼なじみから同時にコクられた俺〜

異世界を救った功績を評価され、転生者見習いたちの教師をすることになったルミナが主人公。異世界での能力が封印され1/10になっているとはいえ、一般人からすれば脅威の力。それを知らずに喧嘩を売ってくる生徒を一なですると、生徒はボロボロ。それが原因で、ルミナが担当するのは、エルフの女神・ハイネと現世で死に別れた幼馴染み・千雨の二人のみ。ルールとして、ルミナは千雨を知っていることを明かすことはできない。果たして?

なぜか最初からハイネは、デレまくっています。「ハイネはあなたの嫁です!」と迫ってくるし、もうなんならいっそ身も心もすべて捧げます状態。一方、千雨は前世でいつも一緒にいてくれた幼馴染みであるおにいちゃん(=ルミネ)に会うのが夢。なんか哀しいですね。ところが、ルミナの優しさに触れて、千雨まで告白してきます。「わたし、このアホ女神だけには負けたくない!」 二人の間で始まるラブコメかと思いきや、なんとこの二人は同一人物らしい…このあたりから、ややこしくなってきます。転生する際のミスやトラブルにより、時空がおかしくなってしまったようです。さらに転生を扱っているのに、タイムパラドックスを表現しようとしたため、なにがなんやら…
ルミネ:現代社会で事故死⇒ファンタジー世界へ転生⇒中継点へ転生
ハイネ:ファンタジー世界で死亡⇒中継点で数百年眠る⇒中継点で目覚める
千雨 :現代社会で病死⇒中継点へ転生
なら問題ないのですが、千雨はハイネの前世だと…つまり千雨は現代社会で病死した後、数百年前のファンタジー世界にエルフ(ハイネ)として転生したことに…じゃあ、今いる千雨は?

ルミネの転生にも秘密があるので、時系列をまじめに考えるとよくわからなくなります。なので、この作品を楽しむ方法は「パラドックスなんて忘れて、同一人物によるラブコメ」と考えることです。ストーリー上「千雨がエルフとして転生しないとパラドックスが」とか書かれていますが、見なかったことにすべきです。

その前提でいうと、背中がむずかゆくなるラブコメとして楽しむことができます。

最近の転生は、ダイレクトに転生するのではなく、受付のような施設を経由するパターンが増えましたね。

★★★☆
posted by あにあむ at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫
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