2016年12月12日

魔王なあの娘と村人A(11)


著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
魔王なあの娘と村人A(11)〜魔王さまと俺たちのグラデュエーション

前巻から間が空きましたが、これが最終刊。勇者・光ヶ丘翼から、魔王・竜ヶ峯桜子が「魔王」の個性を剥奪されるという情報がもたらされます。修学旅行のあたりから、おかしかった竜ヶ峯。果たしてこの話は本当なのか? そして村人A・佐東は竜ヶ峯を救うことができるのか?

修学旅行先で西の魔王と闘い、傷ついた佐東。想像以上にその傷はひどく退院まで時間がかかりました。そんな中、翼から噂を聞き、学校で確かめようとしますが、竜ヶ峯は修学旅行以来まったく学校に来ておらず、さらに修学旅行が途中で打ち切りになったことなどから、うまく行きかけていた個性者と一般学生の間も元に戻っており、一般学生は個性者を忌み嫌うようになっていました。個性者たちから竜ヶ峯の個性剥奪の話を聞くも、なにもできない単なる「村人」である自分を呪う佐東。そんな彼をみて、翼がそのままでいいのか?と嗾けます。表向きは「魔王がしっかりしないと、勇者としての個性が発揮できないから」という理由ですが、そこには佐東に対する想いが込められていて…敵に塩を贈るというか、佐東を想う心は本当だったんですね。

そんなこんなで竜ヶ峯の家を訪問する佐東。そこで竜ヶ峯本人からも噂が事実であることを告げられます。原因は「魔王としての個性を発揮していないから」「人類滅亡の方法を考えようとしても、他のことを考えてしまう」って、もう原因バレバレじゃないですか!その病は「医者でも治せない」ものですね。

竜ヶ峯、村人A、翼のラブコメとしてのエンディグは、まあそうなるだろうなと納得のできるものでした。ただ個性者と村人の関係改善という部分は結局なにも解決しないまま終わってしまったのは残念ですね。

★★★
posted by あにあむ at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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