2016年12月13日

モテなさすぎた俺は、とうとう人形に手を出した


著者:手水鉢直樹
出版社:電撃文庫
モテなさすぎた俺は、とうとう人形に手を出した

てっきりドールな意味の人牛緒だと思ったら、ゴーレムでした。まあモテなくて、リカちゃん人形手に持ったらホラーになってしまうわな。
主人公は泥ケ崎洋。土属性の能力がある調和学院高校の1年生。高校デビューして「モテたい」という願望があったが、もてない属性No1の土属性かつ死霊術士ということで、モテるどころか、虐げられる日々。どうも土属性って、こういうネタに使われることが多いですねえ。使い方によっては、かなり重要な属性だと思うのですが…
モテなさをこじらせた洋は、下心満載で「俺の嫁」となる美少女ゴーレムを錬成します。ところが、そのゴーレムはツンクールで記憶を失っていて…どう見てもマスターよりも偉そう。
「マスターたる俺が名付けてやる……俺乃嫁子だ」「却下。お前の名前は? どろがさきひろし……長い。生意気よ。略してドロシーね」とゴーレムに名付けられてしまう主従逆転状態。「嫁」という言葉が飛び交うドタバタ学園魔術コメディ。

ゴーレムを錬成して「俺の嫁」というのは、よくあるパターンですね。で、たいてい主従逆転しています。というか、そうでなければコメディとして成り立たないのですが…もっともこの美少女ゴーレム。ゴーレムというよりも、普通の少女としての思考を持っているので、対ゴーレムではなく普通のラブコメになっています。もう一ひねり欲しかったなあ。モテなさすぎて「人形」に手をだすというコメディがすっ飛んでいます。洋の彼女に対する態度も普通の女の子に対するものですし。単に「俺の嫁」と連呼しているだけだもんな。せっかく合法ロリ(というか、セルフロリ)な魔術協会長など濃いサブキャラがいるのだから、もっとひっかきまわせそうなのに。もっともこのおっさん、絶対ダメなことをしていたようなので、ギャグになりにくいというのはありますが。そんな犯罪者が記憶を持ったまま、幼女になると…いや想像するのやめましょう。このあたりも少々もったいないなあ。コメディとして使うのだったら、リアル犯罪な過去をだしちゃいけない。その時点で、いろいろ展開ができなくなるから。

ドタバタコメディに、リアルを持ち込み、重しをしてしまった感がありますね。もう少し考えましょう。

★★
posted by あにあむ at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178022895

この記事へのトラックバック