2017年01月14日

デスゲームから始めるMMOスローライフ


著者:草薙アキ
出版社:ファンタジア文庫
デスゲームから始めるMMOスローライフ 敵はいるけど、まず家作り

ログアウト不可、ゲームの死は現実の死という『デスゲーム』と化したMMORPG「サバイバルアーツ・オンライン」。その世界に取り残されたミナトが主人公。彼は、もともとゲームをまったりと楽しみたいということで、DIYというパッシブを選択していました。いろんなものを作り出せるけど、売り物になるほどではないという役に立つのかわかりにくいスキルで、もちろんデスゲームにはまったく不向きです。そのため攻略組からは「足手まといにしかならない」と拒絶され…普通ならボッチになりそうなのに、なぜか自称嫁・ココ、元最強の猫娘や死にたがりの妖精などが集まってきて、プチハーレム状態。彼らは、このデスゲームを乗り切ることができるのか?

ネット上の書評には、辛辣な意見がならんでいますね。一番多いのが「SAO」の二番煎じという意見かな? 私は元ネタ本を知らないので、その部分での違和感はまったくありませんでした。ただどうもこのVRMMORPGという考え方がなじまなくて、そちらの違和感のほうが強いですねえ。ゲームとはいえ、痛みや血臭が漂い、人や獣を切った感触が残る世界。現実世界の記憶や感性を残したまま、楽しむことなんて所詮無理なように思えます。少なくとも私には無理。

まあ、それはさておいて、作品のほうですが、ヒロインズが可愛いので、仮想世界ということを抜きにすれば(まあいわゆるファンタジーですね)、楽しむことができました。それだと設定の意味が皆無になってしまいますが…

ただ「白目をむく」という言葉が多用されているのは、気持ち悪いです。もともと「目を剥く」という慣用句から派生した言葉だと思うですが、どうもその使い方が。この作者が「白目をむく」でどういう心境を表したいのかが、わからない。最初は「白い目で見る」といった感じなのかな? と思っていたのですが、どうもそうではないらしい。ヒロインに抱きつかれて「白目をむ」いたら、それって気絶しているし… あまりにも多用されているので、なにか別の意味(MMRPG的な)があるのかと思ってしまいました。このあたりは、編集者さんが違和感感じないのかなあ。

それ以外は、続きが出たら読んでみようかなというものだったのですが、ラストで読む気が失せてしまいました。いや、最初から想定できましたよ。それ以外選択肢がないくらい。でも、1巻の終わりで明記することないのでは? 残念です。

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posted by あにあむ at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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