2016年11月11日

ヴァルハラの晩ご飯(3)


著者:三鏡一敏
出版社:電撃文庫
ヴァルハラの晩ご飯(3) 〜金冠鳥と仔鹿のグリル〜

エインヘリヤルたちによるヴァルハラの動乱も落ち着いて、平和な日々が戻ってきました。しかしながら、その動乱によってエインヘリヤルたちには通称「ラタトゥイユの刑」が課せられ、肉が一切禁止。そのためセイの「晩ご飯」になるという仕事がなくなってしまいます。一時的なものとはいえ、暇になったセイはヴァルキリー姉妹を頼り、代わりの仕事を探します。そんな時、セイの前に強敵が現れ…それはヴァルハラ大農園を管理する鹿のイクス。セイのことを「お師匠様」と慕ってくれるのはいいけど、それ以上に別のあこがれが…思わずおしりを気にするセイ。ラノベでは珍しいBLな展開になるのか?
いや、彼が強敵なのはセイのおしりの危機という訳ではなく、食材として。セイに弟子入りしたことにより、彼も晩ご飯になるのですが、それを食べたオーディン様が「ンまぁ〜い」と大絶賛。そのため、セイは晩ご飯を首になってしまいます…存在意義がなくなる。それ以上にブリュンヒルデに会えなくなる…あせるセイは、またもやヴァルキリー姉妹に相談して…

ということで、今回はヴァルキリー姉妹に助けられる(?)セイという構図になっています。いままであまり描かれなかった姉妹も登場しており、セイの愛玩動物としての立ち位置が明確に描かれおります。といいながら、ブリュンヒルデやロスヴァイセはそれ以上の感情を持っているようですけどね。特にブリュンヒルデのデレが激しい。イノシシと長女エンドで決定したようなものです。
今回、ヴァルキューレとフレイヤがセイを手助けしていますが、実はヴァルキューレって暇なのでしょうか? なんだかんだいいながら、姉妹全員がセイの手伝いをしているよなあ。神話のイメージだと、もっと凜々しく世界を飛び回っている感じなんですけどね。

セイの食材復帰作戦は、一度大失敗します。それはセイがいろいろ鍛えてため。今までは、肉と脂肪が黄金律で混じっていたのに、脂肪が少なくなってまずくなってしまった…って確かに食材として見た時は、脂肪を大切にしますよね。うーん、難しい。

でも、セイっていったい何者なんでしょうか? ただの煤けイノシシじゃないですよね。「晩ご飯になる」というすごい仕事があるとはいえ、普通ヴァルキリー姉妹やフレイヤを使い倒すことなんてできないもの。不思議な存在です。実はかなり大物なのかな?

今回は、あまり重い話はなく(セイにとっては、死活問題だったのでしょうが)ヴァルキューレ姉妹とのほんわかした話が続きました。しかし次巻からは暗雲が垂れ込めてきそうです。ヴァルキューレ姉妹とのほんわかラブコメが続くことを期待していますが、それだけではダメなようですね。

★★★☆
posted by あにあむ at 09:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 電撃文庫
この記事へのコメント
発情期のオス猪は臭みがあり食用には向かないんですよね。
Posted by at 2016年11月13日 12:35
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